説明

携帯電話機、利用者情報管理装置、ワン切り電話着信防止システム・方法・プログラム

【課題】携帯電話の利用者がワン切り電話番号とする電話番号の着信を防止するとともに、利用者の一定のグループに関してワン切り電話の着信を防止するようにする。
【解決手段】携帯電話10は、送信されてきた電話番号が記述されたワン切り電話データが、記憶手段に登録されていると判定した場合には、着信があったことを非通知にし、記憶手段に登録されていないと判定された場合には、着信があったことを通知する。利用者情報管理装置20は、特定されたグループ識別情報及び携帯電話10に送信する電話番号を記述するワン切り電話番号等データが、記憶手段に登録されていると判定した場合には、携帯電話10の電話番号を携帯電話10に送信せず、一方、ワン切り電話番号等データ記憶手段に登録されていないと判定された場合に、携帯電話10に電話番号を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話と、着信した電話番号を当該携帯電話に送信する利用者情報管理装置とが、通信網を介して通信接続されたワン切り電話着信防止システムに関する。
【背景技術】
【0002】
今や、日本人の2人に1台以上の割合で普及し、便利な必需品になった携帯電話であるが、その一方、マナーを守らない利用者や迷惑なワン切り電話も多くなってきた。そこで、ワン切り電話の防止を解決する技術として、ワン切り電話の着信を管理する通信システム、並びに、携帯電話着信制限システムが開示されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0003】
特許文献1に記載されているワン切り電話の着信を管理する通信システムは、図24に示すように、ワン切り業者番号管理サーバ50の制御部503が、送受信部501で受信した通信端末装置からの電話番号を照合部504でワン切り業者番号データベース505に存在する番号であるか否かを判断する。制御部503は、ワン切り業者番号データベース505に受信した電話番号が存在する場合には、ワン切り業者からの着信を拒否するとともに、利用者に着信させない等の処理を施し、一方、存在しない場合には通常通りの着信処理を施している。
【0004】
特許文献2に記載の携帯電話着信制限システムは、図25に示すように、携帯電話端末66が、利用者が事前に設定した条件により不特定多数からの着信を制限するか否かを決定する条件として着信制限情報を記憶しており、そして、着信の際に発信者情報を取得して、着信制限情報に基づき、規制条件を満たした際に当該発信者情報を制限発信者情報として記憶し、その後、当該発信者に対して着信制限を実行するか否かを決定して、着信制限を実行する場合には、着信拒否設定を着信規制処理装置60に設定させる。着信規制処理装置60は、着信拒否発信者登録部602が、携帯電話端末66から送信されてきた着信拒否設定情報を基にして生成した着信拒否発信者情報を着信拒否発信者情報保持部601に登録する。着信許可判定処理部603は、着信拒否発信者情報保持部601に記憶されている着信拒否発信者情報を参照し、着信制限を設定している端末に対して着信を許可するか否かを判断し、着信の許可を拒否するものと判断した場合には、発信者に対して着信拒否通知を行っている。
【0005】
【特許文献1】特開2004−274256号公報
【特許文献2】特開2004−336637号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のワン切り電話の着信を管理する通信システムでは、ワン切り業者番号管理サーバ50により、通信端末装置53に着信した電話番号がワン切り電話番号であるか否かが判定されるのみで、通信端末装置53自体が、ワン切り電話番号であるか否かを判定しないので、ワン切り業者番号管理サーバ50によりワン切り電話番号とされない電話番号の中の利用者にとって迷惑なワン切り電話番号を利用者に通知してしまうという問題点があった。
【0007】
また、この通信システムでは、ワン切り業者番号管理サーバ50のワン切り業者番号データベース505に登録されているワン切り電話番号が、この通信システムを利用する通信端末装置53から不特定多数登録することが可能であるので、ワン切り電話番号の対象も必然的に多数になる。従って、通信端末装置を使用する利用者の例えば友人、親類等の一定のグループに関してワン切り電話の着信を防止するというきめの細かいサービスを通信端末装置53に提供することができないという問題点があった。
【0008】
特許文献2に記載の携帯電話着信制限システムでは、携帯電話端末66においてワン切り電話であるか否かの判定を、内蔵するメモリ中の着信制限設定エリア内に記憶されている情報すべてと比較しているので、携帯電話端末66がワン切り電話番号であるか否かの判定に時間を要するという問題点があった。
【0009】
また、この携帯電話着信制限システムでは、着信規制制御装置60の着信拒否発信者情報保持部601に保持される着信拒否発信情報が、着信規制処理装置60に通信接続されているすべての携帯電話端末66から広く収集した情報であるので、上記ワン切り電話の着信を管理する通信システム同様、ワン切り電話番号の対象も必然的に多数になり、携帯電話端末66を使用する利用者の例えば友人、親類等の一定のグループに関してワン切り電話の着信を防止するというきめの細かいサービスを携帯電話端末装66に提供することができないという問題点があった。
【0010】
そこで、本発明は、業者から受信したワン切り電話番号とされない電話番号の中にある、利用者にとって迷惑なワン切り電話番号を利用者に非通にすることが可能な携帯電話機、利用者情報管理装置、ワン切り電話着信防止システム、ワン切り電話着信防止方法、ワン切り電話着信防止プログラムを提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、上述した問題点に鑑み、携帯電話の利用者がワン切り電話番号とする電話番号の着信を防止するとともに、利用者の例えば友人、親類等の一定のグループに関してワン切り電話の着信を防止するという決め細かいサービスの提供可能な利用者にとって迷惑なワン切り電話番号を利用者に非通にすることが可能な携帯電話機、利用者情報管理装置、ワン切り電話着信防止システム、ワン切り電話着信防止方法、ワン切り電話着信防止プログラムを提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、ワン切り電話番号であるか否かの判定に要する時間を短縮可能な利用者にとって迷惑なワン切り電話番号を利用者に非通にすることが可能な携帯電話機、利用者情報管理装置、ワン切り電話着信防止システム、ワン切り電話着信防止方法、ワン切り電話着信防止プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の携帯電話機は、着信があったときに携帯電話機を呼び出した電話機の電話番号である発信側電話番号を取得する機能を備えている。そして、着信通知手段は、発信側電話番号がワン切り電話番号記憶手段に登録されていた場合には、利用者に対する着信通知を着信履歴への記録を含めて一切行わない(請求項1ないし請求項5)。
ここで、本明細書では「ワン切り電話」は、「着信側の電話機が着信信号を受信してから短時間のうちに発信側が回線を切断する着信側の利用者にとって迷惑な電話の呼び出し」という意味で用い、1コールで回線を切断するものに限定されない。また、「ワン切り電話番号」は、「ワン切り電話の発信側の電話機の電話番号」という意味で用いる。
【0014】
上記携帯電話機によれば、携帯電話機が独自に収集したワン切り電話番号を記憶したワン切り電話番号記憶部に、発信側電話番号が登録されている場合には、着信通知手段が着信通知を一切行わない。
そのため、ワン切り電話番号を利用者に非通とすることできる。
また、ワン切り電話番号記憶部に記憶されているワン切り電話番号は、携帯電話機が収集したものであるから、各利用者に合わせたきめ細かいサービスを提供することができる。
さらに、ワン切り電話番号記憶部に記憶されているワン切り電話番号は、携帯電話機が収集したものであるから、記憶されているワン切り電話番号の数は少ない。そのため、発信側電話番号がワン切り電話番号であるか否かの判定に要する時間を短縮することができる。
【0015】
上記携帯電話機において、受信時間を計測する計時手段と、受信時間があらかじめ定められた所定時間未満である場合に、発信側電話番号をワン切り電話番号記憶手段に登録する登録手段を備えるとともに、受信時間が所定時間未満である場合に、着信通知手段は着信通知を行わないようにしてもよい(請求項2)。
このようにすれば、ワン切り電話番号から始めて着信があった場合にも、ワン切り電話番号を利用者に対して非通とすることができる。
また、発信先の電話番号がワン切り電話番号であるか否かを判定する基準をコール周期等とは関係なく定めることができるから、着信の通知に音楽(いわゆる着メロ)や振動を使用している場合でも、判定基準を適切に定めることができる。
【0016】
上記携帯電話機において、携帯電話の利用者により構成されるグループ毎に定義された判定電話番号が登録された判定電話番号記憶手段を備え、発信元電話番号が判定電話番号記憶手段に登録されている場合には、ワン切り電話番号登録手段は作動しないようにし、記着信通知手段は、音声または振動による着信通知を行わないようにしてもよい(請求項3)。
ここで、本明細書では「判定電話番号」は、「ワン切り電話番号と判定されるべき呼び出しを行った場合でも例外的にワン切り電話番号とは判定されない電話番号」という意味で使用し、たとえば、携帯電話機の利用者の家族、友人が用いている電話番号が該当する。
【0017】
このようにすれば、利用者の家族等の電話番号を判定電話番号記憶部に登録しておくことにより、家族等が、通常であればワン切り電話と判定されるような呼び出しを誤ってしてしまった場合に、家族等の電話番号が、ワン切り電話番号記憶部に登録されることがなくなる。また、利用者は着信があったことを着信履歴を参照して知ることができる。
【0018】
上記携帯電話機において、判定電話番号を通信回線を介して接続可能なデータベースから取得し、取得した判定電話番号を判定電話番号記憶手段に登録する判定電話番号登録手段を備えるようにしてもよい(請求項4)。
このようにすれば、判定電話番号を複数のユーザで共有することができる。
【0019】
上記携帯電話機において、ワン切り電話番号記憶手段に登録されているワン切り電話番号と判定電話番号記憶手段に登録されている判定電話番号を、携帯電話機の利用者が属するグループの構成員がアクセスすることができるデータベースに登録するデータベース登録手段を備えるようにしてもよい(請求項5)。
このようにすれば、家族等のグループ毎に複数の利用者の複数の携帯電話機に記憶されているワン切り電話番号と判定電話番号を集約して、グループの構成員が共有できるデータベースを生成することができる。
【0020】
本発明の利用者情報管理装置は、発信側電話番号を着信側の携帯電話機に通知することができる通信仲介手段を備えている。利用者情報記憶手段には携帯電話機の利用者から成るグループの識別番号とグループの構成員の使用する携帯電話機の電話機の電話番号が、グループ別ワン切り電話番号記憶手段にはグループ毎に収集されたワン切り電話番号が記憶されている。
通信仲介手段は、着信信号があったときに、まず、着信側電話番号をキーとして利用者情報記憶手段を検索し着信側電話番号を使用する利用者が属するグループのグループ識別情報を取得し、つぎに、このグループ識別情報に対応するグループ別ワン切り電話番号記憶手段を検索し発信側電話番号が登録されているか否かを判定する。登録されていた場合には、通信仲介手段は、着信信号を着信側携帯電話機に送信する等の通信仲介を行わない(請求項6ないし請求項13)。
【0021】
上記利用者情報管理装置によれば、発信者側電話番号がグループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されている場合には、通信仲介が行われない。そのため、ワン切り電話番号を利用者に非通とすることできる。
また、グループ別ワン切り電話番号記憶部に記憶されているワン切り電話番号は、グループ別に収集されたものでそのグループの構成員にのみ適用されるから、グループの要求に合わせたきめ細かいサービスを提供することができる。
さらに、グループ別ワン切り電話番号記憶手段に記憶されているワン切り電話番号は、グループ毎に収集したものであるから、記憶されているワン切り電話番号の数は少ない。そのため、発信側電話番号がワン切り電話番号であるか否かの判定に要する時間を短縮することができる。
【0022】
上記利用者情報管理装置において、携帯電話機からの登録要求に応じて、携帯電話機から送信された携帯電話機が収集したワン切り電話番号を携帯電話の利用者が属するグループに対応するグループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録する管理装置側登録手段を備えるようにしてもよい(請求項7)。
このようにすれば、同じグループに属する携帯電話機が収集したワン切り電話番号をグループ別ワン切り電話番号記憶手段に集約し、グループの構成員に対して適用することができる。
【0023】
上記利用者情報管理装置において、管理装置側登録手段は、グループ別ワン切り電話番号記憶手段のデータ量、たとえば登録件数が予め定められた閾値を超えた場合に、グループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されているワン切り電話番号の中で最も長期間アクセスのないものに携帯電話機から受信したワン切り電話番号を上書きすることにより登録を行うようにしてもよい(請求項8)。
このようにすれば、グループ別ワン切り電話番号記憶手段が過度に大きくなり発信側電話番号がワン切り電話番号か否かを判定するのに要する時間が長くなるのを防止することができる。
【0024】
上記利用者情報管理装置において、グループ毎に判定電話番号を記憶するグループ別判定電話番号記憶手段と、携帯電話機からの登録要求に応じて、携帯電話機から送信された判定電話番号を携帯電話の利用者が属するグループに対応するグループ別判定電話番号記憶手段に登録する管理装置側判定電話番号登録手段と、携帯電話機からの送信要求に応じて、携帯電話の利用者が属するグループに対応するグループ別判定電話番号記憶手段に登録された判定電話番号を携帯電話機に送信する判定電話番号送信手段とを備えるようにしてもよい(請求項9)。
このようにすれば、判定電話番号を同一のグループに属する利用者の間で共有することができる。また、利用者が携帯電話機を買い換える場合に、グループ別判定電話番号記憶手段をデータの一時的保管場所として使用し、古い携帯電話機で使用していた判定電話番号を新しい携帯電話機に簡単に移行することができる。
【0025】
上記利用者情報管理装置において、判定電話番号送信手段により送信された回数が予め定められた制限回数を超えた判定用電話番号をグループ別判定電話番号記憶手段から削除する判定用電話番号削除手段を備えるようにしてもよい(請求10)。
このようにすれば、グループの構成員以外の者による不正な判定電話番号の取得を防止することができる。
【0026】
上記利用者情報管理装置において、利用者情報記憶手段には、携帯電話機の認証情報が携帯電話機の電話番号と対応付けて登録され、携帯電話機から送信された認証情報と利用者情報記憶手段に登録された認証情報を照合して登録要求および送信要求に対する認証を行う認証手段を備えるようにしてもよい(請求項11)。
このようにすれば、グループの構成員以外の者によるグループ別ワン切り電話番号記憶手段とグループ別判定電話番号記憶手段への情報の登録および読み出しを防止することができる。
【0027】
上記利用者情報管理装置において、認証情報は、携帯電話機の製造番号と携帯電話機毎に設定されたパスワードを含むようにしてもよい(請求項12)。
このようにすれば、通常自動的に送信され詐称しにくい製造番号と、携帯電話機に固有のパスワードを認証に用いることができるから、認証強度を高めることができる。
【0028】
上記利用者情報管理装置において、携帯電話機からの更新要求に応じ、利用者情報記憶手段に格納されている情報の追加または削除または変更をして利用者情報記憶手段をする更新手段を備え、認証手段は更新要求に対する認証を行い、認証情報は、ワン切り電話番号と判定電話番号の登録および読み出し用のパスワードとは別の更新用パスワードを含み、利用者情報記憶手段には更新用パスワードがグループに属する利用者の電話番号と対応付けされて登録されているようにしてもよい(請求項13)。
このようにすれば、グループの構成員が携帯電話機を使用してグループに新たな構成員の追加と削除をしたり、すでに登録されている構成員に関する情報の編集を行うことができる。このような編集は、編集用のパスワードを用いて認証されるから編集権限を持たない者による不正な編集を防止することがきる。
【0029】
本発明のワン切り電話着信防止システムは、着信があったときに発信側電話番号を取得する機能を備えた携帯電話機と、発信側の電話機と着信側の携帯電話機との間の通信を仲介し携帯電話機に発信側電話番号を通知する通信仲介手段を備え、携帯電話の利用者により構成されるグループに関する情報を管理する利用者情報管理装置を備えている。
携帯電話機は、利用者情報管理装置から発信側電話番号を取得する発信側電話番号取得手段と、携帯電話機により収集されたワン切り電話番号が登録されたワン切り電話番号記憶手段と、利用者に着信があったことを通知する着信通知手段とを備え、着信通知手段は、発信側電話番号がワン切り電話番号記憶手段に登録されている場合は着信通知を行わない。 利用者情報管理装置は、グループを識別するグループ識別情報とグループに属する利用者の携帯電話機の電話番号を対応付けて登録した利用者情報記憶手段と、グループ毎に収集されたワン切り電話番号が登録されたグループ別ワン切り電話番号記憶手段とを備えている。
通信仲介手段は、利用者情報記憶手段を検索して着信側の携帯電話機の属するグループのグループ識別情報を取得し、このグループ識別情報に対応するグループ別ワン切り電話番号記憶手段に発信側電話番号が登録されている場合には、着信側の携帯電話機に着信通知を行わない(請求項14ないし請求項21)。
【0030】
上記ワン切り電話着信防止システムによれば、発信者側電話番号がグループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されている場合には、通信仲介が行われない。着信側電話番号がグループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されておらず携帯電話機に通知された場合でも、携帯電話機のワン切り電話番号登録手段に登録されている場合は、着信通知手段は利用者に対して着信通知を行わない。そのため、ワン切り電話番号を利用者に非通とすることできる。
また、グループ別ワン切り電話番号記憶部に記憶されているワン切り電話番号は、グループ別に収集されたものでそのグループの構成員にのみ適用され、ワン切り電話番号記憶部に記憶されているワン切り電話番号は、携帯電話機が収集したものでその携帯電話機にのみ適用されるから、グループおよび個人の要求に合わせたきめ細かいサービスを提供することができる。
さらに、ワン切り電話番号記憶手段とグループ別ワン切り電話番号記憶手段に記憶されているワン切り電話番号は、グループ毎に収集したものであるから、記憶されているワン切り電話番号の数は少ない。そのため、発信側電話番号がワン切り電話番号であるか否かの判定に要する時間を短縮することができる。
【0031】
上記ワン切り電話着信防止システムにおいて、携帯電話機は、着信があってから発信側により通信が切断されるまでの時間である受信時間を計測する計時手段と、受信時間があらかじめ定められた所定時間未満である場合に、発信側電話番号をワン切り電話番号記憶手段に登録する登録手段と、ワン切り電話番号記憶手段に登録されているワン切り電話番号を利用者情報管理装置に送信し、携帯電話機の利用者が属するグループに対応するグループ別ワン切り電話番号記憶手段への登録を要求する登録要求手段を備え、受信時間が所定時間未満である場合に、着信通知手段は着信通知を行わないようにし、利用者情報管理装置は、携帯電話機からの登録要求に応じて、携帯電話機から送信されたワン切り電話番号を携帯電話の利用者が属するグループに対応するグループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録する管理装置側登録手段を備えるようにしてもよい(請求項15)。
【0032】
このようにすれば、携帯電話機は、ワン切り電話番号から初めて着信があった場合にも、ワン切り電話番号を利用者に対して非通とすることができる。また、発信先の電話番号がワン切り電話番号であるか否かを判定する基準をコール周期等とは関係なく定めることができるから、着信の通知に音楽(いわゆる着メロ)や振動を使用している場合でも、判定基準を適切に定めることができる。
さらに、家族等のグループ毎に複数の利用者の複数の携帯電話機に記憶されているワン切り電話番号をグループ別ワン切り電話番号記憶手段に集約して、これをグループの構成員が共有することができる。
【0033】
上記ワン切り電話着信防止システムにおいて、管理装置側登録手段は、グループ別ワン切り電話番号記憶手段の登録量が予め定められた閾値を超えた場合に、グループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されているワン切り電話番号の中で最も長期間アクセスのないものに携帯電話機から受信したワン切り電話番号を上書きすることにより登録を行うようにしてもよい(請求項16)。
このようにすれば、グループ別ワン切り電話番号記憶手段が過度に大きくなり発信側電話番号がワン切り電話番号か否かを判定するのに要する時間が長くなるのを防止することができる。
【0034】
上記ワン切り電話着信防止システムにおいて、利用者情報管理装置は、グループ毎に判定電話番号を記憶するグループ別判定電話番号記憶手段と、携帯電話機からの登録要求に応じて、携帯電話機から送信された判定電話番号を携帯電話の利用者が属するグループに対応するグループ別判定電話番号記憶手段に登録する管理装置側判定電話番号登録手段と、
携帯電話機からの送信要求に応じて、携帯電話の利用者が属するグループに対応するグループ別判定電話番号記憶手段に登録された判定電話番号を携帯電話機に送信する判定電話番号送信手段とを備えるようにし、携帯電話機は、グループごとに定義された判定電話番号が登録された判定電話番号記憶手段と、判定電話番号記憶手段に登録されている判定電話番号を利用者情報管理装置に送信し、携帯電話機の利用者が属するグループに対応するグループ別判定電話番号記憶手段への登録を要求する判定電話番号登録要求手段と、利用者情報管理装置に携帯電話機の利用者が属するグループに対応するグループ別判定電話番号記憶手段に登録されている判定電話番号の送信を要求し、この要求に応じて送信された判定電話番号を受信し判定電話番号記憶手段に登録する判定電話番号登録手段とを備えるようにし、発信元電話番号が判定電話番号記憶手段に登録されている場合には、ワン切り電話番号登録手段は作動しないようにし、着信通知手段は、音声または振動による着信通知を行わないようにしてもよい(請求項17)。
【0035】
このようにすれば、利用者の家族等の電話番号を判定電話番号記憶部に登録しておくことにより、家族等が、通常であればワン切り電話と判定されるような呼び出しを誤ってしてしまった場合に、家族等の電話番号が、ワン切り電話番号記憶部に登録されることがなくなる。また、利用者は着信があったことを着信履歴を参照して知ることができる。
また、判定電話番号を同一のグループに属する利用者の間で共有することができる。さらに、利用者が携帯電話機を買い換える場合に、グループ別判定電話番号記憶手段をデータの一時的保管場所として使用し、古い携帯電話機で使用していた判定電話番号を新しい携帯電話機に簡単に移行することができる。
【0036】
上記ワン切り電話着信防止システムにおいて、判定電話番号送信手段により送信された回数が予め定められた制限回数を超えた判定電話番号をグループ別判定電話番号登録手段から削除する削除手段を備えるようにしてもよい(請求項18)。
このようにすれば、グループの構成員以外の者による不正な判定電話番号の取得を防止することができる。
【0037】
上記ワン切り電話着信防止システムにおいて、利用者情報記憶手段には、携帯電話機の認証情報が携帯電話機の電話番号と対応付けて登録するようにし、利用者情報管理装置は、携帯電話機から送信された認証情報と利用者情報記憶手段に登録された認証情報を照合して登録要求および送信要求に対する認証を行う認証手段を備えるようにしてもよい(請求項19)。
このようにすれば、グループの構成員以外の者によるグループ別ワン切り電話番号記憶手段とグループ別判定電話番号記憶手段への情報の登録および読み出しを防止することができる。
【0038】
上記ワン切り電話着信防止システムにおいて、認証情報は、携帯電話機の製造番号と携帯電話機毎に設定されたパスワードを含むようにしてもよい(請求項20)。
このようにすれば、通常自動的に送信され詐称しにくい製造番号と、携帯電話機に固有のパスワードを認証に用いることができるから、認証強度を高めることができる。
【0039】
上記ワン切り電話着信防止システムにおいて、利用者情報管理装置は、携帯電話機からの更新要求に応じ、利用者情報記憶手段に格納されている情報の追加または削除または変更をし利用者情報記憶手段を更新する更新手段を備えるようにし、認証手段は編集要求に対する認証を行うようにし、認証情報は、パスワードとは別の更新用パスワードを含むようにし、利用者情報記憶手段には更新用パスワードが電話番号と対応付けされて登録するようにしてもよい(請求項21)。
このようにすれば、グループの構成員が携帯電話機を使用してグループに新たな構成員の追加と削除をしたり、すでに登録されている構成員に関する情報の編集を行うことができる。このような編集は、編集用のパスワードを用いて認証されるから編集権限を持たない者による不正な編集を防止することがきる。
【0040】
本発明のワン切り電話着信防止方法は、着信側の携帯電話機と発信側の電話機との通信経路上で発信側の電話機の電話番号である発信側電話番号を取得し、発信元電話番号が、携帯電話機の利用者からなるグループ毎に収集されたワン切り電話番号を記憶するグループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されているか否かを判定し、発信元電話番号がグループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されていないと判定された場合にのみ、発信元電話番号を着信側携帯電話機に通知する(請求項22)。
【0041】
上記ワン切り電話着信防止方法によれば、発信者側電話番号がグループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されている場合には、携帯電話機に発信元電話番号を通知しない。そのため、ワン切り電話番号を利用者に非通とすることできる。
また、グループ別ワン切り電話番号記憶部に記憶されているワン切り電話番号は、グループ別に収集されたもので、そのグループの構成員にのみ適用されるから、グループの要求に合わせたきめ細かいサービスを提供することができる。
さらに、グループ別ワン切り電話番号記憶手段に記憶されているワン切り電話番号は、グループ毎に収集したものであるから、記憶されているワン切り電話番号の数は少ない。そのため、発信側電話番号がワン切り電話番号であるか否かの判定に要する時間を短縮することができる。
【0042】
本発明のワン切り電話着信防止プログラムは、コンピュータに、着信側の携帯電話機と発信側の電話機との通信経路上で発信側の電話機の電話番号である発信側電話番号を取得する発信側電話番号取得機能と、発信元電話番号が、携帯電話機の利用者からなるグループ毎に収集されたワン切り電話番号を記憶するグループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されているか否かを判定する判定機能と、この判定機能が発信元電話番号がグループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されていないと判定した場合にのみ作動し、発信元電話番号を着信側携帯電話機に通知する発信元電話番号通知機能とを実行させる(請求項23)。
【0043】
上記ワン切り電話着信防止プログラムによれば、発信者側電話番号がグループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されている場合には、携帯電話機に発信元電話番号を通知しない。そのため、ワン切り電話番号を利用者に非通とすることできる。
また、グループ別ワン切り電話番号記憶部に記憶されているワン切り電話番号は、グループ別に収集されたもので、そのグループの構成員にのみ適用されるから、グループの要求に合わせたきめ細かいサービスを提供することができる。
さらに、グループ別ワン切り電話番号記憶手段に記憶されているワン切り電話番号は、グループ毎に収集したものであるから、記憶されているワン切り電話番号の数は少ない。そのため、発信側電話番号がワン切り電話番号であるか否かの判定に要する時間を短縮することができる。
【発明の効果】
【0044】
以上本発明によれば、次のような効果を有する。
(1)発信番号がワン切り電話番号であるか否かの判断基準を利用者ごとに定め、利用者にとって迷惑なワン切り電話番号を利用者に非通にすることができる。
(2)携帯電話の利用者がワン切り電話番号とする電話番号の着信を防止するとともに、利用者の例えば友人、親類等の一定のグループに関してワン切り電話の着信を防止するという決め細かいサービスを提供することができる。
(3)ワン切り電話番号であるか否かの判定に要する時間を短縮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0045】
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
【0046】
図1は、本発明に係る実施形態のワン切り電話着信防止システムの構成を示すブロック図である。この実施形態のワン切り電話着信防止システムは、利用者の携帯電話(携帯電話機)10と、交換機45に接続されている電話局に内にある利用者情報管理装置20とが通信網40を介して通信接続され、また、交換機47に接続されている携帯電話を販売する販売店に設置されている販売店端末30とが通信接続されている。
【0047】
携帯電話10は、図2に示すように、制御部101、記憶部102、受信部103、送信部104、音声出力部105、音声入力部106、表示部107、操作部108、及びタイマ109を備えて構成されている。
【0048】
制御部101は、CPU(図示せず)を備え、図3に示すように、通信処理部101a、判定部101b、着信通知部101c、特定部101d、データ登録部101e、及びデータ生成部101fを有する。これらの構成部分は、CPU(図示せず)が記憶部102に記憶されている制御プログラムを実行することにより機能する。
【0049】
通信処理部101aは、実施形態の携帯電話機を通常の携帯電話としての機能を処理するとともに、電話番号を有する着信信号を受信するとタイマ109の起動をかける。また、通信処理部101aは、通信を切断させ、処理を終了させる。また、通信処理部101aは、記憶部102に有するワーク領域Nに1を代入するととともに、必要に応じて1を加算する。
【0050】
判定部101bは、利用者情報管理装置20から交換機45及び通信網40を介して送信されてきた電話番号が記述されたワン切り電話データ(後述する)が、ワン切り電話データ登録ファイル102a(後述する)に登録されているか否かを判定する。
【0051】
着信通知部(着信通知手段)101cは、判定部101bにより、利用者情報管理装置20から送信されてきた電話番号が記述されたワン切り電話データが、ワン切り電話データ登録ファイル102aに登録されていると判定された場合には、着信があったことを非通知にし、一方、ワン切り電話データ登録ファイル102aに登録されていないと判定された場合には、着信があったことを表示部107に表示して利用者にその旨を通知する。
【0052】
特定部101dは、利用者情報管理装置20から送信されてきた電話番号が記述されたワン切り電話データが、ワン切り電話データ登録ファイル102aに登録されていないと判定され、かつ、タイマ109により計時された着信した電話番号を有する着信信号の受信時間が所定時間未満で、かつ、この電話番号が記述された判定電話番号データが判定電話番号データ登録ファイル102bに登録されていない場合には、この電話番号をワン切り電話データ登録ファイル102aに登録させるワン切り電話番号であると特定する。
【0053】
データ登録部(登録手段、判定電話番号登録手段)101eは、特定部101dにより特定された電話番号が記述されたワン切り電話データを、携帯電話10の利用者に着信があったことを通知せずに、ワン切り電話データ登録ファイル101aに登録する。また、データ登録部101eは、利用者情報管理装置20から送信されてきた判定電話番号データを判定電話番号データ登録ファイル102bに登録する。
【0054】
データ生成部101fは、判定部101bによりワン切り電話番号と判定された電話番号について、ワン切り電話データ登録ファイル102aに登録するためのワン切り電話データを生成する。また、データ生成部101fは、電話番号等データ登録DB202cから取得した電話番号等データから判定電話番号データ登録ファイル102bに登録する判定電話番号データを生成する。
【0055】
また、データ生成部101fは、受信した電話番号等データ生成用のデータから電話番号等データ登録DB202cに追加登録するための電話番号等データを生成する。また、データ生成部101fは、操作部108により入力された、電話番号等データを削除するのに必要となる情報、すなわち、グループ識別情報、電話番号、及び登録した名前が記述された、電話番号等データ記憶手段202cから削除する電話番号等データを指定する削除データを生成する。
【0056】
また、データ生成部101fは、電話番号等データを変更するのに必要となる情報、すなわち、グループ識別情報、グループ内での関係、電話番号、本人の名前、メールアドレス等から、電話番号等データ記憶手段202c中の電話番号等データを変更するための電話番号等更新データを生成する。
【0057】
メッセージ生成部101gは、判定部101bにより、着信した電話番号がワン切り電話データ登録ファイル102aに登録されていると判定された場合には「登録されている電話である」または「今、出ることが出来ない」というメッセージを生成する。
【0058】
図2に示す記憶部102は、ROM、RAM、フラッシュメモリ等の記憶装置からなり、制御部101が実行する制御プログラムを記憶するとともに、ワン切り電話データ登録ファイル102a、及び、判定電話番号データ登録ファイル102bを有している。
【0059】
ワン切り電話データ登録ファイル(ワン切り電話番号記憶手段)102aは、ワン切り電話番号が記述されたワン切り電話データを記憶する。ワン切り電話データは、図4(a)に示すように、No、ワン切り電話が着信した年月日、その着信した時刻、その登録された電話番号等の項目を有する。
【0060】
判定電話番号データ登録ファイル(判定電話番号記憶手段)102bは、電話番号を含む着信信号の受信時間が所定時間未満の電話の電話番号であっても、この電話番号をワン切り電話番号と判定しない電話番号が記述された判定電話番号データを記憶する。この判定電話番号データは、図4(b)に示すように、利用者の携帯電話に通話する人のグループ内での関係、登録した電話番号、登録した名前、メールアドレス等の項目を有する。
【0061】
受信部103は、利用者情報管理装置から電話番号を受信する。また、受信部103は、ワン切り電話番号等データ登録DB202bまたは電話番号等データ登録DB202cとの接続を不許可とする旨のメッセージや、接続が許可された場合には、パスワードの入力の要求する旨のメッセージを受信する。また、受信部103は、ワン切り電話番号等データ登録DB202bまたは電話番号等データ登録DB202cにデータの登録、追加登録、または変更を不許可とする旨のメッセージや、ワン切り電話番号等データ登録DB202bまたは電話番号等データ登録DB202cにデータの登録、追加登録、または変更を登録を許可する旨のメッセージを受信する。
【0062】
送信部104(データベース登録手段、登録要求手段、判定電話番号登録要求手段)は、この実施形態のワン切り電話着信防止システムを実行する際に、利用者情報管理装置20に送信する必要があるデータ(後述する)、メッセージ(後述する)等を利用者情報管理装置20に送信する。また、送信部104は、判定部101bにより、着信した電話番号がワン切り電話番号であると判定されると、相手の携帯電話等に「登録されている電話番号」または「今、出ることが出来ない」というメッセージを送信する。
【0063】
音声出力部105は、小型のスピーカからなり、相手の携帯電話の音声を出力する。音声入力部106は、小型のマイクからなり相手の携帯電話に通話する音声を入力する。表示部107は、液晶表示装置からなり、送信されてきた文字、画像等や操作内容等を表示する。操作部108は、携帯電話の機能を実行させる情報を入力する、電源キー、実行キー、テンキー等のキーからなる。タイマ(計時手段)109は、利用者情報管理装置20から通信網40を介して送信されてきた電話番号を有する着信信号を受信すると同時に、この着信信号の受信した時間を計時する。
【0064】
図1に示す利用者情報管理装置20は、図5に示すように、制御部201、記憶部202、送受信部203を備えて構成されている。
【0065】
制御部201は、CPU(図示せず)を備え、図6に示すように、識別情報特定部201a、判定部201b、データ登録部201c、データ追加登録部201d、データ削除部201e、データ更新部201f、データ生成部201g、内部処理部201h、及びメッセージ生成部201iを有する。これらの構成部分は、CPU(図示せず)が記憶部102に記憶されている制御プログラムを実行することにより機能する。
【0066】
識別情報特定部201aは、電話番号等データ登録DB202cに記憶されている電話番号等データを参照して、携帯電話10に送信する電話番号のグループ識別情報を特定する。
【0067】
判定部201bは、識別情報特定部201aにより特定されたグループ識別情報及び携帯電話に送信する電話番号を記述するワン切り電話番号等データが、ワン切り電話番号等データ登録DB202bに登録されているか否かを判定する。
【0068】
判定部201bは、携帯電話10から受信したワン切り接続許可情報が、許可情報等データ登録DB202aに登録されている場合には、ワン切り電話番号データ記憶手段に接続を許可するものと判定し、一方、登録されていない場合には、当該ワン切り電話番号データ記憶手段との接続を不許可にするものと判定する。
【0069】
判定部(認証手段)201bは、携帯電話10からのワン切り電話番号の登録要求、判定電話番号の登録要求と送信要求、利用者情報の更新(追加、削除、変更)要求に対する認証を行う。
判定部201bは、携帯電話10から送信された認証情報から製造番号とパスワード(利用者情報の更新要求の場合は特別パスワード)を取得する。判定部201bは、電話番号をキーとして許可情報等データ登録DBを検索し、携帯電話10から通知された電話番号に対応する製造番号とパスワードを取得する。この製造番号が受信した製造番号と一致する場合には、携帯電話10に対して、許可情報等データ登録DB202aまたはワン切り電話番号等データ登録DB202bまたは電話番号等データ登録DB202への接続を許可する。
判定部201bは、認証情報から取得したパスワードと許可情報等データ登録DB202aから取得したパスワードが一致した場合には、携帯端末10に対して、要求されたデータベース操作を許可する。特別パスワード(更新用パスワード)は、パスワードとは異なるものを設定し、また、グループのメンバーの中で、電話番号等データ登録DB202aの更新を許可された者にだけ設定する。
【0070】
データ登録部(管理装置側登録手段、管理装置側判定電話番号登録手段)201cは、携帯電話10から受信したすべてのワン切り電話データについてのワン切り電話番号等データをワン切り電話番号等データ登録DB202bに登録する(ワン切り電話番号等データ登録手段)。また、データ登録部201cは、前記携帯電話から受信したすべての判定電話番号データについての電話番号等データを電話番号等データ登録DB202cに登録する。
【0071】
データ追加登録部201dは、携帯電話10から受信した追加登録する電話番号等データを電話番号等データ登録DB202cに追加登録する。
【0072】
データ削除部201eは、携帯電話10から受信した削除データに有するグループ識別情報及び電話番号が記述されている電話番号等データを、電話番号等データ登録DB202cから削除する。
【0073】
データ更新部201fは、電話番号等データ登録DB202aに記憶されている電話番号等データのうち、携帯電話10から受信した更新用の電話番号等データ中のグループ識別情報及び電話番号が記述されている電話番号等データを、この更新電話番号データに更新する。
【0074】
データ生成部201gは、送受信部203により判定電話番号データの取得要求の許可が携帯電話10に送信されたのち、すべての電話番号等データについてこの電話番号等データから判定電話番号データを生成する。
【0075】
内部処理部201hは、携帯電話10から受信したデータ(例えば、ワン切り電話データ、判定電話番号データ)を記憶部202のワーク領域(図示せず)に一時記憶したのち、処理を終了させる。
【0076】
メッセージ生成部201iは、この実施形態のワン切り電話着信防止システムを実行するに際して必要となるメッセージを生成する。例えば、判定部101bにより、着信した電話番号がワン切り電話データ登録ファイル102aに登録されていると判定された場合には「登録されている電話である」または「今、出ることが出来ない」というメッセージを生成する。また、メッセージ生成部201iは、判定部201bにより、受信したパスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されていないと判定された場合には、登録を不許可とする旨のメッセージを生成し、一方、判定部201bにより、登録されていると判定した場合には、登録を許可する旨のメッセージを生成する。
【0077】
図5に示す記憶部202は、ROM、RAM、ハードディスク等の記憶装置からなり、制御部101が実行する制御プログラム(図示せず)を記憶するとともに、許可情報等データ登録DB202a、ワン切り電話番号等データ登録DB202b、及び電話番号等データ登録DB202cを有している。
【0078】
許可情報等データ登録DB(利用者情報記憶手段)202aは、ワン切り電話番号等登録DB202b、及び電話番号等データ登録DB202にアクセスを許可するための許可情報データを記憶している。許可情報データは、図7(a)に示すように、No、電話機の製造番号、アクセスできる電話番号、データ登録・取得のためのパスワード、メンバーの追加・削除するための特別のパスワード、グループ識別情報等の項目を有する。
【0079】
ワン切り電話番号等データ登録(グループ別ワン切り電話番号記憶手段)DB202bは、利用者情報管理装置20を用いてワン切り電話の着信を防止するためのワン切り電話番号等データを記憶している。このワン切り電話番号等データは、図7(b)に示すように、No、ワン切りが着信した年月日、その着信した時刻、その登録された電話番号等の項目を有する。
【0080】
電話番号等データ登録DB(グループ別判定電話番号記憶手段)202cは、各利用者が実際に利用している電話番号に関する情報であって、ワン切り電話であるか否かを判定するための電話番号等データが記憶されている。この電話番号等データは、図7(c)に示すように、No、グループの種類、登録した電話番号、登録した名前、メールアドレス等の項目を有する。
【0081】
送受信部(判定電話番号送信手段)203は、メッセージ生成部201iから入力された「登録されている電話である」または「今、出ることが出来ない」というメッセージをワン切り電話の送信者の携帯電話等に送信する。また、送受信部203は、着信した携帯電話10の電話番号を交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する。また、送受信部203は、判定部201bにより、ワン切り電話番号データ登録DB202bに接続を許可するものと判定された場合には、接続許可を携帯電話10に送信し、一方、ワン切り電話番号データ登録DB202bとの接続を不許可にするものと判定された場合には、接続の不許可を携帯電話10に送信する。
【0082】
送受信部203は、判定部201により、ワン切り電話データをワン切り電話番号等データ登録DB202bに登録することを許可するものと判定した場合には、ワン切り電話データをワン切り電話番号等データ登録DB202bに登録する許可を携帯電話10に送信し、一方、不許可するものと判定した場合には、ワン切り電話データをワン切り電話番号等データ登録DB202bに登録することの不許可を携帯電話10に送信する。
【0083】
送受信部203は、判定部201bにより、電話番号等データ登録DB202cに接続を許可するものと判定された場合には、接続許可を携帯電話10に送信し、一方、電話番号等データ記憶登録DB202cとの接続を不許可にするものと判定した場合には、接続の不許可を携帯電話10に送信する。
【0084】
また、送受信部203は、判定部201bにより、判定電話番号データを電話番号等データ登録DB202c段に登録することを許可するものと判定された場合には、判定電話番号データを電話番号等データ登録DB202cに登録する許可を携帯電話10に送信し、一方、不許可するものと判定された場合には、判定電話番号データを電話番号等データ登録DB202cに登録することの不許可を携帯電話10に送信する。
【0085】
送受信部203は、判定部201bにより、電話番号データを電話番号等データ登録DB202cから取得することを許可するものと判定された場合には、電話番号等データを電話番号等データ登録DB202cから取得する許可を携帯電話10に送信し、一方、不許可するものと判定された場合には、電話番号等データを電話番号等データ登録DB202cから取得することの不許可を携帯電話10に送信する
【0086】
また、送受信部203は、判定部201bにより、判定電話番号データを電話番号等データ登録DB202cに追加登録することを許可するものと判定された場合には、判定電話番号データを電話番号等データ登録DB202cに追加登録する許可を携帯電話10に送信し、一方、不許可するものと判定された場合には、判定電話番号データを電話番号等データ登録DB202cに追加登録することの不許可を携帯電話10に送信する。
【0087】
また、送受信部203は、判定部201により、電話番号等データ登録DB202cから電話番号等データを削除することを許可するものと判定された場合には、電話番号等データ登録DB202cから電話番号データを削除する許可を携帯電話10に送信し、一方、不許可するものと判定された場合には、電話番号等データ登録DB202cから電話番号等データを削除することの不許可を携帯電話10に送信する。
【0088】
送受部203は、判定部201bにより、電話番号等データ登録DB202cに記憶されている電話番号等データを更新することを許可するものと判定された場合には、電話番号等データ登録DB202cに記憶されている電話番号データを更新する許可を携帯電話10に送信し、一方、不許可するものと判定された場合には、電話番号等データ登録DB202cに記憶されている電話番号等データを更新することの不許可を携帯電話10に送信する。
【0089】
送受信部203は、携帯電話10に対してパスワード、及び特別パスワードの入力要求を送信し、また、携帯電話10からパスワード、及び特別パスワードを受信する。
【0090】
次に、本発明に係る実施形態のワン切電話着信防止システムの動作を説明する。
図8及び図9は、本発明に係るワン切電話着信防止システムを利用する携帯電話に着信が入った場合の動作を示すフローチャートである。利用者情報管理装置20の送受信部203は、交換機45を介して利用者宛の電話番号(発信側電話番号)を受信すると(ステップ10)、判定部201bは、受信した電話番について記憶部202に有するワン切り電話番号等データ登録DB202bを検索し(ステップ11)、この電話番号が登録されているか否かを判定する(ステップ12)。
【0091】
判定部201bにより、電話番号がワン切り電話番号等データ登録DB202bに登録されていないと判定された場合には(ステップ12;NO)、送受信部203は、着信者である利用者の携帯電話10に交換機45及び通信網40を介して着信信号を送信する(ステップ13)。一方、判定部201bにより、この電話番号が登録されていると判定された場合には(ステップ12;YES)、メッセージ生成部201iは、「登録されている電話番号」または「今、出ることが出来ない」というメッセージを生成し、これらのメッセージのいずれかを送受信部203に出力する。次に、送受信部203は、これらのうちのいずれかのメッセージをワン切り電話の送信者の携帯電話等に送信する(ステップ14)。その後、内部処理部201hは、処理を終了させる。このとき、送受信部203は、利用者の携帯電話10に着信信号を送信しない。
【0092】
利用者の携帯電話10の受信部103が着信信号を受信すると(ステップ20)、通信処理部101aは、タイマ109を起動させる(ステップ21)。次に、判定部部101bは、着信した電話番号についてワン切り電話データ登録ファイル102aを検索し(ステップ22)、着信した電話番号がワン切り電話データ登録ファイル102aに登録されているか否かを判定する(ステップ23)。判定部101bは、着信した電話番号がワン切り電話データ登録ファイル102aに登録されていないと判定した場合には(ステップ23;NO)、タイマ109の計時時間が設定時間以上であるか否かを判定する(ステップ24)。
【0093】
判定部101bにより、タイマ109の計時時間が設定時間以上であると判定された場合には(ステップ24;YES)、送信部104は、着信信号に対する応答信号を発信者に送信する。その後、着信通知部101cは、着信があったことを、音声出力部105からの呼び出音、または、マナーモードによる振動を出力し、及び表示部107に表示することにより携帯電話10の利用者に通知する(ステップ25)。一方、判定部101bにより、タイマ109の計時時間が設定時間未満であると判定された場合には(ステップ24;NO)、さらに、判定部101bは、着信した電話番号について判定電話番号データ登録ファイル102bを検索し(ステップ26)、この電話番号が判定電話番号データ登録ファイル102bに登録されているか否かを判定する(ステップ27)。
【0094】
判定部101bにより、着信した電話番号が判定電話番号データ登録ファイル102bに登録されていると判定された場合には(ステップ27;YES)、着信通知部101cは、呼出し音または振動による通知を行わずに、着信表示を表示部107に表示さ(ステップ28)、通信処理部101aは、動作を終了させる。一方、判定部101bにより、着信した電話番号が判定電話番号データ登録ファイル102bに登録されていないと判定された場合には(ステップ27;NO)、データ生成部101fは、この電話番号に該当するワン切り電話データを生成し、データ登録部101eは、生成したこのデータをワン切り電話データ登録ファイル102aに登録し(ステップ29)、着信通知部101cは、呼出し音及び振動なし、並びに着信履歴を表示部107に表示させずに、動作を終了させる。
【0095】
ステップ23において、判定部101bにより、着信した電話番号がワン切り電話データ登録ファイル102aに登録されていると判定された場合には(ステップ23;YES)、メッセージ生成部101gは、「登録されている電話である」または「今、出ることが出来ない」というメッセージを生成し、これらのメッセージのいずれかを送信部104に出力する。送信部104は、入力されたメッセージを相手の携帯電話(ワン切り電話相手の携帯電話)に送信し(ステップ21)、その後、動作を終了する。
【0096】
図10及び図11は、利用者情報管理装置に有するワン切り電話番号等データ登録DBにワン切りデータを登録する際の動作を示すフローチャートである。操作部108に設けられている所定のキーが利用者により押下されると、携帯電話10の送信部104は、ワン切り電話番号等データ登録DB202bに対する接続要求を通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ40)。
【0097】
利用者情報管理装置20の送受信部203が、ワン切り電話番号等データ登録DB202bに対する接続要求を受信すると(ステップ50)、判定部201bは、接続要求してきた電話番号について記憶部202に有する許可情報等データ登録DB202aを検索し、接続要求してきた電話番号が登録され、かつ、この電話番号を有する携帯電話の製造番号がともに許可情報等データ登録DB202aに登録されているか否かを判定する(ステップ51)。
【0098】
判定部201により、電話番号及び製造番号うちのいずれかが登録されていないとき、すなわち、許可情報等データ登録DB202aに接続することができないものと判定された場合には(ステップ51;NO)、メッセージ生成部201iは、接続を不許可とする旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、入力されたこのメッセージを交換機45及び通信網40を介して、携帯電話10に送信する(ステップ52)。一方、判定部201bにより、電話番号及び製造番号がともに登録されているとき、すなわち、許可情報等データ登録DB202aに接続することができるものと判定された場合には(ステップ51;YES)、メッセージ生成部201iは、パスワードの入力を要求する旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、入力されたメッセージを交換機45及び通信網40を介して、携帯電話10に送信する(ステップ53)。
【0099】
携帯電話10の受信部103により、接続を不許可とする旨のメッセージ及びパスワードの入力の要求する旨のメッセージのいずれかを受信すると、判定部101bは、受信したメッセージがパスワードの入力を要求するメッセージであるか、または、接続を不許可とする旨メッセージであるかを判定する(ステップ41)。
【0100】
判定部101bにより、受信したメッセージがパスワードの入力を要求する旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ41;パスワード入力要求メッセージ)、送信部104は、操作部108のキーを操作して利用者が入力したパスワードを、通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ42)。一方、判定部101bより、受信したメッセージが接続を不許可とする旨のメッセージと判定された場合には(ステップ41;不許可メッセージ)、ステップ46に処理を移行する。
【0101】
利用者情報管理装置20の送受信部203がパスワードを受信すると(ステップ54)、判定部201bは、入力されたパスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されているか否かを判定する(ステップ55)。
【0102】
判定部201bにより、受信したパスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されていないと判定された場合には(ステップ55;NO)、メッセージ生成部202iは、登録を不許可とする旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。その後、送受信部203は、入力された登録を不許可とする旨のメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信し(ステップ56)、ステップ66に処理を移行する。一方、判定部201bにより、登録されていると判定した場合には(ステップ55;YES)、メッセージ生成部201iは、登録を許可する旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、入力された登録を許可する旨のメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ57)。
【0103】
携帯電話の受信部103により、登録を不許可とする旨のメッセージ及び登録を許可する旨のメッセージのいずれかのメッセージを受信すると、判定部101bは、受信したメッセージが登録を許可する旨のメッセージであるか、または、登録を不許可とする旨のメッセージであるかを判定する(ステップ43)。
【0104】
判定部101bにより、受信したメッセージが登録を許可する旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ43;登録許可メッセージ)、送信部104は、記憶部102に有するワン切り電話データ登録ファイル102aに記憶されているワン切り電話データのすべてを逐次、送信部103から通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ44)。一方、判定部101bにより、受信したメッセージが登録が不許可であるメッセージと判定した場合には(ステップ43;登録不許可メッセージ)、ステップ46に処理を移行する。
【0105】
利用者情報管理装置20の受信部203により、ワン切り電話データを逐次受信すると(ステップ58)、内部処理部201hは、受信したワン切り電話データを記憶部202のワーク領域(図示せず)に一時記憶させる。その後、判定部201bは、すべてのワン切り電話データが受信したか否かを判定する(ステップ59)。
【0106】
判定部201bにより、すべてのワン切り電話データを受信しなかったと判定された場合には(ステップ59;NO)、メッセージ生成部201iは、ワン切り電話データの受信に失敗した旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、受信に失敗した旨のメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信し(ステップ60)、ステップ66に処理を移行する。一方、判定部201bにより、すべてのワン切り電話データを受信したと判定された場合には(ステップ59;YES)、メッセージ生成部201iは、ワン切り電話データの受信に成功したと旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、入力された受信に成功した旨のメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ61)。
【0107】
送受信部203により、ワン切り電話データの受信に成功した旨のメッセージが携帯電話10に送信されると、その後、データ生成部201gは、ワーク領域に記憶されているワン切り電話データのすべてを逐次読み出し、ワン切り電話番号等データ登録DB202bに登録するためのワン切り電話番号等データを生成し、生成したワン切り電話番号等データをワーク領域に記憶する(ステップ62)。その後、判定部201bは、ワン切り電話番号等データ登録DB202bに登録されているワン切り電話番号等データの登録量が一定量以上であるか否かを判定する(ステップ63)。
【0108】
判定部201bにより、ワン切り電話番号等データ登録DB202bに登録されているワン切り電話番号等データの登録量が一定量未満であると判定された場合には(ステップ63;NO)、データ登録部201cは、ワーク領域に記憶されている生成されたワン切り電話番号等データをワン切り電話番号等データ登録DB202に登録する(ステップ64)。その後、内部処理部201hは、通信を切断し(ステップ66)、処理を終了させる。一方、判定部201bにより、ワン切り電話番号等データの登録量が一定量以上であると判定された場合には(ステップ63;YES)、データ登録部201cは、ワン切り電話番号等データ登録DB202bに登録されているワン切り電話番号等データのうち、アクセスが古いワン切り電話番号等データの順に、ワーク領域に記憶されている生成したしワン切り電話番号等データで上書登録し(ステップ54)、ステップ66に処理を移行する。
【0109】
ステップ60及びステップ61において、携帯電話10の受信部103により、ワン切り電話データの受信に失敗した旨のメッセージ、及びワン切り電話データの受信に成功した旨のメッセージのいずれかのメッセージを受信すると、判定部101bは、受信したメッセージがワン切り電話データの受信に成功した旨のメッセージであるか、または、ワン切り電話データの受信に失敗した旨のメッセージであるかを判定する(ステップ45)。
【0110】
判定部101bにより、受信したメッセージがワン切り電話データの受信に成功した旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ45;受信成功メッセージ)、通信処理部101aは、通信を切断し(ステップ46)、処理を終了させる。一方、判定部101bにより、受信したメッセージがワン切り電話データの受信に失敗した旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ45;受信失敗メッセージ)、ステップ44に処理を移行し、上述したと同様な処理を続行させる。
【0111】
図12及び図13は、携帯電話の判定電話番号データ登録ファイル中の判定電話番号データを利用者情報管理装置の電話番号等データ登録DBの電話番号等データとして登録する際の動作を示すフローチャートである。操作部108に設けられている所定のキーが利用者により押下されると、携帯電話10の送信部104は、電話番号等データDB202cに対する接続要求を通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ70)。
【0112】
利用者情報管理装置20の送受信部203により、電話番号等データ登録DB202cに対する接続要求を受信すると(ステップ80)、判定部201bは、接続要求に有する電話番号について記憶部202に有する許可情報等データ登録DB202aを検索し、接続要求してきた電話番号が登録され、かつ、この電話番号を有する携帯電話の製造番号がともに許可情報等データ登録DB202aに登録されているか否かを判定する(ステップ81)。
【0113】
判定部201bにより、電話番号及び製造番号うちのいずれかが登録されていない場合(ステップ81;NO)、すなわち、電話番号等データ登録DB202cに接続することができないものと判定された場合には、メッセージ生成部201iは、接続を不許可とする旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に入力する。送受信部203は、接続を不許可とする旨のメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ82)。一方、判定部201bにより、電話番号及び製造番号がともに登録されている場合には(ステップ81;YES)、すなわち、電話番号等データ登録DB202cに接続することができるものと判定された場合には、メッセージ生成部201iは、パスワードの入力を要求する旨のメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ83)。
【0114】
携帯電話10の受信部103により、接続を不許可とする旨のメッセージ、及びパスワードの入力を要求する旨のメッセージのいずれかのメッセージを受信すると、判定部101bは、受信したメッセージが接続を不許可とする旨のメッセージあるか、または、パスワードの入力を要求する旨のメッセージであるかを判定する(ステップ71)。
【0115】
判定部101により、受信したメッセージがパスワードの入力を要求する旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ71;パスワード入力要求メッセージ)、送信部104は、操作部108のキーを操作して利用者が入力したパスワードを、通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ72)。一方、判定部101bにより、受信したメッセージが接続を不許可とする旨のメッセージであると判定した場合には(ステップ71;接続不許可メッセージ)、ステップ76に処理を移行する。
【0116】
利用者情報管理装置20の送受信部203により、携帯電話10から送信されてきたパスワードを受信すると(ステップ84)、判定部201bは、入力されたパスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されているか否かを判定する(ステップ85)。
【0117】
判定部201により、受信したパスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されていないと判定された場合には(ステップ85;NO)、メッセージ生成部201iは、電話番号等データ登録DB202cに登録することを不許可とする旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、入力された登録を不許可とする旨のメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信し(ステップ86)、ステップ94に処理を移行する。一方、判定部201bにより、受信したパスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されていると判定された場合には(ステップ85;YES)、メッセージ生成部201iは、登録を許可する旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、入力された登録を許可する旨のメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ87)。因みに、受信したパスワードが図7(a)に示す「AB1234CD」の場合には、登録を許可する旨のメッセージが携帯電話10に送信される。
【0118】
携帯電話の受信部103により、登録を不許可とする旨のメッセージ及び登録を許可する旨のメッセージのうちのいずれかのメッセージを受信すると、判定部101bは、受信したメッセージが登録を許可する旨のメッセージであるか、または、登録を不許可とする旨のメッセージであるかを判定する(ステップ73)。
【0119】
判定部101bにより、受信したメッセージが登録を許可する旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ73;登録許可メッセージ)、送信部104は、記憶部102の判定電話番号データ登録ファイル102bに記憶されている判定電話番号データのすべてを逐次、通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ74)。一方、判定部101bにより、受信したメッセージが登録を不許可とする旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ73;登録不許可メッセージ)、ステップ76に処理を移行する。
【0120】
利用者情報管理装置20の受信部203により、判定電話番号データを逐次受信すると(ステップ88)、内部処理部201hは、受信した判定電話番号データを記憶部202のワーク領域に一時記憶させる。その後、判定部201bは、すべての判定電話番号データが受信したか否かを判定する(ステップ89)。
【0121】
判定部201bは、すべての判定電話番号データを受信しなかったと判定された場合(ステップ89;NO)、すなわち、判定電話番号データの受信が成功しなかったと判定された場合には、メッセージ生成部201iは、判定電話番号データの受信に失敗した旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、受信に失敗した旨のメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信し(ステップ90)、ステップ94に処理を移行する。一方、判定部201bにより、すべての判定電話番号データを受信したと判定された場合(ステップ89;YES)、すなわち、すべての判定電話番号データの受信が成功したと判定された場合には、メッセージ生成部201iは、受信に成功した旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、受信に成功した旨のメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ91)。
【0122】
送受信部203により、判定電話番号データの受信に成功した旨のメッセージを携帯電話10に送信すると、その後、データ生成部201gは、ワーク領域に記憶されているすべての判定電話番号データについて、電話番号等データ登録DB202cに登録する電話番号等データを逐次生成し、生成した電話番号等データをワーク領域に記憶させる(ステップ92)。次に、データ登録部201cは、生成された電話番号等データを電話番号等データ登録DB202cに逐次登録する(ステップ93)。登録が完了すると、内部処理部201hは通信を切断し(ステップ94)、処理を終了させる。
【0123】
ステップ90及びステップ91において、利用者情報管理装置20により、判定電話番号データの受信に失敗した旨のメッセージ及び判定電話番号データの受信に成功した旨のメッセージのいずれかのメッセージが送信されると、携帯電話10の受信部103がメッセージを受信し、その後、判定部101bは、受信したメッセージが判定電話番号データの受信に成功した旨のメッセージであるか、または、判定電話番号データの受信に失敗した旨のメッセージであるかを判定する(ステップ75)。
【0124】
判定部により101bにより、受信したメッセージが判定電話番号データの受信に成功した旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ75;受信成功メッセージ)、通信処理部101aは、通信を切断し(ステップ76)、処理を終了させる。一方、判定部101bにより、受信したメッセージが判定電話番号データの受信に失敗した旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ75;受信失敗メッセージ)、ステップ94に処理を移行し、上述したと同様な処理を続行する。
【0125】
図14及び図15は、利用者情報管理装置の電話番号等データ登録DB中の利用者の電話番号等データを携帯電話の判定電話番号データ登録ファイル中の判定電話番号データとして取得する際の動作を示すフローチャートである。まず、携帯電話10の通信処理部101aは、記憶部102に有するワーク領域Nに1を代入する(ステップ100)。次に、操作部108に設けられている所定のキーが利用者により押下されると、携帯電話10の送信部104は、電話番号等データDB202cに対する接続要求を通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ101)。
【0126】
利用者情報管理装置20の送受信部203により、電話番号等データ登録DB202cに対する接続要求を受信すると(ステップ120)、判定部201bは、接続要求に有する電話番号について許可情報等データ登録DB202aを検索し、接続要求してきた電話番号が登録され、かつ、この電話番号を有する携帯電話の製造番号がともに許可情報等データ登録DB202aに登録されているか否かを判定する(ステップ121)。
【0127】
判定部201bにより、電話番号及び製造番号うちのいずれかが登録されていないと判定された場合(ステップ121;NO)、すなわち、電話番号等データ登録DB202cに接続することができないものと判定された場合には、メッセージ生成部201iは、電話番号等データ登録DB202cに接続を不許可とする旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に入力する。送受信部203は、接続を不許可とする旨のメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ122)。一方、判定部201bにより、電話番号及び製造番号がともに登録されていると判定された場合(ステップ121;YES)、すなわち、電話番号等データ登録DB202cに接続することができるものと判定された場合には、メッセージ生成部201iは、パスワードの入力を要求する旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に入力する。送受信部203は、入力されたパスワードの入力を要求するメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ123)。
【0128】
携帯電話10の受信部103により、利用者情報管理装置20から接続を不許可とする旨のメッセージ及びパスワードの入力を要求するメッセージのうちのいずれかのメッセージを受信すると、判定部101bは、受信したメッセージが接続を不許可とする旨のメッセージであるか、または、パスワードの入力を要求するメッセージであるかを判定する(ステップ102)。
【0129】
判定部101bにより、受信したメッセージがパスワードの入力を要求するメッセージであると判定された場合には(ステップ102;パスワード入力要求メッセージ)、送信部104は、操作部108のキーを操作して利用者が入力したパスワードを通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ103)。一方、判定部101bにより、受信したメッセージが接続を不許可とする旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ102;接続不許可メッセージ)、ステップ114に処理を移行する。
【0130】
利用者情報管理装置20の送受信部203により携帯電話10から送信されてきたパスワードが受信されると(ステップ124)、判定部201bは、入力されたパスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されているか否かを判定する(ステップ125)。
【0131】
判定部201bにより、受信したパスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されていないと判定した場合には(ステップ125;NO)、メッセージ生成部201iは、電話番号等データの取得を不許可とする旨のメッセージを生成し、送受信部203は、このメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信し(ステップ126)、ステップ131に処理を移行する。一方、判定部201bにより、受信したパスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されていると判定した場合には(ステップ125;YES)、メッセージ生成部201iは、電話番号等データの取得を許可する旨のメッセージを生成し、送受信部203は、このメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ127)。因みに、受信したパスワードが図7(a)に示す「EF5678GH」の場合には、電話番号等データの取得を許可する旨のメッセージが携帯電話10に送信される。
【0132】
携帯電話の受信部103により、電話番号等データの取得を不許可とする旨のメッセージ及び取得を許可する旨のメッセージのうちのいずれかのメッセージが受信されると、判定部101bは、受信したメッセージが電話番号等データの取得を許可する旨のメッセージであるか、または、不許可にする旨のメッセージであるかを判定する(ステップ104)。
【0133】
判定部101bにより、受信したメッセージが電話番号等データの取得を許可する旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ104;許可メッセージ)、送信部104は、電話番号等データ登録DB202cに記憶されている電話番号等データの送信要求を、通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ105)。一方、判定部101bにより、受信したメッセージが電話番号等データの取得を不許可にする旨のメッセージであると判定した場合には(ステップ104;不許可メッセージ)、ステップ114に処理を移行する。
【0134】
利用者情報管理装置20の受信部203が携帯電話10から電話番号等データの送信要求を受信すると(ステップ128)、内部処理部201hは、電話番号等データ登録DB202cに記憶されている電話番号等データを逐次読み出し、読み出した電話番号等データを送受信部203に出力する。送受信部103は、入力された電話番号等データを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ129)。
【0135】
携帯電話10の受信部103は、逐次受信した電話番号等データを通信処理部101に出力する。通信処理部101aは、入力された電話番号等データを記憶部102のワーク領域に一時記憶する。その後、判定部101bは、すべての利用者の電話番号等データが受信したか否かを判定する(ステップ106)。
【0136】
判定部101bにより、すべての利用者の電話番号等データを受信しなかったと判定した場合(ステップ106;NO)、すなわち、利用者の電話番号等データの受信が成功しなかったと判定した場合には、メッセージ生成部101gは、電話番号等データの受信に失敗した旨のメッセージを生成し、送信部104は、このメッセージを通信網40及び交換機45介して利用者情報管理装置20に送信し(ステップ108)、ステップ109に処理を移行する。一方、判定部101bにより、すべての電話番号等データを受信したと判定した場合(ステップ106;YES)、すなわち、電話番号等データの受信が成功したと判定した場合には、メッセージ生成部201iは、電話番号等データの受信に成功した旨のメッセージを生成し、送信部104は、このメッセージを通信網40及び交換機45を介して利用情報管理装置20に送信する(ステップ107)。
【0137】
その後、判定部101bは、送信したメッセージが、電話番号等データの受信に成功した旨のメッセージであるか、または、失敗した旨のメッセージであるかを判定し(ステップ;109)。判定部101bにより、受信に失敗した旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ109;受信失敗メッセージ)、通信処理部101aは、ワーク領域Nに1を加算する(ステップ110)。次に、判定部101bは、ワーク領域Nに有する数が所定回数M以上であるか否かを判定する(ステップ111)。判定部101bにより、ワーク領域Nに有する数がM以上であると判定された場合には(ステップ111;YES)、通信処理部101aは、通信を切断し(ステップ114)、処理を終了する。一方、判定部101bにより、ワーク領域Nに有する数がM未満であると判定された場合には(ステップ111;NO)、ステップ105に処理を移行し、上述したと同様な処理を続行する。
【0138】
ステップ109において、判定部101bにより、送信したメッセージが電話番号等データの受信に成功した旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ109;受信成功メッセージ)、データ生成部101fは、ワーク領域に記憶されている電話番号等データから判定電話番号データ登録ファイル102bに登録する判定電話番号データを逐次生成する(ステップ112)。次に、データ登録部101eは、生成した判定電話番号データを判定電話番号データ登録ファイル102bに登録し(ステップ113)、ワーク領域に記憶されている電話番号等データについての判定電話番号データすべてを登録すると、ステップ114に処理を移行する。
【0139】
ステップ129において、電話番号等データを携帯電話10に送信し終わったのち、判定部201bは、利用者情報管理装置20の送受信部103から受信したメッセージが、電話番号等データの受信に成功した旨のメッセージであるか、または、受信に失敗した旨のメッセージであるかを判定する(ステップ130)。
【0140】
判定部201bにより、受信したメッセージが電話番号等データの受信に成功した旨のメッセージであると判定した場合には(ステップ130;受信成功メッセージ)、内部処理部201hは、通信を切断し(ステップ131)、処理を終了させる。一方、判定部201bにより、受信したメッセージが電話番号等データの受信に失敗した旨のメッセージであると判定した場合には(ステップ130;受信失敗メッセージ)、ステップ128に処理を移行し、上述したと同様な処理を続行する。
【0141】
図16は、新規に携帯電話を購入した際に電話番号等データ登録DBに販売店端末から電話番号等データを登録する動作を示すフローチャートである。まず、販売店の店員の操作により、許可情報等データ登録DB202aに登録要求を交換機47を介して送信する(ステップ140)。
【0142】
まず、販売店端末30は、許可情報等データ等登録DB202aに対する登録要求を交換機47を介して送信する(ステップ140)。利用者情報管理装置20の送受信部203が、許可情報等データ登録DB202aに対する登録要求を受信すると(ステップ150)、メッセージ生成部201iは、販売店端末30に対して許可情報等データ登録DB202aに登録を許可する旨のメッセージ生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、登録を許可する旨のメッセージを交換機47を介して販売店端末30に送信する。(ステップ151)。
【0143】
その後、販売店端末30は、店員により入力された、新規に購入された携帯電話についての許可情報等データ登録DB202aに登録するための情報を交換機47を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ141)。ここで、上記情報は、携帯電話を購入した人から提出された申込み書に記載されている情報であって、図7(a)に示すように、電話機の製造番号、アクセスできる電話番号(新規に購入された携帯電話の電話番号)、データ登録・取得のためのパスワード、メンバー追加・削除するための特別パスワード等を有している。
【0144】
利用者情報管理装置20の送受信部203は、新規に購入された携帯電話についての許可情報等データ登録DB202aに登録するための情報を受信し(ステップ152)、内部処理部201hに出力する。内部処理部201hは、入力された上記情報を記憶部202のワーク領域に記憶する。次に、データ生成部201gは、ワーク領域に記憶されている上記情報から許可情報等データを生成し、その後、データ登録部201cは、生成したこのデータを許可情報等データ登録DB202aに登録する(ステップ153)。メッセージ生成部201iは、電話番号等データ登録DB202cに登録するための情報の送信を許可する旨のメッセージを生成し、送受信部203は、このメッセージを交換機47を介して販売店端末30に送信する(ステップ154)。
【0145】
すると、販売店端末30は、店員により入力された、新規に購入された携帯電話についての電話番号等データ登録DB202cに登録するための情報を交換機47を介して利用者情報管理装置20に送信し(ステップ142)、処理を終了する。上記情報は、携帯電話を購入した人から提出された申込み書に記載されている情報であって、図7(c)に示すように、グループ識別情報、関係(グループ内での関係)、登録した電話番号、登録した名前、メールアドレス等を有している。
【0146】
利用者情報管理装置20の送受信部203は、新規に購入された携帯電話についての電話番号等データ登録DB202cに登録するための情報を受信し(ステップ155)、この情報を内部処理部201hに出力する。次に、内部処理部201hは、入力されたこの情報を記憶部202のワーク領域に記憶する。次に、データ生成部201gは、この情報から電話番号等データを生成し、データ登録部201cは、生成したこのデータを電話番号等データ登録DB202cに登録し(ステップ156)、処理を終了する。
【0147】
図17は、販売店端末から、既存の携帯電話に関する電話番号等データを電話番号等データ登録DBに登録する動作を示すフローチャートである。まず、販売店の店員の操作により、電話番号等データ登録DB202cに対する登録要求を交換機47を介して送信する(ステップ144)。
【0148】
利用者情報管理装置20の送受信部203は、電話番号等データ登録DB202cに対する登録要求を受信すると(ステップ157)、メッセージ生成部201iは、販売店端末30に対して電話番号等データ登録DB202cに登録を許可する旨のメッセージを送受信部203から交換機47を介して販売店端末30に送信する。(ステップ158)。
【0149】
すると、販売店端末30は、店員により入力された、既存の携帯電話についての電話番号等データ登録DB202cに登録するための情報を交換機47を介して利用者情報管理装置20に送信し(ステップ145)、処理を終了する。
【0150】
利用者情報管理装置20の送受信部203は、既存の携帯電話についての電話番号等データ登録DB202cに登録するための情報を受信し(ステップ159)、この情報を内部処理部201hに出力する。次に、内部処理部201hは、受信したこの情報を記憶部202のワーク領域に記憶し、その後、データ生成部201gはこの情報から電話番号等データを生成し、データ登録部201cは、生成したこのデータを電話番号等データ登録DB202cに登録し(ステップ160)、処理を終了する。
【0151】
図18及び図19は、利用者が所属するグループの電話番号等データに新たにグループ管理データを追加登録する際の動作を示すフローチャートである。操作部108に設けられている所定のキーが利用者により押下されると、携帯電話10の送信部104は、電話番号等データDB202cに対する接続要求を通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ161)。接続要求には携帯電話の電話番号を有している。
【0152】
利用者情報管理装置20の送受信部203が、電話番号等データ登録DB202cに対する接続要求を受信すると(ステップ170)、その後、判定部201bは、接続要求してきた電話番号について許可情報等データ登録DB202aを検索し、接続要求してきた電話番号が登録され、かつ、この電話番号を有する携帯電話の製造番号がともに許可情報等データ登録DB202aに登録されているか否かを判定する(ステップ171)。
【0153】
判定部201bにより、電話番号及び製造番号うちのいずれかが登録されていないと判定された場合、すなわち、電話番号等データ登録DB202cに接続することができないものと判定された場合には(ステップ171;NO)、メッセージ生成部201iは、接続を不許可とする旨のメッセージを生成し、送受信部202は、このメッセージを交換機及び通信網40を介して、携帯電話10に送信する(ステップ172)。一方、判定部201bにより、電話番号及び製造番号がともに登録されていると判定された場合、すなわち、電話番号等データ登録DB202cに接続することができるものと判定された場合には(ステップ171;YES)、メッセージ生成部201iは、特別パスワードの入力を要求する旨のメッセージを生成し、送受信部203は、このメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ173)。
【0154】
携帯電話10の受信部103は、電話番号等データの追加登録を許可する旨の特別パスワードを要求するメッセージ、及び追加登録を不許可にする旨のメッセージのうちのいずれかのメッセージを受信すると、判定部101bは、受信したメッセージが、接続を不許可とする旨のメッセージであるか、または、特別パスワードを要求するメッセージであるかを判定する(ステップ162)。
【0155】
判定部101bにより、受信したメッセージが特別パスワードの入力を要求するメッセージであると判定された場合には(ステップ162;特パスワード入力要求メッセージ)、送信部104は、操作部108のキーを操作して利用者が入力した特別パスワードを、通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ163)。一方、判定部101bにより、受信したメッセージが接続を不許可とする旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ162;不許可メッセージ)、ステップ167に処理を移行する。
【0156】
利用者情報管理装置20の送受信部203が、携帯電話10から送信されてきた特別パスワードを受信したのち(ステップ174)、判定部201bは、特別パスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されているか否かを判定する(ステップ175)。
【0157】
判定部201hにより、特別パスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されていないと判定された場合には(ステップ175;NO)、メッセージ生成部201iは、新たに電話番号等データの追加登録を不許可とする旨のメッセージを生成し、送受信部203は、このメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ176)。その後、内部処理部201hは、ステップ183に処理を移行させる。一方、判定部201bにより、受信したパスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されていると判定した場合には(ステップ175;YES)、メッセージ生成部201iは、新たに電話番号等データの追加登録を許可する旨のメッセージを生成し、送受信部203は、このメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ177)。因みに、受信した特別パスワードが図7(a)に示す「UV4321WX」の場合には、追加登録を許可する旨のメッセージが携帯電話10に送信される。
【0158】
携帯電話の受信部103が上記追加登録を不許可とする旨のメッセージ及び追加登録を許可する旨のメッセージうちのいずれかのメッセージを受信すると、判定部101bは、受信したメッセージが追加登録を許可する旨のメッセージであるか、または、追加登録を不許可にする旨のメッセージであるかを判定する(ステップ164)。
【0159】
判定部101bにより、受信したメッセージが追加登録を許可する旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ164;許可メッセージ)、送信部104は、電話番号等データ登録DB20cの追加登録するための電話番号等データ生成用のデータを通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ165)。上記電話番号等データ生成用のデータには、追加するグループを識別するグループ識別情報、グループ内での関係、電話番号、本人の名前、メールアドレス等を有している。一方、判定部101bにより、受信したメッセージが追加登録を不許可にする旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ164;不許可メッセージ)、ステップ167に処理を移行する。
【0160】
利用者情報管理装置20の受信部203が、上記電話番号等データ生成用のデータを受信すると(ステップ178)、判定部101bは、電話番号等データ生成用のデータの受信が成功したか否かを判定する判定する(ステップ179)。
【0161】
判定部201bにより、電話番号等データ生成用のデータの受信が成功しなかったと判定された場合(ステップ179;NO)、メッセージ生成部201iは、電話番号等データ生成用のデータの受信に失敗した旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、このメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信し(ステップ180)、ステップ184に処理を移行する。一方、判定部201bにより、電話番号等データの受信が成功したと判定された場合(ステップ179;YES)、メッセージ生成部201iは、電話番号等データ生成用のデータの受信に成功した旨のメッセージを生成し、送受信部203は、上記メッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ181)。
【0162】
その後、データ生成部201fは、受信した電話番号等データ生成用のデータから電話番号等データ登録DB202cに追加登録するための電話番号等データを生成する(ステップ182)。次に、データ追加登録部201dは、生成された電話番号等データを電話番号等データ登録DB202cに追加登録し(ステップ183)、内部処理部201hは、通信を切断し(ステップ183)、処理を終了させる。
【0163】
ステップ180及びステップ181において、利用者情報管理装置20が、電話番号等データ生成用のデータの受信に成功した旨のメッセージ、及び受信に失敗して旨のメッセージのいずれかのメッセージを送信すると、携帯電話10の受信部103は、上記メッセージのいずれかを受信し、判定部101bは、受信に成功した旨のメッセージであるか、または、受信に失敗した旨のメッセージであるかを判定する(ステップ166)。
【0164】
判定部101bにより、受信に成功した旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ166;受信成功メッセージ)、通信処理部101aは、通信を切断し(ステップ167)、処理を終了させる。一方、判定部101bにより、受信に失敗した旨のメッセージであると判定した場合には(ステップ166;受信失敗メッセージ)、通信処理部101aは、ステップ165に処理を移行し、上述したと同様な処理を続行させる。
【0165】
図20及び図21は、利用者が所属するグループの電話番号等データ登録DBから電話番号等データを削除する際の動作を示すフローチャートである。操作部108に設けられている所定のキーが利用者により押下されると、携帯電話10の送信部104は、電話番号等データDB202cに対する接続要求を通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ190)。接続要求には携帯電話の電話番号を有している。
【0166】
利用者情報管理装置20の送受信部203が、電話番号等データ登録DB202cに対する接続要求を受信すると(ステップ200)、判定部201bは、接続要求してきた電話番号について許可情報等データ登録DB202aを検索し、接続要求してきた電話番号が登録され、かつ、この電話番号を有する携帯電話の製造番号がともに許可情報等データ登録DB202aに登録されているか否かを判定する(ステップ201)。
【0167】
判定部201bにより、電話番号及び製造番号うちのいずれかが登録されていないとき、すなわち、電話番号等データ登録DB202cに接続することができないものと判定された場合には(ステップ201;NO)、メッセージ生成部201iは、接続を不許可とする旨のメッセージを生成し、送受信部203は、このメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ202)。一方、判定部201bにより、電話番号及び製造番号がともに登録されているとき、すなわち、電話番号等データ登録DB202cに接続することができるものと判定した場合には(ステップ201;YES)、メッセージ生成部201iは、電話番号等データを削除するための特別パスワードの入力を要求する旨のメッセージを生成し、送受信部203は、このメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ203)。
【0168】
携帯電話10の受信部103が、上記接続を不許可とする旨のメッセージ及び特別パスワードの入力を要求する旨のメッセージのうちのいずれかのメッセージを受信すると、判定部201bは、受信したメッセージが接続を不許可とする旨のメッセージであるか、または、特別パスワードの入力を要求する旨のメッセージであるかを判定する(ステップ191)。
【0169】
判定部101bにより、受信したメッセージが特別パスワードの入力を要求する旨メッセージであると判定した場合には(ステップ191;特別パスワード入力要求メッセージ)、送信部104は、操作部108のキーを操作して利用者が入力した特別パスワードを通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ192)。一方、判定部101bにより、受信したメッセージが接続を不許可とする旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ191;不許可メッセージ)、ステップ196に処理を移行する。
【0170】
利用者情報管理装置20の送受信部203が携帯電話10から送信されてきた特別パスワードを受信すると(ステップ204)、判定部201は、入力された特別パスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されているか否かを判定する(ステップ205)。
【0171】
判定部201bにより、受信した特別パスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されていないと判定した場合には(ステップ205;NO)、メッセージ生成部201iは、電話番号等データ登録DB202cから電話番号等データを削除することを不許可とする旨のメッセージを生成し、送受信部203は、このメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信し(ステップ206)、ステップ213に処理を移行する。一方、判定部bにより、受信した特別パスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されていると判定された場合には(ステップ205;YES)、メッセージ生成部201iは、電話番号等データの削除を許可する旨のメッセージ生成し、送受信部203は、このメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ207)。因みに、受信した特別パスワードが図7(a)に示す「MN2109OP」の場合には、削除を許可する旨のメッセージが携帯電話10に送信される。
【0172】
携帯電話の受信部103が上記削除を不許可とする旨のメッセージ及び削除を許可する旨のメッセージのうちのいずれかのメッセージを受信すると、判定部101bは、受信したメッセージが削除を許可する旨のメッセージであるか、または、削除を不許可とする旨のメッセージであるかを判定する(ステップ193)。
【0173】
判定部101bは、受信したメッセージが削除を許可するメッセージであると判定された場合には(ステップ193;許可メッセージ)、データ生成部101fは、操作部108により入力された、電話番号等データを削除するのに必要となる情報、すなわち、グループ識別情報、電話番号、及び登録した名前が記述された、電話番号等データ記憶手段202cから削除する電話番号等データを指定する削除データを生成し、この削除データを送信部104に出力する。送信部104は、この削除データを通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ194)。一方、判定部101により、受信したメッセージが削除を不許可とする旨のメッセージであると判定した場合には(ステップ193;不許可メッセージ)、ステップ196に処理を移行する。
【0174】
利用者情報管理装置20の受信部203が上記削除データを受信すると(ステップ208)、その後、判定部201bは、削除データの受信が成功したか否かを判定する(ステップ209)。
【0175】
判定部201bにより、削除データの受信に失敗したと判定された場合(ステップ209;NO)、メッセージ生成部201iは、受信に失敗した旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、このメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信し(ステップ210)、その後、内部処理部201hは、ステップ213に処理を移行させる。一方、判定部201bにより、上記削除データの受信に成功した判定した場合(ステップ209;YES)、メッセージ生成部201iは、受信に成功した旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、このメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ211)。
【0176】
その後、データ削除部201eは、送信されてきた削除データに記述されているグループ識別情報及び電話番号を有する電話番号等データを、電話番号等データ記憶手段202cから削除する(ステップ212)。次に、内部処理部201hは、通信を切断し(ステップ213)、処理を終了させる。例えば、削除データに、グループ識別情報として「A1111」が、また、電話番号として「090−1234−0003」が、名前として「山田太郎」が記述されている場合には、図7(c)中の符号Bに示す電話番号等データが削除される。
【0177】
ステップ210及びステップ211において、利用者情報管理装置20が削除データの受信に失敗した旨の旨のメッセージ、及び、削除データの受信に成功した旨のメッセージのいずれかのメッセージを送信すると、携帯電話10の受信部103は上記メッセージのいずれかを受信する。その後、判定部01bは、受信したメッセージが削除データの受信に成功した旨のメッセージであるか、または、削除データの受信に失敗した旨のメッセージであるかを判定する(ステップ195)。
【0178】
判定101bにより、受信したメッセージが削除データの受信に成功した旨のメッセージであると判定された場合には、(ステップ195;受信成功メッセージ)、通信処理部101aは通信を切断し(ステップ196)、処理を終了させる。一方、判定部制御部101により、受信したメッセージが上記情報の受信に失敗した旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ195;受信失敗メッセージ)、通信処理部101aは、ステップ194に処理を移行し、上述したと同様な処理を続行させる。
【0179】
図22及び図23は、電話番号等データ登録DBから利用者が所属する電話番号等データを更新する際の動作を示すフローチャートである。操作部108に設けられている所定のキーが利用者により押下されると、携帯電話10の送信部104は、電話番号等データDB202cに対する接続要求を通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ220)。接続要求には携帯電話の電話番号を有している。
【0180】
利用者情報管理装置20の送受信部203が、電話番号等データ登録DB202cに対する接続要求を受信したのち(ステップ230)、判定部201bは、接続要求してきた電話番号について許可情報等データ登録DB202aを検索し、接続要求してきた電話番号が登録され、かつ、この電話番号を有する携帯電話の製造番号がともに許可情報等データ登録DB202aに登録されているか否かを判定する(ステップ231)。
【0181】
判定部201bにより、電話番号及び製造番号のうちのいずれかが登録されていないとき、すなわち、電話番号等データ登録DB202cに接続することができないものと判定した場合には(ステップ231;NO)、メッセージ生成部201iは、接続を不許可とする旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。次に、送受信部203は、このメッセージを交換機及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ232)。一方、判定部201bにより、電話番号及び製造番号がともに登録されているとき、すなわち、電話番号等データ登録DB202cに接続することができるものと判定された場合には(ステップ231;YES)、メッセージ生成部201iは、電話番号等データを更新するための特別パスワードの入力を要求するメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203出力する。送受信部203は、交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ233)。
【0182】
携帯電話10の受信部103が、接続を不許可とする旨のメッセージ及び特別パスワードの入力を要求するメッセージのうちのいずれかのメッセージを受信したのち、判定部101bは、受信したメッセージが接続を不許可とする旨のメッセージであるか、または、特別パスワードの入力を要求するメッセージであるかを判定する(ステップ221)。
【0183】
判定部101bにより、受信したメッセージが特別パスワードの入力を要求するメッセージであると判定した場合には(ステップ221;特別パスワードの入力要求メッセージ)、送信部104は、入力された、操作部108のキーを操作して利用者が入力した特別パスワードを、通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ222)。一方、判定部101bにより、受信したメッセージが接続を不許可とする旨のメッセージであると判定した場合には(ステップ221;不許可メッセージ)、ステップ226に処理を移行する。
【0184】
利用者情報管理装置20の送受信部203が、携帯電話10から送信されてきた特別パスワードを受信したのち(ステップ234)、判定部201bは、入力された特別パスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されているか否かを判定する(ステップ235)。
【0185】
判定部201bにより、受信したパスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されていないと判定した場合には(ステップ235;NO)、メッセージ生成部201iは、電話番号等データを変更することが不許可とする旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、このメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信し(ステップ236)、ステップ243に処理を移行する。一方、判定部201bにより、受信した特別パスワードが許可情報等データ登録DB202aに登録されていると判定した場合には(ステップ235;YES)、メッセージ生成部201iは、電話番号等データの変更を許可する旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、このメッセージを換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ237)。例えば、受信した特別パスワードが図7(a)に示す「QR865ST」の場合には、変更を促すメッセージが携帯電話10に送信される。
【0186】
携帯電話の受信部103が、上記変更を不許可とする旨のメッセージ及び変更を許可する旨のメッセージのうちのいずれかのメッセージを受信したのち、判定部101bは、受信したメッセージが変更を許可する旨のメッセージであるか、または、変更を不許可にする旨のメッセージであるかを判定する(ステップ223)。
【0187】
判定部101bにより、受信したメッセージが変更を許可する旨のメッセージであると判定された場合には(ステップ223;許可メッセージ)、データ生成部101fは、入力された、電話番号等データを変更するのに必要となる情報、すなわち、グループ識別情報、グループ内での関係、電話番号、本人の名前、メールアドレス等から、電話番号等データ記憶手段202c中の電話番号等データを変更するための電話番号等更新データを生成し、この電話番号等更新データを送受信部203に出力する。送受信部203は、この電話番号等更新データを通信網40及び交換機45を介して利用者情報管理装置20に送信する(ステップ224)。一方、判定部101bにより、受信したメッセージが変更を不許可とする旨のメッセージであると判定した場合には(ステップ223;不許可メッセージ)、ステップ226に処理を移行する。
【0188】
利用者情報管理装置20の受信部203が上記電話番号等更新データを情報を受信すると(ステップ238)、その後、判定部201bは、電話番号等変更データを受信したか否かを判定する(ステップ239)。
【0189】
判定部201bにより、上記電話番号等更新データを受信しなかったと判定した場合(ステップ239;NO)、メッセージ生成部201iは、受信に失敗した旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に出力する。送受信部203は、このメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信し(ステップ240)、ステップ243に処理を移行する。一方、判定部201bにより、電話番号等更新データを受信に成功したと判定した場合(ステップ239;YES)、メッセージ生成部201iは、受信に成功した旨のメッセージを生成し、このメッセージを送受信部203に入力する。送受信部203は、このメッセージを交換機45及び通信網40を介して携帯電話10に送信する(ステップ241)。
【0190】
その後、データ変更部201fは、電話番号等変更データに記述されているグループ識別情報、電話番号、及び登録された名前を有する電話番号等データを電話番号等データ登録DB202cから削除し、この削除した箇所に、上記電話番号等変更データを電話番号等データとして登録して、電話番号等データを更新する(ステップ242)。次に、内部処理部201hは、通信を切断し(ステップ243)、処理を終了させる。例えば、図7(c)中の符合Bに示す電話番号等データ中のメールアドレスを「ccc@.ddd.co.jp」を「ggg@.hhh.co.jp」に更新する場合には、更新するのに必要となる情報として、グループ識別情報として「A1111」を、グループ内での関係として、「親族」を、電話番号として「090−4321−0004」を、登録した名前として「鈴木花子」を、メールアドレスとしてggg@.hhh.co.jp」有する。
【0191】
ステップ240及びステップ241において、利用者情報管理装置20が電話番号等変更データの受信に失敗した旨のメッセージ、及び、受信に成功した旨のメッセージを送信すると、携帯電話10の受信部103が上記メッセージのいずれかを受信し、その後、判定部101bは、受信したメッセージが電話番号等更新データの受信に成功した旨のメッセージであるか、または、メッセージ番号等変更データの受信に失敗した旨のメッセージであるかを判定する(ステップ225)。
【0192】
判定部101bにより、受信したメッセージが電話番号等変更データの受信に成功した旨のメッセージであると判定した場合には(ステップ225;受信成功メッセージ)、通信処理部101aは、通信を切断し(ステップ226)、処理を終了させる。一方、判定部101bにより、受信したメッセージが電話番号等変更データの受信に失敗した旨のメッセージであると判定した場合には(ステップ225;受信失敗メッセージ)、通信処理部101aは、ステップ224に処理を移行し、上述したと同様な処理を続行させる。
【0193】
この実施形態によれば、判定部101bにより、利用者情報管理装置20から送信されてきた電話番号が、ワン切り電話データ登録ファイル102aに記憶されているワン切り電話データに登録されているか否かが判定されるので、受信したワン切り電話番号とされない電話番号の中にある、利用者にとって迷惑なワン切り電話番号を利用者に非通にすることができる。
【0194】
また、この実施形態によれば、グループ識別情報及び携帯電話が記述されたワン切り電話番号等データが、ワン切り電話番号等データ登録DB202bに登録されているか否かが、利用者情報管理装置20の判定部201bにより判定されるので、利用者の例えば友人、親類等の一定のグループに関するワン切り電話の着信を防止するという決め細かいサービスを提供することができる。
【0195】
また、この実施形態によれば、利用者情報管理装置20から送信されてきた電話番号が、ワン切り電話データ登録ファイル102aに登録されていないと判定され、かつ、タイマ109により計時された受信時間が所定時間未満で、かつ、この電話番号が判定電話番号データ登録ファイル102bに登録されていない場合には、この電話番号をワン切り電話番号であると判定するので、ワン切り電話番号であるか否かの判定に要する時間を短縮することができる。
【0196】
また、この実施形態によれば、携帯電話10が、ワン切り電話データ登録ファイル102aに記憶されているワン切り電話データを、利用者情報管理装置10のワン切り電話番号等データ登録DB202bに安全確実に登録することができる。
【0197】
また、この実施形態によれば、携帯電話10が、判定電話番号データ登録ファイル102bに登録されている判定電話番号データを、利用者情報管理装置20の電話番号等データ登録DB202cに安全確実に登録することができる。
【0198】
また、この実施形態によれば、携帯電話10が、利用者情報管理装置20の電話番号等データ登録DB202cから安全確実に電話番号等データを取得することができる。
【0199】
また、この実施形態によれば、携帯電話10が利用者情報管理装置20の電話番号等データ登録DB202cに安全確実に電話番号等データを追加登録することができる。
【0200】
また、この実施形態によれば、携帯電話10が利用者情報管理装置20の電話番号等データ登録DB202cに記憶されている電話番号等データを安全確実に削除することができる。
【0201】
また、この実施形態によればこの構成によれば、携帯電話10が利用者情報管理装置20の電話番号等データ登録DB202cに記憶されている電話番号等データを安全確実に変更する取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0202】
【図1】本発明に係る実施形態のワン切り電話着信防止システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の携帯電話の構成を示すブロック図である。
【図3】図1中の携帯電話の機能を示す機能ブロック図である。
【図4】図4(a)は、図2中のワン切り電話データ登録ファイルの構成を示す図である。図4(b)は、図2中の判定電話番号データ登録ファイルの構成を示す図である。
【図5】図1中の利用者情報管理装置の構成を示すブロック図である。
【図6】図1中の利用者情報管理装置の機能を示す機能ブロック図である。
【図7】図7(a)は、図5中の許可情報等データ登録DBの構成を示す図である。図7(b)は、図5中のワン切り電話番号等データ登録DBの構成を示す図である。図7(c)は、図5中の電話番号等データ登録DBの構成を示す図である。
【図8】ワン切り電話着信防止システムの電話着信時の動作を示すフローチャートである。
【図9】ワン切り電話着信防止システムの電話着信時の動作を示すフローチャートである。
【図10】ワン切り電話着信防止システムのワン切り電話番号登録時の動作を示すフローチャートである。
【図11】ワン切り電話着信防止システムのワン切り電話番号登録時の動作を示すフローチャートである。
【図12】ワン切り電話着信防止システムの判定電話番号登録時の動作を示すフローチャートである。
【図13】ワン切り電話着信防止システムの判定電話番号登録時の動作を示すフローチャートである。
【図14】ワン切り電話着信防止システムの判定電話番号取得時の動作を示すフローチャートである。
【図15】ワン切り電話着信防止システムの判定電話番号取得時の動作を示すフローチャートである。
【図16】ワン切り電話着信防止システムの新規携帯電話の情報登録時の動作を示すフローチャートである。
【図17】ワン切り電話着信防止システムの既存携帯電話の情報登録時の動作を示すフローチャートである。
【図18】ワン切り電話着信防止システムのグループ管理データの追加時の動作を示すフローチャートである。
【図19】ワン切り電話着信防止システムのグループ管理データの追加時の動作を示すフローチャートである。
【図20】ワン切り電話着信防止システムのグループ管理データの削除時の動作を示すフローチャートである。
【図21】ワン切り電話着信防止システムのグループ管理データの削除時の動作を示すフローチャートである。
【図22】ワン切り電話着信防止システムのグループ管理データの変更時の動作を示すフローチャートである。
【図23】ワン切り電話着信防止システムのグループ管理データの変更時の動作を示すフローチャートである。
【図24】従来の通信システムの構成を示すブロック図である。
【図25】従来の携帯電話着信制限システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0203】
10 携帯電話(携帯電話機)
101 制御部
101a 通信処理部
101b 判定部
101c 着信通知部(着信通知手段)
101d 特定部
101e データ登録部(登録手段、判定電話番号登録手段)
101f データ生成部
101h メッセージ生成部
102 記憶部
102a ワン切り電話データ登録ファイル(ワン切り電話番号記憶手段)
102b 判定電話番号データ登録ファイル(判定電話番号記憶手段)
103 受信部
104 送信部(データベース登録手段、登録要求手段、判定電話番号登録要求手段)
105 音声出力部
106 音声入力部
107 表示部
108 操作部
109 タイマ(計時手段)
110 アンテナ
20 利用者情報管理装置
201 制御部
201a 識別情報特定部
201b 判定部(認証手段)
201c データ登録部(管理装置側登録手段、管理装置側判定電話番号登録手段)
201d データ追加登録部(更新手段)
201e データ削除部(更新手段)
201f データ更新部(更新手段)
201g データ生成部
201h 内部処理部
201i メッセージ生成部
202 記憶部
202a 許可情報等データ登録DB(利用者情報記憶手段)
202b ワン切り電話番号等データ登録DB(グループ別ワン切り電話番号記憶手段)
202c 電話番号等データ登録DB(グループ別判定電話番号記憶手段)
203 送受信部(判定電話番号送信手段)
40 通信網
45、47 交換機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
着信があったときに発信側電話番号を取得する機能を備えた携帯電話機において、
前記携帯電話機により収集されたワン切り電話番号が登録されたワン切り電話番号記憶手段と、
前記携帯電話機の利用者に着信があったことを通知する着信通知手段とを備え、
前記着信通知手段は、前記発信側電話番号が前記ワン切り電話番号記憶手段に登録されている場合は着信通知を行わないことを特徴とした携帯電話機。
【請求項2】
着信があってから発信側により通信が切断されるまでの時間である受信時間を計測する計時手段と、
前記受信時間があらかじめ定められた所定時間未満である場合に、前記発信側電話番号を前記ワン切り電話番号記憶手段に登録する登録手段を備え、
前記受信時間が前記所定時間未満である場合に、前記着信通知手段は着信通知を行わないことを特徴とした請求項1に記載の携帯電話機。
【請求項3】
携帯電話の利用者により構成されるグループ毎に定義された判定電話番号が登録された判定電話番号記憶手段を備え、
前記発信元電話番号が前記判定電話番号記憶手段に登録されている場合には、前記ワン切り電話番号登録手段は作動せず、
前記着信通知手段は、着信履歴を残すことを特徴とした請求項2に記載の携帯電話機。
【請求項4】
前記判定電話番号を通信回線を介して接続可能なデータベースから取得し、取得した前記判定電話番号を前記判定電話番号記憶手段に登録する判定電話番号登録手段を備えたことを特徴とした請求項3に記載の携帯電話機。
【請求項5】
前記ワン切り電話番号記憶手段に登録されているワン切り電話番号と前記判定電話番号記憶手段に登録されている判定電話番号を、前記携帯電話機の利用者が属する前記グループの構成員がアクセスすることができるデータベースに登録するデータベース登録手段を備えたことを特徴とした請求項3または請求項4のいずれか一つに記載の携帯電話機。
【請求項6】
発信側の電話機と着信側の携帯電話機との間の通信を仲介し前記携帯電話機に発信側電話番号を通知する通信仲介手段を備え、前記携帯電話の利用者により構成されるグループに関する情報を管理する利用者情報管理装置において、
前記グループを識別するグループ識別情報と前記グループに属する利用者の携帯電話機の電話番号を対応付けて登録した利用者情報記憶手段と、
前記グループ毎に収集されたワン切り電話番号が登録されたグループ別ワン切り電話番号記憶手段とを備え、
前記通信仲介手段は、前記利用者情報記憶手段を検索して前記着信側の携帯電話機の利用者が属する前記グループの前記グループ識別情報を取得し、このグループ識別情報に対応する前記グループ別ワン切り電話番号記憶手段に前記発信側電話番号が登録されている場合には、通信仲介を行わないことを特徴とした利用者情報管理装置。
【請求項7】
携帯電話機からの登録要求に応じて、前記携帯電話機から送信された前記携帯電話機が収集したワン切り電話番号を前記携帯電話の利用者が属する前記グループに対応する前記グループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録する管理装置側登録手段を備えたことを特徴とした請求項6に記載の利用者情報管理装置。
【請求項8】
前記管理装置側登録手段は、前記グループ別ワン切り電話番号記憶手段のデータ量が予め定められた閾値を超えた場合に、前記グループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されているワン切り電話番号の中で最も長期間アクセスのないものに前記携帯電話機から受信したワン切り電話番号を上書きすることにより登録を行うことを特徴とした請求項7に記載の利用者情報管理装置。
【請求項9】
前記グループ毎に前記判定電話番号を記憶するグループ別判定電話番号記憶手段と、
携帯電話機からの登録要求に応じて、前記携帯電話機から送信された判定電話番号を前記携帯電話機の利用者が属する前記グループに対応する前記グループ別判定電話番号記憶手段に登録する管理装置側判定電話番号登録手段と、
携帯電話機からの送信要求に応じて、前記携帯電話の利用者が属する前記グループに対応する前記グループ別判定電話番号記憶手段に登録された前記判定電話番号を前記携帯電話機に送信する判定電話番号送信手段とを備えたことを特徴とした請求項6ないし請求項8のいずれか一つに記載の利用者情報管理装置。
【請求項10】
前記判定電話番号送信手段により送信された回数が予め定められた制限回数を超えた判定用電話番号を前記グループ別判定電話番号記憶手段から削除する判定用電話番号削除手段を備えたことを特徴とした請求項9に記載の利用者情報管理装置。
【請求項11】
前記利用者情報記憶手段には、前記携帯電話機の認証情報が前記携帯電話機の電話番号と対応付けて登録され、
前記携帯電話機から送信された認証情報と前記利用者情報記憶手段に登録された認証情報を照合して前記登録要求および前記送信要求に対する認証を行う認証手段を備えたことを特徴とした請求項7ないし請求項10のいずれか一つに記載の利用者情報管理装置。
【請求項12】
前記認証情報は、前記携帯電話機の製造番号と前記携帯電話機毎に設定されたパスワードを含むことを特徴とした請求項11に記載の利用者情報管理装置。
【請求項13】
携帯電話機からの更新要求に応じ、前記利用者情報記憶手段に格納されている情報の追加または削除または変更をして前記利用者情報記憶手段を更新する更新手段を備え、
前記認証手段は前記更新要求に対する認証を行い、
前記認証情報は、前記パスワードとは別の更新用パスワードを含み、
前記利用者情報記憶手段には前記更新用パスワードが前記電話番号と対応付けされて登録されていることを特徴とした請求項12に記載の利用者情報管理装置。
【請求項14】
着信があったときに発信側電話番号を取得する機能を備えた携帯電話機と、発信側の電話機と着信側の携帯電話機との間の通信を仲介し前記携帯電話機に発信側電話番号を通知する通信仲介手段を備え、前記携帯電話の利用者により構成されるグループに関する情報を管理する利用者情報管理装置を備えたワン切り電話着信防止システムにおいて、
前記携帯電話機は、
前記利用者情報管理装置から前記発信側電話番号を取得する発信側電話番号取得手段と、
前記携帯電話機により収集されたワン切り電話番号が登録されたワン切り電話番号記憶手段と、
前記携帯電話機の利用者に着信があったことを通知する着信通知手段とを備え、
前記着信通知手段は、前記発信側電話番号が前記ワン切り電話番号記憶手段に登録されている場合は着信通知を行わないことを特徴とし、
前記利用者情報管理装置は、
前記グループを識別するグループ識別情報と前記グループに属する利用者の携帯電話機の電話番号を対応付けて登録した利用者情報記憶手段と、
前記グループ毎に収集されたワン切り電話番号が登録されたグループ別ワン切り電話番号記憶手段と、
前記通信仲介手段は、前記利用者情報記憶手段を検索して前記着信側の携帯電話機の属する前記グループの前記グループ識別情報を取得し、このグループ識別情報に対応する前記グループ別ワン切り電話番号記憶手段に前記発信側電話番号が登録されている場合には、前記着信側の携帯電話機に着信通知を行わないことを特徴としたワン切り電話着信防止システム。
【請求項15】
前記携帯電話機は、
着信があってから発信側により通信が切断されるまでの時間である受信時間を計測する計時手段と、
前記受信時間があらかじめ定められた所定時間未満である場合に、前記発信側電話番号を前記ワン切り電話番号記憶手段に登録する登録手段と、
前記ワン切り電話番号記憶手段に登録されているワン切り電話番号を前記利用者情報管理装置に送信し、前記携帯電話機の利用者が属する前記グループに対応する前記グループ別ワン切り電話番号記憶手段への登録を要求する登録要求手段を備え、
前記受信時間が前記所定時間未満である場合に、前記着信通知手段は着信通知を行わないことを特徴とし、
前記利用者情報管理装置は、
前記携帯電話機からの登録要求に応じて、前記携帯電話機から送信されたワン切り電話番号を前記携帯電話の利用者が属する前記グループに対応する前記グループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録する管理装置側登録手段を備えた
ことを特徴とした請求項14に記載のワン切り電話着信防止システム。
【請求項16】
前記管理装置側登録手段は、前記グループ別ワン切り電話番号記憶手段の登録量が予め定められた閾値を超えた場合に、前記グループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されているワン切り電話番号の中で最も長期間アクセスのないものに前記携帯電話機から受信したワン切り電話番号を上書きすることにより登録を行うことを特徴とした請求項15に記載のワン切り電話着信防止システム。
【請求項17】
前記利用者情報管理装置は、
前記グループ毎に前記判定電話番号を記憶するグループ別判定電話番号記憶手段と、
携帯電話機からの登録要求に応じて、前記携帯電話機から送信された判定電話番号を前記携帯電話の利用者が属する前記グループに対応する前記グループ別判定電話番号記憶手段に登録する管理装置側判定電話番号登録手段と、
携帯電話機からの送信要求に応じて、前記携帯電話の利用者が属する前記グループに対応する前記グループ別判定電話番号記憶手段に登録された前記判定電話番号を前記携帯電話機に送信する判定電話番号送信手段とを備え、
前記携帯電話機は、
前記グループごとに定義された判定電話番号が登録された判定電話番号記憶手段と、
前記判定電話番号記憶手段に登録されている判定電話番号を前記利用者情報管理装置に送信し、前記携帯電話機の利用者が属する前記グループに対応する前記グループ別判定電話番号記憶手段への登録を要求する判定電話番号登録要求手段と、
前記利用者情報管理装置に前記携帯電話機の利用者が属する前記グループに対応するグループ別判定電話番号記憶手段に登録されている前記判定電話番号の送信を要求し、この要求に応じて送信された前記判定電話番号を受信し前記判定電話番号記憶手段に登録する判定電話番号登録手段とを備え、
前記発信元電話番号が前記判定電話番号記憶手段に登録されている場合には、前記ワン切り電話番号登録手段は作動せず、
前記着信通知手段は、音声または振動による着信通知を行わないことを特徴とした請求項14ないし請求項16のいずれか一つに記載のワン切り電話着信防止システム。
【請求項18】
前記判定電話番号送信手段により送信された回数が予め定められた制限回数を超えた判定電話番号を前記グループ別判定電話番号登録手段から削除する削除手段を備えたことを特徴とした請求項17に記載のワン切り電話着信防止システム。
【請求項19】
前記利用者情報記憶手段には、前記携帯電話機の認証情報が前記携帯電話機の電話番号と対応付けて登録され、
前記利用者情報管理装置は、前記携帯電話機から送信された認証情報と前記利用者情報記憶手段に登録された認証情報を照合して前記登録要求および前記送信要求に対する認証を行う認証手段を備えたことを特徴とした請求項15ないし請求項18のいずれか一つに記載のワン切り電話着信防止システム。
【請求項20】
前記認証情報は、前記携帯電話機の製造番号と前記携帯電話機毎に設定されたパスワードを含むことを特徴とした請求項19に記載のワン切り電話着信防止システム。
【請求項21】
前記利用者情報管理装置は、
携帯電話機からの更新要求に応じ、前記利用者情報記憶手段に格納されている情報の追加または削除または変更をし前記利用者情報記憶手段を更新する更新手段を備え、
前記認証手段は前記編集要求に対する認証を行い、
前記認証情報は、前記パスワードとは別の更新用パスワードを含み、
前記利用者情報記憶手段には前記更新用パスワードが前記電話番号と対応付けされて登録されていることを特徴とした請求項20に記載のワン切り電話着信防止システム。
【請求項22】
着信側の携帯電話機と発信側の電話機との通信経路上で前記発信側の電話機の電話番号である発信側電話番号を取得する発信側電話番号取得工程と、
前記発信元電話番号が、前記携帯電話機の利用者からなるグループ毎に収集されたワン切り電話番号を登録するグループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されているか否かを判定する判定工程と、
この判定工程において前記発信元電話番号が前記グループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されていないと判定された場合にのみ作動し、前記発信元電話番号を前記着信側携帯電話機に通知する発信元電話番号通知工程とを備えたことを特徴としたワン切り電話着信防止方法。
【請求項23】
コンピュータに、
着信側の携帯電話機と発信側の電話機との通信経路上で前記発信側の電話機の電話番号である発信側電話番号を取得する発信側電話番号取得機能と、
前記発信元電話番号が、前記携帯電話機の利用者からなるグループ毎に収集されたワン切り電話番号を登録するグループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されているか否かを判定する判定機能と、
この判定機能が前記発信元電話番号が前記グループ別ワン切り電話番号記憶手段に登録されていないと判定した場合にのみ作動し、前記発信元電話番号を前記着信側携帯電話機に通知する発信元電話番号通知機能とを実行させることを特徴としたワン切り電話着信防止プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公開番号】特開2007−110213(P2007−110213A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−296382(P2005−296382)
【出願日】平成17年10月11日(2005.10.11)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【Fターム(参考)】