説明

樹脂製フェンダ取り付け構造

【課題】フロントピラー下部近傍におけるフードヒンジとフェンダ取り付け点との干渉を回避することが可能な樹脂製フェンダ取り付け構造を提供する。
【解決手段】フェンダ1の上部を車体骨格13に取り付けるフェンダブラケット6を備え、フェンダブラケット6には、フードヒンジ3の下方で車体骨格13に接合されるブラケット基部6aと、フードヒンジ3との干渉を回避するようにフードヒンジ3の車幅方向外側に設けられてブラケット基部6aから上方に立設するとともに車両前後方向に延在する略垂直面を有するフェンダ支持板部6bとを形成し、フェンダ1には、フェンダ外板部1aの車幅方向内側に設けられてフェンダ支持板部6bに対応したフェンダ取付板部1bを形成し、フェンダ1のフェンダ取付板部1bとフェンダブラケット6のフェンダ支持板部6bを締結する締結手段をさらに備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、樹脂製フェンダ取り付け構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の前部には、一般的に、前輪上部に位置し外板をなすフェンダと、エンジンルームの覆いであるフードとが取り付けられている。フェンダは車体前部側部のフロントピラー下部近傍の骨格部材に取り付けられる。フードは、フードヒンジによりフロントピラー下部近傍に開閉可能に取り付けられる。このフードヒンジは、フードの後端部近傍に結合されるフードアームと、このフードアームを上下に回動可能に車体骨格側に結合するヒンジベースとからなる。
【0003】
しかし、上述した構造ではフェンダ上部の取り付け位置とフードアームは共にフロントピラー下部近傍に位置することとなり互いに干渉してしまうこととなる。このため、フェンダ上部の取り付け位置に、フェンダとは別体のフェンダ取り付けブラケットを取り付け、フェンダ上部の取り付け位置とフードアームとの干渉を避ける構造が知られている。このようなフェンダ取り付け構造の一例が下記特許文献1に開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2005−119542号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に開示されるフェンダ取り付け構造では、フェンダ上部の取り付け位置とフードアームとの干渉を避けるためにフェンダ上部の取り付け位置をオフセットさせるのに十分なスペースが必要となる。
【0006】
近年、エンジンルームが車両前後方向に比較的短くして、しかも車両前方に設けられるヘッドランプを大型化した結果、ヘッドランプの後端とフロントピラー下部との距離が短くなり、いわゆるフェンダ上部が車両前後方向に比較的短くなる車両が開発されている。このような車両ではフェンダ上部の取り付け位置とフードヒンジとは両者共にヘッドランプのすぐ後方に設けられることとなりお互い干渉してしまう。
【0007】
この干渉を避けるために上記特許文献1に開示されるフェンダ取り付け構造を採用すると、例えばフェンダ上部の取り付け位置を車幅方向へオフセットさせるとエンジンルームを狭くしたり、もしくは必要以上に車幅を拡幅したりすることとなり、また車両前後方向へのオフセットさせるには、ヘッドランプやフロントピラー下部によってフェンダ上部の長さが規制されており、いずれにしてもオフセットさせるのに十分なスペースを確保することが困難である。
【0008】
このようなことから、本願発明は、フロントピラー下部近傍におけるフードヒンジとフェンダ取り付け点との干渉を回避することが可能な樹脂製フェンダ取り付け構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に対応)に係る樹脂製フェンダ取り付け構造は、
車両の前輪上方に配置され前記車両の前部側面の外板をなす樹脂製のフェンダと、
前記車両の前部に設けられるエンジンルームの上面を覆うフードと、
前記フードを開閉可能に車体骨格に結合するフードヒンジと
を備え、
前記フードヒンジの下方の車体骨格上に前記フェンダの取り付け部が位置する車体構造において、
前記フェンダの上部を前記車体骨格に取り付けるフェンダブラケットをさらに備え、
前記フェンダブラケットには、
前記フードヒンジの下方で前記車体骨格に接合されるブラケット基部と、
前記フードヒンジとの干渉を回避するように前記フードヒンジの車幅方向外側に設けられて前記ブラケット基部から上方に立設するとともに車両前後方向に延在する略垂直面を有するフェンダ支持板部とを形成し、
前記フェンダには、
外板部の車幅方向内側に設けられて前記フェンダ支持板部に対応したフェンダ取付板部を形成し、
前記フェンダの前記フェンダ取付板部と前記フェンダブラケットの前記フェンダ支持板部を締結する締結手段をさらに備える
ことを特徴とする。
【0010】
上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に対応)に係る樹脂製フェンダ取り付け構造は、第1の発明に係る樹脂製フェンダ取り付け構造において、
前記フェンダの前記フェンダ取付板部には、
温度変化に伴う前記フェンダの膨張又は収縮時における車両前後方向への自由な伸縮を可能とするスライド手段をさらに備える
ことを特徴とする。
【0011】
上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に対応)に係る樹脂製フェンダ取り付け構造は、第1の発明又は第2の発明に係る樹脂製フェンダ取り付け構造において、
前記フェンダブラケットは、
該フェンダブラケットのブラケット基部において前記車体骨格にボルト締めして取り付ける際に前記フェンダブラケットの取り付け位置を調節することが可能な調整代を有する調整代付ボルト挿入孔が形成される
ことを特徴とする。
【0012】
上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に対応)に係る樹脂製フェンダ取り付け構造は、第1の発明乃至第3の発明のいずれかに係る樹脂製フェンダ取り付け構造において、
前記フェンダには、前記フェンダ取付板部から車幅方向内側へ延出し、前記ブラケット基部と前記車体骨格との接合面に略平行な面を有するフェンダ固定板部を形成し、
前記車体骨格には、前記フェンダ固定板部に対応するフェンダ支持面を形成し、
前記フェンダブラケットに形成された前記フェンダ支持板部と前記フェンダに形成された前記フェンダ取付板部との当接面は、
前記骨格部材に形成された前記フェンダ支持面と前記フェンダに形成された前記フェンダ固定板部との当接面に対して略垂直である
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
第1の発明によれば、車両の前輪上方に配置され前記車両の前部側面の外板をなす樹脂製のフェンダと、車両の前部に設けられるエンジンルームの上面を覆うフードと、フードを開閉可能に車体骨格に結合するフードヒンジとを備え、フードヒンジの下方の車体骨格上にフェンダの取り付け部が位置する車体構造において、フェンダの上部を車体骨格に取り付けるフェンダブラケットをさらに備え、フェンダブラケットには、フードヒンジの下方で車体骨格に接合されるブラケット基部と、フードヒンジとの干渉を回避するようにフードヒンジの車幅方向外側に設けられてブラケット基部から上方に立設するとともに車両前後方向に延在する略垂直面を有するフェンダ支持板部とを形成し、フェンダには、外板部の車幅方向内側に設けられてフェンダ支持板部に対応したフェンダ取付板部を形成し、フェンダのフェンダ取付板部とフェンダブラケットのフェンダ支持板部を締結する締結手段をさらに備えることにより、フェンダを支持するフェンダブラケットに設けられたフェンダ支持板部が車両前後方向に延在する略垂直面を有するので、フェンダ上部の取り付け位置をオフセットさせるのに十分なスペースが確保できなくても、フェンダとフードヒンジとの干渉を回避することができる。
なお、樹脂製フェンダであるので外板部の車幅方向内側にフェンダ支持板部に対応して車両前後方向に延在する略垂直面を有するフェンダ取付板部を形成することが可能となる。
【0014】
第2の発明によれば、第1の発明による効果に加え、フェンダのフェンダ取付板部には、温度変化に伴うフェンダの膨張又は収縮時における車両前後方向への自由な伸縮を可能とするスライド手段をさらに備えることにより、塗装工程においてはスライド手段により熱によるフェンダの膨張と塗装後の温度低下による収縮に伴うフェンダの伸縮を車両前後方向にのみ自由に行わせてフェンダに想定外の変形が生じることを防ぎ、その上、艤装工程においては固定手段により、フェンダとフェンダブラケットとを確実に固定することができる。
【0015】
第3の発明によれば、第1の発明又は第2の発明による効果に加え、フェンダブラケットは、このフェンダブラケットのブラケット基部において車体骨格にボルト締めして取り付ける際にフェンダブラケットの取り付け位置を調節することが可能な調整代を有する調整代付ボルト挿入孔が形成されることにより、フェンダとフードとの合い添いを調整することができる。
【0016】
第4の発明によれば、第1の発明乃至第3の発明のいずれかによる効果に加え、フェンダには、フェンダ取付板部から車幅方向内側へ延出し、ブラケット基部と車体骨格との接合面に略平行な面を有するフェンダ固定板部を形成し、車体骨格には、フェンダ固定板部に対応するフェンダ支持面を形成し、フェンダブラケットに形成されたフェンダ支持板部とフェンダに形成されたフェンダ取付板部との当接面は、骨格部材に形成されたフェンダ支持面とフェンダに形成されたフェンダ固定板部との当接面に対して略垂直であることにより、フェンダの締結を上下方向と水平方向の2方向とすることで、取付剛性の確保を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本願発明に係る樹脂製フェンダ取り付け構造の一実施形態について、図1〜図5を用いて説明する。図1は本願発明の一実施形態の係るフェンダの斜視図、図2は図1にA−Aで示す断面での断面図、図3は本願発明の一実施形態の係るフェンダブラケットの斜視図、図4は本願発明の一実施形態の係るフェンダブラケットの上方から見た平面図、図5は本願発明の一実施形態の係る自動車の斜視図である。なお、各図中において、Frは車両前方を、Inは車幅方向車両内側を、Upは車両上方を示す。
【0018】
以下、本願発明の一実施形態に係る樹脂製フェンダ取り付け構造について説明する。図5に示すように、車両10前部の側面の前輪11上方で、且つフロントピラー12の下部には、車両10の外板をなすフェンダ1が取り付けられている。また、車両前部のエンジン等が設置されるエンジンルームの上部には、エンジンルームを覆うようにフード2が取り付けられている。
【0019】
図3に示すように、車両10(図5参照)前部側面の上部の車体骨格として、フロントピラー12(図5参照)下部から車両前方に向け延在するフロントアッパフレーム13が配設されている。また、車体骨格として、左右のフロントピラー12下部の間に車幅方向に延在するカウルトップパネル14が配設されている。
【0020】
図4に示すように、フード2(図5参照)を支持するフードヒンジ3は、フードヒンジ3の基部であるフードヒンジベース4をフロントピラー12下部近傍のフロントアッパフレーム13上面にボルト15によりボルト締めして取り付けられている。
【0021】
図3に示すように、フードヒンジ3は、フードヒンジベース4とフード2(図5参照)とを結合するフードアーム5が軸3aを中心として上下方向に回動可能に取り付けられている。これにより、フード2はフードヒンジ3を中心として上下方向に開閉可能となっている。なお、図3及び図4では、フード2の図示は省略しているが、フード2を閉じた状態のフードアーム5の位置を示している。
【0022】
図3に示すように、フードヒンジベース4の前方のフロントアッパフレーム13上面には、フェンダ1の上部を垂直面で支持するフェンダブラケット6が取り付けられている。フェンダブラケット6は、L字状の形状となっており、下側の水平面(フェンダ基部6a)の2ヶ所でボルト16aによりボルト締めしてフロントアッパフレーム13上面に取り付けられている。
【0023】
図4に示すように、フェンダブラケット6とフードヒンジ3のフードアーム5とは、フード2(図5参照)を閉じた状態であっても、フェンダブラケット6の上側の垂直面(フェンダ支持板部6b)がフードアーム5を回避する配置となっている。このため、フェンダブラケット6とフードアーム5との干渉を回避することができる。
【0024】
また、図3に示すように、フェンダブラケット6の前方のフロントアッパフレーム13上面には、フェンダ1(図1参照)の上部を水平面で支持するフェンダ支持面17が形成されている。
【0025】
図1に示すように、フェンダ1は、フェンダ1の上部においてフェンダブラケット6に取り付けられる。フェンダ1の上部の後部はフロントピラー12下部を巻き込むようにして取り付いている。なお、図1ではフードヒンジ3は一点鎖線で示す。図2に示すように、フェンダ1の上部は、車両10(図5参照)の外板をなす外側の壁面(フェンダ外板部1a)の上端部から車幅方向内側へ折り返され垂直面をなす内側の壁面(フェンダ取付板板部1b)が形成されている。
【0026】
図1に示すように、フェンダ取付板部1bには、車両前後方向に長孔18が形成されており、車体骨格を溶接し、組み立てする溶接・組み立て工程においてこの長孔18にスライドカラー19を設置することにより、溶接・組み立て工程後の塗装工程において樹脂製のフェンダ1が熱により膨張して伸長した場合であっても、フェンダ1を車両前方側へのみ自由に伸長させることが可能となる。また、塗装後にフェンダ1の温度が低下して収縮する際にも、フェンダ1を車両後方側へのみ自由に収縮させることが可能となるため、フェンダ1に想定外の変形が生じることを防ぐことができる。
【0027】
さらに、フェンダ取付板部1bには、ボルト挿入孔20(図2参照)が形成されており、塗装工程の後のヘッドランプユニット26(図5参照)等を車両10に艤装する艤装工程においてフェンダ1をフェンダブラケット6に確実に固定するために、ボルト挿入孔20においてボルト21a及びナット21bによりボルト締めして固定する。
【0028】
このように、本実施形態に係る樹脂製フェンダ取り付け構造では、フェンダ1は、塗装工程においては長孔18にスライドカラー19を設置したスライド手段により車両前方側へのみ自由に伸長させることが可能となるため、フェンダ1に想定外の変形が生じることを防ぐことができ、その上、艤装工程においてはボルト挿入孔20においてボルト21a及びナット21bによりボルト締めする固定手段により、ボルト締め後はフェンダ1とフェンダブラケット6とを確実に固定することができる。
【0029】
図2に示すように、フェンダ取付板部1bは、フェンダ取付板部1bの車幅方向外側からフェンダブラケット6のフェンダ支持板部6bに接するよう取り付けられている。このように、図1に示すように、フェンダ取付板部1bをフェンダブラケット6のフェンダ支持板部6bに取り付けることにより、フェンダ1とフードヒンジ3のフードアーム5との干渉を回避することができ、フェンダ1の剛性、特に垂直方向の剛性を確保し、フェンダ1が車幅方向に倒れるような変形を防ぐことができる。
【0030】
フェンダブラケット6の基部6aには、図2中にPで示す調整代を有する調整代付ボルト挿入孔22が形成されている。このため、フェンダブラケット6の車幅方向の取り付け位置を調整することができるため、溶接・組み立て工程においてフェンダ1(図5参照)とフード2(図5参照)との合い添いを調整することができる。さらに、フェンダブラケット6は、フロントアッパフレーム13上面にボルト16aによりボルト締めされて取り付けられているため、フロントアッパフレーム13から容易に脱着することが可能である。
【0031】
また、図1に示すように、フェンダ取付板部1bには、フェンダ支持面17にフェンダ1上部を取り付けるフェンダ固定板部23が形成されている。フェンダ固定板部23は水平面を形成している。フェンダ固定板部23には長孔24が形成されており、溶接・組み立て工程においてこの長孔24にスライドカラー25を設置することにより、溶接・組み立て工程後の塗装工程において樹脂製のフェンダ1が熱により膨張して伸長した場合であっても、フェンダ1を車両前方側へのみ自由に伸長させることが可能となる。また、塗装後にフェンダ1の温度が低下して収縮する際にも、フェンダ1を車両後方側へのみ自由に収縮させることが可能となるため、フェンダ1に想定外の変形が生じることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本願発明の一実施形態の係るフェンダの斜視図である。
【図2】図1にA−Aで示す断面での断面図である。
【図3】本願発明の一実施形態の係るフェンダブラケットの斜視図である。
【図4】本願発明の一実施形態の係るフェンダブラケットの上方から見た平面図である。
【図5】本願発明の一実施形態の係る自動車の斜視図である。
【符号の説明】
【0033】
1 フェンダ
1a フェンダ外板部
1b フェンダ取付板部
2 フード
3 フードヒンジ
4 フードヒンジベース
5 フードアーム
6 フェンダブラケット
6a ブラケット基部
6b フェンダ支持板部
13 フロントアッパフレーム(車体骨格)
17 フェンダ支持面
22 調整代付ボルト挿入孔
23 フェンダ固定板部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の前輪上方に配置され前記車両の前部側面の外板をなす樹脂製のフェンダと、
前記車両の前部に設けられるエンジンルームの上面を覆うフードと、
前記フードを開閉可能に車体骨格に結合するフードヒンジと
を備え、
前記フードヒンジの下方の車体骨格上に前記フェンダの取り付け部が位置する車体構造において、
前記フェンダの上部を前記車体骨格に取り付けるフェンダブラケットをさらに備え、
前記フェンダブラケットには、
前記フードヒンジの下方で前記車体骨格に接合されるブラケット基部と、
前記フードヒンジとの干渉を回避するように前記フードヒンジの車幅方向外側に設けられて前記ブラケット基部から上方に立設するとともに車両前後方向に延在する略垂直面を有するフェンダ支持板部とを形成し、
前記フェンダには、
外板部の車幅方向内側に設けられて前記フェンダ支持板部に対応したフェンダ取付板部を形成し、
前記フェンダの前記フェンダ取付板部と前記フェンダブラケットの前記フェンダ支持板部を締結する締結手段をさらに備える
ことを特徴とする樹脂製フェンダ取り付け構造。
【請求項2】
前記フェンダの前記フェンダ取付板部には、
温度変化に伴う前記フェンダの膨張又は収縮時における車両前後方向への自由な伸縮を可能とするスライド手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂製フェンダ取り付け構造。
【請求項3】
前記フェンダブラケットは、
該フェンダブラケットのブラケット基部において前記車体骨格にボルト締めして取り付ける際に前記フェンダブラケットの取り付け位置を調節することが可能な調整代を有する調整代付ボルト挿入孔が形成される
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の樹脂製フェンダ取り付け構造。
【請求項4】
前記フェンダには、前記フェンダ取付板部から車幅方向内側へ延出し、前記ブラケット基部と前記車体骨格との接合面に略平行な面を有するフェンダ固定板部を形成し、
前記車体骨格には、前記フェンダ固定板部に対応するフェンダ支持面を形成し、
前記フェンダブラケットに形成された前記フェンダ支持板部と前記フェンダに形成された前記フェンダ取付板部との当接面は、
前記骨格部材に形成された前記フェンダ支持面と前記フェンダに形成された前記フェンダ固定板部との当接面に対して略垂直である
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の樹脂製フェンダ取り付け構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−162413(P2008−162413A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−354230(P2006−354230)
【出願日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(000006286)三菱自動車工業株式会社 (2,892)
【出願人】(000176811)三菱自動車エンジニアリング株式会社 (402)
【Fターム(参考)】