説明

知覚信号対ノイズおよび干渉インジケータを用いたネットワーク管理のための方法および装置

【課題】RSSIは、所定のPHYにおけるAPオプションの評価への使用が制限されているが、異なるPHYの比較では有用でない。RSSIは、明らかにネットワーク管理によって、負荷最適配分にも負荷シフトにも使用可能ではない。いくつかの重大な制限を有するRSSIに優先して、知覚信号対ノイズ指示として働く、信号のパラメータを利用したネットワーク管理が望まれていた。
【解決手段】ネットワーク管理の方法および装置が開示される。ネットワーク内の多数のステーションにおいて物理層測定値を提供するための知覚インジケータを利用し、各アクセスポイントからの無線周波数電力、または観測信号対ノイズおよび干渉を用いて、測定結果を報告し、測定結果を収集し、ネットワークまたはネットワーク性能を最適化する。報告されたPSNI値を、届けられるビットエラーレートまたはフレームエラーレートの信号品質インジケータとして使い、複数のステーションを評価し再構成し管理する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は概して、ネットワーク管理に関し、より詳細には、受信位置で入手される、知覚信号対ノイズ(および干渉)インジケータ(PSNI)として働く観測信号のパラメータを用いたネットワーク管理の円滑化に関する。
【背景技術】
【0002】
本明細書は、以下の略語を含む。
AP:アクセスポイント(access point)
BER:ビットエラーレート(bit error rate)
CCK:相補的コードキーイング(RF変調)(complementary code keying (RF modulation)
DSSS:直接シーケンススペクトル拡散(direct sequence spread spectrum)
EIRP:等価等方放射電力(equivalent isotropically radiated power)
ERP:実効放射電力(effective radiated power)
FEC:前方誤り訂正(forward error correction)
FER:フレームエラーレート(frame error rate)
MIB:管理情報ベース(management information base)
OFDM:直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing)
PBCC:パケットバイナリ畳込み符号化(packet binary convolution coding)
PHY:物理層(physical layer)
PLCP:物理層変換プロトコル(physical layer conversion protocol)
PMD:物理媒体依存部(physical medium dependent)
PPDU:PLCPプロトコルデータユニット(PLCP protocol data unit)
PSK:位相シフトキーイング(phase shift keying)
PSNI:知覚信号対ノイズ指示(perceived signal to noise indication)
RPI:受信電力インジケータ(received power indicator)
RSSI:受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator)
SQ:信号品質(signal quality)
STA:ステーション(station)
【0003】
現在のIEEE標準802.11は、効率的なネットワーク管理のために上位層機能をサポートするインタフェース、測定、および機構を提供する役割を担っている。現時点で、802.11標準は、いくつかの物理的パラメータを定義しているが、どのパラメータもネットワーク管理目的に完全には適していない。測定可能パラメータの一例が、受信信号強度インジケータ(RSSI)であり、RSSIは、各受信フレーム用の報告可能なパラメータであるが、標準において数値化されておらず、十分に指定されていない。こうした標準は、RSSIの状況における一定の定義を実際に含めてはいるが、RSSIは、依然としてネットワーク管理での使用を基準として一定の制限を課している。その理由は、異なるステーション(STA)からのRSSIパラメータは、一律に定義することができないので、比較可能でないからである。
【0004】
提案されている第2の測定可能パラメータが信号品質(SQ)であり、SQも、コード同期の、数値化されていないインジケータとなっているが、DSSS PHY変調にのみ適用可能であり、OFDM PHY変調には適用可能でない。さらに別の測定可能パラメータがRPIヒストグラムであり、これは、数値化され指定されてはいても、どのAPを基準としても目標となる測定を行うことができない。RPIヒストグラムは、802.11発信源を含むすべての発信源、レーダ、および他のすべての干渉発信源からのチャネル電力を測定するが、制御パラメータとしてRPIヒストグラムに依拠する程には有用でない。
【0005】
現在の標準は、
(1)同じチャネル、同じ物理層、および同じステーションにおけるAP信号と、
(2)異なるチャネル、同じ物理層、および同じステーションにおけるAP信号との測定に主に基づいて、受信信号強度指示を定義する。
【0006】
注目すべきことに、異なる物理層および同じまたは異なるステーションに関わる測定は、必要とされてはいても、現時ポイントでは標準において対処されていない。
【0007】
ネットワーク管理には、たとえば、ハンドオフの決定で使用するために比較PHY測定が必要である。以下のタイプの比較PHY測定が行われる。
1.同じSTA内で、同じチャネル、同じPHYにおけるAP信号を比較する。
2.異なるSTA内で、同じチャネル、同じPHYにおけるAP信号を比較する。
3.同じSTA内で、異なるチャネル、同じPHYにおけるAP信号を比較する。
4.異なるSTA内で、異なるチャネル、同じPHYにおけるAP信号を比較する。
5.異なるSTA内で、異なるPHYにおけるAP信号を比較する。
6.同じSTA内で、異なるPHYにおけるAP信号を比較する。比較測定は、ネットワーク管理のためのハンドオフの決定に不可欠である。
【0008】
現在定義されているRSSIは、上記のカテゴリ(1)および(3)にのみ対処している。RSSIは、DSSS PHYまたはOFDM PHYによって受信されたRFエネルギーの測定値である。最大8ビット(256レベル)のRSSI指示がサポートされる。RSSIの許容値は、0からRSSI最大値に及ぶ。このパラメータは、現在のPPDUを受信するのに使われるアンテナで観測されたエネルギーを、PHY副層によって測定した値である。RSSIは、PLCPプリアンブルの受信中に測定される。RSSIは、相対的に利用されることを意図しており、受信電力の単調増加関数である。
【0009】
CCK、ER−PBCC:18.4.5.11に記載されているRSSIの8ビット値。
【0010】
ERP−OFDM、DSSS−OFDM、8ビット値は、17.2.3.2に記載されているように、0からRSSI最大値のレンジ内である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
RSSIインジケータのいくつかの制限を挙げる。RSSIは、所望の信号、ノイズ、および干渉電力の合計を示す、アンテナコネクタでの電力の単調な相対インジケータである。干渉が高い環境において、RSSIは、所望の信号品質の適切なインジケータではない。RSSIは、十分に指定されていない。すなわち、ユニット定義も、性能要件(正確さ、精度、テスト容易性)も定められていない。RSSIについて指定されていることがほとんどないので、大きく異なる実現方法が既に存在すると仮定しなければならない。異なる製品からのRSSIを比較することはできないし、おそらく同じ製品においても、異なるチャネル/帯域のRSSIさえ比較することはできないであろう。
【0012】
RSSIは、所定のPHYにおけるAPオプションの評価への使用が制限されているが、異なるPHYの比較では有用でない。RSSIは、DSSSおよびOFDM PHY用にスケーリングし直されなければならない。RSSIは、明らかにネットワーク管理によって、負荷最適配分にも負荷シフトにも使用可能ではなく、あるSTAからのRSSIは、他のSTAからのRSSIにも関連しない。
【0013】
したがって、いくつかの重大な制限を有するRSSIに優先して、知覚信号対ノイズ指示(PSNI)として働く、信号のパラメータを利用したネットワーク管理が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、いくつかの重大な制限を有するRSSIに優先して、知覚信号対ノイズ指示(PSNI)として働く、信号のパラメータを利用したネットワーク管理方法を提供する。好ましくは、PSNIパラメータの許容値は、たとえば0から255のレンジとなり得るが、必ずしもそのレンジでなくてよい。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、本発明により、いくつかの重大な制限を有するRSSIに優先して、知覚信号対ノイズ指示(PSNI)として働く、信号のパラメータを利用したネットワーク管理が実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
例として挙げる好ましいインプリメンテーション形態の以下の説明および添付の図面から、本発明をより詳細に理解することができよう。
【0017】
異なる物理層および同じまたは異なるステーションを含むすべての可変状況におけるAP信号の比較測定を考慮したネットワーク管理方法を提供することが望ましい。
【0018】
デモジュレータ固有の、数値化されたFER指示を用いて指定された、知覚されたS/(N+I)の主観推定量をこれ以降で説明する。例示的なインプリメンテーション形態の説明のコンテキストにおいて、以下のことに留意されたい。
【0019】
すべてのデジタルデモジュレータは、トラッキングループおよび複雑な後処理を利用して、受信符号を復調する。多くの内部デモジュレータパラメータは、知覚されたS/(N+I)に比例する。以下にいくつかの例を挙げる。
PSK:ベースバンド位相ジッタ、ベースバンドエラーベクトル振幅(EVM)
DSSS:拡散コード相関品質
OFDM:周波数トラッキングおよびチャネルトラッキングの安定性
【0020】
デモジュレータの内部パラメータは、フレームユニットで使用可能である。アナログS/(N+I)に比例するデモジュレータパラメータは、データレートに関して不変である。どのデータレートでも、同じパラメータを使うことができる。
【0021】
デモジュレータの内部パラメータは、実際のFER性能に関して制御された環境において、レート、変調、およびFECで定義された2つ以上の動作ポイントを指定し較正することができる。このようなデモジュレータの内部パラメータは、干渉環境および干渉のない(ノイズのみの)環境両方においてFER性能を推定し、PSNIの基準として使うことができる。PSNIが有用なインジケータであるために、どのデモジュレータの内部パラメータをインジケータの基準として使うかを指定する必要はなく、数値化されたインジケータがどのようにFERに関連するかを指定するだけで十分である。
【0022】
本発明による、ネットワーク管理のためのPSNIの使用に関連して、以下の特徴に留意されたい。
【0023】
PSNIは、増加するS/(N+I)とともに単調に増加する、符号なしの8ビット値として、RSSIと同様に指定される。
【0024】
PSNIは、知覚されたS/(N+I)に対数的にスケーリングされる。PSNIは、FERを高速に推定する、デモジュレータの内部パラメータに基づく。
【0025】
2つの信号品質ポイントで定義されたレンジに渡ってPSNI出力指示を指定する。第1のポイントは、使用可能な最低限の信号品質レベルにあり、第2のポイントは、最高信号品質レベルにある。
【0026】
少なくとも2つのFERポイントを基準として、出力値および出力値の正確さを指定し、有効な各変調、FEC、およびデータレートの組み合わせごとに、少なくとも1つのFERポイントを指定する。
【0027】
PSNIレンジは、1から54Mbpsのデータレートでの高いFERをカバーするように、S/(N+I)の動作レンジの下位40db部分に渡り得るが、これより高いレンジも低いレンジも使うことができる。
【0028】
PSNIインジケータは、デモジュレータ内での、知覚された、後処理信号対ノイズおよび干渉(S/(N+I))比の測定値である。知覚信号対ノイズインジケータ(PSNI)パラメータの許容値は、0から255(すなわち、8バイナリビット)のレンジ内である。このパラメータは、RFダウンコンバージョンの後で観測された知覚信号品質のPHY副層による測定結果であり、現在のフレームを受信するのに使われるデモジュレータの内部デジタル信号処理パラメータから導出される。PSNIは、PLCPプリアンブルおよび受信フレーム全体に渡って測定される。PSNIは、相対的に使われることを意図しており、観測されたS/(N+I)の、単調に増加する対数関数である。PSNIの正確さおよびレンジは、最低でも2つの異なるFER動作条件で指定される。図3には、43dBのレンジにスケーリングされるPSNI用の指定ポイントの例を挙げてある。
【0029】
図1は、PSNIインジケータ用に使うことができる、PHY測定のためのオプションを示す。図1の受信機10を参照すると、以下の一般的なコメントが、広範なモデム変調およびコーディング技術に有効である。ポイントAおよびBでの信号対ノイズ比は、見かけでは同じであり、無線フロントエンド12における付加損失のせいでわずかに異なる。A/Dコンバータ14でのアナログ−デジタル変換後の信号対ノイズ比も、見かけでは同じ値であり、数値化エラーに関連するノイズがわずかに追加されているだけである。
【0030】
したがって、高性能システムでは、ポイントAでの信号対ノイズ比とデモジュレータ16およびトラッキングループへの入力での信号対ノイズ比の間には、軽微な差しかない。あまり複雑でなく低性能なシステムでは、ポイントAとデモジュレータ16への入力との間の信号対ノイズ比の差が大きくなり得る。デモジュレータ16の出力(ポイントC)での信号対ノイズ比は、ビットエラーレート(BER)を用いて、間接的にのみ観測可能である。ポイントCでのBERは、実際のデモジュレータインプリメンテーション損失を明らかにするように調整される理論復調性能曲線による、ポイントBでの信号対ノイズ比に関連する。
【0031】
同様に、FECデコーダ18での出力(ポイントD)でのBERは、実際のFECデコーダインプリメンテーション損失を明らかにするように調整される理論FECデコーダ性能曲線によるFECデコーダ入力に関連する。フレームチェック関数20の出力におけるポイントEでのフレームエラーレート(FER)は、ポイントDでのBERおよびエラー分散統計の一次数学関数である。通常、フレームチェックに関連するインプリメンテーション損失はない。概して、低BERに関して、FERは、BERにビットで表したフレームサイズを乗算したものに等しい。
【0032】
図1の受信機10のフレームチェック関数20は、フレームパリティ検査を備えても備えなくても実施することができる。ほとんどの実用的な設計において、各フレームは、ブロックが正しく受信されたかどうかを(高い信頼性で)示すパリティ検査を含む。最も一般的なパリティ検査は、巡回冗長検査(CRC)であるが、他の技術も可能であり許容できる。フレームパリティ検査が用いられない場合、FERは、FECデコーダ18の機能からの導出されたBERを使って推定することができる。FECデコーダ18からのBER入力の導出は、以下のように要約される公知のプロセスを利用して実現することができる(図1aを参照)。
【0033】
FECデコーダの出力は、概して正しい。したがって、この出力が入手され格納される(ステップS1およびS2)。FECエンコーディング規則が、正しい入力ビットのレプリカを作成するのに利用され(ステップS3)、各ビットが、実際にFECデコーダに入力され、格納された対応するビットと比較される(ステップS4)。比較の度にカウントが増加される(ステップS5)。各不一致(ステップS6)は、累積される入力ビットエラーを表す(ステップS7)。この導出されたBER(ステップS9、S10)は次いで、FECデコーダの実際の性能曲線とともに、観測FERを推定するのに使うことができる(ステップS11)。比較(エラーがあるか、それともエラーがないか:ステップS6)が、カウントNに達する(ステップS8)まで続けられ、このとき、ステップS7でのカウントがBERとして識別される(ステップS9)。
【0034】
このようにして、理論性能曲線とともに実際のインプリメンテーション損失を用いることによって、どのポイントの信号対ノイズ測定値も、他のどのポイントの信号対ノイズ測定値にも関連づけることができるようになる。
【0035】
ネットワーク管理の観点から、ユーザに届けられる信号品質は、実際のFERまたは観測FER(ポイントE)によって最もよく表される。PSNIの概念は、各STAの異なるインプリメンテーション損失に関わらず、すべてのSTAに対する観測FERに直接関連するインジケータを実現する。このインジケータの実現は、1)内部デモジュレータパラメータの測定値にPSNIを基づかせ、2)特定のデータレート/復調/FECのコンビネーションポイントでの観測FERに関してPSNIインジケータ値を指定し、かつ3)測定ポイントから下流で起こる実際のFECデコーダ損失を明らかにするように内部デモジュレータパラメータ測定値を調整することによって遂行される。デモジュレータにとって内部の測定ポイントを用いることによって、測定信号品質は、STAフロントエンド損失の影響を既に含んでいる。観測FERに関してPSNIインジケータを指定することによって、実際のデモジュレータの損失が含められる。実際のFECデコーダ損失を明らかにするようにデモジュレータ測定値を調整することによって、STAが使い得るすべてのFECデコーダを基準としてインジケータの妥当性が保持される。
【0036】
PSNIは、内部デモジュレータパラメータに基づくので、フレームユニットで測定し報告することができる。ポイントCまたはEでのBERまたはFER測定には、正確な測定のために数千フレームが必要である。したがって、PSNIは、実用的、高速、かつ使用可能な観測信号品質の指標(indictor)である。
【0037】
ポイントAまたはBにおけるアナログ信号対ノイズの測定は、直ちに行うことができるが、さらに下流でのインプリメンテーション損失すべての合計も分からないので、ポイントEでの観測FERに正確に関連づけることができない。
【0038】
このようにして、本発明による、ネットワーク管理のためのPSNIの使用は実施がより実用的であり、測定がより速く、STAインプリメンテーションの知識が必要ないので、本明細書において論じた代替形態を上回る改良である。
【0039】
図2は、本発明の状況における、BER曲線上で指定されるPSNIを示す。図3は、43dBレンジにスケーリングされるPSNI用の指定ポイント(specification)の例を示す。
【0040】
RSSIに勝るPSNIの利点は、以下のものを含む。PSNIが、符号なしの8ビット値(DSSS PHY用)であり、受信信号電力に比例するという点で、PSNIの定義は、RSSIに対する要件を満たす。PSNIは、RSSIを求めるどのデータフィールドに入れても報告することができ、そうすることによって、PSNIインジケータを中間層フレーム品質測定値として広く適用可能にさせる。PSNI MIBエントリおよび報告/通知は、PSNIの改良を上位層に利用可能にさせることを、802.11でさらに命じることができる。
【0041】
以上、ネットワーク管理のPSNIインジケータおよび方法の例示的な実施形態を説明した。本発明は、TDD、FDD、CDMA、および他のモードを含むすべての伝送モードを基準として例外なく適用可能である。説明したPSNIインジケータおよび方法に適切な変更を加えて、その変形形態を得ることも可能である。すべてのこのような変更および変形形態は、本発明の範囲内である。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明は、通信システムに利用できる。ネットワーク管理のための装置に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】PHY測定のためのオプションを示す図である。
【図1a】FECデコーダへの入力を導出する技術を示すフローチャートである。
【図2】BER曲線上で指定されるPSNIを示す図である。
【図3】PSNI指定ポイントの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0044】
10 受信機
12 無線フロントエンド
14 A/Dコンバータ
16 デモジュレータ
18 FECデコーダ
20 フレームチェック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレスネットワークの管理のために知覚信号対ノイズ指示(PSNI)を決定する方法であって、
受信デバイス内における所定の場所で取得された信号を測定することにより入手されたパラメータに前記PSNIを基づかせるステップと、
前記受信デバイスで入手されたフレームエラーレート(FEE)に関して、PSNIインジケータ値を指定するステップと、
前記測定ポイントを基準として下流での損失を明らかにするため前記パラメータを調整するステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記ネットワークの再構成および管理を促進してネットワーク性能を最適化するために、信号品質インジケータとしてPSNIパラメータを用いるステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記下流損失は、前方誤り訂正(FEC)デコーダのデコーダ損失を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。

【図1】
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【図1a】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−86013(P2008−86013A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−237589(P2007−237589)
【出願日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【分割の表示】特願2006−500880(P2006−500880)の分割
【原出願日】平成16年1月9日(2004.1.9)
【出願人】(596008622)インターデイジタル テクノロジー コーポレーション (871)
【Fターム(参考)】