説明

細胞壊死阻害剤としてのインドール及びインダゾール化合物

本発明は、細胞壊死及び壊死関連疾患を予防又は治療に有用なインドール又はインダゾール化合物、薬剤学的に許容されるその塩又は異性体に関するものである。また、本発明は前記インドール又はインダゾール化合物を活性成分として含有することを特徴とする細胞壊死及び壊死関連疾患を予防又は治療するための方法及び組成物に関するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、式(1)のインドール又はインダゾール化合物、薬剤学的に許容されるその塩又は異性体、及びこれを活性成分として含有するを特徴とする細胞壊死及び関連疾患を予防又は治療するための方法及び組成物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
アポトーシスと関連した大多数の研究は、プログラム細胞死(PCD)として知らされた細胞の自然死(apoptosis)に集中してきており、カスパーゼ(caspase)という酵素が発見されたことで、多くの製薬会社によりカスパーゼ抑制剤を用いた薬物開発が、去る10年間行われてきた。しかし、まだFDAの承認を受けた薬物はほとんどないのが実状である。これは細胞の自然死は生理的状況で起こるアポトーシスであり、体内の恒常性(homeostasis)を保持する防御機構に起因する可能性が大きいからである。これとは対照的に、細胞壊死は、主に病的な状況で起こるアポトーシスであり、大多数の場合、炎症反応を伴う特徴を有している。細胞壊死は長年の研究期間の間、非調節的(uncontrolled)アポトーシスであると知らされたが、最近の研究結果(Proskurykakov SY et al., 2002, Biochemistry)は、細胞壊死を能動的/調節的(active/controlled)アポトーシス現象として報告した。細胞壊死によって誘発される疾患は虚血性(例えば、心筋梗塞、脳卒中、腎梗塞)、神経変性、そして炎症性疾患が主である。細胞壊死は病的な状況での非調節的事故死であり、その作用機構、分子標的及び信号伝達体系などがほとんど研究されていないため、細胞壊死が原因になる虚血性、神経変性、そして炎症性疾患を治療し、細胞壊死の生物学的、病理的原因を明らかにするために、このような細胞壊死抑制物質を見出して開発することは至急の課題である。
【0003】
本発明に係るインドール誘導体は、医薬的に非常に有用な構造であり、これらの構造に対して発表された研究結果が多数ある。その中には、グルコキナーゼに対して活性があると報告された特許文献WO2006/112549号、抗腫瘍及び心血管生成阻害剤として有用と報告された特許文献WO95/07276号、及び抗生剤として使用しうると報告された特許文献WO2004/018428号などがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明者らは前記説明した技術的背景下、細胞壊死及び関連疾患に対する予防又は治療及び改善効果を示すだけでなく、特に肝臓疾患の予防又は治療に有用な化合物を開発するために集中的、且つ広範囲な研究を行ってきた。その結果、下記説明のような一般式(1)の置換されたインドール又はインダゾール誘導体が細胞壊死及び関連疾患の予防と治療に卓越な効果を示していることを見出し、本発明を完成した。
【0005】
従って、本発明は式(1)の新規なインドール又はインダゾール誘導体を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明は、薬剤学的に許容される担体又は希釈剤とともに活性成分として式(1)の化合物、薬剤学的に許容されるその塩又は異性体を含有することを特徴とする細胞壊死及び関連疾患、特に肝保護、肝機能改善及び急性/慢性肝臓疾患を予防又は治療するための組成物及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
さらに、本発明は、前記組成物を使用して細胞壊死及び関連疾患、特に肝保護、肝機能改善及び急性/慢性肝臓疾患を予防又は治療するための方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的を達成するために、本発明は、式(1)のインドール又はインダゾール化合物、薬剤学的に許容されるその塩又は異性体:
【化1】

(1)
[式中、
nは1〜3の数であり、
mは0又は1であり、
Aは直接結合を表すか、フェニルを表すか、又は窒素原子1〜2個を含む6員ヘテロアリールを表し、
XはC又はNを表し、但し、XがNの場合mは0で、XがCの場合mは1であり、
は水素、アルキル、−(CHNR、又は−(CHCOHを表し(ここで、rは1〜5の数であり、R及びRはそれぞれ独立して水素、アルキル又はアルキルカルボニルを表すか、又は共に任意に一つのメチレンがN原子によって代替され、アルキルにより任意に置換されたアルキレン鎖を形成していてもよい)、
は水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシ若しくはトリアルキルシリルを表すか、又は−(CHCO、−(CHOR、−(CHNR、−NHR10、−N(H)S(O)、−NHC(O)R10、−(CHS(O)若しくは(CH−複素環−R10を表し(ここで、pは0〜3の数であり、R及びRは前記記載と同義であり、R10は水素、オキソ、アルキルスルホニル、アルキルカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アルキル又は複素環を表す)、
は水素、シアノ、ハロゲン、アルキル若しくはフェニルを表すか、又は−(CH−複素環若しくは−(CH−アリールを表し(ここで、nは0〜3の数である)、
は−YR11を表し{ここで、Yは直接結合又は−(CRY’−を表し(ここで、pは0〜3の数であり、R及びRは前記定義と同義であり、Y’は−O−、−S−、−NR12−、−NR12C(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)NR12−、−S(O)−、及び−S(O)NR12−からなる群から選択され(ここで、R12は水素、アルキル、アリール又はヘテロアリールを表し、qは0〜2の数である))、
11は水素、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、チオール、カルボキシ、アルキル及び−(CHB−R13からなる群から選択され(ここで、tは0〜3の数であり、Bは複素環、ヘテロアリール又はアリールを表し、R13は水素、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チオール、カルボキシ、カルボキシアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルカルボニル又はアルキルスルホニルを表す)}、
は水素、アルキル、シクロアルキル、複素環又はヘテロシクリルアルキルを表し、
は−(CR−Z−D−W−R14を表し{ここで、Zは直接結合を表すか、又は−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)NR12−、−S(O)−からなる群から選択され(ここで、yは1又は2の数である)、
Dは直接結合を表すか、又はシクロアルキル、ヘテロアリール又は複素環を表し、
Wは直接結合を表すか、又は−NR−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)NR12−、−S(O)−、−S(O)NR12−若しくは−NR12S(O)−を表し、
14は水素、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、複素環、ヘテロアリール、アリール又はアラルキルを表す}、
及びRは一緒になって、アルキレン鎖を表し、
前記で、アルキル、アルコキシ、アリール、シクロアルキル、複素環及びヘテロアリールは任意に置換されていてもよく、置換基はヒドロキシ、ハロゲン、ニトリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、カルボキシアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ、アルキルオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアルコキシ及びオキソからなる群から選択される一つ以上である]。
【0009】
本発明に係る式(1)化合物の置換基に対する定義において、用語「アルキル」は脂肪族炭化水素ラジカルを意味する。アルキルはアルケニル若しくはアルキニル部位を含まない「飽和アルキル」であってもよく、少なくとも一つのアルケニル又はアルキニル部位を含む「不飽和アルキル」であってもよい。「アルケニル」は少なくとも一つの炭素−炭素二重結合を含む基を意味し、「アルキニル」は少なくとも一つの炭素−炭素三重結合を含む基を意味する。アルキルは単独又はアルコキシとともに組み合わせて使われる場合には、それぞれ分枝状又は直鎖であってもよい。
【0010】
アルキル基は、特に明記されなければ、1〜20個の炭素原子を有していてもよい。アルキル基は1〜10個の炭素原子を有する中間サイズのアルキルであってもよい。アルキル基は1〜6個の炭素原子を有する低級アルキルであってもよい。典型的なアルキル基にはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、エテニル、プロペニル、ブテニルなどが含まれるが、これらに限定されるものではない。例えば、C−C−アルキルはアルキル鎖に1〜4個の炭素原子を有し、メチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル及びt−ブチルからなる群から選択される。
【0011】
用語「アルコキシ」は、特に明記されなければ、1〜10個の炭素原子を有するアルキルオキシを意味する。
【0012】
用語「シクロアルキル」は、特に明記されなければ、飽和脂肪族3〜10員環を意味する。典型的なシクロアルキル基にはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが含まれるが、これら限定されるものではない。
【0013】
用語「アリール」は共有π電子系を有する少なくとも一つの環を含み、例えば、単環式又は融合環ポリ環状(即ち、炭素原子の隣接する対を分けて有する環)基を含む。即ち、本明細書でアリールは、特に明記されなければ、フェニル、ナフチルなどを含む4〜10員、好ましくは6〜10員芳香族単環式又はマルチ環状環を意味する。
【0014】
用語「ヘテロアリール」は特に明記されなければ、N、O及びSから選択された1〜3個のヘテロ原子を含み、ベンゾ又はC−Cシクロアルキルと融合され得る芳香族3〜10員環、好ましくは4〜8員環、より好ましくは、5〜6員環を意味する。単環式ヘテロアリールの例は、チアゾール、オキサゾール、チオフェン、フラン、ピロール、イミダゾール、イソキサゾール、イソチアゾール、ピラゾール、トリアゾール、トリアジン、チアジアゾール、テトラゾール、オキサジアゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン及び同類のものが挙げられるが、これらに制限されるものではない。二環式ヘテロアリールの例は、インドール、インドリン、ベンゾチオフェン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、ベンゾオキサゾール、ベンズイソオキサゾール、ベンズチアゾール、ベンズチアジアゾール、ベンズトリアゾール、キノリン、イソキノリン、プリン、フロピリジン及び同類のものが挙げられるが、これらに制限されるものではない。
【0015】
用語「複素環」は特に明記されなければ、N、O及びSから選択された1〜3個のヘテロ原子を含み、ベンゾ又はC−Cシクロアルキルと融合され得、飽和されるか、又は1若しくは2個の二重結合を含む3〜10員環、好ましくは4〜8員環、より好ましくは5〜6員環を意味する。複素環の例は、ピロリン、ピロリジン、イミダゾリン、イミダゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピラン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、ヒドロフランなどが挙げられるが、これに限定されるものではない。
【0016】
その他、本明細書で使われた用語と略語は特に明記されなければ、本発明が属する技術分野の当業者に通例的に分かる意味として解釈することができる。
【0017】
本発明に係る式(1)の化合物中でも好ましい化合物は、
nは1〜3の数であり、
mは0又は1であり、
Aは直接結合を表すか、フェニルを表すか、又は窒素原子1〜2個を含む6員ヘテロアリールを表し、
XはC又はNを表し、但し、XがNの場合mは0で、XがCの場合mは1であり、
は水素、C−C−アルキル若しくは−(CHNRを表し(ここで、rは2〜3の数であり、R及びRはそれぞれ独立して水素又はC−C−アルキルを表すか、又は共に任意に一つのメチレンがN原子によって代替され、C−C−アルキルにより任意に置換されたC−C−アルキレン鎖を形成していてもよい)、
は水素、ハロゲン、C−C−アルキル、−(CHCO、−(CHOR、−(CHNR、−NHR10、−N(H)S(O)、−NHC(O)R10、−(CHS(O)又は−(CH−複素環−R10表し{ここで、pは0〜3の数であり、
10は水素、オキソ、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルキルオキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル若しくはヒドロキシ−C−C−アルキルを表すか、又はヘテロ原子として1若しくは2個の窒素原子を含み、C−C−アルキルにより置換されていてもよい5〜6員複素環を表す}、
は水素、ハロゲン若しくはC−C−アルキルを表すか、C−C−アルコキシにより任意に置換されたフェニルを表すか、又は複素環がN及びO原子から選択された1若しくは2個のヘテロ原子を含み、1若しくは2個のオキソ基により任意に置換された5〜6員環のヘテロシクリル−C−C−アルキルを表し、
は−YR11を表し{ここで、Yは直接結合又は−(CRY’−を表し(ここで、Y’は−O−、−C(O)−、−C(O)O−、−NHC(O)−、−NR12−、−C(O)NR12−、−S(O)−、及び−S(O)NR12−からなる群から選択され(ここで、R12は水素又はC−C−アルキルを表し、qは0〜2の数である))、
11は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、チオール、カルボキシ、C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル又は−(CHB−R13からなる群から選択され(ここで、tは0〜3の数であり、BはC−C10−アリールを表すか、N、O及びS原子からなる群より選択された1若しくは2個のヘテロ原子を含む5〜6員複素環を表すか、又は1若しくは2個のN原子を含む5〜6員ヘテロアリールを表し、R13は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チオール、カルボキシ、カルボキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニルオキシ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロゲノアルキル、C−C−アルキルカルボニル又はC−C−アルキルスルホニルを表す)}、
は水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、複素環又はヘテロシクリル−C−C−アルキルを表し(ここで、複素環はN及びO原子から選択された1〜3個のヘテロ原子を含み、1又は2個のオキソ基により任意に置換された3〜8員環である)、
は−(CR−Z−D−W−R14を表し{ここで、Zは直接結合を表すか、又は−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)NR12−、−S(O)−からなる群から選択され(ここで、yは1〜2の数である)、
DはC−C−シクロアルキルを表すか、又はN、O及びSからなる群から選択された1又は2個のヘテロ原子を含み、任意にオキソ基を含む5〜6員複素環を表し、
Wは直接結合を表すか、又は−NR−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)NR12−、−S(O)−、−S(O)NR12−又は−NR12S(O)−表し、
14は水素、ヒドロキシ、C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、カルボキシ−C−C−アルキル、C−C10−アリール若しくはC−C10−ar−C−C−アルキルを表すか、N、O及びSからなる群より選択1〜3個のヘテロ原子を含み、任意に1又は2個のオキソ基により置換された5〜6員複素環を表すか、又はN、O及びSからなる群より選択1〜3個のヘテロ原子を含み、任意にC−C−アルキルにより置換された5〜6員ヘテロアリールを表す}、又は
及びRは一緒になって、C−C−アルキレン鎖を形成する、化合物である。
【0018】
本発明に係る式(1)の化合物において、XはC又はNであり、それぞれの場合に対する化合物の構造は下記式(1a)又は(1b)で示され得る。
【化2】

(1a)
【化3】

(1b)
【0019】
本発明に係る式(1)の化合物において、置換基Aはより好ましくは、フェニル、ピリジン又は1,4−ピラジンを表す。
【0020】
置換基Rはより好ましくは、水素、C−C−アルキル又はジ(C−C−アルキル)アミノ−C−C−アルキルを表し、最も好ましくは水素、メチル又は(ジメチルアミノ)エチルを表す。
【0021】
置換基Rはより好ましくは、水素、アミノ、ハロゲン、C−C−アルキル、カルボキシ、カルボキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、−(CHNR、−NHR10、−N(H)S(O)、−NHC(O)R10又は−(CH−複素環−R10を表し、p、R、R及びR10は前記好ましい範囲で定義されたものと同義であり、最も好ましくは水素、メチル、メトキシ、フルオロ、−NH、−NHAc、−NHSOMe、−NHBOC、−NH(1−メチル−ピペリジン)、1−オキソ−2−ヒドロキシ−エチル、ジメチルアミノメチル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、カルボキシ、カルボキシメチル、カルボキシエチル、−CH−(2−オキソ)ピペラジン、−CH−ピペラジン、−CH−モルホリン、−CH−[1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル]、及び−CH−[4−アセチル−ピペラジン−1−イル]よりなる群から選択される。
【0022】
置換基Rはより好ましくは、水素、メチル若しくはブロモを表すか、C−C−アルコキシにより任意に置換されたフェニルを表すか、又は複素環がN及びO原子から選択された1又は2個のヘテロ原子を含み、1若しくは2個のオキソ基により任意に置換された5〜6員環のヘテロシクリル−C−C−アルキルを表し、最も好ましくは水素、メチル、ブロモ、フェニル、4−MeO−フェニル、−CH−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)、−CH−(モルホリン−4−イル)からなる群から選択される。
【0023】
置換基Rはより好ましくは、−YR11を表し、ここでYは直接結合、−O−、−C(O)−、−NH−、−CONH−、−SONH−、−NHC(O)−、−CHCONH−、−CHC(O)−、及び−CHSO−からなる群から選択され、最も好ましくは直接結合、−O−、−C(O)−、−CHC(O)−及びNHC(O)−からなる群から選択される。また、R11は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C−C−アルキル又は−(CHB−R13からなる群から選択され、t、B及びR13は前記好ましい例で定義したものと同義であり、最も好ましくは水素、メチル、エチル、フェニル、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、4−酢酸−1,3−チアゾリン−2−イル、−CH−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)、−CH−(2−オキソピペラジン−4−イル)からなる群から選択される。
【0024】
置換基Rはより好ましくは、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、複素環又はヘテロシクリル−C−C−アルキルを表し、ここで複素環はN及びO原子から選択された1又は2個のヘテロ原子を含み、1又は2個のオキソ基により任意に置換された5〜6員環であり、最も好ましくは水素、メチル、シクロペンチル、テトラヒドロピラン−4−イル及びCH−(テトラヒドロピラン−4−イル)からなる群から選択される。
【0025】
置換基Rはより好ましくは、−(CR−Z−D−W−R14を表し、ここでZは直接結合を表すか、又は−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)NH−若しくは−S(O)−を表す。Dはより好ましくは、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフラン又はピペリジンからなる基から選択される。Wは直接結合を表すか、又は−SO−、−CO−、−C(O)O−若しくは−CONR12−を表し、ここでR12は前記好ましい例で定義したものと同義である。置換基Wは最も好ましくは−SO−、−CO−、−C(O)O−、−CON(Me)−、−CONH−からなる群から選択される。R14はより好ましくは、水素、ヒドロキシ、C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C10−アリール又はC−C10−ar−C−C−アルキルを表し、O又はSを含み、任意に1又は2個のオキソ基により置換された5〜6員複素環を表すか、又はN、O及びSからなる群より選択された1若しくは2個のヘテロ原子を含み、任意にC−C−アルキルにより置換された5〜6員ヘテロアリールを表す。最も好ましくは水素、ヒドロキシ、メチル、エチル、イソブチル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、フェニル、ベンジル、チオフェン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−チオピラン、フラン、ピリジン及び5−メチル−ピリジンからなる群から選択される。
【0026】
一方、R及びRはより好ましくは、これらが付着されたN原子とともにピペリジンを形成していていもよい。
【0027】
また、本発明に係る化合物は薬剤学的に許容される塩を形成することができる。このような「薬剤学的に許容される塩」は、薬剤学的に許容されるアニオンを含有する無毒性酸付加塩を形成する酸、例えば、硫酸、塩酸、硝酸、リン酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸などの無機酸;酒石酸、ギ酸、クエン酸、酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、グルコン酸、安息香酸、乳酸、フマル酸、マレイン酸、サリチル酸などの有機カルボン酸;メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸などのスルホン酸などにより形成された酸付加塩が含まれる。また、薬剤学的に許容される塩基付加塩、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどにより形成されたアルカリ金属又はアルカリ土類金属塩;リシン、アルギニン、グアニジンなどのアミノ酸塩;ジシクロヘキシルアミン、N−メチル−D−グルカミン、トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン、ジエタノールアミン、コリン、トリエチルアミンなどの有機塩などが含まれる。本発明に係る式(1)の化合物は通常的な方法によりその塩に転換でき、塩の製造は別途の説明がなくても上記式(1)の構造に基づいて当業者によって容易に遂行され得る。
【0028】
本明細書で「異性体」は、同じ一般式又は分子式を有するが、光学的又は立体的に他の化合物又はその塩を意味する。本発明に係る式(1)の化合物は、不斉炭素中心を有していてもよく、光学異性体(R又はS異性体)、ラセミ体、部分立体異性体混合物、個々部分立体異性体などで存在でき、二重結合を有する場合、幾何異性体(トランス、シス型異性体)で存在していてもよい。これら全ての異性体及びその混合物も本発明の範囲に含まれる。
【0029】
以下で、別途の説明がない限り、式(1)の化合物には薬剤学的に許容されるその塩及び異性体が含まれる。これらは全て本発明の範疇に含まれるものと解釈すべきである。説明の便宜のために、本明細書ではこれらを式(1)の化合物として、簡単に表現する。
【0030】
本発明に係る式(1)の代表的な化合物には下記化合物が含まれる:
シクロペンチル−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−アミン;
5−クロロ−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[2−(ピラジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[5−メチル−2−(ピラジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[5−フェノキシ−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[5−エトキシ−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロヘキシル−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
1−[4−[(5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル]エタノン;
(1−メチルピペリジン−4−イル)−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
(1−ベンジルピロリジン−3−イル)−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチルメチル−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
5−メチル−(7−ピペリジン−1−イル)アミノ−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール;
ジメチル−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[1,5−ジメチル−2−(ピリジン−2−イル)−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[5−メチル−2−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
(1−シクロヘキサノン−4−イル)−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
4−[(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ]−シクロヘキサン−1−オン;
N−(5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル)−ベンズアミド;
1−エチル−3−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−ウレア;
1−フェニル−3−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−ウレア;
チオフェン−2−スルホン酸(2−ピリジン−2−イル−1H−インドール−7−イル)−アミド;
チオフェン−2−スルホン酸[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミド;
【0031】
シクロペンチル−メチル−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボン酸エチルエステル;
シクロペンチル−[5−ヒドロキシメチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−アミン;
7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボン酸;
2−[7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]−酢酸エチルエステル;
2−[7−(シクロペンチルアミノ)−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]エタノール;
2−[7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]酢酸;
2−[2−フェニル−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−5−イル]−酢酸;
2−[2−フェニル−7−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−5−イル]−酢酸;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[2−フェニル−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[2−フェニル−5−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
シクロペンチル−[2−(3−フルオロ)フェニル−5−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[2−(4−メトキシ)フェニル−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
シクロペンチル−[3,5−ジメチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
シクロペンチルメチル−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(1−メチルピペリジン−4−イル)−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
1−[−4−[(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル]エタノン;
【0032】
シクロペンチル−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
シクロヘキシル−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
シクロペンチルメチル−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(1−ベンジルピロリジン−3−イル)−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(1−メチルピペリジン−4−イル)−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル)−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
2−[(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ]プロパン−1,3−ジオール;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−メチル−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−[2−フェニル−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
ジ(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−[2−フェニル−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
ジ(テトラヒドロピラン−4−イル)−[2−フェニル−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
(1−メチル−ピペリジンメチル−4−イル)−[5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]アミン;
2−[4−[(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル]エタノール;
[1−(テトラヒドロピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−[2−フェニル−5−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[5−クロロ−1−(2−ジエチルアミノエチル)−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]アミン;
【0033】
ジメチル−(5−クロロ−1−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−クロロ−1−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−メチルアミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−クロロ−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
シクロペンチル−(5−クロロ−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−(5−クロロ−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
シクロペンチル−(5−クロロ−3−(モルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−クロロ−3−(モルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−クロロ−3−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
シクロペンチル−(5−クロロ−3−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−(5−クロロ−3−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(3−ブロモ−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
シクロペンチル−(3−ブロモ−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−(3−ブロモ−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−(3−フルオロフェニル)−1H−インドール−7−イル)−アミン;
【0034】
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−クロロ−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(3−メチルブチル)−[5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−(4−メトキシフェニル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
t−ブチル N−[4−[5−クロロ−7−(シクロペンチルアミノ)−1H−インドール−2−イル]フェニル]カルバメート;
シクロペンチル−[2−(4−アミノフェニル)−5−クロロ−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−{5−クロロ−2−[4−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノフェニル]−1H−インドール−7−イル}−アミン;
N−[4−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−メタンスルホンアミド;
シクロペンチル−{5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−[4−(アセチル)アミノフェニル]−1H−インドール−7−イル}−アミン;
ジシクロペンチル−{5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−2−[4−(アセチル)アミノフェニル]−1H−インドール−7−イル}−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)メチル−{5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−2−[4−(アセチル)アミノフェニル]−1H−インドール−7−イル}−アミン;
ジ(テトラヒドロピラン−4−イル)メチル−{5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−2−[4−(アセチル)アミノフェニル]−1H−インドール−7−イル}−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−{5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−2−[4−(アセチル)アミノフェニル]−1H−インドール−7−イル}−アミン;
(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピペリジン−4−イル−アミン;
[1−(メタンスルホニル)ピペリジン−4−イル]−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
2−ヒドロキシ−1−[4−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−ピペリジン−1−イル]−エタノン;
【0035】
(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピペリジン−4−イル−アミン;
4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−ピペリジン−1−イル−カルボン酸フェニルアミド;
1−[4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−ピペリジン−1−イル]−2−ジメチルアミノ−エタノン;
[5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−(ピペリジン−4−イル)メチル−アミン;
(5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−アミン;
{4−[5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]アミノ−ピペリジン−1−イル}−(テトラヒドロフラン−2−イル)−メタンオン;
(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−[1−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオピラン−4−イル)−ピペリジン−4−イル]−アミン;
N−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−N’,N’−ジメチル−シクロヘキサン−1,4−ジアミン;
N−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−N’−メチル−シクロヘキサン−1,4−ジアミン;
4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−シクロヘキサン−1−カルボン酸;
4−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−シクロヘキサン−1−カルボン酸;
4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−シクロヘキサン−1−カルボン酸アミド;
4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−シクロヘキサンカルボン酸メチルアミド;
(2−(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−酢酸メチルエステル;
2−(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−酢酸;
【0036】
2−(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−酢酸メチルエステル;
2−[(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ]−酢酸;
2−[(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ]−プロピオン酸メチルエステル;
2−(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−プロピオン酸;
2−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−プロピオン酸;
(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピリジン−2−イル−アミン;
(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−5−メチル−ピリジン−2−イル−アミン;
(5−クロロ−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−(5−メチル−ピリジン−2−イル)−アミン;
(2S)−1−(7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボニル)−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステル;
(2S)−1−(7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボニル)−ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S)−1−[2−フェニル−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−5−カルボニル]−ピロリジン−2−カルボン酸;
2−(7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]−1−ピロリジン−1−イル−エタノン;
シクロペンチル−[2−フェニル−5−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
2−[(R)−2−(7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル)−4,5−ジヒドロ−チアゾール−4−イル]−酢酸;
2−[(R)−2−(2−フェニル−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)メチルアミノ−1H−インドール−5−イル)−4,5−ジヒドロ−チアゾール−4−イル]−酢酸;
3−(7−シクロペンチルアミノ−5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−安息香酸メチルエステル;
3−(7−シクロペンチルアミノ−5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−安息香酸;
[3−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−メタノール;
{3−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−2−イル]−フェニル}−メタノール;
【0037】
2−{3−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)アミノ−1H−インドール−2−イル]−フェニル}−酢酸;
2−[3−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−酢酸;
2−{3−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−2−イル]−フェニル}−酢酸;
2−{3−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)アミノ−1H−インドール−2−イル]−フェニル}−酢酸メチルエステル;
2−[3−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−酢酸メチルエステル;
2−{3−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ)−1H−インドール−2−イル]−フェニル}−酢酸メチルエステル;
[2−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−メタノール;
2−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−安息香酸;
2−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−安息香酸メチルエステル;
[4−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−メタノール;
2−{4−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−2−イル]フェニル}−エタノール;
4−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−安息香酸;
2−{4−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)アミノ−1H−インドール−2−イル]フェニル}−酢酸;
2−[4−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)フェニル]−酢酸;
2−{4−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−2−イル]フェニル}−酢酸;
4−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)安息香酸メチルエステル;
4−(7−シクロペンチルアミノ−5−メチル−1H−インドール−2−イル)安息香酸メチルエステル;
【0038】
2−{4−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)アミノ−1H−インドール−2−イル]フェニル}−酢酸メチルエステル;
2−[4−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)フェニル]酢酸メチルエステル;
2−{4−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−2−イル]フェニル}−酢酸メチルエステル;
[5−クロロ−2−(3−ジメチルアミノエチルフェニル)−1H−インドール−7−イル]−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン;
[5−クロロ−2−(3−モルホリン−4−イルメチルフェニル)−1H−インドール−7−イル]−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン;
[5−クロロ−2−(3−ピロリジン−4−イルメチルフェニル)−1H−インドール−7−イル]−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン;
1−{4−[3−(5−クロロ−7−テトラヒドロピラン−4−イルアミノ−1H−インドール−2−イル)−ベンジル]−ピペラジン−1−イル}−エタノン;
{5−クロロ−2−[3−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)エチルフェニル]−1H−インドール−7−イル}−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン;
{5−クロロ−2−[3−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)エチルフェニル]−1H−インドール−7−イル}−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン;
シクロペンチル−(1H−インダゾール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(1H−インダゾール−7−イル)−アミン;
シクロペンチル−(5−メチル−1H−インダゾール−7−イル)−アミン;
(5−メチル−1H−インダゾール−7−イル)−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン;
シクロペンチル−[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−7−イル)−アミン;
[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−7−イル)]−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン;
【0039】
[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−7−イル)−(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−3−フェニル−2−トリメチルシリル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;及び
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[3−ブロモ−5−(モルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−アミン。
【0040】
また、本発明は式(1)の化合物を製造する方法を提供する。以下、本発明に対する理解を助けるために、式(1)化合物の製造方法を例示的な反応式に基づいて説明する。しかし、発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、式(1)の構造に基づいて様々な方法によって式(1)の化合物を製造でき、このような方法はいずれも本発明の範囲に含まれるものとして理解されなければならない。即ち、本明細書に記載されるか、又は先行技術に開示されたいろんな合成法を任意に組み合わせて、式(1)の化合物を製造でき、これは本発明の範囲に属するものであり、式(1)化合物の製造方法が下記説明されたものに何ら制限されるものではない。
【0041】
まず、式(1)の化合物は下記反応式(1)の方法によって、化合物(2)のニトロ基を還元させ、化合物(3)のアミン化合物を製造した後、化合物(4)又は化合物(5)とともに還元性アミン化反応又は塩基存在下の連結反応を行って合成しうる。
【0042】
反応式1
【化4】

式中、m、X、R、R、R及びRは前記定義と同義であり、
2’は(R−A−を表し、
Eは離脱基又は連結基を表し、好ましくは塩素、臭素又はヨウ素であるか、混合酸無水物(Mixed anhydride)の形態、イソシアネート又はイソチオシアネートを表す。
【0043】
反応式(1)で、還元反応は酸触媒と金属を用いるか、又は水素ガス存在下で金属触媒を用いて遂行していてもよい。金属としては、鉄、亜鉛、リチウム、ナトリウム、スズ(通例的に、塩化スズ)を使用することができ、酸触媒としては、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸;酢酸、トリフルオロ酢酸などの有機カルボン酸;又は塩化アンモニウムなどを使用することができる。また、水素ガス存在下で金属触媒を利用する還元反応で使用可能な金属触媒としては、パラジウム、ニッケル、プラチナ、ルテニウム、ロジウムなどが挙げられ、この時、水素ガスの圧力は通常1〜3気圧である。
【0044】
化合物(4)のRはカルボニル基を含み、ここでカルボニルはアルデヒド又はケトンを意味する。還元的アミノ化反応(RA)には、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム{NaBH(OAc)}又はシアノ水素化ホウ素ナトリウム(NaBHCN)などが挙げられる。
【0045】
連結反応は、EtN、EtN(iPr)、DBU、N−メチル−モルホリン、メチル−ピロリジン、KCOなどの塩基を用いて、化合物(3)と化合物(5)を反応させて進行できる。
【0046】
XがCのインドール化合物の場合、置換基が単純な化合物(7−ニトロ−インドール、2,3−ジメチル−7−ニトロ−インドールなど)は商業的に購入することができ、大部分の化合物は下記反応式(2)の化合物(8)のようなアセチレン中間体を環化して合成できる。また化合物(8)はハロベンゼン化合物(6)とアセチレン化合物(7)から連結反応を通して合成できる。
【0047】
反応式2
【化5】

式中、R2’及びRは前記定義と同義であり、
Qはヨウ素又は臭素を表す。
【0048】
化合物(2−1)はアセチレン化合物(8)をKOBu、KCO、DBUなどの塩基、又はCuI、Pd(II)などの金属触媒存在下で環化反応を通して製造できる。
【0049】
アセチレン化合物(8)の製造は、金属触媒存在下で塩基を添加して遂行することができ、金属触媒としては、Pd(II)、Cu(I)などが挙げられ、塩基としては、EtN、EtN(iPr)、DBU、N−メチル−モルホリン、メチル−ピロリジン、KCOなどが用いられる。
【0050】
アセチレン化合物(7)は通例的に購買可能であるか、又は文献[[Synthesis, 2004 59〜61; Bioorganic & Medicinal Chemistry, 13,2005, 197〜209; Journal of Organic Chemistry, 71, 2006, 167〜175]の公知方法によって、Pd(II)又はCu(I)と塩基存在下で、アセチレンの結合反応を通して製造できる。用いられるアセチレンはトリメチルシリルアセチレン又は2−メチル−3−ブチン−2−オールであり、用いられる塩基はジエチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどである。
【0051】
ハロベンゼン化合物(6)は下記反応式(3)に示されるように、ニトロアニリン化合物(13)からヨウ素又は臭素を用いて合成できる。
【0052】
反応式3
【化6】

式中、R及びQは前記定義との同義である。
【0053】
ニトロアニリン化合物(13)は商業的に購入可能であるか、又は商業的に購入可能なニトロ化合物(11)又はアニリン化合物(12)からアセチル化、ニトロ化及び脱アセチル化反応を通して合成できる。商業的に購入するのが難しいアニリン化合物(12)はニトロ化合物(11)から合成でき、同様に、ニトロ化合物(11)も商業的に購入可能であるか、又は4−フルオロ-ニトロベンゼン化合物(9)から合成できる。反応式(3)で一般式R−Hの化合物(10)は商業的に購入可能なアルコール及びアミンを意味する。
【0054】
化合物(6)を製造するためのハロゲン化物質はヨウ素、臭素、ヨードモノブロミド及びヨードモノクロリドから選択することができ、銀イオン、例えば、、シルバーニトラート(AgNO)、シルバーカーボネート(AgCO)、シルバースルフェート(AgSO)などをともに用いてもよい。
【0055】
化合物(12)から化合物(13)を得るために、通常的なアセチル化及びニトロ化反応が用いられる。ニトロ化反応は硝酸を原液そのまま用いて、低温(−15〜0℃)で反応するか、又は様々な溶媒、例えば、ジクロロエタン又はジクロロメタンとともに使用することができる。またニトロ基の還元反応は、反応式(1)で化合物(3)を得る方法と同様に行うことができる。
【0056】
下記反応式(4)に示されるように、トリフルオロアセチルで置換された化合物(6−1)の場合、アセチレン化合物(7)と直接反応して、インドール化合物を合成することができる。
【0057】
反応式4
【化7】

【0058】
一方、インドール化合物(2−2)は下記反応式(5)に示されるように、ニトロアニリン化合物(13)からフィッシャーインドール合成法で合成できる。
【0059】
反応式5
【化8】

式中、R2’、R及びRは前記定義と同義である。
【0060】
化合物(14)は購買可能な化合物であるか、又は文献[Journal of the America Chemical Society, 198(48), 15374〜75, 2006]の公知方法を使用して、一般式(13)のアミン基をヒドラジン基に変形させて製造できる。
【0061】
ヒドラジンは塩酸存在下でアミン基とNaNOを反応させて、ニトロ基を導入した後、SnClを用いて還元して製造でき、この時、反応は1〜12N塩酸水溶液、好ましくは4〜8N塩酸水溶液を用いて行う。
【0062】
ヒドラゾン化合物(15)は、ヒドラジン化合物(14)とケトン化合物を塩基条件下で結合反応させて製造できる。塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化リチウムなどの金属ヒドロキシド、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの金属カーボネート、ナトリウムアセテートなどの金属アセテート、トリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基などが挙げられ、好ましくはナトリウムアセテート、重炭酸ナトリウムなどが挙げられる。
【0063】
環化を通した化合物(2−2)の製造は、酸触媒下で行うことができ、合成に使われる酸は、ポリリン酸、塩酸、p−トルエンスルホン酸、硫酸、酢酸などであってもよく、好ましいものはポリリン酸である。ポリリン酸を単独で使用してもよく、又はベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素と混合して使用してもよい。反応温度は25〜150℃であり、反応時間は通常5分〜60時間、好ましくは5分〜12時間である。
【0064】
インドール環の3−位に置換基を有する化合物(2−3)は、下記反応式(6)に示されるように、化合物(6)とTMSが置換されたアセチレン化合物(18)を環化反応させて合成できる。
【0065】
反応式6
【化9】

式中、R及びRは前記定義と同義である。
【0066】
化合物(16)、(17)及び(20)は商業的に購入可能で、化合物(19)は通常的なトシル化反応を通してアルコールあるいはフェノールから合成できる。TMS化合物(18)又は化合物(21)を合成する方法は、反応式(2)で化合物(2−1)を得るために使用した方法と同一である。化合物(2−3)はTMS基を除去することで得ることができ、この時、TBNF(テトラブチルアンモニウムフルオリド)と塩基を使用することができる。
【0067】
インドール環の3−位が置換された化合物(2−4)は、インドール化合物(22)にホルミル基を導入し、アルデヒド化合物(23)を得て、再び還元性アミノ反応を遂行して得ることができる。
【0068】
反応式7
【化10】

式中、Rは前記定義と同義であり、R3’はアミンを含む複素環を表す。
【0069】
ホルミル化反応は塩基存在下でDMFを用いて行うことができ、この時、使われる塩基としては、ノルマルブチルリチウム、t−ブチルリチウム、LDA(リチウムジイソプロピルアミン)、KHMDS(カリウムヘキサメチルジシラン)などが挙げられる。還元性アミノ反応は反応式(1)で化合物(1)を得る方法と同様にして行うことができる。
【0070】
インダゾール化合物(27)又は(33)は下記反応式(8)に示されるような方法で合成できる。まず、インダゾール環自体は通常的な方法でニトロアニリン化合物を酢酸存在下で加熱すれば、容易に得ることができ、インダゾール環の3−位が置換された化合物(33)はヨード化合物を利用する置換反応を通して得ることができる。
【0071】
反応式8
【化11】

【0072】
本明細書に製造方法が特に説明されない化合物は、それ自体として公知された化合物であるか、又は公知化合物から公知の合成法若しくはこれと同様にして合成できる化合物である。
【0073】
本発明に係る製造方法で、一般的な混合物の分離はカラムクロマトグラフィーを使用し、最終化合物の場合、反応が完結された後に再結晶やノーマル又は逆相のHPLC(Waters, Delta Pack, 300x50 mmI.D., C18 5μm, 100A)を通して分離することができる。再結晶やHPLCを通して精製する場合、トリフルオロ酢酸塩の形態で化合物を得ることができ、塩酸塩を得ようとする場合にはイオン交換樹脂を利用できる。
【0074】
前述のように、本発明に係る化合物、その製造のための出発物質、中間体などは様々な方法によって合成でき、このような方法は式(1)化合物の製造と関連して本発明の範囲に含まれるものとして解釈しなければならない。
【発明の効果】
【0075】
また、本発明は活性成分として治療学的有効量の式(1)の化合物、薬剤学的に許容されるその塩又は異性体を、薬剤学的に許容される担体又は希釈剤とともに含有することを特徴とする細胞壊死及び関連疾患を予防又は治療するための組成物を提供する。
【0076】
さらに、本発明は上記組成物を用いて細胞壊死及び関連疾患を予防又は治療するための方法を提供する。
【0077】
本発明によって治療/予防できる壊死及び壊死関連疾患は、急性/慢性肝臓疾患(例えば、肝炎、肝線維症、肝硬変)、神経変性疾患(例えば、認知症、パーキンソン病、ハンチントン病)、虚血性心臓疾患、再潅流損傷、虚血性脳卒中又は虚血性損傷、膵臓炎、バクテリア性/ウイルス性敗血症、糖尿病又は糖尿病性合併症、糖尿病性血管疾患[これらの糖尿病は、特に、膵臓細胞破壊物質に起因して、ウイルス、高血糖、脂肪酸、ダイエット、毒素、ストレプトゾトシン(streptozotocin)などにより媒介される]、壊死性直腸結腸炎(necrotizingprocolitis)、嚢胞性線維症、リウマチ性関節炎、退行性関節炎、腎症、バクテリア感染、ウイルス感染(例えば、HIV)、多発性硬化症、白血病、リンパ腫、新生児性呼吸促迫症候群、窒息、結核、子宮内膜症、血管衰弱症、乾癬、凍傷、ステロイド処理合併症、壊疽病、とこずれ、血色素尿症、熱傷、高熱症、クローン病、セリアック病、筋区画症候群、脊髄損傷、糸球体腎炎、筋ジストロフィー、遺伝性代謝疾患、マイコプラズマ疾患、炭疽病、アンダーソン病、先天性ミトコンドリア病、フェニールケトン尿症、胎盤梗塞、梅毒、無菌性壊死などが挙げられる。また薬物及び毒性物質による細胞壊死及び関連疾患としてはアルコール中毒及びコカイン、薬物[例えば、パラセタモール、抗生剤、抗癌剤、アドリアマイシン、ピューロマイシン、ブレオマイシン、NSAID、サイクロスポリン、化学毒素(例えば、四塩化炭素、シアン化物、メタノール、エチレングリコール)、毒ガス、農薬、重金属(例えば、鉛、水銀、カドミウム)への曝露及び/又はこれらの投与及び/又は自己投与と関連した壊死、放射能/UVへの曝露による損傷及びこれと関連した細胞壊死からなる群から選択される。
【0078】
特に、本発明に係る組成物は、肝保護及び肝機能改善効果を示すだけでなく、脂肪肝、肝線維症及び肝硬変などの慢性肝臓疾患、ウイルス又は薬物による肝炎などの急性/慢性肝臓疾患の予防又は治療効果を示す。また、その結果として門脈高血圧(portal hypertention)などの肝臓疾患合併症を予防又は治療できるが、これらに限定されるものではない。さらにまた、本発明に係る医薬組成物は肝移植、アルコール性又は非アルコール性脂肪肝、肝線維症、肝硬変、ウイルス又は薬物による肝炎の中から選択された肝臓疾患の治療又は予防に効果的であり、アルコール性急性/慢性肝臓疾患に効果的である。
【0079】
また、本発明に係る組成物は、脂肪酸誘発性脂肪肝又は脂肪肝から由来した急性/慢性肝疾患の治療又は予防に効果的である。
【0080】
本明細書で、「治療」とは発病症状を示す客体に使われる時、疾患の進行を中断又は遅延させることを意味する。「予防」は発病症状を示さないが、そのような危険性の高い客体に使われる時、発病兆候を中断又は遅延させることを意味する。
【0081】
上記「薬剤学的組成物」は本発明の化合物とともに必要に応じて、薬剤学的に許容される担体、希釈剤、賦形剤、又はこれらの組み合わせを含むことができる。薬剤学的組成物は生物体内に化合物が投与されることを容易にする。化合物を投与する様々な技術が存在しており、ここでは経口、注射、エアゾール、非経口及び局所投与などが含まれるが、これらの方法に限定されるものではない。
【0082】
本明細書で、「担体」とは細胞又は組織内に化合物の付加を容易にする物質を意味する。例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)は生物体の細胞又は組織内に多くの有機化合物の投入を容易にするのに通常使われる担体である。
【0083】
本明細書で、「希釈剤」とは対象化合物の生物学的活性形態を安定化させるだけでなく、化合物を溶解させる水で希釈される物質として定義される。バッファー溶液に溶解されている塩は当該分野で希釈剤として使われる。通常使われるバッファー溶液はヒト溶液の塩形態を摸倣しているホスフェートバッファー食塩水である。バッファー塩は低い濃度で溶液のpHを制御できるため、バッファー希釈剤が化合物の生物学的活性を変形することは稀である。
【0084】
本明細書で、「薬剤学的に許容される」とは化合物の生物学的活性と物性を損傷させない性質を意味する。
【0085】
本発明の化合物は所望の目的によって、様々な薬剤学的投与形態に製剤化できる。本発明に係る薬剤学的組成物を製造する際に、活性成分、具体的に、式(1)の化合物、その薬剤学的に許容される塩又は異性体を製造しようとする製剤によって選択されうる様々な薬剤学的に許容される担体とともに混合する。例えば、本発明に係る薬剤学的組成物は所望の目的によって注射用製剤、経口用製剤などで製剤化できる。
【0086】
本発明の化合物は公知された製薬用担体と賦形剤を利用する公知方法で製剤化され、単位容量形態又は多用量容器に取り込まれる。製剤の形態は油又は水性媒体中の溶液、懸濁液又は乳化液形態であってもよく、通常の分散剤、懸濁剤又は安定化剤を含有することができる。また、例えば、使用前に無菌、発熱物質が除去された水に溶かして使用する乾燥粉末の形態であってもよい。また、本発明の化合物は、カカオバター又はその他のグリセリドのような通常の座薬基剤を利用して坐薬形に製剤してもよい。経口投与用固体投与形態はカプセル剤、錠剤、丸剤、散剤及び顆粒剤が可能である。特にカプセル剤と錠剤が有用である。錠剤及び丸剤は腸溶性錠剤に製造することが好ましい。固体投与形態は本発明の化合物をスクロース、ラクトース、デンプンなどとの一つ以上の不活性希釈剤及びステアリン酸マグネシウムのような潤滑剤、崩壊剤、結合剤などの担体と混合させることによって製造することができる。
【0087】
必要に応じて、本発明に係る化合物又はこれを含有する薬剤学的組成物は、その他の活性薬剤、例えば、他の種類の様々な作用機構を有する細胞保護剤、特に肝保護、肝機能改善及び肝臓疾患の予防又は治療に利用される既存の薬剤−肝細胞再生促進剤、肝機能補助剤、抗ウイルス剤、免疫抑制剤、そして線維化抑制剤等−とを組み合わせて投与することができる。
【0088】
本発明に係る化合物又はこれを含有する薬剤学的組成物は、全ての薬物−誘導性細胞壊死及び関連疾患の予防又は治療剤と併用投与できる。このような薬物は抗生剤、抗癌剤、抗ウイルス剤、抗感染剤、抗炎症剤、抗凝血剤、脂質改善剤、細胞死抑制剤、抗高血圧剤、糖尿/肥満治療剤、心血管疾患治療剤、神経変性疾患治療剤、抗老化剤、及び代謝性疾患治療剤などのあらゆる疾患群の医薬物を含む。
【0089】
本発明に係る化合物又はこれを含有する薬剤学的組成物は毒素などの様々な原因によって誘導される細胞損傷及びこれに伴う細胞壊死及び関連疾患を予防するのに使用でき、このような原因は活性酸素種(ROS)、重金属、アルコール、食物、補充剤、放射能、食事などを含む。
【0090】
一般式(1)化合物の投与量は患者の体重、性、年齢、健康状態、食餌、疾患の特殊な性質、薬剤の投与時間、投与方法、薬剤混合及び疾患の重症度などとの要因によって医者の処方に従う。しかし、成人治療に必要な投与量は、投与の頻度と強度によって一日当たり約1.0mg〜2,000mg範囲が普通である。成人に筋肉内又は静脈内投与時、一回投与量に分け、一日に普通約1.0mg〜300mgの全体投与量であれば十分であるが、一部患者の場合、さらに高い一日投与量が好ましい場合がある。
【0091】
また、本発明は、活性成分として式(1)の化合物、薬剤学的に許容されるその塩又は異性体を薬剤学的に許容される担体又は希釈剤とともに混合する工程を含む細胞壊死及び関連疾患の予防又は治療剤組成物の製造方法を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0092】
本発明は、下記製造例及び実施例によって詳細に説明されるが、本発明の範囲がこれらによって限定されるものではない。下記製造例及び実施例でMはモル濃度を意味し、Nはノルマル濃度を意味する。
【0093】
下記製造例は本発明に係る実施例化合物の合成に必要な中間体製造をより具体的に説明する。また、本明細書で使用した略語は次のとおりである。
Ac:アセチル
BOC:t−ブトキシカルボニル
Bu:ブチル
Bn:ベンジル
c−Pen:シクロペンチル
c−Hex:シクロヘキシル
DME:ジメトキシエタン
DCM:ジクロロメタン
DIPEA:ジイソプロピルエチルアミン
DMAP:4−ジメチルアミノピリジン
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
EDC:1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド、塩酸塩
Et:エチル
Hex:ノルマルヘキサン
HOBT:ヒドロキシベンゾトリアゾール
HBTU:2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
i−Pr:イソプロピル
i−Pen:イソペンチル
KHMDS:カリウムビス(トリメチルシリル)アミド
LDA:リチウムジイソプロピルアミン
Me:メチル
Ph:フェニル
Pid:ピペリジン
Piz:ピペラジン
Pyd:ピロリジン
Pro:プロリン
PMB:パラメトキシベンジル
TEA:トリエチルアミン
TFA:トリフルオロ酢酸
THF:テトラヒドロフラン
THP:テトラヒドロピラン
TMS:トリメチルシリル
TBNF:テトラブチルアンモニウムフルオリド
【0094】
製造例1:2−ニトロ−4−フェノキシ−フェニルアミン
工程A:N−(4−フェノキシ−フェニル)−アセトアミド
商業的に購入可能な4−フェノキシ−アニリン(4.16g、20.8mmol)をジクロロメタン(100mL)に溶かし、トリエチルアミン(3.05g、31.1mmol)と無水酢酸(2.22g、20.8mmol)を滴下した後、0℃〜室温で1時間撹拌した。反応完結後、ジクロロメタンを用いてろ過し、結晶化して表題化合物(4.50g、18.6mmol)を得た。
【0095】
工程B:N−(2−ニトロ−4−フェノキシ−フェニル)アセトアミド
工程Aで得たN−(4−フェノキシ−フェニル)−アセトアミド(1.00g、4.03mmol)を発煙硝酸(2mL)に溶かした後、−15℃で2時間撹拌した。反応完結後、反応物を氷水(100mL)に注いだ後、酢酸エチルで有機物を抽出した。抽出した有機溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィーで分離して表題化合物(0.67g、2.33mmol)を得た。
【0096】
工程C:2−ニトロ−4−フェノキシ−フェニルアミン
工程Bで得たN−(2−ニトロ−4−フェノキシ−フェニル)アセトアミド(0.67g、2.33mmol)をメタノール(5mL)に溶かし、6.0N水酸化ナトリウム(1.5mL)を入れた後、室温で18時間撹拌した。反応完結後、6.0N塩酸水溶液(1.3mL)と塩化アンモニウム溶液(100mL)を添加し、酢酸エチルで有機物を抽出した。硫酸マグネシウムで乾燥し、ジクロロメタンとヘキサンを用いて再結晶して表題化合物(521mg、2.12mmol)を得た。
質量[M+H]=230
【0097】
製造例2〜7:
商業的に購入可能なアニリンを利用して製造例1と同じ方法で下記表の製造例化合物を合成した。
【化12】

【表1】

【0098】
製造例8:5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−7−ニトロ−1H−インドール
工程A:(2−ニトロ−4−メチル−フェニル)−ヒドラジンヒドロクロリド
商業的に購入可能な4−メチル−2−ニトロ−フェニルアミン(40g、0.23mol)を12N−塩酸(100mL)に溶かし、0℃で水(50mL)に溶かした水酸化ナトリウム(16g、0.23mol)をゆっくり滴下し、0℃で30分間撹拌した。0℃に温度を下げ、12N−塩酸(100mL)に溶かしたスズ(II)クロリド(132g、0.70mol)をゆっくり滴下した。0℃〜室温で3時間撹拌した。生成された黄色固体状の反応物をろ過し、少量の6N−HClで洗浄し、乾燥して表題化合物(30g、収率63%)を得た。
H−NMR(400HMz, DMSO−d);δ9.21(s, 1H), 7.98(d, J=2.4Hz, 1H), 7.66 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.55(dd, J=2.4, 9.6Hz, 1H), 4.74(br s, 2H)
【0099】
工程B:N−[(4−メチル−2−ニトロ−フェニル)−N’−[1−(ピリジン−2−イル)−エチリデン]ヒドラジンヒドロクロリド
工程Aで得た(2−ニトロ−4−メチル−フェニル)−ヒドラジンヒドロクロリド(30g、0.14mol)とピリジンメチルケトン(14.4mL、0.16mol)をメタノール(300mL)に溶かし、酢酸ナトリウム(14.2g、0.17mol)を入れた。室温で8時間撹拌し、生じた黄色固体をろ過し、水とメタノールで洗浄し、乾燥して表題化合物(30g、収率82%)を得た。
【0100】
工程C:5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−7−ニトロ−1H−インドール
工程Bで得たN−[(4−メチル−2−ニトロ−フェニル)−N’−[1−(ピリジン−2−イル)−エチリデン]ヒドラジンヒドロクロリド(13g、46mmol)にポリリン酸(100mL)を入れ、100℃で4時間加熱した。反応終結後、反応物に水を入れて溶けない固体を集めた。水で洗浄し、乾燥して表題化合物(6.0g、収率49%)を得た。
質量[M+H]=253
【0101】
製造例9〜15:
商業的に購入可能なニトロアニリンと製造例3で得た化合物、ピリジン及びピラジンケトンなどを利用して製造例8と同じ方法で下記表の製造例化合物を合成した。
【化13】

【表2】

【0102】
製造例16:2−ブロモ−6−ニトロ−4−フェノキシ−フェニルアミン
製造例1で得た2−ニトロ−4−フェノキシ−フェニルアミン(2.3g、10mmol)をDCM(30mL)に溶かし、Br(720μL、35%)を0℃で添加し、2時間撹拌した。反応が終結されれば、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を入れ、有機物をEtOAcで抽出し、MgSOで乾燥し、減圧下で溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物(2.84g、収率92%)を得た。
質量[M+H]=309
【0103】
製造例17:2−アミノ−5−メチル−3−ニトロ−フェニルヨージド
商業的に購入可能な4−メチル−2−ニトロ−フェニルアミン(20g、131.5mmol)をエタノール(300mL)に溶かし、シルバーニトラート(27g、157.7mmol)とヨウ素(40g、157.7mmol)を入れ、室温で8時間撹拌した。反応完結後、セライトにろ過し、の酢酸エチル(100mL)で洗浄し、濃縮した。残渣に水を入れ、酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥して表題化合物(29g、収率69%)を得た。
H−NM(500MHz,CDCl);δ7.94(s,1H),7.75(s,1H),6.48(br s,2H),2.23(s,3H)
【0104】
製造例18〜22:
商業的に購入可能なニトロアニリンと製造例1〜7で得た化合物を製造例17と同じ方法で反応して下記表の製造例化合物を合成した。
【化14】

【表3】

【0105】
製造例23:p−(BOC−アミノ)−フェニル−アセチレン
p−アミノフェニル−アセチレン(1.17g、10mmol)をDCM(30mL)に入れ、EtN(2.8mL、20mmol)を添加した。ここに、(BOC)O(2.3g、10mmol)を添加し、室温で2時間撹拌した。反応が終結されれば、1N HClを添加し、EtOAcで有機物を抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、減圧下で溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。
質量[M+H]=117
【0106】
製造例24:5−メチル−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール
工程A:4−メチル−2−ニトロ−6−(フェニルアセチレン)−フェニルアミン
製造例17で得た2−アミノ−5−メチル−3−ニトロ−フェニルヨージド(7g、25.2mmol)とフェニルアセチレン(3.3mL、30.22mmol)をテトラヒドロフラン(100mL)に溶かし、トリエチルアミン(11mL、75.5mmol)、ジクロロ(ビストリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(1.8g、2.52mmol)及び銅(I)ヨージド(0.48g、2.52mmol)を入れ、室温で8時間撹拌した。反応終結後,反応物を水で希釈し、酢酸エチルで有機物を抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して表題化合物(4.5g、収率71%)を得た。
H−NMR(400HMz,CDCl);δ7.93(s,1H),7.53(m, 2H),7.46(s,1H),7.39(m,3H),6.62(br s,2H),2.26(s,3H)
【0107】
工程B:5−メチル−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール
工程Aで得た4−メチル−2−ニトロ−6−(フェニルアセチレン)−フェニルアミン(4.5g、17.8mmol)をテトラヒドロフラン(120mL)とN−メチル−ピロリジノン(30mL)に溶かし、カリウムt−ブトキシド(4g、35.7mmol)を入れ、室温で3時間撹拌した。反応完結後、反応物を水で希釈した後、有機物を酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して表題化合物(1.0g、収率22%)を得た。
H−NMR(400HMz,CDCl);δ11.53(br s,1H),8.02(d,J=7.6Hz,1H),7.94(s,1H), 7.87(s,1H),7.50(m,2H),7.41(m,1H),7.09(m,J=2.0Hz,1H),2.49(s,3H)
【0108】
製造例25〜40:
製造例16、18〜22で得た化合物、商業的に購入可能なアセチレン化合物及び製造例23で得た化合物を製造例24と同じ方法で反応して下記表の製造例化合物を合成した。
【化15】

【表4】

【0109】
製造例41:5−クロロ−3−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール
工程A:5−クロロ−7−ニトロ−3−フェニル−2−トリメチルシリル−1H−インドール
製造例19で得た2−アミノ−5−クロロ−3−ニトロ−フェニルヨージド(1.5g、4.90mmol)と1−フェニル−2−トリメチルシリルアセチレン(4.3g、24.50mmol)をDMF(50mL)に溶かし、パラジウムアセテート(0.11g、0.5mmol)、塩化リチウム(0.21g、4.90mmol)及びトリエチルアミン(2.48g、24.50mmol)を入れ、3時間、100℃に加熱撹拌した。反応完結後、水を入れ、酢酸エチルで有機物を抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して表題化合物(1.05g、収率87%)を得た。
H-NMR(400HMz,CDCl3);δ9.78(br s,1H),8.15(s,1H),7.78(s,1H),7.38〜7.48(m,5H),0.26(s,9H)
【0110】
工程B:5−クロロ−3−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール
工程Aで得た5−クロロ−7−ニトロ−3−フェニル−2−トリメチルシリル−1H−インドール(1.5g、4.35mmol)をテトラヒドロフラン(30mL)に溶かし、テトラブチルアンモニウムフルオリド1M溶液(5.2mL、5.2mmol)を0℃で滴下した。反応完結後、反応物を水で希薄し、有機物を酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して表題化合物(1.2g、収率100%)を得た。
H-NMR(400HMz,CDCl);δ10.03(br s,1H),8.24(d,J=8Hz,2H),7.62(m,3H),7.55(m,2H),7.43(m,1H)
【0111】
製造例42:[3−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール−5−イル]−カルボン酸
製造例20で得た3−ヨード−4−アミノ−5−ニトロ−1−安息香酸エチルエステルを製造例41の工程A及びBと同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H-NMR(400HMz,CDCl);δ9.94(br s,1H),8.86(s,1H),8.52(s,1H),7.48(m,5H),4.42(q,2H),1.43(t,3H),0.27(s,9H)
【0112】
製造例43:5−クロロ−7−ニトロ−3−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール
工程A:5−クロロ−3−ホルミル−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール
製造例26で得た7−ニトロ−5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール(1.0g、3.67mmol)をジクロロメタン(20mL)に溶かし、0℃でホスホリルオキシクロリド(0.84g、5.50mmol)とDMF(0.80g、11.01mmol)を滴下し、室温で6時間撹拌した。反応完結後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で反応を終結させ、有機物を酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物(0.5g、収率45%)を得た。
H-NMR (400HMz,DMSO-d);δ9.89(s,1H),8.46(s,1H),7.93(s,1H),7.81(d,J=9.2Hz,2H),7.53(m,3H)
【0113】
工程B:5−クロロ−7−ニトロ−3−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール
工程Aで得た5−クロロ−3−ホルミル−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール(0.5g、1.66mmol)をジクロロエタン(20mL)に溶かし、酢酸(0.10g、1.66mmol)、2−オキソピペラジン(0.3g、3.32mmol)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.71g、3.32mmol)を滴下し、室温で4時間撹拌した。反応完結後、反応物を水で希釈し、有機物をジクロロメタンで抽出し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して表題化合物(0.55g、収率86%)を得た。
H-NMR(400HMz,DMSO-d);δ9.89(s,1H),8.46(s,1H),7.93(s,1H),7.81(d,J=9.2Hz,2H),7.53(m,3H)
【0114】
製造例44:5−クロロ−3−(モルホリン−4−イル)メチル−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール
製造例43の工程Aで得た5−クロロ−3−ホルミル−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドールとモルホリンを製造例43の工程Bと同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H-NMR(400HMz,CDCl);δ9.86(br s,1H),8.23(s,1H),8.14(s,1H),7.77(d,J=12Hz,2H),7.47〜7.56(m,3H),3.70(m,4H+2H),2.49(m,4H)
【0115】
製造例45:5−メチル−7−ニトロ−1H−インダゾール
工程A:4,6−ジメチル−2−ニトロ−フェニルアミン
2,4−ジメチルアニリン(8.0g、66.0mmol)を無水酢酸(50mL)に溶かし、0℃で硝酸(5mL)をゆっくり滴下した。30分間撹拌した後、氷水(200mL)で希薄し、濃塩酸(10mL)を滴下した後、4時間還流撹拌した。室温に冷却し、 溶液を減圧下で除去し、水酸化アンモニウム水溶液で希釈した。生成されたオレンジ色固体をろ過し、乾燥して表題化合物(10.6g、収率97%)を得た。
【0116】
工程B:5−メチル−7−ニトロ−1H−インダゾール
工程Aで得た4,6−ジメチル−2−ニトロ−フェニルアミン(10.6g、64.08mmol)を酢酸(150mL)に溶かし、水酸化ナトリウム(5.3g、76.90mmol)を滴下し、12時間撹拌した。反応完結後、水酸化アンモニウムで希釈し、有機物をジクロロメタンで抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して表題化合物(1.0g、収率9%)を得た。
H−NMR(400HMz,CDCl);δ11.29(br s,1H),8.18(d,J=8Hz,2H),7.93(s,1H),2.58(s,3H)
【0117】
製造例46:3−(4−メトキシ−フェニル−1−イル)−7−ニトロ−1H−インダゾール
工程A:3−ヨード−7−ニトロ−1H−インダゾール
7−ニトロインダゾール(1.60g、9.80mmol)をDMF(100mL)に溶かし、水酸化カリウム(2.20g、39.20mmol)とヨウ素(4.98g、19.61mmol)を滴下した。2時間撹拌した後、10%ナトリウムビスルフィト水溶液で希釈した。生成された固体を集め、乾燥して表題化合物(2.50g、収率88%)を得た。
H−NMR(400HMz,CDCl);δ11.49(br s,1H),8.45(d,J=8Hz,1H),7.94(d,J=8Hz,1H), 7.41(t,1H)
【0118】
工程B:3−ヨード−7−ニトロ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−インダゾール
工程Aで得た3−ヨード−7−ニトロ−1H−インダゾール(2.50g、8.65mmol)をアセトン(50mL)に溶かし、水酸化カリウム(0.73g、12.97mmol)と4−メトキシベンジルクロリド(1.63g、10.38mmol)を0℃で滴下し、2時間撹拌した。反応完結後、反応物を水で希釈し、有機物を酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して表題化合物(3.2g、収率91%)を得た。
H−NMR(400HMz,CDCl);δ8.08(d,J=8Hz,1H),7.83(d,J=8Hz,1H),7.28(m,1H),6.97(d,J=8Hz,1H),6.75(d,J=8Hz,1H),5.83(s,2H),3.72(s,3H)
【0119】
工程C:3−(4−メトキシ−フェニル−1−イル)−7−ニトロ−1H−インダゾール
工程Bで得た3−ヨード−7−ニトロ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−インダゾール(1.50g、3.67mmol)をジメトキシエタン(20mL)に溶かし、炭酸ナトリウム(1.17g、11.01mmol)、4−メトキシフェニルボロン酸(0.84g、5.50mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(O)(0.43g、0.37mmol)を滴下し、2時間還流撹拌した。溶液を冷却し、反応物を水で希薄し、有機物を酢酸エチルで抽出した後、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をトリフルオロ酢酸(20mL)に溶かし、5時間還流撹拌した後、減圧下で溶媒を除去した。残渣を水で希薄し、有機物を酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィーで分離して表題化合物(0.85g、収率86%)を得た。
H−NMR(400HMz,CDCl);δ11.33(br s,1H),8.39(t,2H),7.90(d,J=8Hz,2H),7.36(t,1H),7.08(d,J=8Hz,2H),3.91(s,3H)
【0120】
製造例47:4−[(3−ブロモ−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル)メチル]−ピペラジン−2−オン
工程A:1−BOC−5−メチル−7−ニトロ−2−フェニル−インドール
製造例24で得た5−メチル−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドールと(BOC)OとDMAPを用いて製造例23と同じ方法出で反応して表題化合物を得た。
【0121】
工程B:1−BOC−3−ブロモ−5−ブロモメチル−7−ニトロ−2−フェニル−インドール
工程Aで得た1−BOC−5−メチル−7−ニトロ−2−フェニル−インドール(3.5g、10mmol)を四塩化炭素(30mL)に溶かし、N−ブロモコハク酸イミド(NBS、2.3g、13mmol)とベンゾイルペルオキシド(100mg)を添加し、80℃で4時間還流撹拌した。ろ過して固形質を除去し、水を入れた後、DCMで有機物を抽出した。減圧下で溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物(2.3g、収率46%)を得た。
【0122】
工程C:4−[(1−BOC−3−ブロモ−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル)メチル]−ピペラジン−2−オン
工程Bで得た[(3−ブロモ−5−ブロモメチル−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール(1.0g、2mmol)をDCM(10mL)に溶かし、Et3N(560μL、4mmol)を添加し、2−オキソ−ピペラジン(300mg、3mmol)を加え、室温で12時間撹拌した。反応が終結されれば、飽和NHCl水溶液を入れ、DCMで有機物を抽出した。乾燥後、減圧下で溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物(825mg、収率78%)を得た。
【0123】
工程D:[(3−ブロモ−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル)メチル]−ピペラジン−2−オン
工程Cで得た4−[(1−BOC−3−ブロモ−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル)メチル]−ピペラジン−2−オン(825mg、1.6mmol)をジエチルエステル(5mL)に溶かし、HCl(4Mジオキサン溶液、5mL)に溶かし、室温で2時間撹拌した。反応が終結されれば、減圧下で溶媒を除去した。残渣を乾燥し、次の反応で使用した。
質量[M+H]=429
【0124】
製造例48:4−[(3−ブロモ−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル)メチル]−モルホリン
製造例47の工程Bで得た1−BOC−3−ブロモ−5−ブロモメチル−7−ニトロ−2−フェニル−インドールとモルホリンを用いて製造例47の工程C及びDと同じ方法で反応して表題化合物を得た。
質量[M+H]=416
【0125】
実施例1:シクロペンチル−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン
工程A:7−アミノ−5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール
製造例8で得た5−メチル−7−ニトロ−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール(6.9g、27.3mmol)をテトラヒドロフラン(130mL)、メタノール(1mL)、及び水(130mL)の混合溶液に溶かし、NHCl(14.6g、27.3mmol)を添加した。反応物の温度を60℃に上げ、鉄粉(15.2g、273mmol)粉を入れ、30分間撹拌した。反応が終結されれば、セライトでろ過し、固形質を除去し、残った溶液で一定量の溶媒を減圧下で除去した後、EtOAcで有機物を抽出した。抽出した有機物をMgSOで乾燥し、減圧下で溶媒を除去して表題化合物(5.0g、収率40%)を得た。
【0126】
工程B:シクロペンチル−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン
工程Aで得た7−アミノ−5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール(5g、22.4mmol)とシクロペンタノン(1.88g、22.4mmol)をジクロロエタン(50mL)に入れ、NaBH(OAc)(9.5g、44.8mmol)を添加した後、室温で12時間撹拌した。反応が終結されれば、飽和NaHCO水溶液で希釈し、ジクロロメタンとEtOAcで有機物を抽出した。抽出した有機物を水とNaCl水溶液で洗浄し、MgSOで乾燥した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/n−Hex=1/5)で精製して表題化合物(3.77g、収率58%)を得た。
H−NMR(400HMz,CDCl);δ9.73(br s,1H),8.53(d,J=4.8Hz,1H),7.78(d,J=8.0Hz,1H),7.70(m,1H),7.13(m,1H),6.91(d,J=2.0Hz,1H),6.87(s,1H),6.32(s,1H),3.91(m,1H),3.60(br s,1H),2.41(s,3H),2.00(m,2H), 1.65(m,4H),1.51(m,2H)
【0127】
実施例2:シクロペンチル−[5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−アミン
製造例24で得た5−メチル−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドールを実施例1の工程A及びBと同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ10.91(brs,1H),7.75(m,2H),7.65(m,1H),7.41(m,2H),7.26(m,1H),6.64(s,1H),6.53(s,1H),6.02(s,1H),5.20(m,1H),3.57(m,2H),3.51(m,5H),3.14(m,2H),2.29(m,4H),2.24(s,3H),1.87(m,2H),1.78(m,2H),1.68(m,2H),1.53(m,2H)
【0128】
実施例3:[5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−アミン
製造例26で得た5−クロロ−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドールを実施例1の工程Aと同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ10.96(brs,1H),7.76(d,2H),7.46(t,2H),7.30(t,1H),6.75(s,1H),6.72(s,1H),6.19(s,1H),5.13(s,2H)
【0129】
実施例4:(テトラヒドロピラン−4−イル)−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン
実施例1の工程Aで得た7−アミノ−5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドールと4−オキソ−テトラヒドロピランを実施例1の工程Bと同じ方法で反応して表題化合物(25mg、収率36%)を得た。
H−NMR(400HMz,CDCl);δ10.65(br s,1H),8.49(d,J=4.8Hz,1H),7.81(d,J=8.0Hz,1H) 7.72(m,1H),7.13(m,1H),6.92(d,J=2.0Hz,1H),6.88(s,1H),6.27(s,1H),3.92(m,1H),3.49(m,3H),2.39(s,3H),1.95(m,2H),1.30(m,2H)
【0130】
実施例5〜19:
製造例8〜15で得た化合物と商業的に購入可能なケトン又はアルデヒドを実施例1と同じ方法で反応して下記表の実施例化合物を合成した。
【化16】

【表5】





【0131】
実施例20:(1−シクロヘキサノン−4−イル)−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン
工程A:(1,4−ジオキサ−[4.5]デック−8−イル)−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル)アミン
実施例1の工程Aで得た7−アミノ−5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドールと1,4−シクロヘキサンジオンモノエチレンアセタールを実施例1の工程Bと同じ方法で反応して表題化合物を得た。
【0132】
工程B:(1−シクロヘキサノン−4−イル)−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン
工程Aで得た(1,4−ジオキサ−[4.5]デック−8−イル)−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル)アミン(30mg、0.13mmol)をアセトン(10mL)と水(5mL)に溶かし、1N塩酸溶液(1mL)を入れた後、80℃で8時間撹拌した。反応終結後、飽和NaHCO水溶液を加えた。EtOAcで有機物を抽出し、無水MgSOで乾燥した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/n−Hex=1/5)で精製して表題化合物(10mg、収率23%)を得た。
H−NMR(400HMz,CDCl);δ10.72(br s,1H),8.48(d,J=4.4Hz,1H),7.81(d,J=8.0Hz,1H),7.73(m,1H),7.13(m,1H),6.92(d,J=2.0Hz,1H),6.91(s,1H),6.32(s,1H),3.78(m,1H)2.41(s,3H),2.35(m,4H),2.20(m,2H),1.52(m,2H)
【0133】
実施例21:4−[(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ]−シクロヘキサン−1−オン
実施例3で得た7−アミノ−5−クロロ−2−フェニル−1H−インドールを実施例20と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ11.09(s,1H),7.76(d,J=6.7 Hz,2H),7.45(t,J=7.3 Hz,2H),7.30(t,J=7.3 Hz,1H),6.79(d J=1.25 Hz,1H),6.74(d,J=1.8 Hz,1H),6.32(d,J=1.85 Hz,1H),5.66(m,1H),3.92(m,1H),2.55(m,2H),2.38−2.21(m,4H),1.72(m,2H)
【0134】
実施例22:N−(5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル)−ベンズアミド
実施例1の工程Aで得た7−アミノ−5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール(45mg、0.20mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶かし、EtN(0.56mL、0.4mmol)とベンゾイルクロリド(0.03mL、0.22mmol)を入れて室温で2時間撹拌した。反応が終結されれば、反応物を水で希釈し、EtOAcで有機物を抽出し、無水MgSOで乾燥した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/n−Hex=1/5)で精製して表題化合物(18mg、収率27%)を得た。
H−NMR(500HMz,CDCl);δ10.98(br s,1H),8.61(s,1H),8.50(d,J=4.9Hz,1H),7.90(d,J=7.4Hz,2H),7.77(d,J=8.0Hz,1H),7.69(m,1H),7.50(m,1H),7.43(m,2H),7.31(s,1H),7.26(s,1H),7.14(m,1H),6.95(d,J=1.8Hz,1H),2.41(s,3H)
【0135】
実施例23:1−エチル−3−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−ウレア
実施例1の工程Aで得た7−アミノ−5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドールとエチルイソシアネートを実施例22と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,MeOH−d);δ8.53(d,1H),7.77(d,1H),7.72(m,1H),7.21(s,1H),7.17(m,1H),7.02(s,1H),6.95(s,1H),3.27(q,2H),2.41(s,3H),1.14(t,3H)
【0136】
実施例24:1−フェニル−3−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−ウレア
実施例1の工程Aで得た7−アミノ−5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドールとフェニルイソシアネートを実施例22と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl/MeOH−d);δ8.52(d,1H),7.79(d,1H),7.73(m,1H),7.45(d,2H),7.30(t,2H),7.21(s,1H),7.18(m,1H),7.13(s,1H),7.04(m,1H),6.96(s,1H),2.42(s, 3H)
【0137】
実施例25:チオフェン−2−スルホン酸(2−ピリジン−2−イル−1H−インドール−7−イル)−アミド
製造例9で得た2−ピリジン−2−イル-7−ニトロ−1H−インドールと2-チオフェンスルホニルクロリドを実施例1の工程A及び実施例22と同じ方法で、順に反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ10.25(br s,1H),7.71(d,1H),7.66(m,1H),7.60(br s,1H),7.47(d,1H),7.43〜7.40(m,2H),7.13(m,1H),6.97(d,1H),6.94〜6.86(m,2H),6.74(d,1H)
【0138】
実施例26:チオフェン−2−スルホン酸[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミド
実施例1の工程Aで得た7−アミノ−5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドールと2−チオフェンスルホニルクロリドを実施例22と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ9.13(br s,1H),8.51(d,1H),7.81(m,2H),7.68(m,3H),7.48(s,1H),7.10(m,2H),6.88(d,1H),6.69(s,1H),2.36(s,3H)
【0139】
実施例27:シクロペンチル−メチル−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン
実施例1で得たシクロペンチル−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミンとホルムアルデヒドを実施例1の工程Bと同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ9.53(br s,1H),8.63(d,1H),7.80(m,1H),7.73(m,1H),7.79(m,2H),6.96(s,1H),6.81(s,1H),3.73(m,1H),2.84(s,3H),2.47(s,3H),1.91〜1.21(m,8H)
【0140】
実施例28:7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボン酸エチルエステル
工程A:2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール−5−カルボン酸エチルエステル
製造例30で得た2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール−5−カルボン酸(14.1g、50mmol)をエタノール(40mL)に溶かした。濃硫酸(10mL)を添加し、50℃で2時間撹拌した。反応が終結されれば、1N NaOHを添加し、有機物をEtOAcで抽出した、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をEtOAcとヘキサンを用いて再結晶して表題化合物(14.1g、収率95%)を得た。
【0141】
工程B:7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボン酸エチルエステル
工程Aで得た2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール−5−カルボン酸エチルエステルとシクロペンタノンを実施例1と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ9.47(brs,1H),7.90(s,1H),7.67(m,2H),7.34(m,2H),7.24(m,1H),7.18(s,1H),6.83(s,1H),4.41(q,2H),3.87(m,1H),1.95(m,2H),1.62(m,2H),1.49(m,4H),1.39(t,3H)
【0142】
実施例29:シクロペンチル−[5−ヒドロキシメチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−アミン
工程A:5−ヒドロキシメチル−2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール
実施例28の工程Aで得た2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール−5−カルボン酸エチルエステル(10g、29mmol)をメタノール(100mL)に溶かし、LiBH(1M THF溶液、4mL)を0℃で添加した。室温に昇温させ、3時間撹拌した。少量の水を入れて反応を終結し、減圧下でメタノールを除去した。1N HClを添加した後、有機物をEtOAcで抽出し、乾燥し、さらに精製することなく次の反応で使用した。
【0143】
工程B:シクロペンチル−[5−ヒドロキシメチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−アミン
工程Aで得た5−ヒドロキシメチル−2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドールを実施例1と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,MeOH−d);δ7.88(s,1H),7.75(m,2H),7.42(m,2H),7.30(m,1H),7.16(s,1H),6.85(s,1H),4.03(m,1H),2.13(m,2H),1.77(m,2H),1.66(m,4H)
【0144】
実施例30:7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボン酸
実施例28で得た7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボン酸エチルエステル(5g、14.3mmol)をMeOH(20mL)と水(20mL)の混合溶液に入れ、NaOH(1.3g、33.8mmol)を添加し、4時間、室温で撹拌した。反応が終結されれば、減圧下でMeOHを除去し、残渣に1N HClを添加し、有機物をEtOAcで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を除去した。残渣をEtOAcとn−Hexを用いて再結晶して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,MeOH−d);δ7.88(s,1H),7.75(m,2H),7.42(m,2H),7.30(m,1H),7.16(s,1H),6.85(s,1H),4.03(m,1H),2.13(m,2H),1.77(m,2H),1.66(m,4H)
【0145】
実施例31:2−[7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]−酢酸エチルエステル
製造例29で得た2−(2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール−5−イル)酢酸を実施例28と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ8.12(brs,1H),7.67(m,2H),7.42(m,2H),7.30(m,1H),6.99(s,1H),6.74(s,1H),6.46(s,1H),4.16(q,2H),3.93(m,1H),3.66(s,2H),2.10(m,2H),1.77(m,2H),1.66(m,2H),1.59(t,3H),1.26(t,3H)
【0146】
実施例32:2−[7−(シクロペンチルアミノ)−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]エタノール
実施例31で得た2−[7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]酢酸エチルエステルとシクロペンタノンを用いて実施例29と同じ方法で反応して表題化合物(257mg、収率80%)を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl+MeOH−d);δ7.71(m,2H),7.40(m,2H),7.28(m,1H),6.89(s,1H),6.72(s,1H),6.32(s,1H),3.97(m,1H),3.87(m,2H),3.43(m,1H),2.91(m,2H),2.09(m,2H),1.77(m,2H),1.62(m,4H)
【0147】
実施例33:2−[7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]酢酸
実施例31で得た2−[7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]酢酸エチルエステルを実施例30と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl+MeOH−d);δ11.31(s,1H),7.81(m,2H),7.37(m,2H),7.25(m,1H),7.05(s,1H),6.65(s,1H),3.89(m,1H),1.88(m,7H),1.41(m,3H)
【0148】
実施例34:2−[2−フェニル−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−5−イル]−酢酸
実施例31の工程で中間体として生成される2−(2−フェニル−7−アミノ−1H−インドール−5−イル)−酢酸エチルエステルと4−オキソ−テトラヒドロピランを実施例1の工程B及び実施例30と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d,Na塩);δ10.88(br s,1H),7.81(d,J=8Hz,2H),7.43(m,2H),7.28(m,1H),6.67)s,1H),6.62(s,1H),6.29(s,1H),5.23(m,1H),3.92(d,J=8Hz,2H),3.67(m,1H),3.47(m,2H),3.14(s,2H),2.06(m,2H),1.48(m,2H)
【0149】
実施例35:2−[2−フェニル−7−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−5−イル]−酢酸
実施例31の工程で中間体として生成される2−(2−フェニル−7−アミノ−1H−インドール−5−イル)酢酸エチルエステルと1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−オンを実施例1の工程B及び実施例30と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d,Na塩);δ10.90(s,1H),7.80(d,J=8Hz,2H),7.43(t,2H),7.29(m,1H),6.69(q,2H),6.28(s,1H),5.35(m,1H),3.81(m,1H),3.31(m,2H),3.20(m,2H),3.16(s,2H),2.33(m,2H),2.02(m, 2H)
【0150】
実施例36:(テトラヒドロピラン−4−イル)−[2−フェニル−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン
工程A:5−ヨードメチル−2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール
実施例29の工程Aで得た5−ヒドロキシメチル−2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール(804mg、3mmol)をTHF(10mL)に溶かし、イミダゾール(408mg、6mmol)及びトリフェニルホスフィン(1.52g、6mmol)を入れた。ヨウ素(453mg、3.9mmol)を添加した後、2時間撹拌した。反応が終結されれば、セライトでろ過し、さらに精製することなく次の反応で使用した。
【0151】
工程B:5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール
工程Aで得た5−ヨードメチル−2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール(850mg、2.5mmol)をTHF(10mL)に溶かし、1,1−ジオキソ−チオモルホリン(405mg、2.25mmol)を添加し、2時間撹拌した。反応が終結されれば、水で希釈し、有機物をEtOAcで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。残渣をDCMとヘキサンで再結晶して表題化合物(625mg、収率65%)を得た。
【0152】
工程C:(テトラヒドロピラン−4−イル)−[2−フェニル−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン
工程Bで得た5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドールとテトラヒドロピラン−4−オンを実施例1と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,CDCl);δ8.38(br s,1H),7.69(d,J=7.3 Hz,1H),7.44(t,J=7.3 Hz,2H),7.32(t,J=7.3 Hz,1H),7.00(s,1H),6.75(d,J=1.85 Hz,1H),6.47(d,J=1.85 Hz,1H),4.07(m,2H),3.65(m,3H),3.57(m,2H),3.02(m,8H),2.12(m,2H),1.61(m,2H)
【0153】
実施例37:(テトラヒドロピラン−4−イル)−[2−フェニル−5−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン
実施例29の工程Aで得た5−ヒドロキシメチル−2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール、2−オキソピペラジン及び4−オキソ−テトラヒドロピランを順に、実施例36と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,CDCl);δ8.96(br s,1H),7.67(d,J=7.3 Hz,1H),7.41(t,J=7.3 Hz,2H),7.29(t,J=7.3 Hz,1H),6.98(s,1H),6.73(d,J=1.85 Hz,1H),6.44(d,J=1.85 Hz,1H),6.07(brs,1H),4.00(m,2H),3.61(m,3H),3.53(m,2H),3.33(m,2H),3.21(m,2H),2.66(m,2H),1.51(m,2H)
【0154】
実施例38:シクロペンチル−[2−(3−フルオロ)フェニル−5−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン
製造例39で得た2−(3−フルオロフェニル)−7−ニトロ−1H−インドール−5−カルボン酸を実施例28の工程A、実施例32及び36と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ8.46(s,1H),7.50(d,1H),7.42(m,2H),7.06(t,1H),7.02(s,1H),6.80(d,1H),6.54(s,1H),4.03(m,1H),3.72(s,2H),3.07(m,8H),2.16(m,2H),1.85(m,2H),1.74(m,2H),1.67(m,2H)
【0155】
実施例39:(テトラヒドロピラン−4−イル)−[2−(4−メトキシ)フェニル−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン
製造例40で得た2−(4−メトキシ−フェニル)−7−ニトロ−1H−インドール−5−カルボン酸を実施例28の工程A、実施例32及び36と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ10.79(s,1H),7.67(d,2H),7.01(d,2H),6.68(s,1H),6.57(s,1H),6.24(d,1H),5.26(d,1H),3.90(m,2H),3.77(s,3H),3.61(m,1H),3.58(s,2H),3.46(t,2H),3.04(m,4H),2.83(m,4H),2.01(d,2H),1.43(m,2H)
【0156】
実施例40〜78:
製造例24〜40、43、44、及び47で得た化合物と商業的に購入可能なケトン又はアルデヒドに対して、実施例26〜37の方法を選択的に行って下記表の実施例化合物を合成した。
【化17】

【表6】









【0157】
実施例79:(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−クロロ−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン
製造例41で得た5−クロロ−7−ニトロ−3−フェニル−1H−インドールとテトラヒドロピラン−4−オンを用いて実施例1と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ8.10(br s,1H),7.61(d,J=8Hz,2H),7.43(t,2H),7.38(s,1H),7.31(m,2H),6.56(s,1H),4.05(m,2H),3.65(m,1H),3.62(t,2H),2.15(d,J=12Hz,2H),1.62(m,5H)
【0158】
実施例80:シクロペンチル−(5−クロロ−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン
製造例41で得た5−クロロ−7−ニトロ−3−フェニル−1H−インドールとシクロペンタノンを利用して実施例1と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ8.06(br s,1H),7.58(d,J=8Hz,2H),7.39(t,2H),7.33(s,1H),7.26(m,1H),7.17(s,1H),6.51(s,1H),3.91(m,1H),2.08(m,2H),1.74(m,2H),1.66(m,2H),.54(m,2H)
【0159】
実施例81:(テトラヒドロピラン−4−イル)メチル−(5−クロロ−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン
製造例41で得た5−クロロ−7−ニトロ−3−フェニル−1H−インドールとテトラヒドロピラン−4−カルボキシアルデヒドを利用して実施例1と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ8.08(br s,1H),7.61(d,J=8Hz,2H),7.44(t,2H),7.37(s,1H),7.29(m,2H),6.52(s,1H),4.04(dd,2H),3.44(t,2H),3.19(d,J=4Hz,2H),1.97(m,1H),1.79(d,J−12Hz,2H),1.41(m,2H)
【0160】
実施例82:シクロペンチル−[2−(4−アミノフェニル)−5−クロロ−1H−インドール−7−イル]−アミン
実施例78で得たシクロペンチル−[2−(4−BOC−アミノフェニル)−5−クロロ−1H−インドール−7−イル]−アミン(430mg、1mmol)をDCM(5mL)に入れ、TFA(5mL)を添加した後、2時間撹拌した。反応が終結されれば、減圧下でTFAを除去し、カラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物(310mg、収率95%)を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d);δ10.76(br s,1H),7.47(d,1H),6.70(d,1H),6.63(d,1H),6.43(d,1H),6.11(d,1H),5.61(d,1H),5.30(br s,2H),3.68(m,1H),2.03(m,2H),1.74〜1.52(m,6H)
【0161】
実施例83:シクロペンチル−{5−クロロ−2−[4−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノフェニル]−1H−インドール−7−イル}−アミン
実施例82で得たシクロペンチル−[2−(4−アミノフェニル)−5−クロロ−1H−インドール−7−イル]−アミンと1−メチル−ピペリジン−4−オンを実施例1の工程Bと同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,MeOH−d/CDCl);δ7.51(d,2H),6.89(d,1H),6.62(d,2H),6.49(s,1H),6.33(d,1H),3.91(m,1H),3.37(m,1H),3.04(m,2H),2.49〜2.39(m,4H),2.08(m,2H),1.78〜1.64(m,6H)
【0162】
実施例84:N−[4−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−メタンスルホンアミド
実施例82で得たシクロペンチル−[2−(4−アミノフェニル)−5−クロロ−1H−インドール−7−イル]−アミンとメタンスルホニルクロリドを実施例22と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,MeOH−d/CDCl);δ7.63(d,2H),7.26(d,2H),6.93(s,1H),6.59(s,1H),6.36(s,1H),3.86(m,1H),2.96(s,3H),2.06(m,2H),1.74〜1.58(m,6H)
【0163】
実施例85:シクロペンチル−{5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−[4−(アセチル)アミノフェニル]−1H−インドール−7−イル}−アミン
製造例40で得た2−(4−BOC−アミノ−フェニル)−7−ニトロ−1H−インドール−5−カルボン酸を実施例28、実施例29の工程A、及び実施例36と同じ方法で、順に反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,MeOH−d/CDCl);δ9.08 (s,1H),7.48 (d,J= 8Hz,2H),7.39(dd,J1= 8Hz,J2=4Hz,2H),6.89(s,1H),6.60(d,J=4 Hz,1H),3.96 (m,1H),3.67(s,2H),3.00(m,8H),2.18(s,3H),2.06(m,2H),1.26 〜 1.77(m,6H)
【0164】
実施例86〜89:
実施例85の合成中に中間体として得た7−アミノ−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−[4−(アセチル)アミノフェニル]−1H−インドールと商業的に購入可能なケトン及びアルデヒドを実施例1の工程Bと同じ方法で反応して下記表の実施例化合物を合成した。
【化18】

【表7】

【0165】
実施例90:(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピペリジン−4−イル−アミン
工程A:1−BOC−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピペリジン−4−イル−アミン
実施例2で得た7−アミノ−5−メチル−2−フェニル−1H−インドールと1−BOC−ピペリドンを製造例23と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
【0166】
工程B:(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピペリジン−4−イル−アミン
工程Aで得た1−BOC−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピペリジン−4−イル−アミンを実施例82と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ11.33(brs,1H),8.68(m,2H),7.83(m,2H),7.41(m,2H),7.26(m,1H),6.72(m,2H),6.29(s,1H),3.74(m,1H),3.47(m,2H),3.01(m,2H),2.28(s,3H),2.13(m,2H),1.77(m,2H)
【0167】
実施例91:[1−(メタンスルホニル)ピペリジン−4−イル]−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン
実施例90で得た(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピペリジン−4−イル−アミンとメタンスルホニルクロリドを実施例22と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ10.79(brs,1H),7.74(m,2H),7.42(m,2H),7.26(m,1H),6.66(s,1H),6.57(s,1H),6.11(s,1H),5.27(m,1H),3.57(m,2H),3.13(m,1H),2.93(m,1H),2.87(s,3H),2.25(s,3H),2.14(m,2H),1.46(m,2H)
【0168】
実施例92:2−ヒドロキシ−1−[4−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−ピペリジン−1−イル]−エタノン
実施例90で得た(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピペリジン−4−イル−アミン(305mg、1mmol)をDMF(5mL)に溶かし、ヒドロキシ酢酸(76mg、1mmol)、EDC(232mg、1.3mmol)、HOBT(229mg、1.5mmol)及びEtN(280μL,2mmol)を加え、室温で4時間撹拌した。反応が終結されれば、飽和NaHCO水溶液を加え、有機物をEtOAcで抽出し、飽和NaCl水溶液、1N HClで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,MEOH−d);δ7.72(m,2H),7.38(m,2H),7.23(m,1H),6.71(2,1H),6.63(s,1H),6.30(s,1H),4.40(m,1H),4.23(m,2H),3.74(m,2H),3.24(m,1H),3.02(m,1H),2.33(s,3H),2.19(m,2H),1.45(m,2H)
【0169】
実施例93:(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピペリジン−4−イル−アミン
実施例3で得た7−アミノ−5−クロロ−2−フェニル−1H−インドールと1−BOC−4−ピペリドンを実施例1の工程Bと同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz, DMSO−d);δ11.57(s,1H),8.66(brs,2H),7.87(d,J=6.7 Hz,2H),7.42(t,J=7.3 Hz, 2H),7.28(t,J=7.3Hz,1H),6.75(m,2H),6.26(m,1H),3.76(m,1H),3.36(m,2H),3.05(m,2H),2.12(m,2H),1.70(m,2H)
【0170】
実施例94:4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−ピペリジン−1−イル−カルボン酸フェニルアミド
実施例93で得た(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピペリジン−4−イル−アミンとフェニルイソシアネートを実施例22と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ11.05(s,1H),8.53(s,1H),7.76(d,J=7.3 Hz,2H),7.44(m,4H),7.30(t,J=7.3 Hz,1H),7.20(t,J=7.3 Hz,2H),6.91(t,J=7.3 Hz,1H),6.77(d,J=1.85 Hz,1H),6.73(d,J=1.85 Hz,1H),6.29(d,J=1.85 Hz,1H),5.62(m,1H),4.08(m,2H),3.65(m,1H),3.04(m,2H),2.05(m,2H),1.36(m,2H)
【0171】
実施例95:1−[4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−ピペリジン−1−イル]−2−ジメチルアミノ−エタノン
工程A:1−[4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−ピペリジン−1−イル]−2−BOC−アミノ−エタノン
実施例93で得た(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピペリジン−4−イル−アミンとN−BOC−Gly−OHを実施例92と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
【0172】
工程B:1−[4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−ピペリジン−1−イル]−2−アミノ−エタノン
工程Aで得た1−[4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−ピペリジン−1−イル]−2−BOC−アミノ−エタノンを実施例82と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
【0173】
工程C:1−[4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−ピペリジン−1−イル]−2−ジメチルアミノ−エタノン
工程Bで得た1−[4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−ピペリジン−1−イル]−2−アミノ−エタノンとホルムアルデヒドを実施例1の工程Bと同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ11.97(s,1H),9.54(brs,1H),7.95(d,J=6.7 Hz,2H),7.40(t,J=7.3 Hz,2H),7.26(t,J=7.3 Hz,1H),6.74(m,2H),6.25(m,1H),4.41−4.22(m,3H),3.69(m,2H),3.22(m,1H),3.02(m,1H),2.79(m,6H),2.03(m,2H),1.51(m,2H)
【0174】
実施例96:[5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−(ピペリジン−4−イル)メチル−アミン
実施例36の工程Bで得た5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドールと1−BOC-ピペリジン−4−カルボキシアルデヒドを実施例1及び実施例90と同じ方法で、順に反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d, 2TFA塩);δ11.10(s,1H),8.57(m,1H),8.28(m,1H),7.82(d,2H),7.50(t,2H),7.34(t,1H),6.90(s,1H),6.84(s,1H),6.35(s,1H),3.52(m,2H),3.39(m,8H),3.18(m,4H),2.90(m,2H),2.02(m,3H),1.42(m,2H)
【0175】
実施例97:(5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−アミン
実施例96で得た(5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−(ピペリジン−4−イル)メチル−アミンとメタンスルホニルクロリドを実施例22と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ10.92(s,1H),7.76(d,2H),7.43(t,2H),7.27(t,1H),6.72(m,2H),6.26(s,1H),5.35(d,1H),3.57(m,5H),3.05(m,4H),2.95(t,2H),2.88(s,3H),2.84(m,4H),2.14(d,2H),1.47(m,2H)
【0176】
実施例98:{4−[5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]アミノ−ピペリジン−1−イル}−(テトラヒドロフラン−2−イル)−メタンオン
実施例96で得た(5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−(ピペリジン−4−イル)メチル−アミンとテトラヒドロフラン−2−カルボン酸を実施例92と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ10.87(s,1H),7.75(d,2H),7.43(t,2H),7.27(t,1H),6.72(s,2H),6.29(s,1H),5.30(d,1H),4.27(d,1H),3.95(d,1H),3.86(m,1H),3.68(m,4H),3.59(s,2H),3.37(m,1H),3.27(m,1H),3.06(m,4H),2.92(m,1H),2.84(m,4H),2.02(m,4H),1.29(m,2H)
【0177】
実施例99:(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−[1−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオピラン−4−イル)−ピペリジン−4−イル]−アミン
工程A:(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピペリジン−4−イル−アミン
製造例25で得た5−フルオロ−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドールと1−BOC−ピペリドンを実施例90と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
【0178】
工程B:(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−[1−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオピラン−4−イル)−ピペリジン−4−イル]−アミン
工程Aで得た(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピペリジン−4−イル−アミンと1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオピランを実施例1の工程Bと同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ7.66(d,2H),7.44(t,2H),7.33(t,1H),6.74(d,1H),6.72(d,1H),6.26(d,1H),3.39(m,1H),3.22(m,2H),2.92(m,4H),2.57(t,1H),2.33(m,4H),2.28(m,4H),1.53(m,2H)
【0179】
実施例100:N−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−N’,N’ジメチル−シクロヘキサン−1,4−ジアミン
実施例3で得た7−アミノ−5−クロロ−2−フェニル−1H−インドールと4−ジメチルアミノヘキサノンを実施例1の工程Bと同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ11.05(s,1H),7.75(d,J=6.7 Hz,2H),7.44(t,J=7.3 Hz,2H),7.29(t,J=7.3 Hz,1H),6.73(m,2H),6.17(m,1H),5.52(m,1H),4.55(m,1H),3.46(m,1H),3.29(m,6H),2.05(m,2H),1.86(m,2H),1.33(m,2H),1.23(m,2H)
【0180】
実施例101:N−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−N’−メチル−シクロヘキサン−1,4−ジアミン
実施例100の化合物を得る過程でモノアルキル化された表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ11.05(s,1H),7.75(d,J=6.7 Hz,2H),7.44(t,J=7.3 Hz,2H),7.30(t,J=7.3 Hz,1H),6.73(m,2H),6.17(m,1H),5.51(m,1H),4.55(m,1H),3.45(m,1H),3.28(m,3H),3.13(m,1H),2.05(m,2H),1.86(m,2H),1.33(m,2H),1.23(m,2H)
【0181】
実施例102:4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−シクロヘキサン−1−カルボン酸
実施例3で得た7−アミノ−5−クロロ−2−フェニル−1H−インドールと4−オキソ−シクロヘキサン−1−カルボン酸メチルエステルを実施例1の工程B及び実施例30と同じ方法で、順に反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ11.08(m,1H),7.76(d,J=6.7 Hz,2H),7.44(t,J=7.3 Hz,2H),7.30(t,J=7.3 Hz,1H),6.74(d J=1.25 Hz,1H), 6.72(d,J=1.8 Hz,1H),6.18(m,1H),5.55(m,1H),3.50(m,1H),3.34(m,1H),2.11(m,1H),1.95(m,2H),1.81(m,1H),1.65(m,1H),1.53(m,2H),1.23(m,1H)
【0182】
実施例103:4−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−シクロヘキサン−1−カルボン酸
製造例24で得た5−メチル−7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドールと4−オキソ−シクロヘキシル−1−カルボン酸を実施例1及び実施例30と同じ方法で、順に反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ10.81(brs,1H),7.74(m,2H),7.42(m,2H),7.25(m,1H),6.64(d, J=2.45Hz,1H),6.53(s,1H),6.05(s,1H),5.17(m,1H),3.50(m,2H),2.24(s,3H),1.95(m,1H),1.81(m,2H),1.64(m,2H),1.57(m,2H)
【0183】
実施例104:4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−シクロヘキサン−1−カルボン酸アミド
実施例102で得た4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−シクロヘキサン−1−カルボン酸とNHClを実施例92と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ11.20(s,1H),7.76(d,J=6.7 Hz,2H),7.44(t,J=7.3 Hz,2H),7.29(t,J=7.3 Hz,1H),7.21(brs,1H),6.73(m,3H),6.14(m,1H),5.55(m,1H),3.54(m,1H),2.26(m,1H),1.87(m,2H),1.72(m,4H),1.59(m,2H)
【0184】
実施例105:4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−シクロヘキサンカルボン酸メチルアミド
実施例102で得た4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−シクロヘキサン−1−カルボン酸とメチルアミン(HCl塩)を実施例92と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,DMSO−d);δ11.26(s,1H),7.77(d,J=6.7 Hz,2H),7.66(m,1H),7.44(t,J=7.3 Hz,2H),7.30(t,J=7.3 Hz,1H),6.76(d J=1.25 Hz,1H),6.72(d,J=1.8 Hz,1H),6.15(m,1H),3.57(m,1H),2.55(m,3H),2.24(m,1H),1.88(m,2H),1.80−1.65(m,4H),1.57(m,2H)
【0185】
実施例106:2−(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−酢酸メチルエステル
製造例27で得た7−ニトロ−5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドールとメチルブロモアセテートを実施例1の工程A及び実施例22と同じ方法で、順に反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ7.56(d,2H),7.41(t,2H),7.34(t,1H),6.80(d,1H),6.71(s,1H),6.19(d,1H),4.09(s,2H),3.85(s,3H)
【0186】
実施例107:2−(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−酢酸
実施例106で得た2−(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−酢酸メチルエステルを実施例30と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d);δ7.91(d,2H),7.41(t,2H),7.26(t,1H),6.73(s,1H),6.41(d,1H),5.78(d,1H),6.17(br s,1H),3.48(s,2H)
【0187】
実施例108:2−(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−酢酸メチルエステル
製造例27で得た7−ニトロ−5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドールとメチルブロモアセテートを実施例1の工程A及び実施例22と同じ方法で、順に反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d);δ8.46(brs,1H),7.66(d,2H),7.44(t,2H),7.35〜7.28(m,3H),7.09〜6.99(m,3H),6.80(d,J=2.0Hz,1H),6.73(d,J=2.0 Hz,1H),6.24(d,J=2.0Hz,1H),5.38(m,1H),4.47(brs,1H),4.04(s,2H),3.82(s,3H)
【0188】
実施例109:2−[(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ]−酢酸
実施例108で得た(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−酢酸メチルエステルを実施例30と同じ方法で反応して表題化合物を得た?
H−NMR(500MHz, MeOH−d);δ7.76(d,J=7.3 Hz,2H),7.39(t,J=7.3 Hz,2H),7.25(m,3H),6.96(t,J=7.3 Hz,1H),6.90(d,J=7.3 Hz,2H),6.68(m,1H),6.53(d,J=1.85 Hz,1H),6.00(d,J=1.85 Hz,1H),3.96(s,2H)
【0189】
実施例110:2−[(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ]−プロピオン酸メチルエステル
製造例27で得た2−フェニル−5−フェノキシ−7−ニトロ−1H−インドールとメチル2−ブロモプロピオン酸エステルを実施例1の工程A及び実施例22と同じ方法で、順に反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,MeOH−d);δ8.56(brs,1H),7.66(d,2H),7.43(t,2H),7.32〜7.26(m,3H),7.09〜6.61(m,3H),6.77(d,J=1.8Hz,1H),6.71(d,J=1.8Hz,1H),6.23(d,J=1.8Hz,1H),5.33(m,1H),4.23(q,1H),3.73(s,3H)1.53(d,3H)
【0190】
実施例111:2−(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−プロピオン酸
実施例110で得た2−(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−プロピオン酸メチルエステルを実施例30と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,MeOH−d);δ7.76(d,J=7.3 Hz,2H),7.40(t,J=7.3 Hz,2H),7.24(m,3H),6.94(t,J=7.3 Hz,1H),6.89(d,J=7.3 Hz,2H),6.68(m,1H),6.52(d,J=1.85 Hz,1H),4.57(m,1H),1.55(m,3H)
【0191】
実施例112:2−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−プロピオン酸
実施例3で得た7−アミノ−5−クロロ−2−フェニル−1H−インドールとメチル2−ブロモプロピオン酸エステルを実施例22及び実施例30と同じ方法で、順に反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ8.62(br s,1H),7.55(d,J=8Hz,2H),7.38(t,2H),7.30(t,1H),7.00(s,1H),6.60(s,1H),6.31(s,1H),4.47(br s,1H),4.27(m,1H),1.58(d,J−8Hz,3H)
【0192】
実施例113:(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピリジン−2−イル−アミン
実施例3で得た7−アミノ−5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール(200mg、0.82mmol)をトルエン(30mL)に溶かし、2−ブロモピリジン(182mg、1.15mmol)、Pd(dba)、Xantphos(42mg、0.07mmol)及びNaCOを添加した。反応物を脱気し、100℃で12時間撹拌した。反応が終結されれば、セライトでろ過し、減圧下で溶媒を除去した。カラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/n−Hex=1/3)で精製して表題化合物(25mg、収率13%)を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ8.06(m,1H),7.68(d,J=7.2Hz,2H),7.50(t,1H),7.37(m,3H),7.29(d,J=8Hz,1H),6.90(d,J=2Hz,1H),6.74(m,3H)
【0193】
実施例114:(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−5−メチル−ピリジン−2−イル−アミン
実施例3で得た7−アミノ−5−クロロ−2−フェニル−1H−インドールと2−ブロモ−5−メチル−ピリジンを実施例113と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ10.64(s,1H),7.75(d,J=8Hz,2H),7.47(m,4H),7.36(m,1H),6.91(s,1H),6.80(s,1H), 6.67(d,J=8Hz,1H),6.59(d,J=8Hz,1H),2.47(s,3H)
【0194】
実施例115:(5−クロロ−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−(5−メチル−ピリジン−2−イル)−アミン
製造例41で得た5−クロロ−3−フェニル−7−ニトロ−1H−インドールを実施例1の工程A及び実施例113と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
【0195】
実施例116:(2S)−1−(7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボニル)−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステル
実施例30で得た7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボン酸と(2S)−Pro−OMeを実施例92と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,CDCl);δ9.76(brs,1H),7.67(d,2H),7.37(t,2H),7.26〜7.22(m,2H),6.72(d,1H),6.59(d,1H),4.68(m,1H),3.81(m,3H),3.65(s,3H),2.31(m,1H),2.01(m,3H),1.81(m,3H),1.56(m,2H),1.43(m,2H),1.33(m,2H)
【0196】
実施例117:(2S)−1−(7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボニル)−ピロリジン−2−カルボン酸
実施例116で得た(2S)−1−(7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボニル)−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステルを実施例30と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,MeOH−d);δ7.75(d,J=7.3 Hz,2H),7.39(t,J=7.3 Hz,2H),7.26(t,J=7.3 Hz,1H),7.15(m,1H),6.78(m,1H),6.55(m,1H),4.58(m,1H),3.97(m,1H),3.69(m,2H),2.37(m,1H),2.08(m,2H),1.98(m,2H),1.82(m,3H),1.65(m,4H)
【0197】
実施例118:(2S)−1−[2−フェニル−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−5−カルボニル]−ピロリジン−2−カルボン酸
製造例28で得た2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール−5−カルボン酸、(2S)−Pro−OMe及びテトラヒドロピラン−4−オンを実施例92、実施例1、及び実施例30と同じ方法で、順に反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,MeOH−d);δ7.75(d,J=7.3 Hz,2H),7.39(t,J=7.3 Hz,2H),7.27(t,J=7.3 Hz,1H),7.17(m,1H),6.79(m,1H),6.62(m,1H),4.56(m,1H),4.00(m,2H),3.71(m,2H),3.66−3.55(m,3H),2.36(m,1H),2.12(m,2H),1.99(m,2H),1.84(m,1H),1.55(m,2H)
【0198】
実施例119:2−(7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]−1−ピロリジン−1−イル−エタノン
実施例33で得た2−[7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]−酢酸及びピロリジンを実施例92と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ9.92(br s,1H),7.69(d,1H),7.32(t,1H),7.20(t,1H),6.80(s,1H),6.63(d,1H),6.22(d,1H),3.69(s,2H),3.59(m,1H),3.46(m,4H),1.91(m,4H),1.77(m,2H),1.63(m,2H),1.43(m,4H)
【0199】
実施例120:シクロペンチル−[2−フェニル−5−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−1H−インドール−7−イル]−アミン
実施例32で得た2−[7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]−エタノール及びピロリジンを実施例36の工程A、Bと同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,MeOH−d);δ7.75(d,J=7.3 Hz,2H),7.38(t,J=7.3 Hz,2H),7.24(t,J=7.3 Hz,1H),6.76(m,1H),6.67(m,1H),3.98(m,1H),3.07(m,2H),2.92(m,6H),2.08(m,2H),1.91(m,4H),1.80(m,2H),1.66(m,4H)
【0200】
実施例121:2−[(R)−2−(7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル)−4,5−ジヒドロ−チアゾール−4−イル]−酢酸
工程A:(R)−4−(4−メトキシ−ベンジルスルファニル)−3−[(7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボニル)−アミノ]−酪酸メチルエステル
製造例28で得た2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール−5−カルボン酸と製造例47で得た(R)−3−アミノ−4−(4−メトキシ−ベンジルスルファニル)−酪酸メチルエステルヒドロクロリドを実施例92と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
【0201】
工程B:2−[(R)−2−(7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル)−4,5−ジヒドロ−チアゾール−4−イル]−酢酸メチルエステル
工程Aで得た(R)−4−(4−メトキシ−ベンジルスルファニル)−3−[(7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボニル)−アミノ]−酪酸メチルエステル(533mg、1mmol)をDCM(10mL)に溶かし、五塩化リン(406mg、2mmol)を添加した後、室温で5時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液で反応を終結し、有機物を酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、て減圧蒸留した。残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物(240mg、収率60%)を得た。
【0202】
工程C:2−[(R)−2−(7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル)−4,5−ジヒドロ−チアゾール−4−イル]−酢酸
工程Bで得た2−[(R)−2−(7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル)−4,5−ジヒドロ−チアゾール−4−イル]−酢酸メチルエステルとシクロペンタノンを実施例1及び実施例30と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d);δ11.81(s,1H),7.92(m,2H),7.60(m,2H),7.50(m,2H),7.34(m,1H),6.83(m,1H),4.99(m,1H),3.95(m,1H),3.70(m,2H),2.87(m,1H),2.71(m,1H),2.08(m,2H),1.77(m,2H),1.64(m,4H)
【0203】
実施例122:2−[(R)−2−(2−フェニル−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)メチルアミノ−1H−インドール−5−イル)−4,5−ジヒドロ−チアゾール−4−イル]−酢酸
実施例121の工程Bで得た2−[(R)−2−(7−ニトロ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル)−4,5−ジヒドロ−チアゾール−4−イル]−酢酸メチルエステルとテトラヒドロピラン−4−オンを実施例1及び実施例30と同じ方法で、順に反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d);δ11.79(m,1H),7.91(m,2H),7.51(m,2H),7.39(m,2H),7.01(m,1H),6.80(m,1H),4.96(m,1H),3.93(m,2H),3.33(m,3H),3.15(m,2H),2.87(m,2H),2.75(m,1H),1.95(m,1H),1.79(m,2H),1.36(m,2H)
【0204】
実施例123:3−(7−シクロペンチルアミノ−5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−安息香酸メチルエステル
工程A:3−(5−クロロ−7−アミノ−1H−インドール−2−イル)安息香酸メチルエステル
製造例32で得た3−(5−クロロ−7−ニトロ−1H−インドール−2−イル)安息香酸を実施例28と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
【0205】
工程B:3−(7−シクロペンチルアミノ−5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−安息香酸メチルエステル
工程Aで得た3−(5−クロロ−7−アミノ−1H−インドール−2−イル)安息香酸メチルエステルを実施例1と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ8.78(br s,1H),8.31(s,1H),7.94(m,1H),7.85(m,1H),7.46(t,1H),7.03(s,1H),6.76(s,1H),6.47(s,1H),3.93(m,4H),2.16〜1.63(m,3H)
【0206】
実施例124:3−(7−シクロペンチルアミノ−5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−安息香酸
実施例123で得た3−(7−シクロペンチルアミノ−5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−安息香酸メチルエステルを実施例30と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d);δ13.20(br s,1H),11.21(br s,1H),8.37(s,1H),8.06(d,1H),7.91(d,1H),7.60(t,1H),6.85(d,1H),6.82(d,1H),6.20(d,1H),5.80(br s,1H),3.88(m,1H),2.51〜1.58(m,8H)
【0207】
実施例125:[3−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−メタノール
実施例123で得た3−(7−シクロペンチルアミノ−5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−安息香酸メチルエステルを実施例32と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
【0208】
実施例126〜146:
製造例31〜37で得たインドール誘導体に対して実施例123〜125の方法を選択的に行って下記表の実施例化合物を合成した。
【化19】

【表8】







【0209】
実施例147:[5−クロロ−2−(3−ジメチルアミノメチルフェニル)−1H−インドール−7−イル]−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン
実施例126で得た[3−(5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)−フェニル)]−メタノールとジメチルアミン(HCl塩)を実施例36と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ10.77(br s,1H),7.95(br s,1H),7.75(d,J=8Hz,1H),7.37(t,1H), 7.06(m,1H),6.94(s,1H),6.71(s,1H),6.36(s,1H),4.05(d,J=12Hz,2H),3.85(m,1H),3.84(s,2H),3.66(m,4H),3.56(t,2H),2.74(m,4H),2.11(m,2H),2.08(s,3H),1.62(m,2H)
【0210】
実施例148:[5−クロロ−2−(3−モルホリン−4−イルメチルフェニル)−1H−インドール−7−イル]−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン
実施例126で得た[3−(5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)−フェニル)]−メタノールとモルホリンを実施例36と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d);δ11.12(s,1H),7.77(m,2H),7.43(t,1H),7.28(d,J=8Hz,1H),6.80(s,1H),6.76(s,1H),6.31(s,1H),5.73(d,J=8Hz,1H),3.94(d,J=12Hz,2H),3.64(m,1H),3.59(m,4H),3.53(s,2H),3.48(m,2H),2.39(m,4H),2.02(d,J=12Hz,2H),1.48(m,2H)
【0211】
実施例149:[5−クロロ−2−(3−ピロリジン−4−イルメチルフェニル)−1H−インドール−7−イル]−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン
実施例126で得た[3−(5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)−フェニル)]−メタノールと1−BOC−ピペラジンを実施例36及び82と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ11.18(s,1H),8.26(s,1H),7.82(d,J=8Hz,1H),7.37(t,1H),7.02(d,J=8Hz,1H),6.91(s,1H),6.71(s,1H),6.33(s,1H),5.65(m,1H),4.15(m,2H),4.09(s,2H),3.63(m,2H),3.56(t,2H),2.14(m,4H),2.09(m,2H),1.79(m,2H)
【0212】
実施例150:1−{4−[3−(5−クロロ−7−テトラヒドロピラン−4−イルアミノ−1H−インドール−2−イル)−ベンジル]−ピペラジン−1−イル}−エタノン
実施例126で得た[3−(5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)−フェニル)]−メタノールと1−アセチル−ピペラジンを実施例36と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl);δ10.77(br,1H),7.95(s,1H),7.74(d,J=8Hz,1H),7.59(t,1H),7.06(d,J=8Hz,1H),6.94(s,1H),6.71(s,1H),6.36(s,1H),4.06(d,2H),4.03(m,1H),3.82(s,2H),3.66(m,4H),3.53(t,2H),2.74(m,4H),2.08(s,3H),2.04 〜 2.11(m,2H),1.64(m,2H)
【0213】
実施例151:{5−クロロ−2−[3−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)エチルフェニル]−1H−インドール−7−イル}−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン
実施例132で得た2−[3−(7−テトラヒドロピラン−4−イルアミノ−5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−酢酸メチルエステルと2−オキソ−ピペラジンを実施例32及び実施例36の工程A、Bと同じ方法で、順に反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d);δ11.04(s,1H),7.71(d,J=8Hz,2H),7.35(d,J=8Hz,2H),6.79(s,1H),6.72(s,1H),6.28(s,1H),5.62(d,J=8Hz,1H),3.93(d,J=12Hz,2H),3.65(m,1H),3.50(t,2H),3.15(s,2H),3.00(s,2H),2.79(m,2H),2.63(m,4H),2.03(m,2H),1.47(m,2H)
【0214】
実施例152:{5−クロロ−2−[3−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)エチルフェニル]−1H−インドール−7−イル}−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン
実施例132で得た2−[3−(7−テトラヒドロピラン−4−イルアミノ−5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−酢酸メチルエステルと1,1−ジオキソ−チオモルホリンを実施例32及び実施例36の工程A、Bと同じ方法で、順に反応して表題化合物を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d);δ7.70(d,2H),7.34(d,2H),6.79(s,1H),6.72(s,1H),6.28(s,1H),3.91(d,2H),3.65(m,1H),3.53(t,2H),3.16(d,4H),3.00(d,4H),2.77(br s,4H),2.02(d,2H),1.45(d,2H)
【0215】
実施例153〜161:
製造例44、48、49で得たインドール及びインダゾール誘導体を実施例1と同じ方法で反応して下記表の実施例化合物を合成した。
【化20】

【表9】



【0216】
実施例162:(テトラヒドロピラン−4−イル)−[3−ブロモ−5−(モルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−アミン
製造例48で得た4−[3−ブロモ−2−フェニル−7−ニトロ−1H−インドール−5−イル]−モルホリンとテトラヒドロピラン−4−オンを用いて実施例1と同じ方法で反応して表題化合物を得た。
H−NMR(500MHz,CDCl);δ8.12(br,1H),7.81(d,J=7.3 Hz,2H0,7.49(t,J=7.3Hz,2H),7.40(t,J=7.3Hz,1H),7.02(s,1H),6.64(s,1H),4.04(m,2H),3.73〜3.66(m,5H),3.60〜3.54(m,4H),2.47(m,4H),2.10(m,2H),1.56(m,2H)
【0217】
実験例1:肝細胞毒性誘導物質に対する実施例化合物の肝細胞保護効果測定及び分析
細胞が内/外部から様々な攻撃を受けると、大きく自然死(apoptosis)又は壊死の2種類の形態に細胞死滅機構が作動される。現実験例は、このような細胞死滅機構を利用してラットから分離した初代肝細胞を、臨床で深刻な肝毒性の副作用を示すと知られた薬物又は細胞死滅を誘導する様々な化学物質で処理し、24〜48時間後に、実施例で合成された化合物の肝細胞保護効果を測定した。肝細胞死滅誘導物質としてはCCl、ActD、H、ドキソルビシン、抗−Fas抗体/アクチノマイシンD(anti-Fas Ab/Actinomycin D)、アセトアミノフェン、EtOH、CdCl、パルミテート、ステアレート、シクロホスファミド、テルフェナジン、ジクロフェナック、シンバスタチン、アデフォビルを用いた。初代肝細胞の分離はSeglen PO(Experimental Cell Research 74(1972) pp450-454)の方法を利用した。簡単に説明すると、肝細胞を2工程のコラゲナーゼ潅流方法(two-step collagenase perfusion method)によって分離した後、パーコール勾配(Kreamer BL etc, In Vitro Cellular & Developmental Biology 22(1986) pp201-211)を使用し、10分間低速(500rpm)遠心分離し、死亡した細胞を除去した。この時、細胞の生存率は90%又はその以上に維持された。HepatoZYME media(Gibco BRL)に浮遊して細胞の数字を計算した。1.5×10個の細胞をコラーゲンがコートされている96ウェルプレート(BD biocoat)に100μLを入れ、3〜4時間細胞を底に付着させた。
【0218】
肝細胞保護効果を確認するために、上記付着された細胞を実施例化合物とし、30分間前処理した。この時、実施例化合物の濃度は実験によって30μM、10μM又は1μMから2倍又は3倍へと5工程連続希釈して使用しており、最終DMSO濃度は0.2%になるようにした。化合物で処理して30分後、肝細胞死滅誘導物質又は肝毒性薬物を表1に示された濃度で処理し、24時間又は48時間後に、細胞の生存率を測定し、肝細胞保護効果を評価した。細胞の生存率はWST−1(MK-400, Takeda)方法を用いて吸光度440nmで測定した。実施例化合物の肝細胞保護効果は測定値から計算し、「EC50」で示した。このとき、「EC50」は実験で観察される最大保護効果の50%を示す化合物の濃度を意味する。
【0219】
実施例化合物の好ましいEC50は30μM以下であり、より好ましくは10μM以下、特に好ましくは1.0μM以下である。
【0220】
表1には様々な肝毒性誘導物質の処理濃度、実施例41の化合物の肝細胞保護効果を示した。表2には、肝毒性誘発物質のドキソルビシンに対する実施例化合物の肝保護効果を示した。
【0221】
実施例41の化合物の肝毒性誘導物質に対する保護効果
【表10】

【0222】
ドキソルビシンに対する肝細胞での細胞保護効果
【表11】



【0223】
実験例2:肝細胞及びその他の様々な組織由来細胞でtBHP(tert-ブチルヒドロキシペルオキシド;t-BuOOH)を処理した時の保護効果
1)初代肝細胞にtBHPを処理した場合の保護効果
肝細胞分離は、実験例1の記載と同様に行っており、DMEM(Gibco + 10% FBS + 1X antibiotics)培地で浮遊してプレートに肝細胞を分注した。肝細胞を植えてから24時間後、化合物の最終濃度が30、10、3、1、0.3、0.1μMになるように3倍ずつ連続希釈して30分間、前処理した。tBHPを最終濃度300μMで処理しており、1時間後に保護効果を測定した。実験例1と同様にWST−1(Takeda, 10μL)を1時間30分間処理した後、SpectraMax(Molecular Device)を用いて、440nmで吸光度を測定し、EC50値を計算した。
【0224】
実施例化合物の好ましいEC50は30μM以下であり、より好ましくは10μM以下、特に好ましくは1.0μM以下である。
【0225】
2)膵臓細胞(Linm5F)にtBHPを処理した場合の保護効果
膵臓細胞に対する保護効果を測定するために、まず、ベータ細胞中の一つであるLinm5F細胞を2×10個ずつ96ウェルプレートに分注し、24時間培養した。実施例化合物の最終濃度が30、10、3、1、0.3、0.1μMになるように3倍ずつ希釈し、各ウェルに1時間処理した。tBHPを最終濃度が400μMになるようにして処理しており、5時間さらに培養した。保護効果は細胞の総タンパク質量を染色するSRB(スルホローダミンBタンパク)方法を使用して測定した。簡単に説明すると、細胞を5時間培養した後、4%ホルムアルデヒド溶液を各ウェルに50μLずつ添加し、固定し、30分程度室温に保管した。培地を捨て、蒸留水で各ウェルを2〜3回洗浄し、プレートを50℃オーブンで乾燥した。SRB溶液を各ウェルに50μLずつ入れた後、30分程度室温に置いた。SRB溶液を除去した後、1%酢酸溶液でプレートを2〜3回洗浄した。プレートを50℃オーブンで乾燥し、10mM Tris 100μLを入れ、細胞内のタンパク質を染色しているSRBを溶出させた。SpectrMaxを使用して590nmと650nmで吸光度を測定した後、590nmの吸光度で650nmの吸光度値を差し引いてEC50値を計算した。
【0226】
実施例化合物の好ましいEC50は30μM以下であり、より好ましくは10μM以下、特に好ましくは1.0μM以下である。代表的な実施例化合物として、実施例56、106及び107化合物などは、本実験で優れた活性を示しており、これらのEC50値は0.1μMである。
【0227】
3)心臓細胞(H9C2、シロネズミ心筋細胞)にtBHPを処理した場合の保護効果
心臓細胞に対する保護効果を確認するために、H9C2細胞を1.5×10個ずつ分注し、24時間培養した。実施例化合物の最終濃度が30、10、3、1、0.3、0.1μMになるように3倍ずつ連続希釈し、各ウェルに処理しており、45分間培養した。tBHPを最終濃度が400μMになるように処理しており、2時間培養した。各化合物の保護効果を上記2)のLinm5Fと同様にSRB方法で測定した。
【0228】
実施例化合物の好ましいEC50は30μM以下であり、より好ましくは10μM以下、特に好ましくは1.0μM以下である。代表的な実施例化合物として、例えば、実施例86化合物のEC50値は0.5μMであり、実施例39、74、86、97及び117化合物などは本実験で優れた活性を示しており、これらのEC50値は0.2μM以下である。
【0229】
4)腎臓細胞(LLC−PK1)にtBHPを処理した場合の保護効果
腎臓細胞に対する保護効果を測定するために、4×10個の細胞を各ウェルに分注し、24時間培養した。実施例化合物を最終濃度が30、10、3、1、0.3、0.1μMになるように処理し、30分間培養した。400μM tBHPを処理し、6時間培養した。各化合物の保護効果を上記2)のLinm5Fと同様にSRB方法で測定した。
【0230】
実施例化合物の好ましいEC50は30μM以下であり、より好ましくは10μM以下、特に好ましくは1.0μM以下である。代表的として実施例56の化合物のEC50値は0.66μMである。
【0231】
5)軟骨細胞にtBHPを処理した場合の保護効果
軟骨細胞に対する保護効果を測定するために、まず、16週齢SDラット(体重:450〜460g)の2の後肢から軟骨細胞を分離した。分離方法は次のとおりである。シロネズミ後肢の膝部位から軟骨を分離し、PBS(+1X抗生物質)が含有される100piプレートに移した。PBSは氷浴に入れ、4℃を維持した。新しいPBSに交換し、1000rpmで遠心分離した。PBSを除去し、37℃の1Xトリプシン(Gibco)3mLを添加し、15分間処理した。遠心分離後、上清を捨て、再びPBSで洗浄した。遠心分離と上清を捨てた。ここに0.2%コラゲナーゼ(Worthington, type II)を入れて回転させ、37℃培養器で一夜培養し、細胞を分離した。フィルタリングした細胞溶液を遠心分離し、上清を捨てた。PBSで洗浄した後、10mL DMEM/F−12(Gibco, 10% FBS)に浮遊し、2×10個の細胞を各ウェルに分注し、24時間培養した。実施例化合物の最終濃度が30、10、3、1、0.3、0.1μMになるように3倍ずつ希釈し、1時間処理し、tBHPを最終濃度が500μMになるように処理し、3時間培養した。各化合物の保護効果を上記2)のLinm5Fと同様にSRB染色方法で測定した。
【0232】
実施例化合物の好ましいEC50は30μM以下であり、より好ましくは10μM以下、特に好ましくは1.0μM以下である。代表的に実施例56及び63の化合物は本実験で優れた活性を示しており、これらのEC50値は0.1μMである。
【0233】
6)脳細胞(SK−N−MC)にtBHPを処理した場合の保護効果
化合物の脳細胞に対する保護効果を確認するために、脳細胞2×10個を、DMEM培地(Gibco, 10% FBS)を使用し、96ウェルに分注し、24時間培養した。実施例化合物の最終濃度が30、10、3、1、0.3、0.1μMになるように3倍ずつ連続希釈し、1時間処理した。tBHPを最終濃度が400μMになるように処理し、6時間培養した。各ウェルで50μLずつ培地を採って、LDHアッセイ(Promega)を進行した。LDHアッセイ(Promega)では培地50μLにアッセイ溶液50μLを混ぜた後、30分間室温で反応させ、SpectraMax(Molecular Device)を利用して、490nmで吸光度を測定した。
【0234】
実施例化合物の好ましいEC50は30μM以下であり、より好ましくは、10μM以下、特に好ましくは1.0μM以下である。代表的に、実施例115の化合物のEC50値は0.26μMであり、実施例37、55、63の化合物などは本実験で優れた活性を示しており、これらのEC50値は0.1μMである。
【産業上の利用可能性】
【0235】
上記結果から分かるように、本発明に係る新規化合物は、肝保護及び肝機能改善効果を示すだけでなく脂肪肝、肝線維症、肝硬変などの慢性肝臓疾患、ウイルス又は薬物によって誘導される肝炎などのような急性/慢性肝臓疾患の予防又は治療に有用に使用できる。また、本発明の化合物は膵臓、腎臓、脳、軟骨、心臓細胞で細胞壊死阻害効能を示した。
【0236】
従って、本発明の化合物は細胞壊死及び関連疾患の予防又は治療に有用に使用できる。
【0237】
本発明が属する分野で通常の知識を有する者であれば、上記内容に基づいて本発明の範疇内で様々な応用及び変形を遂行することが可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(1)のインドール又はインダゾール化合物及び薬剤学的に許容されるその塩又は異性体:
【化1】

(1)
[式中、
nは1〜3の数であり、
mは0又は1であり、
Aは直接結合を表すか、フェニルを表すか、又は窒素原子1〜2個を含む6員ヘテロアリールを表し、
XはC又はNを表し、但し、XがNの場合mは0で、XがCの場合mは1であり、
は水素、アルキル、−(CHNR、又は−(CHCOHを表し、ここで、rは1〜5の数であり、R及びRはそれぞれ独立して水素、アルキル又はアルキルカルボニルを表すか、又は一緒になって、任意に一つのメチレンがN原子によって置き換えられ、アルキルにより任意に置換されたアルキレン鎖を形成していてもよく、
は水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシ若しくはトリアルキルシリルを表すか、又は−(CHCO、−(CHOR、−(CHNR、−NHR10、−N(H)S(O)、−NHC(O)R10、−(CHS(O)若しくは(CH−複素環−R10を表し、ここで、pは0〜3の数であり、R及びRは前記記載と同義であり、R10は水素、オキソ、アルキルスルホニル、アルキルカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アルキル又は複素環を表し、
は水素、シアノ、ハロゲン、アルキル若しくはフェニルを表すか、又は−(CH−複素環若しくは−(CH−アリールを表し、ここで、nは0〜3の数であり、
は−YR11を表し、ここで、Yは直接結合又は−(CRY’−を表し、ここで、pは0〜3の数であり、R及びRは前記定義と同義であり、Y’は−O−、−S−、−NR12−、−NR12C(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)NR12−、−S(O)−、及び−S(O)NR12−からなる群から選択され、ここで、R12は水素、アルキル、アリール又はヘテロアリールを表し、qは0〜2の数であり、R11は水素、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、チオール、カルボキシ、アルキル及び−(CHB−R13からなる群から選択され、ここで、tは0〜3の数であり、Bは複素環、ヘテロアリール又はアリールを表し、R13は水素、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チオール、カルボキシ、カルボキシアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルカルボニル又はアルキルスルホニルを表し、
は水素、アルキル、シクロアルキル、複素環又はヘテロシクリルアルキルを表し、
は−(CR−Z−D−W−R14を表し、ここで、Zは直接結合を表すか、又は−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)NR12−及び−S(O)−からなる群から選択され、yは1又は2の数であり、Dは直接結合を表すか、又はシクロアルキル、ヘテロアリール又は複素環を表し、Wは直接結合を表すか、又は−NR−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)NR12−、−S(O)−、−S(O)NR12−若しくは−NR12S(O)−を表し、R14は水素、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、複素環、ヘテロアリール、アリール又はアラルキルを表し、
及びRは一緒になって、アルキレン鎖を表し、
前記で、アルキル、アルコキシ、アリール、シクロアルキル、複素環及びヘテロアリールは任意に置換されていてもよく、その置換基はヒドロキシ、ハロゲン、ニトリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、カルボキシアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ、アルキルオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアルコキシ及びオキソからなる群から選択される一つ以上である]。
【請求項2】
nは1〜3の数であり、
mは0又は1であり、
Aは直接結合を表すか、フェニルを表すか、又は窒素原子1〜2個を含む6員ヘテロアリールを表し、
XはC又はNを表し、但し、XがNの場合mは0で、XがCの場合mは1であり、
は水素、C−C−アルキル又は−(CHNRを表し、ここで、rは2〜3の数であり、R及びRはそれぞれ独立して水素又はC−C−アルキルを表すか、又は一緒になって、C−C−アルキルにより任意に置換され、任意に一つのメチレンがN原子によって置き換えられた、C−C−アルキレン鎖を形成していてもよく、
は水素、ハロゲン、C−C−アルキル、−(CHCO、−(CHOR、−(CHNR、−NHR10、−N(H)S(O)、−NHC(O)R10、−(CHS(O)又は−(CH−複素環−R10表し、
pは0〜3の数であり、
10は水素、オキソ、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルキルオキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキル若しくはヒドロキシ−C−C−アルキルを表すか、又はヘテロ原子として1若しくは2個の窒素原子を含み、C−C−アルキルにより任意に置換された5〜6員複素環を表し、
は水素、ハロゲン若しくはC−C−アルキルを表すか、C−C−アルコキシにより任意に置換されたフェニルを表すか、又は複素環がN及びO原子から選択された1若しくは2個のヘテロ原子を含み、1若しくは2個のオキソ基により任意に置換された、5〜6員環のヘテロシクリル−C−C−アルキルを表し、
は−YR11を表し、ここで、Yは直接結合又は−(CRY’−を表し、ここで、Y’は−O−、−C(O)−、−C(O)O−、−NHC(O)−、−NR12−、−C(O)NR12−、−S(O)−、及び−S(O)NR12−からなる群から選択され、R12は水素又はC−C−アルキルを表し、qは0〜2の数であり、R11は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、チオール、カルボキシ、C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル及び−(CHB−R13からなる群から選択され、tは0〜3の数であり、BはC−C10−アリールを表すか、N、O及びS原子からなる群より選択された1若しくは2個のヘテロ原子を含む5〜6員複素環を表すか、又は1若しくは2個のN原子を含む5〜6員ヘテロアリールを表し、R13は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チオール、カルボキシ、カルボキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニルオキシ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロゲノアルキル、C−C−アルキルカルボニル又はC−C−アルキルスルホニルを表し、
は水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、複素環又はヘテロシクリル−C−C−アルキルを表し、ここで、複素環はN及びO原子から選択された1〜3個のヘテロ原子を含み、1又は2個のオキソ基により任意に置換された3〜8員環であり、
は−(CR−Z−D−W−R14を表し、
Zは直接結合を表すか、又は−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)NR12−及び−S(O)−からなる群から選択され、ここで、yは1〜2の数であり、
DはC−C−シクロアルキルを表すか、又はN、O及びSからなる群から選択された1又は2個のヘテロ原子を含み、任意にオキソ基を含む5〜6員複素環を表し、
Wは直接結合を表すか、又は−NR−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)NR12−、−S(O)−、−S(O)NR12−又は−NR12S(O)−表し、
14は水素、ヒドロキシ、C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、カルボキシ−C−C−アルキル、C−C10−アリール若しくはC−C10−ar−C−C−アルキルを表すか、N、O及びSからなる群より選択された1〜3個のヘテロ原子を含み、任意に1又は2個のオキソ基により置換された、5〜6員複素環を表すか、又はN、O及びSからなる群より選択された1〜3個のヘテロ原子を含み、任意にC−C−アルキルにより置換された、5〜6員ヘテロアリールを表すか、又は
及びRは一緒になって、C−C−アルキレン鎖を表す、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
下記式(1a)又は(1b)で表される、請求項1に記載の化合物:
【化2】

(1a)
【化3】

(1b)
(式中、n、A、R、R、R、R、R及びRは請求項1の定義と同義である)。
【請求項4】
Aがフェニル、ピリジン又は1,4−ピラジンを示す、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
が水素、C−C−アルキル又はジ(C−C−アルキル)アミノ−C−C−アルキルを示す、請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
が水素、メチル又は(ジメチルアミノ)エチルを示す、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
が水素、アミノ、ハロゲン、C−C−アルキル、カルボキシ、カルボキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、−(CHNR、−NHR10、−N(H)S(O)、−NHC(O)R10又は−(CH−複素環−R10を示し、ここで、p、R、R及びR10は請求項2の定義と同義である、請求項2に記載の化合物。
【請求項8】
が水素、メチル、メトキシ、フルオロ、−NH、−NHAc、−NHSOMe、−NHBOC、−NH(1−メチル−ピペリジン)、1−オキソ−2−ヒドロキシ−エチル、ジメチルアミノメチル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、カルボキシ、カルボキシメチル、カルボキシエチル、−CH−(2−オキソ)ピペラジン、−CH−ピペラジン、−CH−モルホリン、−CH−[1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル]及び−CH−[4−アセチル−ピペラジン−1−イル]よりなる群から選択される、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
が水素、メチル又はブロモを表すか、C−C−アルコキシにより任意に置換されたフェニルを表すか、又は複素環がN及びO原子から選択された1又は2個のヘテロ原子を含み、1若しくは2個のオキソ基により任意に置換された5〜6員環であるヘテロシクリル−C−C−アルキルを表す、請求項2に記載の化合物。
【請求項10】
が水素、メチル、ブロモ、フェニル、4−MeO−フェニル、−CH−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)及び−CH−(モルホリン−4−イル)からなる群から選択される、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
Yが直接結合、−O−、−C(O)−、−NH−、−CONH−、−SONH−、−NHC(O)−、−CHCONH−、−CHC(O)−及び−CHSO−からなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項12】
Yが直接結合、−O−、−C(O)−、−CHC(O)−及び−NHC(O)−からなる群から選択される、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
11が水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C−C−アルキル及び−(CHB−R13からなる群から選択され、ここで、t、B及びR13は請求項2の定義と同義である、請求項2に記載の化合物。
【請求項14】
11が水素、メチル、エチル、フェニル、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、4−酢酸−1,3−チアゾリン−2−イル、−CH−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)及び−CH−(2−オキソピペラジン−4−イル)からなる群から選択される、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
が水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、複素環又はヘテロシクリル−C−C−アルキルを表し、ここで、複素環はN及びO原子から選択された1又は2個のヘテロ原子を含み、1又は2個のオキソ基により任意に置換された5〜6員環である、請求項2に記載の化合物。
【請求項16】
が水素、メチル、シクロペンチル、テトラヒドロピラン−4−イル及びCH−(テトラヒドロピラン−4−イル)からなる群から選択される、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
Zが直接結合を表すか、又は−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)NH−又は−S(O)−を表す、請求項2に記載の化合物。
【請求項18】
Dがシクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフラン及びピペリジンからなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項19】
Wが直接結合を表すか、又は−SO−、−CO−、−C(O)O−又は−CONR12−を表し、ここで、R12は請求項2の定義と同義である、請求項2に記載の化合物。
【請求項20】
Wが−SO−、−CO−、−C(O)O−、−CON(Me)−及び−CONH−よりなる群から選択される、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
14が水素、ヒドロキシ、C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C10−アリール又はC−C10−ar−C−C−アルキルを表すか、O若しくはSを含み、任意に1若しくは2個のオキソ基により置換された5〜6員複素環を表すか、又はN、O及びSからなる群から選択された1若しくは2個のヘテロ原子を含み、任意にC−C−アルキルにより置換された5〜6員ヘテロアリールを表す、請求項2に記載の化合物。
【請求項22】
14が水素、ヒドロキシ、メチル、エチル、イソブチル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、フェニル、ベンジル、チオフェン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−チオピラン、フラン、ピリジン及び5−メチル−ピリジンからなる群から選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
及びRがこれらが結合したN原子と一緒になってピペリジンを形成する、請求項2に記載の化合物。
【請求項24】
シクロペンチル−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−アミン;
5−クロロ−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[2−(ピラジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[5−メチル−2−(ピラジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[5−フェノキシ−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[5−エトキシ−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロヘキシル−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
1−[4−[(5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル]エタノン;
(1−メチルピペリジン−4−イル)−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
(1−ベンジルピロリジン−3−イル)−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチルメチル−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
5−メチル−(7−ピペリジン−1−イル)アミノ−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール;
ジメチル−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[1,5−ジメチル−2−(ピリジン−2−イル)−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−[5−メチル−2−(6−メチルピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
(1−シクロヘキサノン−4−イル)−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
4−[(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ]−シクロヘキサン−1−オン;
N−(5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル)−ベンズアミド;
1−エチル−3−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−ウレア;
1−フェニル−3−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−ウレア;
チオフェン−2−スルホン酸(2−ピリジン−2−イル−1H−インドール−7−イル)−アミド;
チオフェン−2−スルホン酸[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミド;
シクロペンチル−メチル−[5−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボン酸エチルエステル;
シクロペンチル−[5−ヒドロキシメチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−アミン;
7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボン酸;
2−[7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]−酢酸エチルエステル;
2−[7−(シクロペンチルアミノ)−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]エタノール;
2−[7−(シクロペンチル)アミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]酢酸;
2−[2−フェニル−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−5−イル]−酢酸;
2−[2−フェニル−7−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−チオピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−5−イル]−酢酸;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[2−フェニル−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[2−フェニル−5−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
シクロペンチル−[2−(3−フルオロ)フェニル−5−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[2−(4−メトキシ)フェニル−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
シクロペンチル−[3,5−ジメチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
シクロペンチルメチル−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(1−メチルピペリジン−4−イル)−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
1−[−4−[(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル]エタノン;
シクロペンチル−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
シクロヘキシル−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
シクロペンチルメチル−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(1−ベンジルピロリジン−3−イル)−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(1−メチルピペリジン−4−イル)−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル)−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
2−[(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ]プロパン−1,3−ジオール;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−メチル−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−[2−フェニル−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
ジ(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−[2−フェニル−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
ジ(テトラヒドロピラン−4−イル)−[2−フェニル−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
(1−メチル−ピペリジンメチル−4−イル)−[5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]アミン;
2−[4−[(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル]エタノール;
[1−(テトラヒドロピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−[2−フェニル−5−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−1H−インドール−7−イル]アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[5−クロロ−1−(2−ジエチルアミノエチル)−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]アミン;
ジメチル−(5−クロロ−1−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−クロロ−1−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−メチルアミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−クロロ−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
シクロペンチル−(5−クロロ−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−(5−クロロ−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
シクロペンチル−(5−クロロ−3−(モルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−クロロ−3−(モルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−クロロ−3−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
シクロペンチル−(5−クロロ−3−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−(5−クロロ−3−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(3−ブロモ−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
シクロペンチル−(3−ブロモ−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−(3−ブロモ−5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−(3−フルオロフェニル)−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(5−クロロ−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(3−メチルブチル)−[5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−(4−メトキシフェニル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
t−ブチル N−[4−[5−クロロ−7−(シクロペンチルアミノ)−1H−インドール−2−イル]フェニル]カルバメート;
シクロペンチル−[2−(4−アミノフェニル)−5−クロロ−1H−インドール−7−イル]−アミン;
シクロペンチル−{5−クロロ−2−[4−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノフェニル]−1H−インドール−7−イル}−アミン;
N−[4−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−メタンスルホンアミド;
シクロペンチル−{5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−[4−(アセチル)アミノフェニル]−1H−インドール−7−イル}−アミン;
ジシクロペンチル−{5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−2−[4−(アセチル)アミノフェニル]−1H−インドール−7−イル}−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)メチル−{5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−2−[4−(アセチル)アミノフェニル]−1H−インドール−7−イル}−アミン;
ジ(テトラヒドロピラン−4−イル)メチル−{5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−2−[4−(アセチル)アミノフェニル]−1H−インドール−7−イル}−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−{5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−2−[4−(アセチル)アミノフェニル]−1H−インドール−7−イル}−アミン;
(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピペリジン−4−イル−アミン;
[1−(メタンスルホニル)ピペリジン−4−イル]−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
2−ヒドロキシ−1−[4−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−ピペリジン−1−イル]−エタノン;
(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピペリジン−4−イル−アミン;
4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−ピペリジン−1−イル−カルボン酸フェニルアミド;
1−[4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−ピペリジン−1−イル]−2−ジメチルアミノ−エタノン;
[5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−(ピペリジン−4−イル)メチル−アミン;
(5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−アミン;
{4−[5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]アミノ−ピペリジン−1−イル}−(テトラヒドロフラン−2−イル)−メタンオン;
(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−[1−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオピラン−4−イル)−ピペリジン−4−イル]−アミン;
N−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−N’,N’−ジメチル−シクロヘキサン−1,4−ジアミン;
N−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−N’−メチル−シクロヘキサン−1,4−ジアミン;
4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−シクロヘキサン−1−カルボン酸;
4−(5−メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−シクロヘキサン−1−カルボン酸;
4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−シクロヘキサン−1−カルボン酸アミド;
4−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−シクロヘキサンカルボン酸メチルアミド;
(2−(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−酢酸メチルエステル;
2−(5−フルオロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−酢酸;
2−(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−酢酸メチルエステル;
2−[(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ]−酢酸;
2−[(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ]−プロピオン酸メチルエステル;
2−(5−フェノキシ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−プロピオン酸;
2−(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)アミノ−プロピオン酸;
(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−ピリジン−2−イル−アミン;
(5−クロロ−2−フェニル−1H−インドール−7−イル)−5−メチル−ピリジン−2−イル−アミン;
(5−クロロ−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−(5−メチル−ピリジン−2−イル)−アミン;
(2S)−1−(7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボニル)−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステル;
(2S)−1−(7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−カルボニル)−ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S)−1−[2−フェニル−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−5−カルボニル]−ピロリジン−2−カルボン酸;
2−(7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル]−1−ピロリジン−1−イル−エタノン;
シクロペンチル−[2−フェニル−5−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−1H−インドール−7−イル]−アミン;
2−[(R)−2−(7−シクロペンチルアミノ−2−フェニル−1H−インドール−5−イル)−4,5−ジヒドロ−チアゾール−4−イル]−酢酸;
2−[(R)−2−(2−フェニル−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)メチルアミノ−1H−インドール−5−イル)−4,5−ジヒドロ−チアゾール−4−イル]−酢酸;
3−(7−シクロペンチルアミノ−5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−安息香酸メチルエステル;
3−(7−シクロペンチルアミノ−5−クロロ−1H−インドール−2−イル)−安息香酸;
[3−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−メタノール;
{3−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−2−イル]−フェニル}−メタノール;
2−{3−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)アミノ−1H−インドール−2−イル]−フェニル}−酢酸;
2−[3−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−酢酸;
2−{3−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−2−イル]−フェニル}−酢酸;
2−{3−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)アミノ−1H−インドール−2−イル]−フェニル}−酢酸メチルエステル;
2−[3−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−酢酸メチルエステル;
2−{3−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ)−1H−インドール−2−イル]−フェニル}−酢酸メチルエステル;
[2−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−メタノール;
2−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−安息香酸;
2−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−安息香酸メチルエステル;
[4−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−フェニル]−メタノール;
2−{4−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−2−イル]フェニル}−エタノール;
4−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)−安息香酸;
2−{4−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)アミノ−1H−インドール−2−イル]フェニル}−酢酸;
2−[4−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)フェニル]−酢酸;
2−{4−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−2−イル]フェニル}−酢酸;
4−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)安息香酸メチルエステル;
4−(7−シクロペンチルアミノ−5−メチル−1H−インドール−2−イル)安息香酸メチルエステル;
2−{4−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)アミノ−1H−インドール−2−イル]フェニル}−酢酸メチルエステル;
2−[4−(5−クロロ−7−シクロペンチルアミノ−1H−インドール−2−イル)フェニル]酢酸メチルエステル;
2−{4−[5−クロロ−7−(テトラヒドロピラン−4−イル)アミノ−1H−インドール−2−イル]フェニル}−酢酸メチルエステル;
[5−クロロ−2−(3−ジメチルアミノエチルフェニル)−1H−インドール−7−イル]−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン;
[5−クロロ−2−(3−モルホリン−4−イルメチルフェニル)−1H−インドール−7−イル]−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン;
[5−クロロ−2−(3−ピロリジン−4−イルメチルフェニル)−1H−インドール−7−イル]−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン;
1−{4−[3−(5−クロロ−7−テトラヒドロピラン−4−イルアミノ−1H−インドール−2−イル)−ベンジル]−ピペラジン−1−イル}−エタノン;
{5−クロロ−2−[3−(2−オキソ−ピペラジン−4−イル)エチルフェニル]−1H−インドール−7−イル}−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン;
{5−クロロ−2−[3−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)エチルフェニル]−1H−インドール−7−イル}−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン;
シクロペンチル−(1H−インダゾール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−(1H−インダゾール−7−イル)−アミン;
シクロペンチル−(5−メチル−1H−インダゾール−7−イル)−アミン;
(5−メチル−1H−インダゾール−7−イル)−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン;
シクロペンチル−[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−7−イル)−アミン;
[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−7−イル)]−(テトラヒドロピラン−4−イル)−アミン;
[3−(4−メトキシフェニル)−1H−インダゾール−7−イル)−(テトラヒドロピラン−4−イルメチル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−3−フェニル−2−トリメチルシリル−1H−インドール−7−イル)−アミン;
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[5−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)メチル−3−フェニル−1H−インドール−7−イル)−アミン;及び
(テトラヒドロピラン−4−イル)−[3−ブロモ−5−(モルホリン−4−イル)メチル−2−フェニル−1H−インドール−7−イル]−アミン
からなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項25】
活性成分として、治療学的有効量の請求項1に記載の式(1)の化合物、薬剤学的に許容されるその塩又は異性体を薬剤学的に許容される担体又は希釈剤とともに含有することを特徴とする、壊死及び壊死関連疾患を予防又は治療するための組成物。
【請求項26】
壊死及び壊死関連疾患が急性/慢性肝臓疾患、神経変性疾患、虚血性疾患、糖尿病、膵臓炎、バクテリア性/ウイルス性敗血症、壊死性直腸結腸炎(necrotizing procolitis)、嚢胞性線維症、リウマチ性関節炎、退行性関節炎、腎症、バクテリア感染、ウイルス感染、多発性硬化症、白血病、リンパ腫、新生児性呼吸促迫症候群、窒息、結核、子宮内膜症、血管衰弱症、乾癬、凍傷、ステロイド処理合併症、壊疽病、とこずれ、血色素尿症、熱傷、高熱症、クローン病、セリアック病、筋区画症候群、脊髄損傷、糸球体腎炎、筋ジストロフィー、遺伝性代謝疾患、マイコプラズマ疾患、炭疽病、アンダーソン病、先天性ミトコンドリア病、フェニールケトン尿症、胎盤梗塞、梅毒及び無菌性壊死からなる群から選択される、請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
壊死及び壊死関連疾患が薬物及び毒性物質により引き起こされ、アルコール中毒及びコカイン、薬物、抗生剤、抗癌剤、アドリアマイシン、ピューロマイシン、ブレオマイシン、NSAID、サイクロスポリン、化学毒素、毒ガス、農薬、重金属への曝露又はこれらの投与又は自己投与と関連した壊死、又は放射能/UVへの曝露による損傷及びこれと関連した壊死からなる群から選択される、請求項25に記載の組成物。
【請求項28】
肝保護、肝機能改善及び肝臓疾患を予防又は治療するための、請求項25に記載の組成物。
【請求項29】
肝臓疾患が肝移植、アルコール性又は非アルコール性脂肪肝、肝線維症、肝硬変、及びウイルス又は薬物により引き起こされる肝炎からなる群から選択される、請求項28に記載の組成物。
【請求項30】
肝臓疾患がアルコール性の急性/慢性肝疾患である、請求項28に記載の組成物。
【請求項31】
肝臓疾患が脂肪酸誘発性脂肪肝、又は脂肪肝に由来する急性/慢性肝臓疾患である、請求項28に記載の組成物。
【請求項32】
肝臓疾患が活性酸素種(ROS)によって媒介される、請求項28に記載の組成物。
【請求項33】
肝臓疾患が重金属によって媒介される、請求項28に記載の組成物。
【請求項34】
薬物誘導性壊死及び壊死関連疾患の予防又は治療剤と併用投与される、請求項25に記載の組成物。
【請求項35】
薬物誘導性壊死及び壊死関連疾患の予防又は治療剤が、抗生剤、抗癌剤、抗ウイルス剤、抗感染剤、抗炎症剤、抗凝血剤、脂質改善剤、細胞死抑制剤、抗高血圧剤、糖尿病/肥満治療剤、心血管疾患治療剤、神経変性疾患治療剤、抗老化剤及び代謝性疾患治療剤からなる群から選択される、請求項34に記載の組成物。
【請求項36】
肝細胞再生促進剤、肝機能補助剤、抗ウイルス剤、免疫抑制剤及び線維化抑制剤からなる群から選択された薬剤と併用投与される、請求項28に記載の組成物。
【請求項37】
神経変性疾患が認知症、パーキンソン病又はハンチントン病である、請求項26に記載の組成物。
【請求項38】
虚血性疾患が心臓疾患、再潅流損傷、虚血性脳卒中又は虚血性損傷である、請求項26に記載の組成物。
【請求項39】
糖尿病が膵臓細胞破壊物質による糖尿病、糖尿病性合併症又は糖尿病性血管疾患である、請求項26に記載の組成物。
【請求項40】
糖尿病がウイルス、高血糖、脂肪酸、ダイエット、毒素又はストレプトゾトシンによって媒介される、請求項39に記載の組成物。
【請求項41】
活性成分として、請求項1に記載の式(1)の化合物、薬剤学的に許容されるその塩又は異性体を薬剤学的に許容される担体とともに混合する工程を含むことを特徴とする、壊死及び壊死関連疾患の予防又は治療のための組成物の製造方法。

【公表番号】特表2010−536846(P2010−536846A)
【公表日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−521775(P2010−521775)
【出願日】平成20年8月18日(2008.8.18)
【国際出願番号】PCT/KR2008/004784
【国際公開番号】WO2009/025478
【国際公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【出願人】(502345599)エルジー・ライフ・サイエンシーズ・リミテッド (27)
【氏名又は名称原語表記】LG Life Sciences Ltd.
【Fターム(参考)】