説明

縮合複素環誘導体およびそれの使用方法

特定の化合物が、HGF介在疾患などの疾患の予防および治療において有効である。本発明は、新規な化合物、それの類縁体、プロドラッグおよび製薬上許容される塩、医薬組成物ならびに癌などが関与する疾患および他の病気もしくは状態の予防および治療方法を包含するものである。本発明はさらに、そのような化合物の製造方法ならびにそのような方法で有用な中間体に関するものである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式I、II、III、IV、V、VIもしくはVIIの化合物、該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、塩および溶媒和物。
【化220】


[式中、
Jは、NまたはCRであり;
Wは、NまたはCR2bであり;
は、NまたはCR2bであり;
Xは、OまたはSであり;
ZおよびZは独立に、−O−、−S(O)−または−NR−であり;
、R、RおよびRはそれぞれ独立に、H、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、−NO、−CN、−NR5a、−OR、−C(=O)R、−C(=O)OR;−C(=O)NR5a、−N(R)C(=O)NR5a、−OC(=O)NR5a、−S(O)、−S(O)NR5a、−N(R)SOであり、それらはいずれも独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよび/またはRがいずれかのRまたはRと一体となって、部分もしくは完全飽和の3から8員のシクロアルキル環または複素環を形成していても良く、それらのいずれかが価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよびRが一体となってカルボニル基を形成していても良く;
または同一の炭素に結合しているRおよびRが一体となってカルボニル基を形成していても良く;
は、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、それらのいずれも独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
は、
(i)H、ハロ、シアノ、ニトロ、または
(ii)アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−OR、−S(O)、−NR5a、−C(=O)R、−C(=S)R、−C(=O)OR、−C(=S)OR、−C(=O)NR5a、−C(=S)NR5a、−N(R)C(=O)NR5a、−N(R)C(=S)NR5a、−N(R)C(=O)R、−N(R)C(=S)R、−OC(=O)NR5a、−OC(=S)NR5a、−SONR5a、−N(R)SO、−N(R)SONR5a、−N(R)C(=O)OR、−N(R)C(=S)OR、−N(R)SO(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10で置換されていても良い)であり、
ただし、WおよびJがいずれもNである場合の式Iの化合物では、Rは、
(a)−NR5a(RおよびR5aは独立に、H、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルである。);および
(b)下記の基で置換されたフェニル
以外であり、
【化221】

およびGは独立に、アルキル、シクロアルキルであるか、GおよびGがそれらが結合している窒素原子と一体となって、5から8員の複素環を形成しており;
2a、R2bおよびRは、各場合で独立にH、ハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−OR、−S(O)、−NR5a、−C(=O)R、−C(=S)R、−C(=O)OR、−C(=S)OR、−C(=O)NR5a、−C(=S)NR5a、−N(R)C(=O)NR5a、−N(R)C(=S)NR5a、−N(R)C(=O)R、−N(R)C(=S)R、−OC(=O)NR5a、−OC(=S)NR5a、−SONR5a、−N(R)SO、−N(R)SONR5a、−N(R)C(=O)OR、−N(R)C(=S)OR、−N(R)SOから選択され、それらのいずれも独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
は、各場合で独立に、H、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも独立に、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10基によって置換されていても良く;
およびR5aは、各場合で独立にH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10によって置換されていても良く;
またはRおよびR5aが一体となって、1以上のR10で置換されていても良い複素環を形成していても良く;
10は各場合で独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−(アルキレン)−OR、−(アルキレン)−S(O)、−(アルキレン)−NR5a、−(アルキレン)−C(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)R、−(アルキレン)−C(=O)OR、−(アルキレン)−OC(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)OR、−(アルキレン)−C(=O)NR5a、−(アルキレン)−C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)R、−(アルキレン)−N(R)C(=S)R、−(アルキレン)−OC(=O)NR5a、−(アルキレン)−OC(=S)NR5a、−(アルキレン)−SONR5a、−(アルキレン)−N(R)SO、−(アルキレン)−N(R)SONR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)OR、−(アルキレン)−N(R)C(=S)ORまたは−(アルキレン)−N(R)SOであり;
前記アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルおよび複素環アルキル基はさらに、独立に1以上の−(アルキレン)−OR、−(アルキレン)−S(O)、−(アルキレン)−NR5a、−(アルキレン)−C(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)R、−(アルキレン)−C(=O)OR、−(アルキレン)−OC(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)OR、−(アルキレン)−C(=O)NR5a、−(アルキレン)−C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)R、−(アルキレン)−N(R)C(=S)R、−(アルキレン)−OC(=O)NR5a、−(アルキレン)−OC(=S)NR5a、−(アルキレン)−SONR5a、−(アルキレン)−N(R)SO、−(アルキレン)−N(R)SONR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)OR、−(アルキレン)−N(R)C(=S)ORまたは−(アルキレン)−N(R)SOで置換されていても良く;
さらに、同一原子に結合しているか隣接する原子に結合しているいずれか2個のR10基が一体となって、置換されていても良い3から8員環系を形成していても良く;
mは、0または1であり;
nは、0、1または2であり;
qおよびtはそれぞれ独立に、0または1であり;
vは、0、1または2である。]
【請求項2】
がフェニル、ナフチル、ベンゾジオキソリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピラジジニル、イソキノリニル、キノリニル、キナゾリニル、キナゾリノニル、キノキザリニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、トリアゾロピリジニル、トリアゾロピリミジニル、トリアゾロピリダジニル、イミダゾピリジニル、イミダゾピリミジニル、イミダゾピリダジニル、ピロロピリジニル、ピロロピリミジニル、ピロロピリダジニル、ピラゾロピリジニル、ピラゾロピリミジニル、ピラゾロピリダジニル、シンノリニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピリダジニル、フロピリジニル、フロピリミジニル、フロピラジジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、インドリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイソチアゾリルであり、これらがいずれも独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、H、ハロ、シアノ、アルキニル、−C(=O)NR5a、−N(R)C(=O)R、−N(R)C(=O)OR、フェニル、ナフチル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピリジノニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、イソインドリル、インドリル、インドリノニル、イソインドリニル、イソインドリノニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロイソベンゾフラニル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、キナゾリノニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、ジヒドロキノリノニル、ジヒドロイソキノリノニル、キノキザリニル、テトラヒドロキノキザリニル、ベンゾモルホリニル、ジヒドロベンゾジオキシニル、イミダゾピリジニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、トリアゾロピリジニル、トリアゾロピリミジニル、トリアゾロピリダジニル、イミダゾピリジニル、イミダゾピリミジニル、イミダゾピリダジニル、ピロロピリジニル、ピロロピリミジニル、ピロロピリダジニル、ピラゾロピリジニル、ピラゾロピリミジニル、ピラゾロピリダジニル、シンノリニル、チエノピロリル、テトラヒドロチエノピロリル、ジヒドロチエノピロロニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピリダジニル、フロピリジニル、フロピリミジニル、フロピラジジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイソチアゾリルであり、これらのいずれも独立に、価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
が、H、ハロ、シアノ、アルキニル、−C(=O)NR5a、−N(R)C(=O)R、−N(R)C(=O)OR、フェニル、ナフチル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピリジノニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、イソインドリル、インドリル、インドリノニル、イソインドリニル、イソインドリノニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロイソベンゾフラニル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、キナゾリノニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、ジヒドロキノリノニル、ジヒドロイソキノリノニル、キノキザリニル、テトラヒドロキノキザリニル、ベンゾモルホリニル、ジヒドロベンゾジオキシニル、イミダゾピリジニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、トリアゾロピリジニル、トリアゾロピリミジニル、トリアゾロピリダジニル、イミダゾピリジニル、イミダゾピリミジニル、イミダゾピリダジニル、ピロロピリジニル、ピロロピリミジニル、ピロロピリダジニル、ピラゾロピリジニル、ピラゾロピリミジニル、ピラゾロピリダジニル、シンノリニル、チエノピロリル、テトラヒドロチエノピロリル、ジヒドロチエノピロロニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピリダジニル、フロピリジニル、フロピリミジニル、フロピラジジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイソチアゾリルであり、これらのいずれも独立に、価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
が、下記のものである請求項2に記載の化合物。
【化222】


(式中、mは、価数規則で許容される0、1、2、3、4、5または6である。)
【請求項6】
が、
(a)ハロ、アルキニル、−C(=O)NR5a、−N(R)C(=O)Rまたは−N(R)C(=O)OR(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い);および
(b)下記のものから選択されるアリール、ヘテロアリールまたは複素環系
である請求項3に記載の化合物。
【化223】



(式中、mは、価数規則で許容される0、1、2、3、4、5または6である。)
【請求項7】
が、
(a)ハロ、アルキニル、−C(=O)NR5a、−N(R)C(=O)Rまたは−N(R)C(=O)OR(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い);および
(b)下記のものから選択されるアリール、ヘテロアリールまたは複素環系
である請求項5に記載の化合物。
【化224】




(式中、mは、価数規則で許容される0、1、2、3、4、5または6である。)
【請求項8】
下記式IA、IB、IC、IDもしくはIIAを有する請求項1、2、3、4、5、6または7のいずれか1項に記載の化合物、該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、塩および溶媒和物。
【化225】


【請求項9】
基が、置換されていないか、独立に価数規則によって許容される場合に1以上のハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、−(アルキレン)−OR、−(アルキレン)−NR5a、−(アルキレン)−C(=O)R、−(アルキレン)−C(=O)OR、−(アルキレン)−OC(=O)R、−(アルキレン)−C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)R、−(アルキレン)−OC(=O)NR5aまたは−(アルキレン)−N(R)C(=O)ORで置換されている請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
基が下記のものから選択される請求項9に記載の化合物。
【化226】


[式中、
10a、R10b、R10yおよびR10zは独立に、非存在、ハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、−(アルキレン)−OR、−(アルキレン)−NR5a、−(アルキレン)−C(=O)R、−(アルキレン)−C(=O)OR、−(アルキレン)−OC(=O)R、−(アルキレン)−C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)R、−(アルキレン)−OC(=O)NR5aまたは−(アルキレン)−N(R)C(=O)ORであり;
または、R10aおよびR10bが一体となって、置換されていても良い3から8員環系を形成していても良い。]
【請求項11】
が下記のものである請求項10に記載の化合物。
【化227】

【請求項12】
下記式IE、IF、IIBもしくはIICを有する化合物、該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、塩および溶媒和物。
【化228】

[式中、
qは0、1、2または3であり;
は0、1または2であり;
は0または1であり;
、U、UおよびUはそれぞれ独立にCまたはNであり;
は、−O−、−S(O)または−NHであり;
、R、RおよびRはそれぞれ独立に、H、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、−NO、−CN、−NR5a、−OR、−C(=O)R、−C(=O)OR;−C(=O)NR5a、−N(R)C(=O)NR5a、−OC(=O)NR5a、−S(O)、−S(O)NR5a、−N(R)SOであり、それらはいずれも独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよび/またはRがいずれかのRまたはRと一体となって、部分もしくは完全飽和の3から8員のシクロアルキル環または複素環を形成していても良く、それらのいずれかが価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよびRが一体となってカルボニル基を形成していても良く;
または同一の炭素に結合しているRおよびRが一体となってカルボニル基を形成していても良く;
は、
(i)H、ハロ、シアノ、ニトロ、または
(ii)アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−C(=S)R、−C(=O)OR、−C(=S)OR、−C(=O)NR5a、−C(=S)NR5a、−N(R)C(=O)NR5a、−N(R)C(=S)NR5a、−N(R)C(=O)R、−N(R)C(=S)R、−OC(=O)NR5a、−OC(=S)NR5a、−SONR5a、−N(R)SO、−N(R)SONR5a、−N(R)C(=O)OR、−N(R)C(=S)OR、−N(R)SO(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10で置換されていても良い)であり、
ただし、式IEの化合物では、Rは、下記の基で置換されたフェニル以外であり、
【化229】

およびGは独立に、アルキル、シクロアルキルであるか、GおよびGがそれらが結合している窒素原子と一体となって、5から8員の複素環を形成しており;
2aおよびR2bは、独立にH、ハロ、アルキル、ハロアルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノおよびアルコキシから選択され;
は、各場合で独立に、H、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも独立に、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10基によって置換されていても良く;
およびR5aは、各場合で独立にH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10によって置換されていても良く;
またはRおよびR5aが一体となって、1以上のR10で置換されていても良い複素環を形成していても良く;
10およびR10cは各場合で独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−(アルキレン)−OR、−(アルキレン)−S(O)、−(アルキレン)−NR5a、−(アルキレン)−C(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)R、−(アルキレン)−C(=O)OR、−(アルキレン)−OC(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)OR、−(アルキレン)−C(=O)NR5a、−(アルキレン)−C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)R、−(アルキレン)−N(R)C(=S)R、−(アルキレン)−OC(=O)NR5a、−(アルキレン)−OC(=S)NR5a、−(アルキレン)−SONR5a、−(アルキレン)−N(R)SO、−(アルキレン)−N(R)SONR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)OR、−(アルキレン)−N(R)C(=S)ORまたは−(アルキレン)−N(R)SOであり;
前記アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルおよび複素環アルキル基はさらに、独立に1以上の−(アルキレン)−OR、−(アルキレン)−S(O)、−(アルキレン)−NR5a、−(アルキレン)−C(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)R、−(アルキレン)−C(=O)OR、−(アルキレン)−OC(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)OR、−(アルキレン)−C(=O)NR5a、−(アルキレン)−C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)R、−(アルキレン)−N(R)C(=S)R、−(アルキレン)−OC(=O)NR5a、−(アルキレン)−OC(=S)NR5a、−(アルキレン)−SONR5a、−(アルキレン)−N(R)SO、−(アルキレン)−N(R)SONR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)OR、−(アルキレン)−N(R)C(=S)ORまたは−(アルキレン)−N(R)SOで置換されていても良く;
vは、0、1または2である。]
【請求項13】
下記式IEi、IEii、IEiii、IEiv、IFi、IFii、IFiiiもしくはIFivを有する請求項12に記載の化合物、該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、塩および溶媒和物。
【化230】


【請求項14】
が、H、ハロ、シアノ、アルキニル、−C(=O)NR5a、−N(R)C(=O)R、−N(R)C(=O)OR、フェニル、ナフチル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピリジノニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、イソインドリル、インドリル、インドリノニル、イソインドリニル、イソインドリノニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロイソベンゾフラニル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、キナゾリノニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、ジヒドロキノリノニル、ジヒドロイソキノリノニル、キノキザリニル、テトラヒドロキノキザリニル、ベンゾモルホリニル、ジヒドロベンゾジオキシニル、イミダゾピリジニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、トリアゾロピリジニル、トリアゾロピリミジニル、トリアゾロピリダジニル、イミダゾピリジニル、イミダゾピリミジニル、イミダゾピリダジニル、ピロロピリジニル、ピロロピリミジニル、ピロロピリダジニル、ピラゾロピリジニル、ピラゾロピリミジニル、ピラゾロピリダジニル、シンノリニル、チエノピロリル、テトラヒドロチエノピロリル、ジヒドロチエノピロロニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピリダジニル、フロピリジニル、フロピリミジニル、フロピラジジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイソチアゾリルであり、これらのいずれも独立に、価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
が、
(a)ハロ、アルキニル、−C(=O)NR5a、−N(R)C(=O)Rまたは−N(R)C(=O)OR(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い);および
(b)下記のものから選択されるアリール、ヘテロアリールまたは複素環系
である請求項14に記載の化合物。
【化231】



(式中、mは、価数規則で許容される0、1、2、3、4、5または6である。)
【請求項16】
10cが各場合で独立に、非存在、ハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、−(アルキレン)−OR、−(アルキレン)−NR5a、−(アルキレン)−C(=O)R、−(アルキレン)−C(=O)OR、−(アルキレン)−OC(=O)R、−(アルキレン)−C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)R、−(アルキレン)−OC(=O)NR5aまたは−(アルキレン)−N(R)C(=O)ORである請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
が0または1であり、tが1である請求項12に記載の化合物。
【請求項18】
が1であり、tが0である請求項12に記載の化合物。
【請求項19】
下記のものから選択される請求項12に記載の化合物、該化合物の塩および溶媒和物。
【化232】











【請求項20】
下記のものから選択される請求項12に記載の化合物、該化合物の塩および溶媒和物。
【化233】






【請求項21】
下記式IEAまたはIFAを有する化合物、該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、塩および溶媒和物。
【化234】

[式中、
qは0、1、2または3であり;
は0、1または2であり;
は0または1であり;
、U、UおよびUはそれぞれ独立にCまたはNであり;
は、−O−、−S(O)または−NHであり;
、R、RおよびRはそれぞれ独立に、H、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、−NO、−CN、−NR5a、−OR、−C(=O)R、−C(=O)OR;−C(=O)NR5a、−N(R)C(=O)NR5a、−OC(=O)NR5a、−S(O)、−S(O)NR5a、−N(R)SOであり、それらはいずれも独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよび/またはRがいずれかのRまたはRと一体となって、部分もしくは完全飽和の3から8員のシクロアルキル環または複素環を形成していても良く、それらのいずれかが価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよびRが一体となってカルボニル基を形成していても良く;
または同一の炭素に結合しているRおよびRが一体となってカルボニル基を形成していても良く;
は、
(i)H、ハロ、シアノ、ニトロ、または
(ii)アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−C(=S)R、−C(=O)OR、−C(=S)OR、−C(=O)NR5a、−C(=S)NR5a、−N(R)C(=O)NR5a、−N(R)C(=S)NR5a、−N(R)C(=O)R、−N(R)C(=S)R、−OC(=O)NR5a、−OC(=S)NR5a、−SONR5a、−N(R)SO、−N(R)SONR5a、−N(R)C(=O)OR、−N(R)C(=S)OR、−N(R)SO(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10で置換されていても良い)であり、
ただし、式IEAの化合物では、Rは、下記の基で置換されたフェニル以外であり、
【化235】

およびGは独立に、アルキル、シクロアルキルであるか、GおよびGがそれらが結合している窒素原子と一体となって、5から8員の複素環を形成しており;
2aおよびR2bは、独立にH、ハロ、アルキル、ハロアルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノおよびアルコキシから選択され;
は、各場合で独立に、H、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも独立に、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10基によって置換されていても良く;
およびR5aは、各場合で独立にH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10によって置換されていても良く;
またはRおよびR5aが一体となって、1以上のR10で置換されていても良い複素環を形成していても良く;
10およびR10cは各場合で独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−(アルキレン)−OR、−(アルキレン)−S(O)、−(アルキレン)−NR5a、−(アルキレン)−C(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)R、−(アルキレン)−C(=O)OR、−(アルキレン)−OC(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)OR、−(アルキレン)−C(=O)NR5a、−(アルキレン)−C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)R、−(アルキレン)−N(R)C(=S)R、−(アルキレン)−OC(=O)NR5a、−(アルキレン)−OC(=S)NR5a、−(アルキレン)−SONR5a、−(アルキレン)−N(R)SO、−(アルキレン)−N(R)SONR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)OR、−(アルキレン)−N(R)C(=S)ORまたは−(アルキレン)−N(R)SOであり;
前記アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルおよび複素環アルキル基はさらに、独立に1以上の−(アルキレン)−OR、−(アルキレン)−S(O)、−(アルキレン)−NR5a、−(アルキレン)−C(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)R、−(アルキレン)−C(=O)OR、−(アルキレン)−OC(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)OR、−(アルキレン)−C(=O)NR5a、−(アルキレン)−C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)R、−(アルキレン)−N(R)C(=S)R、−(アルキレン)−OC(=O)NR5a、−(アルキレン)−OC(=S)NR5a、−(アルキレン)−SONR5a、−(アルキレン)−N(R)SO、−(アルキレン)−N(R)SONR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)OR、−(アルキレン)−N(R)C(=S)ORまたは−(アルキレン)−N(R)SOで置換されていても良く;
vは、0、1または2である。]
【請求項22】
下記式IEAi、IEAii、IEAiii、IFAi、IFAiiもしくはIFAiiiを有する請求項21に記載の化合物、該化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、塩および溶媒和物。
【化236】

【請求項23】
が、H、ハロ、シアノ、アルキニル、−C(=O)NR5a、−N(R)C(=O)R、−N(R)C(=O)OR、フェニル、ナフチル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピリジノニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、イソインドリル、インドリル、インドリノニル、イソインドリニル、イソインドリノニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロイソベンゾフラニル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、キナゾリノニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、ジヒドロキノリノニル、ジヒドロイソキノリノニル、キノキザリニル、テトラヒドロキノキザリニル、ベンゾモルホリニル、ジヒドロベンゾジオキシニル、イミダゾピリジニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、トリアゾロピリジニル、トリアゾロピリミジニル、トリアゾロピリダジニル、イミダゾピリジニル、イミダゾピリミジニル、イミダゾピリダジニル、ピロロピリジニル、ピロロピリミジニル、ピロロピリダジニル、ピラゾロピリジニル、ピラゾロピリミジニル、ピラゾロピリダジニル、シンノリニル、チエノピロリル、テトラヒドロチエノピロリル、ジヒドロチエノピロロニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピリダジニル、フロピリジニル、フロピリミジニル、フロピラジジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイソチアゾリルであり、これらのいずれも独立に、価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
が、
(a)ハロ、アルキニル、−C(=O)NR5a、−N(R)C(=O)Rまたは−N(R)C(=O)OR(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良い);および
(b)下記のものから選択されるアリール、ヘテロアリールまたは複素環系
である請求項23に記載の化合物。
【化237】



(式中、mは、価数規則で許容される0、1、2、3、4、5または6である。)
【請求項25】
10cが各場合で独立に、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、−(アルキレン)−OR、−(アルキレン)−NR5a、−(アルキレン)−C(=O)R、−(アルキレン)−C(=O)OR、−(アルキレン)−OC(=O)R、−(アルキレン)−C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)R、−(アルキレン)−OC(=O)NR5aまたは−(アルキレン)−N(R)C(=O)ORである請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
が0または1であり、tが1である請求項21に記載の化合物。
【請求項27】
が1であり、tが0である請求項21に記載の化合物。
【請求項28】
下記のものから選択される請求項21に記載の化合物、該化合物の塩および溶媒和物。
【化238】


【請求項29】
下記式IGまたはIHの化合物。
【化239】

[式中、
UはCR10cまたはNであり;
は、非存在、CH、−O−、−S(O)または−、−NHであり;
、R、RおよびRはそれぞれ独立に、H、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、−NO、−CN、−NR5a、−OR、−C(=O)R、−C(=O)OR;−C(=O)NR5a、−N(R)C(=O)NR5a、−OC(=O)NR5a、−S(O)、−S(O)NR5a、−N(R)SOであり、それらはいずれも独立に価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3から10員のシクロアルキル、3から10員のシクロアルケニル環または複素環を形成していても良く、それらはいずれも価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよび/またはRがいずれかのRまたはRと一体となって、部分もしくは完全飽和の3から8員のシクロアルキル環または複素環を形成していても良く、それらのいずれかが価数規則で許容される1以上のR10基で置換されていても良く;
またはRおよびRが一体となってカルボニル基を形成していても良く;
または同一の炭素に結合しているRおよびRが一体となってカルボニル基を形成していても良く;
は、
(i)H、ハロ、シアノ、ニトロ、または
(ii)アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−OR、−S(O)、−C(=O)R、−C(=S)R、−C(=O)OR、−C(=S)OR、−C(=O)NR5a、−C(=S)NR5a、−N(R)C(=O)NR5a、−N(R)C(=S)NR5a、−N(R)C(=O)R、−N(R)C(=S)R、−OC(=O)NR5a、−OC(=S)NR5a、−SONR5a、−N(R)SO、−N(R)SONR5a、−N(R)C(=O)OR、−N(R)C(=S)OR、−N(R)SO(これらのいずれも、独立に価数規則で許容される1以上のR10で置換されていても良い)であり、
ただし、式IGの化合物では、Rは、下記の基で置換されたフェニル以外であり、
【化240】

およびGは独立に、アルキル、シクロアルキルであるか、GおよびGがそれらが結合している窒素原子と一体となって、5から8員の複素環を形成しており;
2aおよびR2bは、独立にH、ハロ、アルキル、ハロアルキル、シアノ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノおよびアルコキシから選択され;
は、各場合で独立に、H、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも独立に、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10基によって置換されていても良く;
およびR5aは、各場合で独立にH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキルおよびシクロアルキルアルキルから選択され、これらはいずれも、価数規則によって許容される場合は、1以上のR10によって置換されていても良く;
またはRおよびR5aが一体となって、1以上のR10で置換されていても良い複素環を形成していても良く;
10は各場合で独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、−(アルキレン)−OR、−(アルキレン)−S(O)、−(アルキレン)−NR5a、−(アルキレン)−C(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)R、−(アルキレン)−C(=O)OR、−(アルキレン)−OC(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)OR、−(アルキレン)−C(=O)NR5a、−(アルキレン)−C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)R、−(アルキレン)−N(R)C(=S)R、−(アルキレン)−OC(=O)NR5a、−(アルキレン)−OC(=S)NR5a、−(アルキレン)−SONR5a、−(アルキレン)−N(R)SO、−(アルキレン)−N(R)SONR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)OR、−(アルキレン)−N(R)C(=S)ORまたは−(アルキレン)−N(R)SOであり;
前記アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルおよび複素環アルキル基はさらに、独立に1以上の−(アルキレン)−OR、−(アルキレン)−S(O)、−(アルキレン)−NR5a、−(アルキレン)−C(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)R、−(アルキレン)−C(=O)OR、−(アルキレン)−OC(=O)R、−(アルキレン)−C(=S)OR、−(アルキレン)−C(=O)NR5a、−(アルキレン)−C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=S)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)R、−(アルキレン)−N(R)C(=S)R、−(アルキレン)−OC(=O)NR5a、−(アルキレン)−OC(=S)NR5a、−(アルキレン)−SONR5a、−(アルキレン)−N(R)SO、−(アルキレン)−N(R)SONR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)OR、−(アルキレン)−N(R)C(=S)ORまたは−(アルキレン)−N(R)SOで置換されていても良く;
10a、R10bおよびR10cはそれぞれ独立に、H、ハロ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、−(アルキレン)−OR、−(アルキレン)−NR5a、−(アルキレン)−C(=O)R、−(アルキレン)−C(=O)OR、−(アルキレン)−OC(=O)R、−(アルキレン)−C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)NR5a、−(アルキレン)−N(R)C(=O)R、−(アルキレン)−OC(=O)NR5aまたは−(アルキレン)−N(R)C(=O)ORであり;
vは、0、1または2である。]
【請求項30】
下記のものから選択される請求項29の化合物、該化合物の塩および溶媒和物。
【化241】

【請求項31】
下記のものから選択される請求項29の化合物、該化合物の塩および溶媒和物。
【化242】

【請求項32】
下記のものから選択される請求項8の化合物、該化合物の塩および溶媒和物。
【化243】

【請求項33】
製薬上許容される媒体または担体とともに請求項1に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項34】
有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、対象者における癌を治療する方法。
【請求項35】
抗生物質型薬剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、ホルモン剤、免疫薬、インターフェロン型薬剤およびその他薬剤から選択される少なくとも一つの化合物との併用で前記請求項1に記載に化合物を投与する請求項34に記載の方法。
【請求項36】
有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、対象者での腫瘍の大きさを低減させる方法。
【請求項37】
有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、対象者でのHGF介在障害の治療方法。
【請求項38】
有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、対象者での腫瘍における転移を低減する方法。

【公表番号】特表2009−543789(P2009−543789A)
【公表日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−519563(P2009−519563)
【出願日】平成19年7月13日(2007.7.13)
【国際出願番号】PCT/US2007/016068
【国際公開番号】WO2008/008539
【国際公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願人】(500049716)アムジエン・インコーポレーテツド (242)
【Fターム(参考)】