置換スルホニルアルカノイルアミノヒドロキシエチルアミノスルホンアミドレトロウイルスプロテアーゼ阻害剤
【課題】レトロウイルスプロテアーゼ阻害剤、特にHIVプロテアーゼの阻害剤として有用な新規化合物とその製造方法および該化合物を含有する医薬組成物の提供。
【解決手段】下式で表される化合物とその製造方法及び該化合物を含有する医薬組成物。
(式中、nおよびtは、それぞれ0、1または2を表わし、WはOまたはSを表わし、R1は水素、アルキルなどを表わし、R2はアルキルなどを表わし、R3はアルキルなどを表わし、R4は環炭素原子を経て結合されているベンゾ縮合5若しくは6員環ヘテロアリールまたはベンゾ縮合5若しくは6員環ヘテロシクロ基、特に1,3−ベンゾジオキソル−5−イル基が好ましく、R5は環炭素原子を経て結合されているヘテロアリールまたはヘテロシクロ基あるいは置換されたアルキル基を表す。)
【解決手段】下式で表される化合物とその製造方法及び該化合物を含有する医薬組成物。
(式中、nおよびtは、それぞれ0、1または2を表わし、WはOまたはSを表わし、R1は水素、アルキルなどを表わし、R2はアルキルなどを表わし、R3はアルキルなどを表わし、R4は環炭素原子を経て結合されているベンゾ縮合5若しくは6員環ヘテロアリールまたはベンゾ縮合5若しくは6員環ヘテロシクロ基、特に1,3−ベンゾジオキソル−5−イル基が好ましく、R5は環炭素原子を経て結合されているヘテロアリールまたはヘテロシクロ基あるいは置換されたアルキル基を表す。)
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】
式中、nおよびtは、それぞれ0、1または2を表わし、WはOまたはSを表わし;
R1は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、シアノアルキル、−CH2CONH2、−CH2CH2CONH2、−CH2S(O)2NH2、−CH2SCH3、−CH2S(O)CH3または−CH2S(O)2CH3を表わし;
R2はアルキル、アルアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアルキルまたはシクロアルキルアルキル基を表わし;
R3はアルキル、シクロアルキルまたはシクロアルキルアルキル基を表わし;
R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾ縮合5若しくは6員環ヘテロアリールまたはベンゾ縮合5若しくは6員環ヘテロシクロ基、或いは式:
【化2】
(式中、AおよびBは、それぞれ独立してO、S、SOまたはSO2を表わし;
R6は重水素、アルキルまたはハロゲン基を表わし;そして
R7は水素、重水素、アルキルまたはハロゲン基を表わす)の基を表わし;あるいは
R4は式:
【化3】
[式中、ZはO、SまたはNHを表わし、R9は式:
【化4】
(式中、YはO、SまたはNHを表わし、Xは結合、OまたはNR21を表わし;
R20は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルアルキル、ヘテロアルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アミノアルキル、N−モノ置換またはN,N−二置換アミノアルキルを表わし、前記置換基は、アルキル、アルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、シアノアルキルまたはヒドロキシアルキル基であり;
あるいはXR20はヒドロキシメチル、アミノメチル、N−モノ置換またはN,N−二置換アミノメチルを表わし、前記置換基はアルキル、アルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、シアノアルキルまたはヒドロキシアルキル基であり;
R21は水素またはアルキル基を表わすか、または式−NR20R21の基はヘテロシクロ基を表わし;そして
R22はアルキルまたはR20R21N−アルキル基を表わす)の基を表わす]
を有する基を表わし;
R5は各々環炭素原子を経て結合されている、ヘテロアリールまたはヘテロシクロ基を表わし、あるいはR5はR10で置換されたアルキル基を表わし;
R10はヘテロアリール、ヘテロシクロ、アリールカルボニル、シクロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニルまたはヘテロシクロカルボニル基を表わし、あるいはR10はR11R12N−C(O)基(式中、R11はヘテロアリール、ヘテロシクロ、ヘテロアルアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルアミノアルキルまたはアルアルキルアミノアルキル基を表わし、そして
R12は水素またはアルキル基を表わす)を表わす、
により表わされる化合物あるいはその製薬上容認しうる塩。
【請求項2】
請求項1記載の化合物において、
R1は水素、1−5炭素原子のアルキル、2−5炭素原子のアルケニル、2−5炭素原子のアルキニル、1−3炭素原子のヒドロキシアルキル、1−3アルキルおよび1−3アルコキシ炭素原子のアルコキシアルキル、1−3アルキル炭素原子のシアノアルキル、
−CH2CONH2、−CH2CH2CONH2、−CH2S(O)2NH2、
−CH2SCH3、−CH2S(O)CH3または−CH2S(O)2CH3基を表わし;
R2は1−5炭素原子のアルキル、1−3アルキル炭素原子のアルアルキル、1−3アルキル炭素原子のアルキルチオアルキル、1−3アルキル炭素原子のアリールチオアルキルあるいは1〜3アルキル炭素原子および3−6環員炭素原子のシクロアルキルアルキルの基を表わし;
R3は1−5炭素原子のアルキル、5−8環員のシクロアルキルまたは3−6環員のシクロアルキルメチルの基を表わし;
R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールまたはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロ基、あるいは式:
【化5】
(式中、AおよびBは、それぞれ独立してO、S、SOまたはSO2を表わし、R6は重水素、1−5炭素原子のアルキル、フルオロまたはクロロ基を表わし、そしてR7は水素、重水素、1−3炭素原子のアルキル、フルオロまたはクロロ基を表わす)
を有する基を表わし;あるいは
R4は式:
【化6】
[式中、ZはO、SまたはNHを表わし、R9は式:
【化7】
(式中、YはO、SまたはNHを表わし、Xは結合、OまたはNR21を表わし;
R20は水素、1から5炭素原子のアルキル、2から5炭素原子のアルケニル、2から5炭素原子のアルキニル、1から5アルキル炭素原子のアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロシクロアルキル、2から5炭素原子のアミノアルキル、2から5アルキル炭素原子のN−モノ置換またはN、N−二置換アミノアルキルの基を表わし、前記置換基は、1から3炭素原子のアルキル、1から3アルキル炭素原子のアルアルキル、1から5炭素原子のカルボキシアルキル、1から5アルキル炭素原子のアルコキシカルボニルアルキル、1から5炭素原子のシアノアルキルまたは2から5炭素原子のヒドロキシアルキルであり;あるいはXR20はヒドロキシメチル、アミノメチル、N−モノ置換またはN、N−二置換アミノメチルの基を表わし、前記置換基は1から3炭素原子のアルキル、1から3アルキル炭素原子のアルアルキル、1から5炭素原子のカルボキシアルキル、1から5アルキル炭素原子のアルコキシカルボニルアルキル、1から5炭素原子のシアノアルキルまたは2から5炭素原子のヒドロキシアルキルの基であり;
R21は水素または1から3炭素原子のアルキル基を表わし;あるいは式−NR20R21の基は5から6環員ヘテロシクロ基を表わし;
R22はアルキルまたはR20R21N−アルキル基(このアルキルは1から3炭素原子である)を表わす]を有する基を表わし;
R5は5から6環員ヘテロアリール、5から6環員ヘテロシクロ、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールあるいはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロ基(これらの各々は環炭素原子を経て結合される)、あるいはR5はR10で置換された1−5炭素原子のアルキル基を表わし;
R10はアリールカルボニル、3−6環員シクロアルキルカルボニル、ベンゾ縮合3−6環員シクロアルキルカルボニル、5から6環員ヘテロアリール、5から6環員ヘテロシクロ、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリール、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロ、5から6環員ヘテロアリールカルボニル、5から6環員ヘテロシクロカルボニル、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールカルボニルまたはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロカルボニル基を表わし;
あるいはR10はR11R12N−C(O)−基(式中、
R11は5から6環員ヘテロアリール、5から6環員ヘテロシクロ、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールまたはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロ基を表わし、あるいは次の基、即ち5から6環員ヘテロアリール、5から6環員ヘテロシクロ、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールまたはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロ基、3−6環炭素原子のシクロアルキルアミノまたは1−3アルキル炭素原子のアルアルキルアミノの基で置換された1−5炭素原子のアルキル基を表わし;
R12は水素または1−3炭素原子のアルキル基を表わす)を表わす、
上記化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩。
【請求項3】
請求項2記載の化合物において、nは1を表わし;
tは1または2を表わし;WはOを表わし;
R1は水素、1−3炭素原子のアルキル、2−3炭素原子のアルケニル、2−3炭素原子のアルキニルまたはシアノメチル基を表わし;
R2は3−5炭素原子のアルキル、アリールメチル、1−3アルキル炭素原子のアルキルチオアルキル、アリールチオメチル、または5−6環員炭素原子のシクロアルキルメチルの基を表わし;
R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールまたはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロ基を表わし;あるいはR4は式:
【化8】
式中、各AおよびBはOを表わし;
R6は重水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルまたはフルオロ基を表わし;
R7は水素、重水素、メチルまたはフルオロ基を表わす、
を有する基を表わし;あるいは
R4は式:
【化9】
[式中、ZはO、SまたはNHを表わし;R9は式:
【化10】
(式中、YはO、SまたはNHを表わし、Xは結合、OまたはNR21を表わし;
R20は水素、1から5炭素原子のアルキル、1から3アルキル炭素原子のフェニルアルキル、5から6環員および1から3アルキル炭素原子のヘテロシクロアルキル、またはN−モノ置換またはN、N−二置換2から3炭素原子のアミノアルキル(前記置換基は、1から3炭素原子のアルキル基である)を表わし;あるいはXR20はヒドロキシメチル、アミノメチル、N−モノ置換またはN、N−二置換アミノメチル(前記置換基は1から3炭素原子のアルキル基である)を表わし;
R21は水素またはメチル基を表わし;あるいは式−NR20R21の基はピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、4−メチルピペラジニル、4−ベンジルピペラジニル、モルホリニルまたはチオモルホリニル基を表わし;
R22は1から3炭素原子のアルキル基を表わす)を有する基を表わす]
を有する基を表わし;
R5は環炭素原子を経て結合されている、5から6環員ヘテロアリール基を表わし、あるいはR5はR10で置換された1−5炭素原子のアルキル基を表わし;
R10はアリールカルボニル、5から6環員ヘテロアリール、5から6環員ヘテロシクロ、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリール、5から6環員ヘテロアリールカルボニルまたは5から6環員ヘテロシクロカルボニル基を表わし;あるいはR10はR11R12N−C(O)−基(式中、
R11は5から6環員ヘテロアリールまたは5から6環員ヘテロシクロ基で置換された1−3炭素原子のアルキル基を表わし、R12は水素またはメチル基を表わす)
を表わす、
上記化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩。
【請求項4】
請求項3記載の化合物において、
R1は水素、メチル、エチルまたはシアノメチル基を表わし;
R2はイソブチル、n−ブチル、CH3SCH2CH2−、ベンジル、フェニルチオメチル、(2−ナフチルチオ)メチル、4−メトキシフェニルメチル、4−ヒドロキシフェニルメチル、4−フルオロフェニルメチルまたはシクロヘキシルメチル基を表わし;
R3はプロピル、イソアミル、イソブチル、ブチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチル基を表わし;
R20は水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、ベンジル、2−(1−ピロリジニル)エチル、2−(1−ピペリジニル)エチル、2−(1−ピペラジニル)エチル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル、2−(4−モルホリニル)エチル、2−(4−チオモルホリニル)エチルまたは2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル基を表わし;あるいはXR20はヒドロキシメチルまたはアミノメチル基を表わし;
R21は水素基を表わし;
R10はベンゾイル、ナフトイル、アミノフェニルカルボニル、アミジノフェニルカルボニル、ピリジルカルボニル、チアゾリルカルボニル、イミダゾリルカルボニル、ピラゾリルカルボニル、ピリミジニルカルボニル、ピラジニルカルボニル、ベンゾイミダゾリルカルボニル、インドリルカルボニル、ピロリルカルボニル、キノリニルカルボニル、ピロリルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、1−(ベンジルオキシカルボニル)、ピロリジニルカルボニル、ピペリジニルカルボニル、1−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル、4−メチルピペラジニルカルボニル、4−ベンジルピペラジニルカルボニル、4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジニルカルボニル、モルホリニルカルボニル、チオモルホリニルカルボニル、1,1−ジオキソチオモルホリニルカルボニル、ピロリジニル、1−オキソピロリジン−1−イル、1−(ベンジルオキシカルボニル)ピロリジニル、ピペリジニル、1−オキソピペリジン−1−イル、ピペラジニル、4−メチルピペラジニル、4−ベンジルピペラジニル、4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジニル、モルホリニル、4−オキソモルホリン−4−イル、チオモルホリニル、1,1−ジオキソチオモルホリニル、1,1,4−トリオキソチオモルホリン−4−イル、チアゾリル、オキサゾリル、ピロリル、フリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、チエニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリジル、キノリニル、キノロニル、N−メチルキノロニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、インドリル、ジヒドロキシテトラヒドロフラン−5−イル、トリヒドロキシテトラヒドロフラン−5−イル、2−メトキシジヒドロキシテトラヒドロフラン−5−イル、トリヒドロキシテトラヒドロフラニル、2−(ヒドロキシメチル)ジヒドロキシテトラヒドロフラン−5−イル、2−メトキシトリヒドロキシテトラヒドロピラン−6−イルまたはテトラヒドロキシテトラヒドロピラン−6−イル基を表わし;あるいはR10はR11R12N−C(O)−基を表わし、式中、
R11は2−ピロリジニルメチル、2−(1−ピロリジニル)エチル、2−(1−オキソピロリジン−1−イル)エチル、2−(1−ピペリジニル)エチル、2−(1−オキソピペリジン−1−イル)エチル、2−(4−モルホリニル)エチル、2−(4−オキソモルホリン−4−イル)エチル、2−(4−チオモルホリニル)エチル、2−(1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イル)エチルまたは2−(1,1,4−トリオキソチオモルホリン−4−イル)エチル基を表わし;
R12は水素基を表わす、
上記化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩。
【請求項5】
請求項4記載の化合物において、
R1はメチルまたはエチル基を表わし;
R2はベンジル、4−フルオロフェニルメチルまたはシクロヘキシルメチル基を表わし;
R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾチアゾール−5−イル、ベンゾチアゾール−6−イル、2−アミノ−ベンゾチアゾール−5−イル、2−(メトキシカルボニルアミノ)ベンゾチアゾール−5−イル、2−アミノ−ベンゾチアゾール−6−イル、2−(メトキシカルボニルアミノ)ベンゾチアゾール−6−イル、5−ベンゾオキサゾリル、6−ベンゾオキサゾリル、6−ベンゾピラニル、3,4−ジヒドロベンゾピラン−6−イル、7−ベンゾピラニル、3,4−ジヒドロベンゾピラン−7−イル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル、ベンゾフラン−5−イル、1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2−メチル−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2,2−ジメチル−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2,2−ジジューテロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、1,4−ベンゾジオキサン−6−イル、5−ベンゾイミダゾリル、2−(メトキシカルボニルアミノ)ベンゾイミダゾール−5−イル、6−キノリニル、7−キノリニル、6−イソキノリニルまたは7−イソキノリニル基を表わし;
R5は2−ピリジル、ベンゾイルメチル、モルホリニルカルボニルメチル、4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジニルカルボニルメチル、ピペラジニルカルボニルメチル、4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジニルカルボニルエチル、ピペラジニルカルボニルエチル、チオモルホリニルカルボニルメチル、1,1−ジオキソチオモルホリニルカルボニルメチル、イミダゾリルエチル、イミダゾリルカルボニルメチル、ピラゾリルエチル、チアゾリルエチル、イミダゾリルメチル、ピラゾリルメチル、チアゾリルメチル、ベンゾイミダゾリルメチル、ピリジルエチル、ピリジルカルボニルメチル、ピロリジニルメチル、1−(ベンジルオキシカルボニル)ピロリジニルメチル、5−メトキシ−3,4−ジヒドロキシ−テトラヒドロフラニルメチル、N−[2−(4−オキソモルホリン−4−イル)エチル]アミノカルボニルメチル、N−[2−(1−ピロリジニル)エチル]アミノカルボニルメチル、N−[2−(1−ピロリジニル)エチル]アミノカルボニルエチルまたはN−[2−(1−オキソピロリジン−1−イル)エチル]アミノカルボニルメチル基を表わす。
上記化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩。
【請求項6】
請求項5記載の化合物において、
R1はメチル基を表わし;
R2はベンジルを表わし;
R3はイソブチルまたはシクロペンチルメチル基を表わし;
R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾチアゾール−5−イル、ベンゾチアゾール−6−イル、ベンゾオキサゾール−5−イル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル、ベンゾフラン−5−イル、1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2−メチル−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2,2−ジメチル−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2,2−ジジューテロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、1,4−ベンゾジオキサン−6−イル、2−(メトキシカルボニルアミノ)ベンゾチアゾール−5−イル、2−(メトキシカルボニルアミノ)ベンゾチアゾール−6−イルまたは2−(メトキシカルボニルアミノ)ベンゾイミダゾール−5−イル基を表わし;
R5はベンゾイルメチル、4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジニルカルボニルメチル、4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジニルカルボニルエチル、ピペラジニルカルボニルエチル、イミダゾリルエチル、ピラゾリルエチル、チアゾリルエチル、イミダゾリルメチル、ピラゾリルメチル、チアゾリルメチル、ピリジルエチル、ピリジルカルボニルメチル、ピロリジニルメチルまたは1−(ベンジルオキシカルボニル)ピロリジニルメチル基を表わす、
上記化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩。
【請求項7】
製薬上容認しうる塩は、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、シュウ酸塩、マレイン酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩またはメタンスルホン酸塩である、請求項1記載の化合物。
【請求項8】
製薬上容認しうる塩は、塩酸塩、シュウ酸塩、クエン酸塩またはメタンスルホン酸塩である、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
化合物は、
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
である、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
請求項1記載の化合物および製薬上容認しうる担体を含有してなるレトロウイルスプロテアーゼを阻害するための組成物。
【請求項11】
請求項2記載の化合物において、R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールあるいはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロを表わし;あるいはR4は式:
【化16】
式中、AおよびBはそれぞれ独立してO、S、SOまたはSO2を表わし;
R6は重水素、1−5炭素原子のアルキル、フルオロまたはクロロを表わし;
R7は水素、重水素、メチル、フルオロまたはクロロを表わす;
を有する基を表わし;あるいは
R4は式:
【化17】
式中、ZはO、SまたはNHを表わし;R9は式:
【化18】
(式中、YはO、SまたはNHを表わし;Xは結合、OまたはNR21を表わし;
R20は水素、1から5炭素原子のアルキル、2から5炭素原子のアルケニル、2から5炭素原子のアルキニル、1から5アルキル炭素原子のアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロシクロアルキル、2から5炭素原子のアミノアルキル、N−モノ置換またはN,N−二置換2から5アルキル炭素原子のアミノアルキルを表わし、前記置換基は1から3炭素原子のアルキル、1から3アルキル炭素原子のアルアルキル、1から5炭素原子のカルボキシアルキル、1から5アルキル炭素原子のアルコキシカルボニルアルキル、1から5炭素原子のシアノアルキルおよび2から5炭素原子のヒドロキシアルキルの基から選ばれ;
R21は水素または1から3炭素原子のアルキルを表わし;
あるいは式−NR20R21の基は5から6環員ヘテロシクロ基を表わし;
R22は1から3炭素原子のアルキルまたは1から3アルキル炭素原子のR20R21N−アルキルを表わす)を有する基を表わす、
を有する基を表わす、化合物。
【請求項12】
請求項3記載の化合物において、R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリール、またはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロを表わし;あるいはR4は式:
【化19】
式中、AおよびBはそれぞれ独立してO、S、SOまたはSO2を表わし;
R6は重水素、1−5炭素原子のアルキル、フルオロまたはクロロを表わし;
R7は水素、重水素、メチル、フルオロまたはクロロを表わす;
を有する基を表わし;あるいは
R4は式:
【化20】
式中、ZはO、SまたはNHを表わし;R9は式:
【化21】
(式中、YはO、SまたはNHを表わし;Xは結合、OまたはNR21を表わし;
R20は水素、1から5炭素原子のアルキル、2から5炭素原子のアルケニル、2から5炭素原子のアルキニル、1から5アルキル炭素原子のアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロシクロアルキル、2から5炭素原子のアミノアルキル、N−モノ置換またはN,N−二置換2から5アルキル炭素原子のアミノアルキルを表わし、前記置換基は1から3炭素原子のアルキル、1から3アルキル炭素原子のアルアルキル、1から5炭素原子のカルボキシアルキル、1から5アルキル炭素原子のアルコキシカルボニルアルキル、1から5炭素原子のシアノアルキルおよび2から5炭素原子のヒドロキシアルキルの基から選ばれ;
R21は水素、1から3炭素原子のアルキルを表わし;あるいは式−NR20R21の基は5から6環員ヘテロシクロ基を表わし;
R22は1から3炭素原子のアルキルまたは1から3アルキル炭素原子のR20R21N−アルキルを表わす)を有する基を表わす、
を有する基を表わす、化合物。
【請求項13】
請求項4記載の化合物において、R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールまたはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロを表わし;あるいはR4は式:
【化22】
式中、AおよびBはそれぞれ独立してO、S、SOまたはSO2を表わし;
R6は重水素、1−5炭素原子のアルキル、フルオロまたはクロロを表わし;
R7は水素、重水素、メチル、フルオロまたはクロロを表わす;
を有する基を表わし;あるいは
R4は式:
【化23】
式中、ZはO、SまたはNHを表わし;R9は式:
【化24】
(式中、YはO、SまたはNHを表わし;Xは結合、OまたはNR21を表わし;
R20は水素、1から5炭素原子のアルキル、2から5炭素原子のアルケニル、2から5炭素原子のアルキニル、1から5アルキル炭素原子のアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロシクロアルキル、2から5炭素原子のアミノアルキル、N−モノ置換またはN,N−二置換2から5アルキル炭素原子のアミノアルキルを表わし、前記置換基は1から3炭素原子のアルキル、1から3アルキル炭素原子のアルアルキル、1から5炭素原子のカルボキシアルキル、1から5アルキル炭素原子のアルコキシカルボニルアルキル、1から5炭素原子のシアノアルキルおよび2から5炭素原子のヒドロキシアルキルの基から選ばれ;
R21は水素または1から3炭素原子のアルキルを表わし;あるいは式
−NR20R21の基は5から6環員ヘテロシクロ基を表わし;
R22は1から3炭素原子のアルキルまたは1から3アルキル炭素原子のR20R21N−アルキルを表わす)を有する基を表わす、
を有する基を表わす、化合物。
【請求項14】
式:
【化25】
(式中、AおよびBはそれぞれ独立してOまたはSを表わし、R6は水素、デューテリウム、アルキルまたはハロゲンを表わし、そしてR7は水素、デューテリウム、アルキルまたはハロゲンを表わす)
を有するベンゾ縮合複素環式化合物を、ジクロロエタン、メチレンクロリド、トリクロロエタン、トルエン、テトラクロロエタン及びそれらの混合物からなる群から選択される水不混和性で非反応性溶媒の存在下に、0℃〜75℃の温度で、SO3、又はDMF(SO3)、ピリジン(SO3)及びN,N−ジメチルアセトアミド(SO3)からなる群から選択されるSO3複合体と反応させ、−25℃〜65℃の温度に冷却し、次いでオキサリルハライドを添加することを含む、請求項1〜13の何れかに記載の化合物またはその塩の製造方法。
【請求項15】
SO3コンプレックスがSO3DMFである請求項14の方法。
【請求項16】
水不混和性溶媒がジクロロエタンである請求項14の方法。
【請求項17】
オリサリルハライドがオキサリルクロリドである請求項14の方法。
【請求項18】
ベンゾ縮合へテロシクロスルホニルハライドがベンゾ縮合へテロシクロスルホニルクロリドである請求項14の方法。
【請求項19】
前記式中、AおよびBがそれぞれOを表わし、R6が水素、デューテリウム、炭素原子1−5個のアルキル、フルオロまたはクロロを表わし、そしてR7が水素、デューテリウム、炭素原子1−3個のアルキル、フルオロまたはクロロを表わす請求項14の方法。
【請求項20】
R6が水素、デューテリウム、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルまたはフルオロを表わし、そしてR7が水素、デューテリウム、メチルまたはフルオロを表わす請求項19の方法。
【請求項21】
AおよびBがOを表わし、そしてR6およびR7がそれぞれ独立にフルオロまたはクロロを表わす請求項19の方法。
【請求項22】
R6およびR7がそれぞれフルオロを表わす請求項21の方法。
【請求項23】
R6およびR7がそれぞれ水素を表わす請求項19の方法。
【請求項24】
AおよびBがOを表わし、そしてR6およびR7がそれぞれ水素を表わす請求項19の方法。
【請求項25】
ベンゾ縮合複素環式化合物がベンゾジオキサン、ベンゾピラン、またはベンゾジヒドロフランである請求項14の方法。
【請求項26】
ベンゾ縮合複素環式化合物が1,4−ベンゾジオキサン、2,3−ベンゾジヒドロピラン、または2,3−ベンゾジヒドロフランである請求項25の方法。
【請求項27】
シングルポット法からなる請求項14の方法。
【請求項1】
式:
【化1】
式中、nおよびtは、それぞれ0、1または2を表わし、WはOまたはSを表わし;
R1は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、シアノアルキル、−CH2CONH2、−CH2CH2CONH2、−CH2S(O)2NH2、−CH2SCH3、−CH2S(O)CH3または−CH2S(O)2CH3を表わし;
R2はアルキル、アルアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアルキルまたはシクロアルキルアルキル基を表わし;
R3はアルキル、シクロアルキルまたはシクロアルキルアルキル基を表わし;
R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾ縮合5若しくは6員環ヘテロアリールまたはベンゾ縮合5若しくは6員環ヘテロシクロ基、或いは式:
【化2】
(式中、AおよびBは、それぞれ独立してO、S、SOまたはSO2を表わし;
R6は重水素、アルキルまたはハロゲン基を表わし;そして
R7は水素、重水素、アルキルまたはハロゲン基を表わす)の基を表わし;あるいは
R4は式:
【化3】
[式中、ZはO、SまたはNHを表わし、R9は式:
【化4】
(式中、YはO、SまたはNHを表わし、Xは結合、OまたはNR21を表わし;
R20は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルアルキル、ヘテロアルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アミノアルキル、N−モノ置換またはN,N−二置換アミノアルキルを表わし、前記置換基は、アルキル、アルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、シアノアルキルまたはヒドロキシアルキル基であり;
あるいはXR20はヒドロキシメチル、アミノメチル、N−モノ置換またはN,N−二置換アミノメチルを表わし、前記置換基はアルキル、アルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、シアノアルキルまたはヒドロキシアルキル基であり;
R21は水素またはアルキル基を表わすか、または式−NR20R21の基はヘテロシクロ基を表わし;そして
R22はアルキルまたはR20R21N−アルキル基を表わす)の基を表わす]
を有する基を表わし;
R5は各々環炭素原子を経て結合されている、ヘテロアリールまたはヘテロシクロ基を表わし、あるいはR5はR10で置換されたアルキル基を表わし;
R10はヘテロアリール、ヘテロシクロ、アリールカルボニル、シクロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニルまたはヘテロシクロカルボニル基を表わし、あるいはR10はR11R12N−C(O)基(式中、R11はヘテロアリール、ヘテロシクロ、ヘテロアルアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルアミノアルキルまたはアルアルキルアミノアルキル基を表わし、そして
R12は水素またはアルキル基を表わす)を表わす、
により表わされる化合物あるいはその製薬上容認しうる塩。
【請求項2】
請求項1記載の化合物において、
R1は水素、1−5炭素原子のアルキル、2−5炭素原子のアルケニル、2−5炭素原子のアルキニル、1−3炭素原子のヒドロキシアルキル、1−3アルキルおよび1−3アルコキシ炭素原子のアルコキシアルキル、1−3アルキル炭素原子のシアノアルキル、
−CH2CONH2、−CH2CH2CONH2、−CH2S(O)2NH2、
−CH2SCH3、−CH2S(O)CH3または−CH2S(O)2CH3基を表わし;
R2は1−5炭素原子のアルキル、1−3アルキル炭素原子のアルアルキル、1−3アルキル炭素原子のアルキルチオアルキル、1−3アルキル炭素原子のアリールチオアルキルあるいは1〜3アルキル炭素原子および3−6環員炭素原子のシクロアルキルアルキルの基を表わし;
R3は1−5炭素原子のアルキル、5−8環員のシクロアルキルまたは3−6環員のシクロアルキルメチルの基を表わし;
R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールまたはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロ基、あるいは式:
【化5】
(式中、AおよびBは、それぞれ独立してO、S、SOまたはSO2を表わし、R6は重水素、1−5炭素原子のアルキル、フルオロまたはクロロ基を表わし、そしてR7は水素、重水素、1−3炭素原子のアルキル、フルオロまたはクロロ基を表わす)
を有する基を表わし;あるいは
R4は式:
【化6】
[式中、ZはO、SまたはNHを表わし、R9は式:
【化7】
(式中、YはO、SまたはNHを表わし、Xは結合、OまたはNR21を表わし;
R20は水素、1から5炭素原子のアルキル、2から5炭素原子のアルケニル、2から5炭素原子のアルキニル、1から5アルキル炭素原子のアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロシクロアルキル、2から5炭素原子のアミノアルキル、2から5アルキル炭素原子のN−モノ置換またはN、N−二置換アミノアルキルの基を表わし、前記置換基は、1から3炭素原子のアルキル、1から3アルキル炭素原子のアルアルキル、1から5炭素原子のカルボキシアルキル、1から5アルキル炭素原子のアルコキシカルボニルアルキル、1から5炭素原子のシアノアルキルまたは2から5炭素原子のヒドロキシアルキルであり;あるいはXR20はヒドロキシメチル、アミノメチル、N−モノ置換またはN、N−二置換アミノメチルの基を表わし、前記置換基は1から3炭素原子のアルキル、1から3アルキル炭素原子のアルアルキル、1から5炭素原子のカルボキシアルキル、1から5アルキル炭素原子のアルコキシカルボニルアルキル、1から5炭素原子のシアノアルキルまたは2から5炭素原子のヒドロキシアルキルの基であり;
R21は水素または1から3炭素原子のアルキル基を表わし;あるいは式−NR20R21の基は5から6環員ヘテロシクロ基を表わし;
R22はアルキルまたはR20R21N−アルキル基(このアルキルは1から3炭素原子である)を表わす]を有する基を表わし;
R5は5から6環員ヘテロアリール、5から6環員ヘテロシクロ、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールあるいはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロ基(これらの各々は環炭素原子を経て結合される)、あるいはR5はR10で置換された1−5炭素原子のアルキル基を表わし;
R10はアリールカルボニル、3−6環員シクロアルキルカルボニル、ベンゾ縮合3−6環員シクロアルキルカルボニル、5から6環員ヘテロアリール、5から6環員ヘテロシクロ、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリール、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロ、5から6環員ヘテロアリールカルボニル、5から6環員ヘテロシクロカルボニル、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールカルボニルまたはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロカルボニル基を表わし;
あるいはR10はR11R12N−C(O)−基(式中、
R11は5から6環員ヘテロアリール、5から6環員ヘテロシクロ、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールまたはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロ基を表わし、あるいは次の基、即ち5から6環員ヘテロアリール、5から6環員ヘテロシクロ、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールまたはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロ基、3−6環炭素原子のシクロアルキルアミノまたは1−3アルキル炭素原子のアルアルキルアミノの基で置換された1−5炭素原子のアルキル基を表わし;
R12は水素または1−3炭素原子のアルキル基を表わす)を表わす、
上記化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩。
【請求項3】
請求項2記載の化合物において、nは1を表わし;
tは1または2を表わし;WはOを表わし;
R1は水素、1−3炭素原子のアルキル、2−3炭素原子のアルケニル、2−3炭素原子のアルキニルまたはシアノメチル基を表わし;
R2は3−5炭素原子のアルキル、アリールメチル、1−3アルキル炭素原子のアルキルチオアルキル、アリールチオメチル、または5−6環員炭素原子のシクロアルキルメチルの基を表わし;
R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールまたはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロ基を表わし;あるいはR4は式:
【化8】
式中、各AおよびBはOを表わし;
R6は重水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルまたはフルオロ基を表わし;
R7は水素、重水素、メチルまたはフルオロ基を表わす、
を有する基を表わし;あるいは
R4は式:
【化9】
[式中、ZはO、SまたはNHを表わし;R9は式:
【化10】
(式中、YはO、SまたはNHを表わし、Xは結合、OまたはNR21を表わし;
R20は水素、1から5炭素原子のアルキル、1から3アルキル炭素原子のフェニルアルキル、5から6環員および1から3アルキル炭素原子のヘテロシクロアルキル、またはN−モノ置換またはN、N−二置換2から3炭素原子のアミノアルキル(前記置換基は、1から3炭素原子のアルキル基である)を表わし;あるいはXR20はヒドロキシメチル、アミノメチル、N−モノ置換またはN、N−二置換アミノメチル(前記置換基は1から3炭素原子のアルキル基である)を表わし;
R21は水素またはメチル基を表わし;あるいは式−NR20R21の基はピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、4−メチルピペラジニル、4−ベンジルピペラジニル、モルホリニルまたはチオモルホリニル基を表わし;
R22は1から3炭素原子のアルキル基を表わす)を有する基を表わす]
を有する基を表わし;
R5は環炭素原子を経て結合されている、5から6環員ヘテロアリール基を表わし、あるいはR5はR10で置換された1−5炭素原子のアルキル基を表わし;
R10はアリールカルボニル、5から6環員ヘテロアリール、5から6環員ヘテロシクロ、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリール、5から6環員ヘテロアリールカルボニルまたは5から6環員ヘテロシクロカルボニル基を表わし;あるいはR10はR11R12N−C(O)−基(式中、
R11は5から6環員ヘテロアリールまたは5から6環員ヘテロシクロ基で置換された1−3炭素原子のアルキル基を表わし、R12は水素またはメチル基を表わす)
を表わす、
上記化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩。
【請求項4】
請求項3記載の化合物において、
R1は水素、メチル、エチルまたはシアノメチル基を表わし;
R2はイソブチル、n−ブチル、CH3SCH2CH2−、ベンジル、フェニルチオメチル、(2−ナフチルチオ)メチル、4−メトキシフェニルメチル、4−ヒドロキシフェニルメチル、4−フルオロフェニルメチルまたはシクロヘキシルメチル基を表わし;
R3はプロピル、イソアミル、イソブチル、ブチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチル基を表わし;
R20は水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、ベンジル、2−(1−ピロリジニル)エチル、2−(1−ピペリジニル)エチル、2−(1−ピペラジニル)エチル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル、2−(4−モルホリニル)エチル、2−(4−チオモルホリニル)エチルまたは2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル基を表わし;あるいはXR20はヒドロキシメチルまたはアミノメチル基を表わし;
R21は水素基を表わし;
R10はベンゾイル、ナフトイル、アミノフェニルカルボニル、アミジノフェニルカルボニル、ピリジルカルボニル、チアゾリルカルボニル、イミダゾリルカルボニル、ピラゾリルカルボニル、ピリミジニルカルボニル、ピラジニルカルボニル、ベンゾイミダゾリルカルボニル、インドリルカルボニル、ピロリルカルボニル、キノリニルカルボニル、ピロリルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、1−(ベンジルオキシカルボニル)、ピロリジニルカルボニル、ピペリジニルカルボニル、1−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジニルカルボニル、ピペラジニルカルボニル、4−メチルピペラジニルカルボニル、4−ベンジルピペラジニルカルボニル、4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジニルカルボニル、モルホリニルカルボニル、チオモルホリニルカルボニル、1,1−ジオキソチオモルホリニルカルボニル、ピロリジニル、1−オキソピロリジン−1−イル、1−(ベンジルオキシカルボニル)ピロリジニル、ピペリジニル、1−オキソピペリジン−1−イル、ピペラジニル、4−メチルピペラジニル、4−ベンジルピペラジニル、4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジニル、モルホリニル、4−オキソモルホリン−4−イル、チオモルホリニル、1,1−ジオキソチオモルホリニル、1,1,4−トリオキソチオモルホリン−4−イル、チアゾリル、オキサゾリル、ピロリル、フリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、チエニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリジル、キノリニル、キノロニル、N−メチルキノロニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、インドリル、ジヒドロキシテトラヒドロフラン−5−イル、トリヒドロキシテトラヒドロフラン−5−イル、2−メトキシジヒドロキシテトラヒドロフラン−5−イル、トリヒドロキシテトラヒドロフラニル、2−(ヒドロキシメチル)ジヒドロキシテトラヒドロフラン−5−イル、2−メトキシトリヒドロキシテトラヒドロピラン−6−イルまたはテトラヒドロキシテトラヒドロピラン−6−イル基を表わし;あるいはR10はR11R12N−C(O)−基を表わし、式中、
R11は2−ピロリジニルメチル、2−(1−ピロリジニル)エチル、2−(1−オキソピロリジン−1−イル)エチル、2−(1−ピペリジニル)エチル、2−(1−オキソピペリジン−1−イル)エチル、2−(4−モルホリニル)エチル、2−(4−オキソモルホリン−4−イル)エチル、2−(4−チオモルホリニル)エチル、2−(1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イル)エチルまたは2−(1,1,4−トリオキソチオモルホリン−4−イル)エチル基を表わし;
R12は水素基を表わす、
上記化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩。
【請求項5】
請求項4記載の化合物において、
R1はメチルまたはエチル基を表わし;
R2はベンジル、4−フルオロフェニルメチルまたはシクロヘキシルメチル基を表わし;
R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾチアゾール−5−イル、ベンゾチアゾール−6−イル、2−アミノ−ベンゾチアゾール−5−イル、2−(メトキシカルボニルアミノ)ベンゾチアゾール−5−イル、2−アミノ−ベンゾチアゾール−6−イル、2−(メトキシカルボニルアミノ)ベンゾチアゾール−6−イル、5−ベンゾオキサゾリル、6−ベンゾオキサゾリル、6−ベンゾピラニル、3,4−ジヒドロベンゾピラン−6−イル、7−ベンゾピラニル、3,4−ジヒドロベンゾピラン−7−イル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル、ベンゾフラン−5−イル、1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2−メチル−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2,2−ジメチル−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2,2−ジジューテロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、1,4−ベンゾジオキサン−6−イル、5−ベンゾイミダゾリル、2−(メトキシカルボニルアミノ)ベンゾイミダゾール−5−イル、6−キノリニル、7−キノリニル、6−イソキノリニルまたは7−イソキノリニル基を表わし;
R5は2−ピリジル、ベンゾイルメチル、モルホリニルカルボニルメチル、4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジニルカルボニルメチル、ピペラジニルカルボニルメチル、4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジニルカルボニルエチル、ピペラジニルカルボニルエチル、チオモルホリニルカルボニルメチル、1,1−ジオキソチオモルホリニルカルボニルメチル、イミダゾリルエチル、イミダゾリルカルボニルメチル、ピラゾリルエチル、チアゾリルエチル、イミダゾリルメチル、ピラゾリルメチル、チアゾリルメチル、ベンゾイミダゾリルメチル、ピリジルエチル、ピリジルカルボニルメチル、ピロリジニルメチル、1−(ベンジルオキシカルボニル)ピロリジニルメチル、5−メトキシ−3,4−ジヒドロキシ−テトラヒドロフラニルメチル、N−[2−(4−オキソモルホリン−4−イル)エチル]アミノカルボニルメチル、N−[2−(1−ピロリジニル)エチル]アミノカルボニルメチル、N−[2−(1−ピロリジニル)エチル]アミノカルボニルエチルまたはN−[2−(1−オキソピロリジン−1−イル)エチル]アミノカルボニルメチル基を表わす。
上記化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩。
【請求項6】
請求項5記載の化合物において、
R1はメチル基を表わし;
R2はベンジルを表わし;
R3はイソブチルまたはシクロペンチルメチル基を表わし;
R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾチアゾール−5−イル、ベンゾチアゾール−6−イル、ベンゾオキサゾール−5−イル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル、ベンゾフラン−5−イル、1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2−メチル−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2,2−ジメチル−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2,2−ジジューテロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、1,4−ベンゾジオキサン−6−イル、2−(メトキシカルボニルアミノ)ベンゾチアゾール−5−イル、2−(メトキシカルボニルアミノ)ベンゾチアゾール−6−イルまたは2−(メトキシカルボニルアミノ)ベンゾイミダゾール−5−イル基を表わし;
R5はベンゾイルメチル、4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジニルカルボニルメチル、4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジニルカルボニルエチル、ピペラジニルカルボニルエチル、イミダゾリルエチル、ピラゾリルエチル、チアゾリルエチル、イミダゾリルメチル、ピラゾリルメチル、チアゾリルメチル、ピリジルエチル、ピリジルカルボニルメチル、ピロリジニルメチルまたは1−(ベンジルオキシカルボニル)ピロリジニルメチル基を表わす、
上記化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩。
【請求項7】
製薬上容認しうる塩は、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、シュウ酸塩、マレイン酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩またはメタンスルホン酸塩である、請求項1記載の化合物。
【請求項8】
製薬上容認しうる塩は、塩酸塩、シュウ酸塩、クエン酸塩またはメタンスルホン酸塩である、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
化合物は、
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
である、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
請求項1記載の化合物および製薬上容認しうる担体を含有してなるレトロウイルスプロテアーゼを阻害するための組成物。
【請求項11】
請求項2記載の化合物において、R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールあるいはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロを表わし;あるいはR4は式:
【化16】
式中、AおよびBはそれぞれ独立してO、S、SOまたはSO2を表わし;
R6は重水素、1−5炭素原子のアルキル、フルオロまたはクロロを表わし;
R7は水素、重水素、メチル、フルオロまたはクロロを表わす;
を有する基を表わし;あるいは
R4は式:
【化17】
式中、ZはO、SまたはNHを表わし;R9は式:
【化18】
(式中、YはO、SまたはNHを表わし;Xは結合、OまたはNR21を表わし;
R20は水素、1から5炭素原子のアルキル、2から5炭素原子のアルケニル、2から5炭素原子のアルキニル、1から5アルキル炭素原子のアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロシクロアルキル、2から5炭素原子のアミノアルキル、N−モノ置換またはN,N−二置換2から5アルキル炭素原子のアミノアルキルを表わし、前記置換基は1から3炭素原子のアルキル、1から3アルキル炭素原子のアルアルキル、1から5炭素原子のカルボキシアルキル、1から5アルキル炭素原子のアルコキシカルボニルアルキル、1から5炭素原子のシアノアルキルおよび2から5炭素原子のヒドロキシアルキルの基から選ばれ;
R21は水素または1から3炭素原子のアルキルを表わし;
あるいは式−NR20R21の基は5から6環員ヘテロシクロ基を表わし;
R22は1から3炭素原子のアルキルまたは1から3アルキル炭素原子のR20R21N−アルキルを表わす)を有する基を表わす、
を有する基を表わす、化合物。
【請求項12】
請求項3記載の化合物において、R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリール、またはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロを表わし;あるいはR4は式:
【化19】
式中、AおよびBはそれぞれ独立してO、S、SOまたはSO2を表わし;
R6は重水素、1−5炭素原子のアルキル、フルオロまたはクロロを表わし;
R7は水素、重水素、メチル、フルオロまたはクロロを表わす;
を有する基を表わし;あるいは
R4は式:
【化20】
式中、ZはO、SまたはNHを表わし;R9は式:
【化21】
(式中、YはO、SまたはNHを表わし;Xは結合、OまたはNR21を表わし;
R20は水素、1から5炭素原子のアルキル、2から5炭素原子のアルケニル、2から5炭素原子のアルキニル、1から5アルキル炭素原子のアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロシクロアルキル、2から5炭素原子のアミノアルキル、N−モノ置換またはN,N−二置換2から5アルキル炭素原子のアミノアルキルを表わし、前記置換基は1から3炭素原子のアルキル、1から3アルキル炭素原子のアルアルキル、1から5炭素原子のカルボキシアルキル、1から5アルキル炭素原子のアルコキシカルボニルアルキル、1から5炭素原子のシアノアルキルおよび2から5炭素原子のヒドロキシアルキルの基から選ばれ;
R21は水素、1から3炭素原子のアルキルを表わし;あるいは式−NR20R21の基は5から6環員ヘテロシクロ基を表わし;
R22は1から3炭素原子のアルキルまたは1から3アルキル炭素原子のR20R21N−アルキルを表わす)を有する基を表わす、
を有する基を表わす、化合物。
【請求項13】
請求項4記載の化合物において、R4は環炭素原子を経て結合されている、ベンゾ縮合5から6環員ヘテロアリールまたはベンゾ縮合5から6環員ヘテロシクロを表わし;あるいはR4は式:
【化22】
式中、AおよびBはそれぞれ独立してO、S、SOまたはSO2を表わし;
R6は重水素、1−5炭素原子のアルキル、フルオロまたはクロロを表わし;
R7は水素、重水素、メチル、フルオロまたはクロロを表わす;
を有する基を表わし;あるいは
R4は式:
【化23】
式中、ZはO、SまたはNHを表わし;R9は式:
【化24】
(式中、YはO、SまたはNHを表わし;Xは結合、OまたはNR21を表わし;
R20は水素、1から5炭素原子のアルキル、2から5炭素原子のアルケニル、2から5炭素原子のアルキニル、1から5アルキル炭素原子のアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロアルアルキル、5から6環員および1から5アルキル炭素原子のヘテロシクロアルキル、2から5炭素原子のアミノアルキル、N−モノ置換またはN,N−二置換2から5アルキル炭素原子のアミノアルキルを表わし、前記置換基は1から3炭素原子のアルキル、1から3アルキル炭素原子のアルアルキル、1から5炭素原子のカルボキシアルキル、1から5アルキル炭素原子のアルコキシカルボニルアルキル、1から5炭素原子のシアノアルキルおよび2から5炭素原子のヒドロキシアルキルの基から選ばれ;
R21は水素または1から3炭素原子のアルキルを表わし;あるいは式
−NR20R21の基は5から6環員ヘテロシクロ基を表わし;
R22は1から3炭素原子のアルキルまたは1から3アルキル炭素原子のR20R21N−アルキルを表わす)を有する基を表わす、
を有する基を表わす、化合物。
【請求項14】
式:
【化25】
(式中、AおよびBはそれぞれ独立してOまたはSを表わし、R6は水素、デューテリウム、アルキルまたはハロゲンを表わし、そしてR7は水素、デューテリウム、アルキルまたはハロゲンを表わす)
を有するベンゾ縮合複素環式化合物を、ジクロロエタン、メチレンクロリド、トリクロロエタン、トルエン、テトラクロロエタン及びそれらの混合物からなる群から選択される水不混和性で非反応性溶媒の存在下に、0℃〜75℃の温度で、SO3、又はDMF(SO3)、ピリジン(SO3)及びN,N−ジメチルアセトアミド(SO3)からなる群から選択されるSO3複合体と反応させ、−25℃〜65℃の温度に冷却し、次いでオキサリルハライドを添加することを含む、請求項1〜13の何れかに記載の化合物またはその塩の製造方法。
【請求項15】
SO3コンプレックスがSO3DMFである請求項14の方法。
【請求項16】
水不混和性溶媒がジクロロエタンである請求項14の方法。
【請求項17】
オリサリルハライドがオキサリルクロリドである請求項14の方法。
【請求項18】
ベンゾ縮合へテロシクロスルホニルハライドがベンゾ縮合へテロシクロスルホニルクロリドである請求項14の方法。
【請求項19】
前記式中、AおよびBがそれぞれOを表わし、R6が水素、デューテリウム、炭素原子1−5個のアルキル、フルオロまたはクロロを表わし、そしてR7が水素、デューテリウム、炭素原子1−3個のアルキル、フルオロまたはクロロを表わす請求項14の方法。
【請求項20】
R6が水素、デューテリウム、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルまたはフルオロを表わし、そしてR7が水素、デューテリウム、メチルまたはフルオロを表わす請求項19の方法。
【請求項21】
AおよびBがOを表わし、そしてR6およびR7がそれぞれ独立にフルオロまたはクロロを表わす請求項19の方法。
【請求項22】
R6およびR7がそれぞれフルオロを表わす請求項21の方法。
【請求項23】
R6およびR7がそれぞれ水素を表わす請求項19の方法。
【請求項24】
AおよびBがOを表わし、そしてR6およびR7がそれぞれ水素を表わす請求項19の方法。
【請求項25】
ベンゾ縮合複素環式化合物がベンゾジオキサン、ベンゾピラン、またはベンゾジヒドロフランである請求項14の方法。
【請求項26】
ベンゾ縮合複素環式化合物が1,4−ベンゾジオキサン、2,3−ベンゾジヒドロピラン、または2,3−ベンゾジヒドロフランである請求項25の方法。
【請求項27】
シングルポット法からなる請求項14の方法。
【公開番号】特開2007−297400(P2007−297400A)
【公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−170428(P2007−170428)
【出願日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【分割の表示】特願平9−518913の分割
【原出願日】平成8年11月13日(1996.11.13)
【出願人】(599149142)ジー・ディー・サール・アンド・カンパニー (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【分割の表示】特願平9−518913の分割
【原出願日】平成8年11月13日(1996.11.13)
【出願人】(599149142)ジー・ディー・サール・アンド・カンパニー (1)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]