説明

置換ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾセレノフェンおよびインドールおよびそれらのチューブリン重合阻害剤としての使用

本発明は一般に、置換ベンゾフラン、ベンゾチオフェンおよびインドールおよびチューブリン重合阻害剤としてのそれらの使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)で示される化合物またはその塩:
【化1】

[式中、
XはO、S、SO、SO2、Se、SeO、SeO2またはNRであり(ここに、RはH、O、適宜置換されていてもよいアシル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいシクロアルケニル、適宜置換されていてもよいシクロアルキル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリルおよび適宜置換されていてもよいスルホニルから選択される);
R1AおよびR1Bはそれぞれ、独立してH、カルボキシ、シアノ、ジハロメトキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、ペンタハロエチル、ホスホリルアミノ、ホスホノ、ホスフィニル、スルホ、トリハロエテニル、トリハロメタンチオ、トリハロメトキシ、トリハロメチル、適宜置換されていてもよいアシル、適宜置換されていてもよいアシルアミノ、適宜置換されていてもよいアシルイミノ、適宜置換されていてもよいアシルイミノキシ、適宜置換されていてもよいアシルオキシ、適宜置換されていてもよいアリールアルキル、適宜置換されていてもよいアリールアルコキシ、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルケニルオキシ、適宜置換されていてもよいアルコキシ、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアルキニルオキシ、適宜置換されていてもよいアミノ、適宜置換されていてもよいアミノアシル、適宜置換されていてもよいアミノアシルオキシ、適宜置換されていてもよいアミノスルホニル、適宜置換されていてもよいアミノチオアシル、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいアリールオキシ、適宜置換されていてもよいシクロアルケニル、適宜置換されていてもよいシクロアルキル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリル、適宜置換されていてもよいオキシアシル、適宜置換されていてもよいオキシアシルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシアシルオキシ、適宜置換されていてもよいオキシアシルイミノ、適宜置換されていてもよいオキシスルフィニルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシスルホニルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシチオアシル、適宜置換されていてもよいオキシチオアシルオキシ、適宜置換されていてもよいスルフィニル、適宜置換されていてもよいスルフィニルアミノ、適宜置換されていてもよいスルホニル、適宜置換されていてもよいスルホニルアミノ、適宜置換されていてもよいチオ、適宜置換されていてもよいチオアシル、適宜置換されていてもよいチオアシルアミノであるか、またはR1AおよびR1Bは一緒になって、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいシクロアルキルもしくは適宜置換されていてもよいシクロアルケニルを形成し;
R1CはC1-3アルコキシ、C1-3アルキルチオ、C1-3アルキルアミノまたはC1-3ジアルキルアミノであり;
R1Dはヒドロキシまたはアミノであり;
LはC=O、O、S、SO、SO2、Se、SeO、SeO2、C=NZ'またはNR'であり(ここに、Z'はH、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアリールまたは適宜置換されていてもよいアミノであり;R'はH、O、適宜置換されていてもよいアシル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいシクロアルケニル、適宜置換されていてもよいシクロアルキル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリルまたは適宜置換されていてもよいスルホニルから選択される);
R2A〜R2Eはそれぞれ、独立してH、カルボキシ、シアノ、ジハロメトキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、ペンタハロエチル、ホスホリルアミノ、ホスホノ、ホスフィニル、スルホ、トリハロエテニル、トリハロメタンチオ、トリハロメトキシ、トリハロメチル、適宜置換されていてもよいアシル、適宜置換されていてもよいアシルアミノ、適宜置換されていてもよいアシルイミノ、適宜置換されていてもよいアシルイミノキシ、適宜置換されていてもよいアシルオキシ、適宜置換されていてもよいアリールアルキル、適宜置換されていてもよいアリールアルコキシ、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルケニルオキシ、適宜置換されていてもよいアルコキシ、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアルキニルオキシ、適宜置換されていてもよいアミノ、適宜置換されていてもよいアミノアシル、適宜置換されていてもよいアミノアシルオキシ、適宜置換されていてもよいアミノスルホニル、適宜置換されていてもよいアミノチオアシル、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいアリールオキシ、適宜置換されていてもよいシクロアルケニル、適宜置換されていてもよいシクロアルキル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリル、適宜置換されていてもよいオキシアシル、適宜置換されていてもよいオキシアシルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシアシルイミノ、適宜置換されていてもよいオキシアシルオキシ、適宜置換されていてもよいオキシスルフィニルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシスルホニルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシチオアシル、適宜置換されていてもよいオキシチオアシルオキシ、適宜置換されていてもよいスルフィニル、適宜置換されていてもよいスルフィニルアミノ、適宜置換されていてもよいスルホニル、適宜置換されていてもよいスルホニルアミノ、適宜置換されていてもよいチオ、適宜置換されていてもよいチオアシル、適宜置換されていてもよいチオアシルアミノもしくは適宜置換されていてもよいチオアシルオキシであるか、またはR2AとR2B、R2BとR2C、R2CとR2DおよびR2DとR2Eのいずれかは一緒になって、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいシクロアルキルもしくは適宜置換されていてもよいシクロアルケニルを形成し;
QはH、CN、ハロゲン、トリアルキルシリル、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアシル、適宜置換されていてもよいオキシアシル、適宜置換されていてもよいアシルアミノ、適宜置換されていてもよいアミノアシルアミノ、OR''、SR''またはNR''R''である(ここに、R''はそれぞれ、独立してH、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリル、適宜置換されていてもよいアシルおよび適宜置換されていてもよいオキシアシルまたはNR'''NR'''である(ここに、R'''はそれぞれ、独立してH、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアリールおよび適宜置換されていてもよいヘテロアリールである))]。
【請求項2】
式(Ia)で示される化合物またはその塩:
【化2】

[式中、
XはO、S、SO、SO2、Se、SeO、SeO2またはNRであり(ここに、RはH、O、適宜置換されていてもよいアシル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいシクロアルケニル、適宜置換されていてもよいシクロアルキル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリルおよび適宜置換されていてもよいスルホニルから選択される);
R1AおよびR1Bはそれぞれ、独立してH、カルボキシ、シアノ、ジハロメトキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、ペンタハロエチル、ホスホリルアミノ、ホスホノ、ホスフィニル、スルホ、トリハロエテニル、トリハロメタンチオ、トリハロメトキシ、トリハロメチル、適宜置換されていてもよいアシル、適宜置換されていてもよいアシルアミノ、適宜置換されていてもよいアシルイミノ、適宜置換されていてもよいアシルイミノキシ、適宜置換されていてもよいアシルオキシ、適宜置換されていてもよいアリールアルキル、適宜置換されていてもよいアリールアルコキシ、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルケニルオキシ、適宜置換されていてもよいアルコキシ、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアルキニルオキシ、適宜置換されていてもよいアミノ、適宜置換されていてもよいアミノアシル、適宜置換されていてもよいアミノアシルオキシ、適宜置換されていてもよいアミノスルホニル、適宜置換されていてもよいアミノチオアシル、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいアリールオキシ、適宜置換されていてもよいシクロアルケニル、適宜置換されていてもよいシクロアルキル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリル、適宜置換されていてもよいオキシアシル、適宜置換されていてもよいオキシアシルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシアシルオキシ、適宜置換されていてもよいオキシアシルイミノ、適宜置換されていてもよいオキシスルフィニルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシスルホニルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシチオアシル、適宜置換されていてもよいオキシチオアシルオキシ、適宜置換されていてもよいスルフィニル、適宜置換されていてもよいスルフィニルアミノ、適宜置換されていてもよいスルホニル、適宜置換されていてもよいスルホニルアミノ、適宜置換されていてもよいチオ、適宜置換されていてもよいチオアシル、適宜置換されていてもよいチオアシルアミノであるか、またはR1AおよびR1Bは一緒になって、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいシクロアルキルもしくは適宜置換されていてもよいシクロアルケニルを形成し;
R1CはC1-3アルコキシ、C1-3アルキルチオ、C1-3アルキルアミノまたはC1-3ジアルキルアミノであり;
R1Dはヒドロキシまたはアミノであり;
R2AおよびR2Eは、独立してH、カルボキシ、シアノ、ジハロメトキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、ペンタハロエチル、ホスホリルアミノ、ホスホノ、ホスフィニル、スルホ、トリハロエテニル、トリハロメタンチオ、トリハロメトキシ、トリハロメチル、適宜置換されていてもよいアシル、適宜置換されていてもよいアシルアミノ、適宜置換されていてもよいアシルイミノ、適宜置換されていてもよいアシルイミノキシ、適宜置換されていてもよいアシルオキシ、適宜置換されていてもよいアリールアルキル、適宜置換されていてもよいアリールアルコキシ、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルケニルオキシ、適宜置換されていてもよいアルコキシ、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアルキニルオキシ、適宜置換されていてもよいアミノ、適宜置換されていてもよいアミノアシル、適宜置換されていてもよいアミノアシルオキシ、適宜置換されていてもよいアミノスルホニル、適宜置換されていてもよいアミノチオアシル、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいアリールオキシ、適宜置換されていてもよいシクロアルケニル、適宜置換されていてもよいシクロアルキル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリル、適宜置換されていてもよいオキシアシル、適宜置換されていてもよいオキシアシルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシアシルオキシ、適宜置換されていてもよいオキシアシルイミノ、適宜置換されていてもよいオキシスルフィニルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシスルホニルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシチオアシル、適宜置換されていてもよいオキシチオアシルオキシ、適宜置換されていてもよいスルフィニル、適宜置換されていてもよいスルフィニルアミノ、適宜置換されていてもよいスルホニル、適宜置換されていてもよいスルホニルアミノ、適宜置換されていてもよいチオ、適宜置換されていてもよいチオアシル、適宜置換されていてもよいチオアシルアミノまたは適宜置換されていてもよいチオアシルオキシであり;
QはH、CN、ハロゲン、トリアルキルシリル、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアシル、適宜置換されていてもよいオキシアシル、適宜置換されていてもよいアシルアミノ、適宜置換されていてもよいアミノアシルアミノ、OR''、SR''またはNR''R''である(ここに、R''はそれぞれ、独立してH、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリル、適宜置換されていてもよいアシルおよび適宜置換されていてもよいオキシアシルまたはNR'''NR'''である(ここに、R'''はそれぞれ、独立してH、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアリールおよび適宜置換されていてもよいヘテロアリールである))]。
【請求項3】
R1A、R1B、R2AおよびR2EがHである、請求項2記載の式(Ia)の化合物。
【請求項4】
式(Ib)で示される化合物またはその塩:
【化3】

[式中、
XはO、S、SO、SO2、Se、SeO、SeO2またはNRであり(ここに、RはH、O、適宜置換されていてもよいアシル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいシクロアルケニル、適宜置換されていてもよいシクロアルキル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリルおよび適宜置換されていてもよいスルホニルから選択される);
R1CはC1-3アルコキシであり;
R1Dはヒドロキシまたはアミノであり;
QはH、CN、ハロゲン、トリアルキルシリル、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアシル、適宜置換されていてもよいオキシアシル、適宜置換されていてもよいアシルアミノ、適宜置換されていてもよいアミノアシルアミノ、OR''、SR''またはNR''R''である(ここに、R''はそれぞれ、独立してH、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいアシルおよび適宜置換されていてもよいオキシアシルまたはNR'''NR'''である(ここに、R'''はそれぞれ、独立してH、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアリールおよび適宜置換されていてもよいヘテロアリールである))]。
【請求項5】
式(II)で示される化合物またはその塩:
【化4】

[式中、
R1AおよびR1Bはそれぞれ、独立してH、カルボキシ、シアノ、ジハロメトキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、ペンタハロエチル、ホスホリルアミノ、ホスホノ、ホスフィニル、スルホ、トリハロエテニル、トリハロメタンチオ、トリハロメトキシ、トリハロメチル、適宜置換されていてもよいアシル、適宜置換されていてもよいアシルアミノ、適宜置換されていてもよいアシルイミノ、適宜置換されていてもよいアシルイミノキシ、適宜置換されていてもよいアシルオキシ、適宜置換されていてもよいアリールアルキル、適宜置換されていてもよいアリールアルコキシ、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルケニルオキシ、適宜置換されていてもよいアルコキシ、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアルキニルオキシ、適宜置換されていてもよいアミノ、適宜置換されていてもよいアミノアシル、適宜置換されていてもよいアミノアシルオキシ、適宜置換されていてもよいアミノスルホニル、適宜置換されていてもよいアミノチオアシル、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいアリールオキシ、適宜置換されていてもよいシクロアルケニル、適宜置換されていてもよいシクロアルキル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリル、適宜置換されていてもよいオキシアシル、適宜置換されていてもよいオキシアシルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシアシルオキシ、適宜置換されていてもよいオキシアシルイミノ、適宜置換されていてもよいオキシスルフィニルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシスルホニルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシチオアシル、適宜置換されていてもよいオキシチオアシルオキシ、適宜置換されていてもよいスルフィニル、適宜置換されていてもよいスルフィニルアミノ、適宜置換されていてもよいスルホニル、適宜置換されていてもよいスルホニルアミノ、適宜置換されていてもよいチオ、適宜置換されていてもよいチオアシル、適宜置換されていてもよいチオアシルアミノであるか、またはR1AおよびR1Bは一緒になって、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいシクロアルキルもしくは適宜置換されていてもよいシクロアルケニルを形成し;
R1CはC1-3アルコキシ、C1-3アルキルチオ、C1-3アルキルアミノまたはC1-3ジアルキルアミノであり;
R1Dはヒドロキシまたはアミノであり;
LはC=O、O、S、SO、SO2、Se、SeO、SeO2、C=NZ'またはNR'であり(ここに、Z'はH、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアリールまたは適宜置換されていてもよいアミノであり;R'はH、O、適宜置換されていてもよいアシル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいシクロアルケニル、適宜置換されていてもよいシクロアルキル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリルまたは適宜置換されていてもよいスルホニルから選択される);
R2A〜R2Eはそれぞれ、独立してH、カルボキシ、シアノ、ジハロメトキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、ペンタハロエチル、ホスホリルアミノ、ホスホノ、ホスフィニル、スルホ、トリハロエテニル、トリハロメタンチオ、トリハロメトキシ、トリハロメチル、適宜置換されていてもよいアシル、適宜置換されていてもよいアシルアミノ、適宜置換されていてもよいアシルイミノ、適宜置換されていてもよいアシルイミノキシ、適宜置換されていてもよいアシルオキシ、適宜置換されていてもよいアリールアルキル、適宜置換されていてもよいアリールアルコキシ、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルケニルオキシ、適宜置換されていてもよいアルコキシ、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアルキニルオキシ、適宜置換されていてもよいアミノ、適宜置換されていてもよいアミノアシル、適宜置換されていてもよいアミノアシルオキシ、適宜置換されていてもよいアミノスルホニル、適宜置換されていてもよいアミノチオアシル、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいアリールオキシ、適宜置換されていてもよいシクロアルケニル、適宜置換されていてもよいシクロアルキル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリル、適宜置換されていてもよいオキシアシル、適宜置換されていてもよいオキシアシルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシアシルイミノ、適宜置換されていてもよいオキシアシルオキシ、適宜置換されていてもよいオキシスルフィニルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシスルホニルアミノ、適宜置換されていてもよいオキシチオアシル、適宜置換されていてもよいオキシチオアシルオキシ、適宜置換されていてもよいスルフィニル、適宜置換されていてもよいスルフィニルアミノ、適宜置換されていてもよいスルホニル、適宜置換されていてもよいスルホニルアミノ、適宜置換されていてもよいチオ、適宜置換されていてもよいチオアシル、適宜置換されていてもよいチオアシルアミノもしくは適宜置換されていてもよいチオアシルオキシであるか、またはR2AとR2B、R2BとR2C、R2CとR2DおよびR2DとR2Eのいずれかは一緒になって、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリル、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいシクロアルキルもしくは適宜置換されていてもよいシクロアルケニルを形成し;
QはH、CN、ハロゲン、トリアルキルシリル、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアシル、適宜置換されていてもよいオキシアシル、適宜置換されていてもよいアシルアミノ、適宜置換されていてもよいアミノアシルアミノ、OR''、SR''またはNR''R''である(ここに、R''はそれぞれ、独立してH、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアリール、適宜置換されていてもよいヘテロアリール、適宜置換されていてもよいヘテロシクリル、適宜置換されていてもよいアシルおよび適宜置換されていてもよいオキシアシルまたはNR'''NR'''である(ここに、R'''はそれぞれ、独立してH、適宜置換されていてもよいアルキル、適宜置換されていてもよいアルケニル、適宜置換されていてもよいアルキニル、適宜置換されていてもよいアリールおよび適宜置換されていてもよいヘテロアリールである))]。
【請求項6】
Lがカルボニル基(C=O)であり、R2D、R2CまたはR2Bのうち少なくとも一つがヒドロキシまたはC1-3アルコキシ基である、請求項5記載の式(II)の化合物。
【請求項7】
Lがカルボキシル基(C=O)であり、R2D、R2CおよびR2Bがメトキシである、請求項5記載の式(II)の化合物。
【請求項8】
Lがカルボニル基(C=O)であり、R2D、R2CおよびR2Bがメトキシであり、R1A、R1B、R2AおよびR2EがHである、請求項5記載の式(II)の化合物。
【請求項9】
Lがカルボニル基(C=O)であり、R2D、R2CおよびR2Bがメトキシであり、R1A、R1B、R2AおよびR2EがHであり、R1Cがヒドロキシである、請求項5記載の式(II)の化合物。
【請求項10】
QがH、CN、適宜置換されていてもよいC2-4アルキニル、適宜置換されていてもよいC2-6アルケニル、適宜置換されていてもよいC1-4アルキル、ヒドロキシ、適宜置換されていてもよいオキシアシル、NR''R''、SR''(ここに、R''はそれぞれ、独立してH、適宜置換されていてもよいC1-4アルキル、適宜置換されていてもよいヘテロシクリル、適宜置換されていてもよいヘテロアリールである)、NR'''NR'''(ここに、R'''はそれぞれ、独立してH、C1-3アルキルである)、適宜置換されていてもよいアシルアミノまたはハロゲンである、請求項5〜9のいずれか記載の式(II)の化合物。
【請求項11】
以下の化合物:
(7-アミノ-6-メトキシベンゾフラン-3-イル)(3,4,5-トリメトキシフェニル)メタノン;
2-ブロモ-7-ヒドロキシ-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-6-メトキシベンゾフラン;
3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-6-メトキシ-7-ヒドロキシベンゾフラン;
2-エチニル-7-ヒドロキシ-6-メトキシ-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)ベンゾフラン;
7-ヒドロキシ-6-メトキシ-2-メチルスルファニル-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)ベンゾフラン;
2-ヒドラジノ-7-ヒドロキシ-6-メトキシ-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)ベンゾフラン;
2-メチル-7-ヒドロキシ-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-6-メトキシベンゾフラン;
[7-ヒドロキシ-6-メトキシ-2-{(E)-ペンタ-1-エニル)ベンゾフラン-3-イル]-3,4,5-トリメトキシ-フェニル)メタノン;
(E)-3-[7-ヒドロキシ-6-メトキシ-3-(3,4,5-トリメトキシ-ベンゾイル)ベンゾフラン-2-イル]アクリル酸メチルエステル;
(E)-3-[7-ヒドロキシ-6-メトキシ-3-(3,4,5-トリメトキシ-ベンゾイル)ベンゾフラン-2-イル]アクリルアミド;
7-ヒドロキシ-6-メトキシ-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)ベンゾフラン-2-メチルカルボキシレート;
2-(N-メチルアミノ)-7-ヒドロキシ-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-6-メトキシ-ベンゾフラン;
(2-アミノ-7-ヒドロキシ-6-メトキシ-ベンゾフラン-3-イル)-(3,4,5-トリメトキシフェニル)メタノン;
[7-ヒドロキシ-2-(2-ヒドロキシ-エチルアミノ)-6-メトキシ-ベンゾフラン-3-イル]-(3,4,5-トリメトキシ-フェニル)メタノン;
[2-(2-ジメチルアミノ-エチルアミノ)-7-ヒドロキシ-6-メトキシ-ベンゾフラン-3-イル-(3,4,5-トリメトキシ-フェニル)メタノン;
(2-N,N'-ジメチルアミノ-7-ヒドロキシ-6-メトキシ-ベンゾフラン-3-イル)-(3,4,5-トリメトキシ-フェニル)メタノン;
[7-ヒドロキシ-6-メトキシ-3(3,4,5-トリメトキシ-ベンゾイル)ベンゾフラン-2-イルアミノ]酢酸;
[7-ヒドロキシ-6-メトキシ-3-(3,4,5-トリメトキシ-ベンゾイル)ベンゾフラン-2-イルアミノ]酢酸メチルエステル;
[7-ヒドロキシ-6-メトキシ-2-(ピリジン-3-イルアミノ)ベンゾフラン-3-イル]-(3,4,5-トリメトキシ-フェニル)メタノン;
tert-ブチル-2-(7-ヒドロキシ-6-メトキシ-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)ベンゾフラン-2-イルアミノ)エチルカーバメート;
[2-(2-アミノエチルアミノ)-7-ヒドロキシ-6-メトキシベンゾフラン-3-イル](3,4,5-トリメトキシフェニル)メタノン;
1-[2-(7-ヒドロキシ-6-メトキシ-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)ベンゾフラン-2-イルアミノ)エチル]グアニジン;
2-ブチル-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-7-ヒドロキシ-6-メトキシ-ベンゾ[b]フラン;
2-エチル-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-7-ヒドロキシ-6-メトキシ-ベンゾ[b]フラン;
2-ジメチルアミノメチレン-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-7-ヒドロキシ-6-メトキシ-ベンゾ[b]フラン;
2-(1H-イミダゾール-1-イル)メチル-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-7-ヒドロキシ-6-メトキシ-ベンゾ[b]フラン;
2-(5-アミノ-2H-テトラゾール-2-イル)メチル-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-7-ヒドロキシ-6-メトキシ-ベンゾ[b]フラン;
2-(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル-3-(3,4,5-トリメトキシ-ベンゾイル)-6-メトキシ-7-ヒドロキシ-ベンゾ[b]フラン;
7-ヒドロキシ-6-メトキシ-2-メチル-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-1H-インドール;
3-(3,5-ジメトキシ-4-ヒドロキシベンゾイル)-7-ヒドロキシ-6-メトキシ-2-メチル-1H-インドール;
7-ヒドロキシ-6-メトキシ-2-メチル-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)ベンゾ[b]チオフェン;
2-[(N-メチル-2-アミノ-酢酸メチルエステル)メテニル)-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル-6-メトキシ-7-ヒドロキシ-ベンゾ[b]フラン;
2-[(N-メチル-2-アミノ-酢酸)メテニル)-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル-6-メトキシ-7-ヒドロキシ-ベンゾ[b]フラン;
2-N-(アミノエタンスルホンアミド)-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-6-メトキシ-7-ヒドロキシ-ベンゾ[b]フラン;
3-(4-ヒドロキシ-3,5-ジ-メトキシ-ベンゾイル)-7-ヒドロキシ-6-メトキシ-2-メチル-ベンゾ[b]フラン;
およびその塩から選択される、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項12】
以下の化合物:
2-ジメチルアミノメチレン-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-7-ヒドロキシ-6-メトキシ-ベンゾ[b]フラン;
2-(1H-イミダゾール-1-イル)メチル-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-7-ヒドロキシ-6-メトキシ-ベンゾ[b]フラン;
tert-ブチル-2-(7-ヒドロキシ-6-メトキシ-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)ベンゾフラン-2-イルアミノ)エチルカーバメート;
2-(5-アミノ-2H-テトラゾール-2-イル)メチル-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-7-ヒドロキシ-6-メトキシ-ベンゾ[b]フラン;
2-(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル-3-(3,4,5-トリメトキシ-ベンゾイル)-6-メトキシ-7-ヒドロキシ-ベンゾ[b]フラン;
2-[(N-メチル-2-アミノ-酢酸)メテニル)-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル-6-メトキシ-7-ヒドロキシ-ベンゾ[b]フラン;
2-N-(アミノエタンスルホンアミド)-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-6-メトキシ-7-ヒドロキシ-ベンゾ[b]フラン;
およびその塩から選択される、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項13】
2-メチル-7-ヒドロキシ-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)-6-メトキシベンゾフランまたはその塩である、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項14】
6-メトキシ-2-メチル-3-(3,4,5-トリメトキシベンゾイル)ベンゾフラン-7-イルリン酸二ナトリウムである、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項15】
請求項1記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容される塩を治療を必要とする患者に投与する工程を含む、チューブリン重合を阻害することにより病態を治療する方法。
【請求項16】
請求項2記載の式(Ia)の化合物またはその医薬的に許容される塩を治療を必要とする患者に投与する工程を含む、チューブリン重合を阻害することにより病態を治療する方法。
【請求項17】
請求項4記載の式(Ib)の化合物またはその医薬的に許容される塩を治療を必要とする患者に投与する工程を含む、チューブリン重合を阻害することにより病態を治療する方法。
【請求項18】
請求項5記載の式(II)の化合物またはその医薬的に許容される塩を治療を必要とする患者に投与する工程を含む、チューブリン重合を阻害することにより病態を治療する方法。
【請求項19】
病態が固形腫瘍である、請求項15〜18のいずれか記載の方法。
【請求項20】
チューブリン重合を阻害することにより病態を治療するための医薬の製造における請求項1〜9のいずれか記載の化合物の使用。
【請求項21】
病態が固形腫瘍である、請求項20記載の使用。
【請求項22】
式(I)の化合物と組み合わせて少なくとも一つの他の細胞毒性化合物を投与する工程をさらに含む、請求項15記載の方法。
【請求項23】
式(Ia)の化合物と組み合わせて少なくとも一つの他の細胞毒性化合物を投与する工程をさらに含む、請求項16記載の方法。
【請求項24】
式(Ib)の化合物と組み合わせて少なくとも一つの他の細胞毒性化合物を投与する工程をさらに含む、請求項17記載の方法。
【請求項25】
式(II)の化合物と組み合わせて少なくとも一つの他の細胞毒性化合物を投与する工程をさらに含む、請求項18記載の方法。
【請求項26】
式(I)の化合物と組み合わせて降圧剤または抗低血圧剤を投与する工程をさらに含む、請求項15記載の方法。
【請求項27】
式(Ia)の化合物と組み合わせて降圧剤または抗低血圧剤を投与する工程をさらに含む、請求項16記載の方法。
【請求項28】
式(Ib)の化合物と組み合わせて降圧剤または抗低血圧剤を投与する工程をさらに含む、請求項17記載の方法。
【請求項29】
式(II)の化合物と組み合わせて降圧剤または抗低血圧剤を投与する工程をさらに含む、請求項18記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2009−531281(P2009−531281A)
【公表日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−552645(P2008−552645)
【出願日】平成19年2月2日(2007.2.2)
【国際出願番号】PCT/AU2007/000101
【国際公開番号】WO2007/087684
【国際公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【出願人】(502386053)バイオノミックス リミテッド (13)
【Fターム(参考)】