置換体活性化配列を有する修飾されたヘプシン分子及びその使用
本発明は、修飾されたヘプシン分子、又はそのフラグメント又は誘導体、例えば置換体活性化配列を有するそれらを提供する。修飾されたヘプシン分子は、置換体活性化配列で切断され、それにより、天然に存在する野生型ヘプシン分子の機能的活性を示す、修飾されたヘプシン分子、又はそのフラグメント又は誘導体を生成する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
置換体活性化配列を含んで成る、単離され、修飾されたヘプシン分子、又はそのフラグメント又は誘導体。
【請求項2】
前記置換体活性化配列が、図17の野生型活性化配列RIVGGを置換する請求項1記載の単離された分子。
【請求項3】
前記置換体活性化配列が、図18に示されるようなDDDDKIVGGである請求項1記載の単離された分子。
【請求項4】
図18に示されるようなアミノ酸配列を有する請求項1記載の単離された分子。
【請求項5】
前記置換体活性化配列が、配列番号1〜4のいずれか1つである請求項1記載の単離された分子。
【請求項6】
前記置換体活性化配列が、プロテアーゼにより認識され、そして切断される請求項1記載の単離された分子。
【請求項7】
前記置換体活性化配列が、セリンプロテアーゼにより認識され、そして切断される請求項1記載の単離された分子。
【請求項8】
前記置換体活性化配列が、タイプIIトランスメンブランプロテアーゼにより認識され、そして切断される請求項1記載の単離された分子。
【請求項9】
前記置換体活性化配列が、エンテロキナーゼにより認識され、そして切断されるDDDDK-IVGG(配列番号3)である請求項1記載の単離された分子。
【請求項10】
前記置換体活性化配列が、トロンビン、第Xa凝固因子、フリン、トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、トロンビン、プラスミン、カリクレイン、アエロシン、ヒト気道トリプシン様プロテアーゼ(HAT)、肥満細胞トリプターゼ、MBL−結合セリンプロテアーゼ(MASP-1及びMASP-2)、コリン、MT-SP1/マトリプターゼ、TMPRSS2又はスタブル−スタブロイド(Stubble-stubboid)により認識され、そして切断される請求項1記載の単離された分子。
【請求項11】
シグナルペプチド配列をさらに含んで成る請求項1記載の単離された分子。
【請求項12】
前記シグナルペプチド配列が、細菌、菌類、昆虫、植物又は動物である請求項11記載の単離された分子。
【請求項13】
前記シグナルペプチドが、IgKシグナル配列である請求項11記載の単離された分子。
【請求項14】
エピトープ標識をさらに含んで成る請求項1記載の単離された分子。
【請求項15】
前記エピトープ標識が、アミノ酸標識である請求項14記載の単離された分子。
【請求項16】
前記エピトープ標識が、ヒスチジン又はシステインである請求項14記載の単離された分子。
【請求項17】
前記エピトープ標識が、V5又はフラッグである請求項14記載の単離された分子。
【請求項18】
原核生物又は真核生成物源からである請求項1記載の単離された分子。
【請求項19】
前記真核生物が哺乳類である請求項18記載の単離された分子。
【請求項20】
前記哺乳類が、ウシ、ブタ、ネズミ、ウマ、イヌ、ネコ、鳥類、魚類、羊、昆虫、サル又はヒト動物である請求項19記載の単離された分子。
【請求項21】
プロテアーゼにより切断された置換体活性化配列を含んで成る、活性化され、修飾されたヘプシン分子。
【請求項22】
サンプルにおけるヘプシン切断活性を検出するための方法であって、請求項21記載の機能的活性ヘプシン分子と基質とを、前記機能的活性ヘプシン分子が前記基質を切断する条件下で接触せしめ、そして前記基質切断生成物を検出し、それにより、ヘプシン切断活性を示すことを含んで成る方法。
【請求項23】
前記基質が、色原性又は蛍光原性基質である請求22記載の方法。
【請求項24】
前記基質が、N-ベンゾイル-Leu-Ser-Arg-pNA. HCl, N-ベンゾイル-Ile-Glu-Phe-Ser-Arg-pNA. HCI, 又は N-ベンゾイル-Phe-Val-Arg-pNA. HCIである請求項22記載の方法。
【請求項25】
前記置換体活性化配列が切断され、それにより、修飾され、活性化されたヘプシン分子を生成する請求項1記載の単離され、修飾されたヘプシン分子。
【請求項26】
請求項1又は25記載の修飾されたヘプシン分子をコードする単離された核酸分子。
【請求項27】
請求項26記載の核酸分子に対して相補的なヌクレオチド配列を含んで成る相補的核酸分子。
【請求項28】
DNA又はRNAである請求項25記載の核酸分子。
【請求項29】
ペプチド核酸分子(PNA)である請求項26記載の核酸分子。
【請求項30】
ホスホロチオエート誘導体分子である請求項26記載の核酸分子。
【請求項31】
放射性ラベル、酵素、発色団及び蛍光体から成る群から選択された化合物により検出できるシグナルを直接的に又は間接的に生成するためにラベルされる請求項26記載の核酸分子。
【請求項32】
請求項26記載の核酸分子を含んで成るベクター。
【請求項33】
前記ベクターが、プラスミド、コスミド、BAC, YAC, PAC又はファゲミドである請求項32記載のベクター。
【請求項34】
適切な宿主細胞に請求項32記載のベクターを含んで成る宿主ベクターシステム。
【請求項35】
前記適切な宿主細胞が、原核又は真核細胞である請求項34記載の宿主ベクターシステム。
【請求項36】
前記原核細胞が、細菌細胞である請求項35記載の宿主ベクターシステム。
【請求項37】
前記真核細胞が、酵母、植物、昆虫又は哺乳類細胞である請求項35記載の宿主ベクターシステム。
【請求項38】
前記昆虫細胞がSf21である請求項37記載の宿主ベクターシステム。
【請求項39】
図9, 10又は11に示されるようなDNA配列。
【請求項40】
修飾されたヘプシン分子をコードする核酸分子のサンプルにおける存在を検出するための方法であって、前記サンプルと、請求項26記載の核酸分子とを接触せしめ、そして前記核酸分子と前記サンプルにおける構成成分との間で、又は前記相補的核酸分子と前記サンプルにおける構成成分との間で形成される複合体を検出することを含んで成り、ここで前記複合体がサンプルにおける修飾されたヘプシン分子をコードする核酸分子の存在を示すことを特徴とする方法。
【請求項41】
前記構成成分が、RNA又はcDNA分子である請求項40記載の方法。
【請求項42】
前記サンプルが、組織、細胞又は生物学的流体である請求項40記載の方法。
【請求項43】
前記生物学的流体が、尿、血清又は粘液質である請求項42記載の方法。
【請求項44】
前記サンプルが、前立腺、肝臓、腎臓、膵臓、胃、甲状腺、精巣又は卵巣である請求項42記載の方法。
【請求項45】
対象において免疫応答を誘発するための方法であって、請求項1記載の修飾されたヘプシン分子を前記対象に投与することを含んで成る方法。
【請求項46】
請求項1記載の修飾されたヘプシン分子を対象に投与することを含んで成る、抗体の生成方法。
【請求項47】
前記対象が、ヘプシンノックアウトマウスである請求項46記載の方法。
【請求項48】
修飾されたヘプシン分子を結合する、抗体、又はそのフラグメント又は誘導体。
【請求項49】
請求項48記載の抗体のFab, F(ab’)2又はFvフラグメント。
【請求項50】
ポリクローナル抗体又はモノクローナル抗体である請求項48記載の抗体。
【請求項51】
請求項48記載の抗体の抗原−結合領域を含んで成る組み換えタンパク質。
【請求項52】
請求項48記載の抗体により結合されるエピトープと同じエピトープへの結合のために競争する抗体。
【請求項53】
キメラ抗体である請求項48記載の抗体。
【請求項54】
前記キメラ抗体が、ヒト領域及びネズミ領域を含んで成る請求項53記載の抗体。
【請求項55】
ヒト型化抗体である請求項48記載の抗体。
【請求項56】
中和抗体である請求項48記載の抗体。
【請求項57】
請求項1記載の修飾されたヘプシン分子のイディオタイプ抗体。
【請求項58】
治療剤に連結される請求項48記載の抗体を含んで成る免疫接合体。
【請求項59】
前記治療剤が細胞毒性である請求項58記載の免疫接合体。
【請求項60】
前記細胞毒性剤が、リシン、ドキソルビシン、ダウノルビシン、タキソール、臭化エチジウム、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、ジヒドロキシアントラシン、アクチノマイシンD、ジフテリア毒素、シュードモナス内毒素(PE)A、PE40、アブリン、グルココルチコイド及び放射性同位体から成る群から選択される請求項59記載の免疫接合体。
【請求項61】
請求項48記載の抗体を生成するハイブリドーマ。
【請求項62】
アメリカン・タイプ・カルチュア・コレクション(American Type Culture Collection)に寄託され、そしてATCC PTA-4561と命名されたハイブリドーマ。
【請求項63】
アメリカン・タイプ・カルチュア・コレクション(American Type Culture Collection)に寄託され、そしてATCCと命名されたハイブリドーマ。
【請求項64】
請求項61記載のハイブリドーマにより生成されるモノクローナル抗体。
【請求項65】
請求項48記載の抗体及び適切なキャリヤーを含んで成る医薬組成物。
【請求項66】
請求項1記載の分子及び適切なキャリヤーを含んで成る医薬組成物。
【請求項67】
前記適切なキャリヤーが、リン酸緩衝溶液、水、エマルジョン、油/水エマルジョン、湿潤剤、無菌溶液、賦形剤、澱粉、ミルク、糖、クレー、ゼラチン、ステアリン酸、ステアリン酸の塩、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、植物脂肪又は油、ガム及びグリコールから成る群から選択される請求項65又は66記載の医薬組成物。
【請求項68】
リポソーム、ポリマー組成物、又はポリマー微小球として配合される請求項65又は66記載の医薬組成物。
【請求項69】
錠剤、被覆された錠剤又はカプセルとして配合される請求項65又は66記載の医薬組成物。
【請求項70】
ヘプシン分子を結合するために請求項48記載の抗体とサンプルとを接触せしめることを含んで成る、ヘプシン分子を結合するための方法。
【請求項71】
サンプルと請求項48記載の抗体とを接触せしめ、そしてサンプルにおけるヘプシン分子と前記抗体との結合を検出することを含んで成る、ヘプシン分子の検出方法。
【請求項72】
前記検出が、複合体が前記ヘプシン分子と前記抗体との間で形成されるかどうかを決定することを含んで成り、ここで前記複合体がサンプルにおけるヘプシン分子の存在を示す請求項71記載の方法。
【請求項73】
対象におけるヘプシン分子の存在を検出するための方法であって、請求項48記載の抗体を前記対象に投与し、そして前記対象におけるヘプシン分子と前記抗体との結合を検出することを含んで成る方法。
【請求項74】
前記検出が、複合体が前記ヘプシン分子と前記抗体との間で形成されるかどうかを決定することを含んで成り、ここで前記複合体が対象におけるヘプシン分子の存在を示す請求項73記載の方法。
【請求項75】
対象においてヘプシンを発現する癌の診断方法であって、前記対象からのサンプルにおけるヘプシン分子の量を、請求項48記載の抗体を用いて定量的に決定し、そして正常対象からのサンプルにおけるヘプシン分子の量を比較することを含んで成り、前記対象からのサンプルと前記正常対象からのサンプルとの間のヘプシン分子の計量できるほどの異なった量が前記対象においてヘプシンを発現する癌の存在を示唆することを特徴とする方法。
【請求項76】
対象においてヘプシン分子を発現する癌の予後の測定方法であって、前記対象からのサンプルにおけるヘプシン分子の量を、請求項48記載の抗体を用いて定量的に決定し、そして正常対象からのサンプルにおけるヘプシン分子の量を比較することを含んで成り、前記対象からのサンプルと前記正常対象からのサンプルとの間のヘプシン分子の計量できるほどの異なった量が前記対象においてヘプシンを発現する癌の予後を示唆することを特徴とする方法。
【請求項77】
対象においてヘプシン分子を発現する癌の経路をモニターするための方法であって、請求項48記載の抗体を用いて、前記対象からの第1サンプルにおけるヘプシン分子の量を定量的に決定し、そしてそのようにして、決定された量と、前記対象からの第2サンプルに存在するヘプシン分子の量とを比較することを含んで成り、ここで前記第1及び第2サンプルが異なった時点で対象から得られ、第1及び第2サンプルにおけるヘプシン分子の量の差異が、前記対象においてヘプシン分子を発現する癌の経路の表示であることを特徴とする方法。
【請求項78】
ヘプシン分子を発現する細胞の増殖を阻害するための方法であって、前記細胞の増殖を阻害するために、請求項48記載の抗体と前記細胞とを接触せしめることを含んで成る方法。
【請求項79】
ヘプシンを発現する細胞の殺害方法であって、前記細胞を殺害するために、請求項48記載の抗体と前記細胞とを接触せしめることを含んで成る方法。
【請求項80】
ヘプシンを発現する癌細胞の転移を阻害するための方法であって、前記癌細胞と、請求項48記載の抗体とを接触せしめることを含んで成る方法。
【請求項81】
ヘプシンを発現する癌細胞の脈管形成を阻害するための方法であって、前記癌細胞と、請求項48記載の抗体とを接触せしめることを含んで成る方法。
【請求項82】
前記細胞が、前立腺、前立腺癌、前立腺癌の転移、肝臓、肝臓癌、肝臓癌の転移、腎臓、腎臓癌、腎臓癌の転移、膵臓、膵臓癌、膵臓癌の転移、胃、胃癌、胃癌の転移、甲状腺、甲状腺癌、甲状腺癌の転移、精巣、精巣癌、精巣癌の転移、卵巣、卵巣癌、又は卵巣癌の転移からである請求項78又は79記載の方法。
【請求項83】
内因性ヘプシンを認識する抗体の生成方法であって、対象に修飾されたヘプシン分子を投与し、そして抗体を生成することを含んで成る方法。
【請求項84】
請求項1記載の分子を含んで成るワクチン。
【請求項85】
請求項26記載の核酸分子を含んで成るキット。
【請求項1】
置換体活性化配列を含んで成る、単離され、修飾されたヘプシン分子、又はそのフラグメント又は誘導体。
【請求項2】
前記置換体活性化配列が、図17の野生型活性化配列RIVGGを置換する請求項1記載の単離された分子。
【請求項3】
前記置換体活性化配列が、図18に示されるようなDDDDKIVGGである請求項1記載の単離された分子。
【請求項4】
図18に示されるようなアミノ酸配列を有する請求項1記載の単離された分子。
【請求項5】
前記置換体活性化配列が、配列番号1〜4のいずれか1つである請求項1記載の単離された分子。
【請求項6】
前記置換体活性化配列が、プロテアーゼにより認識され、そして切断される請求項1記載の単離された分子。
【請求項7】
前記置換体活性化配列が、セリンプロテアーゼにより認識され、そして切断される請求項1記載の単離された分子。
【請求項8】
前記置換体活性化配列が、タイプIIトランスメンブランプロテアーゼにより認識され、そして切断される請求項1記載の単離された分子。
【請求項9】
前記置換体活性化配列が、エンテロキナーゼにより認識され、そして切断されるDDDDK-IVGG(配列番号3)である請求項1記載の単離された分子。
【請求項10】
前記置換体活性化配列が、トロンビン、第Xa凝固因子、フリン、トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、トロンビン、プラスミン、カリクレイン、アエロシン、ヒト気道トリプシン様プロテアーゼ(HAT)、肥満細胞トリプターゼ、MBL−結合セリンプロテアーゼ(MASP-1及びMASP-2)、コリン、MT-SP1/マトリプターゼ、TMPRSS2又はスタブル−スタブロイド(Stubble-stubboid)により認識され、そして切断される請求項1記載の単離された分子。
【請求項11】
シグナルペプチド配列をさらに含んで成る請求項1記載の単離された分子。
【請求項12】
前記シグナルペプチド配列が、細菌、菌類、昆虫、植物又は動物である請求項11記載の単離された分子。
【請求項13】
前記シグナルペプチドが、IgKシグナル配列である請求項11記載の単離された分子。
【請求項14】
エピトープ標識をさらに含んで成る請求項1記載の単離された分子。
【請求項15】
前記エピトープ標識が、アミノ酸標識である請求項14記載の単離された分子。
【請求項16】
前記エピトープ標識が、ヒスチジン又はシステインである請求項14記載の単離された分子。
【請求項17】
前記エピトープ標識が、V5又はフラッグである請求項14記載の単離された分子。
【請求項18】
原核生物又は真核生成物源からである請求項1記載の単離された分子。
【請求項19】
前記真核生物が哺乳類である請求項18記載の単離された分子。
【請求項20】
前記哺乳類が、ウシ、ブタ、ネズミ、ウマ、イヌ、ネコ、鳥類、魚類、羊、昆虫、サル又はヒト動物である請求項19記載の単離された分子。
【請求項21】
プロテアーゼにより切断された置換体活性化配列を含んで成る、活性化され、修飾されたヘプシン分子。
【請求項22】
サンプルにおけるヘプシン切断活性を検出するための方法であって、請求項21記載の機能的活性ヘプシン分子と基質とを、前記機能的活性ヘプシン分子が前記基質を切断する条件下で接触せしめ、そして前記基質切断生成物を検出し、それにより、ヘプシン切断活性を示すことを含んで成る方法。
【請求項23】
前記基質が、色原性又は蛍光原性基質である請求22記載の方法。
【請求項24】
前記基質が、N-ベンゾイル-Leu-Ser-Arg-pNA. HCl, N-ベンゾイル-Ile-Glu-Phe-Ser-Arg-pNA. HCI, 又は N-ベンゾイル-Phe-Val-Arg-pNA. HCIである請求項22記載の方法。
【請求項25】
前記置換体活性化配列が切断され、それにより、修飾され、活性化されたヘプシン分子を生成する請求項1記載の単離され、修飾されたヘプシン分子。
【請求項26】
請求項1又は25記載の修飾されたヘプシン分子をコードする単離された核酸分子。
【請求項27】
請求項26記載の核酸分子に対して相補的なヌクレオチド配列を含んで成る相補的核酸分子。
【請求項28】
DNA又はRNAである請求項25記載の核酸分子。
【請求項29】
ペプチド核酸分子(PNA)である請求項26記載の核酸分子。
【請求項30】
ホスホロチオエート誘導体分子である請求項26記載の核酸分子。
【請求項31】
放射性ラベル、酵素、発色団及び蛍光体から成る群から選択された化合物により検出できるシグナルを直接的に又は間接的に生成するためにラベルされる請求項26記載の核酸分子。
【請求項32】
請求項26記載の核酸分子を含んで成るベクター。
【請求項33】
前記ベクターが、プラスミド、コスミド、BAC, YAC, PAC又はファゲミドである請求項32記載のベクター。
【請求項34】
適切な宿主細胞に請求項32記載のベクターを含んで成る宿主ベクターシステム。
【請求項35】
前記適切な宿主細胞が、原核又は真核細胞である請求項34記載の宿主ベクターシステム。
【請求項36】
前記原核細胞が、細菌細胞である請求項35記載の宿主ベクターシステム。
【請求項37】
前記真核細胞が、酵母、植物、昆虫又は哺乳類細胞である請求項35記載の宿主ベクターシステム。
【請求項38】
前記昆虫細胞がSf21である請求項37記載の宿主ベクターシステム。
【請求項39】
図9, 10又は11に示されるようなDNA配列。
【請求項40】
修飾されたヘプシン分子をコードする核酸分子のサンプルにおける存在を検出するための方法であって、前記サンプルと、請求項26記載の核酸分子とを接触せしめ、そして前記核酸分子と前記サンプルにおける構成成分との間で、又は前記相補的核酸分子と前記サンプルにおける構成成分との間で形成される複合体を検出することを含んで成り、ここで前記複合体がサンプルにおける修飾されたヘプシン分子をコードする核酸分子の存在を示すことを特徴とする方法。
【請求項41】
前記構成成分が、RNA又はcDNA分子である請求項40記載の方法。
【請求項42】
前記サンプルが、組織、細胞又は生物学的流体である請求項40記載の方法。
【請求項43】
前記生物学的流体が、尿、血清又は粘液質である請求項42記載の方法。
【請求項44】
前記サンプルが、前立腺、肝臓、腎臓、膵臓、胃、甲状腺、精巣又は卵巣である請求項42記載の方法。
【請求項45】
対象において免疫応答を誘発するための方法であって、請求項1記載の修飾されたヘプシン分子を前記対象に投与することを含んで成る方法。
【請求項46】
請求項1記載の修飾されたヘプシン分子を対象に投与することを含んで成る、抗体の生成方法。
【請求項47】
前記対象が、ヘプシンノックアウトマウスである請求項46記載の方法。
【請求項48】
修飾されたヘプシン分子を結合する、抗体、又はそのフラグメント又は誘導体。
【請求項49】
請求項48記載の抗体のFab, F(ab’)2又はFvフラグメント。
【請求項50】
ポリクローナル抗体又はモノクローナル抗体である請求項48記載の抗体。
【請求項51】
請求項48記載の抗体の抗原−結合領域を含んで成る組み換えタンパク質。
【請求項52】
請求項48記載の抗体により結合されるエピトープと同じエピトープへの結合のために競争する抗体。
【請求項53】
キメラ抗体である請求項48記載の抗体。
【請求項54】
前記キメラ抗体が、ヒト領域及びネズミ領域を含んで成る請求項53記載の抗体。
【請求項55】
ヒト型化抗体である請求項48記載の抗体。
【請求項56】
中和抗体である請求項48記載の抗体。
【請求項57】
請求項1記載の修飾されたヘプシン分子のイディオタイプ抗体。
【請求項58】
治療剤に連結される請求項48記載の抗体を含んで成る免疫接合体。
【請求項59】
前記治療剤が細胞毒性である請求項58記載の免疫接合体。
【請求項60】
前記細胞毒性剤が、リシン、ドキソルビシン、ダウノルビシン、タキソール、臭化エチジウム、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、ジヒドロキシアントラシン、アクチノマイシンD、ジフテリア毒素、シュードモナス内毒素(PE)A、PE40、アブリン、グルココルチコイド及び放射性同位体から成る群から選択される請求項59記載の免疫接合体。
【請求項61】
請求項48記載の抗体を生成するハイブリドーマ。
【請求項62】
アメリカン・タイプ・カルチュア・コレクション(American Type Culture Collection)に寄託され、そしてATCC PTA-4561と命名されたハイブリドーマ。
【請求項63】
アメリカン・タイプ・カルチュア・コレクション(American Type Culture Collection)に寄託され、そしてATCCと命名されたハイブリドーマ。
【請求項64】
請求項61記載のハイブリドーマにより生成されるモノクローナル抗体。
【請求項65】
請求項48記載の抗体及び適切なキャリヤーを含んで成る医薬組成物。
【請求項66】
請求項1記載の分子及び適切なキャリヤーを含んで成る医薬組成物。
【請求項67】
前記適切なキャリヤーが、リン酸緩衝溶液、水、エマルジョン、油/水エマルジョン、湿潤剤、無菌溶液、賦形剤、澱粉、ミルク、糖、クレー、ゼラチン、ステアリン酸、ステアリン酸の塩、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、植物脂肪又は油、ガム及びグリコールから成る群から選択される請求項65又は66記載の医薬組成物。
【請求項68】
リポソーム、ポリマー組成物、又はポリマー微小球として配合される請求項65又は66記載の医薬組成物。
【請求項69】
錠剤、被覆された錠剤又はカプセルとして配合される請求項65又は66記載の医薬組成物。
【請求項70】
ヘプシン分子を結合するために請求項48記載の抗体とサンプルとを接触せしめることを含んで成る、ヘプシン分子を結合するための方法。
【請求項71】
サンプルと請求項48記載の抗体とを接触せしめ、そしてサンプルにおけるヘプシン分子と前記抗体との結合を検出することを含んで成る、ヘプシン分子の検出方法。
【請求項72】
前記検出が、複合体が前記ヘプシン分子と前記抗体との間で形成されるかどうかを決定することを含んで成り、ここで前記複合体がサンプルにおけるヘプシン分子の存在を示す請求項71記載の方法。
【請求項73】
対象におけるヘプシン分子の存在を検出するための方法であって、請求項48記載の抗体を前記対象に投与し、そして前記対象におけるヘプシン分子と前記抗体との結合を検出することを含んで成る方法。
【請求項74】
前記検出が、複合体が前記ヘプシン分子と前記抗体との間で形成されるかどうかを決定することを含んで成り、ここで前記複合体が対象におけるヘプシン分子の存在を示す請求項73記載の方法。
【請求項75】
対象においてヘプシンを発現する癌の診断方法であって、前記対象からのサンプルにおけるヘプシン分子の量を、請求項48記載の抗体を用いて定量的に決定し、そして正常対象からのサンプルにおけるヘプシン分子の量を比較することを含んで成り、前記対象からのサンプルと前記正常対象からのサンプルとの間のヘプシン分子の計量できるほどの異なった量が前記対象においてヘプシンを発現する癌の存在を示唆することを特徴とする方法。
【請求項76】
対象においてヘプシン分子を発現する癌の予後の測定方法であって、前記対象からのサンプルにおけるヘプシン分子の量を、請求項48記載の抗体を用いて定量的に決定し、そして正常対象からのサンプルにおけるヘプシン分子の量を比較することを含んで成り、前記対象からのサンプルと前記正常対象からのサンプルとの間のヘプシン分子の計量できるほどの異なった量が前記対象においてヘプシンを発現する癌の予後を示唆することを特徴とする方法。
【請求項77】
対象においてヘプシン分子を発現する癌の経路をモニターするための方法であって、請求項48記載の抗体を用いて、前記対象からの第1サンプルにおけるヘプシン分子の量を定量的に決定し、そしてそのようにして、決定された量と、前記対象からの第2サンプルに存在するヘプシン分子の量とを比較することを含んで成り、ここで前記第1及び第2サンプルが異なった時点で対象から得られ、第1及び第2サンプルにおけるヘプシン分子の量の差異が、前記対象においてヘプシン分子を発現する癌の経路の表示であることを特徴とする方法。
【請求項78】
ヘプシン分子を発現する細胞の増殖を阻害するための方法であって、前記細胞の増殖を阻害するために、請求項48記載の抗体と前記細胞とを接触せしめることを含んで成る方法。
【請求項79】
ヘプシンを発現する細胞の殺害方法であって、前記細胞を殺害するために、請求項48記載の抗体と前記細胞とを接触せしめることを含んで成る方法。
【請求項80】
ヘプシンを発現する癌細胞の転移を阻害するための方法であって、前記癌細胞と、請求項48記載の抗体とを接触せしめることを含んで成る方法。
【請求項81】
ヘプシンを発現する癌細胞の脈管形成を阻害するための方法であって、前記癌細胞と、請求項48記載の抗体とを接触せしめることを含んで成る方法。
【請求項82】
前記細胞が、前立腺、前立腺癌、前立腺癌の転移、肝臓、肝臓癌、肝臓癌の転移、腎臓、腎臓癌、腎臓癌の転移、膵臓、膵臓癌、膵臓癌の転移、胃、胃癌、胃癌の転移、甲状腺、甲状腺癌、甲状腺癌の転移、精巣、精巣癌、精巣癌の転移、卵巣、卵巣癌、又は卵巣癌の転移からである請求項78又は79記載の方法。
【請求項83】
内因性ヘプシンを認識する抗体の生成方法であって、対象に修飾されたヘプシン分子を投与し、そして抗体を生成することを含んで成る方法。
【請求項84】
請求項1記載の分子を含んで成るワクチン。
【請求項85】
請求項26記載の核酸分子を含んで成るキット。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17】
【図18】
【図19】
【公表番号】特表2006−507813(P2006−507813A)
【公表日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−543082(P2004−543082)
【出願日】平成15年10月2日(2003.10.2)
【国際出願番号】PCT/US2003/031219
【国際公開番号】WO2004/033630
【国際公開日】平成16年4月22日(2004.4.22)
【出願人】(300049958)シエーリング アクチエンゲゼルシャフト (357)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年10月2日(2003.10.2)
【国際出願番号】PCT/US2003/031219
【国際公開番号】WO2004/033630
【国際公開日】平成16年4月22日(2004.4.22)
【出願人】(300049958)シエーリング アクチエンゲゼルシャフト (357)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]