説明

車両用ナビゲーション装置

【課題】 タッチパネル機能を有してなる表示パネル部に表示される画像を、必要に応じてより柔軟な方式で拡大表示させる車両用ナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】 ハードスイッチの1つを拡大指示スイッチ11として機能させ、タッチパネル7bを備えた表示部8に表示される特定の画面に表示形態指定領域を設定する。そして、制御回路2は、拡大指示スイッチ11が押圧操作された以降に、表示画面の表示形態指定領域(入力キーパッド)内部にタッチ操作が行なわれると、その領域の画像を特定の形態で拡大表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネル機能を有する表示パネル部を備えた車両用ナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両用ナビゲーション装置には、地図の画像が表示される表示パネル部に各種操作のための操作子の画像を表示させ、画面上でタッチ操作が行なわれた位置に応じて操作信号を発生するタッチパネル機能を備えているものがある。
この場合、ユーザは、表示された各種操作子の画像を指先でタッチ操作することによって各種操作の指示を行ない、また、表示された地図や文字等を認識することで様々な情報を得ることができる。この際、各種操作子の画像は、あらかじめ決められた標準的なサイズで表示されるが、このサイズは、全てのユーザにとって丁度良い大きさになっているとは限らない。したがって、設定されたサイズを小さいと感じるユーザにとっては大変使いづらいものとなり、操作ミスをしてしまうおそれもある。
【0003】
ここで、例えば特許文献1に開示されているように、タッチパネル機能を有する操作表示部を備えた画像形成装置において、操作表示部上の操作ボタン及び操作ボタン内にある文字の画像サイズを、あらかじめ設定された数種類のサイズの中から選択して変更するようにしたものがある。
【特許文献1】特開2004−180275号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されている技術を適用するためには、タッチパネルの表示領域に余裕があることが前提条件となる。例えば、上記したような車両用ナビゲーション装置に使用されている表示パネル部の場合には、表示領域が限られているとともに、地図データと各種スイッチとを同一画面内に表示させたり、住所入力を行なう場合には、ひらがなキーやアルファベットキー、または数字キー等を多数表示させる必要がある。すなわち、車両用ナビゲーション装置の表示パネル部の場合には表示形態に制約が多く、特許文献1に開示されている技術をそのまま適用することは困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、タッチパネル機能を有してなる表示パネル部に表示される画像を、必要に応じてより柔軟な方式で拡大表示させることができる車両用ナビゲーション装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の車両用ナビゲーション装置によれば、拡大指示操作手段が操作された以降に、すなわち、拡大指示操作手段が操作されると同時に、または操作された後に表示パネル部内の任意箇所にタッチ操作が行なわれると、表示制御手段によって、そのタッチ操作箇所を含む所定領域の画像が拡大して表示される。このようにすれば、ユーザは、表示パネル部に表示される画像を、必要に応じて拡大表示させることができる。
【0006】
請求項2記載の車両用ナビゲーション装置によれば、表示パネル部内に表示される特定の画像面に表示形態指定領域を設定する。そして、拡大指示操作手段が操作された以降に前記特定画像面の表示形態指定領域内にタッチ操作が行なわれると、表示制御手段によって、上記領域内の画像が特定の表示形態で拡大して表示される。すなわち、表示形態指定領域内であればどの部位をタッチ操作してもその領域全体が拡大して表示されるので、一つのまとまりがある画像であって同一画面上に全てを表示することが好ましい領域を表示形態指定領域に設定しておけば、ユーザは、この領域を同一画面上に拡大表示させることができる。
【0007】
請求項3記載の車両用ナビゲーション装置によれば、前記表示形態指定領域を、複数の入力操作子の画像が配列表示される領域とする。このようにすれば、入力操作子の画像のうちどれか一つでもタッチ操作されれば、全ての操作子の画像が同一画面上に拡大して表示されるので、ユーザは、これらの入力操作子の画像を拡大表示した場合には、画面を切り替えることなく、全ての入力操作子を操作することができる。
【0008】
請求項4記載の車両用ナビゲーション装置によれば、表示形態指定領域を設定した場合において、拡大指示操作手段が操作された以降に表示パネル部内の表示形態指定領域を除く領域にタッチ操作が行なわれると、表示制御手段によって、そのタッチ操作箇所を含む所定領域の画像が所定の倍率で拡大表示される。このようにすれば、ユーザは、表示形態指定領域を除く領域を、拡大指示操作手段を操作することなく直接タッチ操作した場合に、例えば画面をスクロール表示させるなど他の機能を実現させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は、車両用ナビゲーション装置1の電気的構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、車両用ナビゲーション装置1は、この装置の動作全般を制御する機能を有した制御回路2に対して、位置検出器3,外部メモリ4,キーポジション検出部5,地図データ入力装置6,入力操作部7,表示部8及び音声出力装置9等を接続して構成されている。
制御回路2は、マイクロコンピュータを主体として構成されていて、CPU,ROM,RAM,I/O及びこれらを接続するバス等(いずれも図示せず)を備えている。このうち、ROMにはカーナビゲーション装置を動作させるための制御プログラム等が格納され、RAMにはプログラム実行時の処理データや地図データ入力装置6から取得した地図データ等が一時的に格納される。
【0010】
位置検出器3は、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信して車両の位置を検出するGPS受信機3a,車両の進行方向を検出するジャイロスコープ3b,車両の前後方向への速度を検出する車速センサ3c,車両の進行方位を検出する地磁気センサ3d等を備えて構成されている。これらの各センサは、それぞれが固有の性質に基づく誤差を有しているため、互いの出力結果をそれぞれ補間しながら使用するように構成されている。なお、要求される精度によってはこれらの一部のみで構成しても良いし、さらに、ステアリングの操舵角を検出する回転センサや、各転動輪に配置される車輪センサ等を加えても良い。
【0011】
外部メモリ4は、例えばフラッシュメモリカード等により構成されたもので、例えば、地点登録データ,音楽データ及び映像データ等の特定データの保存や呼出等を行うために設けられている。キーポジション検出部5は、車両用ナビゲーション装置1が搭載されている自動車(車両)のイグニッションスイッチ(図示せず)のキー位置(キーポジション)を検出することによってエンジンのオン,オフ、すなわち、電源のオン,オフを検出する機能を有している。また、地図データは、地図データを含む各種データを入力するための地図データ入力装置6を介して入力される。地図データ入力装置6の記憶媒体としては、そのデータ量からCD−ROM,DVDもしくはハードディスク等を用いるのが一般的であるが、メモリカード等の他の媒体を用いても良い。
【0012】
表示部8は、地図や文字等を表示するための例えばカラー液晶ディスプレイを含んで構成されており、車両の運転席近傍に設置される。この表示部8の画面には、位置検出器3より入力された車両の現在位置を示すマーカと、地図データ入力装置6を介して入力された地図データと、さらに地図上に表示する誘導経路や設定地点の目印等の付加データとが重畳して表示されるようになっている。さらに、ユーザによる目的地等の検索及び入力のための各種入力画面、並びに各種のメッセージやインフォメーション等も表示されるようになっている。さらに、車両用ナビゲーション装置1は、走行案内をドライバに、音声出力装置9を介して音声により報知するように構成されており、表示部8による表示と音声出力装置9による音声出力との双方でドライバに走行案内を行う。
【0013】
図2は、車両用ナビゲーション装置1の外観正面図である。図1及び図2に示すように、入力操作部7は、表示部8と一体的に配置され、例えば抵抗膜方式を用いてなるタッチパネル7b,本体10の前面部であって表示部8の周囲に配置されたメカニカルなプッシュスイッチ7a(ハードスイッチ)等で構成され、各種入力に使用される。また、これら操作子7a,7bと同等の機能を有するリモコン(図示せず)も設けられており、このリモコンからの操作信号は、リモコンセンサ7cを通じて制御回路2に与えられる。なお、本実施例では、表示部8及びタッチパネル7bから表示パネル部が構成される。
【0014】
さらに、ハードスイッチのうち本体10前面の右角部に配置されているスイッチは、拡大指示スイッチ11(拡大指示操作手段)として機能する。すなわち、この拡大指示スイッチ11が押圧操作された以降に、表示部8の画面上に配置されたタッチパネル7bにユーザの指先でタッチ操作が行なわれると、表示部8に表示されている画像が拡大表示されるようになっている。また、特定の表示画面内に設定される特定の領域(表示形態指定領域)がユーザの指先でタッチ操作されると、その領域の画像は、後述するように特定の形態で拡大表示されるようになっている。なお、本実施例では、制御回路2が、表示部8における画像表示を制御するための表示制御手段として機能する。
【0015】
次に、上記構成の車両用ナビゲーション装置の作用、特に表示部8に表示された画像を拡大表示する際の制御回路2の処理動作について図3ないし図7も参照して説明する。本実施例の車両用ナビゲーション装置1の表示部8に表示される各種の画面(図4に示す番号「1」〜「N」)には、拡大表示形態の指定があるもの、即ち表示形態指定領域が設定されているもの(番号「3」)と、前記領域が設定されていないもの(番号「3」以外)とがある。例えば、表示形態指定領域が設定されている画面としては、アルファベット,ひらがな等の文字を入力するための複数の入力キー(入力操作子)画像が配列された入力キーパッド12が表示される画面、また、表示形態指定領域が設定されていない画面としては、地図画像13が表示される地図画面が挙げられる。そこで、これらの画面における拡大表示処理について図3に示すフローチャートに沿って説明を行なう。
【0016】
まず、表示形態指定領域が設定されていない地図画面での拡大表示について説明する。図7は地図画面の一例を示すもので、(a)は通常表示、(b)は拡大表示の画面である。図7(a)に示すように、ユーザが、地図画面上の拡大しようとする箇所、例えば、図7(a)中に「×」印で表す箇所をタッチ操作すると(「画面タッチ」)、制御回路2は、拡大指示スイッチ11が押圧操作されたかどうかを判定する(ステップS1)。
なお、制御回路2は、拡大指示スイッチ11が押圧操作されるとフラグをセットしてこの操作状態を記憶するようになっており、ステップS1では、このフラグがセットされているかどうかを確認して判定を行なう。
【0017】
そして、事前に拡大指示スイッチ11が押圧操作されていない場合には(ステップS1で「NO」)ステップS9へ進み、通常の画面タッチ操作による入力や、地図画像13のスクロール機能(すなわち、指先のタッチ箇所の移動に応じて画面表示がスクロールする)等の処理が行なわれる。一方、制御回路2が、拡大指示スイッチ11が押圧操作された以降にこのタッチ操作が行なわれたと判断した場合は(ステップS1で「YES」)ステップS2に進む。
ステップS2において、制御回路2は、その時点で表示部8に表示されている画面が、表示形態指定領域が設定されている画面かどうかを判定する。地図画面は、図4に示す画面番号「1」〜「N」の内で「3」以外の何れかに対応しており、上記領域が設定されていないので(ステップS2で「NO」)ステップS10へ進む。そして、図7(b)に示すように、制御回路2は、タッチ操作された箇所を中心として所定の倍率で、例えば4倍(縦:2倍×横:2倍)に拡大して表示を行なう。
【0018】
次に、図5及び図6に示すように、表示形態指定領域が設定されている入力画面(図4に示す画面番号「3」に対応する)での拡大表示について説明する。図5及び図6は、目的地検索時に文字(アルファベット)入力を行なう画面の一例を示すもので、(a)は通常の表示、(b)は拡大された表示画面である。
図5(a)に示すように、ユーザが、例えば、表示形態指定領域として設定されている入力キーパッド12内の任意箇所(図5(a)中に「×」印で表す)をタッチ操作すると、拡大指示スイッチ11が押圧操作されていない状態であった場合には(ステップS1で「NO」)ステップS9へ進み、制御回路2は、タッチ操作された箇所の入力キーが操作されたものと判断して、通常の入力キーの操作に対応した処理が行なわれる。なお、タッチ操作された箇所が何れの入力キーの部位にも対応しなければ、特に処理が行なわれないことは言うまでもない。一方、制御回路2が、拡大指示スイッチ11が押圧操作された以降にこのタッチ操作が行なわれたと判断した場合には(ステップS1で「YES」)、ステップS2で「YES」と判断してステップS3へ進む。
【0019】
ステップS3において、制御回路2は、タッチ操作された箇所が、表示形態指定領域内であるかどうかを判定する。そして、図5(a)に示すように、タッチ操作された箇所は入力キーパッド12の表示形態指定領域内であるから(ステップS3で「YES」)ステップS4へ進む。すると、図5(b)に示すように、制御回路2は、入力キーパッド12の全体を指定された拡大表示形態で、例えば、配列表示された複数のアルファベット入力キーを全て画面上に表示すると共に最大限に拡大して表示する(ステップS4)。尚、ステップS4,S10において画像を拡大表示した後は、拡大指示スイッチ11が押圧操作されたことを示すフラグをリセットしておく。
【0020】
一方、図6(a)中に「×」印で表すように、タッチ操作された箇所が入力キーパッド12の表示領域外である場合(ステップS3で「NO」)には、ステップS10へ進む。そして、図6(b)に示すように、制御回路2は、地図画像13を拡大表示した場合と同様に、タッチ操作された箇所を中心として所定の倍率で、例えば4倍(縦:2倍×横:2倍)に拡大して表示を行なう。
【0021】
次に、拡大表示した画像を元の表示サイズに戻す場合について説明する。拡大表示された画像が、表示形態指定領域が設定されていない地図画像13等である場合(ステップS10)、制御回路2は、ユーザが画面上の任意箇所をタッチ操作するか(ステップS11で「YES」)、もしくは、拡大指示スイッチ11を押圧操作した場合に(ステップS12で「YES」)、拡大表示された画像を通常のサイズに戻して表示する(ステップS8)。
【0022】
一方、拡大表示された画像が、入力キーパッド12である場合(ステップS4)、制御回路2は、ユーザが画面をタッチ操作すると(ステップS5で「YES」)、このタッチ操作が行なわれた箇所にある入力キーが操作されたと判断して当該入力キーの操作に対応した処理を行なう(ステップS6)。したがって、ユーザが、拡大指示スイッチ11を押圧操作した場合にだけ(ステップS7で「YES」)、拡大された画像が通常のサイズに戻されて表示される(ステップS8)。
【0023】
以上のように本実施例によれば、車両用ナビゲーション装置1において、拡大指示スイッチ11が押圧操作された以降に、タッチパネル7bの表示画像面内に設定される表示形態指定領域がタッチ操作されると、制御回路2は、表示部8に表示されている画像を特定の形態で拡大表示させるようにした。したがって、ユーザは、表示サイズの小さな入力キー等を操作する場合でも、この入力キー等の画像を必要に応じて拡大表示することでキー操作がし易くなり、ミスタッチ等を防止できる。また、入力キー等の画像自体が見やすくなるので、キーの見間違い等による誤操作も防止できる。
【0024】
そして、アルファベットを入力するための複数の入力キーが配列表示される入力キーパッド12を表示形態指定領域として設定し、拡大指示スイッチ11が押圧操作された以降に上記領域内にタッチ操作が行なわれると、制御回路2によって、全ての入力キーが同一画面上に拡大して表示されるようにした。すなわち、入力キーパッド12のように一つのまとまりがある画像であって、全ての入力キーを同一画面上に表示することが好ましい画像の領域を拡大表示形態に設定することで、ユーザは、拡大表示させた場合でも、同一画面上で全ての入力キーを操作できるので、入力の途中で画面を切り替えたりするような煩わしさが無くなる。また、表示部8の大きさに応じた拡大表示形態を設定しておくことにより最適のサイズで拡大表示できるので、入力キーパッド12の各キーがより見易くなり、操作性を向上させることができる。
【0025】
また、表示形態指定領域が設定されていない箇所も、拡大指示スイッチ11のオン操作で拡大表示させるので、ユーザは、地図画像13等を拡大指示スイッチ11のオン操作なしでタッチ操作した場合は、画面のスクロール表示のような別の機能を実現させることができる。加えて、タッチ操作した箇所を中心に所定の倍率で拡大表示させるので、ユーザは、拡大表示させたい領域の中央付近をタッチ操作するだけで、所望の領域を拡大表示できる。
また、画像の拡大表示を解除する際、拡大指示スイッチ11を押圧操作するだけで、簡単に通常の表示サイズに戻すことができる。さらに、表示形態指定領域が設定されていない箇所を拡大している場合には、画面上の任意箇所をタッチ操作しても通常の表示サイズに戻すことができるので、切り替え操作がより一層簡単となる。
【0026】
なお、本発明は上記し、かつ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
拡大指示スイッチ11を本体10前面の右角部に設けたが、本体10の表示部8を除く部分であれば、どこに設けても良い。
拡大指示スイッチ11は、キートップを有するハードスイッチとして構成したが、拡大指示操作手段は、例えば、表示部8の枠部などに静電気センサ,圧力センサ,光センサ等のセンサを配置し、そのセンサを用いても良い。
【0027】
表示形態指定領域が設定された画面を、アルファベット入力キーの画像表示面としたが、例えば、ひらがな入力キーや、テンキー等の数字入力キーの画像であっても良い。
表示形態指定領域が設定されていない画像を拡大表示する際の拡大倍率を4倍(縦:2倍×横:2倍)としたが、拡大倍率は、表示部8の表示領域サイズや解像度等の仕様に応じて適宜変更すれば良い。
制御回路2は、拡大指示スイッチ11が押圧操作された以降に、タッチ操作された場合に画像の拡大表示を行なうように構成したが、拡大指示スイッチ11が押圧操作されると同時に、画面に対するタッチ操作が行われた場合に拡大表示させても良い。
制御回路2は、表示形態指定領域が設定されていない画像領域を拡大表示した場合、その拡大表示を解除するには、ステップS11,S12の何れか一方のみで行っても良い。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一実施例である車両用ナビゲーション装置のブロック図
【図2】車両用ナビゲーション装置の表示パネル部を中心とする外観正面図
【図3】画像の拡大表示を行なう際の制御回路の処理を示すフローチャート
【図4】各画面について拡大表示形態の指定状態を示す図
【図5】目的地検索時の入力画面の一例であり、(a)は通常表示画面、(b)は入力キー画像の拡大表示画面を示す図
【図6】目的地検索時の入力画面の一例であり、(a)は通常表示画面、(b)は表示形態指定領域外の拡大表示画面を示す図
【図7】地図表示画面の一例を示す図6相当図
【符号の説明】
【0029】
図面中、1は車両用ナビゲーション装置、2は制御回路(表示制御手段)、7bはタッチパネル(表示パネル部)、8は表示部(表示パネル部)、11は拡大指示スイッチ(拡大指示操作手段)、12は入力キーパッド(表示形態指定領域)を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図画像や入力操作を行なうための操作子の画像等が表示され、画面上でタッチ操作が行なわれた位置に応じて操作信号を発生するタッチパネル機能を有する表示パネル部を備えた車両用ナビゲーション装置において、
前記表示パネル部における画像表示を制御する表示制御手段と、
画像を拡大表示させる場合に操作される拡大指示操作手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記拡大指示操作手段が操作された以降に前記表示パネル部においてタッチ操作が行なわれると、そのタッチ操作箇所を含む所定領域の画像を拡大して前記表示パネル部に表示させることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項2】
前記表示パネル部に表示される特定の画像面には、特定の拡大表示形態があらかじめ指定されている表示形態指定領域が設定されており、
前記表示制御手段は、前記拡大指示操作手段が操作された以降に前記表示パネル部の前記表示形態指定領域内にタッチ操作が行なわれると、当該領域の画像を前記特定の表示形態で拡大して表示させることを特徴とする請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項3】
前記表示形態指定領域は、複数の入力操作子の画像が配列表示される領域であることを特徴とする請求項2に記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、前記拡大指示操作手段が操作された以降に前記表示パネル部の前記表示形態指定領域を除く領域内にタッチ操作が行なわれると、そのタッチ操作箇所を含む所定領域の画像を所定の倍率で拡大して表示させることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用ナビゲーション装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−78529(P2007−78529A)
【公開日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−267081(P2005−267081)
【出願日】平成17年9月14日(2005.9.14)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】