説明

金属化フィルムコンデンサ及びこれを用いたケースモールド型コンデンサ、インバータ回路、車両駆動用モータの駆動回路

【課題】各種電力用等に使用される金属化フィルムコンデンサに関し、使用温度範囲が広くなるとtanδが悪化するという課題を解決し、広範囲の温度領域で安定した性能を発揮することができる金属化フィルムコンデンサを提供することを目的とする。
【解決手段】断面がトラック形に形成され、かつ、この断面の長径方向の寸法が60mm以上の金属化フィルムコンデンサにおいて、一対の金属化フィルム3の幅方向にずらす寸法となるオフセット値7を1.2mm以上と大きくした構成により、金属蒸着電極2と端面に形成されるメタリコン電極6との接合状態が安定するため、使用温度範囲が広くなって熱応力が大きくなっても、メタリコン電極6と誘電体フィルム1の接触状態は安定状態を保ち、tanδが悪化することもなく、優れた性能を維持することができるようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は各種電気機器用、産業用、電力用等に使用され、特に車載用として最適な金属化フィルムコンデンサ及びこれを用いたケースモールド型コンデンサ、インバータ回路、車両駆動用モータの駆動回路に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、自動車業界においては、電気モータとエンジンで走行するハイブリッド車(以下、HEVという)が市場導入される等、地球環境に優しい技術の開発が活発化している。このようなHEV用の電気モータは使用電圧領域が数百ボルトと高いため、このような電気モータに関連して使用されるコンデンサとして、耐電圧が高く、電気特性が優れる金属化フィルムコンデンサが用いられている。
【0003】
図7(a)、(b)はこの種の従来の金属化フィルムコンデンサの構成を示した展開斜視図と誘電体フィルムの断面図であり、図7において、10はポリプロピレン製の誘電体フィルム、11はこの誘電体フィルム10の片面に形成された金属蒸着電極、12は誘電体フィルム10の幅方向の一端側に長手方向に連続して設けられた誘電体フィルム10の露出部分である非金属蒸着部であり、これにより金属化フィルムが形成され、この金属化フィルムを一対で用い、上記金属蒸着電極11が誘電体フィルム10を介して対向するように巻回し、両端面に亜鉛を溶射したメタリコン電極13を形成することにより構成されているものであった。
【0004】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【特許文献1】特開平4−163042号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上記従来の金属化フィルムコンデンサでは、一般的な静電容量の範囲が0.1〜50μF、使用温度範囲が−10℃〜+75℃程度であるのに対し、HEV用として要求される静電容量は数百μF以上、使用温度範囲は−40℃〜+90℃以上であり、そのままでは使用できないという問題がある。
【0006】
また、金属化フィルムコンデンサの1素子当たりの静電容量は百数十μF程度であるため、数百μF以上の静電容量を得るためには、このような金属化フィルムコンデンサを複数個並列に接続すれば良いが、素子の数が増えればコストの上昇や信頼性の低下に繋がるという問題があった。
【0007】
従って、1つの素子の静電容量を大幅にアップして数百μFにすることができれば素子数を減らすことができ、HEV用の金属化フィルムコンデンサを安定して安価に作製することが可能になる。
【0008】
なお、上記金属化フィルムコンデンサの静電容量Cは、C=ε*S/dで表される(ε;誘電率、S;電極面積、d;電極間距離)。
【0009】
従って、耐電圧特性等から誘電体であるフィルムの厚さが決まっている場合、静電容量を増やすためには電極面積を増やす、すなわち金属化フィルムを多く使用する必要があり、この場合には当然のことながら素子の形状が大きくなり、素子の形状が大きくなると、熱膨張と収縮による変位量が大きくなり、また、車載用における保証温度範囲は一般用に比べて45℃以上も広いため、熱膨張と収縮による変位量は更に大きくなる。
【0010】
また、金属化フィルムコンデンサは、比較的熱収縮が小さいメタリコン電極と、比較的熱収縮が大きい有機物系の樹脂フィルムから構成されているため、メタリコン電極とフィルムの接触部分が最も熱応力を受けやすいものである。従って、コンデンサの形状が大きくなり、さらに使用温度範囲が広くなると熱応力が大きくなるため、メタリコン電極とフィルムの接触状態はさらに劣化し、この劣化によりコンデンサの電気特性の一つである電気損失(tanδ)が悪化してしまうものであった。なお、一般的にtanδの増加は、初期値に対して50%以下が望まれるものである。
【0011】
本発明はこのような従来の課題を解決し、広範囲の温度領域で安定した性能を発揮することができる金属化フィルムコンデンサ及びこれを用いたケースモールド型コンデンサ、インバータ回路、車両駆動用モータの駆動回路を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するために本発明は、ポリプロピレンからなる誘電体フィルムに幅方向の一端側に誘電体フィルムの露出部分となる非金属蒸着部が長手方向に連続して残るようにして金属蒸着電極を形成した金属化フィルムを、上記非金属蒸着部が互いに逆方向になるようにすると共に、幅方向に広がるように所定の寸法をずらした状態で一対の金属蒸着電極が誘電体フィルムを介して対向するように巻回または積層することにより断面がトラック形に形成され、両端面に夫々電極を形成した金属化フィルムコンデンサにおいて、上記トラック形の断面の長径方向の寸法が60〜100mm未満の場合に上記幅方向にずらす寸法を1.2mm以上、同長径方向の寸法が100〜120mm未満の場合に同幅方向にずらす寸法を1.3mm以上、同長径方向の寸法が120mm以上の場合に同幅方向にずらす寸法を1.4mm以上とした構成のものである。
【発明の効果】
【0013】
以上のように本発明による金属化フィルムコンデンサは、一対の金属化フィルムの幅方向にずらす寸法を大きくしたことにより、金属蒸着電極と端面に形成される電極との接合状態が安定するため、使用温度範囲が広くなって熱応力が大きくなっても、メタリコン電極とフィルムの接触状態は安定状態を保つことができ、tanδが悪化することもなく、優れた性能を維持することができるようになるという効果が得られるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
(実施の形態)
以下、実施の形態を用いて、本発明の特に全請求項に記載の発明について説明する。
【0015】
図1は本発明の一実施の形態による金属化フィルムコンデンサの構成を示した断面図、図2(a)、(b)は同金属化フィルムコンデンサに使用される金属化フィルムを示した平面図、図3は同金属化フィルムコンデンサの構造を示した斜視図である。
【0016】
図1〜図3において、1はポリプロピレンからなる誘電体フィルム、2はこの誘電体フィルム1の表面に真空蒸着により形成された金属蒸着電極であり、これにより金属化フィルム3が構成されている。4は上記金属蒸着電極2を形成せずに誘電体フィルム1を露出させたマージン部であり、このマージン部4は誘電体フィルム1上の一端側に、長手方向に連続して形成されたものである。5は上記金属蒸着電極2を形成せずに誘電体フィルム1を露出させたスリットであり、このスリット5は誘電体フィルム1上の幅方向に等間隔で形成されることによって分割電極を形成したものである。なお、図2(a)はこのスリット5により金属蒸着電極2が区切られているが、長手方向は接続されているのに対し、図2(b)はスリット5により長手方向が分割されるようにしたものである。
【0017】
6は素子の両端面に夫々亜鉛金属を溶射することにより形成されたメタリコン電極、7はこのように形成された金属化フィルム3を上記マージン部4が互いに逆方向になるようにして複数枚を重ね合わせる際のずらし量となるオフセット値を示し、このオフセット値7により絶縁性を確保するようにしているものである。
【0018】
そして、このように重ね合わせた金属化フィルム3を巻回した後、断面がトラック形になるように押し潰すことにより、図3に示すような形状にしたものであり、図中の8はトラック形の断面の長径方向、9は同短径方向を示すものであり、このようにして金属化フィルムコンデンサ10が構成されているものである。
【0019】
以下、具体的な実施例について説明する。
【0020】
(実施例1)
厚さ3.1μmのポリプロピレン(PP)の金属化フィルムを用いて、金属化フィルムコンデンサ(静電容量;120μF、トラック形の断面の長径方向;62mm、同短径方向;16mm)を作製した。なお、この素子を構成する金属化フィルムのずらし量となるオフセット値は1.2mmとし、金属化フィルムは幅方向が完全に分割されていない図2(a)のタイプとした。
【0021】
この素子にリード端子を接続して金属化フィルムコンデンサを作製し、これをPPS樹脂(東ソー社製サスティール;P−60、ガラス繊維40%含有)製のケースに入れて、エポキシ樹脂(サンユレック社製;EC285)で封止することにより、ケースモールド型コンデンサを作製した。
【0022】
(実施例2)
上記実施例1において、金属化フィルムのずらし量となるオフセット値を1.5mmにした以外は実施例1と同様にして作製した。
【0023】
(実施例3)
上記実施例1において、金属化フィルムのずらし量となるオフセット値を1.0mmにした以外は実施例1と同様にして作製した。
【0024】
(比較例1)
上記実施例1において、金属化フィルムのずらし量となるオフセット値を1.0mmにし、かつ、トラック形の断面の長径方向:46mm、同短径方向:23mmとした以外は実施例1と同様にして作製した(なお、この内容は従来例を示すものである)。
【0025】
(実施例4)
厚さ3.1μmのポリプロピレン(PP)の金属化フィルムを用いて、金属化フィルムコンデンサ(静電容量;250μF、トラック形の断面の長径方向:100mm、同短径方向:21mm)を作製した。なお、この素子を構成する金属化フィルムのずらし量となるオフセット値は1.4mmとし、金属化フィルムは幅方向が完全に分割されていない図2(a)のタイプとした。
【0026】
この素子にリード端子を接続して金属化フィルムコンデンサを作製し、これをPPS樹脂(東ソー社製サスティール;P−60、ガラス繊維40%含有)製のケースに入れて、エポキシ樹脂(サンユレック社製;EC285)で封止することにより、ケースモールド型コンデンサを作製した。
【0027】
(実施例5)
上記実施例4において、金属化フィルムのずらし量となるオフセット値を1.8mmにした以外は実施例4と同様にして作製した。
【0028】
(実施例6)
上記実施例4において、金属化フィルムのずらし量となるオフセット値を1.3mmにし、かつ、金属化フィルムとして、上記図2(b)に示した金属蒸着電極を幅方向のスリットで15mm幅に分割したものを用いた以外は実施例4と同様にして作製した。
【0029】
(実施例7)
上記実施例4において、金属化フィルムのずらし量となるオフセット値を1.2mmにした以外は実施例4と同様にして作製した。
【0030】
(実施例8)
厚さ3.1μmのポリプロピレン(PP)の金属化フィルムを用いて、金属化フィルムコンデンサ(静電容量;320μF、トラック形の断面の長径方向:120mm、同短径方向:22mm)を作製した。なお、この素子を構成する金属化フィルムのずらし量となるオフセット値は1.5mmとし、金属化フィルムは幅方向が完全に分割されていない図2(a)のタイプとした。
【0031】
この素子にリード端子を接続して金属化フィルムコンデンサを作製し、これをPPS樹脂(東ソー社製サスティール;P−60、ガラス繊維40%含有)製のケースに入れて、エポキシ樹脂(サンユレック社製;EC285)で封止することにより、ケースモールド型コンデンサを作製した。
【0032】
(実施例9)
上記実施例8において、金属化フィルムとして、上記図2(b)に示した金属蒸着電極を幅方向のスリットで15mm幅に分割したものを用いた以外は実施例8と同様にして作製した。
【0033】
(実施例10)
上記実施例8において、金属化フィルムのずらし量となるオフセット値を1.3mmにした以外は実施例8と同様にして作製した。
【0034】
このようにして得られた本実施の形態による実施例1〜10、ならびに比較例1の金属化フィルムコンデンサを熱衝撃試験にかけ、tanδの変化率を求めた結果を図4〜図6に示す。なお、熱衝撃試験は、−40℃〜+95℃の温度を各2時間で1サイクルとしたものであり、n=3個の平均値で示した。
【0035】
図4〜図6から明らかなように、本実施の形態による実施例1は、tanδの変化率は1000サイクル後でも小さく、初期値に対して20%以下であるが、さらにオフセット値を大きくした実施例2では、tanδの変化率は1000サイクル後でも10%以下となり、オフセット値を大きくしたことにより、tanδの変化率が小さくなっていることが分かる。
【0036】
これに対して、オフセット値が小さい実施例3では、tanδの変化率が約50%と大きくなり、また、トラック形の断面の長短比が小さく、しかも長径側の寸法が短い比較例1においては、tanδの変化は殆ど認められないことが分かる。
【0037】
また、実施例4では、1000サイクル後のtanδの変化率は初期値に対して約35%であるが、さらにオフセット値を大きくした実施例5では、1000サイクル後のtanδの変化率は約15%となり、トラック形に形成されたメタリコン電極の長径側の長さが長い場合には、オフセット値を大きくすることにより良好な結果が得られることが分かる。
【0038】
このtanδの増大の一つの要因として、メタリコン電極と誘電体フィルムのコンタクトが劣化しても、長径方向に金属蒸着電極が繋がっていることが考えられる。実施例6では、金属蒸着電極を幅方向のスリットにより分割しているため、メタリコン電極と誘電体フィルムのコンタクトの劣化部分が切り離されるためにtanδの増大が抑えられており、また、オフセット値が小さい実施例7では、1000サイクル後のtanδの変化率は約150%と大きくなっていることがわかる。
【0039】
また、実施例8では、1000サイクル後のtanδの変化率は初期値に対して約35%であるが、実施例9では、金属蒸着電極を幅方向のスリットにより分割しているため、メタリコン電極と誘電体フィルムのコンタクトの劣化部分が切り離されるためにtanδの増大が抑えられており、また、オフセット値が小さい実施例10では、1000サイクル後のtanδの変化率は約150%と大きくなっていることがわかる。
【0040】
以上のように本発明による金属化フィルムコンデンサは、断面がトラック形に形成され、かつ、このトラック形の断面の長径方向の寸法が60mm以上の金属化フィルムコンデンサにおいて、一対の金属化フィルムの幅方向にずらす寸法となるオフセット値を大きくしたことにより、金属蒸着電極と端面に形成されるメタリコン電極との接合状態が安定するため、使用温度範囲が広くなって熱応力が大きくなっても、メタリコン電極と誘電体フィルムの接触状態は安定状態を保ち、tanδが悪化することもなく、優れた性能を維持することができるようになるものである。
【0041】
従って、このように構成された本発明による金属化フィルムコンデンサを用いてケースモールド型コンデンサを構成したり、さらには、このケースモールド型コンデンサをインバータ回路の平滑用や、車両駆動用モータの駆動回路の平滑用に用いることにより、その性能を遺憾なく発揮することができるようになるものである。
【0042】
なお、本実施の形態においては、素子の形状をトラック形を例にして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、楕円形や円形であっても同様の効果が得られるものである。
【0043】
また、誘電体フィルムとしてポリプロピレン(PP)フィルムを用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ポリエチレンテレフタレートフィルムやポリスチレンサルファイドフィルムであっても良いことは言うまでもない。
【0044】
また、誘電体フィルム上に形成する金属蒸着電極の例としては、アルミと亜鉛、アルミのみ、銀と亜鉛、またはこれらの組み合わせでも良いものである。
【0045】
また、メタリコン電極として溶射する金属の例としては、亜鉛と錫の合金の他に、亜鉛を主体とした合金であれば他の合金であっても良いものである。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明による金属化フィルムコンデンサは、使用温度範囲が広くなって熱応力が大きくなっても、メタリコン電極と誘電体フィルムの接触状態は安定状態を保ち、tanδが悪化することもなく、優れた性能を維持することができるようになるという効果を有し、特に、車載用のインバータ回路の平滑用、車両駆動用モータの駆動回路の平滑用等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の一実施の形態による金属化フィルムコンデンサの構成を示した断面図
【図2】(a)、(b)同金属化フィルムコンデンサに使用される金属化フィルムを示した平面図
【図3】同金属化フィルムコンデンサの構造を示した斜視図
【図4】同金属化フィルムコンデンサの熱衝撃試験によるtanδの変化率を示した特性図
【図5】同金属化フィルムコンデンサの熱衝撃試験によるtanδの変化率を示した特性図
【図6】同金属化フィルムコンデンサの熱衝撃試験によるtanδの変化率を示した特性図
【図7】(a)従来の金属化フィルムコンデンサの構成を示した展開斜視図、(b)同誘電体フィルムの断面図
【符号の説明】
【0048】
1 誘電体フィルム
2 金属蒸着電極
3 金属化フィルム
4 マージン部
5 スリット
6 メタリコン電極
7 オフセット値
8 長径方向
9 短径方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリプロピレンからなる誘電体フィルムに幅方向の一端側に誘電体フィルムの露出部分となる非金属蒸着部が長手方向に連続して残るようにして金属蒸着電極を形成した金属化フィルムを、上記非金属蒸着部が互いに逆方向になるようにすると共に、幅方向に広がるように所定の寸法をずらした状態で一対の金属蒸着電極が誘電体フィルムを介して対向するように巻回または積層することにより断面がトラック形に形成され、両端面に夫々電極を形成した金属化フィルムコンデンサにおいて、上記トラック形の断面の長径方向の寸法が60〜100mm未満の場合に上記幅方向にずらす寸法を1.2mm以上、同長径方向の寸法が100〜120mm未満の場合に同幅方向にずらす寸法を1.3mm以上、同長径方向の寸法が120mm以上の場合に同幅方向にずらす寸法を1.4mm以上とした金属化フィルムコンデンサ。
【請求項2】
金属蒸着電極部に誘電体フィルムの露出部分である非金属蒸着部が幅方向に等間隔で残るようにスリットを設けることにより分割電極を形成した請求項1に記載の金属化フィルムコンデンサ。
【請求項3】
請求項1または2に記載の金属化フィルムコンデンサを、一端に外部接続用の端子部を設けたバスバーで複数個接続し、これをケース内に収容して少なくとも上記バスバーの端子部を除いて樹脂モールドしたケースモールド型コンデンサ。
【請求項4】
請求項3に記載のケースモールド型コンデンサを平滑用に用いたインバータ回路。
【請求項5】
請求項3に記載のケースモールド型コンデンサを平滑用に用いた車両駆動用モータの駆動回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−294789(P2006−294789A)
【公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−112017(P2005−112017)
【出願日】平成17年4月8日(2005.4.8)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】