説明

2−置換イソフラボノイド化合物、医薬及び使用

2-置換イソフラボノイド化合物及びそれを含む医薬組成物は抗炎症性薬剤及び抗酸化剤として有用であり、関連する疾患及び異常の治療のために有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)で表される化合物を含有する、抗炎症剤又は抗酸化剤としての医薬であって、
【化1】

該式中、
R1はヒドロキシ、OR9、OC(O)R9、OSi(R10)3、アルキル、シクロアルキル、アミノアルキル、-NR11(R12)、R11(R12)N-アルキル、アリール、アリールアルキル、チオール、アルキルチオ、ニトロ、シアノ、ハロ、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、アリールアルキルアミノ又はアルキルアリールであり、
R2、R3及びR4はそれぞれ独立に水素、ヒドロキシ、OR9、OC(O)R9、OSi(R10)3、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、チオール、アルキルチオ、ニトロ、シアノ又はハロであり、
R5、R6及びR8はそれぞれ独立に水素、ヒドロキシ、OR9、OC(O)R9又はアルキルであり、
R7は水素、アルキル、ハロアルキル、C(O)R9、Si(R10)3、シクロアルキル、アリール又はアリールアルキルであり、
R8は水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ニトロ、シアノ又はハロであり、
R9はアルキル、ハロアルキル、アリール又はアリールアルキルであり、
R10は独立にアルキル又はアリールであり、
R11及びR12はそれぞれ独立に水素、アルキル、アリールアルキル、アリール若しくはBOCであり、又は結合した窒素原子を含めて共に複素環を形成し、かつ、
---」の描画は、単結合又は二重結合を表し、
該炭化水素置換基は任意で1つ又は複数のアルキル、ハロ、アシルオキシ、ヒドロキシ、ハロ、アルコキシ、シリルオキシ、ニトロ及びシアノで置換することができ、かつ、
該化合物は薬学的に許容されるそれらの塩を含む、
医薬。
【請求項2】
炎症性疾患又は障害の治療のための、請求項1に記載の医薬。
【請求項3】
炎症性疾患又は障害が、変形性関節炎、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎及びクローン病)、潰瘍性直腸炎、遠位大腸炎、自己免疫障害(SLE、関節リウマチ、糸球体腎炎)、喘息及び肺炎症に関わる疾患、アテローム性動脈硬化を含む心血管障害、高血圧及び脂質悪液質から選択される、請求項2に記載の医薬。
【請求項4】
抗酸化剤としての使用のための、請求項1に記載の医薬。
【請求項5】
炎症性疾患又は障害の治療、防止、又は回復のための方法であって、請求項1に規定される式(I)の1つ又は複数の化合物又は薬学的に許容されるその塩若しくは誘導体を対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項6】
請求項1に規定される式(I)の1つ又は複数の化合物、又は薬学的に許容されるその塩若しくは誘導体を含む、炎症の治療、予防、若しくは回復のための、又は抗酸化剤としての、薬剤。
【請求項7】
一般式(I)で表される化合物であって、
【化2】

該式中、
R1はヒドロキシ、OR9、OC(O)R9、アルキル、シクロアルキル、アミノアルキル、-NR11(R12)、R11(R12)N-アルキル、アリール、アリールアルキル、チオール、アルキルチオ、ニトロ、シアノ、ハロ、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、アリールアルキルアミノ又はアルキルアリールであり、
R2、R3及びR4はそれぞれ独立に水素、ヒドロキシ、OR9、OC(O)R9、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、チオール、アルキルチオ、ニトロ、シアノ又はハロであり、
R5、R6及びR8はそれぞれ独立に水素、ヒドロキシ、OR9、OC(O)R9又はアルキルであり、
R7は水素、アルキル、ハロアルキル、C(O)R9、シクロアルキル、アリール又はアリールアルキルであり、
R8は水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ニトロ、シアノ又はハロであり、
R9はアルキル、ハロアルキル、アリール又はアリールアルキルであり、
R11及びR12はそれぞれ独立に水素、アルキル、アリールアルキル、アリール若しくはBOC、又は結合した窒素原子を含めて共に複素環を形成し、かつ、
---」の描画は、単結合又は二重結合を表し、好ましくは二重結合を表し、
該炭化水素置換基は任意で1つ又は複数のアルキル、ハロ、アシルオキシ、ヒドロキシ、ハロ、アルコキシ、シリルオキシ、ニトロ及びシアノで置換することができ、かつ、
該化合物は薬学的に許容されるそれらの塩を含み、
ただし、以下の化合物:
2-メチル-4',7-ジヒドロキシイソフラブ-3-エン、
2-エチル-4',7-ジヒドロキシイソフラブ-3-エン、
2-イソプロピル-4',7-ジヒドロキシイソフラブ-3-エン、
2-フェニル-4',7-ジヒドロキシイソフラブ-3-エン、
2-(4-フルオロフェニル)-4',7-ジヒドロキシイソフラブ-3-エン、
2-(4-アニシル)-4',7-ジヒドロキシイソフラブ-3-エン、
2-ナフチル-4',7-ジヒドロキシイソフラブ-3-エン、
2-チエニル-4',7-ジヒドロキシイソフラブ-3-エン、
2-ビニル-4',7-ジヒドロキシイソフラブ-3-エン、
2-(4-ヒドロキシフェニル)-3-フェニル-7-メトキシ-2H-1-ベンゾピラン、及び
2-(N-n-ブチル-N-メチル-10-アミノデシル)-3(4-ヒドロキシフェニル)-7-ヒドロキシ-2H-1-ベンゾピラン、
は特定的に除外される、化合物。
【請求項8】
式(I-1)で表される、請求項7に記載の化合物であって、
【化3】

該式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は請求項7に規定される、化合物。
【請求項9】
R1がプロピル、n-ブチル及びt-ブチルから選択されるアルキル基である、請求項7又は8に記載の化合物。
【請求項10】
R1がトリフルオロメチルから選択されるハロアルキル基である、請求項7又は8に記載の化合物。
【請求項11】
R1がアミノメチルから選択されるアミノアルキル基である、請求項7又は8に記載の化合物。
【請求項12】
R1がアリルから選択されるアルケニル基である、請求項7又は8に記載の化合物。
【請求項13】
R1がエチニルから選択されるアキニル基である、請求項7又は8に記載の化合物。
【請求項14】
R1がメトキシ、エトキシ及びブロモプロポキシから選択されるアルコキシ基である、請求項7又は8に記載の化合物。
【請求項15】
R1がベンジルアミノから選択されるアミノ基である、請求項7又は8に記載の化合物。
【請求項16】
R1がシアノである、請求項7又は8に記載の化合物。
【請求項17】
R1がヒドロキシである、請求項7又は8に記載の化合物。
【請求項18】
R1がメチルチオ及びエチルチオから選択されるアルキルチオ基である、請求項7又は8に記載の化合物。
【請求項19】
R1がチアゾリル、トリアゾリル、ピリジニル、ピリダジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピロリル、イミダジル、トリアゾリル、テトラゾリル、トリアジニル及びテトラジニルから選択されるヘテロアリール基である、請求項7又は8に記載の化合物。
【請求項20】
R2、R3及びR4がそれぞれ独立に水素、ヒドロキシ、OR9、OC(O)R9又はハロである、請求項7又は8に記載の化合物。
【請求項21】
R2、R3及びR4がそれぞれ独立に水素、ヒドロキシ、OMe又はOC(O)Meである、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
式(I-2)で表される、請求項7〜21のいずれかに記載される化合物であって、
【化4】

該式中、
R3及びR4がそれぞれ独立に水素、ヒドロキシ、メトキシ又はOC(O)Meである、化合物。
【請求項23】
R3及びR4がそれぞれ独立に水素、ヒドロキシ又はメトキシである、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
R3及びR4の内の一つがヒドロキシであり他の一つが水素である、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
R5、R6及びR8がそれぞれ独立に水素、ヒドロキシ又はメチルである、請求項8〜24のいずれかに記載の化合物。
【請求項26】
R5、R6及びR8の内の一つがヒドロキシ又はメチルである、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
R5、R6及びR8が水素である、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
R7が水素、メチル又はC(O)Meである、請求項8〜27のいずれかに記載の化合物。
【請求項29】
R7が水素である、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
請求項8又は22に記載の化合物であって、該式中、
R1がヘテロアリールであり、
R2がHであり、
R3及びR4がそれぞれ独立に水素、ヒドロキシ又はメトキシであり、
R5、R6及びR8がそれぞれ独立に水素、ヒドロキシ又はメチルであり、かつ、
R7が水素又はメチルである、化合物。
【請求項31】
請求項30に記載の化合物であって、
R1は1〜3個の原子が窒素原子である5員又は6員芳香族環であり、かつ、
R7は水素である、化合物。
【請求項32】
請求項31に記載の化合物であって、
R1がピリジル、ピリミジニル、ピラジニル又はピリダジニルである、化合物。
【請求項33】
化合物(1)、(4)〜(33)、(35)〜(36)及び(38)から選択される、請求項7に記載の化合物、
【化5】

【化6】

【化7】

【化8】

【化9】

【化10】

【化11】

【化12】

【化13】

【化14】

【化15】

【化16】

【化17】

【化18】

【化19】

【化20】

【化21】

又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項34】
請求項7〜33のいずれかに規定される一つ又は複数の式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を含み、一つ又は複数の医薬担体、賦形剤、補助剤及び/又は希釈剤を共に含む、医薬品組成物。
【請求項35】
請求項7〜33のいずれかに記載の化合物を、一つ又は複数の医薬担体、賦形剤、補助剤及び/又は希釈剤と合体させる工程を含む、医薬の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2010−531811(P2010−531811A)
【公表日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−513583(P2010−513583)
【出願日】平成20年6月30日(2008.6.30)
【国際出願番号】PCT/AU2008/000960
【国際公開番号】WO2009/003229
【国際公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【出願人】(500445789)ノボゲン リサーチ ピーティーワイ リミテッド (10)
【Fターム(参考)】