説明

2つの基板を接合するための接合方法

【課題】高温熱処理しなくても満足できる接合エネルギを得ることが可能な接合方法を提供する。
【解決手段】2つの基板を接合するための接合方法であって、基板のうちの少なくとも一方に対して活性化処理を行うステップと、部分真空下で2つの基板の接触工程を行うステップとを備える接合方法に関する。2つのステップの組み合わせに起因して、接合を行うことができると共に、接合ボイドの数が少ない高い接合エネルギを得ることができる。特に、処理されたデバイス又は少なくとも部分的に処理されたデバイスを備える基板に適用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの基板を接合するための接合方法に関し、特に、2つの基板のうちの少なくとも一方が処理されたデバイス又は少なくとも部分的に処理されたデバイスを備えるとすることができる接合方法に関する。
【背景技術】
【0002】
このような接合状況は、例えば裏面照射型CMOSイメージャ構造の製造プロセスにおいては、CMOSイメージャの光電子デバイスを備える第1の基板が第2の基板に接合されるときに起こる。接合後、第1の基板は、優先的に、光が裏面を介してデバイス内へ入ることができるように研削することにより薄肉化される。
【0003】
接合中、2つの基板間の接着は分子間力(ファンデルワールス力)によって達成される。高品質接合を得るため、且つその後の薄肉化ステップを容易にするため、少なくとも700−1000mJoule/m2以上の範囲の高い接合エネルギを得ることが必須である。従来技術では、組み付けられた構造体を一般に1000℃を超えて加熱することにより高い接合エネルギが得られる。
【0004】
残念ながら、接合されたアセンブリを高温に晒すことができない状況が存在する。これは、例えば、デバイスが一方の基板上に存在し、接合エネルギを高めるための標準的な熱処理を行うことができない場合である。確かに、標準的な熱処理における約1000〜1100℃の高温は、例えばドーパント濃度の広がり又はデバイスを形成する金属の拡散に起因して、デバイスの機能に悪影響を与える。前述した温度状態を使用すると、1.5J/m〜2J/mの範囲の接合エネルギが観察された。接合アセンブリの高温アニーリングに代わる手段として、接合されるべき表面の表面活性化ステップ、例えばプラズマ活性化の後に低温アニーリングを行うことによって高い接合エネルギに到達することが提案された。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、これらのステップが例えばエッジボイド(edge void)のような接合ボイド(bond void)をもたらし、したがって、接合界面(bonded interface)で欠陥をもたらす可能性があることが分かった。また、接合エネルギが高ければ高いほどエッジボイドの数が多くなることも分かった。この現象は、特に転写されない層が電子デバイスを備える場合に製造歩留まりに悪影響を与える。
【課題を解決するための手段】
【0006】
したがって、本発明の目的は、高温熱処理しなくても満足できる接合エネルギを得ることが可能な接合方法を提供することである。
【0007】
この目的は請求項1に係る方法によって達成される。したがって、2つの基板を接合(bonding)するための本発明の方法は、a)2つの基板のうちの少なくとも一方に対して活性化処理を行うステップと、b)部分真空下で2つの基板の接触工程を行うステップと、を備える。
【0008】
本発明の驚くべき発見は、2つのステップa)及びb)の組み合わせこそが、所望レベルの接合エネルギ、すなわち、既知の接合プロセスに比べてエッジボイドの数が少ない700−1000mJoule/m程度の接合エネルギをもたらすということである。また、標準的な粗引きポンプを使用するだけで容易に到達できる部分真空を適用するだけで、処理の実行が高速で且つ容易になる。2つの基板の熱膨膨張係数が非常に異なるために標準的な熱アニール方法を適用できない場合でも、高い接合品質、すなわち、エッジボイドが無い接合品質又は少なくともエッジボイドの数が少ない接合品質を得ることができる。最後に、本発明の方法を用いて観察される接合品質は、脆弱面を形成するためにイオンがドナーウエハ中に注入されるスマートカット(登録商標)技術にしたがって層転写を行うのに十分である。その後、エッジ欠陥が存在しない状態で又はエッジ欠陥の数が少ない状態で、比較的低い温度にもかかわらず、ドナーウエハを備える接合アセンブリを分割することができる。
【0009】
2つの基板のうちの少なくとも一方は、処理されたデバイス又は少なくとも部分的に処理されたデバイスを備えることができるのが好ましい。
【0010】
これに関連して、用語“デバイス”は、特にキャパシタ及び/又はトランジスタ構造を備える電子デバイス又は光電子デバイスのような最終デバイスに少なくとも部分的に属する少なくとも一方の基板上の任意の構造体に関連する。本発明の特定の利点は、高い接合エネルギを必要とするが高温に晒され得ない及び/又は所定の割合のエッジボイドが生じてしまう任意の接合構造に対して本発明を適用できるという点である。これは、デバイスが一方の基板の内又は一方の基板の上に存在する場合である。
【0011】
本発明の有利な実施形態によれば、部分真空は、1−50Torr(1.33mbar−66.7mbar)、好ましくは1−20Torr(1.33mbar−26.67mbar)、好ましくは10−20Torr(13.3mbar−26.6mbar)の圧力を有することができる。このレベルの真空度は、粗引きポンプを用いて容易に且つ急速に到達することができ、同時に、費用的に有利である。したがって、所望の接合エネルギ及び欠陥の低いレベルに達するために二次真空度まで上げる必要がない。
【0012】
ステップb)は、室温で、特に18℃〜26℃の範囲内の温度で行なわれることが有益である。部分真空下にある接触工程を室温で行うことができることにより、処理の実用化が容易になる。
【0013】
接合後の処理ステップ中に、接合された基板が最大で500℃、好ましくは最大で300℃の温度に晒されることが好ましい。本発明の方法を用いると、接合エネルギがその後の処理のために十分高く、同時に、従来技術と比べて少ない数の接合ボイドが観察され、そのため、接合が向上する。更に、例えば金属の拡散、金属ライン及び/又は接点の溶融に起因する、既に処理された層中の裏面イメージャのようなデバイスの劣化を防止できる。
【0014】
好ましい実施形態によれば、活性化処理は、接合される表面のプラズマ活性化ステップ、研磨ステップ、洗浄ステップ、及び、ブラッシングステップのうちの少なくとも1つを含むことができる。これに関連して、処理されたデバイス又は少なくとも部分的に処理されたデバイスを伴わない基板のための活性化処理は、洗浄ステップ、プラズマ活性化ステップ、洗浄ステップ、及び、ブラッシングステップをこの順序で含むことが更に好ましい。更に、処理されたデバイス又は少なくとも部分的に処理されたデバイスを有する基板のための活性化処理に関して、活性化処理は、好ましくは、研磨ステップ及び洗浄ステップをこの順序で含むことができる。更に好ましくは、活性化処理は、洗浄ステップ後にプラズマ活性化ステップ及び/又はブラッシングステップを更に含むことができる。これらの処理を用いると、接合エネルギに関する更なる最適化された結果を得ることができる。
【0015】
有利な実施形態によれば、接触工程は、乾燥した雰囲気、特に100ppm未満のHO分子を伴う雰囲気で行うことができる。乾燥した雰囲気は、欠陥の発生、特にエッジボイドの発生を更に減少させる。
【0016】
接触工程は、中性雰囲気、特にアルゴン及び/又は窒素雰囲気で行うのが更に有益である。
【0017】
好ましい変形例によれば、本発明の方法は、処理されたデバイス上に誘電体層、特に酸化物層を設けるステップを更に備えることができ、誘電体層の表面と第2の基板の1つの表面との間で接合が行なわれる。この誘電体層は例えばPECVD堆積された酸化物であることができ、更に、該酸化物は、5ÅRMS未満の表面粗さを示すように平坦化される。したがって、所定の条件下で少なくとも一方の基板上で処理されたデバイス構造の形態とは無関係に接合を行うことができる。
【0018】
好ましくは、本発明の方法は、接合後に2つの基板のうちの少なくとも一方を薄くする追加のステップを更に備えることができる。そのため、本発明の方法にしたがって得られる高い接合エネルギ及び接合ボイドの数の減少の結果として、限られた熱処理後であっても、接合後に薄肉化を行うことができる。
【0019】
最後に、本発明は、前述した方法のうちの1つにしたがって製造される基板上に設けられる光電子デバイスにも関連する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1a】本発明に係る接合方法の1つの実施形態を示す。
【図1b】本発明に係る接合方法の1つの実施形態を示す。
【図1c】本発明に係る接合方法の1つの実施形態を示す。
【図1d】本発明に係る接合方法の1つの実施形態を示す。
【図1e】本発明に係る接合方法の1つの実施形態を示す。
【図1f】本発明に係る接合方法の1つの実施形態を示す。
【図1g】本発明に係る接合方法の1つの実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1aは、ドナー基板とも呼ばれる第1の基板1を示している。この実施形態において、ドナー基板は、シリコン層3が埋め込み酸化物層5上に設けられ且つ埋め込み酸化物層5がシリコンウエハなどのベース基板7上に設けられて成るシリコン・オン・インシュレータウエハである。SOI基板の代わりに、単純なシリコンウエハ、ヒ化ゲルマニウムウエハ、又は、ゲルマニウム・オン・インシュレータなどの任意の他の適した基板を第1の基板1として使用できる。第1の基板1の半導体層3の内及び/又は半導体層3の上には、電子デバイス又は光電子デバイスなどの処理されたデバイス9が既に形成されている。半導体層3は、デバイス9と併せて、約2〜30μm、例えば15μmの厚さを有する。第1の基板1上に存在するデバイス9は完全に処理されることができ又は部分的にのみ処理されることができ、このことは、その後の処理ステップにおいて、例えば電気的接続等を行うことによって、デバイスが仕上げられることを意味する。
【0022】
図1bは、デバイス9上に誘電体層11、例えば酸化物を設けることにある方法の次のステップを示している。誘電体層11は、この実施形態では、プラズマCVDのような適切な処理を使用して堆積される。この層11の堆積後、誘電体層11が平滑層としての機能を果たすことができるように、5ÅRMS未満の表面粗さを得るべく例えば化学機械研磨CMPを使用して平坦化ステップが行なわれる。
【0023】
図1cは、ここでは支持基板と呼ばれる第2の基板13を示しており、該基板は、一般にシリコンウエハであるが、任意の他の適した材料から形成することもできる。接合前に、約0.5−2.5μmの厚さを有する酸化物層15を支持基板13上に設けるために、酸化ステップが行なわれる。あるいは、その後の接合は、酸化物形成ステップを何ら伴うことなく又は支持基板上に酸化物を堆積させることによって行なわれる。
【0024】
デバイス及び誘電体層11を有するドナー基板1及び/又は図1dに示されるようなその酸化物層15を有する支持基板13は、その後、活性化される。
【0025】
ドナー基板1の活性化の場合には、最初に、更なる第2の研磨ステップが行なわれる。材料の除去は一般に1ミクロン未満、あるいは、更には0.3ミクロン未満であり、それにより、表面が活性化されて接合に備えられる。研磨ステップの後に洗浄ステップが行なわれ、この洗浄ステップは、例えば、表面の磨き上げ、及び、粒子を除去するためのSC1洗浄、又は、スラリー残留物の研磨を含むことができる。これらのステップは、その後の処理ステップで接合が行なわれる表面となる誘電体層11の表面に対して行なわれる。しかしながら、ある場合には、この研磨ステップを省くことができる。
【0026】
変形例によれば、ドナー基板の活性化は、その後のブラッシングステップを伴い又は伴わないO及び/又はNプラズマを使用するプラズマ活性化によって補完することができる。このステップは、例えば、接合されるべきドナー基板表面を酸素プラズマ又はOを含むプラズマに対して晒すことにある。プラズマ照射器は、例えば、200mmウエハに関して約100W〜1000Wのプラズマ出力を有し且つ約1〜100mTorr(1.33mbar〜133mbar)のプラズマ圧力を有する反応性イオンエッチング器であってもよい。
【0027】
次に、支持基板13の活性化は、例えば約10分間にわたる30〜80℃でのSC1を使用した表面の洗浄、前述した同じ条件下でのO及び/又はNプラズマ活性化、更なる洗浄、及び、その後の処理ステップで接合が行なわれる酸化物層15の表面の最終的なブラッシングステップにある。
【0028】
活性化処理ステップの役割は、高い接合エネルギを得ることができるように接合のための表面を生成することである。
【0029】
その後、図1eに示されるように、第1及び第2の基板は、支持基板13上の酸化物層15の表面19がドナー基板1上の誘電体層11の表面21と対向する状態で接合チャンバ17内に配置される。両方の基板は、それらの切り欠きに関して位置合わせされる。基板の導入及び位置合わせの後、チャンバは、閉じられて、1−50Torr、好ましくは1−20Torr、更に好ましくは10−20Torr程度の真空度まで真空引きされる。一般に、これには約2−3分を要し、また、本発明の目的のため、このレベルの部分的真空は、例えば高真空又は超高真空と比べて適度な時間で接合エネルギを増大させる。更に、本発明を実行するには、一次粗引きポンプのような性能があまり高くない真空ポンプで十分である。
【0030】
本実施形態における接合チャンバ内の雰囲気は、本質的に、乾燥した雰囲気、特に100ppm未満のHO分子を伴う雰囲気から成り、及び/又は、更に好ましくは、例えばアルゴン及び/又は窒素から成る中性雰囲気によって構成される。接合チャンバは、室温に維持され、したがって、18℃〜26℃の範囲内に維持される。
【0031】
所望の圧力レベルに達すると、図1fに示されるように2つの表面19,21が接触され、接合が開始される。一般に、接合は1つの点で始まり、また、接合波が広がって、それにより、最終的に、表面19,21が、分子接着力(ファンデルワールス力)によって互いに取り付けられて、ドナー−支持複合物23を形成する。最初の接触は、例えば機械的なフィンガを用いて、僅かな圧力を側部又は中心に加えることによって、達成することができる。
【0032】
説明した接合方法を用いると、部分真空下での接触と組み合わせて表面活性化ステップを行う有利な相乗効果に起因して、接合不良(bonding defect)のレベルが低い又は更には接合不良を伴わない少なくとも700−1000mJoule/mの範囲の接合エネルギが得られる。また、これらの結果は、500℃を超える高温で接合後のアニールを行う必要なく達成される。接合前に表面の一方の粒子の存在によって生じるボイドを除き、エッジボイドの発生を(従来技術の接合方法と比べて少なくとも1オーダーの大きさだけ)抑制又は制限できることが分かった。
【0033】
本実施形態の変形例によれば、図1gに示されるようにドナー基板1を薄くすることができる。この薄肉化は、研削及び/又は研磨ステップの後、最初のSOIドナー基板1の埋め込み酸化物5で停止する化学エッチングを行うことによって達成できる。最終的に、エッジ研磨及び/又は研削などの更なる仕上げステップを行うことができる。薄肉化は、必ずしも埋め込み酸化物5で停止するとは限らない。更なる変形例によれば、この酸化物層5を除去することさえもできる。この層3及び最終的に層5は第2の基板上に転写される。この場合、本発明の接合方法は更なる有利な効果を示す。これは、先と同様、得られる高い接合エネルギに起因して、転写された層のエッジが高い品質を有するとともに、該エッジが規則的な輪郭を示し、それにより、ドナーウエハの機械的な薄肉化に起因してウエハのエッジが割れたり又は裂けたりしないからである。
【0034】
図1gに示されるように、ここでは、SOIデバイス層3の最初のデバイス9が支持基板13上に転写されてしまっている。デバイスを完成させるため、例えば電気的接続などの更なる処理ステップを行うことができる。
【0035】
また、図1gの構造体25は、その後の製造処理ステップにおいて支持基板13としての機能を果たすとすることができる。この場合には、ドナー基板及び支持基板の両方がデバイスを備えることができる。
【0036】
光電子用途では、図1gに示される構造体が埋め込み酸化物層5を介して光を受け、それにより、光が電子デバイス9の背面に衝突する。
【0037】
変形例によれば、薄肉化は、スマートカット(登録商標)手法を使用して達成することもできる。この場合には、接合の前に、所定の分割領域を形成するためにヘリウム又は水素などの軽い種がドナー基板1に注入される。その後、分割は、図1fに示されるような接合アセンブリ23を例えば300−500℃の範囲の室温よりも高い温度に晒している最中又はその後に達成される。
【0038】
この実施形態では、第1の基板1がその上に既にデバイス9を支持している。それにもかかわらず、本発明はこの種の状況に限定されない。それは、デバイス構造を伴う基板又は伴わない任意の基板を本発明にしたがって処理でき、したがって、そのような基板が高い接合エネルギ及び低いエッジボイド濃度を達成できるからである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの基板を接合する方法であって、
a)前記2つの基板のうちの少なくとも一方に対して活性化処理を行うステップと、
b)部分真空下で前記2つの基板の接触工程を行うステップと、
を備える、接合方法。
【請求項2】
前記2つの基板のうちの少なくとも一方が、処理されたデバイス又は少なくとも部分的に処理されたデバイスを備える、請求項1に記載の接合方法。
【請求項3】
前記部分真空が、1〜50Torr(1.33mbar〜66.7mbar)、好ましくは、1〜20Torr(1.33mbar〜26.67mbar)、更に好ましくは、10〜20Torr(13.3mbar〜26.6mbar)の圧力を有する、請求項1に記載の接合方法。
【請求項4】
ステップb)が、室温で、特に18℃〜26℃の範囲内の温度で行なわれる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の接合方法。
【請求項5】
接合後の処理ステップ中に、接合された前記基板が最大で500℃、特に最大で300℃の温度に晒される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の接合方法。
【請求項6】
前記活性化処理が、接合される表面のプラズマ活性化ステップ、研磨ステップ、洗浄ステップ、及びブラッシングステップのうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の接合方法。
【請求項7】
前記処理されたデバイス又は前記少なくとも部分的に処理されたデバイスを伴わない前記基板のための前記活性化処理が、洗浄ステップ、プラズマ活性化ステップ、洗浄ステップ、及びブラッシングステップをこの順序で含む、請求項6に記載の接合方法。
【請求項8】
前記処理されたデバイス又は前記少なくとも部分的に処理されたデバイスを有する前記基板のための前記活性化処理が、研磨ステップ及び洗浄ステップをこの順序で含む、請求項6又は請求項7に記載の接合方法。
【請求項9】
前記活性化処理が、前記洗浄ステップ後にプラズマ活性化ステップ及び/又はブラッシングステップを更に含む、請求項8に記載の接合方法。
【請求項10】
前記接触工程が、乾燥した雰囲気、特に100ppm未満のHO分子を伴う雰囲気で行なわれる、請求項1〜9のいずれか一項に記載の接合方法。
【請求項11】
前記接触工程が、中性雰囲気、特にアルゴン及び/又は窒素雰囲気で行なわれる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の接合方法。
【請求項12】
前記処理されたデバイス上に誘電体層、特に酸化物層を形成するステップを更に備え、前記誘電体層の表面と第2の基板の1つの表面との間で接合が行なわれる請求項1〜11のいずれか一項に記載の接合方法。
【請求項13】
接合後に前記2つの基板のうちの少なくとも一方を薄くするステップを更に備える、請求項1〜12のいずれか一項に記載の接合方法。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法にしたがって製造される基板を備える光電子デバイス。





【図1a】
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【図1b】
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【図1c】
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【図1d】
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【図1e】
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【図1f】
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【図1g】
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【公開番号】特開2010−149180(P2010−149180A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−217024(P2009−217024)
【出願日】平成21年9月18日(2009.9.18)
【出願人】(598054968)エス. オー. アイ. テック シリコン オン インシュレーター テクノロジーズ (101)
【Fターム(参考)】