説明

2型糖尿病の処置において有用なグルコキナーゼ活性剤としてのスルホンアミド誘導体

本発明は、グルコキナーゼ活性の活性剤であり、してがって、グルコキナーゼ介在状態の処置のための治療剤として使用され得る、式
【化1】


で示される化合物を提供する。したがって、式(I)の化合物は耐糖能異常、2型糖尿病および肥満の予防および処置のために使用され得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特定のスルホンアミド誘導体、それらを含む医薬組成物、およびこのような化合物を使用することによるグルコキナーゼ介在状態、特に、耐糖能異常および2型糖尿病を処置する方法に関する。
【発明の開示】
【0002】
したがって、本発明は、式
【化1】

〔式中、
Qはそれが結合している炭素および窒素原子と一緒になって5から6員単環式ヘテロ芳香環を形成するか;または
Qはそれが結合している炭素および窒素原子と一緒になって9から10員二環式ヘテロ環を形成し;
およびRは、互いに独立して、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、所望により置換されているアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルチオノ、スルホニル、遊離またはエステル化カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、所望により置換されているアミノ、アリールまたはヘテロシクリルであるか;または
は存在せず;
は(C3−6)シクロアルキルまたは(C3−6)ヘテロシクリルであり;
は水素、ハロゲン、シアノ、低級アルキルまたは低級アルコキシであり;
は所望により(C1−6)アルコキシ、(C1−2)アルコキシ−(C1−4)アルコキシ、(C1−6)アルキルチオ、(C3−7)シクロアルキル、(C3−7)シクロアルコキシ、(C3−7)シクロアルキルチオ、(C6−10)アリール、(C6−10)アリールオキシ、(C6−10)アリールチオ、(C3−10)ヘテロシクリルまたは(C3−10)ヘテロシクリルオキシにより置換されていてよい(C3−12)シクロアルキル、(C6−10)アリール、(C3−10)ヘテロシクリルまたは(C1−6)アルキルであり;
は遊離またはエステル化カルボキシ、テトラゾリル、シアノまたは−C(O)NRであり、
ここで、RおよびRは、互いに独立して、水素、所望により置換されているアルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルであるか;または
およびRは一緒になってアルキレンであり、それらが結合している窒素原子と一緒に4から7員環を形成し;
nは1から6の整数である〕
で示される化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩を提供する。
【0003】
本発明の化合物は、グルコキナーゼ活性剤であり、したがって、グルコキナーゼ介在状態の処置のために使用され得る薬剤を提供する。したがって、式(I)の化合物は耐糖能異常、2型糖尿病および肥満の予防および処置のために使用され得る。
【0004】
下記は、本発明の化合物を記載するために使用する様々な用語を定義する。これらの定義は、個々にまたはより大きな基の一部として具体的な例で別の意味に限定されていない限り、本明細書を通してそれらが使用されるときに適用され、例えば、ある基の結合点がその基内の特定の原子に制限されているとき、結合点は該特定の基の矢印により定義する。
【0005】
“所望により置換されているアルキル”なる用語は、1−20個の炭素原子、好ましくは1−10個の炭素原子を有する非置換または置換アルキル基、すなわち、直鎖または分枝鎖炭化水素基を意味する。非置換アルキル基の例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、4,4−ジメチルペンチル、オクチルなどを含む。置換アルキル基は、限定はしないが、1個またはそれ以上の下記の基により置換されているアルキル基を含む:ハロゲン、ヒドロキシ、アルカノイル、アルコキシ、アルカノイルオキシ、チオール、アルキルチオ、アルキルチオノ、スルホニル、スルファモイル、カルバモイル、シアノ、カルボキシ、アシル、アリール、アルケニル、アルキニル、アラルコキシ、グアニジノ、所望により置換されているアミノ、ヘテロシクリル(イミダゾリル、フリル、チエニル、チアゾリル、ピロリジル、ピリジル、ピリミジルを含む)など。
【0006】
“低級アルキル”なる用語は、1−7個、好ましくは2−4個の炭素原子を有する、上記のアルキル基を意味する。
“ハロゲン”または“ハロ”なる用語は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を意味する。
“アルケニル”なる用語は、少なくとも2個の炭素原子および炭素と炭素の二重結合を結合点に有する、上記アルキル基のすべてを意味する。2−4個の炭素原子を有する基が好ましい。
【0007】
“アルキニル”なる用語は、少なくとも2個の炭素原子および炭素と炭素の三重結合を結合点に有する、上記アルキル基のすべてを意味する。2−4個の炭素原子を有する基が好ましい。
【0008】
“アルキレン”なる用語は、単結合により結合している3−6個の炭素原子の直鎖架橋、例えば、−(CH)x−(ここでxは3−6である)を意味し、これはO、−O−C(O)−、S、S(O)、S(O)またはNR(ここでRは水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アラルキル、ヘテロアラルキル、アシル、カルバモイル、スルホニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはアラルコキシカルボニルなどであり得る)から選択される1個またはそれ以上のヘテロ原子で中断されていてもよく;そして該アルキレンはさらに所望により置換されているアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、オキソ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルコキシ、アルコキシカルボニルなどから選択される1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい。
【0009】
“シクロアルキル”なる用語は、3−12個の炭素原子の所望により置換されている単環式、二環式または三環式炭化水素基を意味し、その各々は、1個またはそれ以上の炭素と炭素の二重結合を含み得るか、またはシクロアルキルはアルキル、ハロ、オキソ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルカノイル、アシルアミノ、カルバモイル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、チオール、アルキルチオ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、スルホニル、スルホンアミド、スルファモイル、ヘテロシクリルなどのような1個またはそれ以上の置換基により置換されていてよい。
【0010】
単環式炭化水素基の例は、限定はしないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシルおよびシクロヘキセニルなどを含む。
二環式炭化水素基の例は、ボルニル、インジル、ヘキサヒドロインジル、テトラヒドロナフチル、デカヒドロナフチル、ビシクロ[2.1.1]ヘキシル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプテニル、6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプチル、2,6,6−トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチルなどを含む。
三環式炭化水素基の例は、アダマンチルなどを含む。
“アルコキシ”なる用語は、アルキル−O−を意味する。
“アルカノイル”なる用語は、アルキル−C(O)−を意味する。
【0011】
“アルカノイルオキシ”なる用語は、アルキル−C(O)−O−を意味する。
“アルキルアミノ”および“ジアルキルアミノ”なる用語は、アルキル−NH−および(アルキル)N−を各々意味する。
“アルカノイルアミノ”なる用語は、アルキル−C(O)−NH−を意味する。
“アルキルチオ”なる用語は、アルキル−S−を意味する。
“トリアルキルシリル”なる用語は、(アルキル)Si−を意味する。
“トリアルキルシリルオキシ”なる用語は、(アルキル)SiO−を意味する。
“アルキルチオノ”なる用語は、アルキル−S(O)−を意味する。
“アルキルスルホニル”なる用語は、アルキル−S(O)−を意味する。
“アルコキシカルボニル”なる用語は、アルキル−O−C(O)−を意味する。
“アルコキシカルボニルオキシ”なる用語は、アルキル−O−C(O)O−を意味する。
【0012】
“カルバモイル”なる用語は、HNC(O)−、アルキル−NHC(O)−、(アルキル)NC(O)−、アリール−NHC(O)−、アルキル(アリール)−NC(O)−、ヘテロアリール−NHC(O)−、アルキル(ヘテロアリール)−NC(O)−、アラルキル−NHC(O)−、アルキル(アラルキル)−NC(O)−などを意味する。
“スルファモイル”なる用語は、HNS(O)−、アルキル−NHS(O)−、(アルキル)NS(O)−、アリール−NHS(O)−、アルキル(アリール)−NS(O)−、(アリール)NS(O)−、ヘテロアリール−NHS(O)−、アラルキル−NHS(O)−、ヘテロアラルキル−NHS(O)−などを意味する。
【0013】
“スルホンアミド”なる用語は、アルキル−S(O)−NH−、アリール−S(O)−NH−、アラルキル−S(O)−NH−、ヘテロアリール−S(O)−NH−、ヘテロアラルキル−S(O)−NH−、アルキル−S(O)−N(アルキル)−、アリール−S(O)−N(アルキル)−、アラルキル−S(O)−N(アルキル)−、ヘテロアリール−S(O)−N(アルキル)−、ヘテロアラルキル−S(O)−N(アルキル)−などを意味する。
“スルホニル”なる用語は、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アラルキルスルホニル、ヘテロアラルキルスルホニルなどを意味する。
【0014】
“所望により置換されているアミノ”なる用語は、所望により置換されているアルキル、アシル、スルホニル、アルコキシカルボニル、シクロアルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、ヘテロアラルコキシカルボニル、カルバモイルなどのような置換基により所望により置換されていてよいアミノ基を意味する。
【0015】
“アリール”なる用語は、環部分に6−12個の炭素原子を有する単環式または二環式芳香族性炭化水素基、例えば、フェニル、ビフェニル、ナフチルおよびテトラヒドロナフチルを意味し、その各々は、所望により置換されているアルキル、トリフルオロメチル、シクロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、アシル、アルカノイルオキシ、アリールオキシ、所望により置換されているアミノ、チオール、アルキルチオ、アリールチオ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、カルバモイル、アルキルチオノ、スルホニル、スルホンアミド、ヘテロシクリルなどのような1−4個の置換基により所望により置換されていてよい。
【0016】
“単環式アリール”なる用語は、アリールの下に記載したような、所望により置換されているフェニルを意味する。
“アラルキル”なる用語は、アルキル基を介して直接結合しているアリール基、例えば、ベンジルを意味する。
“アラルカノイル”なる用語は、アラルキル−C(O)−を意味する。
“アラルキルチオ”なる用語は、アラルキル−S−を意味する。
“アラルコキシ”なる用語は、アルコキシ基を介して直接結合しているアリール基を意味する。
“アリールスルホニル”なる用語は、アリール−S(O)−を意味する。
【0017】
“アリールチオ”なる用語は、アリール−S−を意味する。
“アロイル”なる用語は、アリール−C(O)−を意味する。
“アロイルオキシ”なる用語は、アリール−C(O)−O−を意味する。
“アロイルアミノ”なる用語は、アリール−C(O)−NH−を意味する。
“アリールオキシカルボニル”なる用語は、アリール−O−C(O)−を意味する。
【0018】
“ヘテロシクリル”または“ヘテロシクロ”なる用語は、例えば、4から7員単環式、7から12員二環式または10から15員三環式環系であり、少なくとも1個の炭素原子含有環中に、少なくとも1個のヘテロ原子を有し、所望により置換されている、完全に飽和または不飽和の、芳香族性または非芳香族性環状基を意味する。ヘテロ原子を含むヘテロ環式基の各環は、窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選択される1、2または3個のヘテロ原子を有し得、窒素および硫黄ヘテロ原子はまた所望により酸化されていてよい。該ヘテロ環式基は、ヘテロ原子または炭素原子で結合してよい。
【0019】
単環式ヘテロ環式基の例は、ピロリジニル、ピロリル、ピラゾリル、オキセタニル、ピラゾリニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、トリアゾリル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、イソキサゾリニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、チアゾリジニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、フリル、テトラヒドロフリル、チエニル、オキサジアゾリル、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロロジニル、2−オキソアゼピニル、アゼピニル、4−ピペリドニル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チアモルホリニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアモルホリニルスルホン、1,3−ジオキソランおよびテトラヒドロ−1,1−ジオキソチエニル、1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イルなどを含む。
【0020】
二環式ヘテロ環式基の例は、インドリル、ジヒドロインドリル、ベンゾチアゾリル、4,5,6,7−テトラヒドロ−ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサジニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾチアジニル、チアゾール[5,4−b]ピリジニル、チアゾール[5,4−d]ピリミジニル、オキサゾール[5,4−b]ピリジニル、6,7−ジヒドロ−4H−チオピラノ[4,3−d]チアゾリル、6,7−ジヒドロ−4H−ピラノ[4,3−d]チアゾリル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チアゾール[5,4−c]ピリジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−ピラゾール[1,5−a]ピリジニル、5,6,7,8−テトラヒドロ−トリアゾール[1,5−a]ピリジニル、キヌクリジニル、キノリニル、テトラヒドロキノリニル、デカヒドロキノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、デカヒドロイソキノリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾピラニル、インドリジニル、ベンゾフリル、クロモニル、クマリニル、ベンゾピラニル、シノリニル、キノキサリニル、インダゾリル、ピロロピリジル、フロピリジニル(例えば、フロ[2,3−c]ピリジニル、フロ[3,2−b]−ピリジニル]またはフロ[2,3−b]ピリジニル)、ジヒドロイソインドリル、1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロイソインドル−2−イル、ジヒドロキナゾリニル(例えば、3,4−ジヒドロ−4−オキソ−キナゾリニル)、フタラジニルなどを含む。
【0021】
三環式ヘテロ環式基の例は、カルバゾリル、ジベンゾアゼピニル、ジチエノアゼピニル、ベンズインドリル、フェナンスロリニル、アクリジニル、フェナンスリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、キサンテニル、カルボリニルなどを含む。
【0022】
“ヘテロシクリル”なる用語は、置換ヘテロ環式基を含む。置換ヘテロ環式基は、下記からなる群から選択される1、2または3個の置換基で置換されているヘテロ環式基を意味する:
(a)所望により置換されているアルキル;
(b)ヒドロキシル(または保護されているヒドロキシル);
(c)ハロ;
(d)オキソ、すなわち、=O;
(e)所望により置換されているアミノ;
(f)アルコキシ;
(g)シクロアルキル;
(h)遊離またはエステル化カルボキシ;
(i)ヘテロシクリル;
(j)アルキルチオ;
(k)アルキルチオノ;
(l)ニトロ;
(m)シアノ;
(n)スルファモイル;
(o)アルカノイルオキシ;
(p)アロイルオキシ;
(q)アリールチオ;
(r)アリールオキシ;
(s)スルファモイル;
(t)スルホニル;
(u)カルバモイル;
(v)アラルキル;および
(w)所望によりアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシル、アミノ、アシルアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノまたはハロで置換されているアリール。
【0023】
“ヘテロシクロオキシ”なる用語は、酸素架橋を介して結合しているヘテロ環式基を意味する。
“ヘテロアリール”なる用語は、所望により、例えば、低級アルキル、低級アルコキシまたはハロにより置換されているピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、フリル、チエニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチエニル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフリルなどのような芳香族性ヘテロ環、例えば、単環式または二環式アリールを意味する。
【0024】
“ヘテロアリールスルホニル”なる用語は、ヘテロアリール−S(O)−を意味する。
“ヘテロアロイル”なる用語は、ヘテロアリール−C(O)−を意味する。
“ヘテロアリールオキシカルボニル”なる用語は、ヘテロアリール−O−C(O)−を意味する。
“ヘテロアロイルアミノ”なる用語は、ヘテロアリール−C(O)NH−を意味する。
“ヘテロアラルキル”なる用語は、アルキル基を介して結合しているヘテロアリール基を意味する。
“ヘテロアラルカノイル”なる用語は、ヘテロアラルキル−C(O)−を意味する。
“ヘテロアラルカノイルアミノ”なる用語は、ヘテロアラルキル−C(O)NH−を意味する。
【0025】
“アシル”なる用語は、アルカノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイルなどを意味する。
“アシルアミノ”なる用語は、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、ヘテロアロイルアミノ、アラルカノイルアミノ、ヘテロアラルカノイルアミノなどを意味する。
“エステル化カルボキシ”なる用語は、所望により置換されているアルコキシカルボニル、シクロアルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、ヘテロシクロオキシカルボニルなどを意味する。
【0026】
本発明の化合物の薬学的に許容される塩は、酸と形成した塩、すなわち例えば、鉱酸、有機カルボン酸および有機スルホン酸、例えば、塩酸、マレイン酸およびメタンスルホン酸、各々の酸付加塩を意味する。
【0027】
同様に、本発明の化合物の薬学的に許容される塩は、塩基と形成される塩、すなわちカチオン性塩、例えば、アルカリおよびアルカリ土類金属塩、例えば、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウムおよびマグネシウム、ならびにアンモニウム塩、例えば、アンモニウム、トリメチルアンモニウム、ジエチルアンモニウムおよびトリス(ヒドロキシメチル)−メチル−アンモニウム塩および酸性基が構造の一部を成すときのアミノ酸との塩を意味する。
【0028】
上記のとおり、本発明は、式(I)の特定のスルホンアミド誘導体、それらを含む医薬組成物、該化合物を製造するための方法、および治療有効量の本発明の化合物またはそれらの医薬組成物の投与によりグルコキナーゼ介在状態を処置する方法を提供する。
【0029】
好ましいものは、
がシクロペンチルであり;
が水素であり;
が遊離またはエステル化カルボキシである、式(I)の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0030】
さらに好ましいものは、A群と命名する、式
【化2】

〔式中、
は水素、所望により置換されている低級アルキル、低級アルケニル、シクロアルキル、アリールまたはアラルキルであり;
Qはそれが結合している炭素および窒素原子と一緒になって
【化3】

からなる群から選択される5から6員単環式ヘテロ芳香環を形成する〕
を有する式(I)の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0031】
好ましいものは、
nが1から3の整数である、A群の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0032】
より好ましいものは、
nが1から3の整数であり;
が水素である;A群の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0033】
より好ましいものはまた、
nが1から3の整数であり;
が水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アルコキシ、アルキルチオまたはカルボキシであり;
が存在しない、A群の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0034】
より好ましいものは、B群と命名する、
nが1から3の整数であり;
が水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アルコキシ、アルキルチオまたはカルボキシであり;
がなく;
Qがそれが結合している炭素および窒素原子と一緒になって
【化4】

からなる群から選択される5から6員単環式ヘテロ芳香環を形成する、A群の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0035】
好ましいものは、
が(C1−6)アルコキシ、(C3−7)シクロアルキル、(C6−10)アリールまたは(C5−6)ヘテロシクリルにより置換されている(C3−7)シクロアルキルまたは(C1−4)アルキルである、B群の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0036】
より好ましいものは、
が(C1−6)アルコキシ、(C3−7)シクロアルキル、(C6−10)アリールまたは(C5−6)ヘテロシクリルにより置換されている(C3−7)シクロアルキルまたは(C1−4)アルキルであり;
が水素である、B群の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0037】
もっとも好ましいものは、
が(C1−6)アルコキシ、(C3−7)シクロアルキル、(C6−10)アリールまたは(C5−6)ヘテロシクリルにより置換されている(C3−7)シクロアルキルまたは(C1−4)アルキルであり(ここで(C1−4)アルキルはメチルまたはエチルであり、(C1−6)アルコキシはメトキシまたはエトキシであり;そして(C6−10)アリールは所望により置換されているフェニルである);
が水素である、B群の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0038】
さらに好ましいものはまた、C群と命名する、式
【化5】

〔式中、
は水素、所望により置換されている低級アルキル、低級アルケニル、シクロアルキル、アリールまたはアラルキルであり;
Qはそれが結合している炭素および窒素原子と一緒になって
【化6】

からなる群から選択される9から10員二環式ヘテロ環を形成する〕
を有する式(I)の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0039】
好ましいものは、
nが1から3の整数である、C群の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0040】
より好ましいものは、
nが1から3の整数であり、
が水素である、C群の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0041】
さらに好ましいものはまた、
nが1から3の整数であり、
が水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アルコキシ、アルキルチオまたはカルボキシであり;
が存在しない、C群の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0042】
もっとも好ましいものは、D群と命名する、
nが1から3の整数であり;
が水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アルコキシ、アルキルチオまたはカルボキシであり;
がなく;
Qがそれが結合している炭素および窒素原子と一緒になって
【化7】

からなる群から選択される9から10員二環式ヘテロ環を形成する、C群の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0043】
好ましいものは、
が(C1−6)アルコキシ、(C3−7)シクロアルキル、(C6−10)アリールまたは(C5−6)ヘテロシクリルにより置換されている(C3−7)シクロアルキルまたは(C1−4)アルキルである、D群の化合物;またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0044】
より好ましいものは、
が(C1−6)アルコキシ、(C3−7)シクロアルキル、(C6−10)アリールまたは(C5−6)ヘテロシクリルにより置換されている(C3−7)シクロアルキルまたは(C1−4)アルキルであり;
が水素である、D群の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0045】
もっとも好ましいものは、
が(C1−6)アルコキシ、(C3−7)シクロアルキル、(C6−10)アリールまたは(C5−6)ヘテロシクリルにより置換されている(C3−7)シクロアルキルまたは(C1−4)アルキルであり(ここで、(C1−4)アルキルはメチルまたはエチルであり、(C1−6)アルコキシはメトキシまたはエトキシであり;そして(C6−10)アリールは所望により置換されているフェニルである);
が水素である、D群の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0046】
本発明の化合物は、置換基の性質に依存して、1個またはそれ以上の不斉中心を有する。その結果としてのジアステレオ異性体、光学異性体、すなわち、エナンチオマー、およびジアステレオ異性体、ならびにそれらの混合物は、本発明に包含される。好ましいものは、アミド基に隣接した炭素原子で置換基がR配置をとる本発明の化合物である。
【0047】
本発明の特定の態様は:
3−(ベンジル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−([1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼン−スルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−(ベンゾフラン−2−イルメチル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸;
3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−ピリジン−2−イルメチル−アミノ)−プロピオン酸;
3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−オキサゾール−2−イルメチル−アミノ)−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−チオフェン−2−イルメチル−アミノ)−プロピオン酸;
4−[((2−カルボキシ−エチル)−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−メチル]−安息香酸;
3−(シクロヘキシルメチル−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸;
【0048】
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(5−メチル−フラン−2−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2,5−ジメチル−フラン−3−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸;
[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(5−メチル−フラン−2−イルメチル)−アミノ]−酢酸;
3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−イソプロピル−アミノ)−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−1,2−ジヒドロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(5−メチル−イソキサゾール3−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(4−フルオロ−ベンジル)−アミノ]−プロピオン酸;
【0049】
3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−シクロプロピルメチル−アミノ)−プロピオン酸;
({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−メチル−アミノ)−酢酸;
3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−メチル−アミノ)−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−(シクロヘキシル−{4−[(S)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸;
3−[{4−[(S)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(4−メトキシ−フェニル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−({4−[(S)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−メチル−アミノ)−プロピオン酸;
3−[{4−[(S)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−イソプロポキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−({4−[(S)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−チアゾル−2−イルメチル−アミノ)−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−フルオロ−ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(ピリミジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(4−メチル−チアゾル−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;および
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(ピリミジン−4−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩である。
【0050】
式(I)の化合物は当分野で既知の方法を使用して、例えば、下記方法Aまたは方法Bにしたがって製造され得る。
【0051】
方法A
式(I)の化合物は式
【化8】

(R’およびR’は各々上記定義のとおりのRおよびRを示すか、またはR’およびR’は各々RおよびRに変換できる基である)のアミンまたはそれらの酸付加塩を、式
【化9】

(R、Rおよびnは上記定義のとおりの意味を有し、そしてR’およびR’は各々上記定義のとおりのRおよびRを示すか、またはR’およびR’は各々RおよびRに変換できる基である)のカルボン酸の活性誘導体と結合し、式
【化10】

(R’、R’、R、R、n、R’およびR’は式(II)および(III)に対して定義のとおりの意味を有する)の化合物を得ることにより、得ることができる。
【0052】
上記結合反応において、カルボン酸の活性誘導体、例えば、式(III)のカルボン酸に対応するものは、酸塩化物、酸臭化物および酸フッ化物、混合無水物、低級アルキルエステルおよびそれらの活性エステル、および結合剤と結合した付加物、例えば、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドヒドロクロライド(EDCI)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、O−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロホウ酸塩、ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス−ピロリジノ−ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩(PyBOP)などを含む。混合無水物は好ましくはピバリン酸由来のもの、または炭酸の低級アルキルヘミエステル、例えば、エチルまたはイソブチル類似体である。活性エステルは、例えば、スクシンイミド、フタルイミドまたは4−ニトロフェニルエステルを含む。カルボン酸の活性誘導体、例えば、式(III)のカルボン酸に対応するものとアミン、例えば、式(II)のものとの反応は、塩基、例えば、ピリジン、トリエチルアミン(TEA)、ジイソプロピルエチルアミン(DIEA)またはN−メチルモルホリン(NMM)の存在下で、不活性有機溶媒、例えば、ジクロロメタン(DCM)、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)またはテトラヒドロフラン(THF)、またはそれらの溶媒の混合物中で実施され得る。式(III)のカルボン酸は、本明細書に記載の方法を使用して、または、例えば、式(III)のカルボン酸を塩素化剤、例えば、塩化チオニルまたは塩化オキサリルと処理し、対応するそれらの酸塩化物を得る、一般に当分野で既知の方法にしたがって、または結合剤、例えば、EDCIまたはHOBt、またはそれらのカップリング剤の混合物での処理によりそれらの活性誘導体に変換し得る。
【0053】
式(II)のアミンおよび式(III)のカルボン酸は既知であるか、またはそれらが新規であるときそれらは当分野で既知のまたは明細書の実施例またはそれらの変法のとおりの方法を使用して製造され得る。例えば、式(III)の化合物は式
【化11】

(Rは上記定義のとおりの意味を有し、そしてRは低級アルキル、好ましくは、メチルまたはエチルである)のエステルをクロロスルホン酸と反応させることにより製造され、式
【化12】

(RおよびRは上記定義のとおりの意味を有する)の化合物を、所望により固有の(intrinsic)有機溶媒の存在下で得る。好ましくは、反応は固有の有機溶媒なしで実施する。
【0054】
式(V)の化合物を次いで式
’−(CH−NH−R’ (VI)
(n、R’およびR’は上記定義のとおりの意味を有する)のアミンまたはそれらの酸付加塩と、塩基、例えば、ピリジン、TEA、DIEAまたはNMMの存在下で、不活性有機溶媒、例えば、DCM、DMFまたはTHF、またはそれらの溶媒の混合物中で処理し、式
【化13】

(R、n、R’、R’およびRは上記定義のとおりの意味を有する)の化合物を得る。好ましくは、反応は約−4℃から室温(RT)の範囲で実施され、さらに好ましくは、反応温度は約0℃である。式(VI)のアミンは既知であるか、またはそれらが新規であるときそれらは当分野で既知のまたは明細書の実施例のとおりの方法を使用して製造され得る。
【0055】
式(VII)の得られた化合物を次いで塩基、例えば、水素化ナトリウム、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)またはリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(LHMDS)、好ましくはLDAで処理し、次いで式
−(CH)−Lg (VIII)
(Rは上記定義のとおりの意味を有し、そしてLgは脱離基、例えば、クロライド、ブロマイド、アイオダイド、メシレート、トシレートまたはトリフラート、好ましくはアイオダイドまたはトリフラートである)のアルキル化剤を添加し、式
【化14】

(R、R、n、R’、R’およびRは上記定義のとおりの意味を有する)の化合物を得る。アルキル化段階は好ましくは極性有機溶媒、例えば、THF、DMF、N−メチルピロリドン(NMP)、1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリドン(DMPU)または1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン(DMTP)、またはそれらの溶媒の混合物中で実施される。
【0056】
式(IX)の得られた化合物を次いで、例えば、水性塩基、例えば、水酸化ナトリウム、リチウムまたはカリウムおよび有機溶媒、例えば、THFまたは低級アルコール、好ましくは、メタノールまたはエタノールの存在下で加水分解し、式(III)(R、R、n、R’およびR’は上記定義のとおりの意味を有する)のカルボン酸を得る。
【0057】
例えば、酸を対応する酸塩化物に変換することを介して、または結合剤、例えば、EDCI、HOBtまたはPyBOP、またはそれらの結合剤の混合物の存在下で、式(III)のカルボン酸を次いで式(II)のアミン、またはそれらの酸付加塩と、上記反応条件下で結合させ、式(I’)(R’、R’、R、R、n、R’およびR’は上記定義のとおりの意味を有する)の化合物を得る。
あるいは、式(I)の化合物は下記概略のとおりに製造され得る。
【0058】
方法B
式(I)の化合物は式
【化15】

(RおよびRは上記定義のとおりの意味を有し、そしてR’およびR’は各々上記定義のとおりのRおよびRを示すか、またはR’およびR’は各々RおよびRに変換できる基である)の化合物を式
’−(CH−NH−R’ (VI)
(n、R’およびR’は上記定義のとおりの意味を有する)のアミンまたはそれらの酸付加塩と、塩基、例えば、ピリジン、TEA、DIEAまたはNMMの存在下で、不活性有機溶媒、例えば、DCM、DMFまたはTHF、またはそれらの混合物中で反応させ、式
【化16】

(R’、R’、R、R、n、R’およびR’は上記定義のとおりの意味を有する)の化合物を得ることにより製造され得る。
【0059】
式(X)の化合物は、例えば、式
【化17】

(RおよびRは上記定義のとおりの意味を有する)の化合物を、塩基、例えば、水素化ナトリウム、LDAまたはLHMDS、好ましくはLDAと処理し、次いで式
−(CH)−Lg (VIII)
(Rは上記定義のとおりの意味を有する、そしてLgは脱離基、例えば、クロライド、ブロマイド、アイオダイド、メシレート、トシレートまたはトリフラート、好ましくはアイオダイドまたはトリフラートを示す)のアルキル化剤を加え、式
【化18】

(R、RおよびRは上記定義のとおりの意味を有する)の化合物を得ることにより製造され得る。アルキル化段階は好ましくは極性有機溶媒、例えば、THF、DMF、NMP、DMPUまたはDMTP、またはそれらの溶媒の混合物中で実施される。
【0060】
得られた式(XII)の化合物を次いで、例えば、水性塩基、例えば、水酸化ナトリウム、リチウムまたはカリウムおよび有機溶媒、例えば、THFまたは低級アルコール、好ましくは、メタノールまたはエタノールの存在下で加水分解し、式
【化19】

(RおよびRは上記定義のとおりの意味を有する)のカルボン酸を得る。
【0061】
例えば、カルボン酸の対応する酸塩化物の変換を介して、または結合剤、例えば、EDCI、HOBtまたはPyBOP、またはそれらの結合剤の混合物の存在下で、式(XIII)のカルボン酸を上記反応条件下で式(II)のアミンと結合させ、式
【化20】

(R’、R’、RおよびRは上記定義のとおりの意味を有する)の化合物を得る。
【0062】
得られた式(XIV)の化合物を、例えば、酢酸および低級アルコール、例えば、エタノールの混合物の存在下で鉄粉末を使用するニトロ基のアミノへの還元、次いでジアゾ化反応、次いで、塩化銅(II)および酢酸の存在下で、例えば、二酸化硫黄との処理により式(X)のスルホニルクロライド誘導体(R’、R’、RおよびRは上記定義のとおりの意味を有する)に変換され得る。
【0063】
得られた式(X)のスルホニルクロライド誘導体を次いで式(VI)のアミン(n、R’およびR’は上記定義のとおりの意味を有する)、またはそれらの酸付加塩と、上記反応条件下で処理し、式(I’)の化合物(R’、R’、R、R、n、R’およびR’は上記定義のとおりの意味を有する)の化合物を得る。
【0064】
上記方法は、不活性雰囲気下、好ましくは窒素雰囲気下で実施され得る。
【0065】
本明細書に記載の方法で本発明の化合物に変換する出発化合物および中間体において、存在するアミノ、チオール、カルボキシルおよびヒドロキシ基のような官能基は、所望により、調製用有機化学において一般的な慣用の保護基で保護する。保護されたアミノ、チオール、カルボキシルおよびヒドロキシ基は、緩和な条件下で、分子骨格が破壊されるかまたは他の望ましくない副次反応が起こることなく、遊離アミノ、チオール、カルボキシルおよびヒドロキシ基に変換できるものである。
【0066】
保護基を挿入する目的は、所望の化学的変換を行うために使用する条件下で、反応成分との望ましくない反応から官能基を守るためである。特定の反応のための保護基の必要性および選択は、当業者に既知であり、保護すべき官能基の性質(ヒドロキシ基、アミノ基など)、該置換基がその一部である分子の構造および安定性、および反応条件に依存する。
【0067】
これらの条件に合う既知の保護基それらの挿入および除去は、例えば、McOmie, “Protective Groups in Organic Chemistry”, Plenum Press, London, NY (1973);およびGreene and Wuts, “Protective Groups in Organic Synthesis”, John Wiley and Sons, Inc., NY (1999)に記載されている。
【0068】
上記の反応は、標準法にしたがって、好ましくは試薬に不活性であり、それらの溶媒である希釈剤、触媒、縮合剤または他の試薬各々の存在下または非存在下および/または不活性雰囲気中、低温、RTまたは高温、好ましくは使用する溶媒の沸点または付近で、および大気圧または超大気圧で行う。好ましい溶媒、触媒および反応条件は、下記の説明的実施例に明示する。
【0069】
本発明は、さらに、任意の段階で得られる中間体生成物を出発物質として使用して残りの段階を行うか、または出発物質を反応条件下インサイチュで製造するか、または反応成分をその塩または光学的に純粋なアンチポードの形で使用する、本発明の方法のすべての変法を含む。
【0070】
本発明の化合物および中間体はまた一般的にそれ自体既知の方法にしたがい互いに変換できる。
本発明はまたすべての新規出発物質およびそれらの製造法にも関する。
【0071】
出発物質および方法の選択に依存して、新規化合物は可能性のある異性体の中の一つの形またはそれらの混合物、例えば、実質的に純粋な幾何(シスまたはトランス)異性体、ジアステレオマー、光学異性体(エナンチオマー、アンチポード)、ラセミ体、またはそれらの混合物として存在してよい。前記の可能性のある異性体またはそれらの混合物は、本発明の範囲内である。
【0072】
すべての得られる異性体混合物を、成分の物理化学的差異に基づき、純粋な幾何または光学異性体、ジアステレオマー、ラセミ体に、例えばクロマトグラフィーおよび/または分別結晶により分離できる。
【0073】
最終産物または中間体の得られたすべてのラセミ体、例えば、式(III)および(XIII)の酸を、光学的に純粋な異性体に、既知の方法により、例えば、光学的に活性な酸または塩基により得たそのジアステレオ異性体塩を分離し、該光学的に活性な酸または塩基化合物各々を遊離することにより分割でき、例えば、式(III)および(XIII)の酸を光学的に活性な1−フェニルエチルアミンを使用して分割できる。同様に、塩基部分を有する本発明の化合物をそれらの光学異性体に、例えば、光学的に活性な酸、例えば、酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジ−O,O’−p−トルオイル酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸またはカンファー−10−スルホン酸で形成された塩の分別結晶により分割できる。ラセミ体産物も、キラルクロマトグラフィー、例えば、キラル吸着剤を使用した高速液体クロマトグラフィーにより、分割できる。
【0074】
あるいは本発明の化合物の光学的に純粋な異性体は、キラルな試薬を使用することにより得ることができる。例えば、式(X)の化合物の光学異性体、好ましくは、R異性体は、本明細書の実施例で説明されているとおりにキラル補助基、例えば、エバンス補助基を使用して製造され得る。
【0075】
最後に、本発明の化合物を、遊離形、またはそれらの塩形、好ましくは、それらの薬学的に許容される塩形、またはそれらのプロドラッグ誘導体のいずれかで得られる。
【0076】
酸性基を含む本発明の化合物は、薬学的に許容される塩基で塩に変換され得る。このような塩は、ナトリウム、リチウムおよびカリウム塩のようなアルカリ金属塩;カルシウムおよびマグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩;有機塩基とのアンモニウム塩、例えば、トリメチルアミン塩、ジエチルアミン塩、トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩およびN−メチル−D−グルカミン塩;アルギニン、リジンなどのようなアミノ酸との塩を含む。塩は、有利にはエーテル性またはアルコール性溶媒、例えば、低級アルカノールの存在下で、慣用的方法を使用して形成され得る。後者の溶液から、塩をエーテル、たとえばジエチルエーテルで沈澱させてもよい。得られた塩を、酸での処理により遊離化合物に変換し得る。これらまたは他の塩は、また、得られた化合物の精製のために使用され得る。
【0077】
一般に、本発明の化合物は、酸付加塩、とりわけ薬学的に許容される塩に変換され得る。これらは、例えば、無機酸、例えば、鉱酸、例えば、硫酸、リン酸または塩酸と、または有機カルボン酸、例えば、例えば、非置換またはハロゲンにより置換されている(C)アルカンカルボン酸、例えば、酢酸、例えば、飽和または不飽和ジカルボン酸、例えば、シュウ酸、コハク酸、マレイン酸またはフマル酸、例えば、ヒドロキシカルボン酸、例えば、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸またはクエン酸、例えば、アミノ酸、例えば、アスパラギン酸またはグルタミン酸と、または有機スルホン酸、例えば、(C)アルキルスルホン酸、例えば、メタンスルホン酸;または非置換または置換(例えば、ハロゲンにより)されているアリールスルホン酸と形成される。好ましいのは、塩酸、マレイン酸およびメタンスルホン酸と形成される塩である。
【0078】
本発明の任意の化合物のプロドラッグ誘導体は、投与後、インビボでいくつかの化学的または生理的な過程を介して該親化合物を放出する該化合物の誘導体であり、例えば、プロドラッグは生理的pHにさらされるか、または酵素作用を介して親化合物へと変換される。具体例として、プロドラッグ誘導体は、例えば、遊離カルボン酸のエステルならびにチオール、アルコールまたはフェノールのS−アシルおよびO−アシル誘導体であり、アシルは本明細書中に定義の意味を有する。好ましいものは、生理的条件での加溶媒分解により親カルボン酸に変換可能である薬学的に許容されるエステル誘導体である。このようなエステル誘導体は、限定はしないが、低級アルキルエステル、シクロアルキルエステル、低級アルケニルエステル、ベンジルエステル、モノ−またはジ−置換低級アルキルエステル、例えば、ω(アミノ、モノ−またはジ−低級アルキルアミノ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル)−低級アルキルエステル、α−(低級アルカノイルオキシ、低級アルコキシカルボニルまたはジ−低級アルキルアミノカルボニル)−低級アルキルエステル、例えば、ピバロイルオキシメチルエステルおよびその他、例えば、Rが所望により置換されている上記定義のとおりの低級アルキル、低級アルケニル、シクロアルキル、アリールまたはアラルキルである式(IA)の化合物をRが水素である式(IA)の化合物へ容易に変換可能である、当分野で慣用的に使用されるものである。
【0079】
遊離化合物、プロドラッグ誘導体およびそれらの塩形態の化合物の間の密接な関係を考慮して、この文脈において化合物という場合は常に、プロドラッグ誘導体および対応する塩も意図される。ただし、このようなことが可能または適当であるとの条件下である。
【0080】
それらの塩を含む本化合物はまた、それらの水和物の形で得ることができるか、またはそれらの結晶化のために使用した他の溶媒を含んでいてよい。
【0081】
上記定義のとおり、本発明の化合物は、グルコキナーゼ活性が介在する状態の処置のために使用され得る。このような化合物はしたがって耐糖能異常、2型糖尿病および肥満の処置のための治療で使用され得る。
【0082】
本発明は、さらに治療有効量の薬理学的に活性な本発明の化合物、単独または1種またはそれ以上の薬学的に許容される担体と組み合わせて含む医薬組成物を提供する。
【0083】
本発明の医薬組成物は、グルコキナーゼ活性が介在する状態の処置のためにヒトを含む哺乳動物に対して経腸、例えば、経口または経直腸;経皮および非経腸投与のために適当であるものである。このような状態は耐糖能異常、2型糖尿病および肥満を含む。
【0084】
したがって、本発明の薬理学的に活性な化合物を、その治療的有効量を、経腸または非経腸適用のいずれかに適した賦形剤または担体と共にまたは混合して含む、医薬組成物の製造において使用され得る。好ましいのは該活性成分を:
a)希釈剤、例えば、ラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロースおよび/またはグリシン;
b)滑剤、例えば、シリカ、タルク、ステアリン酸、そのマグネシウムまたはカルシウム塩および/またはポリエチレングリコール;錠剤に関してはまた
c)結合剤、例えば、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、デンプンペースト、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロースおよびまたはポリビニルピロリドン;所望により
d)崩壊剤、例えば、デンプン、寒天、アルギン酸またはそのナトリウム塩、または起沸性混合物;および/または
e)吸収剤、着色剤、香味剤および甘味剤と一緒に含む錠剤およびゼラチンカプセルである。
【0085】
注射用組成物は、好ましくは水性等張性溶液または懸濁液であり、坐薬は有利には脂肪エマルジョンまたは懸濁液から製造する。
【0086】
該組成物は滅菌してよくおよび/または防腐剤、安定化剤、湿潤剤また乳化剤、溶解促進剤、浸透圧調整用塩および/または緩衝剤のような、アジュバントを含んでいてよい。加えて、それらはまた他の治療的に価値のある物質を含んでいてよい。該組成物は、各々慣用の混合、造粒または被覆方法にしたがい製造し、約0.1−75%、好ましくは約1−50%の本活性成分を含む。
【0087】
経皮適用のための適当な製剤は、治療的有効量の本発明の化合物と担体を含む。有利な担体は、宿主の皮膚を通した移動を助ける、吸収性の薬理学的に許容される溶媒を含む。特徴的に、経皮デバイスは、裏打ち部材、本化合物を所望により担体と共に含む貯蔵部、所望により、化合物を宿主の皮膚に制御されたおよび予定された速度で長期間にわたり送達するための速度制御バリア、および、皮膚にデバイスを固定させるための手段を含む、バンデージの形である。
【0088】
したがって、本発明は、グルコキナーゼ活性が介在する状態、好ましくは、耐糖能異常、2型糖尿病および肥満の処置のための上記医薬組成物を提供する。
【0089】
医薬組成物は、治療的有効量の上記の本発明の化合物を、単独で、または他の治療剤と組み合わせて、例えば、それぞれ当分野で報告されているような有効な治療的投与量で含む。このような治療剤は下記を含む:
a)インスリン、インスリン誘導体および摸倣体;スルホニルウレア、例えば、グリピジド、グリブリドおよびアマリールのようなインスリン分泌促進剤;メグリチニド、例えば、ナテグリニドおよびレパグリニドのようなインスリン分泌性スルホニルウレア受容体リガンド;グリタゾン、例えば、ピオグリタゾンおよびロシグリタゾンのようなチアゾリドン誘導体;PTP−112のようなタンパク質チロシンホスファターゼ−1B(PTP−1B)阻害剤;SB−517955、SB−4195052、SB−216763、NN−57−05441およびNN−57−05445のようなGSK3(グリコーゲンシンターゼキナーゼ−3)阻害剤;GW−0791およびAGN−194204のようなRXRリガンド;T−1095のようなナトリウム依存性グルコース共輸送体阻害剤;BAY R3401のようなグリコーゲンホスホリラーゼ阻害剤;メトホルミンのようなビグアナイド;アカルボースのようなアルファ−グルコシダーゼ阻害剤;GLP−1(グルカゴン様ペプチド−1)、Exendin−4のようなGLP−1類似体およびGLP−1摸倣体;PPAR(ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体)のモジュレーター、例えば、N−(2−ベンゾイルフェニル)−L−チロシン類似体のような非グリタゾン型PPARγアゴニスト、例えば、GI−262570、およびJTT501;LAF237、MK−0431、サクサグリプチンおよびGSK23AのようなDPPIV(ジペプチヂジルペプチダーゼIV)阻害剤;SCD−1(ステアロイル−CoAデサチュラーゼ−1)阻害剤;DGAT1およびDGAT2(ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ1および2)阻害剤;ACC2(アセチルCoAカルボキシラーゼ2)阻害剤;ならびにAGE(終末糖化産物)の分解剤のような抗糖尿病剤;
【0090】
b)3−ヒドロキシ−3−メチル−グルタリールコエンザイムA(HMG−CoA)レダクターゼ阻害剤、例えば、ロバスタチン、ピタバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、セリバスタチン、メバスタチン、ベロスタチン、フルバスタチン、ダルバスタチン、アトルバスタチン、ロスバスタチンおよびリバスタチンのような;コレステロールエステル輸送タンパク質(CETP)阻害剤のようなHDL増加化合物、例えば、JTT705;Apo−A1類似体および模倣剤;スクアレンシンターゼ阻害剤;FXR(ファルネソイドX受容体)およびLXR(肝臓X受容体)リガンド;コレスチラミンミン;フィブラート;ニコチン酸;およびアスピリンのような抗高脂血症剤;
【0091】
c)フェンテルミン、レプチン、ブロモクリプチン、デキストロアンフェタミン、アンフェタミン、フェンフルラミン、デクスフェンフルラミン、シブトラミンミン、オーリスタット、デクスフェンフルラミン、マジンドール、フェンテルミン、フェンジメトラジン、ジエチルプロピオン、フルオキセチン、ブプロピオン、トピラメート、ジエチルプロピオン、ベンズフェタミン、フェニルプロパノールアミン、エコピパム、エフェドリン、およびシュードエフェドリンのような抗肥満剤;ZETIA(登録商標)およびKT6−971のようなコレステロール吸収モジュレーター;ならびにリモナバントのようなカンナビノイド受容体アンタゴニスト;ならびに
【0092】
d)例えば、エタクリン酸、フロセミドおよびトルセミドのようなループ利尿剤;ベナゼプリル、カプトプリル、エナラプリル、フォシノプリル、リシノプリル、モエキシプリル、ペリノドプリル、キナプリル、ラミプリルおよびトランドラプリルのようなアンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤;ジゴキシンのようなNa−K−ATPase膜ポンプ阻害剤;中性エンドペプチダーゼ(NEP)阻害剤;オマパトリラト、サムパトリラトおよびファシドトリルのようなACE/NEP阻害剤;カンデサルタン、エプロサルタン、イルベサルタン、ロサルタン、テルミサルタンおよびバルサルタン、特にバルサルタンのようなアンギオテンシンIIアンタゴニスト;ジテキレン、ザンキレン、テルラキレン、アリスキレン、RO66−1132およびRO−66−1168のようなレニン阻害剤;アセブトロール、アテノロール、ベタキソロール、ビソプロロール、メトプロロール、ナドロール、プロプラノロール、ソタロールおよびチモロールのようなβ−アドレナリン受容体ブロッカー;ジゴキシン、ドブタミンおよびミルリノンのような変力剤;アムロジピン、ベプリジル、ジルチアゼム、フェロジピン、ニカルジピン、ニモジピン、ニフェジピン、ニソルジピンおよびベラパミルのようなカルシウムチャネルブロッカー;エプレレノンのようなアルドステロン受容体アンタゴニスト;ならびにアナストロゾールおよびファドロゾールのようなアルドステロンシンターゼ阻害剤のような抗高血圧剤。
【0093】
他の特異的抗糖尿病化合物は、本明細書に出典明示により包含させる、Patel Mona in Expert Opin Investig Drugs, 2003, 12(4), 623 - 633の図1から7に記載されている。本発明の化合物は、他の活性成分と同時に、またはその前もしくは後に、別々に、同じまたは異なる投与経路により、または、同じ医薬製剤で一緒に投与され得る。
【0094】
コード番号、一般名または商品名により特定した治療剤の構造は、標準概論“The Merck Index”またはデータベース、例えばPatents International(例えばIMS World Publications)から得ることができる。その対応する内容を、参照により本明細書の一部とする。
【0095】
したがって、本発明は、治療有効量の本発明の化合物を、好ましくは抗糖尿病剤、脂質低下剤、抗肥満剤または抗高血圧剤、もっとも好ましくは上記抗糖尿病剤または脂質低下剤から選択される、治療的有効量の他の治療剤と組み合わせて含む、医薬組成物に関する。
【0096】
本発明は、さらに薬剤として使用するための上記医薬組成物に関する。
【0097】
本発明は、さらにグルコキナーゼ活性が介在する状態、好ましくは、耐糖能異常、2型糖尿病および肥満の処置のための薬剤の製造のための上記医薬組成物または組合せの使用に関する。
【0098】
したがって、本発明はまた、薬剤として使用するための式(I)の化合物;グルコキナーゼ活性が介在する状態の予防および/または処置のための医薬組成物の製造のための式(I)の化合物の使用、ならびに式(I)の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩、それらの薬学的に許容される希釈剤または担体と合わせて含む、グルコキナーゼ活性が介在する状態において使用するための医薬組成物に関する。
【0099】
本発明はさらに、グルコキナーゼ活性が介在する状態の予防および/または処置のための方法であって、治療有効量の本発明の化合物を投与することを含む方法を提供する。
【0100】
約50−70kgの哺乳動物の単位用量は、約1mgから1000mg、有利には約5−500mgの活性成分を含み得る。活性化合物の治療有効用量は、温血動物(哺乳動物)の種、体重、年齢および個々の状態、投与の形、および関与する化合物に依存する。
【0101】
前記にしたがって、本発明はまた、例えば、好ましくは抗糖尿病剤、脂質低下剤、抗肥満剤および抗高血圧剤、またはそれらの薬学的に許容される塩から選択される少なくとも1種の他の治療剤を含む少なくとも1種の医薬組成物と同時にまたは連続して使用すべき、式(I)の化合物、またはそれらの薬学的に許容される塩を含む、本明細書に定義のいずれかの方法において使用するための、治療的組み合わせ、例えば、キット、複数パーツのキットを提供する。該キットはその投与のための指示書を含み得る。
【0102】
同様に、本発明は、(i)本発明の医薬組成物;ならびに(ii)抗糖尿病剤、脂質低下剤、抗肥満剤および抗高血圧剤、またはそれらの薬学的に許容される塩から選択される化合物を含む医薬組成物を、成分(i)から(ii)の2個の別々の単位の形で含む複数パーツのキットを提供する。
【0103】
同様に、本発明は、治療有効量の式(I)の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩、および、例えば、上記のような抗糖尿病剤、脂質低下剤、抗肥満剤または抗高血圧剤である第2の薬剤の、例えば、同時または連続した共投与を含む上記方法を提供する。
【0104】
好ましくは、本発明の化合物は、必要とする哺乳動物に投与する。
好ましくは、本発明の化合物は、グルコキナーゼ活性のモジュレーターに応答する疾患の処置のために使用する。
【0105】
好ましくは、グルコキナーゼ活性と関連する状態は耐糖能異常、2型糖尿病および肥満から選択される。
【0106】
最後に、本発明は、式(I)の化合物を治療有効量の抗糖尿病剤、脂質低下剤、抗肥満剤または抗高血圧剤と組み合わせて投与することを含む方法または使用を提供する。
【0107】
最終的に、本発明は、上記医薬組成物の形態の式(I)の化合物を投与することを含む方法または使用を提供する。
【0108】
明細書および特許請求の範囲を通して使用される、“処置”なる用語は、当業者に記載の処置のすべての異なる形または形態を包含し、特に、予防、治癒、進行の遅延および軽減的処置を含む。
【0109】
上記特性は、インビトロおよびインビボ試験で、有利には哺乳動物、例えば、マウス、ラット、イヌ、サルまたは単離した臓器、組織およびそれらの調製物を使用して証明できる。該化合物を、インビトロで溶液、例えば、好ましくは水溶液の形態で、および、インビボで経腸的、非経腸的いずれかで、有利には、静脈内に、例えば、懸濁液または水溶液として適用できる。インビトロの用量は約10−2モルから10−9モル濃度の範囲であり得る。インビボの治療有効量は、投与経路に依存して、約0.1mg/kgから1000mg/kg、好ましくは約1mg/kgから100mg/kgであり得る。
【0110】
本発明の化合物の活性は、下記の方法または当分野で既知の方法にしたがい、評価できる:
例えば、グルコキナーゼ活性はインビトロで、68,000Daのグルコキナーゼ(GK)のタンパク質阻害剤であるGKRPの不存在下または存在下で本発明の化合物による組換えGST−GKの活性化を測定することにより、同定され得る。これらのアッセイにおいて、グルコース−6−リン酸の形成は、チオ−NADHの形成に直接関係している。GST−GKはグルコースとMg−ATPの反応を触媒し、グルコース−6−リン酸およびADPを製造する。グルコース−6−リン酸デヒドロゲナーゼ(G6PDH)はチオニコチナミド(チオ−NAD)をチオ−NADHに還元する。アッセイはチオ−NADHの形成を405nMで測定する。
【0111】
基本的なGKアッセイ成分は下記のとおりである:25mMのHEPES(pH7.1)、25mMのKCl、2.5mMのMgCl、1mMのATP(Sigma A−5394)、1mMのDTT、1mMのチオ−NAD(Sigma T−7375)、80単位/mLのG6PDH(Sigma G−5885)、10mMのグルコースおよび110nMのGST−GK。GKRPによるGK阻害の反転を評価するために、20μMのフルクトース−16−リン酸(F−6−P)および370nMの組換えGKRP(370nM)をこれらのアッセイ成分に加える。1μMでのフルクトース−1−リン酸(F−1−P)はGK/GKRPアッセイのコントロールとして使用される。F−1−PはGKRPによるGST−GKの阻害を反転する。
【0112】
アッセイは標準、96−ウェル、丸底プレート(Corning)で実施し、全アッセイ容量は25μLである。試験化合物を100%のDMSOへ連続希釈し、100%のDMSO中の0.5μLの希釈化合物をアッセイプレートに加える。アッセイ試薬(24.5μL)をZymarkのロボットプラットフォームを使用して加える。HEPES、MgCl、KCl、チオ−NAD、G6PDH、F−6−P、グルコース、GKRPおよびGST−GKを含むバッファー(5μL)を、Zymarkの8−チャネルハンドピペットを使用して加える。GK/GKRPアッセイのために、GKRPおよびF−6−Pをまた含む。次いで反応をZymark Reagent Addition Station/Reagent Addition Moduleを使用して19.5μLのHEPES、MgCl、KCl、DTTおよびATPを含むバッファーを加えることにより開始する。プレートをSpectraMax Plusマイクロプレート分光光度計(Molecular Devices, Sunnyvale, CA)を使用して10分間にわたって25℃で動力学的に読み、405nmで光学濃度の増加をモニタリングする。試験化合物を含むウェルのGK活性をDMSOコントロールウェルの活性と比較する。GK活性の50%増加を引き起こす化合物の濃度を計算し、EC50として表す。実施例に記載の化合物の大部分は200μM未満または等しい、好ましくは50μM未満のEC50値を有する。もっとも好ましいものはコントロールに対するGK活性%の少なくとも2倍を示す、2μM未満のEC50を有する化合物である。
【0113】
ラット肝細胞のグルコキナーゼ活性は下記のとおりに測定され得る:
肝細胞を以前に記載されている(Berry et al., J. Cell Biol., Vol. 43, pp. 506 - 520 (1969)参照)とおり、一晩絶食雄Sprague - Dawleyラット(Charles River Laboratories, Raleigh, NC)の肝臓のコラゲナーゼかん流により単離する。該細胞を3回それぞれ100mLの5%の胎児ウシ血清(FBS)を含むグルコース非含有ダルベッコ変法イーグル培地(DMEM, Gibco BRL)で洗浄し、次いでグルコース非含有DMEM/5%FBSに懸濁する。細胞を1mLの5%のFBSを補ったウィリアム培地E(Sigma)中で、コラーゲン被覆24−ウェルプレート(Becton Dickinson)に3×10細胞/ウェルの密度で置き、37℃で5%CO/95%空気中でインキュベートする。細胞接着(〜4時間)後、培地を5mMのグルコースおよび10nMのデキサメタゾン(Sigma)を含む血清非含有DMEMを置き換え、細胞を使用前さらに16−20時間培養する。
【0114】
グルコースリン酸化の速度は[2−H]グルコースからのOの放出により測定される。肝細胞を培養した培地を除去し、細胞を150μLの5mMのグルコースおよび化合物(1、10および30μM)またはDMSOを含む新鮮血清非含有DMEM中で3時間37℃でプレインキュベートする。DMSOの最終濃度は0.2%である。次いで培地を除去し、150μLの化合物またはDMSOを含むDMEM/5mMのグルコースの新鮮混合物および1μCiの[2−H]グルコース(NEN)を加える。グルコースリン酸化の刺激のための陽性対照として、細胞をDMSOを含む血清−非含有DMEM/5mMのグルコース培地中で3時間プレインキュベートし、次いで1時間0.5mMのフルクトース/DMSO(F−1−Pの前駆体、BDHのAnalaR(登録商標))を含む標識グルコース培地中でインキュベートする。全ての条件はクアドルプリケートで試験し、ここで200μLの適当な培地+標識グルコース(150μLの代わり)をプレートあたり1つのウェルに入れ、その50μLをすぐに除去し、10μLの1NのHClを含む1.2mLのマイクロフュージチューブ(Costar)に入れる。このサンプルを0分時点としてO放出バックグラウンド(交換値)を測定するために使用する。標識グルコース培地の添加後、肝細胞を37℃で1時間、揺動器をゆっくり動かしてインキュベートする。
【0115】
インキュベーション終了後、50μLの培養培地を10μLの1NのHClを含むマイクロフュージチューブに回収し、Oを測定する。チューブは封せず、それぞれ1.5mLの脱イオン水を含む20mLのガラスシンチレーションバイアル(wheaton)内に入れる。バイアルをしっかり封をし、37℃で乾燥インキュベーターで2日間インキュベートする(反応混合物由来Oとバイアル中の水を平衡にする)。標準曲線を[H]HO(NEN)を使用して作製し、交換に対して補正する。50μLの一定量の連続希釈の標識された水を10μLの1NのHClに加え、交換がサンプルに記載のとおりに行われる(一般的に、約90%の交換が観察される)。バイアルからの水の移動を最小にするため、マイクロフュージチューブに次いで注意深くバイアルから除去し、18mLのシンチレーションカクテル(Ready Safe, Beckman Coulter)をそれぞれのバイアルに加える。水中の[2−H]グルコースから回収したH−標識をBeckman Model LS500シンチレーションカウンターを使用して測定し、カウント(0時点でマイナス)をOの回復に対して補正する。脱トリチウム化グルコースの量を10細胞あたりナノモル/hで計算し、結果はDMSOコントロールに対する増加を%で示す。
【0116】
グルコキナーゼ活性をインビボで下記のとおりに測定し得る:
雄C57BLマウス(Jackson Lab, Bar Harbor, ME)を逆明暗サイクルルーム(8:00p.m.から8:00a.m.明期)でケージあたり2匹収容し、食事および水は自由に利用させる。DIOを誘発するために、マウスに高脂肪食(脂肪で60%のカロリー摂取であるD12492、Research Diets, New Brunswick, NJ)を4週齢から与えるが、使用する前は規定食で維持する。25週齢のDIOマウスを使用する。試験の当日、動物は7:30a.mに絶食させる。体重測定および基礎血液サンプル収集を10:00a.mに行う。血漿グルコース値を次いで測定する。動物をグループ中の血漿グルコースの平均が合うように5つのグループ(n=7/グループ)に割り当てる。10:30a.m.に、動物に5ml/kgの用量でビヒクル(水)またはビヒクル中の化合物を投与する。試験化合物は3、10、30、または100mg/kgで与える。ビヒクルまたは化合物投与1時間後、血液サンプル(0分)を取り、1g/kg(水中の20%グルコース)で5ml/kgの投与用量で経口グルコース負荷試験(OGTT)する。血液サンプルをグルコース投与後30、60および120分に回収する。動物はOGTT後、再供給される。血液サンプルを尾出血を介して得る。血漿グルコース濃度をグルコースメーター(Ascensia Elite, Bayer Corp., Mishawaka, IN)を使用して測定する。血液サンプルをEDTA(エチレンジアミンテトラ酢酸)を含むチューブ(Microvette CB300, Aktiengesellschaft & Co., Numbrecht, Germany)に回収し、血液凝固を防ぐ。血液サンプル回収後、チューブを氷上に保存し、遠心する。血液サンプルの血漿部分を10,000×gで10分間4℃で遠心により得、−80℃で保管する。血漿インスリンレベルをMouse Endocrine Lincoplexキット(Linco Research, Inc., St. Charles, MO)を使用するLuminexアッセイにより測定する。データは平均±SEMで記録する。統計分析を一元配置または二元配置分散分析(ANOVA)を使用して実施し、次いでTukeyの多重比較試験をし、グループ間の差を比較する。統計的有意性はp<0.05のレベルと認められる。
【0117】
本発明の説明のために、組換えGST−GKの活性を測定するインビトロアッセイで、実施例1の化合物が約271nMのEC50であることを立証する。実施例1の化合物の経口(po)投与は経口グルコース負荷試験中に異なる時点で38−53%のグルコース減少を有する、統計的に有意なグルコース低下を提供する。
【0118】
下記の実施例は本発明を説明する目的であり、それらに限定されると解釈してはならない。特記しない限り、すべての蒸発は減圧下、好ましくは約50mmHgから100mmHgで実施する。最終産物、中間体および出発物質の構造は、標準分析法、例えば、微量分析、融点(m.p.)および分光学的特性、例えば、MS、IRおよびNMRにより確認する。使用する略語は、当分野で慣用のものである。
【実施例】
【0119】
実施例1
3−(ベンジル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸
【化21】

A.(4R,5S)−4−メチル−5−フェニル−3−フェニルアセチル−オキサゾリジン−2−オン
(4R,5S)−4−メチル−5−フェニル−オキサゾリジン−2−オン(25.21g、142.269mmol)を無水THF(100mL)に溶解させ、−78℃に冷却する。n−ブチルリチウム(ヘキサン中の2.5M、62.60mL、156.5mmol)を10分にわたって滴下する。反応物を−78℃で10分間撹拌する。フェニルアセチルクロライド(20.73mL、156.5mmol)を無水THF(50mL)に溶解させ、10分にわたって滴下する。反応物を−78℃で2時間撹拌する。反応物を塩水(300mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×250mL)で抽出する。抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、黄色油状物を放置し固体化する。未処理の生成物をヘキサン中の酢酸エチル5→45%で溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、(4R,5S)−4−メチル−5−フェニル−3−フェニルアセチル−オキサゾリジン−2−オンを白色固体として得る:1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ 0.8 (d, J = 6.6 Hz, 3 H) 4.2 (m, 2 H) 4.8 (m, 1 H) 5.9 (d, J = 7.3 Hz, 1 H) 7.2 (m, 3 H) 7.3 (m, 5 H) 7.4 (m, 2H); LC/MS 296.2 (M+1), 294.1 (M-1)。
【0120】
B.トリフルオロメタンスルホン酸シクロペンチルメチルエステル
トリフルオロメタンスルホン酸無水物(6.72mL、39.94mmol)をDCM(40mL)に溶解させ、−40℃に冷却する。これにDCM(10mL)に溶解させたシクロペンタンメタノール(4.00g、39.94mmol)および無水ピリジン(3.23mL、39.94mmol)を滴下する。反応物を−40℃で45分間撹拌する。反応物をヘキサン(30mL)で希釈し、溶離剤としてヘキサン(300mL)を使用するシリカ栓を通過させる。加熱なしで濃縮し、トリフルオロメタンスルホン酸シクロペンチルメチルエステルを透明な無色油状物として得、これをすぐに使用する。
【0121】
C.(4R,5S)−3−((R)−3−シクロペンチル−2−フェニル−プロピオニル)−4−メチル−5−フェニル−オキサゾリジン−2−オン
表題A化合物である(4R,5S)−4−メチル−5−フェニル−3−フェニルアセチル−オキサゾリジン−2−オン(5.00g、16.93mmol)を無水THF(50mL)に溶解させ、−78℃に冷却する。リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中の1M、16.93mL、16.93mmol)を10分にわたって滴下する。これに表題B化合物の溶液である無水THF(15mL)中のトリフルオロメタンスルホン酸シクロペンチルメチルエステル(3.93g、16.93mmol)を加える。反応物を−78℃で10分間撹拌し、次いで冷浴を除去する。反応物を撹拌し、RTに温める。1時間後、反応物を濃縮し、溶媒を除去し、黄色油状物を得る。これを酢酸エチル(300mL)に溶解させ、水(2×200mL)で洗浄する。有機溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、黄色油状物に濃縮する。これをヘキサンから再結晶し、(4R,5S)−3−((R)−3−シクロペンチル−2−フェニル−プロピオニル)−4−メチル−5−フェニル−オキサゾリジン−2−オンを白色固体として得る:1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ 0.8 (d, J = 6.6 Hz, 3 H) 1.1 (d, J = 16.2 Hz, 2 H) 1.4 (m, 2 H) 1.5 (d, J = 5.8 Hz, 2 H) 1.6 (s, 2 H) 1.8 (d, J = 7.1 Hz, 2 H) 2.0 (d, J = 13.4 Hz, 1 H) 4.8 (s, 1 H) 5.1 (s, 1 H) 5.7 (d, J = 7.1 Hz, 1 H) 7.3 (s, 1 H) 7.4 (m, 9 H); LC/MS 378.2 (M+1)。
【0122】
D.(R)−3−シクロペンチル−2−フェニル−プロピオン酸
水酸化リチウム一水和物(1.28g、30.6mmol)をTHF(50mL)中に懸濁し、0℃に冷却する。過酸化水素(水中の50wt%、2.81mL、91.79mmol)を滴下する。反応物を0℃で15分間撹拌し、表題C化合物である(4R,5S)−3−((R)−3−シクロペンチル−2−フェニル−プロピオニル)−4−メチル−5−フェニル−オキサゾリジン−2−オン(3.85g、10.2mmol)を5回に分けて加え、各添加の間にそれぞれの部分を完全に溶解させる。反応物を撹拌し、RTに一晩温める。反応物を次いで濃縮し、粘着性の白色固体にする。これを酢酸エチル(25mL)/1NHCl(25mL)に溶解させる。有機溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、未処理の生成物を黄色油状物として得る。未処理の生成物をヘキサン中の酢酸エチル5→65%で溶出するシリカでクロマトグラフに付し、(R)−3−シクロペンチル−2−フェニル−プロピオン酸を白色固体として得る:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ1.1 (m, J = 11.6, 7.8, 7.8, 3.9 Hz, 2 H) 1.5 (m, 2 H) 1.6 (m, 2 H) 1.7; LC/MS 217.2 (M-1)。
【0123】
E.5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルアミン
チオシアン酸カリウム(156g、1600mmol)を酢酸(1400mL)に溶解させ、0℃に冷却する。6−ブロモ−ピリジン−3−イルアミン(50g、400mmol)を酢酸(100mL)に溶解させ、10分にわたって滴下する。臭素(25mL、480mmol)を酢酸(100mL)に溶解させ、10分にわたって滴下する。反応物を撹拌し、RTに一晩温める。酢酸を濃縮を介して除去する。得られた残渣を水(1L)に注ぎ、pH=7に1Nの水酸化ナトリウム溶液で調整する。これを酢酸エチルで抽出する。抽出物を合わせ、塩水で洗浄し、褐色不純物に濃縮する。メタノールから再結晶し、5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルアミンを褐色固体として得る:1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ 3.8 (s, 3 H) 6.7 (d, J = 8.8 Hz, 1 H) 7.4 (s, 2 H) 7.6 (d, J = 8.6 Hz, 1 H); LC/MS 182.3 (M+1),180.4 (M-1)。
【0124】
F.(R)−3−シクロペンチル−N−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イル)−2−フェニル−プロピオンアミド
表題D化合物である(R)−3−シクロペンチル−2−フェニル−プロピオン酸(1.66g、7.605mmol)を塩化チオニル(15mL)に溶解させ、50℃で1.5時間加熱する。反応物を次いでRTに冷却し、濃縮し、黄色油状物を得る。これを無水THF(10mL)に溶解させ、表題E化合物の溶液である無水ピリジン(10mL)中の5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルアミン(1.38g、7.605mmol)に0℃で滴下する。反応物を撹拌し、RTに温める。2時間後、反応物を濃縮し、THFおよびピリジンのほとんどを除去する。得られた褐色油状物を酢酸エチル(250mL)/1NのHCl(250mL)に溶解させ、さらに酢酸エチルで抽出する。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、未処理の生成物を褐色油状物として得る。これをヘキサン中の酢酸エチル5→60%で溶離するシリカでクロマトグラフに付し、(R)−3−シクロペンチル−N−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イル)−2−フェニル−プロピオンアミドを黄色泡状物として得る:1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ 1.1 (m, 2 H) 1.4 (dd, J = 7.2, 4.7 Hz, 2 H) 1.6 (m, 3 H) 1.7 (m, 3 H) 2.1 (m, 1 H) 3.9 (m, 4 H) 6.9 (d, J = 8.8 Hz, 1 H) 7.3 (m, 1 H) 7.4 (m, 4 H) 8.0 (d, J = 8.6 Hz, 1 H) 12.5 (s, 1 H); LC/MS 382.1 (M+1), 380.2 (M-1)。
【0125】
G.4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]ベンゼンスルホニルクロライド
クロロスルホン酸(20mL)を0℃に冷却する。これに表題F化合物の溶液であるDCM(10mL)中の(R)−3−シクロペンチル−N−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イル)−2−フェニル−プロピオンアミド(2.53g、6.632mmol)を加える。反応物を撹拌し、RTに2.5時間にわたって温める。反応物を次いでクラッシュアイス(400mL)に滴下し、DCM(3×100mL)で抽出する。抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]ベンゼンスルホニルクロライドを黄色泡状物として得る。生成物は所望のパラ生成物および望まないメタ生成物の80:20混合物として単離される:1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ 1.1 (s, 2 H) 1.4 (d, J = 4.8 Hz, 1 H) 1.4 (s, 1 H) 1.5 (m, 3 H) 1.7 (s, 2 H) 1.8 (d, J = 13.4 Hz, 1 H) 2.1 (m, 1 H) 3.9 (s, 3 H) 4.0 (s, 1 H) 6.9 (d, J = 8.6 Hz, 1 H) 7.3 (m, 2 H) 7.6 (d, J = 8.1 Hz, 2 H) 8.0 (d, J = 8.6 Hz, 1 H) 14.3 (s, 2 H); LC/MS 480.2 (M+1), 478.3 (M-1)。
【0126】
H.3−ベンジルアミノプロピオン酸tertブチルエステル
ベンジルアミン(1g、9.33mmol)をエタノール(25mL)に溶解させ、これにtert−ブチルアクリレート(1.20g、9.33mmol)を加える。反応物をRTで一晩撹拌し、次いで粗黄色油状物に濃縮する。この物質をフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル中のメタノール2→20%)を介して精製し、3−ベンジルアミノプロピオン酸tertブチルエステルを透明な油状物として得る:1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.44 (s, 9H) 1.64 (s, 1H) 2.44 (m, 2H) 2.85 (m, 2H) 3.79 (m, 2H) 7.24 (m, 1H) 7.31 (m, 4H)。
【0127】
I.3−(ベンジル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸tert−ブチルエステル
表題G化合物である4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシチアゾール[5,−4−b]ピリジン−2−イルカルボミル)エチル]ベンゼンスルホニルクロライド(0.301g、0.627mmol)をDCM(10mL)に溶解させ、これにDCM中の表題H化合物である3ベンジルアミノプロピオン酸tertブチルエステル(0.148g、0.627mmol)およびDIEA(0.162g、1.254mmol)を加える。反応混合物をRTで1時間撹拌し、次いで濃縮する。残渣を1NのHCl/酢酸エチルで分配する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、粗黄色油状物を得る。この物質をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン→酢酸エチル中の10%の酢酸エチル)を介して精製し、淡い黄色泡状物を得る。この物質をメタ異性体(化合物G由来)からキラルHPLC(ヘキサン中の20%のエタノール)により分離し、3−(ベンジル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸tert−ブチルエステルを白色泡状物として得る:1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.16 (m, 2H) 1.35 (s, 9H) 1.51 (m, 2H) 1.64 (m, 3H) 1.76 (m, 2H) 1.96 (m, 1H) 2.26 (m, 1H) 2.36 (m, 2H) 3.40 (m, 2H) 3.69 (m, 1H) 4.00 (s, 3H) 4.36 (s, 2H) 6.81 (m, 1H) 7.28 (m, 5H) 7.49 (m, 2H) 7.82 (m, 3H) 8.65 (s, 1H); LC/MS 679.6 (M+1), 677.6 (M-1)。
【0128】
J.3−(ベンジル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸
表題I化合物である3−(ベンジル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸tert−ブチルエステル(0.064g、0.0942mmol)をメタノール(5mL)に溶解させ、これに水(2mL)中の水酸化ナトリウム溶液(0.004g、0.0942mmol)を加える。反応混合物をRTで一晩撹拌する。反応混合物を次いで濃縮し、残渣を1MのHCl/酢酸エチルで分配する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、3−(ベンジル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸を白色泡状物として得る:1H NMR (400MHz - CDCl3) δ 1.17 (m, 2H) 1.50 (m, 2H) 1.66 (m, 4H) 1.78 (m, 1H) 2.28 (m, 1H) 2.43 (m, 2H) 3.23 (m, 1H) 3.50 (m, 1H) 3.85 (m, 2H) 4.00 (s, 3H) 4.37 (m, 1H) 4.77 (m, 1H) 6.79 (m, 1H) 7.36 (m, 5H) 7.52 (m, 2H) 7.67 (m, 1H) 7.95 (m, 2H); LC/MS 623.3 (M+1), 621.4 (M-1)。一次酵素アッセイにおいてEC50 0.27μM。
【0129】
実施例2
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−([1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼン−スルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸
【化22】

A.3−シクロペンチル−2−フェニルプロピオン酸メチルエステル
250mLの9:1THF/DMPUを含む500mLの丸底フラスコに−78℃で17mLのDIEAを加え、次いで迅速に49mLの2.5Mのn−BuLi/ヘキサンを加える。−78℃で10分後、50mLの9:1THF/DMPU中のフェニル酢酸エチル溶液(17.0g、113mmol)を15−20分にわたって滴下する。黄色溶液を得、反応混合物を−78℃で30−45分間撹拌する。25mLの9:1THF/DMPU中の新たに製造したシクロペンチルトリフラート(実施例1の表題B化合物)の26.7gの溶液(115mmol)を10−15分にわたって滴下する。混合物を次いで2−3時間にわたって環境温度撹拌する。反応物を300mLの1NのHClに入れクエンチし、3回メチル−t−ブチルエーテル(MTBE)で抽出する。合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。濾過および蒸発し、未処理の生成物を黄色油状物として得る。4:1ヘキサン/MTBEで溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーし、3−シクロペンチル−2−フェニルプロピオン酸メチルエステルを明るい黄色油状物として得る:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 1.1 (m, 2H), 1.3 (m, 1H), 1.50 (m, 2H), 1.6 (m, 2H), 1.7 (m, 2H), 2.1(dt, J = 13.4, 7.7 Hz, 1H), 3.60 (m, 1H), 3.64 (s, 3H), 7.3 (m, 5H); LC/MS 233 (M+1)。
【0130】
B.3−シクロペンチル−2−フェニルプロピオン酸
100mLのメタノール中の表題A化合物である3−シクロペンチル−2−フェニルプロピオン酸メチルエステル(13.0g、56mmol)に8mLの水中のNaOH5.6gの溶液(140mmol)を加える。反応混合物を環境温度で一晩撹拌する。メタノールを蒸発させ、残渣を200mLの水に溶解させ、エチルエーテルで抽出する。水性相を分離し、pH2−3に1NのHClで調整し、MTBEで2回抽出する。合わせた抽出物を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。物質を蒸発させ、黄色油状物を結晶化させ、3−シクロペンチル−2−フェニルプロピオン酸をオフホワイト色固体として得る:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 1.7 (m, 2H), 2.1 (m, 2H), 2.2 (m, 3H), 2.4(m, 3H), 2.4 (m,1H), 4.2 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.9 (m, 5H); LC/MS 236 (M+NH4+)。
【0131】
C.3−シクロペンチル−2−フェニルプロピオニルクロライド
表題B化合物である3−シクロペンチル−2−フェニルプロピオン酸(3.1g,14.2mmol)に10mLの塩化チオニルおよび1滴のDMFを加える。反応混合物を環境温度で2時間撹拌する。過剰の塩化チオニルを蒸発させ、残渣を2回トルエンで処理し、蒸発させ、3−シクロペンチル−2−フェニルプロピオニルクロライドを橙色−黄色油状物として得、これをさらなる精製なしにそのまま使用する。
【0132】
D.3−シクロペンチル−2−フェニル−N−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル−プロピオンアミド
2−アミノ−1,3,4−チアジアゾール(220mg、21mmol)、0.4mLのDIEAおよび7mLのDCMに2mLのDCM中の表題C化合物である3−シクロペンチル−2−フェニルプロピオニルクロライド(500mg、21mmol)の溶液を加える。混合物を環境温度で2−3時間撹拌し、混合物を蒸発させ、残渣を10mLの1NのHClで処理し、2回酢酸エチルで抽出する。合わせた抽出物を塩水、飽和重炭酸ナトリウム溶液、および塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。濾過および蒸発させ、3−シクロペンチル−2−フェニル−N−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル−プロピオンアミドを橙色泡状物として得る:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6 δ 11 (m, 2H), 1.4 (m, 2H), 1.5 (m, 3H), 1.7(m, 3H), 2.1 (ddd, J = 13.3, 7.8, 7.7 Hz, 1H), 4.0 (dd, J = 8.1, 7.1 Hz, 1H), 7.2 (s, 1H), 7.3 (m, 4H), 9.1 (s, 1H), 12.8 (s, 1H); LC/MS 302 (M+1), 300 (M-1)。
【0133】
E.4−[2−シクロペンチル−1−(1,3,4)チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−エチル]ベンゼンスルホニルクロライド
氷浴中の5mLのクロロスルホン酸に0℃で2mLのDCM中の表題D化合物である3−シクロペンチル−2−フェニル−N−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル−プロピオンアミド(200mg、0.66mmol)を滴下する。反応物を環境温度で2−3時間、橙色が持続するまで撹拌する。反応物を注意深く固体氷にいれてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。反応物を濾過し、緑がかった樹脂にし、これを次の段階にそのまま使用する。
【0134】
F.3−[{4−[2−シクロペンチル−1−([1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸tert−ブチルエステル
8mLのDCM中のN−(2−メトキシエチル)プロピオン酸t−ブチル(110mg、0.058mmol)および0.20mLのDIEAに表題E化合物である4−[2−シクロペンチル−1−(1,3,4)チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−エチル]ベンゼンスルホニルクロライド(230mg、0.57mmol)を加える。混合物を環境温度で1時間撹拌し、DCMを蒸発させる。残渣を10mLの1NのHClで処理し、酢酸エチルで抽出する。有機抽出物を塩水、飽和重炭酸ナトリウム、および塩水で続けて洗浄する。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させ、褐色油状物に減少させる。これを1:1−ヘキサン:酢酸エチルで溶離するBiotage40Mカラムを使用して精製し、3−[{4−[2−シクロペンチル−1−([1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸tert−ブチルエステルを明るい橙色泡状物として得る:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 1.1 (m, 1H), 1.4 m, 5H), 1.5 (m, 1H), 1.7 (m, 1H), 2.4 (t, 7.3 Hz, 1H), 3.3 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 3.3 (m, 5H), 7.61 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.79 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 9.16 (s, 1H), 12.89 (s, 1H); LC/MS 567 (M+1), 565 (M-1)。
【0135】
G.3−[{4−[2−シクロペンチル−1−([1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸
75mg(0.133mmol)の表題F化合物である3−[{4−[2−シクロペンチル−1−([1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸tert−ブチルエステルに2mLのDCMおよび0.5mLのトリフルオロ酢酸を加える。反応混合物を環境温度で1時間撹拌する。反応物を蒸発させ、褐色がかった樹脂にし、続いてエーテルに溶解させ、いくつかの不溶性物質をデカントする。有機層を蒸発させ、明るい橙色樹脂を得、これを50mLの丸底フラスコ中の2mLのメタノールに溶解させる。水性水酸化カリウム(0.265mLの0.5094Mの水酸化カリウム溶液)を加え、30分間撹拌する。メタノールを蒸発させ、8mLの水を加え、混合物を凍結乾燥させ、3−[{4−[2−シクロペンチル−1−([1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸を明るい橙色−褐色固体として得る:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6 δ 1.1 (m, 1H), 1.4 (m, 1H), 1.6 (m, 2H), 1.7 (ddd, J = 13.1, 6.9, 6.7 Hz, 2H), 2.1 (ddd, J = 11.2, 8.2, 7.8, 2H), 3.2 (s, 2H), 3.2 (m, 3H), 3.7 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 8.3, 2H), 7.63 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 8.58 (s, 1H); L/MS 511 (M+1), 509 (M-1)。一次酵素アッセイにおいてEC50 μM。
【0136】
実施例3
3−(ベンゾフラン−2−イルメチル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸
【化23】

A.3−シクロペンチル−2−(4−ニトロ−フェニル)−プロピオン酸エチルエステル
250mLの9:1THF/DMPUを含む1Lの丸底フラスコに−78Cで窒素下で11mL(78.6mmol)の無水DIEAを加え、次いで迅速にヘキサン中の32mLの2.5Mのn−BuLiを添加する。−78℃で10分後、100mLの9:1THF/DMPU中の15.4g(74mmol)のp−ニトロフェニル酢酸エチルエステル溶液を30分にわたって滴下する。濃い紫色溶液を得、反応混合物を−78℃で30分間撹拌させ、次いで50mLの9:1THF/DMPU中のシクロペンチルメチルアイオダイド(17.6g、78mmol)を加える。反応物をRTに一晩ゆっくり温める間撹拌する。混合物を1Lの1NのHClに注ぎ、2回MTBEで抽出する。合わせたMTBE抽出物を塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、橙色油状物に減少させる。4:1ヘキサン/MTBEで溶離するシリカでフラッシュクロマトグラフィーに付し、3−シクロペンチル−2−(4−ニトロ−フェニル)−プロピオン酸エチルエステルを橙色油状物として得る:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 1.0 - 1.1 (m, 2H), 1.2 (t, 3H, J = 7.2), 1.4 - 1.8 (m, 5H), 1.8 - 1.9 (m, 2H), 2.1 - 2.25 (m, 2H), 3.74 (t, 1H, J = 7.8), 4.1 (m, 2H), 7.51 (d, 2H, J = 8.8), 8.19 (d, 2H, J = 8.8); LC/MS 290 (M-1)。
【0137】
B.3−シクロペンチル−2−(4−ニトロ−フェニル)−プロピオン酸
表題A化合物である3−シクロペンチル−2−(4−ニトロ−フェニル)−プロピオン酸エチルエステル(3.6g、12.3mmol)を25mLのメタノール中に溶解させ、水性NaOH(0.70g、4mLの水中の17.5mmol)を加え、混合物をRTで一晩撹拌する。メタノールを減圧下除去し、残渣を100mLの水で希釈し、エーテルで抽出する。水性層を次いで1NのHClで酸化し、次いで酢酸エチルで抽出する。合わせた酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空下で減少させ、粗橙色油状物を得る。粗油状物を100mLのヘキサン/10−15mLのエーテルでトリチュレートし、3−シクロペンチル−2−(4−ニトロ−フェニル)−プロピオン酸を固体として製造する:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 1.0 - 1.1 (m, 2H), 1.4 - 1.8 (m, 5H), 1.8 - 1.9 (m, 2H), 2.1 - 2.25 (m, 2H), 3.74 (t, 1H, J = 7.8), 7.51 (d, 2H, J = 8.8), 8.19 (d, 2H, J = 8.8); LC/MS 218 (- CO2, M-1), 279 (M+NH4+)。
【0138】
C.3−シクロペンチル−N−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イル)−2−(4−ニトロ−フェニル)−プロピオンアミド
表題B化合物である3−シクロペンチル−2−(4−ニトロ−フェニル)−プロピオン酸(7.5g、28.5mmol)を25mLの塩化チオニルおよび1滴のDMFに溶解させ、混合物をRTで5−6時間撹拌する。過剰の塩化チオニルを減圧下除去する。残渣をDCM中にとり、25mLのピリジン中の本実施例の表題E化合物である1、5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルアミン(5.2g、28.5mmol)の溶液に滴下する。反応混合物を5時間撹拌し、蒸発させ、ピリジンを除去する。残渣を酢酸エチルおよび塩水に分配し、酢酸エチルで抽出する。合わせた有機層を飽和重炭酸ナトリウム、塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、次いで橙色−褐色固体に減少させる。これを真空乾燥させ、3−シクロペンチル−N−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イル)−2−(4−ニトロ−フェニル)−プロピオンアミドを泡状物として得る:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 1.0 - 1.1 (m, 2H), 1.4 - 1.8 (m, 5H), 1.8 - 1.9 (m, 2H), 2.1 - 2.25 (m, 2H), 3.6 (t, 1H, J = 7.8), 4.01 (s, 3H), 6.8 (d, 1H, J = 8.8), 7.4 (d, 2H, J = 8.6), 7.8 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 8.19 (d, 2H, J = 8.6 Hz), 9.3 (s, 1H); LC/MS 427 (M+1)。
【0139】
D.2−(4−アミノ−フェニル)−3−シクロペンチル−N−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イル)−プロピオンアミド
表題C化合物である3−シクロペンチル−N−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イル)−2−(4−ニトロ−フェニル)−プロピオンアミド(12g、28.2mmol)を160mLのエタノールおよび150mLの酢酸で希釈する。8gの鉄粉末(325メッシュ、0.14mol)を加え、混合物を還流温度に加熱する。還流し、混合物を激しく撹拌し、次いで加熱をやめ、混合物をゆっくり冷却する。溶媒を除去し、残渣を250mLの水で処理する。飽和重炭酸ナトリウムを注意深く加え、混合物をpH8−9にする。混合物を酢酸エチルで抽出し、塩水で洗浄し、乾燥させ、蒸発させ、橙色固体を得、これをヘキサンでトリチュレートする。得られた固体を濾過により回収し、2−(4−アミノ−フェニル)−3−シクロペンチル−N−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イル)−プロピオンアミドを得る:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 1.0 - 1.1 (m, 2H), 1.4 - 1.8 (m, 5H), 1.8 - 1.9 (m, 2H), 2.1 - 2.25 (m, 2H), 3.6 (t, 1H, J = 7.8), 3.98 (s, 3H), 6.7 (d, 1H, J = 8.8), 6.8 (d, 2H, J = 8.6), 7.2 (d, 2H, J = 8.6), 7.8 (d, 1H, J = 8.8); LC/MS 397 (M+1)。
【0140】
E.4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニルクロライド
表題D化合物である2−(4−アミノ−フェニル)−3−シクロペンチル−N−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イル)−プロピオンアミド(2.0g、5.1mmol)を50mLの酢酸および20mLの濃HClに溶解させ、混合物を0℃に冷却する。5mLの水中の0.35g(5.1mmol)のNaNOの溶液を滴下し、混合物を30分間撹拌する。得られた黄色溶液を次いで180mLの緑色溶液(74gの二酸化硫黄ガスを740mLの氷酢酸へバブリングし、次いで35−40mLの水中の30gのCuClの添加することにより製造され、得られた混合物を濾紙を介して濾過し、明るい緑色溶液を得る)に加え、混合物をRTで一晩撹拌する(最初、黒−緑色溶液が明るい緑色溶液に24時間後、変化する)。得られた混合物を500の氷に注ぎ、沈殿した固体を濾過により回収し、水で洗浄し、次いで酢酸エチルに溶解させ、塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させ、黄色泡状物を得る。この物質を7:3ヘキサン/酢酸エチルで溶離するシリカフラッシュクロマトグラフに付し、4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニルクロライドを安定な黄色泡状物として得る:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 1.0 - 1.1 (m, 2H), 1.4 - 1.8 (m, 5H), 1.8 - 1.9 (m, 2H), 2.1 - 2.25 (m, 2H), 3.7 (t, 1H, J = 7.8), 4.01 (s, 3H), 6.8 (d, 1H, J = 8.8), 7.5 (d, 2H, J = 8.6), 7.8 (d, 1H, J = 8.8), 8.19 (d, 2H, J = 8.6), 9.3 (s, 1H); LC/MS 480 (M+1)。
【0141】
F.2−ベンゾフラン−2−イルメチル−イソインドール−1,3−ジオン
ベンゾフラン−2−イル−メタノール(450mg、3.037mmol)をTHF(100mL)に溶解させる。トリフェニルホスフィン(956mg、3.645mmol)およびフタルアミド(536mg、3.645mmol)を一度に加える。反応物を0℃に冷却する。ジ−tert−ブチルアゾジカルボキシレート(839mg、3.645mmol)をTHF(10mL)に溶解させ、滴下する。反応物をRTに一晩温め、溶媒を回転蒸発により除去する。得られた橙色油状物をメタノールでトリチュレートし、濾過し、2−ベンゾフラン−2−イルメチル−イソインドール−1,3−ジオンを白色固体として得る:1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ 4.9 (s, 2 H) 6.87 (s, 1 H) 7.2 (m, 2 H) 7.5 (m, 2 H) 7.9 (m, 4 H); LC/MS 278.1 (M+1)。
【0142】
G.ベンゾフラン−2−イル−メチルアミン
表題F化合物である2−ベンゾフラン−2−イルメチル−イソインドール−1,3−ジオン(1g、3.606mmol)をメタノール(150mL)でスラリーにする。ヒドラジン水和物(271mg、5.410mmol)を加え、反応物を50℃で2.5時間加熱する。溶液が加熱中に形成される。反応物を次いでRTに冷却し、濃縮し、白色泡状物を得る。これを1Nの水酸化ナトリウム溶液および酢酸エチルに溶解させる。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、ベンゾフラン−2−イル−メチルアミンを黄色固体として得る:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 4.0 (s, 2 H) 6.5 (s, 1 H) 7.2 (m, 2 H) 7.4 (d, J = 7.8 Hz, 1 H) 7.5 (d, J = 7.6 Hz, 1 H); LC/MS 131.1 (M+1)。
【0143】
H.3−[(ベンゾフラン−2−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸ベンジルエステル
表題G化合物であるベンゾフラン−2−イル−メチルアミン(290mg、1.970mmol)をエタノール(50mL)に溶解させる。これにアクリル酸ベンジル(352mg、2.167mmol)を加える。反応物をRTで一晩撹拌し、次いで濃縮し、未処理の生成物を黄色油状物として得る。これをヘキサン→酢酸エチル中の20%の酢酸エチルを使用してクロマトグラフに付し、精製された生成物を淡い黄色油状物として得る:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 2.6 (t, J = 6.4 Hz, 2 H) 3.0 (t, J = 6.4 Hz, 2 H) 3.9 (s, 2 H) 5.1 (s, 2 H) 6.5 (d, J = 1.0 Hz, 1 H) 7.2 (m, 2 H) 7.3 (m, 5 H) 7.4 (m, 1 H) 7.5 (dd, J = 7.5, 1.1 Hz, 1 H); LC/MS 310.1 (M+1)。
【0144】
I.3−(ベンゾフラン−2−イルメチル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸ベンジルエステル
表題E化合物である4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニルクロライド(1.208mg、2.517mmol)を一度にDCM中の表題H化合物である3−[(ベンゾフラン−2−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸ベンジルエステル(856mg、2.768mmol)およびTEA(388μL、2.768mmol)に加え、RTで一晩撹拌する。反応物を濃縮し、緑色油状物を得る。ヘキサン→酢酸エチル中の10%の酢酸エチルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製し、ラセミ生成物を黄褐色固体(750mg)として得る。これをキラル分取HPLCにより分離し、3−(ベンゾフラン−2−イルメチル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸ベンジルエステルの所望の立体異性体を白色固体として得る:1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ 1.1 (m, 2 H) 1.4 (dd, J = 7.2, 4.7 Hz, 2 H) 1.6 (dt, J = 14.9, 7.5 Hz, 3 H) 1.7 (ddd, J = 13.4, 7.1, 6.8 Hz, 3 H) 2.1 (ddd, J = 13.1, 7.8, 7.6 Hz, 1 H) 2.6 (m, 2 H) 3.4 (m, 2 H) 3.9 (s, 3 H) 4.0 (t, J = 7.6 Hz, 1 H) 4.6 (d, J = 11.4 Hz, 2 H) 5.0 (s, 2 H) 6.7 (s, 1 H) 6.9 (m, 1 H) 7.1 (m, 2 H) 7.3 (m, 6 H) 7.5 (m, 1 H) 7.6 (d, J = 8.3 Hz, 2 H) 7.8 (d, J = 8.3 Hz, 2 H) 8.0 (d, J = 8.8 Hz, 1 H) 12.7 (s, 1 H); LC/MS 753.6 (M+1), 751.7 (M-1)。
【0145】
J.3−(ベンゾフラン−2−イルメチル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸
表題I化合物である3−(ベンゾフラン−2−イルメチル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸ベンジルエステル(280mg、0.372mmol)をTHFに溶解させる。これに水中の水酸化ナトリウム溶液(22mg、0.558mmol)を加える。反応物をRTで一晩撹拌する。LC/MSは〜80%の反応完了を示し、したがって、さらに水酸化ナトリウム(10mg、0.250mmol)を加える。RTで2時間撹拌後、反応物をpH1に濃塩酸で酸性化し、次いで濃縮し、溶媒を除去する。残渣を酢酸エチルおよび水で希釈する。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、未処理の生成物を黄色泡状物として得る。分取HPLCにより精製し、3−(ベンゾフラン−2−イルメチル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸を白色固体として得る:1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ 1.4 (m, 2 H) 1.6 (m, 3 H) 1.7 (m, 3 H) 2.1 (m, 1 H) 3.35 (m, 1 H) 3.9 (s, 3 H) 4.0 (m, 1 H) 4.6 (s, 2 H) 6.7 (s, 1 H) 6.9 (d, J = 8.8 Hz, 1 H) 7.1 (m, 2 H) 7.3 (m, 2 H) 7.5 (dt, J = 4.3, 2.1 Hz, 1 H) 7.6 (d, J = 8.3 Hz, 2 H) 7.8 (d, J = 8.6 Hz, 2 H) 8.0 (d, J = 8.8 Hz, 1 H) 12.7 (s, 1 H); LC/MS 663.5 (M+1), 661.5 (M-1)。一次酵素アッセイにおいてEC50 0.22μM。
【0146】
実施例4
下記実施例は上記適当な方法を使用して当業者により製造され得る。
【0147】
4−1 3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−ピリジン−2−イルメチル−アミノ)−プロピオン酸: MS MH+ 624; 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.04 1.2 (m, 2 H) 1.40 - 1.48 (m, 2 H) 1.52 - 1.62 (m, 3 H) 1.68 - 1.75 (m, 2 H) 1.78 - 1.85 (dd, J = 13.5, 7.2 Hz, 1 H) 2.10 - 2.20 (m, 1H) 2.4 (m, 2 H) 3.4 (t, J = 7.5 Hz, 2 H) 3.91 (s, 3H) 4.1 (t, J = 7.5 Hz, 1 H) 4.5 (s, 2 H) 6.9 (d, J = 8.8 Hz, 1 H) 7.2 (dd, J = 7.3, 5.1 Hz, 1 H) 7.3 (d, J = 7.6 Hz, 1 H) 7.59 (d, J = 8.3 Hz, 2H) 7.7 (m, 1 H) 7.8 (d, J = 8.3 Hz, 2 H) 8.0 (d, J = 8.8 Hz, 1 H) 8.4 (d, J = 4.3 Hz, 1 H) 12.7 (s, 1 H)。
【0148】
4−2 3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−オキサゾール−2−イルメチル−アミノ)−プロピオン酸:MS MH+ 614; 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.12 (br. s., 2 H) 1.43 (dd, J = 6.95, 4.93 Hz, 2 H) 1.59 (d, J = 7.33 Hz, 1 H) 1.56 (d, J = 3.79 Hz, 2 H) 1.72 (d, J = 12.88 Hz, 2 H) 1.69 (br. s., 1 H) 2.01 - 2.12 (m, 3 H) 3.27 (br. s., 2 H) 3.30 (d, J = 7.58 Hz, 3 H) 3.85 (s, 3 H) 4.54 (s, 2 H) 6.68 (d, J = 8.84 Hz, 1 H) 7.02 (s, 1 H) 7.53 (d, J = 8.59 Hz, 2 H) 7.59 - 7.65 (m, 2 H) 7.89 (s, 1 H)。
【0149】
4−3 3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 617, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.02 - 1.18 (m, 2 H) 1.35 - 1.43 (m, 2 H) 1.48 - 1.60 (m, 4 H) 1.65 - 1.77 (m, 5 H) 1.80 - 1.86 (m, 1 H) 2.1 - 2.19 (m, 3 H) 3.02 - 3.07 (m, 1 H) 3.1 - 3.33 (m, 4 H) 3.565 (q, J = 7.6 Hz, 1 H) 3.675(q, J = 7.3 Hz, 1 H) 3.87 (s, 3 H) 3.55 - 3.93 (m,1H) 6.74 (d, J = 8.6 Hz, 1H) 7.59 (d, J = 8.3 Hz, 2 H) 7.71 (d, J = 8.3Hz, 2 H) 7.79 (d, J = 8.6 Hz, 1H)。
【0150】
4−4 3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−チオフェン−2−イルメチル−アミノ)−プロピオン酸:MS MH+ 629, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δppm 1.12 - 1.17 (m, 2 H) 1.41 - 1.44 (m, 2 H) 1.5 - 1.6 (m, 3 H) 1.65 - 1.80 (m, 3 H) 1.9 - 2.0 (m, 2 H) 2.07 - 2.14 (m, 1H) 3.24 - 3.29 (m, 2 H) 3.86 (s, 4 H) 4.5 (s, 2 H) 6.72 (d, J = 8.6 Hz, 1H) 6.91 (m, 1 H) 6.95 (m, 1H) 7.37 (m, 1H) 7.59 (d, J = 8.6 Hz, 2 H) 7.72 (d, J = 8.6 Hz, 2 H) 7.7 (d, J = 8.6 Hz, 1H)。
【0151】
4−5 4−[((2−カルボキシ−エチル)−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−メチル]−安息香酸:MS MH+ 667, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.12 (dd, J = 11.75, 5.94 Hz, 2 H) 1.43 (dd, J = 7.07, 4.80 Hz, 2 H) 1.51 - 1.63 (m, 3 H) 1.73 (dd, J = 12.88, 6.82 Hz, 3 H) 1.94 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 1.91 (br. s., 1 H) 2.12 (ddd, J = 13.26, 7.58, 7.45 Hz, 1 H) 3.19 (d, J = 19.45 Hz, 2 H) 3.19 (d, J = 8.59 Hz, 1 H) 3.87 (s, 4 H) 4.28 (s, 2 H) 6.72 (d, J = 8.84 Hz, 1 H) 7.17 (d, J = 8.08 Hz, 2 H) 7.60 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.75 (dd, J = 8.21, 5.68 Hz, 5 H)。
【0152】
4−6 3−(シクロヘキシルメチル−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸:MS MH+ 629, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.76 (br. s., 2 H) 1.08 (br. s., 2 H) 1.11 (d, J = 8.59 Hz, 3 H) 1.43 (dd, J = 7.07, 4.80 Hz, 3 H) 1.56 (t, J = 10.86 Hz, 8 H) 1.66 (br. s., 1 H) 1.79 (t, J = 13.89 Hz, 1 H) 1.80 (d, J = 13.39 Hz, 1 H) 2.13 (ddd, J = 13.26, 7.83, 7.71 Hz, 1 H) 2.32 (d, J = 7.83 Hz, 1 H) 2.29 (br. s., 1 H) 2.87 (d, J = 7.33 Hz, 2 H) 3.26 (br. s., 1 H) 3.23 (d, J = 7.83 Hz, 2 H) 3.90 (s, 3 H) 4.05 (t, J = 7.58 Hz, 1 H) 6.87 (d, J = 8.59 Hz, 1 H) 7.62 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.76 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.98 (d, J = 8.84 Hz, 1 H)。
【0153】
4−7 3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(5−メチル−フラン−2−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 627, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.12 (br. s., 2 H) 1.38 - 1.49 (m, 2 H) 1.56 (br. s., 3 H) 1.72 (br. s., 3 H) 1.83 (s, 1 H) 2.01 (br. s., 3 H) 2.13 (br. s., 3 H) 3.20 (d, J = 6.32 Hz, 2 H) 3.88 (s, 4 H) 4.31 (br. s., 2 H) 5.82 (br. s., 1 H) 6.08 (br. s., 1 H) 6.77 (d, J = 8.84 Hz, 1 H) 7.54 - 7.62 (m, 2 H) 7.67 (d, J = 8.08 Hz, 2 H) 7.84 (d, J = 8.84 Hz, 1 H)。
【0154】
4−8 3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2,5−ジメチル−フラン−3−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 641, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.11 (br. s., 3 H) 1.40 (br. s., 3 H) 1.69 (br. s., 3 H) 1.88 (br. s., 2 H) 2.11 (s, 8 H) 3.12 (br. s., 3 H) 3.64 (s, 1 H) 3.82 (s, 4 H) 3.99 (s, 2 H) 5.64 (s, 1 H) 6.59 (s, 1 H) 7.56 (s, 3 H) 7.62 (s, 2 H)。
【0155】
4−9 ({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−フラン−2−イルメチル−アミノ)−酢酸:MS MH+ 599, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.07 - 1.18 (m, 1 H) 1.15 (d, J = 7.83 Hz, 1 H) 1.44 (dd, J = 7.20, 4.67 Hz, 2 H) 1.56 (d, J = 7.83 Hz, 3 H) 1.79 (d, J = 7.07 Hz, 2 H) 1.74 (d, J = 18.69 Hz, 2 H) 2.11 (d, J = 13.39 Hz, 1 H) 3.37 (s, 2 H) 3.90 (s, 3 H) 3.98 (br. s., 1 H) 4.57 (s, 2 H) 6.02 (d, J = 2.78 Hz, 1 H) 6.19 (dd, J = 3.16, 1.89 Hz, 1 H) 6.85 (d, J = 8.84 Hz, 1 H) 7.34 (s, 1 H) 7.49 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.76 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.95 (d, J = 5.81 Hz, 1 H)。一次酵素アッセイにおいてEC50 2.4μM。
【0156】
4−10 3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−イソプロピル−アミノ)−プロピオン酸:MS MH+ 575, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.93 (d, J = 6.82 Hz, 6 H) 1.11 (br. s., 2 H) 1.41 (dd, J = 7.07, 4.80 Hz, 2 H) 1.58 (br. s., 2 H) 1.56 (d, J = 7.33 Hz, 2 H) 1.68 (br. s., 2 H) 1.75 (dd, J = 13.52, 7.20 Hz, 1 H) 2.13 (d, J = 12.63 Hz, 1 H) 2.40 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 2.37 (br. s., 1 H) 3.23 (d, J = 5.31 Hz, 1 H) 3.25 (d, J = 7.83 Hz, 1 H) 3.89 (s, 3 H) 3.97 (d, J = 7.07 Hz, 1 H) 3.94 (d, J = 6.82 Hz, 1 H) 6.83 (d, J = 8.84 Hz, 1 H) 7.60 (d, J = 8.59 Hz, 2 H) 7.76 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.92 (d, J = 8.59 Hz, 1 H)。
【0157】
4−11 3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 591, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.13 (dt, J = 11.87, 7.58 Hz, 2 H) 1.42 (dd, J = 7.33, 4.80 Hz, 2 H) 1.40 (d, J = 1.77 Hz, 1 H) 1.50 - 1.62 (m, 1 H) 1.55 (d, J = 5.56 Hz, 2 H) 1.67 - 1.79 (m, 2 H) 2.13 (dd, J = 7.45, 5.68 Hz, 1 H) 2.27 (d, J = 7.83 Hz, 1 H) 2.24 (br. s., 1 H) 3.14 (s, 3 H) 3.21 - 3.31 (m, 2 H) 3.25 (d, J = 5.31 Hz, 3 H) 3.33 - 3.39 (m, 2 H) 3.89 (s, 3 H) 4.00 (t, J = 7.45 Hz, 1 H) 6.82 (d, J = 8.84 Hz, 1 H) 7.61 (d, J = 8.59 Hz, 2 H) 7.75 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.90 (d, J = 8.84 Hz, 1 H)。
【0158】
4−12 3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 641, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.12 (br. s., 2 H) 1.42 (d, J = 2.78 Hz, 2 H) 1.72 (br. s., 4 H) 2.05 (s, 4 H) 2.10 (br. s., 3 H) 3.20 (br. s., 3 H) 3.55 (s, 4 H) 3.87 (s, 5 H) 4.18 (s, 2 H) 5.57 (s, 1 H) 6.78 (s, 1 H) 7.57 (s, 2 H) 7.67 (s, 2 H) 7.83 (s, 1 H)。
【0159】
4−13 3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(5−メチル−イソキサゾール3−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 628, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.12 (br. s., 2 H) 1.41 (br. s., 2 H) 1.70 (br. s., 4 H) 2.06 (s, 4 H) 2.29 (s, 3 H) 3.24 (br. s., 4 H) 3.87 (s, 5 H) 4.35 (s, 2 H) 5.94 (s, 1 H) 6.77 (s, 1 H) 7.60 (s, 2 H) 7.72 (s, 2 H) 7.82 (s, 1 H)。
【0160】
4−14 3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 631, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.08 (td, J = 12.19, 3.66 Hz, 4H) 1.42 (dd, J = 7.07, 4.80 Hz, 2H) 1.38 (d, J = 8.84 Hz, 1H) 1.48 - 1.60 (m, 5H) 1.66 - 1.78 (m, 4H) 2.06 (dd, J = 10.61, 5.56 Hz, 2H) 2.06 (br. s., 1H) 2.91 (d, J = 7.33 Hz, 2H) 3.15 - 3.26 (m, 4H) 3.76 - 3.86 (m, 6H) 6.69 (d, J = 8.59 Hz, 1 H) 7.58 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.71 (d, J = 8.84 Hz, 1 H) 7.64 - 7.74 (m, 2H)。
【0161】
4−15 3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(4−フルオロ−ベンジル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 641, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.12 (br. s., 2 H) 1.43 (br. s., 3 H) 1.56 (br. s., 4 H) 1.70 (d, J = 11.37 Hz, 3 H) 2.04 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 2.12 (br. s., 1 H) 3.23 (br. s., 2 H) 3.89 (s, 4 H) 4.30 (s, 2 H) 6.82 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 7.10 (br. s., 2 H) 7.22 - 7.32 (m, 2 H) 7.62 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.80 (d, J = 7.83 Hz, 2 H) 7.91 (d, 1 H)。
【0162】
4−16 3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−シクロプロピルメチル−アミノ)−プロピオン酸:MS MH+ 587, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 0.11 - 0.18 (m, 2 H) 0.36 - 0.43 (m, 2 H) 0.80 - 0.91 (m, 1 H) 1.05 - 1.16 (m, 2 H) 1.36 - 1.46 (m, 2 H) 1.50 - 1.61 (m, 3 H) 1.65 - 1.77 (m, 3 H) 2.11 (ddd, J = 13.26, 7.58, 7.45 Hz, 1 H) 2.17 - 2.25 (m, 2 H) 2.97 (d, J = 6.82 Hz, 2 H) 3.28 - 3.39 (m, 2 H) 3.83 - 3.92 (m, 4 H) 6.75 (d, J = 8.59 Hz, 1 H) 7.56 - 7.62 (m, 2 H) 7.70 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.81 (d, J = 8.59 Hz, 1 H)。
【0163】
4−17 ({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−メチル−アミノ)−酢酸:MS MH+ 533, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.07 - 1.18 (m, 2 H) 1.38 - 1.48 (m, 2 H) 1.51 - 1.63 (m, 3 H) 1.71 (s, 2 H) 1.76 (dd, J = 13.39, 6.82 Hz, 2 H) 2.14 (dd, J = 7.71, 5.68 Hz, 1 H) 2.65 (s, 3 H) 3.25 (s, 3 H) 3.90 (s, 3 H) 4.05 (s, 1 H) 6.87 (d, J = 8.84 Hz, 1 H) 7.59 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.75 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.98 (d, J = 8.84 Hz, 1 H)。
【0164】
4−18 3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−メチル−アミノ)−プロピオン酸:MS MH+ 547, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.07 - 1.18 (m, 2 H) 1.37 - 1.48 (m, 2 H) 1.51 - 1.63 (m, 3 H) 1.67 - 1.78 (m, 3 H) 2.10 - 2.19 (m, 1 H) 2.28 (t, J = 7.45 Hz, 2 H) 2.65 (s, 3 H) 3.12 (t, J = 7.45 Hz, 2 H) 3.89 (s, 3 H) 4.03 (t, J = 7.45 Hz, 1 H) 6.84 (d, J = 8.84 Hz, 1 H) 7.60 - 7.67 (m, 2 H) 7.69 - 7.75 (m, 2 H) 7.94 (d, J = 8.84 Hz, 1 H)。
【0165】
4−19 3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 617, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.05 - 1.16 (m, 2 H) 1.33 (s, 2 H) 1.36 - 1.46 (m, 2 H) 1.52 - 1.61 (m, 4 H) 1.65 (dd, J = 12.38, 4.55 Hz, 2 H) 2.13 (ddd, J = 13.07, 7.71, 7.52 Hz, 1 H) 2.30 - 2.40 (m, 2 H) 3.22 - 3.32 (m, 5 H) 3.73 - 3.85 (m, 3 H) 3.89 (s, 3 H) 4.00 (t, J = 7.45 Hz, 1 H) 6.83 (d, J = 8.84 Hz, 1 H) 7.60 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.79 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.92 (d, J = 8.59 Hz, 1 H)。
【0166】
4−20 3−(シクロヘキシル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸:MS MH+ 615, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.97 (s, 2 H) 1.18 (br. s., 3 H) 1.39 (br. s., 5 H) 1.52 (br. s., 4 H) 1.67 (br. s., 5 H) 2.15 (br. s., 3 H) 3.20 (br. s., 4 H) 3.67 (br. s., 2 H) 3.83 (s, 3 H) 6.62 (s, 1 H) 7.56 (s, 3 H) 7.64 (s, 3 H)。
【0167】
4−21 3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(4−メトキシ−ベンジル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 653, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.85 (br. s., 2 H) 1.27 (br. s., 2 H) 1.55 (d, J = 3.28 Hz, 4 H) 1.84 (br. s., 2 H) 2.11 (br. s., 1 H) 3.14 (br. s., 3 H) 3.70 (s, 4 H) 3.77 (br. s., 1 H) 3.84 (s, 4 H) 4.20 (s, 2 H) 6.67 (s, 1 H) 6.84 (s, 2 H) 7.16 (s, 2 H) 7.60 (s, 2 H) 7.70 (s, 4 H)。一次酵素アッセイにおいてEC50 0.92μM。
【0168】
4−22 ({4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−メチル−アミノ)−酢酸:MS MH+ 533, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.85 (br. s., 2 H) 1.27 (br. s., 2 H) 1.55 (d, J = 3.28 Hz, 4 H) 1.84 (br. s., 2 H) 2.11 (br. s., 1 H) 3.14 (br. s., 3 H) 3.70 (s, 4 H) 3.77 (br. s., 1 H) 3.84 (s, 4 H) 4.20 (s, 2 H) 6.67 (s, 1 H) 6.84 (s, 2 H) 7.16 (s, 2 H) 7.60 (s, 2 H) 7.70 (s, 4 H)。
【0169】
4−23 3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−イソプロポキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 619, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.94 (s, 6 H) 1.11 (br. s., 2 H) 1.40 (br. s., 2 H) 1.69 (br. s., 3 H) 2.09 (s, 1 H) 2.22 (br. s., 2 H) 3.21 (s, 6 H) 3.35 (s, 6 H) 3.87 (s, 3 H) 3.94 (br. s., 1 H) 6.79 (s, 1 H) 7.60 (s, 2 H) 7.72 (s, 2 H) 7.84 (s, 1 H)。
【0170】
4−24 3−({4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−チアゾル−2−イルメチル−アミノ)−プロピオン酸:MS MH+ 630, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.11 (br. s., 2 H) 1.42 (br. s., 2 H) 1.72 (br. s., 3 H) 2.06 (s, 3 H) 3.30 (br. s., 4 H) 3.86 (s, 5 H) 4.66 (s, 2 H) 6.74 (s, 1 H) 7.59 (s, 3 H) 7.65 (s, 1 H) 7.77 (s, 2 H) 7.73 (d, J = 8.34 Hz, 3 H)。
【0171】
4−25 3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−フルオロ−ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 522, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.08 - 1.18 (m, 2 H) 1.39 - 1.48 (m, 2 H) 1.52 - 1.64 (m, 3 H) 1.70 (dt, J = 13.39, 6.69 Hz, 3 H) 2.07 - 2.15 (m, 3 H) 3.14 (s, 3 H) 3.22 - 3.26 (m, 4 H) 3.37 (t, J = 5.94 Hz, 3 H) 4.07 (dd, J = 8.34, 6.32 Hz, 1 H) 7.61 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.67 - 7.76 (m, 3 H), 8.1 (dd, J = 9.1, 4.3 Hz, 1H), 10.9 (s, 1H)。
【0172】
4−26 3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(ピリミジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 505, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.05 - 1.19 (m, 2H) 1.38 - 1.45 (m, 2H) 1.50 - 1.75 (m, 6H) 2.05 - 2.14 (m, 1H) 2.31 - 2.38 (m, 2H) 3.14 (s, 3H) 3.30 - 3.60 (m, 20H, 6H under H2O) 4.14 (m, 1H) 7.17 (t, J = 4.80 Hz, 1 H) 7.61 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.76 (d, J = 8.34Hz, 2 H) 8.63 (d, J = 4.80 Hz, 2 H) 10.88 (s, 1 H)。
【0173】
4−27 3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(4−メチル−チアゾル−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 523。
【0174】
4−28 3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 507, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 - 1.18 (m, 2H) 1.38 - 1.47 (m, 2H) 1.50 - 1.79 (m, 6H) 2.05 - 2.18 (m, 3H) 3.13 (s, 3H) 3.21 - 3.39 (m, 54H (6H under H2O) 3.68 (s, 3H) 3.88 - 3.90 (m, 1H) 6.41 (d, J = 2.27Hz, 1H) 7.50 (d, J = 2.02Hz, 1H) 7.57 (d, J = 8.59Hz, 2H) 7.72 (d, J = 8.34Hz, 2H)。
【0175】
4−29 3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(ピリミジン−4−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 505, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 - 1.18 (m, 2H) 1.37 - 1.48 (m, 2H) 1.49 - 1.62 (m, 3H) 1.65 - 1.74 (m, 3H) 2.06 - 2.17 (m, 1H) 3.09 - 3.14 (s, 3H) 3.21 - 3.40 (m, 13H (6H under H2O) 4.12 (t, J = 7.33Hz, 1H) 7.60 (d, J = 8.34Hz, 2H) 7.75 (d, J = 8.34Hz, 2H) 8.05 (d, J = 5.56Hz, 1H) 8.62 (d, J = 5.81Hz, 1H) 8.85 (s, 1H) 11.26 (s, 1H).
【0176】
4−30 3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(4,5−ジメチル−チアゾル−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 538, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.03 - 1.17 (m, 2H) 1.37 - 1.48 (m, 2H) 1.50 - 1.62 (m, 3H) 1.64 - 1.76 (m, 3H) 2.07 - 2.15 (m, 4H) 2.19 (s, 3H) 2.42 - 2.54 (m, 13H (2H under DMSO) 3.13 (s, 3H) 3.23 - 3.34 (m, 4H) 3.37 (t, J = 5.68Hz) 3.96 (dd, J = 8.46, 6.69Hz, 1H) 7.58 (d, J = 8.34Hz, 2H) 7.78 (d, J = 8.34Hz, 2H) 12.18 (s, 1H)。
【0177】
4−31 3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(4,5,6,7−テトラヒドロ−ベンゾチアゾル−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 564, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 - 1.19 (m, 2H) 1.37 - 1.48 (m, 2H) 1.50 - 1.60 (m, 3H) 1.64 - 1.79 (m, 7H) 2.06 - 2.17 (m, 1H) 2.41 - 2.48 (m, 2H) 2.42 - 2.55 (m, 15H, 2H under DMSO) 2.60 (br s, 2H) 3.14 (s, 3H) 3.22 - 3.48 (m, 6H) 3.98 (dd, J = 8.72, 6.44Hz, 1H) 7.59 (d, J = 8.34Hz, 2H) 7.78 (d, J = 8.59Hz, 2H) 12.23 (s, 1H)。
【0178】
4−32 3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(ピラジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 505, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm C391.05 - 1.19 (m, 2H) 1.36 - 1.48 (m, 2H) 1.50 - 1.65 (m, 3H) 1.67 - 1.78 (m, 3H) 2.10 - 2.25 (m, 3H) 3.13 (s, 3H) 3.20 - 3.29 (m, 4H) 3.37 (t, J = 5.94Hz, 2H) 4.12 (t, J = 7.45Hz, 1H) 7.62 (d, J = 8.59Hz, 2H) 7.76 (d, J = 8.59Hz, 2H) 8.32 - 8.39 (m, 2H) 9.32 (d, J = 1.52Hz, 1H) 11.14 (s, 1H)。
【0179】
4−33 3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(6−フルオロ−ベンゾチアゾル−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 578, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 - 1.18 (m, 2 H) 1.37 - 1.47 (m, 2 H) 1.51 - 1.63 (m, 3 H) 1.67 - 1.78 (m, 3 H) 2.08 - 2.19 (m, 3 H) 3.15 (s, 3 H) 3.19 - 3.29 (m, 4 H) 3.37 (t, J = 5.94 Hz, 2 H) 3.86 - 3.97 (m, 1 H) 7.12 (td, J = 9.09, 2.53 Hz, 1 H) 7.52 - 7.63 (m, 3 H) 7.64 - 7.75 (m, 3 H)。
【0180】
4−34 3−[{3−[(R)−1−(5−クロロ−ピリミジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 539, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 - 1.18 (m, 2H) 1.37 - 1.48 (m, 2H) 1.50 - 1.63 (m, 3H) 1.65 - 1.75 (m, 3H) 1.91 - 2.02 (m, 2H) 2.05 - 2.14 (m, 1H) 3.16 (s, 3H) 3.19 - 3.41 (m, 11H (6H under H2O) 4.12 (t, J = 7.33Hz, 1H) 7.53 (t, J = 7.71Hz, 1H) 7.58 - 7.65 (m, 2H) 7.85 (s, 1H) 8.72 (s, 2H) 11.48 (br s, 1H)。
【0181】
4−35 3−[{4−[(R)−1−(5−クロロ−ピリミジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 539, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 - 1.19 (m, 2H) 1.38 - 1.47 (m, 2H) 1.50 - 1.63 (m, 3H) 1.65 - 1.74 (m, 3H) 2.05 - 2.14 (m, 1H) 2.25 (t, J = 7.71Hz, 2H) 3.14 (s, 3H) 3.21 - 3.42 (m, 9H (6H under H2O) 4.12 (t, J = 7.35Hz, 1H) 7.59 (d, J = 8.59Hz, 2H) 7.75 (d, J = 8.34Hz, 2H) 8.73 (s, 2H) 11.10 (s, 1H)。
【0182】
4−36 3−[{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾル−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 544, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.04 - 1.15 (m, 2 H) 1.36 - 1.46 (m, 2 H) 1.49 - 1.59 (m, 3 H) 1.64 - 1.75 (m, 3 H) 2.09 (ddd, J = 13.33, 7.83, 7.64 Hz, 1 H) 2.22 - 2.29 (m, 2 H) 3.15 (s, 3 H) 3.21 - 3.30 (m, 4 H) 3.37 (t, J = 5.81 Hz, 2 H) 3.87 (t, J = 7.58 Hz, 1 H) 7.30 (s, 1H) 7.57 (d, J = 8.59 Hz, 2 H) 7.72 (d, J = 8.34 Hz, 2 H)。
【0183】
4−37 3−[{4−[(R)−1−(5−ブロモ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 640, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.04 - 1.16 (m, 2 H) 1.36 - 1.46 (m, 2 H) 1.50 - 1.62 (m, 3 H) 1.65 - 1.74 (m, 3 H) 2.11 (ddd, J = 13.14, 7.71, 7.45 Hz, 1 H) 2.28 - 2.35 (m, 2 H) 3.16 (s, 3 H) 3.21 - 3.30 (m, 4 H) 3.38 (t, J = 5.81 Hz, 2 H) 3.72 (t, J = 7.58 Hz, 1 H) 7.32 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 7.53 - 7.60 (m, 3 H) 7.66 - 7.71 (m, 2 H)。
【0184】
4−38 3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メチルスルファニル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 607, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.04 - 1.15 (m, 2 H) 1.36 - 1.45 (dd, J = 7.07, 4.80 Hz, 2 H) 1.51 - 1.63 (m, 2 H) 1.66 - 1.74 (m, 3 H) 2.01 - 2.13 (m, 3 H) 2.5 (s, 3H) 3.17 (s, 3 H) 3.18 - 3.25 (m, 4 H) 3.38 (t, J = 6.19 Hz, 2 H) 3.66 (t, J = 7.58 Hz, 1 H) 7.01 (d, J = 8.3 Hz, 1H) 7.48 (d, J = 8.3 Hz, 1H) 7.57 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.65 (d, J = 8.3 Hz, 2 H)。
【0185】
4−39 3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メタンスルホニル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 639, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.05 - 1.17 (m, 2 H) 1.35 - 1.46 (m, 2 H) 1.51 - 1.62 (m, 3 H) 1.66 - 1.77 (m, 3 H) 2.07 - 2.17 (m, 2 H) 2.38 - 2.46 (m, 2 H) 2.74 - 2.82 (m, 1 H) 3.16 (s, 3H) 3.22 (s, 2 H) 3.25 (t, J = 5.68 Hz, 2 H) 3.28 - 3.33 (m, 2 H) 3.38 (t, J = 5.81 Hz, 2 H) 3.77 (t, J = 7.58 Hz, 1 H) 7.60 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.69 - 7.74 (m, 2 H) 7.75 - 7.82 (m, 2 H)。
【0186】
4−40 3−[{4−[(R)−1−(5−クロロ−キナゾリン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 589, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 - 1.19 (m, 2H) 1.38 - 1.49 (m, 2H) 1.51 - 1.60 (m, 3H) 1.63 - 1.79 (m, 3H) 2.09 - 2.21 (m, 1H) 2.29 - 2.39 (m, 2H) 3.13 (s, 3H) 3.23 - 3.39 (m, 19H (6H under H2O) 4.27 (s, 1H) 7.62 - 7.73 (m, 3H) 7.77 (d, J = 8.34Hz, 3H) 7.86 - 7.94 (m, 1H) 9.62 (s, 1H) 11.26 (s, 1H)。
【0187】
4−41 3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 561, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 0.91 - 1.03 (m, 2 H) 1.27 (dd, J = 7.20, 4.67 Hz, 2 H) 1.36 - 1.48 (m, 3 H) 1.51 - 1.61 (m, 3 H) 1.97 (dt, J = 13.39, 7.58 Hz, 1 H) 2.02 - 2.08 (m, 2 H) 2.98 - 3.01 (m, 5 H) 3.05 - 3.14 (m, 4 H) 3.23 (t, J = 5.94 Hz, 2 H) 3.65 (t, J = 7.45 Hz, 1 H) 7.44 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.51 - 7.57 (m, 3 H)。一次酵素アッセイにおいてEC50 1.2μM。
【0188】
4−42 3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メチルスルファニル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 607, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.23 - 1.33 (m, 2 H) 1.53 - 1.64 (m, 2 H) 1.68 - 1.80 (m, 3 H) 1.83 - 1.92 (m, 3 H) 2.24 - 2.35 (m, 3 H) 2.5 (s, 3H) 3.31 - 3.35 (m, 3 H) 3.36 - 3.45 (m, 4 H) 3.51 - 3.58 (m, 2 H) 3.91 (t, J = 7.58 Hz, 1 H) 7.25 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 7.70 - 7.78 (m, 3 H) 7.82 - 7.87 (m, 2 H)。一次酵素アッセイにおいてEC50 0.23μM。
【0189】
4−43 3−[{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 595, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.03 - 1.15 (m, 2 H) 1.35 - 1.46 (m, 2 H) 1.50 - 1.60 (m, 3 H) 1.69 (dt, J = 13.14, 6.57 Hz, 3 H) 2.06 - 2.15 (m, 1 H) 2.25 - 2.32 (m, 2 H) 3.15 (s, 3 H) 3.20 - 3.30 (m, 4 H) 3.34 - 3.40 (m, 2 H) 3.76 (s, 1 H) 7.23 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 7.59 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.68 (t, J = 8.08 Hz, 3 H)。
【0190】
4−44 3−[(4−{(R)−2−シクロペンチル−1−[5−(2−メトキシ−エチルカルバモイル)−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル]−エチル}−ベンゼンスルホニル)−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸: MS MH+ 662, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.10 (td, J = 12.00, 8.34 Hz, 2 H) 1.36 - 1.47 (m, 2 H) 1.51 - 1.63 (m, 3 H) 1.66 - 1.75 (m, 3 H) 1.94 - 2.02 (m, 2 H) 2.11 (ddd, J = 13.14, 7.58, 7.33 Hz, 1 H) 3.17 (s, 3 H) 3.21 (t, J = 6.57 Hz, 4 H) 3.26 - 3.33 (m, 8 H) 3.34 - 3.40 (m, 2 H) 3.42 - 3.49 (m, 4 H) 3.68 (t, J = 7.58 Hz, 1 H) 7.61 (td, J = 17.31, 8.34 Hz, 5 H) 7.80 - 7.84 (m, 1 H) 8.48 (s, 1H)。
【0191】
4−45 3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−モルホリン−4−イル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 646, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 - 1.19 (m, 2H) 1.37 - 1.48 (m, 2H) 1.50 - 1.63 (m, 3H) 1.65 - 1.79 (m, 3H) 2.06 - 2.17 (m, 3H) 3.14 (s, 3H) 3.21 - 3.50 (m, 28H (H2Oの10H) 3.67 - 3.74 (m, 4H) 3.92 - 3.97 (m, 1H) 6.88 (d, J = 8.59Hz, 1H) 7.59 (d, J = 8.34Hz, 2H) 7.71 - 7.79 (m, 3H)。
【0192】
4−46 3−[(4−{(R)−2−シクロペンチル−1−[5−(2−メトキシ−エトキシ)−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル]−エチル}−ベンゼンスルホニル)−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 635, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.11 (br. s., 2 H) 1.41 (br. s., 2 H) 1.54 (br. s., 3 H) 1.71 (br. s., 3 H) 2.07 (br. s., 1 H) 2.18 (br. s., 3 H) 3.14 (s, 3 H) 3.22 (br. s., 3 H) 3.28 (s, 4 H) 3.35 (d, J = 5.31 Hz, 3 H) 3.62 - 3.72 (m, 2 H) 3.90 (br. s., 1 H) 4.38 (d, J = 4.04 Hz, 2 H) 6.77 (d, J = 8.59 Hz, 1 H) 7.59 (d, J = 8.08 Hz, 2 H) 7.72 (d, J = 8.08 Hz, 2 H) 7.83 (br. s., 1 H)。一次酵素アッセイにおいてEC50 0.22μM。
【0193】
4−47 3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−エチル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 589, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 - 1.17 (m, 2H) 1.24 (t, J = 7.58Hz, 3H) 1.37 - 1.46 (m, 2H) 1.51 - 1.61 (m, 3H) 1.66 - 1.79 (m, 3H) 2.08 - 2.22 (m, 3H) 2.78 (q, J = 7.58Hz, 2H) 3.15 (s, 3H) 3.20 - 3.30 (m, 4H) 3.37 (t, J = 5.94Hz, 2H) 3.81 - 3.90 (m, 1H) 7.15 (d, J = 8.34Hz, 1H) 7.59 (d, J = 8.34Hz, 2H) 7.71 (d, J = 8.59Hz, 3H)。
【0194】
4−48 3−{{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−[(R)−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イル)メチル]−アミノ}−プロピオン酸:MS MH+ 621, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.05 - 1.16 (m, 2 H) 1.38 - 1.45 (m, 2 H) 1.48 - 1.60 (m, 5 H) 1.66 - 1.78 (m, 4 H) 1.80 - 1.90 (m, 1 H) 2.08 - 2.15 (m, 2H) 2.37 - 2.46 (m, 2 H) 3.03 (dd, J = 14.53, 7.45 Hz, 1 H) 3.18 - 3.29 (m, 2 H) 3.32 - 3.41 (m, 1 H) 3.53 - 3.61 (m, 1 H) 3.65 - 3.72 (m, 1 H) 3.74 - 3.78 (m, 1H) 3.89 (tt, J = 7.11, 3.51 Hz, 1 H) 7.24 (d, J = 8.3 HZ, 1H) 7.59 (d, J = 8.59 Hz, 2 H) 7.66 - 7.72 (m, 3 H)。
【0195】
4−49 3−(ベンジル−{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸:MS MH+ 627 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.06 - 1.17 (m, 2 H) 1.38 - 1.47 (m, 2 H) 1.52 - 1.64 (m, 3 H) 1.72 (ddd, J = 13.33, 6.95, 6.76 Hz, 3 H) 2.02 - 2.14 (m, 3 H) 3.19 - 3.27 (m, 2 H) 3.73 (t, J = 7.58 Hz, 1 H) 4.30 (s, 2 H) 7.21 - 7.32 (m, 5 H) 7.58 - 7.66 (m, 3 H) 7.74 (d, J = 8.59 Hz, 2 H)。
【0196】
4−50 3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−フルオロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 579, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δppm 1.09 (d, J = 8.08 Hz, 2 H) 1.36 - 1.46 (m, 2 H) 1.53 (br. s., 2 H) 1.60 (s, 1 H) 1.64 - 1.74 (m, 3 H) 2.04 - 2.14 (m, 3 H) 3.11 - 3.18 (m, 3 H) 3.18 - 3.26 (m, 5 H) 3.36 (t, J = 6.06 Hz, 3 H) 3.65 (t, J = 7.58 Hz, 1 H) 6.85 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1 H) 7.53 - 7.58 (m, 2 H) 7.62 - 7.73 (m, 3 H)。
【0197】
4−51 3−[{4−[(S)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 595, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.10 (br. s., 2 H) 1.41 (br. s., 2 H) 1.54 (br. s., 2 H) 1.69 (br. s., 2 H) 2.08 (d, J = 5.05 Hz, 1 H) 2.24 (br. s., 1 H) 3.15 (s, 3 H) 3.19 - 3.31 (m, 7 H) 3.37 (t, J = 5.94 Hz, 5 H) 3.67 (s, 1 H) 7.17 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 7.58 (t, J = 9.22 Hz, 3 H) 7.67 (d, J = 8.34 Hz, 2 H)。一次酵素アッセイにおいてEC50 44μM。
【0198】
4−52 3−{{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロヘキシル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−[(R)−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イル)メチル]−アミノ}−プロピオン酸:MS MH+ 635, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.90 (br. s., 2 H) 1.09 (br. s., 4 H) 1.52 - 1.63 (m, 5 H) 1.74 (br. s., 4 H) 1.83 (d, J = 11.62 Hz, 1 H) 1.94 - 2.05 (m, 1 H) 2.32 (br. s., 2 H) 3.03 (dd, J = 14.40, 7.33 Hz, 1 H) 3.19 - 3.28 (m, 3 H) 3.34 (d, J = 7.58 Hz, 2 H) 3.52 - 3.61 (m, 1 H) 3.62 - 3.72 (m, 1 H) 3.74 - 3.83 (m, 1 H) 3.84 - 3.93 (m, 1 H) 7.19 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 7.54 - 7.64 (m, 3 H) 7.65 - 7.70 (m, 2 H)。
【0199】
4−53 3−(ベンジル−{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロヘキシル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸:MS MH+ 641, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.91 (br. s., 2 H) 1.10 (d, J = 5.31 Hz, 4 H) 1.51 - 1.59 (m, 2 H) 1.62 (d, J = 12.38 Hz, 2 H) 1.74 (br. s., 2 H) 1.86 - 1.96 (m, 2 H) 1.96 - 2.06 (m, 1 H) 3.15 - 3.26 (m, 2 H) 3.78 (t, J = 7.58 Hz, 1 H) 4.28 (s, 2 H) 7.17 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 7.21 - 7.32 (m, 5 H) 7.59 (dd, J = 8.34, 6.06 Hz, 3 H) 7.71 (d, J = 8.34 Hz, 2 H)。
【0200】
4−54 2−[(R)−2−(4−{(2−カルボキシ−エチル)−[(R)−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イル)メチル]−スルファモイル}−フェニル)−3−シクロペンチル−プロピオニルアミノ]−ベンゾチアゾール−6−カルボン酸エチルエステル:MS MH+ 658, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.09 (br. s., 2 H) 1.32 (t, J = 7.07 Hz, 3 H) 1.40 (br. s., 2 H) 1.53 (br. s., 4 H) 1.70 (br. s., 5 H) 1.81 (br. s., 1 H) 2.12 (br. s., 3 H) 2.98 - 3.09 (m, 1 H) 3.10 - 3.20 (m, 3 H) 3.23 (br. s., 1 H) 3.28 (br. s., 2 H) 3.57 (d, J = 7.33 Hz, 2 H) 3.64 - 3.74 (m, 2 H) 3.91 (br. s., 1 H) 4.27 (q, J = 7.07 Hz, 2 H) 7.39 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 7.57 (d, J = 8.08 Hz, 2 H) 7.61 - 7.69 (m, 2 H) 7.71 - 7.79 (m, 1 H) 8.19 (br. s., 1 H).
【0201】
4−55 2−[(R)−2−(4−{(2−カルボキシ−エチル)−[(R)−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イル)メチル]−スルファモイル}−フェニル)−3−シクロペンチル−プロピオニルアミノ]−ベンゾチアゾール−6−カルボン酸:MS MH+ 630, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.05 - 1.16 (m, 2 H) 1.41 (dd, J = 7.07, 4.80 Hz, 4 H) 1.50 - 1.58 (m, 2 H) 1.67 - 1.75 (m, 3 H) 1.80 - 1.86 (m, 3 H) 1.93 - 2.02 (m, 2 H) 2.05 - 2.15 (m, 1 H) 2.99 - 3.06 (m, 1 H) 3.12 - 3.20 (m, 2 H) 3.22 - 3.31 (m, 2 H) 3.55 - 3.63 (m, 2 H) 3.65 - 3.73 (m, 1 H) 3.88 - 3.95 (m, 1 H) 7.14 (d, J = 8.08 Hz, 1 H) 7.54 - 7.58 (m, 2 H) 7.60 - 7.66 (m, 2 H) 7.99 (d, J = 1.26 Hz, 1 H)。
【0202】
4−56 3−[{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロヘキシル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 609, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.90 (br. s., 2 H) 1.09 (br. s., 4 H) 1.58 (dd, J = 13.89, 6.57 Hz, 3 H) 1.72 (br. s., 3 H) 1.95 - 2.06 (m, 1 H) 2.26 - 2.36 (m, 2H) 3.15 (s, 3 H) 3.20 - 3.31 (m, 4 H) 3.37 (t, J = 5.56 Hz, 2 H) 3.88 (t, J = 7.20 Hz, 1 H) 7.25 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 7.58 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.70 (d, J = 8.34 Hz, 3 H)。
【0203】
4−57 3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−ピリジン−4−イル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 638, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.10 - 1.19 (m, 2H) 1.37 - 1.48 (m, 2H) 1.51 - 1.64 (m, 3H) 1.67 - 1.79 (m, 3H) 2.08 - 2.17 (m, 1H) 2.32 - 2.45 (m, 2H) 3.16 (s, 3H) 3.22 - 3.46 (m, 21H (H2Oの6H) 3.84 (br s, 1H) 7.62 (d, J = 8.34Hz, 2H) 7.73 (d, J = 8.34Hz, 2H) 7.80 - 7.90 (br s, 1H) 7.98 - 8.08 (m, 3H) 8.63 (d, J = 5.81Hz, 2H)。
【0204】
4−58 3−[{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸tert−ブチルエステル:MS MH+ 651, 1H NMR (400 MHz, アセトニトリル - d3) δ ppm 1.09 - 1.18 (m, 4 H) 1.35 (s, 9 H) 1.40 - 1.51 (m, 2 H) 1.55 - 1.66 (m, 3 H) 1.68 - 1.77 (m, 2 H) 1.91 (dt, J = 4.86, 2.49 Hz, 2 H) 2.08 - 2.10 (m, 3 H) 2.13 - 2.21 (m, 1 H) 2.39 - 2.45 (m, 2 H) 3.16 (s, 3 H) 3.22 - 3.29 (m, 2 H) 3.32 - 3.40 (m, 4 H) 3.95 (t, 1 H) 7.41 (d, J = 8.59 Hz, 1 H) 7.57 - 7.63 (m, 2 H) 7.73 - 7.79 (m, 2 H) 7.95 (d, J = 8.59 Hz, 1 H) 10.30 (br. s., 1 H)。
【0205】
4−59 3−[{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸ベンジルエステル:MS MH+ 685, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6). ppm 1.10 (d, J = 3.54 Hz, 2 H) 1.15 (dd, J = 11.49, 6.95 Hz, 2 H) 1.42 (dd, J = 7.07, 4.80 Hz, 1 H) 1.50 - 1.62 (m, 2 H) 1.64 - 1.74 (m, 2 H) 1.75 - 1.85 (m, 1 H) 2.15 (dd, J = 7.58, 5.81 Hz, 1 H) 2.63 (t, J = 7.33 Hz, 2 H) 3.11 (s, 3 H) 3.24 - 3.32 (m, 2 H) 3.33 - 3.42 (m, 4 H) 4.11 (t, J = 7.58 Hz, 1 H) 5.04 (s, 2 H) 7.28 - 7.37 (m, 5 H) 7.55 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 7.63 (d, J = 8.59 Hz, 2 H) 7.81 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 8.14 (d, J = 8.59 Hz, 1 H) 12.97 (s, 1 H)。
【0206】
4−60 3−[(4−{(S)−2−シクロペンチル−1−[5−(2−メトキシ−エチルカルバモイル)−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル]−エチル}−ベンゼンスルホニル)−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸:MS MH+ 662, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.11 (br. s., 2 H) 1.35 - 1.47 (m, 2 H) 1.51 - 1.63 (m, 3 H) 1.65 - 1.76 (m, 3 H) 2.12 (dd, J = 14.15, 6.57 Hz, 2 H) 3.16 (s, 3 H) 3.20 - 3.29 (m, 8 H) 3.37 (t, J = 6.06 Hz, 4 H) 3.41 - 3.50 (m, 4 H) 3.70 (t, J = 7.58 Hz, 1 H) 7.58 (d, J = 8.59 Hz, 2 H) 7.61 - 7.69 (m, 3 H) 7.83 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 8.48 (s, 1 H)。一次酵素アッセイにおいてEC50 6.0μM。
【0207】
4−61 3−(カルボキシメチル−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸:MS MH+ 591, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.10 (br. s., 2 H) 1.39 (br. s., 3 H) 1.69 (br. s., 4 H) 2.07 (s, 1 H) 2.20 (br. s., 2 H) 3.25 (br. s., 4 H) 3.40 (s, 3 H) 3.65 (br. s., 1 H) 3.82 (s, 4 H) 6.61 (s, 1 H) 7.51 - 7.61 (m, 3 H) 7.65 (s, 2 H)。
【0208】
4−62 2−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニルアミノ}−2−メチル−プロピオン酸:MS MH+ 547, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.06 - 1.16 (m, 8 H) 1.37 - 1.46 (m, 2 H) 1.56 (ddd, J = 14.53, 7.20, 7.07 Hz, 3 H) 1.64 - 1.71 (m, 2 H) 1.71 - 1.81 (m, 1 H) 2.11 (ddd, J = 13.20, 7.83, 7.52 Hz, 1 H) 3.90 (s, 3 H) 4.01 (t, J = 7.33 Hz, 1 H) 6.87 (d, J = 8.84 Hz, 1 H) 7.54 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.74 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.99 (d, J = 8.84 Hz, 1 H)。
【0209】
4−63 コハク酸モノ−[2−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−メチル−アミノ)−エチル]エステル: MS MH+ 619, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.06 - 1.17 (m, 2 H) 1.37 - 1.48 (m, 2 H) 1.51 - 1.62 (m, 3 H) 1.72 (ddd, J = 13.33, 6.95, 6.76 Hz, 3 H) 2.07 - 2.18 (m, 1 H) 2.19 - 2.29 (m, 2 H) 2.29 - 2.37 (m, 2 H) 2.74 (s, 3 H) 3.20 - 3.31 (m, 2 H) 3.84 - 3.91 (m, 3 H) 3.99 (t, J = 7.33 Hz, 1 H) 4.06 (t, J = 5.43 Hz, 2 H) 6.79 (d, J = 8.84 Hz, 1 H) 7.60 (d, J = 8.34 Hz, 2 H) 7.73 (d, J = 8.59 Hz, 2 H) 7.87 (d, J = 8.84 Hz, 1 H)。
【0210】
4−64 (S)−2−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニルアミノ}−プロピオン酸: MS MH+ 533, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.11 (s, 2 H) 1.15 (dd, J = 6.82, 2.53 Hz, 4 H) 1.43 (dd, J = 6.06, 4.55 Hz, 2 H) 1.56 (d, J = 6.32 Hz, 3 H) 1.65 - 1.77 (m, 3 H) 2.07 - 2.16 (m, 1 H) 2.89 - 2.96 (m, 1 H) 3.86 - 3.95 (m, 4 H) 6.80 (d, J = 8.84 Hz, 1 H) 7.52 - 7.60 (m, 2 H) 7.70 (d, J = 7.83 Hz, 2 H) 7.88 (s, 1 H)。
【0211】
4−65 3−((2−カルボキシ−エチル)−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸: MS MH+ 605, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.09 (br. s., 3 H) 1.41 (br. s., 3 H) 1.53 (br. s., 3 H) 2.09 (br. s., 6 H) 3.20 (br. s., 5 H) 3.74 (s, 1 H) 3.83 (s, 4 H) 6.65 (s, 1 H) 7.57 (s, 2 H) 7.60 - 7.68 (m, 4 H)。
【0212】
4−66 {4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニルアミノ}−酢酸: MS MH+ 519, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.11 (br. s., 3 H) 1.41 (br. s., 3 H) 1.70 (br. s., 4 H) 2.08 (s, 1 H) 2.94 (s, 2 H) 3.86 (s, 5 H) 6.75 (s, 1 H) 7.55 (s, 2 H) 7.69 (s, 3 H) 7.80 (s, 1 H)。
【0213】
4−67 4−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニルアミノ}−酪酸: MS MH+ 547, 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.10 - 1.16 (m, 2 H) 1.35 - 1.43 (m, 2 H) 1.46 - 1.61 (m, 5H) 1.65 - 1.76 (m, 3 H) 2.0 (t, J = 6.7 Hz, 2 H) 2.1 (ddd, J = 13.1, 7.7, 7.5 Hz, 1 H) 2.7 (t, J = 6.6 Hz, 2 H) 3.8 (t, J = 7.5 Hz, 1 H) 3.9 (s, 3 H) 6.7 (d, J = 8.6 Hz, 1 H) 7.55 (d, J = 8.3 Hz, 2 H) 7.68(d, J = 8.3 Hz, 2 H) 7.74 (d, J = 8.8 Hz, 1 H).
【0214】
4−68 (カルボキシメチル−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−酢酸: MS MH+ 577, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.07 (br. s., 3 H) 1.41 (br. s., 3 H) 1.70 (br. s., 4 H) 2.06 (s, 1 H) 3.59 (s, 5 H) 3.82 (s, 4 H) 6.55 (s, 1 H) 7.40 (s, 2 H) 7.53 (s, 1 H) 7.74 (s, 2 H)。
【0215】
4−69 3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−トリフルオロメチル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸: MS MH+ = 629、 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 0.98 - 1.09 (m, 2 H) 1.29 - 1.40 (m, 2 H) 1.44 - 1.56 (m, 3 H) 1.58 - 1.68 (m, 3 H) 1.91 - 1.97 (m, 2 H) 2.05 (dt, J = 13.20, 7.42 Hz, 1 H) 3.10 (s, 3 H) 3.12 - 3.18 (m, 4 H) 3.31 (t, J = 6.19 Hz, 3 H) 3.63 (t, J = 7.58 Hz, 1 H) 7.47 - 7.53 (m, 3 H) 7.57 - 7.61 (m, 3 H);。
【0216】
4−70 3−[{2−クロロ−4−[1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸 MS MH+ = 629 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.11 (br. s., 2 H) 1.41 (d, J = 2.27 Hz, 2 H) 1.50 - 1.62 (m, 3 H) 1.64 - 1.74 (m, 1 H) 1.69 (d, J = 6.06 Hz, 2 H) 2.08 (dd, J = 7.45, 5.94 Hz, 1 H) 2.26 (br. s., 2 H) 3.13 (s, 3 H) 3.40 (br. s., 1 H) 3.38 (d, J = 5.05 Hz, 3 H) 3.44 (d, J = 15.41 Hz, 3 H) 3.67 (t, J = 7.71 Hz, 1 H) 7.18 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 7.48 (dd, J = 8.34, 1.52 Hz, 1 H) 7.64 (d, J = 1.52 Hz, 1 H) 7.61 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 7.85 (d, J = 8.08 Hz, 1 H)。
【0217】
4−71 3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−エチル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−2−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸 MS MH+ = 657 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.12 (ddd, J = 16.74, 11.68, 8.21 Hz, 2 H) 1.24 (t, J = 7.58 Hz, 3 H) 1.42 (dd, J = 7.20, 4.67 Hz, 2 H) 1.50 - 1.61 (m, 3 H) 1.69 (d, J = 5.05 Hz, 2 H) 2.15 (ddd, J = 13.33, 7.71, 7.52 Hz, 1 H) 2.32 - 2.39 (m, 1 H) 2.35 (d, J = 7.58 Hz, 1 H) 2.79 (q, J = 7.58 Hz, 2 H) 3.16 (s, 3 H) 3.39 - 3.50 (m, 2 H) 3.43 (dd, J = 12.76, 4.42 Hz, 5 H) 3.99 (t, J = 7.58 Hz, 1 H) 7.18 (d, J = 8.08 Hz, 1 H) 7.75 (d, J = 8.34 Hz, 1 H) 7.85 (dd, J = 8.34, 1.26 Hz, 1 H) 7.97 (d, J = 1.26 Hz, 1 H) 7.92 - 7.98 (m, 1 H)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】

〔式中、
Qはそれが結合している炭素および窒素原子と一緒になって5から6員単環式ヘテロ芳香環を形成するか;または
Qはそれが結合している炭素および窒素原子と一緒になって9から10員二環式ヘテロ環を形成し;
およびRは、互いに独立して、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、所望により置換されているアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルチオノ、スルホニル、遊離またはエステル化カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、所望により置換されているアミノ、アリールまたはヘテロシクリルであるか;または
は存在せず;
は(C3−6)シクロアルキルまたは(C3−6)ヘテロシクリルであり;
は水素、ハロゲン、シアノ、低級アルキルまたは低級アルコキシであり;
は所望により(C1−6)アルコキシ、(C1−2)アルコキシ−(C1−4)アルコキシ、(C1−6)アルキルチオ、(C3−7)シクロアルキル、(C3−7)シクロアルコキシ、(C3−7)シクロアルキルチオ、(C6−10)アリール、(C6−10)アリールオキシ、(C6−10)アリールチオ、(C3−10)ヘテロシクリルまたは(C3−10)ヘテロシクリルオキシにより置換されていてよい(C3−12)シクロアルキル、(C6−10)アリール、(C3−10)ヘテロシクリルまたは(C1−6)アルキルであり;
は遊離またはエステル化カルボキシ、テトラゾリル、シアノまたは−C(O)NRであり、
ここで、RおよびRは、互いに独立して、水素、所望により置換されているアルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルであるか;または
およびRは一緒になってアルキレンであり、それらが結合している窒素原子と一緒に4から7員環を形成し;
nは1から6の整数である〕
で示される化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項2】
がシクロペンチルであり;
が水素であり;
が遊離またはエステル化カルボキシである、請求項1に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項3】

【化2】

〔式中、
は水素、所望により置換されている低級アルキル、低級アルケニル、シクロアルキル、アリールまたはアラルキルであり;
Qはそれが結合している炭素および窒素原子と一緒になって
【化3】

からなる群から選択される5から6員単環式ヘテロ芳香環を形成する〕
で示される請求項2に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項4】
nが1から3の整数である、請求項3に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項5】
が水素である、請求項4に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項6】
が水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アルコキシ、アルキルチオまたはカルボキシであり;
が存在しない、請求項4に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項7】
Qがそれが結合している炭素および窒素原子と一緒になって
【化4】

からなる群から選択される5から6員単環式ヘテロ芳香環を形成する、請求項6に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項8】
が(C1−6)アルコキシ、(C3−7)シクロアルキル、(C6−10)アリールまたは(C5−6)ヘテロシクリルにより置換されている(C3−7)シクロアルキルまたは(C1−4)アルキルである、請求項7に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項9】
が水素である、請求項8に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項10】
(C1−4)アルキルがメチルまたはエチルであり;
(C1−6)アルコキシがメトキシまたはエトキシであり;
(C6−10)アリールが所望により置換されているフェニルである、請求項9に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項11】

【化5】

〔式中、
は水素、所望により置換されている低級アルキル、低級アルケニル、シクロアルキル、アリールまたはアラルキルであり;
Qはそれが結合している炭素および窒素原子と一緒になって
【化6】

からなる群から選択される9から10員二環式ヘテロ環を形成する〕
で示される請求項2に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項12】
nが1から3の整数である、請求項11に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項13】
が水素である、請求項12に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項14】
が水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アルコキシ、アルキルチオまたはカルボキシであり;
が存在しない、請求項12に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項15】
Qがそれが結合している炭素および窒素原子と一緒になって
【化7】

からなる群から選択される9から10員二環式ヘテロ環を形成する、請求項14に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項16】
が(C1−6)アルコキシ、(C3−7)シクロアルキル、(C6−10)アリールまたは(C5−6)ヘテロシクリルにより置換されている(C3−7)シクロアルキルまたは(C1−4)アルキルである、請求項15に記載の化合物;またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項17】
が水素である、請求項16に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項18】
(C1−4)アルキルがメチルまたはエチルであり;
(C1−6)アルコキシがメトキシまたはエトキシであり;
(C6−10)アリールが所望により置換されているフェニルである、請求項17に記載の化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項19】
哺乳動物のグルコキナーゼ活性の活性化のための方法であって、それを必要とする哺乳動物に治療有効量の請求項1の化合物を投与することを含む方法。
【請求項20】
哺乳動物のグルコキナーゼ活性と関連する状態の処置のための方法であって、それを必要とする哺乳動物に治療有効量の請求項1の化合物を投与することを含む方法。
【請求項21】
治療有効量の該化合物を治療有効量の抗糖尿病剤、脂質低下剤、抗肥満剤または抗高血圧剤と組み合わせて投与することを含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
耐糖能異常、2型糖尿病および肥満の処置のための方法であって、それを必要とする哺乳動物に治療有効量の請求項1の化合物を投与することを含む方法。
【請求項23】
治療有効量の請求項1の化合物を1種またはそれ以上の薬学的に許容される担体と組み合わせて含む医薬組成物。
【請求項24】
耐糖能異常、2型糖尿病および肥満の処置のための請求項23に記載の医薬組成物。
【請求項25】
治療有効量の請求項1の化合物を治療有効量の抗糖尿病剤、脂質低下剤、抗肥満剤または抗高血圧剤と組み合わせて含む医薬組成物。
【請求項26】
耐糖能異常、2型糖尿病および肥満の処置のための請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項27】
薬剤として使用するための請求項23または25に記載の医薬組成物。
【請求項28】
グルコキナーゼ活性と関連する状態の処置のための薬剤の製造のための請求項23または25に記載の医薬組成物の使用。
【請求項29】
グルコキナーゼ活性と関連する状態の処置のための医薬組成物の製造のための請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項30】
グルコキナーゼ活性と関連する状態が耐糖能異常、2型糖尿病および肥満から選択される、請求項28または29に記載の使用。
【請求項31】
薬剤として使用するための請求項1に記載の化合物。
【請求項32】

【化8】

〔式中、
Qはそれが結合している炭素および窒素原子と一緒になって5から6員単環式ヘテロ芳香環を形成するか;または
Qはそれが結合している炭素および窒素原子と一緒になって9から10員二環式ヘテロ環を形成し;
およびRは、互いに独立して、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、所望により置換されているアルキル、所望により置換されているアルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルチオノ、スルホニル、遊離またはエステル化カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、所望により置換されているアミノ、アリール、アリールオキシまたはヘテロシクリルであり;
は(C3−6)シクロアルキルまたは(C3−6)ヘテロシクリルであり;
は水素、ハロゲン、シアノ、低級アルキルまたは低級アルコキシであり;
は水素、所望によりカルボキシ、(C1−6)アルコキシ、(C1−2)アルコキシ−(C1−4)アルコキシ、(C1−6)アルキルチオ、(C3−7)シクロアルキル、(C3−7)シクロアルコキシ、(C3−7)シクロアルキルチオ、(C6−10)アリール、(C6−10)アリールオキシ、(C6−10)アリールチオ、(C3−10)ヘテロシクリルまたは(C3−10)ヘテロシクリルオキシにより置換されていてよい(C3−12)シクロアルキル、(C6−10)アリール、(C3−10)ヘテロシクリルまたは(C1−6)アルキルであり;
は遊離またはエステル化カルボキシ、テトラゾリル、シアノまたは−C(O)NRであり、
ここで、RおよびRは、互いに独立して、水素、所望により置換されているアルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルであるか;または
およびRは一緒になってアルキレンであり、それらが結合している窒素原子と一緒に4から7員環を形成し;そして
nは1から6の整数である〕
で示される化合物またはそれらのエナンチオマー;またはそれらのエナンチオマー混合物;またはそれらの薬学的に許容される塩。
【請求項33】
3−(ベンジル−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−([1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−(ベンゾフラン−2−イルメチル−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸;
3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−ピリジン−2−イルメチル−アミノ)−プロピオン酸;
3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−オキサゾール−2−イルメチル−アミノ)−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−チオフェン−2−イルメチル−アミノ)−プロピオン酸;
4−[((2−カルボキシ−エチル)−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−メチル]−安息香酸;
3−(シクロヘキシルメチル−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(5−メチル−フラン−2−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2,5−ジメチル−フラン−3−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸;
({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−フラン−2−イルメチル−アミノ)−酢酸;
3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−イソプロピル−アミノ)−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(5−メチル−イソキサゾール3−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(4−フルオロ−ベンジル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−シクロプロピルメチル−アミノ)−プロピオン酸;
({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−メチル−アミノ)−酢酸;
3−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−メチル−アミノ)−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−(シクロヘキシル−{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(4−メトキシ−ベンジル)−アミノ]−プロピオン酸;
({4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−メチル−アミノ)−酢酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−イソプロポキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−({4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−チアゾル−2−イルメチル−アミノ)−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−フルオロ−ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(ピリミジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(ピリミジン−4−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(4,5−ジメチル−チアゾル−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(4,5,6,7−テトラヒドロ−ベンゾチアゾル−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(ピラジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(6−フルオロ−ベンゾチアゾル−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{3−[(R)−1−(5−クロロ−ピリミジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−1−(5−クロロ−ピリミジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾル−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−1−(5−ブロモ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メチルスルファニル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メタンスルホニル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−1−(5−クロロ−キナゾリン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−メチルスルファニル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[(4−{(R)−2−シクロペンチル−1−[5−(2−メトキシ−エチルカルバモイル)−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル]−エチル}−ベンゼンスルホニル)−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−モルホリン−4−イル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[(4−{(R)−2−シクロペンチル−1−[5−(2−メトキシ−エトキシ)−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル]−エチル}−ベンゼンスルホニル)−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−エチル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−{{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−[(R)−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イル)メチル]−アミノ}−プロピオン酸;
3−(ベンジル−{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−フルオロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(S)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−{{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロヘキシル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−[(R)−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イル)メチル]−アミノ}−プロピオン酸;
3−(ベンジル−{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロヘキシル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸;
2−[(R)−2−(4−{(2−カルボキシ−エチル)−[(R)−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イル)メチル]−スルファモイル}−フェニル)−3−シクロペンチル−プロピオニルアミノ]−ベンゾチアゾール−6−カルボン酸エチルエステル;
2−[(R)−2−(4−{(2−カルボキシ−エチル)−[(R)−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イル)メチル]−スルファモイル}−フェニル)−3−シクロペンチル−プロピオニルアミノ]−ベンゾチアゾール−6−カルボン酸;
3−[{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロヘキシル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−2−シクロペンチル−1−(5−ピリジン−4−イル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸tert−ブチルエステル;
3−[{4−[(R)−1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸ベンジルエステル;
3−[(4−{(S)−2−シクロペンチル−1−[5−(2−メトキシ−エチルカルバモイル)−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル]−エチル}−ベンゼンスルホニル)−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−(カルボキシメチル−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸;
2−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニルアミノ}−2−メチル−プロピオン酸;
コハク酸モノ−[2−({4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−メチル−アミノ)−エチル]エステル;
(S)−2−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニルアミノ}−プロピオン酸;
3−((2−カルボキシ−エチル)−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−プロピオン酸;
{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニルアミノ}−酢酸;
4−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニルアミノ}−酪酸;
(カルボキシメチル−{4−[2−シクロペンチル−1−(5−メトキシ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−アミノ)−酢酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−トリフルオロメチル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{2−クロロ−4−[1−(5−クロロ−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−2−シクロペンチル−エチル]−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[{4−[2−シクロペンチル−1−(5−エチル−チアゾール[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−エチル]−2−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル}−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−プロピオン酸からなる群から選択される、請求項32に記載の化合物。

【公表番号】特表2009−510111(P2009−510111A)
【公表日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−533703(P2008−533703)
【出願日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際出願番号】PCT/US2006/038201
【国際公開番号】WO2007/041366
【国際公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【出願人】(597011463)ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト (942)
【Fターム(参考)】