説明

III族窒化物半導体装置

【課題】p型III族窒化物半導体62の上面からn型III族窒化物半導体64に到達する溝が形成されている場合、p型III族窒化物半導体の側面62aが露出する。p型III族窒化物半導体の露出面62aはn型化しやすく、露出面に沿ってリーク電流が流れやすい。
【解決手段】p型III族窒化物半導体62中に存在する正孔を露出面62aに誘導する正孔誘導手段を設ける。例えば、露出面62aを被覆する絶縁膜66に負電荷蓄積領域68を設ける。負電荷蓄積領域68が、p型III族窒化物半導体中に存在する正孔を露出面62aに誘導し、露出面がn型化して露出面に沿ってリーク電流が流れることを防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般式がAlGaInN1−(x+y+z)(0≦x<1,0≦y<1,0≦z<1,x+y+z<1)で示されるIII族窒化物半導体で構成されている半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
GaNで代表されるIII族窒化物半導体は、高耐圧低損失のパワー半導体装置を実現する有望な材料として大いに期待されている。III族窒化物半導体装置の実用化のためには、リーク電流が流れることを防止する技術が必要とされている。
【0003】
図1は、n型III族窒化物半導体4の上面にp型III族窒化物半導体2が積層されているウェハ10を利用して、複数個の縦型ダイオードを製造する過程を示している。(d)に示すように、(a)の状態から直接ダイシングして複数個のダイオードに分離することも可能であるが、そのようにすると、分離後に個々のダイオードを検査しなければならず、検査工程が煩雑化する。そこで通常は、(b)に示すように、p型III族窒化物半導体2の上面からn型III族窒化物半導体4に達する素子分離溝14a,14bを形成し、電気的には複数個のダイオードに分離する。この段階で検査すれば、アノード電極6a,6b,6cに対応するダイオード群がウェハ上で整列している状態で、アノード電極6a,6b,6cに対応するダイオード毎に検査することができる。(c)に示すように、その後にダイシングすれば、検査工程を効率化することができる。なお、12a、12bはダイシングラインであり、8a、8b、8cはカソード電極であり、2a、2b、2cは素子分離溝14a,14bで分離されたアノード領域である。
【0004】
素子分離溝14a,14bを形成するために、通常はp型III族窒化物半導体2の上面からドライエッチングする。この場合、素子分離溝14a,14bを画定する面、すなわち、p型III族窒化物半導体2をドライエッチングした結果生じた露出面(以下ではドライエッチング面と略称することがある)には、ドライエッチング用のイオンが衝撃を与えており、p型III族窒化物半導体2の露出面には多数の欠陥が生じている。特に、窒素が抜けてしまった欠陥が多く発生している。窒素が抜けてしまった欠陥は、ドナーの性質を示す。この結果、p型III族窒化物半導体2のドライエッチング面は、n型化しやすい。
【0005】
ドライエッチングして形成した素子分離溝14a,14bを画定するp型III族窒化物半導体2の露出面がn型化すると、アノード電極6とカソード電極8の間が、n型化したIII族窒化物半導体2の表面とn型III族窒化物半導体4で接続されてしまい、図1(c)の矢印16に示すように、アノード電極6とカソード電極8の間をリーク電流が流れてしまう。ここで、a,b,c等の添え字を省略して説明する事項は、a,b,c等の添え字で示される部分に共通する事項であることを示す。III族窒化物半導体2の露出面を絶縁膜で被覆しても、III族窒化物半導体2の露出面がn型化してしまえば、リーク電流が流れることを防止することができない。p型III族窒化物半導体をドライエッチングした結果生じた露出面がn型化することを防止する技術が必要とされている。
【0006】
図2は、III族窒化物半導体で構成した横型トランジスタの構造を立体視した模式的図であり、22はp型のGaN層を示し、24はn型のGaN層を示し、26は絶縁膜を示し、28はドレイン電極を示し、30はゲート電極を示し、32はソース電極を示し、34はアース電極を示している。n型のGaN層の上部に、図示しない横型のトランジスタ構造が作りこまれている。アース電極34は、正孔を引き抜く。
図2では、p型GaN層22とn型GaN層24がドライエッチングされ、p型GaN層22の側面とn型GaN層24の側面が素子分離溝に露出している様子を示している。実際には、p型GaN層22の側面とn型GaN層24の側面は絶縁膜で被覆されるが、図2ではその絶縁膜の図示が省略されている。p型GaN層22の側面とn型GaN層24の側面が絶縁膜で被覆されていても、ドライエッチングによって露出したp型GaN層22の側面がドライエッチングによってn型化すると、破線36で示すように、n型化したGaN層22の側面に沿ってリーク電流が流れ、ドレイン電極28とアース電極34の間にリーク電流が流れてしまう。この例の場合も、p型III族窒化物半導体のドライエッチング面がn型化することを防止する技術が必要とされている。
【0007】
図3は、III族窒化物半導体で構成した縦型トランジスタを断面視した模式的図であり、特許文献1に類似の構造が開示されている。図示48はドレイン電極、46はn型GaN領域、44はn型GaN領域、42aと42bはp型GaN領域、52はn型GaN領域、54はi型のAlGaN領域、58はゲート絶縁膜、60はゲート電極、50aと50bはアース電極、54aと54bはソース領域、56aと56bはソース電極を示している。
図3の場合、ゲート電極60にゲートオン電圧を印加しないと、p型GaN領域42aとn型GaN領域44の界面からn型GaN領域44内を伸びる空乏層と、p型GaN領域42bとn型GaN領域44の界面からn型GaN領域44内を伸びる空乏層が連続し、p型GaN領域42aとp型GaN領域42bの間に存在するn型GaN領域44を空乏化して耐圧を高めている。しかしながら、p型GaN領域42aとp型GaN領域42bをドライエッチングして素子分離溝を形成する際に、p型GaN領域42aの側面とp型GaN領域42bの側面がn型化してしまうと、アース電極42aとドレイン電極48の間ならびにアース電極42bとドレイン電極48の間をリーク電流が流れてしまう。p型III族窒化物半導体のドライエッチング面がn型化することを防止する技術がここでも必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2004−260140号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記したように、III族窒化物半導体で半導体装置を構成する場合、p型のIII族窒化物半導体のドライエッチング面がn型化することを防止する技術が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明では、p型III族窒化物半導体をドライエッチングした時点では、ドライエッチング面がn型化する現象を甘受する一方において、半導体装置が実際に作動する際には、p型III族窒化物半導体のドライエッチング面がn型化することを防止する技術を採用する。
【0011】
本発明のIII族窒化物半導体装置は、p型III族窒化物半導体の表面が絶縁膜で被覆されており、p型III族窒化物半導体中に存在する正孔を絶縁膜と接するp型III族窒化物半導体の表面に誘導する正孔誘導手段を備えている。
正孔誘導手段を備えていれば、たとえ加工直後のp型III族窒化物半導体の表面がn型化していても、半導体装置が実際に作動する際には、p型III族窒化物半導体の表面に正孔が誘導されてp型化されており、n型化した表面に沿ってリーク電流が流れることを防止できる。
【0012】
例えば絶縁膜に負電荷が帯電していれば、負電荷が帯電している絶縁膜を正孔誘導手段とすることができる。
あるいは絶縁膜を介してp型III族窒化物半導体と対面するとともに負電位に接続する電極を付加すれば、負電位に接続された電極を正孔誘導手段とすることができる。
さらに絶縁膜を介してp型III族窒化物半導体と対面するともにp型III族窒化物半導体の仕事関数よりも大きな仕事関数をもつ金属膜を付加すれば、その金属膜を正孔誘導手段とすることができる。
いずれの構成によっても、p型III族窒化物半導体の表面に正孔が誘導されてp型化される。n型化した表面に沿ってリーク電流が流れることを防止できる。
【0013】
本発明は、ドライエッグして素子分離溝を形成する場合に特に有効である。この場合のIII族窒化物半導体装置は、n型III族窒化物半導体の上面にp型III族窒化物半導体が積層されており、そのp型III族窒化物半導体の上面からn型III族窒化物半導体に到達する溝が形成されており、その溝の側面を提供するp型III族窒化物半導体の側面が絶縁膜で被覆されている。その絶縁膜に負電荷が帯電しているか、絶縁膜を介してp型III族窒化物半導体と対面するとともに負電位に接続する電極が付加されているか、あるいは、絶縁膜を介してp型III族窒化物半導体と対面するともにp型III族窒化物半導体の仕事関数よりも大きな仕事関数をもつ金属膜が付加されている。
上記構成を備えているIII族窒化物半導体装置は、p型III族窒化物半導体をドライエッチングして形成した素子分離溝を画定するp型III族窒化物半導体の側面がn型化していても、その側面に正孔が誘導されてp型化した状態で作動する。素子分離溝を画定する側面に沿ってリーク電流が流れるのを防止することができる。
【発明の効果】
【0014】
本明細書に開示されている技術によると、p型III族窒化物半導体の表面がn型化しても、半導体装置が実際に作動する際には、p型III族窒化物半導体の表面に正孔が誘導されてp型化した状態で作動する。n型化した表面に沿ってリーク電流が流れることを防止することができる。p型III族窒化物半導体をドライエッチングして製造する半導体装置の特性が低下することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】n型III族窒化物半導体の上面にp型III族窒化物半導体が積層されているウェハを利用して複数個の縦型ダイオードを製造する過程を示す図。
【図2】III族窒化物半導体で製造した横型トランジスタを立体的・模式的に示す図。
【図3】III族窒化物半導体で製造した縦型トランジスタの断面を模式的に示す図。
【図4】第1実施例のp型III族窒化物半導体に対面する部分の断面図。
【図5】第2実施例のp型III族窒化物半導体に対面する部分の断面図。
【図6】第3実施例のp型III族窒化物半導体に対面する部分の断面図。
【図7】第4実施例のp型III族窒化物半導体に対面する部分の断面図。
【図8】第5実施例のp型III族窒化物半導体に対面する部分の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
下記で説明する実施例の主要な特長を以下に例示する。
(特長1)正孔誘導手段が、p型III族窒化物半導体のドライエッチング面の全域に向かい合っている。
(特長2)正孔誘導手段が、p型III族窒化物半導体のドライエッチング面よりも広範囲に拡がっている。
(特長3)正孔誘導手段が、p型III族窒化物半導体のドライエッチング面の一部に向かい合っている。
【実施例】
【0017】
図4〜図8を参照して説明する実施例1〜実施例5に共通する事象を最初に説明する。図4〜図8に図示されているように、n型III族窒化物半導体(本実施例ではn型GaN)64の上面にp型III族窒化物半導体(本実施例ではp型GaN)62が積層されている積層構造を製造し、p型III族窒化物半導体62の上面からドライエッチングして素子分離溝を形成し、ドライエッチングすることで露出したp型III族窒化物半導体62の側面62aを被覆する絶縁膜を形成した。ドライエッチングすることで露出したときのp型III族窒化物半導体62の側面62aはn型化している。後記する各実施例では、p型III族窒化物半導体62の露出した側面62aに向かい合う層によって、半導体装置が実際に作動する際には、p型III族窒化物半導体62の側面62aに正孔が誘導されてp型化した状態で作動するようにしている。後記する各実施例によると、n型化した露出面に沿ってリーク電流が流れることを防止することができる。p型III族窒化物半導体62をドライエッチングして製造する半導体装置の特性が低下することを防止することができる。
【0018】
(実施例1) 図4に示すように、p型III族窒化物半導体62の側面62aを被覆する絶縁膜66(本実施例ではSiO2)内に、負に帯電した粒子を注入する。本実施例では、絶縁膜66のうち、膜厚の中央部分であり、側面62aの全体に向かい合う領域68に、負に帯電した粒子を注入している。負に帯電した粒子には、電子または負イオンを利用することができる。側面62aに向かい合う領域68が負に帯電してると、p型III族窒化物半導体62内に存在している多数キャリアである正孔が側面62aに沿った範囲に誘導され、側面62aに沿って正孔蓄積層が形成される。その正孔蓄積層が側面62aをp型化する。ドライエッチングした段階ではp型III族窒化物半導体62の側面62aはn型化しているものの、実際に作動する際には、側面62aに沿って正孔蓄積層が形成されて側面62aをp型化している状態で作動する。絶縁層66に負に帯電した粒子を注入することによって、n型化した側面に沿ってリーク電流が流れることを防止できる。
【0019】
(実施例2) 図5に示すように、p型III族窒化物半導体62の側面62aを被覆する絶縁膜を、内側絶縁膜70と外側絶縁膜72で構成する。本実施例ではいずれもSiO2で形成する。外側絶縁膜72の外側から負に帯電した粒子を注入する。本実施例では、側面62aの全体に向かい合う領域74に、負に帯電した粒子を注入する。負に帯電した粒子には、電子または負イオンを利用することができる。内側絶縁膜70と外側絶縁膜72の界面には、多数のトラップが形成されている。注入された帯電粒子は、内側絶縁膜70と外側絶縁膜72の界面に沿って形成されているトラップに補足され、その位置が固定される。実施例2によると実施例1よりも、安定した負電荷帯電領域を形成することができる。
【0020】
(実施例3) 図6に示すように、p型III族窒化物半導体62の側面62aを被覆する絶縁膜76内に、電極78を形成する。電極78は絶縁膜76で周囲から絶縁されており、フローティング電極となっている。フローティング電極78は、側面62aの全体に向かい合う範囲に形成されている。フローティング電極78には、負に帯電した粒子80が注入されている。負に帯電した粒子には、電子または負イオンを利用することができる。フローティング電極78を利用すると、実施例1と2よりも多量の負電荷を注入することができる。実施例3によると、安定した正孔蓄積層が形成される。
【0021】
(実施例4) 図7に示すように、p型III族窒化物半導体62の側面62aを被覆する絶縁膜82の外側表面に、電極84を形成する。電極84は、側面62aの全体に向かい合う範囲に形成されている。電極84は、直流電源86の負電位に接続して用いる。負に帯電した電極84によって、側面62aに沿って正孔蓄積層を設けることができる。実施例4によっても、安定した正孔蓄積層が形成される。
【0022】
(実施例5) 図8に示すように、p型III族窒化物半導体62の側面62aを被覆する絶縁膜88の外側表面に、金属膜90を形成する。金属膜90に用いる金属には、p型III族窒化物半導体62の仕事関数よりも大きな仕事関数をもつ金属を用いる。例えば、Au, Pt, Pd, Ni, Se, Co, Ir, Rh, Teまたはこれらの合金あるいはITOを利用することができる。側面62aに絶縁膜88を介して向かい合うとともに、p型III族窒化物半導体62の仕事関数よりも大きな仕事関数をもつ金属からなる金属膜90を設けると、側面62aに沿って正孔蓄積層を設けることができる。実施例5によっても、安定した正孔蓄積層が形成される。
【0023】
上記では、p型III族窒化物半導体62を貫通する深さの溝を作成した場合の実施例を示した。この場合、正孔蓄積層を誘導する層を、n型III族窒化物半導体64の側面に向かい合う範囲にまで伸ばしてもよく、p型III族窒化物半導体62の上面に向かい合う範囲にまで伸ばしてもよい。また、p型III族窒化物半導体64の側面の一部に向かい範囲にだけ正孔蓄積層が形成されるようにしてもよい。例えば、p型III族窒化物半導体の側面のうちの一部の深さにだけ形成された正孔蓄積層でリーク電流を遮断することができる場合には、p型III族窒化物半導体64の露出面の一部に向かい合う範囲に正孔誘導手段を形成すればよい。また、p型III族窒化物半導体62の上面から形成した溝がp型III族窒化物半導体62の中間深さで終了している場合にも有効である。この場合、溝の底面がp型III族窒化物半導体62の上面で画定され、溝の側面がp型III族窒化物半導体62の側面で画定される。溝の底面と側面を画定するp型III族窒化物半導体62の露出面に向いあう範囲に、正孔蓄積層を誘導する層を設けることによって、III族窒化物半導体62の露出面に沿ってリーク電流が流れることを防止することができる。
【0024】
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
また下記に記載する特許請求の範囲の技術的範囲は、実施例に限定されない。実施例はあくまで例示である。
【符号の説明】
【0025】
2:p型III族窒化物半導体
4:n型III族窒化物半導体
6:アノード電極
8:カソード電極
10:ウェハ
12:ダイシングライン
14:素子分離溝
22:p型III族窒化物半導体
24:n型III族窒化物半導体
26:絶縁膜
28:ドレイン電極
30:ゲート電極
32:ソース電極
34:アース電極
48:ドレイン電極
46:n型GaN領域
44:n型GaN領域、
42aと42b:p型GaN領域、
52:n型GaN領域
54:i型のAlGaN領域
58:ゲート絶縁膜
60:ゲート電極
50aと50b:アース電極
54aと54b:ソース領域
56aと56b:ソース電極
62:p型III族窒化物半導体
64:n型III族窒化物半導体
66:絶縁膜
68:負電荷蓄積領域
70:内側絶縁膜
72:外側絶縁膜
78:フローティング電極
80:負電荷帯電粒子
84:電極
90:金属膜

【特許請求の範囲】
【請求項1】
p型III族窒化物半導体の表面が絶縁膜で被覆されており、そのp型III族窒化物半導体中に存在する正孔を前記絶縁膜と接するp型III族窒化物半導体の表面に誘導する正孔誘導手段が付加されているIII族窒化物半導体装置。
【請求項2】
前記絶縁膜に負電荷が帯電しており、その負電荷が帯電している前記絶縁膜が正孔誘導手段となる請求項1のIII族窒化物半導体装置。
【請求項3】
前記絶縁膜を介してp型III族窒化物半導体と対面するとともに負電位に接続する電極が形成されており、負電位に接続された電極が正孔誘導手段となる請求項1のIII族窒化物半導体装置。
【請求項4】
前記絶縁膜を介してp型III族窒化物半導体と対面するともにp型III族窒化物半導体の仕事関数よりも大きな仕事関数をもつ金属膜が形成されており、その金属膜が正孔誘導手段となる請求項1のIII族窒化物半導体装置。
【請求項5】
n型III族窒化物半導体の上面にp型III族窒化物半導体が積層されており、
p型III族窒化物半導体の上面からn型III族窒化物半導体に到達する溝が形成されており、
その溝の側面を提供するp型III族窒化物半導体の側面が請求項2から4のいずれかの一項に記載の絶縁膜で被覆されているIII族窒化物半導体装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2012−114317(P2012−114317A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−263239(P2010−263239)
【出願日】平成22年11月26日(2010.11.26)
【出願人】(000003609)株式会社豊田中央研究所 (4,200)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】