説明

エアー浄化装置つき光照射装置

【課題】光照射装置内のエアー浄化し、レンズやミラーといった光学部品の汚染を防ぐことができるエアー浄化装置つき光照射装置を提供すること。
【解決手段】紫外線を含む光を放射する光源1と、光源1からの光を反射または透過する光学部品と、光源1および上記光学部品を内部に収納する光照射装置に、光照射装置内のエアーを浄化するエアー浄化装置20を設け、浄化されたエアーを光照射装置内に導入する。エアー浄化装置20は、紫外線照射部21と、紫外線照射部21からの紫外線を照射したエアー(ガス)を水に接触させる水槽24を備え、紫外線を照射した後のエアーを水に接触させ、エアーの中から光学部品の汚染の原因となるジメチルスルフィド(以下DMS)等を除去する。これにより、光照射装置内の光学部品の硫酸アンモニウム等による汚染を防ぐことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紫外線を照射する光照射装置、特に、半導体やカラーフィルタを露光する露光装置の光源部に用いられ、レンズやミラーといった光学部品の汚染を防ぐために、光照射装置内のエアー(ガス)を浄化する装置を備えた光照射装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、水銀ランプと、ミラーやレンズといった光学部材を備えた照明光学装置において、光学部品に粉末などが付着し、反射率や透過率が低下するといった問題が指摘されている。
例えば、特許文献1の段落0009には、水銀ランプと、ミラーやレンズといった光学部材を備えた照明光学装置において、その内部の光学部材に、硫酸アンモニウム((NH4 2 SO4 )である白色の粉末が付着し、反射率や透過率を低下させる(以下汚染ともいう)ことが記載されている。
また、同公報の段落0016〜0027には、その汚染の原因となる硫酸アンモニウムの生成プロセスも示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3309867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、硫酸アンモニウムが生成される大元の物質として、空気中に存在する微量の二酸化硫黄(SO2 )とアンモニア(NH3 )が示されている。
これらが、照明光学装置の水銀ランプからの紫外線により反応して、さらに空気中の酸素(O2 )と水(H2 O)と結びついて、硫酸アンモニウムを生成することが示されている。
特許文献1では、光源ランプから放射される光の中から、硫酸アンモニウム生成の原因となる二酸化硫黄に吸収される波長の光を、バンドパスフィルタで取り除くことを提案している。しかし、バンドパスフィルタは、本来露光に必要な波長の光の強度も低下させる上、高価である。
【0005】
硫酸アンモニウムの発生を防ぐ他の手段としては、硫酸アンモニウムが生成される大元の物質である二酸化硫黄(SO2 )とアンモニア(NH3 )を、化学フィルタを使うことにより、光照射装置内のエアーから取り除くことも考えられる。即ち、光照射装置内に送り込むエアーが、アンモニアや硫黄酸化物(SOx)を吸収する化学フィルタを通過するようにすればよい。
しかし、このような目的に使われる化学フィルタは一般に高価であり、また定期的に交換しなければならず、装置のランニングコストの上昇につながる。
このように、光照射装置内の光学部材が、硫酸アンモニウムにより汚染されることを防ぐために、いくつかの方策が提案されているが、それぞれに一長一短がある。
【0006】
そこで、光照射装置において、露光に必要な波長の光の強度も低下させることなく、ランニングコストも含めて、できるだけ安価で、しかし、確実に硫酸アンモニウムの発生を防ぐことができる、エアーの浄化システムが望まれている。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、露光に必要な波長の光の強度も低下させることなく、安価で光照射装置内のエアー(ガス)を確実に浄化することができ、レンズやミラーといった光学部品の汚染を防ぐことができるエアー浄化装置つき光照射装置を提供することを目的とする
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、今回、硫酸アンモニウムが生成される大元の物質、特に硫黄酸化物(SOx)やそれが空気中の水分と結びついた硫酸(H2 SO4 )が、何が原因で発生しているのか、さらに検討した。
その結果、洗浄装置の、特に液晶基板の洗浄液として利用されているジメチルスルホキシド((CH3 2 SO:略称DMSO)が、その原因の一つであることを見出した。このような洗浄装置は、工場の光照射装置が設置されるフロアと、同じフロアに置かれることが多い。
ジメチルスルホキシド(以下DMSO)は、水に可溶であり環境にやさしい材料として基板等の洗浄に使用されている。DMSOは分解処理して廃棄されるが、その分解処理過程でジメチルスルフィド((CH3 2 S:略称DMS)が中間物質として生じる。このジメチルスルフィド(以下DMS)は水に溶けない。即ち、洗浄液としてDMSOを使用している工場においては、その雰囲気(エアーの中)に、DMSが含まれやすい状態になっている。
【0008】
そして、発明者はさらに調査した結果、空気中のDMSに紫外線(波長400nm以下の光)を照射すると、詳細な反応プロセスは不明であるが、分解して硫黄酸化物(SOx)や硫酸(H2 SO4 )を生じることが分かった。硫黄酸化物や硫酸が生じると、特許文献1に記載されたとおり、さらに空気中のアンモニアや水分と化学反応を生じて、上記した汚染の原因となる硫酸アンモニウムが生成される。
上記のように、洗浄液としてDMSOを使用している工場のエアーは、DMSを含みやすいので、したがって、通常よりも、紫外線が照射されることにより硫酸アンモニウムが生成されやすい状態になっている。
即ち、そのような工場内に置かれる光照射装置は、より硫酸アンモニウムによる汚染が生じやすい状況にある。したがって、光照射装置内の光学部品の硫酸アンモニウムによる汚染を防ぐためには、光照射装置内に入るエアーの中から、二酸化硫黄やアンモニアだけでなく、DMSも取り除く必要がある。
【0009】
そこで、発明者は、DMS自体は水に溶けないが、それが紫外線により分解して生じる硫黄酸化物や硫酸は水に溶けるので(硫黄酸化物は水に溶けて薄い硫酸になる)、紫外線を照射した後のエアーが水をくぐれば、結果としてエアーの中からDMSを取り除くことができると考えた。なお、もともとエアーに微量に含まれている、二酸化硫黄やアンモニアも水に溶けるので、紫外線を照射後に水をくくらせたエアーを光照射装置内に送り込めば、光照射装置内の光学部品の硫酸アンモニウムによる汚染を防ぐとことができる。
上記の考えに基づいて、本発明においては、光照射装置を次のように構成した。
(1)紫外線を含む光を放射する光源と、該光源からの光を反射または透過する光学部品と、上記光源および上記光学部品を内部に収納する光照射装置に、該光照射装置内のエアー(ガス)を浄化するエアー浄化装置を備えたエアー浄化装置つき光照射装置において、上記エアー浄化装置は、上記光源とは別に紫外線を含む光を放射する光源と、上記光源からの紫外線を照射したエアー(ガス)を液体に接触させる液体槽を備えており、エアーに紫外線を照射したのち水をくぐらせ、分解して生成された硫黄酸化物などを水に溶かして除去する。
(2)上記紫外線を照射したエアーが送りだされるダクトの先端(エアーの出口)は、水槽の片側に寄った位置に設けられ、液体(水)槽に溜めた水の中に浅く差し込まれ、ダクトの先端(エアーの出口)近くの水面下には平板を取り付ける。この平板は、水槽のダクトを挿入した側とは反対側近くまで伸ばされる。
なお、上記エアー浄化装置を光照射装置の内部に設け、外部から導入されるエアーを浄化するようにしても良いし、光照射装置から排気されたエアーを、エアー浄化装置に取り込んで浄化し、これを再度光照射装置内に送り込むように循環させても良い。
【発明の効果】
【0010】
本発明においては、以下の効果を得ることができる。
(1)光照射装置に導入されるエアーに紫外線を照射後、水をくぐらせるので、光学部品の汚染の原因となる、DMSから生じた硫黄酸化物や硫酸を始めとして、空気中に含まれている水溶性の二酸化硫黄やアンモニアを確実に取り除くことができ、光照射装置内でエアーに紫外線が照射されても硫酸アンモニウムの発生を防ぐことができ、このことにより光学素子の汚染を防ぐことができる。
(2)エアーの浄化装置には、紫外線を放射する光源と水を準備するだけでよく、化学フィルタに比べて安価であり、ランニングコストも安くなる。また、バンドパスフィルタのように、露光に必要な波長の光の強度を低下させることがない。
(3)ダクトの先端(エアー出口)の近くの水面下に平板をつけているので、ダクトから出たエアーの気泡は、平板に沿って水中を走る(移動する)。そのため、紫外線を照射したエアーは水と十分に混じり合うことができ、硫黄酸化物、硫酸、アンモニアなどが水に溶けやすくなる。また、気泡が平板に沿って移動することにより、水槽中の水は撹拌され、上記各物質が水に溶けやすくなる。また、ダクトを水中に差し込む深さを浅くすることができるので、エアーを水中に押し出すのに、大きな圧力をかける必要がなく、大型のポンプなどは不要である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】エアー浄化装置を備えた本発明の第1の実施例の光照射装置の構成例を示す図である。
【図2】図1に示すエアー浄化装置のバブリング部の拡大図である。
【図3】本発明の第2の実施例の光照射装置の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1に、本発明の第1の実施例のエアー浄化装置を備えた光照射装置の構成例を示す。光照射装置は、例えば露光装置等の光源装置として用いられる。
同図において、光源1のランプ1aから放射された紫外線を含む光は、集光鏡1bによって集光され、第1の反射鏡2により光路を折り返し、シャッタ3を介して、インテグレータレンズ4に入射する。なお、ランプ1aとしては、例えば超高圧水銀ランプが使われる。また、第1反射鏡2とインテグレータレンズ4との間に波長選択フィルタ9を設けてもよい。
インテグレータレンズ4は、フライアイレンズとも呼ばれ、該レンズ4に入射した光の照度分布を被照射面8において均一にする機能を有する。
インテグレータレンズ4から出射した光は、第2の反射鏡5により反射され、コリメータレンズ6に入射する。コリメータレンズ6から出射する光は平行光となり、被照射面8に照射される。なお、コリメータレンズ6の代わりにコリメータミラーを使用する場合もある。
【0013】
図1の場合、被照射面8にはマスクMが置かれ、マスクMに形成されたマスクパターン(不図示)が、投影レンズ7を介して、レジストなどの感光材を塗布した基板W上に投影され露光される。なお、投影レンズ7を用いず、マスクMと基板Wを密着または近接し、マスクパターンを基板W上に露光する装置についても、同様の構成の光照射装置が使用される。
また、被照射面8に、マスクMではなく被処理物を配置し、光を照射して、光化学反応により被処理物の表面改質等を行なう場合もある。そのような例として、液晶表示素子用の光配向膜の光配向処理がある。
光照射装置10の内部に配置されるランプ1aやその他の光学部品、例えば第1の反射鏡2、インテグレータレンズ4、第2の反射鏡5、コリメータレンズ6(またはコリメータミラー)などは、光照射装置10のフレーム(図示せず)により支持され、また、光照射装置は、ランプ1aからの光が外に漏れないように、上記フレームに取り付けたカバー11により囲われている。
光照射装置内10には、ダクト23bを介してエアー浄化装置20により浄化されたエアーが送り込まれる。光照射装置10内のエアーは、光照射装置10の排気口12に接続されたから排気ブロア14により引かれて外部に排気される。
【0014】
エアー浄化装置20の構成について説明する。
エアー浄化装置20は、光照射装置10の外部から取り込んだエアーに紫外線を照射する紫外線照射部21と、紫外線照射を行ったエアーを水にくぐらせるバブリング部22とを備える。
紫外線照射部21には、紫外線を照射する光源21aと、この光源21aから放射される紫外線を反射するミラー21bが設けられており、紫外線が照射されている空間を、外部から取り込まれたエアーが通過する。
光源21aの種類としては、DMSが分解する波長が400nm以下の紫外線であるため、400nm以下の波長の光を放射する光源を選択する。そのような光源の例としては、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプ、UV−LEDなどがある。
【0015】
実施例においては、超高圧水銀ランプ(図1の光照射装置のランプ1aとして使用されるものと同じ種類であるが、使用する電力はずっと小型のもの)を使用した場合と、低圧水銀ランプを使用した場合の、2つの場合で実験を行った。なお、UV−LEDなど光源の種類によっては、ミラー21bが不要な場合もある。
バブリング部22は、水(液体)26を溜めた水槽(液体槽)24を備える。紫外線照射部20から伸びたダクト23aの先端(エアーの出口)が、バブリング部22の水槽24に溜められた水(液体)26の中に差し込まれている。なお、水槽24の液体は、いわゆる水でよく、純水、水道水、工業用水を使うことができる。硫酸やアンモニアが溶ければよく、特殊な液体を準備する必要はない。以下では、水(液体)と表記する。
【0016】
紫外線照射部20において紫外線が照射されたエアーは、ダクト23aを通じて水槽24内の水(液体)26の中に送り込まれ、バブリングされる。このバブリングにより、エアーの中に含まれる可溶性の物質、DMSから生じた硫黄酸化物や硫酸、またアンモニアなどが水の中に溶け込む。したがって、バブリングされたエアーの中には、紫外線照射により硫酸アンモニウムを生成する物質がほとんど含まれなくなる。
なお、図1に示すように、ダクト23aの先端(エアーの出口)近くの水面下に、同図に示すように平板25を取り付け、この平板を水槽24のダクト23aを挿入した側とは反対側近くまで伸ばすようにしてもよい。これにより、エアー中の各物質が水に溶けやすくなる。また、ダクト23aを水中に差し込む深さを浅くすることができ、エアーを水中に押し出すのに、大きな圧力をかける必要がない。
このようにして硫酸アンモニウムを生成する物質をほとんど取り除いたエアーが、ダクト23bを介して光照射装置10内に送り込まれる。これにより、光照射装置10内でエアーに紫外線が照射されても光学部材への汚染を防ぐことができる。
エアー浄化装置20の紫外線照射部21の光源として、超高圧水銀ランプを使用した場合も、低圧水銀ランプを使用した場合も、いずれの場合であっても、光照射装置10の光学部品への汚染を防ぐことができた。
【0017】
図2に、エアー浄化装置のバブリング部の拡大図を示す。図2は、図1に示したバブリング部22に、加熱器27と冷却器28を追加した場合の構成を示している。
同図に示すように、水槽24には水槽内の水(液体)26を冷却する冷却器(チラー)28と、水槽24のエアー出口にはバブリング後のエアーを加熱する加熱器27を設ける。
冷却器(チラー)28は、水槽24内の水(液体)26の温度を、バブリングされるエアーの露点以下まで冷却する。このようにすることで、水槽24内の水(液体)26がバブリングされるエアーの中に蒸発することによる水量(液量)の減少を防ぐとともに、汚染の元となる物質の水(液体)26への溶解度を高める。
そして、水槽のエアー出口に設けた加熱器27によりバブリング後のエアーを元の温度まで加熱する。このようにすることで、水槽24から出てきた湿度100%のエアーをバブリング前と同じ湿度に戻すことができ、光照射装置内での結露を防ぐことができる。
【0018】
また、紫外線照射部20において紫外線を照射したエアーはダクト23aにより運ばれ、そのダクト23aのエアーが送り出される先端(エアーの出口)は、水槽24の片側から水中に浅く差し込まれる。
また、ダクト23aの先端(エアーの出口)の近くには、水槽24のダクト23aを配置した側とは反対側近くまで伸びる平板25を取り付け、この平板25が水面下になるように設ける。平板25は、ダクト23a側よりもダクト23aとは反対側がわずかに高くなるように斜めに傾けて設ける。
このようにすることで、水槽24の片側に配置したダクト23aから水中に導入されたエアーの気泡は、平板25の下側に沿って水中を水槽24の反対側にまで走り、平板25のなくなったところで、水面上に出る。そのため、紫外線を照射したエアーは、水(液体)と接する時間が長くなり、水と十分に混じり合うことができ、エアーに含まれている硫黄酸化物、硫酸、アンモニアなどが水に溶けやすくなる。
また、気泡が平板25に沿って走ることにより、水槽24中の水は撹拌されてよく混じりあい、上記各物質が水に溶けやすくなる。
【0019】
また、このようにして、ダクト23aの先端(エアーの出口)を水の中に深く入れなくても、エアーが水(液体)と接する時間を長くするとともに、よく混じり合うようにすることができるので、エアーを水(液体)の中に導入するために大きな圧力をかける必要がなく、大型のポンプなどは不要である。
具体的には、図1に示した排気ブロア14が、エアー浄化装置20により浄化したエアーをダクト23bを介して光照射装置10内に引き込むはたらきをするが、上記のようにエアーを水の中に導入するために大きな圧力をかける必要がないので、この排気ブロア14が大型になるのを防ぐことができる。
【0020】
なお、上記実施例においては、光照射装置の外部からエアーを光照射装置の内部に取り込み、再び外部に排気する構成を示した。しかし、光照射装置内から排気したエアーを、エアー浄化装置20に取り込んで浄化し、再度光照射装置内に取り込むという、いわゆる循環系統として構成しても良い。
図3に、上記循環系統とした場合の本発明の第2の実施例を示す。本実施例においては、前記図1に示した光照射装置において、同図に示すように排気ブロア14とエアー浄化装置20を結ぶダクト13を設けたものであり、その他の構成は図1に示したものと同じである。
排気ブロア14から排気されたエアーは、ダクト13を通ってエアー浄化装置20に戻され、前記したように硫酸アンモニウムを生成する物質がほとんど除去されて光照射装置10内に送られる。
【符号の説明】
【0021】
1 光源
1a ランプ
1b 集光鏡
2 第1反射鏡
3 シャッタ
4 インテグレータレンズ
5 第2の反射鏡
6 コリメータレンズ
7 投影レンズ
8 光照射面
9 波長選択フィルタ
10 光照射装置
11 カバー
12 排気口
13 ダクト
14 排気ブロア
20 エアー浄化装置
21 紫外線照射部
21a 紫外線光源
21b ミラー
22 バブリング部
23a,23b ダクト
24 水槽(液体槽)
25 平板
26 水(液体)
27 加熱器
28 冷却器(チラー)
M マスク
W 基板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
紫外線を含む光を放射する光源と、該光源からの光を反射または透過する光学部品と、上記光源および上記光学部品を内部に収納する光照射装置に、該光照射装置内のエアーを浄化するエアー浄化装置を取り付けた、エアー浄化装置つき光照射装置において、
上記エアー浄化装置は、紫外線を含む光を放射する第2の光源と、上記光源からの紫外線を照射したエアーを液体に接触させる液体槽を備えている
ことを特徴とするエアー浄化装置つき光照射装置。
【請求項2】
上記液体槽には、紫外線を照射したエアーを送るダクトの先端が、該先端近傍に取り付けた平板とともに上記水槽の片側に寄せて水中に差し込まれ、上記平板は、上記水槽の上記ダクトを差し込んだ側とは反対側近くにまで伸びている
ことを特徴とする請求項1に記載のエアー浄化装置つき光照射装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−245420(P2010−245420A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−94687(P2009−94687)
【出願日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【出願人】(000102212)ウシオ電機株式会社 (1,414)
【Fターム(参考)】