説明

カプサイシン受容体モジュレーターとしての2−置換キナゾリン−4−イルアミン類似体

本発明は、特定の2−置換キナゾリン−4−イルアミン類縁体を提供するものである。当該化合物は、特異的な受容体のインビボ又はインビトロにおける活性を制御するために用いられるリガンドであり、特に、ヒト、飼い慣らされたコンパニオン動物(ペット)及び家畜における病理学的な受容体活性によって引き起こされる病気の治療に有効である。医薬組成物及びそれらを用いて当該疾患を治療する方法が提供されるものであり、受容体の局在化を調べるために当該リガンドを使用する方法もまた提供されるものである。
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式:
【化1】

の化合物またはその医薬として許容される形態。
式中、X、V、W、YおよびZは、それぞれ独立して、NまたはCR1であり、ただし、VおよびXの少なくとも1つはNであり;
1は、それぞれ、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐Cアルコキシル、ハロC‐Cアルコキシル、C‐Cアルコキシカルボニルおよびモノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノから独立して選ばれ;
Rは、
【化2】

であり;
7は:
(i)水素;
(ii)C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8アルカノイル、C2−C8アルカノン、C2−C8アルキルエーテル、C6−C10アリールC0−C8アルキルまたは(5〜10員のヘテロ環)C0−C8アルキルであって、その各々は、Rbから独立して選ばれた0から4個の置換基で置換される;または
(iii)R5またはR6と一緒に、Rbから独立して選ばれた、0から4個の置換基で置換された4から10員のヘテロ環を形成し;
3およびR4は:
(i)それぞれ独立して、以下のものから選択され:
(a)水素;
(b)C‐Cアルキル、C‐Cアルケニル、C‐Cアルキ
ニル、C‐Cアルカノン、C‐Cアルカノイル、C‐Cアルキルエーテル、C‐C10アリールC‐Cアルキル、(5から10員のヘテロ環)C‐Cアルキルおよび(SO)C‐Cアルキル、その各々は、Rbから独立して選ばれた、0から4個の置換基で置換される;および
(c)R5またはR6と一緒に、Rbから独立して選ばれた、0から4個の置換基で置換された4から10員のヘテロ環を形成する基;または
(ii)Rbから独立して選ばれた、0から4個の置換基で置換された4から10員のヘテロ環を一緒に形成し;
5およびR6は、それぞれ、独立して以下のものであり:
(i)それぞれ独立して、水素、Rbから独立して選ばれた0から2置換基で置換されたC1−C8アルキル、またはR3、R4またはR7と一緒に、Rbから独立して選ばれた0から4個の置換基で置換された4−10員のヘテロ環基を形成し;
(ii)一緒にケト基を形成し;または
(iii)Rbから独立して選ばれた0から4個の置換基で置換された3から7員の炭素環またはヘテロ環を形成し;
nは1、2または3であり;
Ar1およびAr2は、6から10員のアリール基および5から10員のヘテロ環から独立して選ばれ、その各々は、式LRaの基から独立して選ばれた0から3個の置換基で置換される;
Lは、結合手、O、S(O)、C(=O)、OC(=O)、C(=O)O、O‐C(=O)O、N(R)、C(=O)N(R)、N(R)C(=O)、N(R)S(O)、S(O)N(R)およびN[S(O)]S(O)から独立してそれぞれ、選択され;式中、mは、それぞれ、0、1および2から独立して選ばれ;そしてRはそれぞれ、水素およびC‐Cアルキルから独立して選ばれ;
aは以下からそれぞれ、独立して選ばれ:(i)水素、ハロゲン、シアノおよびニトロ;および(ii)C‐Cアルキル、C‐Cアルケニル、C‐Cアルキニル、C‐Cアルキルエーテル、(4から10員のヘテロ環)C‐Cアルキルおよびモノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノ;それぞれは、水素、ハロゲン、アミノ、シアノ、ニトロ、オキソ、‐COOH、C‐Cアルキル、C‐Cアルコキシ、ハロC‐Cアルキル、ハロC‐Cアルコキシ、ヒドロキシルC‐Cアルキルおよびモノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノから独立して選ばれた0個から4個の置換基で置換されている;そして
bは以下からそれぞれ、独立して選ばれる:
(i)水素、ハロゲン、アミノ、アミノカルボニル、シアノ、ニトロ、オキソおよびCOOH;および
(ii)C‐Cアルキル、C‐Cハロアルキル、C‐Cアルコキシ、C‐Cハロアルコキシ、C‐Cアルカノイル、C‐Cアルコキシカルボニル、C‐Cアルカノイルオキシ、C‐Cアルキルチオ、C‐Cアルキルエーテル、フェニルC‐Cアルキル、フェニルC‐Cアルコキシ、モノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノC‐Cアルキル、‐(SO)C‐Cアルキルおよび(4から7員のヘテロ環)(C‐Cアルキル);それぞれは、水素、ハロゲン、アミノ、シアノ、C‐Cアルキル、C‐Cアルコキシ、ヒドロキシルC‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキルおよびモノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノから選択された0個から3個の置換基で置換される。
【請求項2】
VおよびXがNである、請求項1記載の化合物またはその形態。
【請求項3】
VがNであり、XがCHである、請求項1記載の化合物またはその形態。
【請求項4】
XがNであり、VがCHである、請求項1記載の化合物またはその形態。
【請求項5】
YがNであり、WおよびYがそれぞれCHである、請求項1から4のいずれか1項に記載の化合物またはその形態。
【請求項6】
ZがNであり、WおよびYがそれぞれCHである、請求項1から4のいずれか1項に記載の化合物またはその形態。
【請求項7】
W、YおよびZがそれぞれCHである、請求項1から4のいずれか1項に記載の化合物またはその形態。
【請求項8】
Ar1およびAr2が、フェニルおよび6員の芳香族ヘテロ環から独立して選ばれたものであって、その各々が式LRaの基から独立して選ばれた0、1または2置換基で置換されている、請求項1記載の化合物またはその形態。
【請求項9】
Ar1が、フェニルまたはピリジルであり、それらは各々、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、ニトロ、モノ‐またはジ‐(C‐Cアルキル)アミノ、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐CアルコキシルおよびハロC‐Cアルコキシルから独立して選ばれた0個から2個の置換基で置換され;そして
Arが、フェニルまたはピリジルであり、それらは各々、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、ニトロ、モノ‐またはジ‐(C‐Cアルキル)アミノ、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、シアノC‐Cアルキル、C‐Cアルコキシル、ハロC‐Cアルコキシル、C‐Cアルキルエーテル、C‐Cアルカノイル、‐(SO)R、‐N(R)S(O)およびN[S(O)R]S(O)から独立して選ばれた0個から2個の置換基で置換され;ここで、mは1または2であり、Rは、水素またはC‐Cアルキルであり、そして、Rは、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、アミノ、モノ‐またはジ‐(C‐Cアルキル)アミノ、または5から10員環のN‐結合ヘテロ環基であり、ここで、Rの各々は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、ニトロ、モノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノ、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐CアルコキシルおよびハロC‐Cアルコキシルから独立して選ばれた0個から2個の置換基で置換される、請求項8記載の化合物またはその形態。
【請求項10】
Ar1がハロゲン、シアノ、C‐CアルキルまたはハロC‐Cアルキルで置換されていないかまたは置換されているピリジルであり;そして
Ar2が、ハロゲン、C1−C4アルキル、シアノC1−C4アルキル、ハロC1−C4アルキル、C2−C6アルキルエーテルおよび式−(SO2)Rd(式中、RdはC1−C4アルキルまたはハロC1−C4アルキルである)から独立して選ばれた0から2の置換基で置換された、フェニルまたはピリジルである、請求項9記載の化合物またはその形態。
【請求項11】
Ar1が、ハロゲン、シアノ、C1−C4アルキルまたはハロC1−C4アルキルで置換されていないまたは置換されているフェニルであり;そして
Ar2が、ハロゲン、C‐Cアルキル、シアノC‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐Cアルキルエーテルおよび式‐(SO)Rの基;ここでRは、C‐CアルキルまたはハロC‐Cアルキルである;から独立して選ばれた0から2個の置換基で置換されたフェニルまたはピリジルである、請求項9記載の化合物またはその形態。
【請求項12】
Arが、ピリジン‐2‐イル、3‐メチル‐ピリジン‐2‐イル、3‐トリフルオロメチル‐ピリジン‐2‐イルまたは3‐ハロ‐ピリジン‐2‐イルであり;そして、
Arが、フェニル、ピリジン‐2‐イルまたはピリジン‐3‐イルであり、その各々が、ハロゲン、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t‐ブチル、トリフルオロメチル、2,2,2‐トリフルオロエチル、2,2,2‐トリフルオロ‐1‐メチル‐エチル、メタンスルホニル、エタンスルホニル、プロパンスルホニル、プロパン‐2‐スルホニル、トリフルオロメタンスルホニルまたは2,2,2‐トリフルオロエタンスルホニルでそのパラ位に置換されている、請求項9記載の化合物またはその形態。
【請求項13】
Arが、フェニル、2‐メチル‐フェニル、2‐トリフルオロメチル‐フェニルまたは2‐ハロ‐フェニルであり;そして
Arが、フェニル、ピリジン‐2‐イルまたはピリジン‐3‐イルであり、その各々が、ハロゲン、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t‐ブチル、トリフルオロメチル、2,2,2‐トリフルオロエチル、2,2,2‐トリフルオロ‐1‐メチル‐エチル、メタンスルホニル、エタンスルホニル、プロパンスルホニル、プロパン‐2‐スルホニル、トリフルオロメタンスルホニルまたは2,2,2‐トリフルオロエタンスルホニルでそのパラ位に置換されている、請求項9記載の化合物またはその形態。
【請求項14】
下記式:
【化3】

の化合物またはその医薬として許容される形態。
式中、V、X、W、YおよびZは、それぞれ独立して、NまたはCR1であり、ただし、VおよびXの少なくとも1つはNであり;
1は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐Cアルコキシル、ハロC‐Cアルコキシル、C‐Cアルコキシカルボニルおよびモノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノから、それぞれ、独立して選ばれ;
7は:
(i)水素;
(ii)C‐Cアルキル、C‐Cアルケニル、C‐Cアルキニル、C‐C8アルカノイル、C‐Cアルカノン、C‐Cアルキルエーテル、C‐C10アリールC‐Cアルキルまたは(5から10員のヘテロ環)C‐Cアルキルであって、その各々は、Rbから独立して選ばれた、0から4個の置換基で置換される;または
(iii)R5またはR6と一緒に、Rbから独立して選ばれた、0から4個の置換基で置換された4から10員のヘテロ環を形成し;
5およびR6は、それぞれ、独立して:
(i)それぞれ独立して、水素、Rbから独立して選ばれた0から2置換基で置換されたC1−C8アルキルであり、またはR7と一緒に、Rbから独立して選ばれた0から4個の置換基で置換された4から10員のヘテロ環基を形成し;
(ii)一緒にケト基を形成し;または
(iii)Rbから独立して選ばれた、0から4個の置換基で置換された3から7員の炭素環またはヘテロ環を形成し;
nは1、2または3であり;
Ar1およびAr2は、6から10員のアリール基および5から10員のヘテロ環から独立して選ばれ、その各々は、式LRaの基から独立して選ばれた0から3個の置換基で置換される;
Lは、結合手、O、S(O)、(C=O)、OC(=O)、C(=O)O、O‐C(=O)O、N(R)、C(=O)N(R)、N(R)C(=O)、N(R)S(O)、S(O)N(R)およびN[S(O)]S(O);式中、mは、それぞれ、0、1および2から独立して選ばれたものであり;Rxはそれぞれ、水素およびC1−C8アルキルから独立して選ばれたものである;からそれぞれ、独立して選ばれ;
aは、以下からそれぞれ、独立して選ばれ:
(i)水素、ハロゲン、シアノおよびニトロ;そして
(ii)C‐Cアルキル、C‐Cアルケニル、C‐Cアルキニル、C‐Cアルキルエーテル、(4から10員のヘテロ環)C‐Cアルキルおよびモノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノ、その各々が、水素、ハロゲン、アミノ、シアノ、ニトロ、オキソ、‐COOH、C‐Cアルキル、C‐C‐アルコキシル、ハロC‐Cアルキル、ハロC‐Cアルコキシル、ヒドロキシルC‐Cアルキルおよびモノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノから独立して選ばれた0個から4個の置換基で置換される;そして
bは、以下からそれぞれ、独立して選ばれたものである:
(i)水素、ハロゲン、アミノ、アミノカルボニル、シアノ、ニトロ、オキソおよびCOOH;および
(ii)C‐Cアルキル、C‐Cハロアルキル、C‐Cアルコキシ、C‐Cハロアルコキシ、C‐Cアルカノイル、C‐Cアルコキシカルボニル、C‐Cアルカノイルオキシ、C‐Cアルキルチオ、C‐Cアルキルエーテル、フェニルC‐Cアルキル、フェニルC‐Cアルコキシル、モノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノC‐Cアルキル、‐(SO)C‐Cアルキルおよび(4から7員のヘテロ環)(C‐C)アルキルであり;ここで各々は、水素、ハロゲン、アミノ、シアノ、C‐Cアルキル、C‐Cアルコキシル、ヒドロキシルC‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキルおよびモノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノから独立して選ばれた0個から3個の置換基で置換されている。
【請求項15】
VおよびXがNである、請求項14記載の化合物またはその形態。
【請求項16】
VがNであり、XがCHである、請求項14記載の化合物またはその形態。
【請求項17】
XがNであり、VがCHである、請求項14記載の化合物またはその形態。
【請求項18】
YがNであり、WおよびZがそれぞれCHである、請求項14から17のいずれか1項に記載の化合物またはその形態。
【請求項19】
ZがNであり、WおよびYがそれぞれCHである、請求項14から17のいずれか1項に記載の化合物またはその形態。
【請求項20】
W、YおよびZがそれぞれCHである、請求項14から17のいずれか1項に記載の化合物またはその形態。
【請求項21】
Ar1およびAr2が、フェニルおよび6員の芳香族ヘテロ環から独立して選ばれたものであって、その各々が式LRaの基から独立して選ばれた0、1または2置換基で置換されている、請求項14記載の化合物またはその形態。
【請求項22】
Ar1が、フェニルまたはピリジルであり、その各々が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、ニトロ、モノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノ、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐CアルコキシルおよびハロC‐Cアルコキシルから独立して選ばれた0から2個の置換基で置換される;そして
Ar2が、フェニルまたはピリジルであり、その各々が、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、ニトロ、モノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノ、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、シアノC‐Cアルキル、C‐Cアルコキシル、ハロC‐Cアルコキシル、C‐Cアルキルエーテル、C‐Cアルカノイル、‐(SO)R、N(R)S(O)およびN[S(O)R]S(O)から独立して選ばれた0個から2個の置換基で置換される;ここで、mは、1または2であり、Rは、水素またはC‐Cアルキル、およびRは、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、アミノ、モノ‐またはジ‐(C‐Cアルキル)アミノまたは5から10員もN結合ヘテロ環基であり、ここでRは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、ニトロ、モノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノ、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐CアルコキシおよびハロC‐Cアルコキシルから独立して選ばれた0から2個の置換基で置換されている、請求項21記載の化合物またはその形態。
【請求項23】
Arが、ハロゲン、シアノ、C‐CアルキルまたはハロC‐Cアルキルで置換されていないか置換されているピリジルであり;そして
Arが、ハロゲン、C‐Cアルキル、シアノC‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐Cアルキルエーテルおよび式‐(SO)Rの基であり、各々のRは、C‐CアルキルまたはハロC‐Cアルキルから独立して選ばれた0個から2個の置換基で置換されているフェニルまたはピリジルである、請求項22記載の化合物またはその形態。
【請求項24】
Arが、ハロゲン、シアノ、C‐CアルキルまたはハロC‐Cアルキルで置換されていないか置換されているフェニルであり;そして、
Arが、ハロゲン、C‐Cアルキル、シアノC‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐Cアルキルエーテルおよび式‐(SO)Rの基、ここでRは、C‐CアルキルまたはハロC‐Cアルキルである;から独立に選ばれた0個から2個の置換基で置換されたフェニルまたはピリジルである、請求項22記載の化合物またはその形態。
【請求項25】
Arが、ピリジン‐2‐イル、3‐メチル‐ピリジン‐2‐イル、3‐トリフルオロメチル‐ピリジン‐2‐イルまたは3‐ハロ‐ピリジン‐2‐イルであり;そして
Arが、フェニル、ピリジン‐2‐イルまたはピリジン‐3‐イルであり、その各々が、ハロゲン、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t‐ブチル、トリフルオロメチル、2,2,2‐トリフルオロエチル、2,2,2‐トリフルオロ‐1‐メチル‐エチル、メタンスルホニル、エタンスルホニル、プロパンスルホニル、プロパン‐2‐スルホニル、トリフリオロメタンスルホニルまたは2,2,2‐トリフルオロエタンスルホニルでパラ位に置換されている、請求項22記載の化合物またはその形態。
【請求項26】
Arが、フェニル、3‐メチル‐フェニル、3‐トリフルオロメチル‐フェニルまたは3‐ハロ‐フェニルであり;そして、
Arが、フェニル、ピリジン‐2‐イルまたはピリジン‐3‐イルであり、その各々が、ハロゲン、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t‐ブチル、トリフルオロメチル、2,2,2‐トリフルオロエチル、2,2,2‐トリフルオロ‐1‐メチル‐エチル、メタンスルホニル、エタンスルホニル、プロパンスルホニル、プロパン‐2‐スルホニル、トリフリオロメタンスルホニルまたは2,2,2‐トリフルオロエタンスルホニルでパラ位に置換されている、請求項22記載の化合物またはその形態。
【請求項27】
下記式:
【化4】

を有する、請求項14記載の化合物またはその形態、
式中、A、B、C、X、YおよびZは、それぞれ独立してCHまたはNであり、ここで各「(LRa1-3」は、式LRaの基から独立して選ばれた1から3の置換基を表す。
【請求項28】
XがCHである、請求項27記載の化合物またはその形態。
【請求項29】
XがNである、請求項27記載の化合物またはその形態。
【請求項30】
7が、(i)水素;または(ii)C‐Cアルキル、C‐Cアルケニル、C‐Cアルキニル、C‐Cアルカノイル、C‐Cアルカノン、C‐Cアルキルエーテル、C‐C10アリールC‐Cアルキルまたは(5から10員のヘテロ環)C‐Cアルキルであり、その各々がRから独立して選ばれた0個から4個の置換基で置換されている、請求項14または請求項27記載の化合物またはその形態。
【請求項31】
7が(i)水素;または(ii)C‐Cアルキル、C‐Cアルケニル、C‐Cアルカノイル、C‐Cアルキルエーテル、モノ‐またはジ‐(C‐Cアルキル)アミノC‐Cアルキル、フェニルC‐Cアルキル、(5から6員のヘテロ環アリール)C‐Cアルキルまたは(5から7員のヘテロ環アルキル)C‐Cアルキルであり、その各々がヒドロキシル、ハロゲン、アミノ、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐Cアルコキシル、ハロC‐Cアルコキシルから独立して選ばれた0個から4個の置換基で置換されている、請求項30記載の化合物またはその形態。
【請求項32】
7が、C1−C4アルキル、C2−C4アルキルエーテル、モノ−またはジ−(C1−C4アルキル)アミノC1−C6アルキル、6員のへテロ環またはベンジルであり、その各々が、ヒドロキシル、ハロゲンおよびC1−C4アルキルから独立して選ばれた0から3個の置換基で置換されている、請求項30記載の化合物またはその形態。
【請求項33】
5およびR6がそれぞれ、水素およびC1−C4アルキルから独立して選ばれる、請求項14または請求項27記載の化合物またはその形態。
【請求項34】
5およびR6のそれぞれが水素である、請求項33記載の化合物またはその形態。
【請求項35】
同じ炭素原子に結合した、1つのR5および1つのR6が、一緒にケト基を形成している、請求項14または請求項27記載の化合物またはその形態。
【請求項36】
nが1である、請求項14または請求項27記載の化合物またはその形態。
【請求項37】
下記式を有する、請求項14記載の化合物またはその形態:
【化5】

式中、X、YおよびZは、独立してCHまたはNであり;
Arは、ハロゲン、シアノ、C‐CアルキルまたはハロC‐Cアルキルで置換されていないか置換されているフェニルまたはピリジルであり;
Arは、C‐Cアルキル、シアノC‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐Cアルキルエーテルまたは式‐(SO)Rの基で、Rは、C‐CアルキルまたはハロC‐Cアルキルである置換基で置換されていないか置換されているフェニルまたはピリジルであり;
5およびR6は、水素およびC1−C4アルキルから独立して選ばれ;そして
は、(a)水素;または(b)C‐Cアルキル、C‐CアルケニルまたはフェニルC‐Cアルキルであり、その各々がヒドロキシル、ハロゲン、C‐CアルキルおよびハロC‐Cアルキルから独立して選ばれた0個、1個または2個の置換基で置換されている。
【請求項38】
下記式を有する、請求項27記載の化合物またはその形態:
【化6】

式中、A、B、C、YおよびZは、独立してCHまたはNであり;
は、(a)水素;または(b)C‐Cアルキル、C‐CアルケニルまたはフェニルC‐Cアルキルであり、その各々は、ヒドロキシル、ハロゲン、C‐CアルキルおよびハロC‐Cアルキルから独立して選ばれた0個、1個または2個の置換基で置換され;そして
各々のRは、独立して水素またはメチルである。
【請求項39】
下記式を有する、請求項27記載の化合物またはその形態:
【化7】

式中、A、B、C、YおよびZは、独立してCHまたはNであり;
は、(a)水素;または(b)C‐Cアルキル、C‐CアルケニルまたはフェニルC‐Cアルキルであり、その各々は、ヒドロキシル、ハロゲン、C‐CアルキルおよびハロC‐Cアルキルから独立して選ばれた0個、1個または2個の置換基で置換され;そして
各々のRは、独立して水素またはメチルである。
【請求項40】
化合物が、表IIに挙げられた化合物から選択される、請求項14記載の化合物またはその形態。
【請求項41】
下記式:
【化8】

の化合物またはその医薬として許容される形態、
式中、V、X、W、YおよびZは、それぞれ独立して、NまたはCR1であり、ただし、VおよびXの少なくとも1つはNであり;
は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐Cアルコキシル、ハロC‐Cアルコキシル、C‐Cアルコキシカルボニルおよびモノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノから発生の都度独立に選択され;
およびRは;
(i)以下から発生の都度独立に選択されるか:
(a)水素;
(b)C‐Cアルキル、C‐Cアルケニル、C‐Cアルキニル、C‐Cアルカノン、C‐Cアルカノイル、C‐Cアルキルエーテル、(C‐C10アリール)C‐Cアルキル、(5から10員のヘテロ環)C‐Cアルキルおよび(SO)C‐Cアルキル、その各々が、Rから独立して選ばれた0個から4個の置換基で置換される;そして
(c)R5またはR6と一緒に、Rbから独立して選ばれた0から4個の置換基で置換された4から10員のヘテロ環を形成する基;または
(ii)一緒に、Rbから独立して選ばれた、0から4個の置換基で置換された4から10員のヘテロ環を形成し;
5およびR6は、それぞれ、独立して:
(i)それぞれ独立して、水素、Rbから独立して選ばれた0から2個の置換基で置換されたC1−C8アルキルであり、あるいはR3またはR4と一緒に、Rbから独立して選ばれた、0から4個の置換基で置換された4から10員のヘテロ環基を形成し;
(ii)一緒にケト基を形成し;または
(iii)一緒に、Rbから独立して選ばれた0から4個の置換基で置換された3から7員の炭素環またはヘテロ環を形成し;
nは1、2または3;
Ar1およびAr2は、6から10員のアリール基および5から10員のヘテロ環から独立して選ばれ、その各々は、式LRaの基から独立して選ばれた0から3個の置換基であり;
Lは、結合、O、S(O)m、C(=O)、OC(=O)、C(=O)O、O−C(=O)O、N(Rx)、C(=O)N(Rx)、N(Rx)C(=O)、N(Rx)S(O)m、S(O)mN(Rx)およびN[S(O)mx]S(O)m ;(式中、mは、それぞれ、0、1および2から独立して選ばれたものであり;Rxはそれぞれ、水素およびC1−C8アルキルから独立して選ばれたものである)からそれぞれ、独立して選ばれ;
は発生の都度独立に各々以下から選ばれ:
(i)水素、ハロゲン、シアノおよびニトロ;および
(ii)C‐Cアルキル、C‐Cアルケニル、C‐Cアルキニル、C‐Cアルキルエーテル、(4から10員のヘテロ環)C‐Cアルキルおよびモノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノであり、その各々は、ヒドロキシル、ハロゲン、アミノ、シアノ、ニトロ、オキソ、‐COOH、C‐Cアルキル、C‐Cアルコキシル、ハロC‐Cアルキル、ハロC‐Cアルコキシル、ヒドロキシルC‐Cアルキルおよびモノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノから独立して0個から4個の選ばれた置換基で置換されている;そして、
は発生の都度、独立に各々以下から選ばれる:
(i)ヒドロキシル、ハロゲン、アミノ、アミノカルボニル、シアノ、ニトロ、オキソおよびCOOH;および
(ii)C‐Cアルキル、C‐Cハロアルキル、C‐Cアルコキシ、C‐Cハロアルコキシ、C‐Cアルカノイル、C‐Cアルコキシカルボニル、C‐Cアルカノイルオキシ、C‐Cアルキルチオ、C‐Cアルキルエーテル、フェニルC‐Cアルキル、フェニルC‐Cアルコキシ、モノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノC‐Cアルキル、‐(SO)C‐Cアルキルおよび(4から7員のヘテロ環)(C‐Cアルキル);その各々は、ヒドロキシル、ハロゲン、アミノ、シアノ、C‐Cアルキル、C‐Cアルコキシ、ヒドロキシルC‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキルおよびモノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノから独立して選ばれた0個から3個の置換基で置換される。
【請求項42】
VおよびXがNである、請求項41記載の化合物またはその形態。
【請求項43】
VがNであり、XがCHである、請求項41記載の化合物またはその形態。
【請求項44】
XがNであり、VがCHである、請求項41記載の化合物またはその形態。
【請求項45】
YがNであり、WおよびYがそれぞれCHである、請求項41から44のいずれか1項に記載の化合物またはその形態。
【請求項46】
ZがNであり、WおよびYがそれぞれCHである、請求項41から44のいずれか1項に記載の化合物またはその形態。
【請求項47】
W、YおよびZがそれぞれCHである、請求項41から44のいずれか1項に記載の化合物またはその形態。
【請求項48】
Ar1およびAr2が、フェニルおよび6員の芳香族ヘテロ環から独立して選ばれたものであって、その各々が、0、1または2個の置換基で置換されている、請求項41記載の化合物またはその形態。
【請求項49】
Arが、フェニルまたはピリジルであり、その各々は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、ニトロ、モノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノ、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐CアルコキシおよびハロC‐Cアルコキシから独立して選ばれた0個から2個の置換基で置換され;そして、
Arが、フェニルまたはピリジルであり、その各々は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、ニトロ、モノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノ、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、シアノC‐Cアルキル、C‐Cアルコキシル、ハロC‐Cアルコキシル、C‐Cアルキルエーテル、C‐Cアルカノイル、‐(SO)R、‐N(R)S(O)およびN[S(O)R]S(O)から独立して選ばれた0個から2個の置換基で置換され;ここで、mは1または2であり、Rは、水素またはC‐Cアルキルであり、そしてRは、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、アミノ、モノ‐またはジ‐(C‐Cアルキル)アミノまたは5から10員環のN‐結合ヘテロ環基であり、各々のRは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、ニトロ、モノ‐およびジ‐(C‐Cアルキル)アミノ、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐CアルコキシルおよびハロC‐Cアルコキシルから独立して選ばれた0個から2個の置換基で置換されている、請求項48記載の化合物またはその形態。
【請求項50】
Arが、ハロゲン、シアノ、C‐CアルキルまたはハロC‐Cアルキルで置換されていないか置換されているピリジルであり;そして、
Arが、ハロゲン、C‐Cアルキル、シアノC‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐Cアルキルエーテルおよび構造式‐(SO)Rの基から独立して選ばれた0個から2個の置換基で置換されているフェニルまたはピリジルである、請求項49記載の化合物またはその形態。
【請求項51】
Arが、ハロゲン、シアノ、C‐CアルキルまたはハロC‐Cアルキルで置換されていないか置換されているフェニルであり;そして、
Arが、ハロゲン、C‐Cアルキル、シアノC‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐Cアルキルエーテルおよび式‐(SO)Rの基、ここでRは、C‐CアルキルまたはハロC‐Cアルキルである;から独立して選ばれた0個から2個の置換基で置換されたフェニルまたはピリジルである、請求項49記載の化合物またはその形態。
【請求項52】
Arが、ピリジル‐2‐イル、3‐メチル‐ピリジル‐2‐イル、3‐トリフルオロメチル‐ピリジル‐2‐イルまたは3‐ハロ‐ピリジン‐2‐イルであり;そして、
Arが、フェニル、ピリジン‐2‐イルまたはピリジン‐3‐イルであり、その各々が、ハロゲン、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t‐ブチル、トリフルオロメチル、2,2,2‐トリフルオロエチル、2,2,2‐トリフルオロ‐1‐メチル‐エチル、メタンスルホニル、エタンスルホニル、プロパンスルホニル、プロパン‐2‐スルホニル、トリフルオロメタンスルホニルまたは2,2,2‐トリフルオロエタンスルホニルでパラ位に置換されている、請求項49記載の化合物またはその形態。
【請求項53】
Arが、フェニル、2‐メチル‐フェニル、2‐トリフルオロメチル‐フェニルまたは2‐ハロ‐フェニルであり;そして
Arが、フェニル、ピリジン‐2‐イルまたはピリジン‐3‐イルであり、その各々が、ハロゲン、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t‐ブチル、トリフルオロメチル、2,2,2‐トリフルオロエチル、2,2,2‐トリフルオロ‐1‐メチル‐エチル、メタンスルホニル、エタンスルホニル、プロパンスルホニル、プロパン‐2‐スルホニル、トリフルオロメタンスルホニルまたは2,2,2‐トリフルオロエタンスルホニルでパラ位に置換されている、請求項49記載の化合物またはその形態。
【請求項54】
下記式を有する、請求項30記載の化合物またはその形態:
【化9】

式中、A、B、C、YおよびZは、それぞれ独立してCHまたはNであり;そして、「(LRa1-3」は、式LRaの基から独立して選ばれた1から3個の置換基を表す。
【請求項55】
3およびR4が、(i)水素;および(ii)その各々がRから独立して選ばれた0個から4個の置換基で置換されている、C‐Cアルキル、C‐Cアルケニル、C‐Cアルキニル、C‐Cアルカノン、C‐Cアルカノイル、C‐Cアルキルエーテル、(C‐C10アリール)C‐Cアルキル、(5から10員のヘテロ環)C‐Cアルキルおよび(SO)C‐Cアルキルから独立して選ばれる、請求項41または54記載の化合物またはその形態。
【請求項56】
3およびR4が、i)水素;および、(ii)その各々が、ヒドロキシル、ハロゲン、アミノ、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐CアルコキシルおよびハロC‐Cアルコキシルから独立して選ばれた0個から4個の置換基で置換されている、C‐Cアルキル、C‐Cアルケニル、フェニルC‐Cアルキル、インダニルC‐Cアルキル、(5から7員のヘテロ環アルキル)C‐Cアルキルから独立して選ばれる、請求項55記載の化合物またはその形態。
【請求項57】
3およびR4が、水素、C‐Cアルキル、C‐Cアルケニル、(5から7員のヘテロ環)C‐Cアルキル、C‐Cアルキルエーテル、インダニル、ベンジル、1‐フェニル‐エチル、1‐フェニル‐プロピルおよび2‐フェニル‐エチル、その各々は、ヒドロキシル、ハロゲン、およびC‐Cアルキルから独立して選ばれた0個から3個の置換基で置換される;ただし、RおよびRの少なくとも一つが水素でない;から独立して選ばれる、請求項56記載の化合物またはその形態。
【請求項58】
3またはR4の1つが、R5またはR6と一緒に、ヒドロキシル、ハロゲン、C‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐Cアルコキシル、ハロC‐Cアルコキシル、C‐Cアルカノイル、C‐Cアルコキシカルボニル、アミノカルボニルおよび(4から10員のヘテロ環)C‐Cアルキルから独立して選ばれた0から4個の置換基で置換された4から10員のヘテロ環基を形成する、請求項41または請求項54記載の化合物またはその形態。
【請求項59】
3およびR4が、一緒に、ヒドロキシル、ハロゲン、アミノカルボニル、C‐Cアルキル、ヒドロキシルC‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐Cアルコキシル、ハロC‐Cアルコキシル、C‐Cアルカノイル、C‐Cアルコキシカルボニル、アミノカルボニルおよび(4から7員のヘテロ環)C‐Cアルキルから独立して選ばれた0から4個の置換基で置換された4から10員のヘテロ環を形成する、請求項41または請求項54記載の化合物またはその形態。
【請求項60】
4から10員のヘテロ環がモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルまたはチオモルホリニルである、請求項59記載の化合物またはその形態。
【請求項61】
5およびR6それぞれが、水素およびC1−C4アルキルから独立して選ばれたものである、請求項41または請求項54記載の化合物またはその形態。
【請求項62】
5およびR6それぞれが、水素である、請求項61記載の化合物またはその形態。
【請求項63】
同じ炭素原子に結合した1つのR5および1つのR6が、一緒にケト基を形成する、請求項41または請求項54記載の化合物またはその形態。
【請求項64】
nが1である、請求項41または請求項54記載の化合物またはその形態。
【請求項65】
下記式を有する、請求項30記載の化合物またはその形態:
【化10】

式中、 Arは、ハロゲン、シアノ、C‐CアルキルまたはハロC‐Cアルキルで置換されていないか置換されているフェニルまたはピリジルであり;
Arは、C‐Cアルキル、シアノC‐Cアルキル、ハロC‐Cアルキル、C‐Cアルキルエーテルまたは式‐(SO)Rの基で置換されていないか置換されている(ここで、Rは、C‐CアルキルまたはハロC‐Cアルキルである)フェニルまたはピリジルであり;
およびRは、
(a)独立して以下から選ばれるか、
(i)水素;および
(ii)C‐Cアルキル、C‐Cアルケニル、(5から7員のヘテロ環)C‐Cアルキル、C‐Cアルキルエーテル、インダニル、ベンジル、1‐フェニル‐エチル、1‐フェニル‐プロピルおよび2‐フェニル‐エチル、その各々は、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C‐CアルキルおよびハロC‐Cアルキルから独立して選ばれた0個から3個の置換基で置換されている;または
(b)一緒に、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C1−C4アルキルおよびハロC1−C4アルキルから独立して選ばれた0から3個の置換体で置換された5から7員のへテロシクロアルキルを形成し;そして
5およびR6は、水素およびC1−C4アルキルから独立して選ばれる。
【請求項66】
下記式を有する、請求項54記載の化合物またはその形態:
【化11】

式中、A、B、C、YおよびZは、それぞれ独立してCHまたはNであり;
3およびR4は:
(a)以下からから、独立して選ばれるか;
(i)水素;および
(ii)C‐Cアルキル、C‐Cアルケニル、(5から7員のヘテロ環)C‐Cアルキル、C‐Cアルキルエーテル、インダニル、ベンジル、1‐フェニル‐エチル、1‐フェニル‐プロピルおよび2‐フェニル‐エチルであり、それぞれは、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C‐CアルキルおよびハロC‐Cアルキルから独立して選ばれた0個から3個の置換基で置換されている;または
(b)一緒に、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C‐CアルキルおよびハロC‐Cアルキルから独立して選ばれた0個から3個の置換基で置換された5から7員のヘテロ環を形成し;そして、
それぞれのR6は、独立して水素またはメチルである。
【請求項67】
下記式:
【化12】

を有する、請求項54記載の化合物またはその形態、
式中、A、B、C、YおよびZは、それぞれ独立してCHまたはNであり;
3およびR4は:
(a)以下からから独立して選ばれるか:
(i)水素;および
(ii)C‐Cアルキル、C‐Cアルケニル、(5から7員のヘテロ環)C‐Cアルキル、C‐Cアルキルエーテル、インダニル、ベンジル、1‐フェニル‐エチル、1‐フェニル‐プロピルおよび2‐フェニル‐エチル、その各々は、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C‐CアルキルおよびハロC‐Cアルキルから独立して選ばれた0個から3個の置換基で置換されている;または
(b)一緒に、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C1−C4アルキルおよびハロC1−C4アルキルから独立して選ばれた0から3個の置換基で置換された5から7員のへテロシクロアルキルを形成し;そして
6は、独立してそれぞれ、水素またはメチルから選択される。
【請求項68】
その化合物が、表IIIに挙げられた化合物から選択される、請求項30記載の化合物またはその形態。
【請求項69】
その化合物が、カプサイシン受容体カルシウム動員のアッセイにおいて、100ナノモルまたはそれ未満のIC50値を有している、請求項1、14または41のいずれか1項に記載の化合物またはその形態。
【請求項70】
化合物が、カプサイシン受容体カルシウム動員のアッセイにおいて、10ナノモルまたはそれ未満のIC50値を有している、請求項1、14または41のいずれか1項に記載の化合物またはその形態。
【請求項71】
生理学的に許容される担体または医薬品添加物と組合せた、請求項1、14または41のいずれか1項に記載の、少なくとも1つの化合物またはその形態を含む、医薬組成物。
【請求項72】
組成物が、注射液、エーロゾル、クリーム、ゲル、ピル、カプセル、シロップまたは経皮パッチとして処方される請求項71記載の医薬組成物。
【請求項73】
カプサイシン受容体を発現する細胞と、請求項1、14または41のいずれか1項に記載の少なくとも1つの化合物またはその形態を接触させ、そのことによってカプサイシン受容体のカルシウム伝導度を減少させることを含む、細胞のカプサイシン受容体のカルシウム伝導度を減少させる方法。
【請求項74】
その細胞が、動物においてインビボで接触しているニューロン細胞である、請求項73記載の方法。
【請求項75】
接触中に、化合物が、動物の体液内に存在している、請求項74記載の方法。
【請求項76】
その化合物が、1マイクロモルまたはそれ未満の濃度で、動物の血中に存在している、請求項74記載の方法。
【請求項77】
その化合物が、500マイクロモルまたはそれ未満の濃度で、動物の血中に存在している、請求項76記載の方法。
【請求項78】
その化合物が、100マイクロモルまたはそれ未満の濃度で、動物の血中に存在している、請求項76記載の方法。
【請求項79】
その動物がヒトである、請求項74記載の方法。
【請求項80】
その化合物が、経口投与される、請求項74記載の方法。
【請求項81】
インビトロにおいて、カプサイシン受容体に対するバニロイドリガンドの結合を阻害する方法であって、カプサイシン受容体と、請求項1、14または41のいずれか1項に記載の少なくとも1つの化合物またはその形態を、カプサイシン受容体に結合するバニロイドリガンドを検出可能に阻害するのに充分な条件および量で接触させることを含む方法。
【請求項82】
カプサイシン受容体を発現する細胞と、請求項1、14または41のいずれか1項に記載の少なくとも1つの化合物またはその形態を、インビトロでクローン化受容体を発現する細胞に結合するバニロイドリガンドを検出可能に阻害するのに充分な量で接触させ、そのことによって患者におけるバニロイドリガンドのカプサイシン受容体に対する結合を阻害することを含む、患者におけるカプサイシン受容体に対するバニロイドリガンドの結合を阻害する方法。
【請求項83】
その患者がヒトである、請求項82記載の方法。
【請求項84】
その化合物が、1マイクロモルまたはそれ未満の濃度で、患者の血中に存在している、請求項82記載の方法。
【請求項85】
請求項1、14または41のいずれか1項に記載の少なくとも1つの化合物またはその形態のカプサイシン受容体調節量を、患者に投与し、そのことによって患者の状態を緩和することを含む、患者におけるカプサイシン受容体調節に反応する状態を治療する方法。
【請求項86】
その患者が、(i)カプサイシンへの曝露、(ii)熱に曝露することによる熱傷または炎症、(iii)光に曝露することによる熱傷または炎症、(iv)催涙ガス、空気汚染またはペパースプレーに曝露することによる熱傷、気管支収縮または炎症、または(v)酸に曝露することによる熱傷または炎症に罹患している、請求項85記載の方法。
【請求項87】
その状態が喘息または慢性閉塞性肺疾患である、請求項85記載の方法。
【請求項88】
請求項1、14または41のいずれか1項に記載の少なくとも1つの化合物またはその形態のカプサイシン受容体調節量を、疼痛に罹患している患者に投与し、そのことによって患者における疼痛を緩和することを含む、患者における疼痛を治療する方法。
【請求項89】
その化合物が1マイクロモルまたはそれ未満の濃度で、患者の血中に存在している、請求項88記載の方法。
【請求項90】
その化合物が500ナノモルまたはそれ未満の濃度で、患者の血中に存在している、請求項89記載の方法。
【請求項91】
その化合物が100ナノモルまたはそれ未満の濃度で、患者の血中に存在している、請求項89記載の方法。
【請求項92】
その患者がニューロパシー性疼痛に罹患している、請求項88記載の方法。
【請求項93】
その疼痛が、乳切後痛症候群、断端痛、幻肢痛、口腔ニューロパシー性疼痛、歯痛、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性ニューロパシー、反射性交感神経性ジストロフィー、三叉神経痛、変形性関節症、慢性関節リウマチ、線維性筋肉痛、ギラン・バレー症候群、感覚異常性大腿痛、灼熱口腔症候群、両側性末梢性ニューロパシー、カウザルギー、神経炎、ニューロン炎、神経痛、エイズ関連ニューロパシー、MS関連ニューロパシー、脊髄損傷関連痛、手術関連痛、筋骨格痛、背部痛、頭痛、片頭痛、アンギーナ、陣痛、痔核、消化不良、シャルコー疼痛、腸管ガス、月経、癌、毒液曝露、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患および外傷から選択された状態と関連がある、請求項88記載の方法。
【請求項94】
その患者がヒトである、請求項88記載の方法。
【請求項95】
請求項1、14または41のいずれか1項に記載の化合物またはその形態のカプサイシン受容体調節量を患者に投与し、そのことによって患者の痒みを緩和することを含む、患者における痒みを治療する方法。
【請求項96】
請求項1、14または41のいずれか1項に記載の化合物またはその形態のカプサイシン受容体調節量、患者に投与し、そのことによって患者の咳またはしゃっくりを緩和することを含む、患者における咳またはしゃっくりを治療する方法。
【請求項97】
請求項1、14または41のいずれか1項に記載の化合物またはその形態のカプサイシン受容体調節量を患者に投与し、そのことによって患者の尿失禁を緩和することを含む、患者における尿失禁を治療する方法。
【請求項98】
請求項1、14または41のいずれか1項に記載の化合物またはその形態のカプサイシン受容体調節量を患者に投与し、そのことによって患者における体重減少を促進することを含む、肥満患者における体重減少を促進する方法。
【請求項99】
化合物またはその形態が放射性同位元素標識化されている、請求項1、14または41のいずれか1項に記載の化合物またはその形態。
【請求項100】
(a)試料を、請求項1、14または41のいずれか1項に記載の化合物またはその形態に、化合物がカプサイシン受容体に結合できるような条件下で接触させる;そして
(b)カプサイシン受容体に結合した化合物のレベルを検出し、それから試料中のカプサイシン受容体の存在または非存在を決定する;
工程を含む、試料中のカプサイシン受容体の存在または非存在を決定する方法。
【請求項101】
その化合物が、請求項99記載の放射性同位元素標識化合物であり、検出工程が、
(i)結合化合物から非結合化合物を分離し;そして
(ii)試料中の結合化合物の存在または非存在を検出する、
工程を含むものである、請求項100記載の方法。
【請求項102】
(a)容器中の請求項71記載の医薬組成物;および
(b)疼痛を治療するための組成物の使用説明書、
を含む、包装された製剤。
【請求項103】
(a)容器中の請求項71記載の医薬組成物;および
(b)咳またはしゃっくりを治療するための組成物の使用説明書、
を含む、包装された製剤。
【請求項104】
(a)容器中の請求項71記載の医薬組成物;および
(b)肥満を治療するための組成物の使用説明書、
を含む、包装された製剤。
【請求項105】
(a)容器中の請求項71記載の医薬組成物;および
(b)尿失禁を治療するための組成物の使用説明書、
を含む、包装された製剤。
【請求項106】
カプサイシン受容体調節に反応する状態に罹患している患者の治療のための医薬としての請求項1記載の化合物の使用。
【請求項107】
(i)カプサイシンへの曝露、(ii)熱に曝露することによる熱傷または炎症、(iii)光に曝露することによる熱傷または炎症、(iv)催涙ガス、空気汚染またはペパースプレーに曝露することによる熱傷、気管支収縮または炎症、または(v)酸に曝露することによる熱傷または炎症から選択されたカプサイシン受容体調節に反応する状態に罹患している患者の治療のための医薬としての、請求項1記載の化合物の使用。
【請求項108】
疼痛に罹患している患者の治療のための医薬としての請求項1記載の化合物の使用。
【請求項109】
乳切後痛症候群、断端痛、幻肢痛、口腔ニューロパシー性疼痛、歯痛、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性ニューロパシー、反射性交感神経性ジストロフィー、三叉神経痛、変形性関節症、慢性関節リウマチ、線維性筋肉痛、ギラン・バレー症候群、感覚異常性大腿痛、灼熱口腔症候群、両側性末梢性ニューロパシー、カウザルギー、神経炎、ニューロン炎、神経痛、エイズ関連ニューロパシー、MS関連ニューロパシー、脊髄損傷関連痛、手術関連痛、筋骨格痛、背部痛、頭痛、片頭痛、アンギーナ、陣痛、痔核、消化不良、シャルコー疼痛、腸管ガス、月経、癌、毒液曝露、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患および外傷から選択された状態と関連があるニューロパシー性疼痛に罹患している患者の治療のための医薬としての請求項1記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2006−515846(P2006−515846A)
【公表日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−560827(P2004−560827)
【出願日】平成15年12月12日(2003.12.12)
【国際出願番号】PCT/US2003/039606
【国際公開番号】WO2004/055003
【国際公開日】平成16年7月1日(2004.7.1)
【出願人】(500015456)ニューロジェン・コーポレーション (48)
【Fターム(参考)】