説明

カメラシステム

【課題】本体ユニットが対応していないレンズユニットの新たな機能や調整機能を使えるようにする。
【解決手段】本体ユニット11は、各種のレンズユニット12を装着して使用される。レンズユニット12側のROM41aには、レンズユニット12に固有な調整を行う際に本体ユニット11のLCD30に表示するための情報表示データが書き込まれている。モード切替ダイヤル28で特定動作モードを選択すると、レンズユニット12側のレンズ制御部41によって、ROM41aの情報表示データが本体ユニット11に送られ、これに基づいてLCD30に表示が行われる。操作部42からの操作信号は、レンズ制御部41に転送され、これに応答してレンズ制御部41が処理を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影レンズとイメージセンサを内蔵するレンズユニットと、このレンズユニットが着脱自在とされた本体ユニットとで構成されるカメラシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年では、CCDイメージセンサ等のイメージセンサによって、被写体を撮影し、その画像データをメモリカード等に記憶するデジタルカメラが普及している。また、例えば特許文献1に示されるように、撮影レンズとイメージセンサ(撮像素子)とを筐体に組み込んだレンズユニット(プラグインユニット)と、このレンズユニットが取り付られ、そのレンズユニットのイメージセンサで撮影して得られる画像データを受け取るようにした本体ユニット(カメラ本体)とからなるカメラシステムが知られている。
【0003】
上記カメラシステムでは、レンズユニットとしては、ズームレンズや広角レンズ等の各種のものが用意されており、種々のレンズユニットを交換して利用できるようにされている。また、本体ユニットには、マイクロコンピュータが内蔵されており、装着されたレンズユニットの動作を制御するようにされている。
【特許文献1】特開平8−172561号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のようなカメラシステムにおいては、レンズユニットを制御し、またこれに応じた本体ユニット側の動作を行うための制御プログラム等を本体ユニット側に製造時に用意しておく必要がある。このため、本体ユニットが対応していない新たな機能、例えばそのレンズユニットに独特な調整機能や撮影機能がレンズユニットに追加された場合には、それまでの本体ユニットではレンズユニットの新たな機能を使用できない、あるいはその新機能を使うために本体ユニットの制御プログラムの書き換えを実施しなければならないという問題があった。特に新機能を使用するため設定や調整内容や調整のための指示を表示できないことがあげられる。
【0005】
本発明は上記問題を解消するためになされたもので、レンズユニットの新たな機能や固有の調整機能を容易に利用できるようにしたカメラシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1記載のカメラシステムでは、本体ユニットに設けられ、入力される情報表示データに応じた情報を表示する表示手段と、レンズユニットに設けられ、前記表示手段に情報を表示するための情報表示データを予め記憶したレンズ側記憶手段と、装着されているレンズユニットに特有な動作を実行する特定動作モードに設定するためのモード設定手段と、前記モード設定手段によって前記特定動作モードに設定されたときに、前記レンズ側記憶手段に記憶されている情報表示データを前記通信手段を介して前記表示手段に送って特定動作モードに関する情報を表示させる表示制御手段とを備えたものである。
【0007】
また、請求項2記載のカメラシステムでは、本体ユニットに設けられ、入力される情報表示データに応じた情報を表示する表示手段と、レンズユニットに設けられ、前記表示手段に表示すべき表示手順あるいは表示形態を記述した表示制御データを予め記憶したレンズ側記憶手段と、装着されているレンズユニットに特有の動作をさせる特定動作モードに設定するためのモード設定手段と、前記レンズユニットが前記本体ユニットに装着された後に、前記レンズ側記憶手段に記憶されている表示制御データを読み出し、前記通信手段を介して本体ユニットに送る転送手段と、前記本体ユニットに設けられ、前記転送手段からの表示制御データを記憶する本体側記憶手段と、前記本体ユニットに設けられ、前記モード設定手段によって前記特定動作モードに設定されたときに、前記本体側記憶手段に記憶している表示制御データに基づいて情報表示データを生成し、生成した情報表示データを前記表示手段に入力して特定動作モードに関する情報を表示させる表示制御手段とを備えたものである。
【0008】
請求項3記載のカメラシステムでは、特定動作モードを、レンズユニットの調整を行うモードとし、レンズ側記憶手段が、レンズユニットの調整に関する情報表示データを記憶しているようにしたものであり、請求項4記載のカメラシステムでは、特定動作モードを、本体ユニットが対応しないレンズユニットの未対応機能を実行するためのモードとし、レンズ側記憶手段が、未対応機能に関する情報表示データを記憶しているようにしたものである。そして、請求項5記載のカメラシステムでは、特定動作モードに関する情報が、その特定動作モードに関する操作案内,操作指示,選択項目,設定項目のいずれか1つを少なくとも含むものとしたものである。
【0009】
請求項6記載のカメラシステムでは、本体ユニットが、外部からの操作に応じた操作信号を発生する操作部とを備え、レンズユニットは、レンズユニットの各部を制御するレンズ制御手段を備え、特定動作モードでは、前記操作部からの操作信号を通信手段を介してレンズ制御手段に送り、この操作信号に直接的に応答してレンズ制御部がレンズユニットの各部に対する制御を行うようにしたものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明のカメラシステムによれば、本体ユニットに着脱自在なレンズユニットに設けたレンズ側記憶手段に特定動作モードに必要な情報表示データを記憶させておき、特定動作モードに設定されたときに、その情報表示データを本体ユニットに設けた表示手段に入力して特定動作モードに関する情報を表示させる。あるいは、特定動作モード時に表示手段に表示すべき表示手順あるいは表示形態を記述した表示制御データをレンズユニットに記憶しておき、特定動作モードに設定されたときに、本体ユニットに設けた表示制御手段で表示制御データに基づいて表示データを生成し、表示手段に特定動作モードに関する情報を表示させたので、レンズユニットの新たな機能や調整機能の設定や、調整内容や調整のための指示を表示することができ、それらレンズユニットの新たな機能や固有の調整機能等を容易に利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明を実施したカメラシステムを図1に示す。このカメラシステムのデジタルカメラ10は、本体ユニット11とレンズユニット12とを組み合わせることで構成される。レンズユニット12は、筒状の筐体12aに内蔵された撮影レンズ13とこの撮影レンズ13によって結像する被写体像を光電変換するイメージセンサ14とを有している。イメージセンサ14としては、CCDイメージセンサを用いているが、MOS型等であってもよい。
【0012】
本体ユニット11は、装着されたレンズユニット12との間で種々の信号を授受することにより、イメージセンサ14等を駆動し、イメージセンサ14で被写体を撮影して得られる画像データを取得する。本体ユニット11に対して、レンズユニット12は着脱自在としてある。また、レンズユニット12としては、例えば、撮影レンズ13の焦点距離が異なるもの、イメージセンサ14の画素数が異なるもの、赤外線撮影が可能なものなど、複数種類のものが用意されている。これにより、撮影意図・撮影シーンに応じたレンズユニット12を任意に選択して本体ユニット11に装着して撮影を行うことができる。
【0013】
レンズユニット12の背面に、バヨネット爪15を形成したマウント部16を設けてある。一方、本体ユニット11の前面には、バヨネット溝17を形成したマウント部18を設けてある。レンズユニット12は、そのバヨネット爪16をバヨネット溝17に位置合わせして押し込み、時計方向に回転して固定位置とすることによって本体ユニット11に装着される。なお、このように固定位置とされたときに、イメージセンサ14の受光面14aが横長の姿勢となるようにしてある。
【0014】
マウント部18には、ロックピン20を設けてある。ロックピン20は、前方に突出したロック位置と、本体ユニット11内に移動した解除位置との間で移動自在としてあり、ロック位置に向けて付勢してある。上記のようにレンズユニット12を本体ユニット11に装着する際に、ロックピン20は、マウント部16に押圧されることでバネの付勢に抗して解除位置に移動し、レンズユニット12が固定位置まで回転されると、マウント部16に形成されたピン穴(図示省略)と係合してレンズユニット12の回転をロックする。これにより、レンズユニット12が不用意に回転して本体ユニット11から脱落することを防止する。
【0015】
マウント部18の近傍には、ロック解除ボタン21を設けてあり、このロック解除ボタン21を押圧操作すると、ロックピン20が解除位置に移動し、ロックピン20とピン穴との係合が解除される。これにより、レンズユニット12の回転が許容され、カメラ本体11からの取り外しが可能になる。
【0016】
マウント部18の中央には、マウント蓋23を設けてある。このマウント蓋23は、前方に向けて付勢してあり、レンズユニット12が装着されていない時には、図1に示すようにバヨネット爪15が入り込む開口を内側から塞ぎ、カメラ本体11内に塵埃などが侵入することを防止する。マウント蓋23は、レンズユニット12が本体ユニット11に装着された際には、レンズユニット12に押圧されて後方に移動することにより、レンズユニット12の装着を許容する。
【0017】
バヨネット爪15には、複数の接点15aを設けてあり、各接点15aは、レンズユニット12が本体ユニット11に固定された際に、本体ユニット11側のマウント部18内に設けた接点(図示省略)と接触する。これにより、本体ユニット11に内蔵された回路とレンズユニット12に内蔵された回路とを電気的に接続する。
【0018】
本体ユニット11の前面には、撮影時にストロボ光を被写体に照射するストロボ発光部24を設けてある。また、カメラ本体11の上面には、デジタルカメラ10に撮影を指示するレリーズボタン25と、モード切替ダイヤル26とを設けてある。モード切替ダイヤル26を操作することにより、静止画撮影を行う撮影モードと、撮影済みの画像を再生表示する再生モード、レンズユニット12に特有な動作を行わせる特定動作モードとの切り替えを行うことができる。
【0019】
この例では、レンズユニット12に特有な動作として、本体ユニット11が未対応なレンズユニット12の調整を行うようにしてあり、特定動作モードを選択することでレンズユニット12の調整モードとなる。なお、この特定動作モードで動作するレンズユニット12に特有な動作としては、レンズユニット12の調整に限られなるものではなく、新たに追加された撮影機能が動作するようにしてもよい。
【0020】
レリーズボタン25は、2段押しとなっており、撮影モード下で軽く押圧した半押しとすると、露出調節、ピント調節等が行われる。この半押しからさらにレリーズボタン25を押し込んで全押しとすると、半押しで行われた露出調節、ピント調節の下で1画面分の撮影が行われ画像データが作成される。
【0021】
本体ユニット11の背面を図2に示す。本体ユニット11の背面には、電源のON/OFFを切り替える電源スイッチ28と、撮影した画像やスルー画像、メニュー画面等を表示するLCD30と、カメラシステム10に対して種々の指示を入力するためのズームボタン33,メニューボタン34,十字キー35,決定キー36を配してある。
【0022】
装着されているレンズユニット12がズームタイプである場合に、ズームボタン33を操作することによって撮影レンズ13を広角側,望遠側にズーミングすることができる。メニューボタン34は、LCD30に設定メニュー画面を表示させる際に操作される。十字キー35は、設定メニュー画面内でカーソルを移動させる際などに操作される。決定キー36は、十字キー35での選択内容等を決定する際に操作される。また、これらズームボタン33,メニューボタン34,十字キー35、決定キー36,レリーズボタン25は、特定動作モード、この例では調整モード下での調整項目の選択や調整の実行指示等の際にも操作される。
【0023】
図3に本体ユニット11,レンズユニット12の構成を示す。本体ユニット11には、本体制御部40を設けてあり、レンズユニット12には、レンズ制御部41を設けてある。デジタルカメラ10は、撮影モードまたは再生モードでは、本体制御部40がその制御下にレンズ制御部41をおいて、本体ユニット11,レンズユニット12の各部を制御する。また特定動作モードは、レンズ制御部41が実質的に制御を行う。このように特定動作モードの際に、レンズ制御部41で実質的に制御を行うことで、本体ユニット11側に制御プログラム等がない特定動作モードで動作可能としている。
【0024】
本体制御部40には、ROM40aと、RAM40bとを接続してある。ROM40aには、撮影モード・再生モード時に使用する制御プログラムや設定画面を表示させるための情報表示データ、特定動作モード時に使用するプログラム等が予め記憶されている。本体制御部40は、撮影モード・再生モード時には、ROM40aの制御プログラムに基づいて各部の制御を行い、特定動作モード時では特定動作用のプログラムにしたがって、レンズ制御部41の制御下で本体制御部50の必要な動作、例えば電源管理やレンズユニット12との通信の制御等を行う。また、特定動作モード時では、本体制御部40は、レンズユニット12からの情報表示データをLCD30に向けて転送する処理も行う。RAM40bは、作業用データを一時的に記憶するワークメモリとして用いられる。
【0025】
レンズ制御部41には、ROM41aと、ワークメモリとして用いられるRAM41bとを接続してある。撮影モード・再生モード時に使用する動作プログラム、特定動作モード時に使用する制御プログラムが予め書き込まれている。また、このROM40aには、特定動作の際にLCD30に各種表示を行うための情報表示データが予め書き込まれている。この例では、ROM40aにはレンズユニット12の調整に関する情報表示データが書き込まれており、より具体的には例えば調整項目を選択するための調整メニュー画面や調整のための操作を指示したり、調整値を入力したりするための調整操作画面を表示するための情報表示データが書き込まれている。
【0026】
レンズ制御部41は、撮影モード。再生モード時には、本体制御部40の制御下で動作プログラムにしたがって撮影のためにレンズユニット12の各部を駆動する。特定動作モード時では、レンズ制御部51は、調整制御プログラムしたがって、レンズユニット12の各部を駆動し、レンズユニット12の調整、例えばイメージセンサ14の欠陥画素の検出やブラックバランスの調整,オートフォーカスの調整等を行う。また、この特定動作モード時では、レンズ制御部41は、ROM41aから調整画面の情報表示データを読み出して、それを本体ユニット11に送ることでLCD30に調整メニュー画面や調整操作画面を表示させる。
【0027】
操作部32は、レリーズボタン25,ズームボタン33,メニューボタン34,十字キー35,決定キー36から構成されており、それらの操作に応じた操作信号を発生し、その操作信号を本体制御部40に送る。本体制御部40は、撮影モード・再生モードでは、操作信号に応答して本体ユニット11の各部を制御するとともにレンズ制御部41を介してレンズユニット12の駆動を制御する。また、特定動作モード時では、本体制御部40は、操作信号が入力されるとそれをレンズ制御部41に転送する。
【0028】
デジタル信号処理部43には、バス44を介してメモリ45を接続してある。メモリ45には、レンズユニット12から取得した画像データが一時的に書き込まれる。デジタル信号処理部43は、メモリ45に記憶されている画像データに対して階調変換,ホワイトバランス補正,ガンマ補正などの各種画像処理、YC変換処理等を施す。
【0029】
バス44には、デジタル信号処理部43,メモリ45の他に、本体制御部40,レンズユニット12と通信するためのシリアルドライバ46,ストロボ制御部47,LCDドライバ48,メディアコントローラ49等が接続されており、相互間での制御信号,データの授受が可能になっている。シリアルドライバ46は、マウント部16,18に設けた各接点を介してレンズユニット12のシリアルドライバ51と接続される。ストロボ制御部47は、本体制御部40からのストロボ発光信号に応答してストロボ発光部24を発光させる。
【0030】
LCDドライバ48は、撮影モード下でのスルー画像表示や再生モード時では、入力される画像データに基づいてLCD30を駆動することによって画像を表示する。また、撮影モード・再生モード下での設定画面や、特定動作モード下での各種画面をLCD30に表示する際には、LCDドライバ48に情報表示データが入力される。
【0031】
撮影モード,再生モード時では、本体制御部40によって、ROM40aから読み出された情報表示データがLCDドライバ48に入力されることにより設定メニュー画面等がLCD30に表示される。また、特定動作モード時では、レンズユニット12からの情報表示データがシリアルドライバ51,46を介して本体制御部40にいったん送られ、この本体制御部40からLCDドライバ48に転送されることによって調整メニュー画面等がLCD30に表示される。
【0032】
メディアコントローラ49は、本体ユニット11に装着される記録メディア53に対して画像データの読み書きを行う。撮影モードの場合には、レンズユニット12から取得した画像データが、この記録メディア53に記録される。再生モードの場合には、記録メディア53から読み出した画像データをLCDドライバ48に送ることでLCD30に再生表示される。
【0033】
本体ユニット11のバッテリ収納室(図示省略)にバッテリ54が装着され、このバッテリ54が電源制御部55に接続される。電源制御部55は、バッテリ55の出力電圧を所定の電圧に変圧し、本体ユニット11の各部に供給する。また、電源制御部55は、マウント部16,18の接点を介してレンズユニット12への給電を行う。この電源制御部55には、電源スイッチ28を接続してあり、各部への電力の供給と停止とは、電源スイッチ28のON/OFF操作に応答して制御される。
【0034】
撮影レンズ13は、変倍レンズ57,絞り58,フォーカスレンズ59を有しており、これらはレンズ制御部41に制御されたレンズ駆動部61によって駆動される。ズームボタン33の操作に応じて変倍レンズ57が前後に移動することによって、撮影レンズ13の焦点距離が変化する。フォーカスレンズ59は、例えば撮影画面の中央部の被写体に撮影レンズ13のピントが合致するように移動され、絞り58は、その開口径(絞り値)が変化することにより、イメージセンサ14に入射する光量を調節する。
【0035】
撮影レンズ13とイメージセンサ14との間に、シャッタ装置62を配してある。このシャッタ装置62と、イメージセンサ14とは、ドライバ63によって駆動される。イメージセンサ14は、光電変換により被写体像を電気信号に変換して、アナログの画像信号を出力する。シャッタ装置62は、撮影モード下では、通常はシャッタ羽根を開いた開き状態にあり、レリーズボタン25の全押しに応答した1画面分の撮影がイメージセンサ14で行われた直後にシャッタ羽根を閉じた閉じ状態となる。このシャッタ装置62により、スメアの発生を防止する。
【0036】
イメージセンサ14からの画像信号は、信号処理部64に送られる。信号処理部64は、バス65を介してレンズ制御部41に接続されており、このレンズ制御部41の制御下で駆動される。信号処理部64は、撮影モード時には、入力される画像信号に対してノイズの除去,欠陥画素に対応する画像信号の補間処理,増幅処理などを施してから、デジタル変換して画素毎の画像データを出力する。この信号処理部64は、欠陥画素の位置情報やブラックバランスのパラメータ等を記憶するメモリを備えており、それらに基づいて欠陥画素に対応する補間処理、ブラックバランスの補正等を行う。
【0037】
また、信号処理部64は、画像信号に基づいて被写体像の高周波成分の振幅値であるAF検出値と、被写体輝度を示すAE検出値を発生してレンズ制御部41に送る。レンズ制御部41は、被写体にピントを合致させるために、フォーカスレンズ57を移動してAF検出値が最大となるようにAF処理を行い、AE検出値に基づいて絞り58の絞り値やイメージセンサ14の電子シャッタ速度(電荷蓄積時間)を決定し制御する。
【0038】
調整モード(特定動作モード)下では、レンズ制御部41は、信号処理部64からの画像データ,AF検出値,AE検出値を参照することにより、適切なパラメータ等の設定を行う。例えば、欠陥画素の検出時では、画像データを調べることにより、出力が異常となっている新たな欠陥画素を検出し、その画素の位置情報を信号処理部64のメモリに書き込む。
【0039】
バス65に接続されたシリアルドライバ51は、マウント部16,18を介して本体ユニット11のシリアルドライバ46と接続される。各シリアルドライバ46,51は、バス44,65を介して入力されるパラレルの信号をシリアルの信号に変換して他方のシリアルドライバに送信し、他方のシリアルドライバから受信した信号をパラレルの信号に変換してバス44に送り出す。これにより、各制御部40,41間での通信や、画像データ,情報表示データの授受が本体ユニット11,レンズユニット12の間で行われる。なお、この例では、シリアルドライバ46,51を通信手段として用いているが、これに限られるものではない。
【0040】
電源制御部66は、マウント部16,18の接点を介して本体ユニット11の電源制御部55に接続される。電源制御部66は、電源制御部55から給電された際に、その電力をレンズユニット12の各部に分配する。
【0041】
なお、この例では、特定動作モード下において、本体制御部40が受け取った操作信号をバス44、シリアルドライバ46,51、バス65を介してレンズ制御部41に転送し、またレンズユニット12から送出される情報表示データをいったん本体制御部40で受け取ってからLCDドライバ48に転送しているが、これらの手法に限定されるものではない。例えば、操作部42からの操作信号が直接にレンズ制御部41に送られるように回路の切り換えを行う手段を設けたり、LCDドライバ48がレンズユニット12から送出される表示データをバス44から直接に取得するようにしてもよい。
【0042】
図4に特定動作モード下でLCD30に表示される調整メニュー画面の一例を示す。調整メニュー画面76には、特定動作モードの選択により調整モードとなっていることを示すモード表示77や、選択可能な各種の調整項目78aを示す一覧表示78、操作者に対する操作指示や案内を示す操作指示表示79が表示される。選択されている調整項目78aは、例えば反転表示される(図5では実線で囲んで示してある)。十字キー35を操作することにより、反転表示される調整項目78aが順次に移動し、所望とする調整項目78aを選択することができる。
【0043】
決定キー36を押圧することで調整項目78aを決定すると、図6に一例を示すように、その調整項目78aに応じた調整操作画面81がLCD30に表示される。調整操作画面81には、モード表示77,選択された調整項目を示す調整項目表示82,この調整項目で操作者が行うべき操作指示等を示す操作指示表示83が表示される。
【0044】
次に、上記構成の作用について説明する。デジタルカメラ10を使用するには、レンズユニット12をカメラ本体11に取り付けてから、電源スイッチ28をONにする。電源スイッチ28をONにすると、バッテリ54の電圧が電源制御部55によって変圧され、カメラ本体11の各部に供給される。また、この電源制御部55から各マウント部18,16の接点を介してレンズユニット12の電源制御部66にも電力が供給される。そして、電力が入力されることにより、この電源制御部66によってレンズユニット12の各部に電力が供給される。これにより、デジタルカメラ10が起動する。
【0045】
撮影を行う場合には、上記のようにしてデジタルカメラ10を起動させた後、モード切替ダイヤル26を操作して撮影モードを選択する。撮影モードが選択されると、操作部42からの操作信号に基づいて、本体ユニット11の各部が本体制御部40によって制御され、またレンズ制御部41が本体制御部40の制御下に入り、この制御下でレンズユニット12の各部が制御される状態となる。
【0046】
撮影モード下では、イメージセンサ14によって被写体のスルー画像表示のための光電変換が繰り返し行われ、得られる画像信号が信号処理部64でノイズの除去,欠陥画素に対応する画像信号の補間処理、増幅処理などを施してから、画像データに変換される。そして、この画像データがシリアルドライバ51,46を介して本体ユニット11に送られる。本体ユニット11に送られた画像データは、バス44を介してメモリ45に送られ、このメモリ45上の画像データに対してデジタル信号処理部43で種々の画像処理が施された後、その画像データがLCDドライバ48に入力される。これにより、被写体がスルー画像としてLCD30に表示される。撮影者は、LCD30に表示されるスルー画を観察することによってフレーミングを行うことができる。
【0047】
また、このときに例えばズームボタン33を操作すると、そのズーム操作に応じた操作信号が操作部42から本体制御部40に入力される。例えば、広角側へのズーム操作をした場合に、その操作信号に応答して本体制御部40は、撮影レンズ13を広角側にズーミングする指示をバス44,シリアルドライバ46,51,バス65を介してレンズ制御部41に送る。これにより、撮影レンズ13の焦点距離が短くなるようにレンズ駆動部61で変倍レンズ57が移動される。そして、ズームボタン33の操作が解除されると、スーム停止のための指示が本体制御部40からレンズ制御部41に送られ、変倍レンズ57の移動が停止する。望遠側へのズーム操作をした場合にも、同様に撮影レンズ13が望遠側にズーミングされる。
【0048】
フレーミングの後、レリーズボタン25を半押しとすると、その操作信号(以下、半押し信号という)が操作部42から本体制御部40に入力される。半押し信号が入力されると、本体制御部40からレンズ制御部41に対してAF指示、AE指示が送られ、このAF指示、AE指示の入力によって、レンズ制御部41が信号処理部64から出力されているAF検出値が最大になるようにフォーカスレンズ59を移動させ、AE検出値に基づいて絞り58の絞り値とイメージセンサ14の電子シャッタ速度を決定する。
【0049】
レリーズボタン25をさらに押し込んで全押しとすると、その操作信号(以下、全押し信号という)が操作部42から本体制御部40に入力される。そして、全押し信号に応答して、本体制御部40が静止画を撮影するための撮影指示信号をレンズ制御部41に送る。この撮影指示信号の入力により、レンズ制御部41が絞り58を半押し時に決定した絞り値となるようにした後に、ドライバ63を介してシャッタ装置62,イメージセンサ14を作動させて1画面分の露光(電荷蓄積)を行う。
【0050】
露光完了後、イメージセンサ14からの画像信号が信号処理部64に入力される。この画像信号は、信号処理部64で各種処理が施されてから画像データに変換され、バス65,シリアルドライバ51,46,バス44を介してメモリ45に書き込まれる。そして、その画像データは、デジタル信号処理部43によって種々の処理が施されてから、メディアコントローラ49に送られて、記録メディア53に記録される。
【0051】
画像を再生する場合には、モード切替ダイヤル26を操作して再生モードを選択する。再生モードが選択されると、本体制御部40の制御によってメディアコントローラ49が作動し、装着されている記録メディア53から最初の画像データが読み出され、これがLCDドライバ48に送られることで、LCD30に最初の画像が表示される。
【0052】
この再生モード下で十字キー35を操作毎に、本体制御部40からメディアコントローラ49に対して次の画像データを読み出すための指示が出される。これにより、記録メディア53から読み出される画像データが順次に切り換えられて、LCD30に表示される画像を所望のものとすることができる。
【0053】
例えば撮影モードにおける設定を変更する場合には、メニューボタン34を押圧する。このメニューボタン34の操作による操作信号が操作部42から本体制御部40に入力されると、本体制御部41によってROM40aから設定メニュー画面の情報表示データが読み出され、これがバス44を介してLCDドライバ48に送られることにより、LCD30には設定メニュー画面が表示される。操作者は、この設定メニュー画面を参照しながら、カーソルキー35,決定キー36を操作して所望とする設定項目を選択する。
【0054】
設定項目を選択して、決定キー36を操作すると、ROM40aから情報表示データが読み出されてLCDドライバ48に送られることにより、選択した設定項目の設定画面がLCD30に表示される。操作者は、カーソルキー35,決定キー36の操作によって、その設定項目に対するパラメータ等の変更を行って決定キー36で決定する。
【0055】
例えばホワイトバランスの設定画面で、十字キー35を操作すると、その操作に応答してLCD30に表示される光源の種類あるいは色温度が順次に切換えられ、決定キー36が操作されることで、その時点の光源の種類あるいは色温度に対応するホワイトバランス用のパラメータがデジタル信号処理部43に設定される。
【0056】
一方、レンズユニット12の調整を行う場合には、モード切替ダイヤル26を操作して特定動作モードを選択する。このように特定動作モードが選択されると、本体制御部40からレンズ制御部41に対して特定動作モードが選択されたことが通知され、操作部42からの操作信号にレンズ制御部41が応答して実質的な制御を行うようにされる。また、本体制御部40がレンズユニット12からの情報表示データをLCDドライバ48に転送するようになる。
【0057】
図6に示すように、レンズ制御部41によってROM41aがアクセスされ、調整メニュー画面の情報表示データがバス65,シリアルドライバ51,46,バス44を介して本体制御部40に送られる。そして、この情報表示データが本体制御部40からLCDドライバ48に転送されることにより、図4に示されるような調整メニュー画面76がLCD30に表示される。
【0058】
操作者は、調整メニュー画面76を参照しながら、十字キー35を操作して、所望とする調整項目78aを反転表示した状態にしてから、決定キー36を操作する。調整メニュー画面76が表示されているときに、十字キー35が操作されると、その操作信号は本体制御部40からレンズ制御部41に転送される。すると、十字キー35の操作に応じた次の調整項目78aを反転表示するための情報表示データがROM41aからレンズ制御部41によって読み出され、これが本体制御部40を介してLCDドライバ48に送られる。これによってLCD30上で反転表示されて選択中となる調整項目78aが変更される。
【0059】
決定キー36を操作した場合にも、その操作信号は本体制御部40からレンズ制御部41に転送される。そして、この操作信号が入力されると、それが入力された時点で反転表示している調整項目78a、すなわち選択されている調整項目78aの情報表示データがROM41aからレンズ制御部41によって読み出され、本体制御部40を介してLCDドライバ48に送られる。これによって、選択した調整項目の調整操作画面81がLCD30に表示される。
【0060】
例えば、画素欠陥検出の調整項目78aを選択しているときに、決定キー36を操作すれば、図5に示されるように、画素欠陥検出の調整操作画面81がLCD30に表示される。そして、操作者は、この調整操作画面81上の操作指示表示83にしたがって操作を行う。画素欠陥検出では、レンズユニット12の前面にレンズキャップを装着して、外部からの光が入射しないようにしてから、レリーズボタン25を押圧して全押しとする。
【0061】
レリーズボタン25の全押しによって操作部42から出力される全押し信号は、本体制御部40からレンズ制御部41に送られる。そして、レンズ制御部41の制御によってイメージセンサ14が駆動され、レンズキャップで遮光された状態で一定時間の電荷蓄積が行われる。この後に、画像信号がイメージセンサ14から出力され、その画像信号が増幅されてから画像データに変換される。このようにして得られる画像データをレンズ制御部41が調べることにより、イメージセンサ14の欠陥画素の位置が特定され、その位置情報が信号処理部64に書き込まれる。そして、次回の撮影からは、このようにして更新された欠陥画素の位置情報に基づいて、欠陥画素に対応する信号部分の補間処理が行われる。
【0062】
上記実施形態は、特定動作モードによってレンズユニットの調整を行う場合について説明したが、例えば図7に示す例のように、本体ユニット11が未対応なレンズユニット12の機能、例えば新機能や特殊機能で撮影を行ってもよい。この場合には、レンズユニット12側のROM41aには、本体ユニット11の未対応となるレンズユニット12の新機能,特殊機能(以下、これらを未対応機能という)の一覧を内容とする機能選択メニュー画面や、その未対応機能の操作案内・指示等を表示するための情報表示データと、基本的な撮影を実行するための制御プログラムとともに、未対応機能に対応した制御プログラムが予め書き込まれる。
【0063】
モード切替ダイヤル26を操作して、特定動作モードを選択すると、未対応機能を使って撮影する未対応機能モードとなり、ROM41aから機能選択メニュー画面を表示するための情報表示データが読み出され、これが本体ユニット11に送られることで、LCD30に未対応機能の選択メニュー画面が表示される。調整モード時と同様に十字キー35を操作して所望とするレンズユニット12の未対応機能を選択し、決定キー36を操作して決定する。
【0064】
上記の操作によってLCD30で所望とする未対応機能が選択されると、レンズ制御部41によって、その選択された未対応機能の操作案内・指示を表示するための情報表示データがROM41aから読み出されて、これが本体ユニット11に送られることにより、選択した未対応機能の操作案内・指示がLCD30に表示される。撮影者は、この表示にしたがって撮影を行う。そして、操作部42が操作されると、それから出力される操作信号が本体ユニット11からレンズ制御部41に送られ、この操作信号に応答してレンズ制御部41が未対応機能の制御プログラムに基づいて、レンズユニット12の各部を制御して、選択された未対応機能での撮影を行う。
【0065】
このようにして得られる画像データが本体ユニット11に送られ、撮影モードで撮影を行った場合と同様な手順で処理されてから記録メディア53に画像データが書き込まれる。このようにして、本体ユニット11が対応していないレンズユニット12での未対応機能での撮影を行うことができる。
【0066】
なお、未対応機能についてパラメータ等を設定するなどの場合には、最初の実施形態と同様に調整モードから設定できるようにしたり、あるいは未対応機能モードからパラメータ等の設定画面を表示できるようにしたりすることができる。また、特定動作モードを選択したときに、レンズユニット12の調整と、未対応機能を使っての撮影とを選択できるようにしてもよい。さらに、撮影モードから未対応機能を使っての撮影の動作となるようにしてもよい。
【0067】
図8は、レンズユニットからLCDに表示すべき表示手順や表示形態を記述した表示制御データを本体ユニットに送るようにした例を示すものである。この例では、例えば未対応機能の機能選択メニュー画面,操作案内・指示を所定の手順で表示するための処理を本体ユニット側に行わせるための表示制御データとしてJAVA(登録商標)等のスクリプトが用いられており、このスクリプトをレンズユニット12側のROM41aに記憶してある。
【0068】
デジタルカメラ10電源がONとなると、ROM41aのスクリプトが本体ユニット11側のRAM40aに転送されて書き込まれる。そして、本体ユニット11側の操作でレンズユニット12を未対応機能モードが選択されたときに、本体制御部40がRAM40aに書き込まれているスクリプトにしたがって表示制御を行うことで、LCD30に機能選択メニュー画面や操作案内・指示を表示する。
【0069】
なお、表示制御データとしては、各種のものを用いることができ、例えば、XML、HTMLのようなマークアップ言語を利用することもできる。また、機能選択メニュー画面や操作案内・指示に限らず、調整画面などを表示してもよい。
【0070】
上記各実施形態では、画像を表示するLCDに情報表示データに基づく表示を行っているが、表示手段としては、これに限るものではなく、LEDを使用した表示手段や、画像を表示するLCDとは別に設けた表示手段等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】カメラシステムの構成を示す斜視図である。
【図2】本体ユニットの背面図である。
【図3】各ユニットの構成を示すブロック図である。
【図4】特定動作モードで表示される調整メニュー画面の一例を示す説明図である。
【図5】特定動作モードで表示される画面の別の例を示す説明図である。
【図6】特定動作モードにおける処理の概略を示すフローチャートである。
【図7】未対応機能で動作させる場合における処理の概略を示すフローチャートである。
【図8】スクリプトを転送する例を示すものである。
【符号の説明】
【0072】
10 デジタルカメラ
11 本体ユニット
12 レンズユニット
13 撮影レンズ
14 イメージセンサ
26 モード切替ダイヤル
30 LCD
40,41 制御部
40a,41a ROM
42 操作部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影レンズとイメージセンサが設けられたレンズユニットと、このレンズユニットが着脱自在にされ、通信手段を介して装着されたレンズユニットを制御する本体ユニットとからなるカメラシステムにおいて、
前記本体ユニットに設けられ、入力される情報表示データに応じた情報を表示する表示手段と、前記レンズユニットに設けられ、前記表示手段に情報を表示するための情報表示データを予め記憶したレンズ側記憶手段と、装着されているレンズユニットに特有な動作を実行する特定動作モードに設定するためのモード設定手段と、前記モード設定手段によって前記特定動作モードに設定されたときに、前記レンズ側記憶手段に記憶されている情報表示データを前記通信手段を介して前記表示手段に送って特定動作モードに関する情報を表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とするカメラシステム。
【請求項2】
撮影レンズとイメージセンサが設けられたレンズユニットと、このレンズユニットが着脱自在にされ、装着されたレンズユニットを通信手段を介して制御する本体ユニットとからなるカメラシステムにおいて、
前記本体ユニットに設けられ、入力される情報表示データに応じた情報を表示する表示手段と、前記レンズユニットに設けられ、前記表示手段に表示すべき表示手順あるいは表示形態を記述した表示制御データを予め記憶したレンズ側記憶手段と、装着されているレンズユニットに特有の動作をさせる特定動作モードに設定するためのモード設定手段と、前記レンズユニットが前記本体ユニットに装着された後に、前記記憶手段に記憶されている表示制御データを読み出し、前記通信手段を介して本体ユニットに送る転送手段と、前記本体ユニットに設けられ、前記転送手段からの表示制御データを記憶する本体側記憶手段と、前記本体ユニットに設けられ、前記モード設定手段によって前記特定動作モードに設定されたときに、前記本体側記憶手段に記憶している表示制御データに基づいて情報表示データを生成し、生成した情報表示データを前記表示手段に入力して特定動作モードに関する情報を表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とするカメラシステム。
【請求項3】
前記特定動作モードは、前記レンズユニットの調整を行うモードであり、前記レンズ側記憶手段は、レンズユニットの調整に関する情報表示データを記憶していることを特徴とする請求項1または2記載のカメラシステム。
【請求項4】
前記特定動作モードは、前記本体ユニットが対応しないレンズユニットの未対応機能を実行するためのモードであり、前記レンズ側記憶手段は、未対応機能に関する情報表示データを記憶していることを特徴とする請求項1または2記載のカメラシステム。
【請求項5】
前記特定動作モードに関する情報は、その特定動作モードに関する操作案内,操作指示,選択項目,設定項目のいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のカメラシステム。
【請求項6】
前記本体ユニットは、外部からの操作に応じた操作信号を発生する操作部とを備え、前記レンズユニットは、レンズユニットの各部を制御するレンズ制御手段を備え、前記特定動作モードでは、前記操作部からの操作信号を前記通信手段を介してレンズ制御手段に送り、この操作信号に直接的に応答してレンズ制御部がレンズユニットの各部に対する制御を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のカメラシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−201535(P2007−201535A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−13991(P2006−13991)
【出願日】平成18年1月23日(2006.1.23)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】