説明

ストロークセンサ

【課題】簡素な構成として部品点数を低減するとともに、ストロークセンサが不要な車両に対して不要な部品の付け捨てを回避する。
【解決手段】コイルスプリング6を有する自動車用サスペンション装置のストローク量を検出するストロークセンサであって、コイルスプリング6の反発力を受けるスプリングシート8の撓み量に基づいてストローク量を検出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のサスペンションストロークを検出するストロークセンサに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、車両の姿勢に基づいてヘッドライトの光軸を自動調整するようにしたオートレベリングシステムが知られている。このようなオートレベリングシステムでは車両のフロントサスペンション装置やリヤサスペンション装置にサスペンションのストローク量を検出するストロークセンサ(或いはハイトセンサともいう)を設け、このストロークセンサで得られる情報に基づいて車両姿勢を判定し、光軸の傾きを制御している。
【0003】
ここで、図4を用いて従来のストロークセンサについて説明する。なお、図4はリジッド式リヤサスペンション装置に対するストロークセンサの取り付け例を説明する図であって、リヤサスペンション装置の左輪側を後方から見た模式的な斜視図である。
図中において符号100はリヤサスペンション装置、101は車体側のボディ部材としてのクロスメンバ、102はクロスメンバ101に揺動自在に取り付けられるラテラルロッドを示している。
【0004】
ラテラルロッド102は、図示するように左右方向(車幅方向)に延在し、右端(図示省略)がリヤアクスルアッセンブリ103に揺動自在に取り付けられている。また、このリヤアクスルアッセンブリ103には左右それぞれにロワアーム104が取り付けられ、このロワアーム104の先端がゴムブッシュ等を介して車体に揺動自在に取り付けられている。
【0005】
ところで、リヤサスペンション100が作動してホイールストロークが生じると、ラテラルロッド102とクロスメンバ101との角度が変化する。したがって、この角度を検出することでサスペンション100のストロークを知ることができる。
そこで、この角度を検出するストロークセンサ(ハイトセンサ)110が設けられている。ここで、上述したクロスメンバ101は、ラテラルロッド102の取り付け部105から真っ直ぐ上方に伸びる第1メンバ106と取り付け部105から右斜め上方に延びる第2メンバ107とから構成されており、この第2メンバ107とラテラルロッド102との間に、リヤサスペンション100のストローク量を検出するストロークセンサ(ハイトセンサ)110が取り付けられている。
【0006】
上述したようにストロークセンサ100は、具体的にはラテラルロッド102とクロスメンバ101とがなす角度を検出するものであって、検出された角度情報はストロークセンサ110に接続されたECU(図示省略)に入力されるようになっている。そして、ECUでは、入力された角度情報からサスペンションストロークを求めるようになっている。
【0007】
以下、ストロークセンサ110の構成について説明すると、ストロークセンサ110は、車体側ブラケット111,センサ側ブラケット112,センサ本体113,アーム側ブラケット114,レバー115,アーム116,ボルト117及びナット118から構成されている。ここで、センサ本体113はセンサ側ブラケット114に固定されており、このブラケット114がクロスメンバ101に溶着された車体側ブラケット111にボルト117により固定される。
【0008】
また、センサ本体113の中心軸113aにはレバー115の一端部が固定されるとともに、上記レバーの115の他端部にはアーム116の一端部が相対回転可能に取り付けられている。また、上記アーム116の他端部にはボールジョイント119が揺動可能に形成されており、このボールジョイント119がアーム側ブラケット114にナット118により取り付けられる。なお、アーム側ブラケット114はラテラルロッド102に溶着されている。
【0009】
このような構成により、リヤサスペンション100がストロークしてラテラルロッド102が変位すると、レバー115及びアーム116からなるリンク機構によりこの変位に応じてセンサ本体113の回転軸113aが回転して、センサ本体113でその位相に応じた電圧が出力される。そして、この電圧を図示しないECUで読み取り、ストローク量が検出される。
【0010】
なお、このようなストロークセンサは、ヘッドライトのオートレベリングシステムではフロントサスペンション側に1個、リヤサスペンション側に1個の計2個設けられるのが一般的である。また、前後左右輪の各ショックアブソーバに対する姿勢制御に用いる場合には4輪に対応して4個設けられるのが一般的である。
また、このようなストロークセンサ以外にも、例えば下記特許文献1にはショックアブソーバ内蔵型のストロークセンサに関する技術が開示されている。
【特許文献1】特開平07−040726号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、従来の技術では、ストロークセンサ110を設けるために、車体側ブラケット111,センサ側ブラケット112,センサ本体113,アーム側ブラケット114,レバー115,アーム116,ボルト117及びナット118が必要となり、構成部品も多く組み付けコストが高いという課題がある。また、同じ型式の車両であっても、グレードによってオートレベリングシステム有りの仕様の車両と、無しの仕様の車両が混在する場合がある。このような場合であっても部品統合や部品管理の面から車体側ブラケット111やアーム側ブラケット114はオートレベリングシステム無しの車両にも取り付けられており、いわゆる付け捨てとなる場合がある。このため、オートレベリングシステム無しの車両に対してはコスト増や重量増を招くことになるという課題がある。
【0012】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、簡素な構成として部品点数を低減するとともに、ストロークセンサが不要な車両に対して不要な部品の付け捨てを回避できるようにした、ストロークセンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
このため、本発明のストロークセンサは、コイルスプリングを有する自動車用サスペンション装置のストローク量を検出するストロークセンサであって、該コイルスプリングの反発力を受けるスプリングシートの撓み量に基づいて該ストローク量を検出することを特徴としている。
なお、該スプリングシートに対して固定される薄板状の基材が設けられ、該基材に歪を検出する歪検出部材が固定されているのが好ましい。
【0014】
また、該スプリングシートが、コイルスプリングの上方に配設されるアッパスプリングシートであるのが好ましい。
また、該サスペンション装置が、該コイルスプリングの内側にストラットが配設されるとともに、転舵にともないストラットが回転する前輪側のストラット式サスペンション装置であって、該ストラットの上端部には該車体と該ストラット軸の回転を許容するためのベアリングが配設され、該基材は、該ベアリングと該アッパスプリングシートとの間に狭持されているのが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明のストロークセンサによれば、スプリングシートの撓み量に基づいてストローク量を検出するので、センサを取り付けるためのブラケット類やボルトナットが必要なくなり、部品点数を低減することができる。また、部品点数を低減することにより、部品管理のコストを低減することができる。
また、スプリングシートに対して薄板状の基材を固定し、この基材に歪検出部材を固定することにより、ストロークセンサが不要な車両に対して部品の付け捨てをなくすことができ、コスト低減を図ることができる。
【0016】
また、アッパスプリングシートに適用することにより組み付け性を確保することができる。また、歪検出部材を固定する基材を、ベアリングとアッパスプリングシートとの間に狭持することにより、やはり組み付け性を確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面により、本発明の一実施形態に係るストロークセンサについて説明すると、図1はその要部構成を示す模式的断面図であって図3のA部を拡大して示す図、図2は図1のB部を拡大して示す図、図3は本発明が適用されるサスペンションの全体構成を示す模式的断面図である。
さて、本実施形態に係るストロークセンサは、例えば図3に示すようなストラット式サスペンションに適用される。なお、本発明はコイルスプリングの反力を受けるスプリングシートを有するサスペンションであればダブルウィッシュボーン式やマルチリンク式等の種々のサスペンション形式に適用可能であって、ストラット式サスペンションに限定されるものではない。
【0018】
図3に示すように、ストラット式サスペンション装置では、車輪(ホイール)1にベアリングを介してナックル2が連結されており、このナックル2がロワリンク3やストラット4を介して車体7に連結支持されている。
ここで、ナックル2はロワアーム2Aとアッパアーム2Bとを有し、ロワリンク3は、ナックル2のロワアーム2Aと車体7とを連結している。また、ストラット4は、緩衝装置としてのショックアブソーバ5をそなえ、このショックアブソーバ5のピストンロッド5bの先端がボディ7に取り付けられ、ショックアブソーバ5のシリンダ(外筒)5aの下端部分がナックル2のアッパアーム2Bに連結されている。
【0019】
また、ショックアブソーバ5のシリンダチューブ5aの外周にはロワスプリングシート11が固着されるとともに、ショックアブソーバ5の上端部にはアッパスプリングシート8が配設されており、これらのスプリングシート8,11の間にコイルスプリング6が装備されている。
一方、図1に示すように、ピストンロッド5bの上端外周にはインナプレート12が固設され、また、このインナプレート12はその周囲がストラットインシュレータ10で覆われている。また、このストラットインシュレータ10の外周には、ロワブラケット16及びアッパブラケット17で形成されるストラット取り付けブラケット13が設けられており、ストラットインシュレータ10は、これらロワブラケット16及びアッパブラケット17に加硫接着等により固着されている。
【0020】
ストラット取り付けブラケット13にはスタッドボルト13aが溶着されており、このボルト13aとナット13bとを用いてブラケット13が車体7に取り付けられるようになっている。
また、ロワブラケット16の下方には、ベアリング(滑り軸受)9を介してアッパスプリングシート8が配設されている。なお、本実施形態ではベアリング9として、樹脂で形成された樹脂ベアリングが適用されている。この樹脂ベアリング9は、図2に示すように、アッパシート9aと、ロワシート9bと、これらアッパシート9aとロワシート9bとの間に設けられた摺動部材9cとを備えており、アッパシート9aがロワブラケット16に当接するようになっている。
【0021】
また、コイルスプリング6の上端はアッパスプリングシート8にラバーシート14を介して接しており、また、図示はしないがコイルスプリング6の下端はやはりラバーシートを介してロワスプリングシート11に接している。これにより、コイルスプリング6の反力は、上下のスプリングシート8,11に入力されるようになっている。
なお、図1中符号15は、ピストンロッド5bの上端部に設けられてショックアブソーバ5の収縮を弾性的に規制するバンプラバーである。
【0022】
次に、本発明の要部構成について説明すると、図1に示すように、樹脂ベアリング9のロワシート9bとアッパスプリングシート8との間にはプレート(基材)21が介装されている。ここで、このプレート21は薄い板金で形成された皿状の部材であって、アッパスプリングシート8と平行な第1の面21aと、樹脂ベアリング9のロワシート9bとアッパスプリングシート8との間に狭持される第2の面21bと、第1の面21aと第2の面21bとを滑らかに接続する第3の面21cとを備えており、第1の面21aはアッパスプリングシート8に対して、例えばボルト等により固定されている。なお、第2の面21bとアッパスプリングシート8との間は特に固定されていないが、この部位を固着しても良い。
【0023】
そして、このプレート21のうち、第3の面21cには、歪素子(歪検出部材)22が固着されている。なお、本実施形態においては、サスペンションの左右両輪側にそれぞれ歪素子22が設けられている。ここで、歪素子22は歪が生じると歪の大きさに応じて出力電圧が変化する素子であって、この歪素子22からの情報に基づいてストローク量が検出されるようになっている。
【0024】
すなわち、図1に示すように、アッパスプリングシート8は、サスペンションがストロークしたときにスプリング反力を受けて微少に撓むことになる(C部参照)が、このときの撓み量は、アッパスプリングシート8がコイルスプリング6から受ける力Fに比例している。また、アッパスプリングシート8がコイルスプリング6から受ける力Fは、バネの縮んだ長さX、バネ定数kを用いるとフックの法則より下式で表せる。
【0025】
F=kX
また、バネの縮んだ長さX≒サスペンションストローク量である。したがって、アッパスプリングシート8の撓み量がわかれば、コイルスプリング6から受ける力Fがわかり、さらにバネ定数kで除算することでストローク量を検出することができる。
また、この歪素子22には図示しないECUが接続されており、このECUによりストローク量が判定又は検出されるようになっている。なお、ECUでは、上述のようにバネ定数からストローク量を算出しても良いが、本実施形態では、プレート21に固着された歪素子22で得られる歪(電圧)と、実際のサスペンションのストロークとの関係を実験等により予め求めておき、ECUにこの結果がマップ化されて記憶されている。そして、ECUでは実際に歪素子22で得られた電圧値に対して上記のマップを参照して、サスペンションストロークを判定するようにしている。
【0026】
さて、歪素子22をプレート21に固着せずに、この歪素子22をアッパスプリングシート8の撓みが生じる部位に直接貼着することも考えられるが、本実施形態では、車両の仕様(グレード)によりストロークセンサの有無が生じることを考慮してあえて別体のプレート21を設け、このプレート21に歪素子22を貼着してサブアッセンブリ化している。
【0027】
つまり、直接アッパスプリングシート8に歪素子22を設けると、ストロークセンサを不要とする車種が存在する場合には、歪素子22付きのアッパスプリングシートと、無しのアッパスプリングシートとを2種類用意しなければならず部品点数が増大してしまう。
そこで、本実施形態では、アッパスプリングシート8に対応した形状のプレート21を設け、アッパスプリングシート8に重合する面21aをアッパスプリングシート8に固定することにより、アッパスプリングシート8が撓みに応じてプレート21を撓ませて、この撓み(歪み)からストローク量を検出するようにしているのである。
【0028】
ところで、コイルスプリング6の圧縮時に生じる撓みは、具体的にはアッパスプリングシート8を上方に向けて曲げ変形させるような力であり、特に図1に破線で示すC部のような段部において顕著に撓みが発生する。つまり、この段部が撓み(歪)を最も高い精度で検出できる部位である。そこで、本実施形態では、この段部に対応する位置である第3の面21cに歪素子22を貼着しているのである。
【0029】
なお、図1では歪素子22は略180°位相のずれた位置に2つ設けられているが、歪素子は1個だけでも良いし、3個以上設けても良い。
本発明の一実施形態に係るストロークセンサは上述のように構成されているので、ストロークセンサが不要の車両には、上記プレート21と歪素子22とからなるサブアッセンブリを用いずにサスペンションを組み、ストロークセンサが必要な車両にのみ上記サブアッセンブリを樹脂ベアリングとアッパスプリングシート8との間挟んでサスペンションが組み込まれる。したがって、ストロークセンサの有無で部品管理が煩雑なるのを回避することができるとともに、従来のようにいわゆる付け捨てとなるような部品も生じない。
【0030】
また、従来のストロークセンサで用いていたブラケット類やボルト,ナット類を不要とすることができ部品点数及び組み付け工数を大幅に低減できる。また、本実施形態に係るストロークセンサは、左右輪及び前後輪で共用化が可能であり、さらには、コイルスプリングからの反力を受けるスプリングシートを有する車両に対して全車共用可能である。したがって、従来のように車種ごとにレイアウト検討したり部品設計したりする必要がなくなるので、このような観点からも大幅にコスト低減を図ることができる。
【0031】
また、アッパ及びロワのスプリングシート8,11のうち、本実施形態ではアッパスプリングシート8に適用しているが、このようにアッパスプリングシート8に適用することにより、プレート21をアッパスプリングシート8とベアリング9との間に狭持することができるので、サスペンション装置の組み付け性に与える影響もほとんどないという利点がある。また、従来の技術と比較した場合には、プレート21と歪素子22とを一体化したサブアッセンブリを加えるだけなので、組み付け性が大幅に向上する。
【0032】
また、ストロークセンサを小型化できるのでレイアウト効率を高めることができる。このため、車両の設計段階でのレイアウト検討等を不要とすることができるという利点もある。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上述以外にも種々の変形が可能である。
【0033】
例えば、本実施形態の変形例として、樹脂ベアリング9のロワシート9bとプレート21を一体化しても良い。この場合プレート21はロワシート9bと同様に樹脂製となるが、スプリングシート8の撓み量は僅かであるので、樹脂製のプレート21であっても十分な耐久性を確保することができる。また、このように構成した場合は、ストロークセンサの有無によって樹脂ベアリングの部品が異なるため、部品点数の低減を図ることはできないが、重量をさらに低減することができる。
【0034】
また、このような変形例以外にも種々変更が可能である。例えば、本実施形態ではアッパスプリングシート8に歪素子を設けた場合について説明したが、同様にロワスプリングシート11に歪素子22を設け、ロワスプリングシート11の撓みからサスペンションストロークを検出するようにしてもよい。また、上述ではフロントサスペンションに本発明を適用した場合について説明したが、本発明をリヤサスペンションに適用してもよい。歪検出部材としては歪素子以外にも歪ゲージを適用しても良い。
【0035】
また、ベアリングを金属で形成しても良いし、また、上述の変形例のように金属製ベアリングの場合にも、ロワシートとプレートとを一体化しても良い。また、グレードを問わず全車両にストロークセンサが搭載されるような車両であれば、プレート21を設けることなくアッパシート8に直接歪素子22を貼着してもよい。
さらには、ストロークセンサをどのような制御に用いるかについては何ら限定されず、ヘッドライトの光軸を自動調整するようにしたオートレベリングシステムに適用しても良いし、車両の姿勢をアクティブに制御するようなシステムに適用しても良い。
【0036】
また、本発明をリヤサスペンション装置に適用する場合や、フロントサスペンション装置であってもダブルウィッシュボーンやマルチリンク式サスペンションのように、転舵してもストラット(ショックアブソーバ)が回転しないサスペンション装置に適用する場合にはベアリング(樹脂ベアリング)は省略可能である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態に係るストロークセンサの要部構成を示す模式的断面図であって、図3のA部を拡大して示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るストロークセンサの要部構成を示す模式的断面図であって、図1のB部を拡大して示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るストロークセンサが適用されるサスペンションの全体構成を示す模式的断面図である。
【図4】従来技術の一例について説明する図である。
【符号の説明】
【0038】
3 ストラット
6 コイルスプリング
7 車体
8 アッパスプリングシート(スプリングシート)
9 樹脂ベアリング(ベアリング)
11 ロアスプリングシート(スプリングシート)
21 プレート(基材)
22 歪素子(歪検出部材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コイルスプリングを有する自動車用サスペンション装置のストローク量を検出するストロークセンサであって、
該コイルスプリングの反発力を受けるスプリングシートの撓み量に基づいて該ストローク量を検出する
ことを特徴とする、ストロークセンサ。
【請求項2】
該スプリングシートに対して固定される薄板状の基材が設けられ、該基材に歪を検出する歪検出部材が固定されている
ことを特徴とする、請求項1記載のストロークセンサ。
【請求項3】
該スプリングシートが、コイルスプリングの上方に配設されるアッパスプリングシートである
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のストロークセンサ。
【請求項4】
該サスペンション装置が、該コイルスプリングの内側にストラットが配設されるとともに、転舵にともないストラットが回転する前輪側のストラット式サスペンション装置であって、
該ストラットの上端部には該車体と該ストラット軸の回転を許容するためのベアリングが配設され、
該基材は、該ベアリングと該アッパスプリングシートとの間に狭持されている
ことを特徴とする、請求項3記載のストロークセンサ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−85215(P2010−85215A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−253855(P2008−253855)
【出願日】平成20年9月30日(2008.9.30)
【出願人】(000006286)三菱自動車工業株式会社 (2,892)
【Fターム(参考)】