説明

センサ付き車輪支持用軸受ユニット

【課題】防水性に優れ、且つ、比較的構造が簡単で低コストな従動輪を支持するセンサ付き車輪支持用軸受ユニットを提供する。
【解決手段】車輪支持用軸受ユニット10のセンサユニット40は、樹脂製のエンドキャップ30の軸方向外側面と接触するようにセンサ孔35より大径に形成される頭部41と、エンドキャップ30の軸方向内側面と接触するようにセンサ孔35より大径で、且つ、センサ孔35内に挿入される際に弾性変形する鉤部42と、を備え、センサユニット40は、頭部41と鉤部42とによって軸方向に固定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、センサ付き車輪支持用軸受ユニットに関し、特に、自動車等の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持するための車輪支持用軸受ユニットにおいて、車輪の回転速度を検出するセンサを備えたセンサ付き車輪支持用軸受ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、自動車の安全性を向上する技術として、制動時に車輪がロックしないように制御するアンチロックブレーキシステム(ABS)や発進時に車輪がスリップしないように制御するトラクションコントロールシステムが採用されている。これらのシステムでは、車輪のロックあるいはスリップを制御するために、車輪の回転速度を正確に計測する回転センサが設けられている。従動輪を支持する車輪支持用軸受ユニットにおいては、一般的に、回転センサはスペースに余裕のあるインボード側に取り付けられる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に記載の車輪支持用軸受ユニット100では、図6に示すように、回転輪である内輪101にエンコーダ102が嵌合され、静止輪である外輪103に金属製のエンドキャップ(カバー部材)104が取り付けられており、エンドキャップ104にはセンサユニット105が取り付けられている。センサユニット105は、検出部が存在する挿入部106をエンドキャップ104のセンサ孔107に挿入すると共に、フランジ部108に形成された通孔109を介してエンドキャップ104の段付凹部110に固定されたナット111にボルト112を締結することで、エンドキャップ104に固定されている。
【0004】
また、軸受113が回転して温度が上昇した後、軸受113が停止したり水が掛かったりして軸受113の温度が低下すると、エンドキャップ104内の空間が負圧となるため、該空間内が浸水しやすい。このため、センサユニット105の挿入部106にはOリング114が取り付けられ、ナット111を固定するエンドキャップ104の段付凹部110を軸方向に貫通しない構成として、エンドキャップ104内の空間の防水性を高めている。
【特許文献1】特許第3440800号公報(第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、図6に示した特許文献1に記載の車輪支持用軸受ユニット100は、センサユニット105を取り付ける際の防水性は十分であるが、取付構造が複雑であり、コストが嵩むという問題がある。
【0006】
本発明はこのような不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、防水性に優れ、且つ、比較的構造が簡単で低コストな従動輪を支持するセンサ付き車輪支持用軸受ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の上記目的は、下記構成によって達成される。
(1) 周面に静止側軌道面を有し、懸架装置と結合可能な静止輪と、
前記静止側軌道面と対向する周面に回転側軌道面を有すると共に、外周面に車輪を支持する為の車輪取付フランジを有する回転輪と、
前記静止側軌道輪と前記回転側軌道輪との間に設けられる複数の転動体と、
前記回転輪の一部に前記回転輪と同心に固定されるエンコーダと、
該エンコーダの回転を検出する検出部を有するセンサユニットと、
前記静止輪の軸方向一端部を囲うように前記静止輪に固定され、前記センサユニットを保持するセンサ孔が形成される樹脂製のカバー部材と、
を備えるセンサ付き車輪支持用軸受ユニットであって、
前記センサユニットは、前記カバー部材の軸方向外側面と接触するように前記センサ孔より大径に形成される頭部と、前記カバー部材の軸方向内側面と接触するように前記センサ孔より大径で、且つ、前記センサ孔内に挿入される際に弾性変形する鉤部と、を備え、
前記センサユニットは、前記頭部と前記鉤部とによって軸方向に固定されることを特徴とするセンサ付き車輪支持用軸受ユニット。
(2) 前記センサ孔は、前記カバー部材の軸方向内側面から軸方向外側面に向かって漸次拡径するテーパ形状に形成されることを特徴とする(1)に記載のセンサ付き車輪支持用軸受ユニット。
(3) 前記頭部は、軸方向に弾性変形可能なように、その外周面が前記鉤部側に延出していることを特徴とする(1)又は(2)に記載のセンサ付き車輪支持用軸受ユニット。
(4) 前記センサユニットの前記頭部と前記鉤部との間には、円周方向に連続すると共に、外周面が前記センサ孔と締め代を持って接触する複数の突起を備えた軸部を有し、
前記複数の突起は、前記センサ孔を形成するカバー部材より硬い材料であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のセンサ付き車輪支持用軸受ユニット。
【発明の効果】
【0008】
本発明のセンサ付き車輪支持用軸受ユニットによれば、センサユニットは、樹脂製のカバー部材の軸方向外側面と接触するようにセンサ孔より大径に形成される頭部と、カバー部材の軸方向内側面と接触するようにセンサ孔より大径で、且つ、センサ孔内に挿入される際に弾性変形する鉤部と、を備え、センサユニットは、頭部と鉤部とによって軸方向に固定されるので、防水性に優れ、且つ、比較的構造が簡単で低コストなものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の各実施形態に係るセンサ付き車輪支持用軸受ユニットについて図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
(第1実施形態)
本実施形態のセンサ付き車輪支持用軸受ユニット10は従動輪用とされており、図1に示すように、回転輪であるハブ11及び静止輪である外輪12と、複数の転動体である玉13とを備えている。ハブ11は、中空状のハブ輪15を備えており、ハブ輪15は、その外周面の軸方向一端寄り部分であるアウトボード側端部(自動車への組み付け状態で車幅方向外側の端部:図1の左端部)に径方向外方に延びる車輪取り付けフランジ16を有している。車輪取り付けフランジ16には、そのアウトボード側側面に車輪を構成する図示しないホイール及びブレーキロータ等を取り付けるための図示しないスタッドが周方向に略等間隔で複数植設されている。
【0011】
ハブ輪15のインボード側の軸方向端部には小径段部19が形成されており、該小径段部19にはハブ11を構成する内輪20が外嵌されている。そして、小径段部19の内輪20の内端面から突出した部分を直径方向外方に加締め広げる事で、内輪20をハブ輪15に結合固定している。なお、内輪20は、ハブ輪15の小径段部19の突出部分にナットを締結させることで、ハブ輪15に固定されてもよい。また、ハブ輪15の軸方向の中間部外周面には回転側軌道面である第1内輪軌道面21が形成され、内輪20の外周面には回転側軌道面である第2内輪軌道面22が形成されている。
【0012】
外輪12の内周面には、ハブ輪15の第1内輪軌道面21に対応する静止側軌道面である第1外輪軌道面23及び内輪20の第2内輪軌道面22に対応する静止側軌道面である第2外輪軌道面24が形成されている。また、車輪取り付けフランジ16から離間する側の外輪12の端部には、径方向外方に延びる懸架装置取り付けフランジ25が設けられており、このフランジ25を介して図示しない懸架装置に固定されている。
【0013】
そして、複列の第1及び第2内輪軌道面21,22と複列の第1及び第2外輪軌道面23,24との間にそれぞれ複数の玉13が保持器14を介して周方向に転動可能に配設されている。尚、図示の例では、転動体として玉13を使用しているが、重量の嵩む車輪支持用軸受ユニットの場合には、転動体としてテーパころを使用する場合もある。
【0014】
また、外輪12のアウトボード側端部内周面と、これに対向するハブ輪15の外周面との間には、外輪12に内嵌される芯金27に固定されたシール部材28をハブ輪15の外周面に摺接させるシール装置29が配置されている。
【0015】
一方、外輪12のインボード側端部の内周面には、樹脂製のカバー部材であるエンドキャップ30にインサート成形された環状の芯金31が内嵌固定されており、エンドキャップ30は、外輪12のインボード側端部を囲う。従って、シール装置29とエンドキャップ30とで、外輪12とハブ輪15及び内輪20との間の環状空間が密封され、内部に充填されたグリースの漏洩と外部からの水や異物の浸入を防止する。
【0016】
上述の様な車輪支持用軸受ユニット10を自動車に組み付けるには、外輪12の懸架装置取り付けフランジ25を懸架装置に固定し、回転輪側のハブ輪15の車輪取り付けフランジ16にスタッドやナット(図示せず)等を介してブレーキロータ及びホイールを固定する。これにより、車輪を懸架装置に対して回転自在に支持することができる。
【0017】
さらに、車輪支持用軸受ユニット10は、内輪20の肩部に内輪20と同心に支持環32を介して固定されるエンコーダ33と、エンコーダ33の回転を検出する検出部34を有して、エンドキャップ30に形成されるセンサ孔35に保持される樹脂製のセンサユニット40と、を有する。
【0018】
図2に示すように、センサユニット40は、エンドキャップ30の軸方向外側面と接触するようにセンサ孔35より大径に形成される頭部41と、エンドキャップ30の軸方向内側面と接触するようにセンサ孔35より大径で、且つ、センサ孔35内に挿入される際に弾性変形する鉤部42と、頭部41と鉤部42との間に軸方向に延びる軸部43と、検出部34が埋設されて、鉤部42の内周側で軸部43から突出する小径軸部44と、を備えたエンドキャップ30の樹脂材料より硬い樹脂材料によって形成される。
【0019】
検出部34は、小径軸部44の先端面部分に配置され、ホール素子や磁気抵抗素子(MR素子)等、磁束の流れ方向に応じて特性を変化させる磁気検出素子並びにこの磁気検出素子の出力波形を整える為の波形整形回路を組み込んだICと、エンコーダ33の永久磁石から出る磁束を磁気検出素子に導くための、磁性材製のポールピース等とからなる。また、センサユニット40には、ICから整形された波形として出る出力信号を図示しない制御器に送るためのハーネス45の端部が接続されている。
【0020】
鉤部42は、円周方向に所定の間隔でスリットを形成することで、弾性変形可能な複数の爪46を構成する。また、爪46のアウトボード側に向く側面46aは、センサ孔35内を通過するときに弾性変形しやすいようにテーパ形状に形成されている。また、軸部43は、円周方向に連続すると共に、外周面がセンサ孔35と締め代を持って接触する複数の突起47を備える。また、小径軸部44の外径は、鉤部42が弾性変形した際に鉤部42と干渉しないような大きさに設定されている。
【0021】
このように構成されるセンサユニット40は、鉤部42を弾性変形して爪46の外周部をエンドキャップ30のセンサ孔35に接触させた状態で、センサ孔35内に挿入される。そして、センサユニット40の頭部41がエンドキャップ30の軸方向外側面と接触して、センサユニット40の挿入が完了すると、鉤部42は元の状態に戻り、爪46の裏面46bがカバー部材の軸方向内側面と接触する。これにより、センサユニット40は、頭部41と鉤部42とによってエンドキャップ30に対して軸方向に固定される。
【0022】
また、エンドキャップ30に固定されたセンサユニット40の軸部43では、複数の突起47がセンサ孔35と締め代を持って接触しているので、エンドキャップ30に対して径方向に固定されると共に、防水性を図っている。
【0023】
従って、本実施形態の車輪支持用軸受ユニット10によれば、センサユニット40は、樹脂製のエンドキャップ30の軸方向外側面と接触するようにセンサ孔35より大径に形成される頭部41と、エンドキャップ30の軸方向内側面と接触するようにセンサ孔35より大径で、且つ、センサ孔35内に挿入される際に弾性変形する鉤部42と、を備え、センサユニット40は、頭部41と鉤部42とによって軸方向に固定されるので、防水性に優れ、且つ、比較的構造が簡単で低コストでセンサユニット40をエンドキャップ30に装着することができる。
【0024】
また、センサユニット40の頭部41と鉤部42との間には、円周方向に連続すると共に、外周面がセンサ孔35と締め代を持って接触する複数の突起47を備えた軸部43を有しており、複数の突起47は、センサ孔35を形成するエンドキャップ30より硬い材料であるので、センサユニット40がエンドキャップ30に対して径方向に固定されると共に、防水性をより向上することができる。
【0025】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るセンサ付き車輪支持用軸受ユニットについて図3を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態は、センサユニットの構造において第1実施形態と異なるもので、第1実施形態と同等部分については同一符号を付して説明を省略或は簡略化する。
【0026】
第2実施形態では、エンドキャップ30のセンサ孔35aは、エンドキャップ30の軸方向内側面から軸方向外側面に向かって漸次拡径するテーパ形状に形成される。また、センサユニット40aの軸部43aも、センサ孔35aに形状に対応して、エンドキャップ30の軸方向内側面から軸方向外側面に向かって漸次拡径するテーパ形状に形成されており、鉤部42の外径φAが、頭部41の外径よりも小さく設定される。
【0027】
また、複数の突起47aも外周面が軸方向外側に向かうにつれて大径となるように形成されており、センサユニット40aがセンサ孔35aに嵌合した状態において、突起47aの反発力が鉤部42の爪46の裏面46bとエンドキャップ30の軸方向内側面とを強く接触させることができ、防水性を向上させることができる。
【0028】
さらに、センサ孔35aの軸方向外側の最大内径φBが鉤部42の外径φAよりも大きく設定されているので、センサユニット40aをセンサ孔35aに挿入する際に、鉤部42の爪46を容易に縮めることができる。
なお、その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
【0029】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るセンサ付き車輪支持用軸受ユニットについて図4を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態は、センサユニットの構造において第1実施形態と異なるもので、第1実施形態と同等部分については同一符号を付して説明を省略或は簡略化する。
【0030】
第3実施形態では、センサユニット40bの頭部41bは、軸方向に弾性変形可能なように、その外周面が鉤部42側に延出している、センサ孔35より大径の弾性変形部48を有する。これにより、センサユニット40bはエンドキャップ30のセンサ孔35内に挿入されると、頭部41bの弾性変形部48は鉤部42の爪46の変形が解除される位置においてエンドキャップ30の軸方向外側面に当接して大きく変形する。そして、爪46の変形が解除されたかどうかを、頭部41bを引っ張って確認し、この位置で弾性変形部48はエンドキャップ30の軸方向外側面に押し付けられた状態となる。よって、弾性変形部48はエンドキャップ30の軸方向外側面と接触してシール機能を果たし、防水性を向上することができる。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。なお、本実施形態のセンサユニットの構造は、図5のセンサユニット40cに示すように、第2実施形態の構造と組み合わせて利用することも可能である。
【0031】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車輪支持用軸受ユニットを説明するための断面図である。
【図2】図1のセンサユニットの断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る車輪支持用軸受ユニットのセンサユニットの断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る車輪支持用軸受ユニットのセンサユニットの断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態及び第3実施形態を組み合わせた車輪支持用軸受ユニットのセンサユニットの断面図である。
【図6】従来の車輪支持用軸受ユニットのセンサ構造を説明するための断面図である。
【符号の説明】
【0033】
10 車輪支持用軸受ユニット
11 ハブ(回転輪)
12 外輪(静止輪)
13 玉(転動体)
15 ハブ輪
19 小径段部
20 内輪
21 第1内輪軌道面(回転側軌道輪)
22 第2内輪軌道面(回転側軌道輪)
23 第1外輪軌道面(静止側軌道輪)
24 第2外輪軌道面(静止側軌道輪)
29 シール装置
30 エンドキャップ(カバー部材)
33 エンコーダ
34 検出部
35,35a センサ孔
40,40a,40b,40c センサユニット
41,41b 頭部
42 鉤部
43,43a 軸部
47,47a 突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
周面に静止側軌道面を有し、懸架装置と結合可能な静止輪と、
前記静止側軌道面と対向する周面に回転側軌道面を有すると共に、外周面に車輪を支持する為の車輪取付フランジを有する回転輪と、
前記静止側軌道輪と前記回転側軌道輪との間に設けられる複数の転動体と、
前記回転輪の一部に前記回転輪と同心に固定されるエンコーダと、
該エンコーダの回転を検出する検出部を有するセンサユニットと、
前記静止輪の軸方向一端部を囲うように前記静止輪に固定され、前記センサユニットを保持するセンサ孔が形成される樹脂製のカバー部材と、
を備えるセンサ付き車輪支持用軸受ユニットであって、
前記センサユニットは、前記カバー部材の軸方向外側面と接触するように前記センサ孔より大径に形成される頭部と、前記カバー部材の軸方向内側面と接触するように前記センサ孔より大径で、且つ、前記センサ孔内に挿入される際に弾性変形する鉤部と、を備え、
前記センサユニットは、前記頭部と前記鉤部とによって軸方向に固定されることを特徴とするセンサ付き車輪支持用軸受ユニット。
【請求項2】
前記センサ孔は、前記カバー部材の軸方向内側面から軸方向外側面に向かって漸次拡径するテーパ形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のセンサ付き車輪支持用軸受ユニット。
【請求項3】
前記頭部は、軸方向に弾性変形可能なように、その外周面が前記鉤部側に延出していることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ付き車輪支持用軸受ユニット。
【請求項4】
前記センサユニットの前記頭部と前記鉤部との間には、円周方向に連続すると共に、外周面が前記センサ孔と締め代を持って接触する複数の突起を備えた軸部を有し、
前記複数の突起は、前記センサ孔を形成するカバー部材より硬い材料であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセンサ付き車輪支持用軸受ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−256512(P2008−256512A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−98516(P2007−98516)
【出願日】平成19年4月4日(2007.4.4)
【出願人】(000004204)日本精工株式会社 (8,378)
【Fターム(参考)】