説明

ナビゲーション装置、制御方法及びプログラム

【課題】カーナビゲーション装置の地図画面において、ユーザが必要とするVICS駐車場アイコンの表示を確保しつつ、必要な地図情報部分がVICS駐車場アイコンの下になって見えなくなることを防止する。
【解決手段】停車中では、地図画面上の全地域範囲のVICS駐車場アイコン30を表示する。これに対し、走行中は、目的地アイコン28の近辺のVICS駐車場アイコン30は表示するものの、その他の地域範囲のVICS駐車場アイコン30は非表示にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置におけるランドマーク等の情報マークの表示を改善したナビゲーション装置、制御方法及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、地図と共にガソリンスタンド等のランドマークを表示装置に表示するカーナビゲーション装置を開示する(特許文献1の図5及び図6)。該カーナビゲーション装置は、車両情報に基づき表示装置について表示又は非表示へ自動的に切替えるようになっており(特許文献1の図2のフローチャート)、ユーザは、ランドマークについての表示又は非表示の切替を自分で一々操作する手間を省くことができる。特許文献1の具体例1(特許文献1の段落0020)では、ガソリンスタンドのランドマークは、燃料残量が所定値以下になると、表示状態になり、燃料残量が所定値以上になると、非表示となる。
【0003】
特許文献2は、画面の地図上の対応地点に道路交通情報のマークを表示するカーナビゲーション装置を開示する(特許文献2の図7)。該カーナビゲーション装置では、表示マークに優先順位を付け、地図上で表示マークが重なる場合には、優先順位の上位の方の表示マークのみ表示するようにしている(特許文献2の図7(b))。
【特許文献1】特開2006−275663号公報
【特許文献2】特許第3696073号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のカーナビゲーション装置では、ユーザは、ランドマークについての表示又は非表示への切替えの手間を省くことができるものの、ランドマークの表示モードでは、地図画面の全範囲でランドマークが表示されることになる。ユーザは、走行中、画面を凝視することができず、地図上の一部の地域部分については、ランドマークの情報よりも地図の情報を知りたく、かつそれを瞬間的に見なければならないことがある。特許文献1のカーナビゲーション装置では、ユーザが、ランドマークより地図情報の方を重視したい地域部分があっても、該地域部分にランドマークがその時、表示されていると、該地域部分の地図情報が該ランドマークの下に部分的又は全体的に隠れてしまい、該地図情報を瞬間的に知ることができないことがある。
【0005】
特許文献2のカーナビゲーション装置は、道路交通情報に係る表示マークについて、マーク同士が重なって表示される場合に、優先順位の低い方のマークの表示を中止するものであり、マーク同士が重ならず、広範囲に分布する場合もあり、そのような場合には、特許文献1のカーナビゲーション装置と同様に、ユーザが地図画面上で見たい地域部分の地図情報が部分的又は全体的にマークに隠されて分からなくなったり、瞬間的に分からないことが起こる。
【0006】
本発明の目的は、地図画面上においてユーザが必要とする地域部分の地図情報が情報マークにより隠れてしまうことを回避しつつ、必要な情報マークの表示を確保することができるナビゲーション装置、制御方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、情報マークの表示中の地図を、それを所定の基準、例えば該地図上の各地点と現在地、目的地又は誘導経路との距離関係がどうなっているかの基準に従い、情報マークの表示区分及び表示制限区分に区分けする。そして、表示区分では、情報マークを表示し、表示制限区分では、情報マークの表示を制限する。
【0008】
本発明のナビゲーション装置は次の手段を備えている。
表示装置に地図を表示する地図表示手段、
表示装置に表示されている地図の対応地点に情報マークを表示する情報マーク表示手段、及び
表示中の地図を情報マークの表示区分及び表示制限区分に区分けし、情報マーク表示手段が表示区分及び表示制限区分の区分けに従い情報マークを表示又は表示制限するように、情報マーク表示手段を制御する表示制御手段。
【0009】
本発明のナビゲーション装置制御方法は次のステップを備えている。
表示装置に地図を表示するステップ、
表示中の地図を情報マークの表示区分及び表示制限区分に区分けするステップ、
表示区分内に対応地点の存在する情報マークを表示中の地図上の該対応地点に表示するステップ、及び
表示制限区分に対応地点の存在する情報マークを表示中の地図上の該対応地点に表示することを制限するステップ。
【0010】
本発明のプログラムは、本発明のナビゲーション装置の各手段としてコンピュータを機能させる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、情報マークに表示中の地図が区分けされ、情報マークの表示区分では、情報マークが表示され、表示制限区分では、情報マークの表示が制限される。これにより、ユーザは、表示制限区分内では、情報マークに邪魔されることなく、地図情報を見ることができるとともに、所定の情報マークについてはその表示を確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1はカーナビゲーション装置10の構成図である。カーナビゲーション装置10は、表示判定処理部11、地図情報記憶装置12、表示装置13、VICS(Vehicle Information and Communication System)受信装置14、ランドマーク位置情報記憶装置15、誘導経路記憶装置16、自車位置検出装置17及び走行状態判断処理部18を有している。
【0013】
地図情報記憶装置12は、DVD又はハードディスク装置から成り、地図情報を記憶する。表示装置13は、カラーLCD(Liquid Crystal Display)から成る。VICS受信装置14は、道路上に設置したビーコンやFM多重放送から電波を受信して、渋滞状況、所要時間、工事・交通規制等に関する道路交通情報と共に、駐車場の位置や空きの情報(以下、道路交通情報及び駐車場空き情報等を総称して「VICS情報」という。)を入手する。
【0014】
ランドマーク位置情報記憶装置15は、駐車場、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア及びレストラン等のランドマークについての位置情報を記憶している。誘導経路記憶装置16は、出発地から目的地までの誘導経路を記憶している。誘導経路記憶装置16は、現在の誘導経路だけでなく、すでに誘導を終了した過去の誘導経路も記憶することができる。ランドマーク位置情報記憶装置15及び誘導経路記憶装置16は、地図情報記憶装置12としてのハードディスク装置が兼ねている。
【0015】
自車位置検出装置17は、カーナビゲーション装置10を搭載している自動車の自車位置(現在地)を、GPS衛星から受信したGPS電波に基づき検出する。走行状態判断処理部18は、自車位置検出装置17から自車位置情報を入手して、自車が走行中か停止中かの走行状態を判断する。
【0016】
表示判定処理部11は、地図情報記憶装置12からの地図データに基づき表示装置13に地図を表示する。表示判定処理部11は、また、走行状態判断処理部18から現在地及び走行状態に係る情報を入手し、表示装置13の地図画面上に現在地を表示したり、地図画面におけるVICSアイコンの表示の適否を判断する。表示判定処理部11は、表示装置13の地図画面への所定のランドマークの表示の適否を、VICSアイコンの場合と同様に判断し、表示する場合は、ランドマーク位置情報記憶装置15から該ランドマークの位置情報を入手して、地図画面の対応地点に表示する。表示判定処理部11は、誘導経路記憶装置16に記憶している現在の誘導経路を表示装置13の地図画面上に表示する。
【0017】
図2は自車の走行期間における表示装置13の表示画面例である。図2以降の画面では、VICS駐車場アイコン30を地図画面上に表示することになっている。VICS駐車場アイコン30は、VICS受信装置14からのVICS情報から割り出された、地図画面上の地点に、表示される。図2以降の地図画面において、27は、現在地に対応する地点に表示された現在地アイコンであり、28は目的地に対応する地点に表示された目的地アイコンである。
【0018】
自車の走行期間では、目的地から所定距離未満の地域範囲に対応地点が存在するVICS駐車場アイコン30のみが地図画面上に表示され、その他の地域範囲に対応地点が存在するVICS駐車場アイコン30は非表示にされる。現在地は、目的地から所定距離以上離れているので、図2の画面では、VICS駐車場アイコン30の非表示の地域範囲に属している。
【0019】
ユーザは、走行中、現在地を含む地域範囲の地図については、VICS駐車場アイコン30により隠されることなく、見ることができる。また、走行中も、目的地近辺のVICS駐車場アイコン30は表示されるので、目的地に到着してから駐車させる駐車場を事前に把握して、それに対処することができる。
【0020】
なお、現在地が目的地から所定距離未満に近付いた場合には、非表示優先にしてもよいし、表示優先にしてもよい。すなわち、表示優先では、現在地アイコン27の近辺のVICS駐車場アイコン30は、その対応地点が目的地から所定距離未満の場所として表示される。非表示優先では、現在地から別の所定距離未満の地域範囲になった駐車場は、目的地から所定距離未満の場所であっても、そのVICS駐車場アイコン30が非表示となって、その下の地図部分が現れる。
【0021】
図3は自車の停止期間における表示装置13の表示画面例である。ユーザの自動車は、赤信号や休憩等により一時的に停止状態になる。停止状態では、図3に示すように、地図画面の全範囲に存在するVICS駐車場アイコン30が表示される。ユーザ(この場合のユーザは運転者。)は、走行中は地図画面を凝視できないのに対し、停止中は、地図画面を凝視することができるので、地図画面において、一部の地名表示や地図記号(図示のものでは交番)が表示中のVICS駐車場アイコン30により部分的に隠されていても、隠された部分を理解することができる。
【0022】
図4は自車の走行期間における表示装置13の他の表示画面例である。図2の表示画面では、地図上で非表示の地域範囲にあるVICS駐車場アイコン30が、図4の表示画面では、半透明で表示されている。したがって、ユーザは、地図画面上の全地域範囲のVICS駐車場アイコン30の位置を知ることができるとともに、半透明表示のVICS駐車場アイコン30の下にある地名表示や地図記号も知ることができる。
【0023】
図5は地図画面から全部のVICS駐車場アイコン30を非表示としたときの表示装置13の表示画面例である。該カーナビゲーション装置10では、ユーザの事前設定操作又は自車停止中若しくは走行中の表示切替のユーザ操作により、地図画面から全部のVICS駐車場アイコン30を非表示にすることができるようにしている。
【0024】
図2〜図5の表示画面例では、VICS駐車場アイコン30の表示及び表示制限について説明しているが、VICS駐車場アイコン30以外のVICSアイコンや、非VICSアイコンであってランドマーク位置情報記憶装置15に位置が記憶されているガソリンスタンド、コンビニエンスストア及びレストラン等のランドマークも、VICS駐車場アイコン30と同様に処理することができる。
【0025】
また、図2〜図5の表示画面例では、現在地アイコン27の近辺のVICS駐車場アイコン30は非表示にし、目的地アイコン28の近辺のVICSアイコンは表示しているが、VICSアイコンやランドマークによっては、現在地アイコン27の近辺のそれらは表示し、目的地アイコン28の近辺のそれらは非表示にしてもよい。さらに、現在地アイコン27の近辺でかつ誘導経路沿いのガソリンスタンドのランドマークは、地図画面に表示し、その他の地域範囲のガソリンスタンドのランドマークは非表示にすることができる。
【0026】
図6はカーナビゲーション装置10において実行されるアイコン表示制御方法のフローチャートである。該アイコン表示制御方法のプログラムは、カーナビゲーション装置10の電源オン期間において一定の時間間隔で実施される。アイコンとは例えばVICS駐車場アイコン30である。
【0027】
S41では、走行状態が変化したか否かを判定する。走行状態の変化とは、走行中から停止中へ変化する場合と、停止中から走行中へ変化する場合との2とおりがある。S41の判定が正であるならば、S42へ進み、否であるならば、該アイコン表示制御方法を終了する。
【0028】
S42では、現在の走行状態が走行中か停止中かを判定する。そして、走行中であれば、S45へ進み、停止中であれば、S49へ進む。
【0029】
S45では、表示装置13の地図画面において表示から非表示へ切替えるアイコンがあるか否かを判定する。そして、判定が正であれば、S46へ進み、否であれば、該アイコン表示制御方法を終了する。S46では、表示装置13の地図画面において非表示へ切替えるべきと判定したアイコンを非表示にする。
【0030】
S49では、表示装置13の地図画面において非表示から表示へ切替えるアイコンがあるか否かを判定する。そして、判定が正であれば、S50へ進み、否であれば、該アイコン表示制御方法を終了する。S50では、表示装置13の地図画面において表示すべきと判定したアイコンを表示する。
【0031】
こうして、カーナビゲーション装置10を搭載する自動車が、停止状態から走行状態へ変化すると、表示装置13の表示画面は図3のものから図2又は図4のものへ切替わる。また、該自動車が、走行状態から停止状態へ変化すると、表示装置13の表示画面は図2又は図4のものから図3のものへ切替わる。
【0032】
図7はナビゲーション装置60のブロック図である。ナビゲーション装置60の具体例は前述のカーナビゲーション装置10である。ナビゲーション装置60は、カーナビゲーション装置に限定されない。ユーザ携帯型のナビゲーション装置、携帯電話機、PDA(Private Digital Assistant)又はその他の移動型情報処理装置であってもよい。ナビゲーション装置60は、地図表示手段61、情報マーク表示手段62及び表示制御手段63を備えている。
【0033】
地図表示手段61は、表示装置69に地図を表示する。情報マーク表示手段62は、表示装置69に表示されている地図の対応地点に情報マークを表示する。表示制御手段63は、表示中の地図を情報マークの表示区分及び表示制限区分に区分けし、情報マーク表示手段62が表示区分及び表示制限区分の区分けに従い情報マークを表示又は表示制限するように、情報マーク表示手段62を制御する。
【0034】
情報マークの概念は、VICS駐車場アイコン30のようなVICSアイコン、並びにガソリンスタンド、コンビニエンスストア及びレストラン等のランドマークを含むものとする。情報マークには、地名表示やメニューボタン等、地図画面上に適宜表示するものを含めることもできる。アイコン情報マークについての区分別の表示モードは、自車が走行中か否かを検出して走行中では自動で実施する場合だけでなく、ユーザが所定の手動操作を行って、実施するようになっていてもよい。表示装置69の具体例は表示装置13である。
【0035】
典型的には、情報マーク表示手段62による情報マークの表示制限とは、情報マークを非表示とするか(例:図2)、又は情報マークを半透明表示とするか(例:図4)である。
【0036】
表示制御手段63は、情報マークの表示区分と表示制限区分との区分けを、例えば、区分内の地点と現在地、目的地又は誘導経路との距離関係に基づき行う。前述の図2及び図4の画面例では、目的地から所定距離内の地域範囲が表示区分に設定され、その他の地域範囲が表示制限区分に設定されている。しかしながら、情報マークの実体(例えばレストランの場合、その実体とは、マークとしてではない、その内容たる料理提供とする。)の種類、性質によっては、目的地から所定距離内の地域範囲が表示制限区分に設定され、その他の地域範囲が表示区分に設定されてもよいとする。
【0037】
また、現在地又は誘導経路から所定距離内の地域範囲が表示区分に設定され、その他の地域範囲が表示制限区分に設定されてもよいし、逆に、現在地又は誘導経路から所定距離内の地域範囲が表示制限区分に設定され、その他の地域範囲が表示区分に設定されてもよい。さらに、現在地のみ、目的地のみ又は誘導経路のみというように、1つの因子のみに着目し、該因子との距離に基づき情報マークの表示区分と表示制限区分との区分けをするのではなく、複数の因子を組合せて、どれか1つの因子から所定距離内であれば、そこは、表示区分に区分けしたり、又は表示制限区分に区分けしたりすることもできる。
【0038】
時刻や曜日を因子に加味して、或る時間帯や曜日では、目的地アイコン28の近辺のレストランのランドマークを表示し、その他の地域範囲を表示制限し、別の時間帯や曜日では、現在地アイコン27や誘導経路近辺のレストランのランドマークを表示し、その他の地域範囲を表示制限することもできる。
【0039】
さらに、複数種類の情報マーク(例:駐車場のランドマークとレストランのランドマーク)を同時に地図画面に表示する場合には、第1の情報マーク(例:駐車場のランドマーク)については、目的地近辺のみを表示区分とし、第2の情報マーク(例:レストラン)については、現在地近辺のみを表示区分として、区分別に、表示される情報マークの種類を相違させることも可能である。
【0040】
ナビゲーション装置60は、好ましくは、車両状態を検出する車両状態検出手段67を備える。これに伴い、表示制御手段63は、所定の車両状態では、表示中の地図の全体を表示区分とする。ナビゲーション装置60の具体例としてのカーナビゲーション装置10における該所定の車両状態とは、停車状態であり、停車状態では、図3で説明したように、区分け別表示及び表示制限についての区分けが解除されて、地図画面の全地域範囲についてVICS駐車場アイコン30が表示される。
【0041】
これにより、ユーザは、必要な情報マークの地点を表示装置69の画面から把握しつつ、必要な部位の地図情報については、情報マークにより隠されることなく、把握することができる。
【0042】
図8はナビゲーション装置制御方法75のフローチャートである。ナビゲーション装置制御方法75はナビゲーション装置60に適用される。
【0043】
S76では、表示装置69に地図を表示す。S77では、表示中の地図を情報マークの表示区分及び表示制限区分に区分けする。S78では、表示区分内に対応地点の存在する情報マークを表示中の地図上の該対応地点に表示する。S79では、表示制限区分に対応地点の存在する情報マークを表示中の地図上の該対応地点に表示することを制限する。
【0044】
S76の処理はナビゲーション装置60の地図表示手段61の機能に対応する。S77の処理は表示制御手段63の機能に対応する。S78,S79の処理は、表示制御手段63により制御された情報マーク表示手段62の機能に対応する。S78,S79の処理は、順番を入れ替えて実施されても、又は並列実施されてもよい。各ステップの処理についての具体的態様は、ナビゲーション装置60においてそれに対応する手段の機能についての具体的態様を適用することができる。S77では、車両状態検出手段67の機能に対応する処理を付加、すなわち、検出した車両状態に基づき区分けを行うことができる。
【0045】
本発明を適用したプログラムは、コンピュータをナビゲーション装置60の各手段として機能させる。本発明を適用した別のプログラムは、ナビゲーション装置制御方法75の各ステップをコンピュータに実行させる。
【0046】
本発明を最良の形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で最良の形態における各構成要素を変形して具体化できる。また、最良の形態に開示されている複数の構成要素の便宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。本明細書が開示する発明には、最良の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除したり、異なる最良の形態に係る構成要素同士を組み合わせたりしたものも含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】カーナビゲーション装置の構成図である。
【図2】自車の走行期間における表示装置の表示画面例である。
【図3】自車の停止期間における表示装置の表示画面例である。
【図4】自車の走行期間における表示装置の他の表示画面例である。
【図5】地図画面から全部のVICS駐車場アイコンを非表示としたときの表示装置の表示画面例である。
【図6】カーナビゲーション装置において実行されるアイコン表示制御方法のフローチャートである。
【図7】ナビゲーション装置のブロック図である。
【図8】ナビゲーション装置制御方法のフローチャートである。
【符号の説明】
【0048】
60:ナビゲーション装置、61:地図表示手段、62:情報マーク表示手段、63:表示制御手段、67:車両状態検出手段、69:表示装置、75:ナビゲーション装置制御方法。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置に地図を表示する地図表示手段、
前記表示装置に表示されている地図の対応地点に情報マークを表示する情報マーク表示手段、及び
表示中の地図を情報マークの表示区分及び表示制限区分に区分けし、前記情報マーク表示手段が表示区分及び表示制限区分の区分けに従い情報マークを表示又は表示制限するように、前記情報マーク表示手段を制御する表示制御手段、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記情報マーク表示手段による情報マークの表示制限とは、情報マークを非表示とするか又は情報マークを半透明表示とするかであることを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、情報マークの表示区分と表示制限区分との区分けを、区分内の地点と現在地、目的地又は誘導経路との距離関係に基づき行うことを特徴とする請求項1又は2記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
車両状態を検出する車両状態検出手段、及び
所定の車両状態では、表示中の地図の全体を表示区分とする前記表示制御手段、
を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
表示装置に地図を表示するステップ、
表示中の地図を情報マークの表示区分及び表示制限区分に区分けするステップ、
表示区分内に対応地点の存在する情報マークを表示中の地図上の該対応地点に表示するステップ、及び
表示制限区分に対応地点の存在する情報マークを表示中の地図上の該対応地点に表示することを制限するステップ、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置制御方法。
【請求項6】
請求項1〜4のいずれかに記載のナビゲーション装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−232900(P2008−232900A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−74466(P2007−74466)
【出願日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000003595)株式会社ケンウッド (1,981)
【Fターム(参考)】