説明

ナビゲーション装置およびホットスポット内施設表示システム

【課題】
アクセスポイントがある場所のみで無線通信が可能であるホットスポット内施設を探索し表示することができるホットスポット内施設表示システムおよびナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】
ホットスポット内施設の情報を収集および発信する無線通信エリア情報センター54が刻々と変わるホットスポット内施設の情報を収集する。そして、無線通信エリア情報センター54において、収集したホットスポット内施設情報を整理して編集し、VICSセンター55に送信する。VICSセンター55では、受信したホットスポット内施設情報を電波ビーコン56、光ビーコン57およびFM多重放送58によって発信する。発信されたホットスポット内施設情報は、ナビゲーション装置1に受信される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホットスポットを利用して無線通信により情報を送受信することができるホットスポット内施設を表示するホットスポット内施設表示システムおよびホットスポット内施設を表示するナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯情報端末機の使用者が特定の無線LAN通信システムの基地局に対する通信可能領域に入った場合には、無線LAN通信システムの基地局及び携帯情報端末機がこれを自動検知すると共に、携帯情報端末機の使用者に対して無線LAN通信システムの基地局からの発信情報が受信可能であることを知らしめる情報提供方式が知られている(特許文献1)。
【特許文献1】特開2002−359863号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に記載されている情報提供方式により、無線LAN通信システムの基地局からの発信情報が受信可能であるか否かは確認できるが、無線LAN通信システムの基地局からの発信情報が受信不可能な場所にいるとき、発信情報が受信可能なエリアを確認できないという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
(1)請求項1の発明のナビゲーション装置は、FM多重放送、光ビーコンまたは電波ビーコンによる交通情報とともに、ホットスポットに関する無線通信情報を受信する受信手段と、自車両の現在地を検出する現在地検出手段と、受信手段によって受信した無線通信情報と、現在地検出手段によって検出した自車両の現在地とに基づいて、現在地から所定の範囲内にあるホットスポットを利用して無線通信可能である施設を抽出する抽出手段と、抽出手段によって抽出した施設のうちの一つの施設までの道路地図を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、抽出手段によって抽出した施設のうちの一の施設までの経路を探索する探索手段と、探索手段によって探索された探索経路を誘導する経路誘導手段とをさらに備えたことを特徴とする。
(3)請求項3の発明のホットスポット内施設表示システムは、交通情報を送信するFM多重放送、光ビーコンまたは電波ビーコンによりホットスポットを利用して無線通信可能である施設の情報も送信する情報配信手段と、請求項1または2のナビゲーション装置とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、ナビゲーション装置にホットスポットを利用して無線通信可能である施設までの道路地図を表示するので、ホットスポットを利用して無線通信が可能である施設を簡単に知ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の実施形態によるナビゲーション装置の構成を図1に示す。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画面メモリ15、表示モニタ16、入力装置17、VICS情報受信部18、ディスクドライブ19、携帯電話接続部110および無線通信部111を有している。ディスクドライブ19には、地図データが記録されたDVD−ROM112が装填される。携帯電話接続部110により、ナビゲーション装置1と携帯電話113とを接続することができ、ナビゲーション装置1からの電話番号の出力により携帯電話113を発呼することができる。
【0007】
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。現在地検出装置14は車両の現在地を検出装置であり、たとえば、車両の進行方位を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14c等からなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定するとともに、地図上にその現在地を表示する。
【0008】
目的地が乗員により設定されると、ナビゲーション装置1は、現在地検出装置14により検出された現在地を出発地として、所定のアルゴリズムに基づいて、目的地までの経路演算を制御回路11において行う。このようにして求められた経路(以下、探索経路という)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、乗員は地図上の探索経路を画面上で認識することができる。また、ナビゲーション装置1は、探索経路に従って車両が走行できるように、乗員に対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を経路誘導する。
【0009】
画像メモリ15は、表示モニタ16において表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはディスクドライブ19によって読み込まれるDVD−ROM112に記録された地図データに基づいて、制御回路11において適宜生成される。
【0010】
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の地図などの各種情報を画面表示として乗員に提供する。入力装置17は、車両の目的地を乗員が設定するための入力スイッチを有し、これは操作パネルやリモコンなどによって実現される。乗員は、表示モニタ16に表示される画面の指示に従って入力装置17を操作することにより、目的地を選択して設定する。
【0011】
VICS情報受信部18は、図示しないVICS情報センターから供給される渋滞情報などのVICS情報を受信し、制御回路11に出力する。VICS情報センターでは、日本道路交通情報センターからの情報を編集し、VICS情報を作成する。ここで、VICS情報とは、VICSセンターで作成された道路の渋滞や混雑などに関する交通情報をいう。このVICS情報は、主に高速道路上に設置されている電波ビーコンや主に一般道路上に設置されている光ビーコン、またはFM多重放送によって送信される。
【0012】
ディスクドライブ19は、表示モニタ16の表示モニタへ地図を表示するための地図データを装填されたDVD−ROM112より読み出す。なお、DVD−ROM以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。この地図データには、経路を演算するために用いられる経路計算データや、交差点名称、道路名称など、ユーザに選択された推奨経路に従って自車両を目的地まで案内するために用いられる経路誘導データ、道路形状を表す道路データ、さらには海岸線や河川、鉄道、地図上の各種施設(ランドマーク)など、道路以外の地図形状を表す背景データなどが含まれている。
【0013】
無線通信部111は、アクセスポイントがある場所のみで利用が可能である近距離無線通信システムによって情報の送受信を行う。ここで、近距離無線通信システムとは、数m〜100m程度の比較的狭い範囲内でのみ無線通信を行うシステムである。なお、このアクセスポイントの周辺をホットスポットと呼ぶ。たとえば、交通情報を取り込むビーコンやETC、無線LANによる電波の送受信に無線通信部111は使用される。無線通信部111で受信された情報は、表示モニタ16に表示することができる。
【0014】
次に、本発明の実施形態の無線通信可能エリア表示システムおよびナビゲーション装置について図2〜5を参照して説明する。
図2は、表示モニタ16の表示画面例である。この表示画面には、自車位置21を表示した道路地図22と共に、施設の種類から目的地を設定するための施設ジャンル別目的地設定メニュー23が表示される。本発明の実施形態では、施設ジャンル別目的地設定メニュー23には、カー&ドライブボタン24、スポーツ&レジャーボタン25、観光ボタン26、無線通信ボタン27、買い物ボタン28および飲食ボタン29が表示される。
【0015】
入力装置17によって、カー&ドライブボタン24を選択すると、ガソリンスタンドなどの車や運転に関係のある周辺施設のリストが表示され、スポーツ&レジャーボタン25を選択すると、テニスコートや遊園地などの運動やレジャーに関係のある周辺施設のリストが表示される。また、観光ボタン26を選択すると、周辺の観光地リストが表示され、無線通信ボタン27を選択すると、上述した近距離無線通信システムを利用可能な周辺施設(以下、ホットスポット内施設)のリストが表示される。また、買い物ボタン28を選択すると、スーパーマーケットなどの買い物に関係のある周辺施設のリストが表示され、飲食ボタン29を選択すると、レストランなどの飲食に関係のある周辺施設のリストが表示される。
【0016】
無線通信ボタン27を選択すると、図3に示す表示画面が表示モニタ16に表示される。図3で示す表示モニタ16の表示画面には、自車位置21を表示した道路地図22と共に、ホットスポット内施設のリスト31が表示される。表示される周辺施設のリストには、自車両の現在地から所定の範囲内、たとえば2km以内に存在するホットスポット内施設が表示され、自車両の現在地から近い順序で上欄から表示される。
【0017】
ホットスポット内施設のリスト31のうち、タパスという店32を選択すると、図4に示す表示画面が表示モニタ16に表示される。図4で表示される表示モニタ16の表示画面には、道路地図22上にホットスポット内施設名称41、その施設に関する情報42、その施設の住所および電話番号43、地図表示ボタン44、電話ボタン45、目的地設定ボタン46が表示される。
【0018】
地図表示ボタン44を入力装置17によって選択すると、現在地からホットスポット内施設である店「タパス」32までの道路地図22が表示される。また、電話ボタン45を選択すると携帯電話接続部110を通じてホットスポット内施設である店「タパス」32の電話番号が携帯電話113へ出力され、携帯電話113のハンズフリー機能を利用することによって、ホットスポット内施設である店「タパス」32に対して問合せを行うことができる。また。目的地設定ボタン46を選択すると、現在地を出発点として、ホットスポット内施設である店「タパス」32を目的地として経路探索が行われ、ホットスポット内施設である店「タパス」32までの経路誘導が行われる。
【0019】
次に、本発明の実施形態においてナビゲーション装置1の表示モニタ16に表示されるホットスポット内施設の情報(以下、ホットスポット内施設情報と呼ぶ)の提供システムを図5を参照して説明する。
【0020】
アクセスポイントがある場所、すなわち、ホットスポットで無線通信によってエリア情報を授受する無線通信エリア情報センター54は、無線通信を使用したデータ通信サービスを行っているサービス提供会社51、それぞれの地域にある商店組合や商工会52、ホットスポット内施設53などから刻々と変わる無線通信可能なエリア情報、すなわち、上述したホットスポット内施設情報を収集する。そして、無線通信エリア情報センター54において、収集したホットスポット内施設情報を編集し、VICSセンター55に送信する。VICSセンター55では、受信したホットスポット内施設情報を電波ビーコン56、光ビーコン57およびFM多重放送58によって発信する。発信されるホットスポット内施設情報には、ホットスポット内施設の位置や施設の内容、住所、電話番号などが含まれている。VICSセンター55から発信されるホットスポット内施設の範囲は、VICSセンターから送信される交通情報の範囲に対応する。たとえば、電波ビーコン56や光ビーコン57では比較的狭い範囲に存在するホットスポット内施設のホットスポット内施設情報が発信され、FM多重放送58では、広範囲に存在するホットスポット内施設のホットスポット内施設情報が発信される。
【0021】
電波ビーコン56、光ビーコン57およびFM多重放送58から発信されたホットスポット内施設情報は、ナビゲーション装置1のVICS情報受信部18によって受信され、RAM13に記憶される。RAM13に記憶されたホットスポット内施設情報は、車両が電波ビーコン56、光ビーコン57およびFM多重放送58を受信するたびに更新される。
【0022】
次に、図6のフローチャートを参照して、ホットスポット内施設を表示する処理プロセスを説明する。これは制御回路11によってプログラムを実行して行われる。
ステップS601では、無線通信ボタン27が入力装置17によって選択されたか否かの判定が行われる。肯定判定の場合は、ステップS602へ進む。否定判定された場合は、ステップS601に戻る。ステップS602では、VICS情報受信部18で受信され、RAM13に記憶されているホットスポット内施設情報から、自車両の現在地から所定の範囲内にあるホットスポット内施設のホットスポット内施設情報を抽出する。自車位置から所定の範囲内に存在するホットスポット内施設は、現在地検出装置14によって検出されている自車位置と、RAM13に記憶されているホットスポット内施設の位置情報とに基づいて抽出される。
【0023】
ステップS603では、抽出されたホットスポット内施設のリスト31が表示される。ステップS604では、リスト31として表示されたホットスポット内施設のうちの一つが選択されたか否かの判定を行う。肯定判定された場合は、ステップS605へ進み、否定判定された場合は、ステップS604へ戻る。
【0024】
ステップS605では、選択されたホットスポット内施設の名称や施設の内容、無線通信サービスのサービス提供会社名、施設の住所、電話番号などの選択されたホットスポット内施設のホットスポット内施設情報が表示モニタ16に表示される。また、その施設情報と共に、地図表示ボタン43、電話ボタン44および目的地設定ボタン45が表示される。ステップS606では、地図表示ボタン43が選択されたか否かを判定する。肯定判定の場合はステップS607へ進み、現在地からホットスポット内施設までを含む地図を表示モニタ16に表示する。否定判定の場合は、ステップS608へ進む。ステップS608では、電話ボタン44が選択されたか否かの判定を行う。肯定判定の場合は、ステップS609へ進み、選択された施設の電話番号を携帯電話113から発呼する。
【0025】
ステップS610では、目的地設定ボタン45が選択されたか否かを判定する。肯定判定の場合は、ステップS611へ進み、自車位置から選択したホットスポット内施設までの経路が探索される。そして、ステップS612では、選択したホットスポット内施設までの経路誘導が行われる。ステップS610で否定判定された場合はステップS613へ進む。ステップS613では、リスト31として表示されたホットスポット内施設の中から、今まで選択したものとは別の施設が選択されたか否かの判定を行う。肯定判定の場合は、ステップS605へ戻る。否定判定の場合は、制御回路11のホットスポット内施設の表示処理を終了する。
【0026】
以上のようなナビゲーション装置を使用してユーザは次のようにホットスポット内施設で各種情報を授受することができる。
ナビゲーション装置1の表示モニタ16に表示される現在地からホットスポット内施設までの地図により、またはホットスポット内施設まで行われる経路誘導により、乗員はホットスポット内施設に容易に到着することができる。ホットスポット内施設に到着した乗員は、その施設に設置されている無線LANなどを使用して、無線通信部111を介してナビゲーション装置から電子メールを送信したりインターネットなどに接続することができる。また、無線LANとの接続が可能なノートパソコンやPDA(Personal Digital Assistants)を所持している場合は、ノートパソコンやPDAによっても電子メールを送信したりインターネットに接続したりすることができる。
【0027】
以上の実施の形態によるホットスポット内施設表示システムおよびナビゲーション装置1は次のような作用効果を奏する。
(1)アクセスポイントがある場所のみで利用が可能であるホットスポット内施設は日々更新されているので、取得したホットスポット内施設情報はすぐに古い情報となってしまう。しかし、本発明の実施形態では、車両が電波ビーコン56、光ビーコン57およびFM多重放送58を介して最新のホットスポット内施設を受信すると、ナビゲーション装置1に記憶されているホットスポット内施設情報を更新するようにしたので、常に最新のホットスポット内施設情報をナビゲーション装置に記憶させることができる。
(2)ホットスポット内施設において、観光案内に関する情報などを取得することができるので、旅行先で観光案内所へ行くことなく、自車位置から一番近いホットスポット内施設へ行くことによって、観光情報を取得することができる。
【0028】
(3)複数の車両で旅行する場合に、ホットスポット内施設において、でナビゲーション装置を利用して、電子メールによって複数の車両間で情報交換を行うことができるので、車両から降車することなく情報の交換をすることができる。
(4)ホットスポット内施設まで経路誘導が行われるので、出張先など不案内な地域で急にデータを送信しなくてはならない場合であっても、ホットスポット内施設までたどり着くことができ、無線通信を使用してデータを送信することができる。
【0029】
(5)一般のナビゲーション装置に搭載されるVICS受信部18を利用するので、新たな通信手段をナビゲーション装置に設けることなく、ホットスポット内施設情報を取得することができる。
【0030】
以上の実施形態では、近距離無線通信システムとして無線LANを一例に挙げたが、所定の範囲に通信距離が特定されており、アクセスポイントがある場所のみで利用可能である近距離無線通信システムであれば、無線通信システムは無線LANに限定されない。たとえば、ビーコンやDSRC(Dedicated Short Range Communication)でもよい。
【0031】
特許請求の範囲の要素と実施の形態との対応関係を説明する。
本願発明の受信手段はVICS情報受信部18に対応し、現在地検出手段は現在地検出装置14に対応する。抽出手段は制御回路11に対応し、表示手段は表示モニタ16に対応する。探索手段は制御回路11に対応し、経路誘導手段は表示モニタ16に対応する。ホットスポットを利用して無線通信可能である施設はホットスポット内施設に対応し、ホットスポットに関する無線通信情報およびホットスポットを利用して無線通信可能である施設の情報はホットスポット内施設情報に対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素の対応関係になんら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施形態のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】施設の種類から目的地を設定するメニューを表示したときの表示モニタの表示画面を示した図である。
【図3】ホットスポット内施設のリストを表示したときの表示モニタの表示画面を示した図である。
【図4】ホットスポット内施設情報を表示したときの表示モニタの表示画面を示した図である。
【図5】ホットスポット内施設表示システムを説明するための図である。
【図6】制御回路におけるホットスポット内施設を表示する処理プロセスを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0033】
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
12 ROM
13 RAM
14 現在地検出装置
15 画像メモリ
16 表示モニタ
17 入力装置
18 VICS情報受信部
19 ディスクドライブ
110 携帯電話接続部
111 無線通信部
112 DVD−ROM
113 携帯電話
21 自車位置
22 道路地図
23 メニュー
31 リスト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
FM多重放送、光ビーコンまたは電波ビーコンによる交通情報とともに、ホットスポットに関する無線通信情報を受信する受信手段と、
自車両の現在地を検出する現在地検出手段と、
前記受信手段によって受信した無線通信情報と、前記現在地検出手段によって検出した自車両の現在地とに基づいて、前記現在地から所定の範囲内にあるホットスポットを利用して無線通信可能である施設を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出した施設のうちの一つの施設までの道路地図を表示する表示手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記抽出手段によって抽出した施設のうちの一の施設までの経路を探索する探索手段と、
前記探索手段によって探索された探索経路を誘導する経路誘導手段とをさらに備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
交通情報を送信するFM多重放送、光ビーコンまたは電波ビーコンによりホットスポットを利用して無線通信可能である施設の情報も送信する情報配信手段と、
請求項1または2のナビゲーション装置とを備えることを特徴とするホットスポット内施設表示システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−145482(P2006−145482A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−339081(P2004−339081)
【出願日】平成16年11月24日(2004.11.24)
【出願人】(591132335)株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (745)
【Fターム(参考)】