説明

ナビゲーション装置

【課題】同乗者の妊婦または子供が緊急時に適切な施設を案内することができるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、目的地を設定する目的地設定手段と、施設情報を含む地図データが保存された地図データ記憶手段と、車両に同乗する同乗者の条件を設定する同乗者設定手段と、同乗者設定手段で設定された条件に基づいて目的地までの経路を探索し案内を行う経路案内手段と、経路や施設情報を表示する表示手段と、同乗者の緊急状態を入力する緊急状態入力手段と、緊急状態入力手段の入力に応じて前記地図データ記憶手段から前記現在位置周辺の病院施設を探索する施設探索手段を備え、施設探索手段で探索された病院施設を表示手段に表示すると共に経路案内手段で病院施設までの経路を探索し案内する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外出先での妊婦や乳幼児の体調不良時に、産婦人科や小児科など緊急時の施設を優先的に検索し、目的地までの経路を案内する経路探索装置、及び、車両の現在地周辺の地図を表示して車両の走行をナビゲートする車載ナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、妊婦・乳幼児が同乗しているかを判断し、同乗者情報により、振動が多い悪条件の経路を避けた経路の探索処理を行う車載ナビゲーション装置がある(例えば、特許文献1)。
【特許文献1】特開2007−010634号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に記載された車載ナビゲーション装置は、妊婦・乳幼児が同乗している場合の悪条件経路を避けた経路探索処理を提供するものであるが、車両同乗者に妊婦、また生後間もない乳児や幼児など子供が乗車している場合には、安全な走行経路を案内するのはもとより、外出先での急な体調不良による緊急時の施設検索ができないという課題があった。
【0004】
そこで本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、同乗者の妊婦または子供が緊急時に適切な施設を案内することができるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のナビゲーション装置は、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、目的地を設定する目的地設定手段と、施設情報を含む地図データが保存された地図データ記憶手段と、前記車両に同乗する同乗者の条件を設定する同乗者設定手段と、前記同乗者設定手段で設定された条件に基づいて目的地までの経路を探索し案内を行う経路案内手段と、経路や施設情報を表示する表示手段と、前記同乗者の緊急状態を入力する緊急状態入力手段と、前記緊急状態入力手段の入力に応じて前記地図データ記憶手段から前記現在位置周辺の病院施設を探索する施設探索手段を備え、前記施設探索手段で探索された病院施設を前記表示手段に表示すると共に前記経路案内手段で前記病院施設までの経路を探索し案内する構成を有している。
【0006】
このように構成された本発明のナビゲーション装置によれば、同乗者設定手段で設定された設定条件に基づいて現在位置から目的地までの経路案内を行うことができ、緊急状態入力手段から入力が行われると、現在位置周辺の病院施設を施設探索手段で探索し、表示手段に表示して経路案内することができる。
【0007】
本発明のナビゲーション装置は、前記車両に妊婦又は乳幼児以上の子供が乗車しているか否かを判定する判定手段を備え、前記判定手段が妊婦又は乳幼児が乗車していると判定した場合のみ、悪路を避け、身体に負担がかからない経路を前記経路案内手段で探索する構成を有している。
【0008】
このように構成された本発明のナビゲーション装置によれば、妊婦又は乳幼児以上の子供が乗車しているか否かを判定手段で判定し、乗車していると判定したときに、車両の同乗者の体に負担がかかる悪路を避けた経路を経路案内手段で探索することができる。
【0009】
本発明のナビゲーション装置は、前記車両にチャイルドシートが設置されたか否かを判定し、前記チャイルドシートに着座したことを検出する着座検出手段を備え、前記着座検出手段が前記チャイルドシートに子供が着座したことを検出した場合に、前記判定手段は、妊婦又は乳幼児以上の子供が乗車していると判定する構成を有している。
【0010】
このように構成された本発明のナビゲーション装置によれば、チャイルドシートの設置とチャイルドシートに着座したことを着座検出手段で検出し、着座検出手段で検出されたときに判定手段が妊婦又は乳幼児以上の子供が乗車していると判定することができる。
【0011】
本発明のナビゲーション装置の前記着座検出手段は、前記チャイルドシートへの加重を検出する加重検出手段と、前記チャイルドシートのシートベルトの装着を検出する装着検出手段とを備え、前記加重検出手段が前記チャイルドシートへの加重を検出する共に前記装着検出手段が前記チャイルドシートのシートベルトの装着を検出したときに、前記チャイルドシートに乳幼児が着座したと検出する構成を有している。
【0012】
このように構成された本発明のナビゲーション装置によれば、前記着座検出手段は、前記チャイルドシートへの加重を検出する加重検出手段と、前記チャイルドシートのシートベルトの装着を検出する装着検出手段とで構成されており、チャイルドシートへの加重及びシートベルトの装着が検出されると、チャイルドシートに乳幼児が着座したと検出することができる。
【0013】
本発明のナビゲーション装置は、妊婦に関する情報を取得する同乗者情報取得手段を備え、前記同情者情報取得手段で取得された情報より前記経路案内手段の検索の条件が変更又は追加される構成を有している。
【0014】
このように構成された本発明のナビゲーション装置によれば、妊婦の体調などを同乗者情報取得手段で取得し、取得結果に応じて経路案内手段で検索する際の検索条件を変更又は追加することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明に係る経路探索装置及び車載ナビゲーション装置について、図面を用いて説明する。図1は本実施形態に係る車載ナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。図2は、地図データベースの構成を示す模式図である。
【0016】
図1に示すように車載ナビゲーション装置Nは、位置検出部1と、地図データ2と、操作スイッチ3と、同乗者入力部4と、判定部5と、外部メモリ6と、表示部7と、音声出力部8と、緊急ボタン9と、着座検出部10と、制御部11を備えて構成されている。
【0017】
以下、図1に示した車載ナビゲーション装置Nの各構成部品について説明する。
位置検出部1は、地磁気センサ1aと、ジャイロセンサ1bと、距離センサ1cと、及びGPS(Global Positioning System)受信機1dを備えて構成されている。
【0018】
地図データ2は、道路の接続構造を示す道路地図データで構成されており、この道路地図データは、地形や施設に関する背景を表示するための背景データ、地名等を表示するための文字データなどが記憶されている。また、この地図データ2は、記憶媒体等に記憶されており、例えば、DVD−ROMやハードディスクやメモリカード等の記憶媒体で構成することができる。なお、DVD−ROMの場合には、DVD−ROMを読み取るためのドライブを有し、メモリカードの場合には、メモリカードの内容を読めるような読取部を
備えて構成されている。また、地図データ2には、地図データベース情報が記憶されている。図2には、地図データベース情報Dの構成を示す構成図であり、各施設データは、ジャンルD1に関連付けて住所D2、電話番号D3、営業時間D4、定休日情報D5、産婦人科・小児科といった診療科目などの詳細施設情報D6のデータが地図データベースDとして記憶されている。なお、本実施形態では、地図データベースD上の関連付け情報を元に緊急施設の検索機能支援を行うように構成されている。
【0019】
操作スイッチ3は、車載ナビゲーション装置Nにおける各種の設定や条件の入力を行う際に使用することができるように構成されている。例えば、経路探索を行う際に目的地を入力するときに用いて、音楽CD、ラジオ等のメディアソースを切り替える際に使用することができる。
【0020】
同乗者情報入力部4は、同乗者に妊婦または乳幼児を初めとする子供がいるかの情報を入力するものであり、入力方法としては、表示部7に表示された操作画面より同乗者の条件にあった項目を選択し車載ナビゲーション装置に記憶させるように構成することができる。
【0021】
判定部5は、同乗者に乳幼児がいるかを自動的に判断する検出部であり、判断方法としては、例えば前後座席への加重検出、チャイルドシート固定のためのシートベルト位置の検出、またチャイルドシートへの加重検出より構成することができる。
【0022】
外部メモリ6は、例えば、メモリカードやハードディスク等の記憶媒体からなる。この外部メモリ6には、ユーザーによって記憶されたテキストデータ、画像データ、音声データ、同乗者データの各種データが記憶されて構成されている。また、同乗者データには同乗の可能性がある妊婦の出産日情報や、乳幼児情報が含まれている。
【0023】
表示部7は、例えば、液晶ディスプレイによって構成され、車両の現在位置に対応する自車位置マーク、及び自車両周辺の道路地図が表示することができるように構成されている。
【0024】
音声出力部8は、スピーカやオーディオアンプ等から構成され、経路案内などの音声案内やラジオやCD等の音声や音楽を出力することができるように構成されている。
【0025】
緊急ボタン9は、同乗者の緊急時に操作するものであり、押し下げることによりナビゲーション装置Nの制御部5に緊急状態であることを通知することができるように構成されている。
【0026】
着座検出部10は、例えば、車両の各座席に備えられている加重センサ10aや着座者の体系検知センサ10bによって構成され、座席への着座の有無、及び人か物かを体系検知センサ10bによって判断できるように構成されている。なお、体系検知センサ10bとは、座席シート内に備えられているフィルム型センサで構成されており、加重分布を測定して制御部11でチャイルドシートか否かを自動的に判断することができるように構成することができる。
【0027】
制御部11は、出発地から目的地までの最適経路の探索を行うことができ、出発地から目的地までの任意の経路に対して、各経路を構成する各リンク及び各ノードの通過コストの加算値が最小となる経路がダイクストラ法などの経路探索手法などを用いて探索することができるように構成されている。また、同乗者入力部4で妊婦または乳幼児が設定されている時に、緊急ボタン9を押下すると、制御部11は、経路案内時であれば現在の案内を一度中止し、また、経路案内を行っていないときは現在位置から小児科や産婦人科など
緊急検索時の目的地を検索することができ、候補目的地を検索後、同乗者情報との照合、現在の時刻との照合により候補目的地を表示部7に表示することができるように構成されている。例えば、同乗者情報が妊婦であれば産婦人科、乳幼児であれば小児科というように、乗車している人に合わせた病院施設を検索し、検索時刻が夜の場合は夜間営業を実施している施設、など各種情報に適した施設を表示することができるように構成されている。
【0028】
このように構成された本発明のナビゲーション装置によれば、妊婦又は乳幼児以上の子供が乗車しているか否かをユーザーが設定(判定手段を決定)することで、経路案内中や経路案内を行っていないときでも緊急ボタン9を押下することで、乗車している人に合わせた最適な病院施設を検索して経路案内を実施することができる。
【0029】
次に、本発明のナビゲーション装置について図3のフローチャートを用いて説明する。図3は、緊急時の施設経路探索を行うときの処理を示すフロー図である。
図3に示すように、先ずステップS1において同乗者に妊婦または乳幼児がいる場合、ユーザーによって子供モードの設定する(S1、YES)。ステップS1で子供モードが設定されるとナビゲーション装置は、子供モードに設定が変更される(S2)。また、設定しない場合(S1、NO)は、通常モードでの動作を行い(S12)、本緊急施設経路探索は行わない。
【0030】
次に、車の走行中に妊婦または乳幼児が体調不良となった場合、ユーザーによってナビゲーション装置内の緊急ボタン9を押下する(S3、YES)。ナビゲーション装置は緊急ボタン9の押下判定があると処理中の全機能を中断して緊急モードへ移行する(S4)。また、緊急ボタン9の押下が無い場合(S3、NO)は、ステップS3へ戻り、子供モードでの動作のままとなる。
【0031】
そして、ナビゲーション装置が緊急モードへ動作モードが切り替わると(S4)、ナビゲーション装置にあるGPS信号の受信により、現在の車両位置情報及び現在時刻情報を取得する(S5)。
【0032】
また、ステップS5において取得した現在の車両位置情報の周辺施設から病院の検索を行うと共に地図データベース(図2)より詳細施設情報6を判定して産婦人科または小児科を検索する(S6)。
【0033】
また、ステップS5において取得した現在時刻情報を用いて検索された施設が開業時間内であるか否かの確認を行う(S7)。開業時間内であると判断されると(S7、YES)現在位置からの距離順で検索施設リストを表示し(ステップS8)、開業時間外であれば(S7、NO)ステップS6へ戻り、別の候補施設を再検索する。
【0034】
S8で表示した検索施設リストからユーザーが目的地の病院施設を選択すると(S9、YES)、選択された施設までの経路案内を開始する(S10)。また、ステップS9にて表示されている施設リストから選択されない場合(S9、NO)は、施設リストの上位施設を目的地として自動的に選択し経路案内を開始する(S11)。
【0035】
このようの本発明の車載ナビゲーション装置Nは、妊婦又は乳幼児を初めとする子供が乗車したときに、妊婦又は乳幼児が乗車していることを設定しておくことで、同乗者に特化した施設検索の優先表示することができ、外出中に急な体調不良が発生したときでも、最小操作数にて開業中の産婦人科または小児科を検索して同乗者に妊婦または乳幼児がいるときでも緊急時施設を検索して経路案内することができる。
【0036】
また、本発明の実施形態において妊婦や乳幼児が乗車していることを操作スイッチ3から入力するように構成したが本発明を限定するものではなく、例えば、妊婦又は乳幼児が乗車していることを判定部5で自動的に判定するように構成してもよい。
【0037】
また、本発明の実施形態において同乗者情報入力部4から同乗者情報の入力操作を行うようにしたが、本発明を限定されるものではなく、例えば、座席シートに体系検知センサを設けて人の加重かチャイルドシート設置による加重なのかを判定するようにしたり、また、前後座席に設置された座席シートの加重センサ10aを用いて座席取り付けられたチャイルドシートの加重を検出して、着座したか否かを検出するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザーが設定することもなく、同乗者の乳幼児検出が自動的に行うことができる。
【0038】
次に判定部5で上記したチャイルドシートを自動検出するときの処理についてフローチャートを用いて説明する。図4は、判定部を用いたときの乳幼児同乗者検出処理を示すフロー図である。
【0039】
図4に示すように、S20において、座席シートへの加重が有るか無いかを検出する。座席シートへ加重があった場合は(S20、YES)、チャイルドシートが設置されていなか判定する(S21)。ここで、S21におけるチャイルドシートが設置されているか否かの判定は、車両に備えられている体系検知センサにより、人の加重であるか、チャイルドシート設置による加重であるか判定するように構成されている。また、体系検知センサの変わりに座席シートに設けられた加重センサ10a(着座センサ)を用いて判定するように構成してもよい。
【0040】
S21においてチャイルドシートが設置されていると判定されると(S21、YES)、チャイルドシートが設置されたことをナビゲーション装置Nの制御部11に記憶し(S22)、チャイルドシート設置状態からさらに加重(再加重)があるか否かを判定する(S23)。S23においてさらに加重があったと判定されると(S23、YES)、制御部11は、チャイルドシートに乳幼児が乗車したと判断してナビゲーション装置Nの同乗者情報を乳幼児に設定する(S24)。なお、S20及びS23において、別処理にて加重を判定するのは、チャイルドシートに乳幼児が座った状態で車内に設置されることはなく、チャイルドシートを設置した後、乳幼児をチャイルドシートに座らせて固定したときでも検出することができるようにしたものである。なお、S20においてシートへの加重が無いと判定されたときや(S20、NO)、S21においてチャイルドシードの設置が無いと判定されたときや(S21、NO)、S23において再度座席シートへの再加重が無いと判定されると、ナビゲーション装置Nは、通常モード(S25)で動作する。
【0041】
このように構成されたナビゲーション装置Nは、座席シートの加重があったか否かを判定し、加重があったと判定されたあとチャイルドシートの設置があった否かを判定し、チャイルドシートが設置されていると判定され、再度シートへの加重があったか否かの判定が行われ、再度加重があったと判定されるとナビゲーション装置Nの同乗者情報を乳幼児に設定するように構成しているので、チャイルドシートを車の座席に取り付けられているだけ同乗者情報を乳幼児と設定変更するのではなく、チャイルドシートの設置があるか否かを判定し、反程度に再度シートへの加重があったか否かを判定することで、幼児が乗車しているのか否かを自動的に正確に判定してナビゲーション装置Nの同乗者情報を変更することができる。
【0042】
また、本発明の実施形態において、例えば、妊婦の出産予定日を外部メモリ6から読み出し、または手動にて入力することにより、妊婦に関する情報を記憶し、出産予定日以降の緊急施設検索時は、同乗者情報を妊婦から乳幼児へ自動変更し、緊急時の検索施設を産
婦人科から小児科へ変更するように構成してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0043】
同乗者の体調の変化によって緊急度が高い状態になったときに、最適な施設の検索をするとともに、現在位置・時刻より自動で診察可能な病院を選択して表示することが可能。また、検索された病院と通信を行なうことにより、病院と連絡を取りながら向かうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本実施形態の車載ナビゲーション装置の構成を示すブロック図
【図2】地図データベースの構成を示す模式図
【図3】緊急時の施設経路探索を行うときの処理を示すフロー図
【図4】判定部を用いたときの乳幼児同乗者検出処理を示すフロー図
【符号の説明】
【0045】
1 位置検出部
1a 地磁気センサ
1b ジャイロスコープ
1c 距離センサ
1d GPS受信機
2 地図データ
3 操作スイッチ
4 同乗者情報入力部
5 判定部
6 外部メモリ
7 表示部
8 音声出力部
9 緊急ボタン
10 着座検出部
10a 加重センサ
10b 体系検知センサ
11 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
目的地を設定する目的地設定手段と、
施設情報を含む地図データが保存された地図データ記憶手段と、
前記車両に同乗する同乗者の条件を設定する同乗者設定手段と、
前記同乗者設定手段で設定された条件に基づいて目的地までの経路を探索し案内を行う経路案内手段と、
経路や施設情報を表示する表示手段と、
前記同乗者の緊急状態を入力する緊急状態入力手段と、
前記緊急状態入力手段の入力に応じて前記地図データ記憶手段から前記現在位置周辺の病院施設を探索する施設探索手段と、を備え、
前記施設探索手段で探索された病院施設を前記表示手段に表示すると共に前記経路案内手段で前記病院施設までの経路を探索し案内することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記車両に妊婦又は乳幼児以上の子供が乗車しているか否かを判定する判定手段を備え、前記判定手段が妊婦又は乳幼児が乗車していると判定した場合のみ、悪路を避け、身体に負担がかからない経路を前記経路案内手段で探索することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記車両にチャイルドシートが設置されたか否かを判定し、前記チャイルドシートに着座したことを検出する着座検出手段を備え、前記着座検出手段が前記チャイルドシートに子供が着座したことを検出した場合に、前記判定手段は、妊婦又は乳幼児以上の子供が乗車していると判定することを特徴とする請求項2のいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記着座検出手段は、前記チャイルドシートへの加重を検出する加重検出手段と、前記チャイルドシートのシートベルトの装着を検出する装着検出手段とを備え、前記加重検出手段が前記チャイルドシートへの加重を検出する共に前記装着検出手段が前記チャイルドシートのシートベルトの装着を検出したときに、前記チャイルドシートに乳幼児が着座したと検出することを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
妊婦に関する情報を取得する同乗者情報取得手段を備え、前記同情者情報取得手段で取得された情報より前記経路案内手段の検索の条件が変更又は追加されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−145324(P2010−145324A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−325220(P2008−325220)
【出願日】平成20年12月22日(2008.12.22)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】