説明

住居用システム

【課題】インターホンと組み合わせることが出来て、外出時にはホームオートメーション或いはセキュリティシステムの何れか一方をセットすれば外出時の設定を行うことが出来る住居用システムの提供。
【解決手段】インターホン(1)と組み合わせたセキュリティシステム(A)と、ホームオートメーションシステム(B)とを有し、両システム(A、B)は通信プロトコルの変換機能を有するインターフェース装置(2)を介して接続されており、該インターフェース装置(2)は、ホームオートメーションシステム(B)側の通信プロトコルとセキュリティシステム(A)側の通信プロトコルを相互に変換する機能を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターホンと組み合わせたセキュリティシステムとしての機能と、ホームオートメーションシステムとしての機能を併せ持つ住居用のシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
来訪者の顔を映し出し、来訪者と会話が出来るインターホンが普及しつつある。近年、係るインターホンにセキュリティシステムを組み合わせることが試みられている。
【0003】
例えば、家庭用インターホンを防犯スイッチと組み合わせたり、火災の様なトラブルの発生を検知する防災手段と組み合わせたりすることが可能である。
また、例えばマンションのような集合住宅であれば、各住戸のみならず、共用部についても、例えばマンションの入口を監視して来訪者の顔を自動録画したり、駐車場を監視したり、住戸の警報を警備会社に移報することも可能である。
さらに、これ等の機能をインターネット経由で提供することも出来る。
【0004】
図7は、そのようなインターホンにセキュリティシステムを組み合わせたインターホンシステムの1例を示したブロック図である。
インターホン1には電気錠22が接続され、インターホン(本体)1の操作で電気錠22の施錠・開錠が行われる。また、インターホン1には防犯センサ12が接続され、防犯センサ12の作動することによって、例えば、盗難が生じつつある場合には、外部機器(接続機器)3によってネットワーク40経由で、図示しない警備会社等に盗難発生を知らせるように構成されている。
或いは、携帯電話9を使用して、ネットワーク40経由でインターホンシステムに接続して、例えば外出時に施錠忘れ等をしていないかの確認を行うことが出来る。
【0005】
この様に、インターホンとセキュリティシステムとを組み合わせれば、家庭内の色々な情報が、インターホンを使って管理出来る。
そのようなセキュリティシステムを組み合わせたインターホンと、温水システムや家電類を総合的に制御できるホームオートメーションシステムとを組み合わせることにより、更に生活の利便性は向上する。
【0006】
ここで、係るインターホンと組み合わせたセキュリティシステムでは、同一の事業者が最初から共通のプロトコルで構築したシステムの応用とは異なり、異なる事業者が異なるプロトコルで構築したシステムには応用することが出来なかった。
例えば、上述したインターホンと組み合わせたセキュリティシステムでは、熱源機に関連する温水システムや家庭用電気製品等を制御するホームオートメーションシステムの制御や監視に応用することが出来なかった。
【0007】
そのため、従来のインターホンと組み合わせたセキュリティシステムでは、マンションの部屋から外出する際に必要な設定(セッティング)を行うに際して、インターホンと組み合わせたセキュリティシステムにおける側の設定(セッティング)と、ホームオートメーションシステム側で必要な設定(セッティング)とを、別個に行わなければならなかった。
外出時において、インターホンと組み合わせたセキュリティシステム側と、ホームオートメーションシステム側との双方について、外出時の設定を行うことは、ユーザーに対して、大変、煩雑な印象をあたえている。特に、外出先の予定時刻まで猶予が無い場合等、いわゆる「急いでいる」場合には、係る煩雑な印象は非常に強く、ユーザーに不快感を与えてしまうこともある。
【0008】
その他の従来技術としては、例えば、テレビドアホンの機能を変更すること無く、外部の各種機器と接続して、監視機能を向上し、且つ、ネットワーク接続を可能ならしめるテレビドアホンシステムが提供されている(特許文献1参照)。
しかし、係る従来技術においても、異なる事業者が異なるプロトコルで構築したシステムには適用することが困難であり、例えばホームオートメーションシステムに組み合わせることは出来ないので、上述した問題を解決し得ない。
【0009】
また、異常の検出場所の状況を把握する警備システム(例えば、特許文献2参照)や、有人時の警備に加え、ユーザーによる警備セット/解除操作を不要とするセキュリティシステム(例えば、特許文献3参照)、或いは、留守家屋における空気浄化宅内機器監視制御システム(例えば、特許文献4参照)等が提案されている。
【0010】
しかし、異常の検出場所の状況を把握する警備システム(特許文献2参照)や、ユーザーによる警備セット/解除操作を不要とするセキュリティシステム(特許文献3参照)は、警備会社の設備及び警備方法に関するものであって、個人住宅のホームオートメーションとは何ら関係がない。
留守家屋における空気浄化宅内機器監視制御システム(特許文献4)は、ホームオートメーションの一部(空気浄化のみ)ではあっても、多くの家電製品や、照明、或いは、暖房機器や給湯機器等、日常生活に密接に関係する設備の監視をするものではない。勿論、住居のセキュリティに関しては何ら言及していない。
【特許文献1】特開2004−236083号公報
【特許文献2】特開2005−284861号公報
【特許文献3】特開2005−292942号公報
【特許文献4】特開平5−137178号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、インターホンと組み合わせることが出来て、外出時にはホームオートメーション或いはセキュリティシステムの何れか一方をセットすれば外出時の設定を行うことが出来る住居用システムの提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
発明者等は種々研究の結果、インターホンと組み合わされたセキュリティシステムと、ホームオートメーションシステムとを有する住居において、外出時の設定を別個に実行しなければならないのは、通信プロトコルが異なることが原因であることに着目した。
【0013】
本発明の住居用システムは、(防災用機器11及び/又は防犯用機器12を備えており)インターホン(1)と組み合わせたセキュリティシステム(A)と、ホームオートメーションシステム(B)とを有しており、セキュリティシステム(A)とホームオートメーションシステム(B)とはインターフェース装置(インターホンユニット2)を介して通信伝達可能に接続されており、該インターフェース装置(インターホンユニット2)は、ホームオートメーションシステム(B)側の通信プロトコルとセキュリティシステム(A)側の通信プロトコルを相互に変換する機能を有していることを特徴としている(請求項1)。
【0014】
本明細書において、「インターホン(1)と組み合わせたセキュリティシステム」とは、ユーザーがインターホンから設定できるセキュリティシステムを意味している。そしてセキュリティシステムは、「侵入」、「火災」等の危険を想定した警戒装置を住居内に設置して、警戒装置が異常を検知した際に各種回線を通じてセキュリティ側管理センターに通知され、緊急対処要員が駆けつけるという仕組みを、基本的にしている。
また、本明細書において、「ホームオートメーションシステム」なる文言は、家庭用電気製品その他の電気器具や、温水・給湯システム等で代表される家庭用機器を主として制御するシステムである趣旨で用いられている。ここで、「ホームオートメーションシステム」(HA)は、防犯やガス漏れをチェックしたり、各種回線や情報ネットワークを利用して空調設備や熱源機等を操作する住居用システムであり、照明等の各種電気製品を集中制御方式にて管理したり、外部から携帯電話等を用いて制御することが出来る。
【0015】
本発明の住居用システムにおいて、ホームオートメーションシステム(B)側に外出用の設定(ホームオートメーションシステム側の機器のOFF、セキュリティシステムの防災用機器及び防犯用機器のON等)を行うためのスイッチ(外出セッティング用スイッチ)(3S、31S)が設けられているのが好ましい(請求項2)。
【0016】
ここで、外出用の設定がされた際には、ホームオートメーションシステム(B)側の機器を、全て電源をOFFにすることが出来る。
或いは、居住者が外出時には電源をOFFにすることが望ましい機器と、居住者が外出時であっても電源をONにしておくことが望ましい機器とを選り分けて、外出用の設定がされた際には、外出時には電源をOFFにすることが望ましい機器の電源をOFFにすることが出来る。
この場合、外出時には電源をOFFにすることが望ましい機器と、居住者が外出時であっても電源をONにしておくことが望ましい機器とを、予め選り分けても良い。或いは、外出時に、その都度、電源をOFFにすることが望ましい機器を選定して、電源をOFFにすることも出来る。
【0017】
また本発明の住居用システムにおいて、インターホン(1)と組み合わせたセキュリティシステム(A)側の警備状態切換スイッチ(1b)を入れると、ホームオートメーションシステム(B)側の機器の情報が(インターネット40を経由して)ホームオートメーションシステム側管理施設(ホームオートメーションシステム側管理センター50)で監視される様に構成されているのが好ましい(請求項3)。
さらに本発明の住居用システムにおいて、通信機器(例えば、携帯電話9、その他、インターネット40にアクセス可能な装置を包含)により(インターネット40経由で)ホームオートメーションシステム側管理施設(50)に通信(アクセス)して、ホームオートメーションシステム(B)の機器の状況を把握すると共に、インターホン(1)と組み合わせたセキュリティシステム(A)側を警備状態に切り替える様に構成されているのが好ましい(請求項4)。
【発明の効果】
【0018】
上述する構成を具備する本発明によれば、インターネット(40)を経由してホームオートメーションシステム側管理センター(50)にアクセスすることにより、ホームオートメーションシステム(B)を構成する家電製品や温水システム(C;7、31、32)の作動状態を監視することが出来る。そして、外出時においては、住居内の空調機器(24)や照明(28)の消し忘れ、鍵(電気錠22)の閉め忘れ等を確認して、空調機器(24)や照明(28)のOFF、鍵(電気錠22)の施錠を行うことが出来る。
また、IPユニット(3)、インターホンユニット(2)を介して、ホームオートメーションシステム(B)側から、インターホン(1)と組み合わせたセキュリティシステム(A)のセットをすることが出来る。
【0019】
その結果、複数の操作を行うことなく、単一の操作のみによって、ホームオートメーションシステム(B)及びインターホン(1)と組み合わせたセキュリティシステム(A)を、外出時の設定に切り替える事が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
先ず、図1〜図5に基づいて、本発明の第1実施形態について説明する。ここで、図1は、第1実施形態の構成の概要を示したブロック図である。
【0021】
図1において、全体を符号100で示す住宅用システムは、セキュリティシステムAと、ホームオートメーションシステムBとから、概略、構成されている。
セキュリティシステムAは、インターホン(本体)1を中核ユニットとして、防災スイッチ11と防犯スイッチ12と水漏れセンサ15とを有し、防災機能及び防犯機能を備えている。
【0022】
このセキュリティシステムAは、来訪者を映像(画像)で確認し、更にその映像(画像)を記憶する来訪者確認機能18を備え、住人が帰宅したことを別の箇所に通知する帰宅通知機能19aや、宅配があったことを別の箇所に通知する宅配通知機能19bをも有しており、宅内において漏水があることを検知する機能を備えている。
セキュリティシステムAには、非常ボタン1aが設けられており、有事においては、非常ボタン1aを操作する(押す)ことにより、警報を発するように構成されている。
【0023】
ホームオートメーションシステムBは、温水システムCと、電気製品(家電類)と、ネットアダプタ6、IPユニット3とから構成されている。
ここで、温水システムCは、各部屋の床暖房31と、風呂(台所への給湯設備も含む)33と、浴室暖房34等(温水端末)と、その床暖房31、風呂33、浴室暖房34等に温水を供給する熱源機7とから構成されている。そして、図1において、電気製品(家電類)としては、空調機器(エアコン)24、照明28、鍵(電気錠)22が示されている。
電気錠2については、セキュリティシステムA側で管理することも可能である。しかし、図示の実施形態においては、セキュリティシステムA側とホームオートメーションシステムB側の何れにおいても管理可能な機器(例えば電気錠2)は、ホームオートメーションシステムB側で優先的に管理する様に構成されている。勿論、セキュリティシステムA側で管理する様に構成することも可能である。
【0024】
ホームオートメーションシステムBは、温水システムCや電気製品(家電類)等における各種機器の動作状況を、IPユニット3を介して、ネットワーク40に接続されたサーバ(ホームオートメーションシステム側管理センター)50で自動的に確認可能するように構成されている。
ネットワーク40は、双方向に通信を授受する機能を備えた情報ネットワークであれば、例えば、インターネットや、LAN等、どの様なネットワークであっても適用することが出来る。図示の実施形態においては、ネットワーク40としては、インターネットを用いている。
【0025】
熱源機7と、電気製品(電気錠23、空調機器24、照明28等)とは、ネットアダプタ6に接続されている。
図2を参照して後述する様に、温水システムCの制御系の通信プロトコルと、電気製品の制御系の通信プロトコルとは異なっているが、ネットアダプタ6には接続可能に構成されている。
【0026】
前記ネットアダプタ6は、IPユニット3に接続され、そのIPユニット3は更にインターホンユニット2を介して前記セキュリティシステムAのインターホン1に接続されている。IPユニット3は、前述したように、ネットワーク40を介してホームオートメーションシステム側管理センター50に接続されている。
【0027】
図2を参照して後述する様に、インターホン1、即ちセキュリティA側の通信プロトコル(インターホン1からインターホンユニット2の間の通信プロトコルを含む)は、(ホームオートメーションシステムB側における)IPユニット3とインターホンユニット2とを接続している通信プロトコルとは、その方式が異なっている。
インターホンユニット2は、異なる通信プロトコルを互いに変換し合って、双方からの通信を伝達可能に構成されている。
【0028】
図1で示すシステムでは、住居内の風呂、床暖房等の温水システムCや、空調機器24、照明28、(電気)錠22等の家電類の動作状況を自動的に確認すると共に、インターホン1と組み合わせたセキュリティシステム(警備システム)Aの利用が可能となっている。
図1の住居システム100では、例えば携帯電話9の様な持ち運んで移動可能な通信手段(いわゆる「モバイル」)によりネットワーク40にアクセスし、ネットワーク40を介してセキュリティシステムA、或いは、ホームオートメーションシステムBを操作可能に構成されている。
【0029】
図2は、第1実施形態をさらに詳細に示すである。
図2においても、インターホン1は、インターホン本体のみならず、インターホンと組み合わせたセキュリティシステムAをも含めた構成要素として表現されている。
【0030】
インターホン1には、防災スイッチ11や、防犯用のスイッチ12が組込まれている。ここで、防犯用のスイッチ12は、不審者の住居への侵入を警告する防犯用の機器(例えば、前記防犯センサ12及び図示しない非常ブザー)を包括的に示しており、防災スイッチ11は、その他の災害を未然に防止するための防災用機器を包括的に示している。
防災スイッチ11には、例えば、家屋に地震などによる大きな外力が作用したり、その外力作用によって家屋の特定箇所が損壊したりすることを検知する機能や、或いは、家屋に災害が降りかかった場合に、当該防災スイッチ11を押すことで、地域の防災センター等に連絡出来る機能、その他が組み込まれている。
【0031】
また、インターホン1には、図2では「バスコール」と表示されている機器13や、図2では「トイレコール」と表示されている機器14が組込まれている。「バスコール」13は、浴室で気分が悪くなった際に、その旨を所轄の部署、例えば救急センターに伝える機能を有している。「トイレコール」14は、トイレで気持ちが悪くなった際に、その旨を、例えば救急センターに伝える機能を有している。
【0032】
図2において、インターホン1は、上水道からの水漏れを検知する機器(図2では「水漏れ」と表示)15や、ガスの漏出を検出する機器(図2では「ガス漏れ」と表示)16、火災報知器(図2では「火災」と表示)17が組み込まれた状態で示されている。
図2では明確には図示されていないが、インターホン1と組み合わせたセキュリティシステムAには、訪問者を録画する機器18がもうけられている(図1において「来訪者確認」、符号18で表示)。
【0033】
インターホン1において、上述した何れの機能も、通信回線(図2では矢印Lsで示す)によって、常時、セキュリティ側管理センター10で制御或いは監視されている。
なお、インターホン1に組み合わせる機能や機器については、図示に限定されるものではない。
【0034】
インターホン1には、警備状態切り替えスイッチ(以下、「警備スイッチ」と記載)1bが組込まれている。
図4を参照して後述する様に、この警備スイッチ1bを入れると、ホームオートメーションシステム側の機器の情報がインターネット40を経由して、ホーム管理センター50で監視されるように構成されている。
【0035】
ホームオートメーションシステムB側のIPユニット3は、ホームオートメーションシステムBを提供する側(ホームオートメーションの開発・施工を担当する業者)の定めた仕様の通信プロトコルを用いているラインLBが、例えば4本接続可能に構成されている。
図2では、4本のラインLBの内、3本が使用されている。すなわちIPユニット3は、上述した通り、インターホンユニット2、ネットアダプタ6、ガスメータ5に、ラインLBを介して接続されている。
【0036】
ホームオートメーションシステムB側(図2ではIPユニット3)と、インターホン1及びそれと組み合わせたセキュリティシステムA側とを、情報或いは信号について接続可能にせしめているのが、インターホンユニット2である。
【0037】
インターホンユニット2とインターホン1と組み合わせたセキュリティシステムA側とは、セキュリティシステムAの提供者(例えば、セキュリティを担当する警備会社)側が定めた仕様或いは通信プロトコルにより、情報或いは通信をラインLAで接続している。
一方、IPユニット3とインターホンユニット2とは、ホームオートメーションシステムBの提供側が定めた仕様或いは通信プロトコルにより、ラインLBを介して、信号或いは情報の通信を行う様に構成されている。
【0038】
インターホンユニット2は、ラインLBを介して行われるIPユニット3とインターホンユニット2の通信プロトコル(ホームオートメーションシステムBの提供側が定めた仕様)と、ラインLAを介して行われるインターホンユニット2とインターホン1に組み合わせたセキュリティシステムAとの通信プロトコル(インターホン1或いはセキュリティシステムAの提供者の定めた仕様)とを、双方向にプロトコル変換して、双方向通信を可能ならしめる機能を有する様に構成されている。
【0039】
ホームオートメーションシステムB側において、ネットアダプタ6とIPユニット3との間、及び、IPユニット3とガスメータ5との間についても、前記と同様のラインLBによって接続されている。
IPユニット3はHUB4に接続されており、以って、ホームオートメーションシステムB側をインターネット40に接続している。
【0040】
ホームオートメーションシステム側管理センター50より、インターネット40を介してIPユニット3に入力された情報或いは指示は、ホームオートメーションシステムBの提供側が定めた仕様の通信により伝達される。
ここで、インターホンユニット2を介在させることにより、ホームオートメーションシステム側管理センター50からの情報或いは指示は、セキュリティシステムAの提供者の定めた仕様にプロトコル変換されて、インターホン1(或いは、インターホン1と組み合わせたセキュリティシステムA)側に伝達することが出来る。
【0041】
一方、インターホン1或いはそれと組み合わせたセキュリティシステムA側では、防犯、防災に関する機器への情報或いは指示の通信は、インターホン1或いはセキュリティシステムAの提供者の定めた仕様で行われる。しかし、インターホンユニット2を介在させたことにより、セキュリティシステムA側の情報或いは指示を、ホームオートメーションシステムBの提供側が定めた仕様にプロトコル変換して、例えば、外出時のセッティングの必要性を意味する情報或いは信号として、ホームオートメーションシステムB側で有効に利用することが可能である。
【0042】
ホームオートメーションシステムB側において、ネットアダプタ6は、ホームオートメーションシステムBに係る各種機器(温水システムC、家電類(電気錠コントローラ21、空調機24、照明ユニット26、その他)を、IPユニット3と情報的に接続するのに用いられるアダプタである。
ネットアダプタ6に接続されている機器の内、家電関係の機器(図2では、電気錠コントローラ21、空調機24)については、ホームオートメーションシステムBのJEM―A規格に適合するIFUにより接続されている。JEM−Aの接続ラインは、図2及び図6において、符号LCで示されている。
【0043】
図2におけるホームオートメーションシステムBにおいて、電気錠コントローラ21は、住居における図示しない扉の電気錠(本体)22を施錠、開錠する制御を行っている。
照明ユニット26は、住居における各種照明28や3路スイッチ27に接続されており、照明のON−OFFや照度等を制御している。
電気錠コントローラ21及び照明ユニット26とネットアダプタ6とは、JEM−A規格のラインLCで接続されている。
【0044】
上述した様に、図示の実施形態では、ホームオートメーションシステムBは家電類の制御のみならず、温水システムCも制御している。
ホームオートメーションシステムBのネットアダプタ6は、温水システムCにおける熱源機7にも接続している。ここで、ネットアダプタ6と熱源機7とは、熱源機製造者(熱源機メーカー)が定めた独自の規格に沿って、ラインLDで通信を行っている。
【0045】
図2において、熱源機7には床暖房コントローラ31と台所に配置されたリモートコントロール装置(台所リモコン)32とが接続されている。ここで、熱源機7と床暖房コントローラ31とは、燃料業界(例えばガス業界)の標準規格に沿って、ラインLGによって通信を行っている。
【0046】
台所リモコン32及びIPユニット3は、外出セッティング用スイッチ32S、3Sが設けてある。外出セッティング用スイッチ32S、3Sの機能については後述する。
なお、外出セッティング用スイッチ32S、3Sは、何れか一方のみを設ける様に構成しても良い。換言すれば、外出セッティング用スイッチは、台所リモコン32とIPユニット3の何れか一方のみに設けることが可能である。
【0047】
セキュリティシステムA側において、インターホン1と組み合わせたセキュリティシステムAの防災用機器(スイッチ)11や防犯用機器(スイッチ)12が異常を検知した場合、例えば、外出時に第三者が侵入した旨を検出した場合や、出火を検知した場合等には、ラインLsを介してセキュリティ側管理センター10に異常を検知した旨を発信して、セキュリティ側管理センター10で必要な処置を行う様に構成されている。
【0048】
一方、ホームオートメーションシステムB側については、インターネット40を経由してホームオートメーションシステム側管理センター50にアクセスすることにより、ホームオートメーションシステムBを構成する家電製品や温水システムCの作動状態を監視することが出来る。そして、外出時においては、携帯電話9を使用して、インターネット経由で住居内の空調機器24や照明28の消し忘れ、鍵(電気錠)22の閉め忘れ等を確認して、空調機器24や照明28のOFF、鍵(電気錠)22の施錠を行うことが出来る。
後述する様に、IPユニット3、インターホンユニット2を介して、ホームオートメーションシステムB側から、インターホン1と組み合わせたセキュリティシステムAのセットをすることが出来る。
【0049】
図3は、図2で示すシステム100において、ホームオートメーションシステムB側の外出セッティング用スイッチ32S、3Sの何れかを操作する(ONとする)ことにより、外出時のセッティングを可能とする手順を示すフローチャートである。
【0050】
図3のフローチャートに基づいて、外出時のセッティング手順を説明する。
先ずステップS1では、外出セッティングスイッチ3S、32Sの何れかがONとなったか否かを判定する。外出セッティングスイッチ3S、32Sの何れかがONとなるまで、ステップS1がNOのループを繰り返す(待機)。
ここで、ステップS2以下の手順は、後述するステップS5以下の手順とパラレルに進行する。換言すれば、外出セッティングスイッチ3S、32Sの何れかがONとなった旨の情報(ステップS1がYESである旨の情報)は、セキュリティシステムA側とホームオートメーションシステムB側とへ同時に伝達されるのである。
【0051】
先ず、ステップS2以下の手順、すなわちセキュリティシステムA側の手順を説明する。
何れかの外出セッティングスイッチ3S、32SがONとなったならば(ステップS1のYES)、インターホン1側(ステップS2の側のルート)は、インターホンユニット2を介して、外出セッティングスイッチ3S、32SがONとなった旨、すなわち外出する旨を、インターホン1と組み合わせたセキュリティシステムA側へ通信する(ステップS2)。
【0052】
次に、インターホン1とセキュリティシステムA側を外出時の設定に切り替える(ステップS3)。即ち、防犯、防災、訪問者の録画等、ユーザーが外出している際におけるセキュリティとして必要な設定が行われる。そして、セキュリティシステムA側を外出時の設定に切り替える処理が完了するのを待って(ステップS4がNOのループ)、制御を終了する。
【0053】
ステップS5以降の手順、すなわちホームオートメーションシステムB側(ステップS5の側のルート)の手順については、何れかの外出セッティングスイッチ3S、32SがONとなったならば(ステップS1のYES)、ホームオートメーションシステムB側を外出時の設定に切り替える(ステップS5)。
そして、ホームオートメーションシステムB側の切り替えが完了するのを待って(ステップS6がNOのループ)、制御を終了する。
【0054】
ホームオートメーションシステムB側の機器を外出時の設定に切り替える旨の手順は、詳細には、例えば、外出セッティング用SWをONにした際に、その旨がインターネット40経由でホームオートメーションシステム側管理センター50に送られる。ホームオートメーションシステム側管理センター50は、インターネット40経由でホームオートメーションシステムB側の各機器に対して、外出の際に必要な態様に切り替える旨の指令を送信する。これにより、ホームオートメーションシステムB側の各機器は、外出時の態様に切り替えられる。
【0055】
ホームオートメーションシステムB側の機器における外出時の機能としては、例えば、外出セッティング用SWをONにした際に、ホームオートメーションシステムB側の全ての機器をOFF状態にせしめることが出来る。
或いは、ホームオートメーションシステムB側の機器について、外出時にOFF状態にするべき機器と、外出時でもON状態を継続するべき機器とを選り分け、外出セッティング用SWがONとなった際に、OFF状態にするべき機器のみをOFF状態にすることも可能である。
【0056】
外出時にOFF状態にするべき機器と、外出時でもON状態を継続するべき機器とを選り分ける場合において、OFF状態にするべき機器とON状態にするべき機器との「選り分け」は、外出時以前に、例えば住居にシステム100を導入する際に予め行うことが出来る。或いは、外出の度に、外出時でもON状態を継続するべき機器とを選り分ける様に構成しても良い。
【0057】
図4は、図2で示すシステム100において、インターホン1と組み合わせたセキュリティシステムA側の警備スイッチ1bを操作してON状態にする(警備スイッチ1bを押す)ことのみで、外出のセッティングが行われる制御の手順を示している。
【0058】
図4において、ステップS11では、セキュリティシステムA側に設けられた警備スイッチ1bがON状態になったか否かを判定する。
警備スイッチ1bがON状態になれば(ステップS11がYES)、その旨がセキュリティシステムA側とホームオートメーションシステムB側とに、パラレルに伝達される。
すなわち、後述するステップS12以降の手順と、ステップS18以降の手順とは、パラレルに実行されるのである。
【0059】
ステップS12では、インターホンユニット2を介して、警備スイッチ1bがONとなった旨が、ホームオートメーションシステムB側へ通信される。
次のステップS13では、ホームオートメーションシステムB側における機器の情報(ON−OFF信号、負荷、その他)を、HUB4、インターネット40経由でホームオートメーションシステム側管理センター50へ伝達する。
【0060】
ホームオートメーションシステム側管理センター50では、インターネット40経由で伝達されたホームオートメーションシステム側機器の情報に基いて、外出のセッティングに必要な指示或いは情報を決定する。そして、ホームオートメーションシステム側管理センター50から、外出時の態様に切り替えるための制御情報(外出のセッティングに必要な指示或いは情報)を出力する(ステップS14)。
【0061】
制御情報、即ち、外出のセッティングに必要な指示或いは情報は、インターネット40、HUB4経由で、ホームオートメーションシステムB側へ送られる(ステップS15)。
そして、ホームオートメーションシステムB側の機器は、ホームオートメーションシステム側管理センター50から伝達された情報に従って、外出用のセッティングへの切り替えを行う(ステップS16)。
【0062】
ステップS17では切り替えが完了したか否かを判定する。外出用のセッティングへの切り替えが完了するまでは、ステップS16を繰り返す(ステップS17がNOのループ)。そして、切り替えが完了(ステップS17がYES)した時点で、制御を終了する。
【0063】
ステップS18以下の手順においては、図3の場合と同様に、セキュリティシステムA側は、ユーザーが外出している際におけるセキュリティとして必要な設定、例えば、防犯、防災、訪問者の録画等の設定が行われる(外出時の機能に切り替える)。
そして、ステップS19では外出時の機能への切り替えが完了したか否かを判定する。外出時の機能への切り替えが完了しない場合にはステップS18を繰り返し(ステップS19がNOのループ)、外出時の機能への切り替えが完了すれば(ステップS19がYES)制御を終了する。
【0064】
ホームオートメーションシステムB側を外出時のセッティングに切り替えるステップS16において、例えば、外出セッティング用スイッチ3S、又は32SをONにした際に、ホームオートメーションシステムB側の全ての機器をOFF状態にせしめることが出来る。
【0065】
或いは、ホームオートメーションシステムB側の機器について、外出時にOFF状態にするべき機器と、外出時でもON状態にするべき機器とを選り分け、外出セッティング用SWがONとなった際に、外出時にOFF状態にするべき機器のみをOFF状態にすることも出来る。
【0066】
外出時にOFF状態にするべき機器と外出時でもON状態にするべき機器とを選り分ける場合において、OFF状態にするべき機器とON状態にするべき機器との「選り分け」は、予め、例えばシステム100の導入時等に行っても良いし、外出の度に、OFF状態にするべき機器とON状態にするべき機器とを選り分けても良い。
【0067】
図5は、携帯電話7を用い、インターネット40経由でホームオートメーションシステム側管理センター50にアクセスすることにより、外出のセッティングを行う手順を示すフローチャートである。
【0068】
図5において、ステップS21では、ユーザーの携帯電話7よりインターネット40経由で外出時の機能に切り替える旨の指示があるか否かを判定する。その様な指示が無い場合(ステップS21がNOのループ)は、待機状態である。
外出時の機能に切り替える旨の指示があれば、(ステップS21がYES)、ホームオートメーションシステム側管理センター50では外出のセッティングに必要な指示或いは情報を決定し、インターネット40経由で、ホームオートメーションシステムBに対して、外出時のセッティングに切り替える旨の制御情報を出力する(ステップS22)。
【0069】
インターネット40、HUB4、IPユニット3経由で、ホームオートメーションシステムB側へ送られた外出のセッティングに必要な指示或いは情報に従って、ホームオートメーションシステムBの機器は外出用のセッティング或いは外出時の態様に切り替えられる(ステップS23)。
ステップS24では切り替えが完了したか否かを判定し、切り替えが完了すれば(ステップS24のYES)ホームオートメーションシステムB側のセッティングは終了する。
【0070】
一方、外出のセッティングに切り替える旨の情報は、ホームオートメーションシステム側管理センター50から、インターネット40、HUB4を介して、IPユニット3及びインターホンユニット2経由でインターホン1及びそれと組み合わせたセキュリティシステムA側に送られる(ステップS25)。そして、セキュリティシステムA側で、防犯、警備のためのセッティング(外出時に必要な機能の実行)が行われ、インターホン1を含むセキュリティシステムA側を外出時の態様に切り替える(ステップS26)。
【0071】
そして、ステップS27ではセキュリティシステムA側が外出時の態様に切り替えられたか否かが判定され、外出時の態様への切り替えが完了したならば(ステップS27のYES)、図5の手順は終了する。
【0072】
図3、図4の場合と同様に、ホームオートメーションシステムB側については、外出時のセッティングとしては、例えば、外出セッティング用SW(3S又は32S)をONにした際に、ホームオートメーションシステムB側の全ての機器をOFF状態にせしめることが出来る。
【0073】
或いは、ホームオートメーションシステムB側の機器について、外出時にOFF状態にするべき機器と、外出時でもON状態にするべき機器とを選り分け、外出セッティング用SWがONとなった際に、OFF状態にするべき機器のみをOFF状態にすることも出来る。
【0074】
そして、外出時にOFF状態にするべき機器と外出時でもON状態にするべき機器とを選り分ける場合において、OFF状態にするべき機器とON状態にするべき機器との「選り分け」は、予め(例えば、システム100の導入時等に)行っても良いし、外出の度に係る「選り分け」を行っても良い。
【0075】
図1〜図5で示す第1実施形態では、例えば、住居(マンションの部屋等)から外出する際に必要な設定(セッティング)が、単一のスイッチ或いは携帯電話7等を用いて行うことが出来る。すなわち、外出する際において、セキュリティシステムA側のセットと、ホームオートメーションシステムB側のセットとを別々に行う必要が無く、外出時における準備(セッティング等)の煩わしさが解消される。
【0076】
図1〜図5で示す第1実施形態では、ホームオートメーションシステム側の管理センター50がいわゆる「ベース」となっているが、インターホン1と組み合わせたセキュリティシステムA側をベースにすることも可能である。
図6の第2実施形態(住居システム全体を符号101で示す)は、インターホン1と組み合わせたセキュリティシステム側の管理センター50をベースとしている。
【0077】
図6に示す第2実施形態においても、ホームオートメーションシステムB側の家電類或いは温水システムC等の情報は、インターネット(図6では図示せず)を経由して、ホームオートメーションシステム側管理センター50に発信され、ホームオートメーションシステム側管理センター50で適宜、判定或いは処理して、(家電類或いは温水システムC等の制御に)必要な情報が返信される。
【0078】
第2実施形態の住居システム101によれば、携帯電話9でインターネット40経由でセキュリティ側管理センター10にアクセスすることが出来る。そして、セキュリティ側管理センター10から外出時に必要なセッティングを行う旨の情報或いは指令がセキュリティシステムA側に(インターネット40経由で)伝達されると、セキュリティシステムA側では必要な機能の切り替えが行われる。それと共に、外出時に必要なセッティングを行う旨の情報或いは指令は、インターホンユニット2及びIPユニット3を介して、ホームオートメーションシステムB側に伝達される。
【0079】
その結果、第2実施形態の住居システム101によれば、携帯電話9でセキュリティ側管理センター10にアクセスすれば、ホームオートメーションシステムB側における外出時のセッティングが実行されるのである。
そして、この第2実施形態においても、インターホン1と組み合わせたセキュリティシステムA側とホームオートメーションシステムB側とを、別個に、外出用のセッティングを行う必要が無い。
その他の構成及び作用効果については、図6の第2実施形態は、図1〜図5の第1実施形態と同様である。
【0080】
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定するものではないことを付記する。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】本発明の第1実施形態の全体構成の概略を示すブロック図。
【図2】第1実施形態の構成において情報伝達及び通信について詳細に示したブロック図。
【図3】外出セッティングスイッチをONとすることにより外出時のセッティングを可能とする場合の手順を示したフローチャート。
【図4】警備スイッチをONとすることにより外出時のセッティングを行う場合の手順を示したフローチャート。
【図5】携帯電話から外出時のセッティングを行う場合の手順を示したフローチャート。
【図6】本発明の第2実施形態の全体構成を示すブロック図。
【図7】従来のインターホンシステムの一例を示すブロック図。
【符号の説明】
【0082】
1・・・インターホン
2・・・インターホンユニット
3・・・IPユニット
4・・・HUB
5・・・ガスメータ
6・・・ネットアダプタ
7・・・熱源機
9・・・携帯電話
10・・・セキュリティシステム側管理センター
11・・・防災スイッチ
12・・・防犯スイッチ
13・・・バスコール
14・・・トイレコール
15・・・コンパレータ
22・・・電気錠
24・・・空調機
28・・・照明
31・・・床暖房コントローラ
32・・・台所リモートコントローラ
40・・・インターネット
50・・・ホームオートメーションシステム側管理センター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターホンと組み合わせたセキュリティシステムと、ホームオートメーションシステムとを有しており、セキュリティシステムとホームオートメーションシステムとはインターフェース装置を介して通信伝達可能に接続されており、該インターフェース装置は、ホームオートメーションシステム側の通信プロトコルとセキュリティシステム側の通信プロトコルを相互に変換する機能を有していることを特徴とする住居用システム。
【請求項2】
ホームオートメーションシステム側に外出用の設定を行うためのスイッチが設けられている請求項1の住居用システム。
【請求項3】
インターホンと組み合わせたセキュリティシステム側の警備状態切換スイッチを入れると、ホームオートメーションシステム側の機器の情報がホームオートメーションシステム側管理施設で監視される様に構成されている請求項1の住居用システム。
【請求項4】
通信機器によりホームオートメーションシステム側管理施設に通信して、ホームオートメーションシステムの機器の状況を把握すると共に、インターホンと組み合わせたセキュリティシステム側を警備状態に切り替える様に構成されている請求項1の住居用システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−207058(P2007−207058A)
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−26630(P2006−26630)
【出願日】平成18年2月3日(2006.2.3)
【出願人】(000220262)東京瓦斯株式会社 (1,166)
【Fターム(参考)】