説明

剥離紙付きのラベル測定方法、その測定装置およびラベルプリンタ

【課題】ラベルとラベルの間の間隔を正確に測定して印字精度を改善する。
【解決手段】ラベルを走行させてセンサ出力を得る。測定ウインド内でのセンサ出力が単調増加から単調減少に転じたときセンサ出力が単峰特性となる。このときのセンサ出力が基準レベル以上であるときラベル間隔での単峰特性と認識する。測定ウインド内の最新のセンサ出力と最古のセンサ出力とのレベル関係が逆転したときの、測定ウインドの中央点が単峰特性の極大点となる。この極大点を中心にして同じライン数離れたラベルの端面のセンサ出力が、一方はラベルの後端面の情報として、他方はラベルの先端面の情報として利用される。ラベル間隔に相当するセンサ出力のみを確実に検出できる。ラベルの透過率やサイズの違い、ラベル間隔のばらつきなどによらず、ラベル間隔を正確に検出でき、印字精度が向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、剥離紙付きのラベル測定方法、その測定装置および当該ラベル測定機能を備えたラベルプリンタに関する。
【0002】
詳しくは、剥離紙にほぼ等間隔で貼着されたラベル同士の間隔、具体的には先行するラベルの後端面と、これに後行するラベルの先端面を、1走査ライン(1測定点)ごと順次走査して検知し、そのセンサ出力の特徴を判別しながら、ラベル間隔を正確に検出できるようにしたもので、特にラベル自身のサイズが小さく、したがってラベルの貼着間隔が狭いような場合でも、常に所定のラベル位置に印字できるようにして印字漏れなどを防止できる剥離紙付きのラベル測定方法等に関する。
【背景技術】
【0003】
各種商品のラベルを始めとしてスーパーマーケットなどの食品売り場における商品のラベル、出荷票、現品票、部品ラベルなど、あらゆる産業分野において、日常業務としてラベルプリンタと称される、ラベルに印字するプリンタが活躍している。
【0004】
このラベルプリンタに使用されるラベルは通常剥離紙(台紙)付きのラベルが使用される。図14はこの剥離紙付きのラベル10の一例を示すもので、これは帯状をなす剥離紙12の表面に、一列に所定の間隔(ラベル間隔)Wを以て複数枚のラベル14が貼着されたものである。
【0005】
ラベル14の所定位置には、予め生成された情報(印字データ)が印字される。通常は、複数枚のラベル14に同じ内容の印字データが印字される場合がある。
【0006】
ラベル14のサイズは多種多様で、それに伴って剥離紙付きのラベル10の幅も長さも相違する。この種プリンタにおいて使用するラベル14は横が25mmで縦が15mm程度のサイズから、横が75mmで縦が160mm程度まで様々であって、このラベル14のサイズによってラベル間隔Wも相当のばらつきがある。ラベル間隔Wとしては、2.0mm程度のものもあれば、5.0mm程度のものまで様々である。上述したラベルプリンタはこのようなサイズの違うラベル10でも適応できるように構成されている。
【0007】
ラベル14に所定の情報を印字するには、ラベル14の端面(始端面および終端面)を検知する必要がある。ラベル14の検知は通常ラベル14の進行方向に対して直交する方向に配されたセンサによって行われる(例えば特許文献1)。
例えば透過型のセンサを使用した場合、剥離紙12として半透明な貼着紙が使用される。ラベル14の有無によって透過率が変わるから、この透過率の変化によってラベル14の有無が判別される。
【0008】
ラベル14の有無を判別できれば、ラベル14の先端(始端面)および後端(後端面)をそれぞれ把握できるから、それらの情報によって印字が制御されることになる。
【0009】
【特許文献1】特開2003−26134号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、特許文献1ではセンサから得られる出力をほぼ矩形波(パルス波)として判断して、そのエッジを検出することでラベルの端面と見なしている。しかし、実際には図15A,Bに示すように、センサ出力は完全な矩形波とはならず、単峰波形となるのが普通である。
【0011】
そして、特許文献1の場合には、その図1に図示されているようにセンサの出力をCPUに入力しているので、実際にはこのセンサ出力を一旦波形整形して矩形波に変換してからCPUに入力しているものと思われる。そうすると、以下のような問題を惹起する。
【0012】
図15Bに示すように、波形整形するためには基準レベルVref'を設定することになるが、剥離紙12の材質などによる透過度のばらつき、同一材質でもその製造のばらつきによる透過度のばらつきなどがあり、また同じようにラベル14にも、その透過度のばらつきがある。さらには、ラベル間隔Wにもばらつきが発生することがある。
【0013】
このようなばらつきが原因で、センサからの出力(センサ出力)にもばらつきが発生してしまう。図15は説明の便宜上ラベル間隔のばらつきによってセンサ出力がばらつくことを示している。その結果、基準レベルVref'で波形整形するとラベル間隔に完全に対応したセンサ出力が得られなくなってしまう。このラベル間隔の検出誤差(Wb−Wb'、Wc−Wc'、Wd−Wd'、・・・)によって、ラベル14の先端面と後端面の位置を正確に把握できなくなってしまう。
【0014】
上述したようにサイズの小さなラベルを印字対象とする場合には、僅かな違いでもラベル14外に印字されてしまったり、印字位置にばらつきが発生したりするので、印字精度が悪い。
【0015】
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、特にラベル間隔を正確に検出できるようにした剥離紙付きのラベル測定方法等を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上述の課題を解決するため、請求項1に記載したこの発明に係る剥離紙付きのラベルの測定方法では、剥離紙付きのラベルを空送りすることで得られるラベル間隔に対応したセンサ出力情報からヒストグラムを生成するステップと、
このヒストグラムの情報からセンサ出力に対する基準レベルを生成するステップと、
上記剥離紙付きのラベルを走行させてセンサ出力を得るステップと、
ラベルの進行に合わせて、ラベル間隔に相当する測定ウインド内での最先のセンサ出力より単調増加を判定するステップと、
当該単調増加判定ステップを経て最先のセンサ出力より単調減少を判定するステップと、
上記測定ウインド内に存在する全てのセンサ出力が、上記基準レベル以上であるとき、上記測定ウインド内に存在する複数のセンサ出力からその極大点を求めるステップと、
当該極大点を示すセンサ出力に基づいて上記ラベルの両端を検出するステップとからなることを特徴とする。
【0017】
また、請求項7に記載したこの発明に係る剥離紙付きのラベル測定装置では、剥離紙付きのラベルに対する検知手段と、
当該検知手段の出力をA/D変換するA/D変換手段と、
ラベル間隔に相当する測定ウインド内に存在する上記A/D変換手段のセンサ出力から、上記測定ウインド内に存在するセンサ出力の極大点を検出する極大点検出手段と、
検出された極大点を基にして上記ラベルの端面に対応したセンサ出力を検出する端面検出手段とからなることを特徴とする。
【0018】
さらに、請求項13に記載したこの発明に係るラベルプリンタでは、印字ヘッドと、
当該印字ヘッドより先行する位置に設けられた剥離紙付きのラベルの検知手段と、
当該検知手段の出力をA/D変換するA/D変換手段と、
ラベル間隔に相当する測定ウインド内に存在する上記A/D変換手段のセンサ出力から、上記測定ウインド内に存在するセンサ出力の極大点を検出する極大点検出手段と、
検出された極大点を基にして上記ラベルの端面に対応したセンサ出力を検出する端面検出手段とからなり、
上記端面検出手段の出力で、上記ラベルに対する印字状態が制御されることを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、ラベルを走査する走査ライン単位で剥離紙付きのラベルに対するセンサ出力を得る。ラベルとラベルの間隔(ラベルとラベルの隙間であって、以下ラベル間隔という)に相当する測定ウインドを設定する。この測定ウインド内に存在するラベル間隔がセンサ出力に基づいて検出される。
【0020】
ラベル検知手段として透過型の検知センサを使用したときには、剥離紙のみと、ラベルが貼着された剥離紙とでは透過率が違うためセンサ出力の値も相違する。また、透過率の相違に基づくセンサ出力の値はラベル間隔の中央で最大となる単峰特性を呈するが、単峰特性の極大値もばらつくので、ラベル間隔検出用の閾値として、どの値(センサ出力)に設定するかによってラベル間隔の検出精度が大きく異なる。
【0021】
この発明では、測定ウインド内でのセンサ出力に基づいてセンサ出力が単調増加し、そして次に単調減少する存在を確認することで単峰特性となっていることを検出する。次に、単峰特性となるこのセンサ出力のうち、測定ウインド内の最初と最後のセンサ出力の大小関係を判定する。最初のセンサ出力とはラベルの後端面側に対応した出力S0であり、最後のセンサ出力とはこのラベルよりも後行するラベルの先端面側に対応した出力Si(i=0〜16を例示)である。
【0022】
測定ウインドの中心に単峰特性の極大値(極大点)がまだ至っていないときは、測定点(走査ライン)がまだ測定ウインドの中心より手前側(つまり、先行ラベル側)にあるので、S0<S16である。
【0023】
しかし、さらに1ライン測定点が進むと、センサ出力S0はS16に等しくなるか、S0>S16となる。このときは測定ウインドの中心が単峰特性の極大点となっている。そこで、この極大点から等距離だけ離れた点をラベルの後端面とすると共に、隣り合うラベルの先端面とする。
【0024】
剥離紙付きのラベルを走行させたときのセンサ出力は、通常の場合はラベル間隔の場所だけ単峰特性を呈するが、上述したように材質のばらつきなどによってはラベルをセンスしているときのセンサ出力でも単峰特性を呈する場合がある。この場合にはラベルとラベルとの間のときに得られた単峰特性かどうかを判定する必要がある。
【0025】
この判定は、単峰特性のレベルを参照して同一レベルの出現個数に基づいて行う。ラベルを走査しているときに得られるレベルの出現個数が最も多く、この出現個数から透過率の高い方のレベルを単峰特性を判定するための基準レベル(判定レベル)として設定する。そうすれば、ラベル間隔を走査しているときに得られた単峰特性であるか、ラベル上を走査しているときに得られた単峰特性であるかを確実に検出できる。
【0026】
こうすれば、材質等によってラベルの透過率がばらついてもその影響を受けることなく、正確にラベル間隔を検出できる。単峰特性自身を検知するための閾値を設定しないので、ラベル間隔のばらつきによる検出精度(印字精度)への影響も回避できる。
【0027】
以上のようなセンサ出力の検知、ラベル間隔の算出処理などが剥離紙付きのラベル測定処理プログラムを内蔵したデータ処理部によって実現され、この処理機能がラベルプリンタに搭載されている。
【0028】
したがって、CPU構成のこのデータ処理部では、A/D変換処理、極大点検出処理、ラベルの端面検出処理、ラベル走行制御処理、ラベルに対する印字制御処理などが実行されることになる。
【0029】
このようなラベル端面検出処理を行うことによって、サイズの小さな剥離紙付きのラベルであったり、あるいはサイズやラベル間隔が相違する剥離紙付きのラベルに対しても正確に、ラベル間隔を計測して、ラベルの所定個所に所望とする印字処理を実行できる。
【0030】
以上のようなセンサ出力の検知、ラベル間隔の算出処理などが剥離紙付きのラベル測定処理プログラムを内蔵した処理装置によって実現され、この処理機能がラベルプリンタに搭載されている。その結果、サイズの小さな剥離紙付きのラベルであったり、あるいはサイズやラベル間隔が相違する剥離紙付きのラベルに対しても、正確にラベル間隔を計測して、ラベルの所定個所に所望とする印字処理を実行できる。
【0031】
単峰特性の極大点を示す測定点(ラベル間隔の中央点)を基準にしてラベルの端面を決定するものであるから、このセンサ出力を利用すれば、また剥離紙を切断するときの切断位置情報としても利用できる。つまり単峰特性の極大点を通る走査ライン(ラベル間隔の中央位置)を切断位置に選定すれば、剥離紙のほぼ中央位置でラベルを切断できるからである。
【発明の効果】
【0032】
この発明によれば、剥離紙付きラベル間隔を正確に検出できるので、ラベルの貼着間隔がばらついたり、その材質によって透過率が異なっているような場合であっても、そのラベルの先端面及び後端面を正しく知ることができる。そのためラベルサイズが小さかったり、ラベル間隔が非常に狭いような剥離紙付きのラベルであったとしても、印字漏れなどの印字ミスを確実に一掃できることに加えて、常に同じ位置から印字を開始して、同じ位置で終了させることができるため、印字精度を大幅に向上するなどの特徴を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
続いて、この発明に係る剥離紙付きのラベル測定方法、その測定装置及び当該測定機能を備えたラベルプリンタの一実施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0034】
図1は、この発明に係るラベルプリンタ20の要部の系統図を示す。このラベルプリンタ20は後述するように剥離紙付きのラベル10のラベル間隔を測定できる測定機能を備えている。
【0035】
図1において、モータ、この例ではステッピングモータ22によって、プラテンローラ24が駆動され、図2及び図3にも示すように、このプラテンローラ24に圧接された印字ヘッド(この例ではライン状をなす感熱ヘッド)26によって、剥離紙付きのラベル10に対して所定の方向aに所定速度で走行力が付与される。ラベル10はステッピングモータ22によって1ピッチずつ順次紙送りされる。印字ヘッド26より所定の間隔Lだけ先行する位置にラベル検知手段30が設けられている。
【0036】
ラベル検知手段30は、透過型又は反射型の検知手段を使用することができ、この例は透過型を示す。図示するようにラベル10を挟んで一方には発光素子(発光ダイオード等)30aが配され、他方には受光素子(受光ダイオード)30bが配されてラベル検知手段30が構成される。
【0037】
また、このラベルプリンタ20には印字ヘッド26よりも出口側にラベル10、より具体的には剥離紙12を切断するカッタ手段32が配される。カッタ手段32はラベル10を挟むように上刃32aと下刃32bが配されたもので、上刃32a、下刃32bのいずれか一方又は双方を上下動させることでラベル10の切断処理が行われる。
【0038】
上述したラベルに対する一連の印字処理は、データ処理部40の制御の下で行われる。データ処理部40はコンピュータが使用され、ラベルプリンタ20の全体の制御を司るCPU42を始めとして、印字処理を行うに必要な制御プログラムが格納されたメモリ手段(ROM)44、ワーキング用のメモリ手段(RAM)45などでデータ処理部40が構成される。
【0039】
また受光素子30bで得たセンサ出力がI−V変換部46に供給されて電流電圧変換されたのち、データ処理部40に設けられたA/D変換部48でA/D変換処理が行われる。
【0040】
データ処理部40で生成された印字データは印字データ出力部50を介して印字ヘッド26に供給される。このときデータ処理部40ではステッピングモータ22に対する駆動信号(ライン駆動信号)が生成され、この駆動信号に同期してプラテンローラ24が回転駆動されて1ラインずつ印字処理がなされる。ラベル10に対するカッタ処理信号もデータ処理部40で生成されるが、これについての詳細は割愛する。
【0041】
データ処理部40には、印字データなどを入力するための入力部(キーボード)52、入力印字データを表示するモニタ(LCD等)54、入力した印字データ等をストアするメモリ手段56やラベル切れなどのときに使用するランプ、ブザーなどの警告手段58が関連付けられている。メモリ手段56はメモリフラッシュやカード状メモリ素子等、着脱できるリムーバブルメモリ手段などを利用できる。リムーバブルメモリ手段をメモリ手段56として使用する場合には、そのメモリ情報は印字情報としても利用することができる。
【0042】
このようにCPU構成のこのデータ処理部40では、A/D変換処理、極大点検出処理、ラベルの端面検出処理、ラベル走行制御処理、ラベルに対する印字制御処理などが実行されることになる。
【0043】
さて、ラベル14が貼着されている部分と剥離紙12のみの部分の透過率の相違から、図4Bに示すようなセンサ出力が得られる。上述したようにラベル間隔Wとして2.0mm、ステッピングモータ22の1ステップによる移動距離が0.125mmであるとき、ラベル間隔Wは走査ラインに換算すると、17ライン分に相当する。このラベル間隔Wを測定ウインドとする。
【0044】
ラベル間隔Wに対応したこの測定ウインド用データは、ラベル間隔Wを測定するために使用するセンサ出力の数(センサ出力範囲)を制限するために用いられるもので、予めRAM45内にストアされる。したがって、ラベル10が1走査ライン分進んで最新のセンサ出力を取得すると、測定ウインド内の対象センサ出力も1走査ライン(1測定点)分だけ更新される。
【0045】
また夫々の走査ラインでのセンサ出力を図4Bの黒塗りドットで示すと、ラベル14(14a)上を走査しているときのセンサ出力はほぼ一定であるが、先行するラベル14(14a)の端面15aが近づき、つまりラベル間隔Wに近づくにつれ透過率が高くなるため、それにつれセンサ出力のレベルも大きくなる。そしてラベル間隔Wの中央部分でセンサ出力が最大(極大)となる。その後、後行するラベル14bの端面16aが近づくにつれ透過率が低くなるためセンサ出力も小さくなり、やがて所定レベル付近に落ち着く。
【0046】
このようにラベル間隔近傍におけるセンサ出力は単峰特性を呈し、区間Laのようにラベル間隔Wの中央点(頂点)に至るまでは単調増加特性となり、中央部分を過ぎる区間Lb側では、単調減少特性となる。そしてラベル14aの後端面15aに対応するセンサ出力をS0とし、後行するラベル14bの先端面16aに対応するセンサ出力をS16とすると、図5に示すようにラベル間隔Wの中央点Pに対し、センサ出力の極大値(S8に相当)が1ライン前であるときには、センサ出力としてはS0<S16のようになる。これに対し、図6に示すように1ライン進んで中央点Pとセンサ出力の極大値S8が一致したときには、このレベル関係は逆転し、S0>S16となる。
【0047】
そこで、ラベル間隔(測定ウインド)W内でのセンサ出力が単峰特性を呈すると共に、ラベルの端面に相当するセンサ出力S0,S16のレベル関係が、S0<S16から、S0>S16へ逆転したときのセンサ出力の極大値を示すセンサ出力S8がラベル間隔、つまり測定ウインド内での中央点Pに対応した出力となる。
【0048】
このセンサ出力S8が判れば、これより8測定点分(8走査ライン分)だけ先行するセンサ出力S0が得られたラインが、先行するラベル14aの後端面15aとなり、センサ出力S8より8ライン分だけ後行するセンサ出力S16が得られたラインが、後行するラベル14bの先端面16aとなる。
【0049】
そこで、剥離紙付きのラベル測定方法の一例を示すと、図7のようになる。図7に示すフローチャートを参照して説明する。このラベル間隔測定処理がスタートすると、まずラベル検知手段30からの1走査ライン分ずつのセンサ出力の取り込みが行われる(ステップ61)。
【0050】
次に、測定ウインド内に単峰特性を呈するセンサ出力群が存在するかどうかのチェックを行うため、まず単調増加の有無が判別される(ステップ62)。単調増加は、センサ出力が3ライン分連続して増加しているかをみる。例えば、2ライン前のセンサ出力をVi-2、1ライン前のセンサ出力をVi-1、現ラインのセンサ出力をViとしたとき、ステップ62では、
Vi-1>Vi-2 ・・・(1)
かつ、Vi>Vi-1 ・・・(2)
であるかどうかがチェックされ、(1)、(2)式を満たすときは単調増加であるとみなすことができる。単調増加中であるときは、この判定ステップを繰り返す。これはまだ走査点が中央点Pを通過していないことを意味する。
【0051】
次に、単調増加が崩れると、今度はセンサ出力が一致したか、又は3ライン分連続して減少しているかどうかがチェックされる(ステップ63)。つまり、図5の中央点Pを測定点(走査点)が通過することによって、単調増加から単調減少に転じる。
【0052】
2ライン前のセンサ出力をVi-2、1ライン前のセンサ出力をVi-1、現ラインのセンサ出力をViとしたとき、ステップ63では、
Vi-2=Vi-1 ・・・(3)
Vi-1>Vi ・・・(4)
又は、
Vi-2>Vi-1 ・・・(5)
Vi-1>Vi ・・・(6)
であるかどうかがチェックされる。(3)、(4)式又は(5)、(6)式を満たすとき、センサ出力が単調減少に転じたことが判る。単調減少に転じたときには、次にセンサ出力S0,S16のレベルの大小が判別される(ステップ64)。上述したようにS0>S16となった走査点(S16)が得られたとき、測定ウインド内に存在するセンサ出力の極大値がラベル間隔Wの中央点Pと一致したことになる。
【0053】
このときのセンサ出力S0の位置が先行するラベルの後端面とみなし、センサ出力S16の位置が後行するラベルの先端面とみなして、ラベル端面情報を出力する。これらのラベル端面情報がこの例ではデータ処理部40に設けられたRAM45に保存される(ステップ65)。
【0054】
つまり、ラベル14(14b)の先端面情報(始端情報であるS16)に基づいて印字開始位置が決定されて印字処理がスタートすると共に(ステップ66)、ラベル14(14a)の後端面情報(終端情報であるS0)に基づいて当該レベル14bの終端を知ることができる。ラベル14のサイズは予め計測することで判明している場合には、センサ出力S16のみを用いて印字処理することもできる。
【0055】
なお、ラベル間隔Wは印字処理に先行して測定されるものであり、図1に示すように印字ヘッド26よりも距離Lだけ先行した位置にラベル検知手段30が取り付けられているものであるから、少なくともラベル1枚分以上先行して、ラベル間隔Wの読み取り処理と、その情報の保存処理が行われる。
【0056】
このような情報出力処理後に、剥離紙付きラベル自身の終端かどうかを判別し(ステップ67)、終端でないときは印字モードが終了(停止)かどうかを判断し(ステップ69)、終了命令まで上述した一連の処理が継続され、そして終了命令によって上述した測定処理が終了する。なお、ラベル自身が終端であるときは、ラベルを装填するための報知処理などのエラー処理(警告処理)が実行される(ステップ68)。
【0057】
上述したラベル10から得られるセンサ出力は、図4に示すラベル間隔Wのところで単峰特性を示すものもあれば、図8Bに示すように、ラベル間隔W以外の場所でも単峰特性を呈するような検出出力が得られる場合がある。これは剥離紙12の材質、ラベル14の材質、さらにはそれらの厚みのむらなどによって各測定点での透過率が異なってしまうことによって生ずるものと思われる。最悪の場合には、このような透過率の相違に基づき図8A,Bに示すような検出出力が得られてしまう。
【0058】
図8Bの例は、ラベル14の中間部分での透過率が他部よりもさらに低い場合であり、ラベル間隔Wでの単峰特性Saと類似するような単峰特性Sbの検出出力が得られると、単峰特性SaとSbとを峻別することができなくなってしまう。つまり、ラベル14自体を走査しているときに得られるセンサ出力をラベル14の始端あるいは終端と判断するおそれがある。
【0059】
この誤った検知を回避するため、センサ出力のヒストグラムが作成される。ここでいうヒストグラムとは同一レベルを持つセンサ出力の出現個数を棒グラフ化したものであり、1量子化レベルを単位として、これを同一レベルとして設定することもできれば、2〜3量子化レベルを1単位として出現個数をカウントすることもできる。図10の例は1量子化ステップを単位としてヒストグラムを作成した場合であって、実験によればラベル14の区間であっても透過率がゼロにならないことから、図10のような出現個数となった。図10の数値(出現個数)を棒グラフ化すると図9のようになる。
【0060】
図10の例でも明らかなように、同じラベル14の走査区間であっても透過率(量子化ステップ)はばらつくことが判る。透過率100%を8ビットに換算したとすると、図10では透過率が「32」のところで最大の出現個数Np(412個)となり、これを境に出現個数が減少する。実施例では、この最大の出現個数Np(412個)よりも透過率が高い方向で、出現個数が著しく少なくなる個数、例えば1/10以下に最も近い出現個数(換言すれば透過率)を、単峰特性判定のための基準レベルVrefに設定する(図11参照)。
【0061】
図10では透過率が「34」以上になると出現個数が急激に減少し、1/10以下の出現個数となるので、図11に示すようにこの透過率「34」に相当するセンサ出力(電圧)が基準レベルVrefとして設定される。
【0062】
ここで、透過率の高い方向に基準レベルVrefを設定するのは、図11のようにラベル間隔Wによる単峰特性のみを検出するためであり、最大出現個数Np(この例では412個)の1/10以下に最も近い出現個数を基準レベルVrefに設定したのは、透過率のばらつきによる検出制度への影響を回避するためである。したがって、1/10以下の出現個数ではなく、例えばその半分である1/5以下に最も近い出現個数を基準レベルVrefとして設定することもできる。
【0063】
このように単峰特性を峻別するための基準レベルVrefを用意すれば、図8に示すような単峰特性Sbは最大出現個数Npよりも透過率が低い側で出現するため、この単峰特性Sbを、誤ってラベル間隔Wに対応した単峰特性Saと判断するおそれがない。
【0064】
図12はこの基準レベルVref設定のための処理例であって、この処理は印字前処理である。まずラベル10を空送り(印字なしの紙送り)してセンサ出力を得る(ステップ81)。空送りの長さは任意であるが、少なくとも2〜3個のラベル14を走査できる程度の長さ(ラベル14のサイズによっても相違するが、この例では3個分)に選定される。サイズの大きなラベルではラベル間隔W1つ分の長さでも問題はない。これは2〜3個のラベル14を検証することで、そのラベル10の透過率の傾向を知ることができるからである。
【0065】
次に得られたセンサ出力(デジタルデータ)よりヒストグラムを作成し(ステップ82)、このヒストグラムより最大出現個数Npを抽出する(ステップ83)。その後この最大出現個数Npよりも1/10以下の出現個数を検索し、1/10以下に最も近い出現個数(上述の例では10個)となる透過率「34」に対応したセンサ出力を単峰特性判定用の基準レベルVrefとしてRAM45に保存する(ステップ84,85)。Np/10以下の値がないときはエラー表示する(ステップ86)。最大出現個数Npに対し、その1/10以下の値をもつセンサ出力が存在しないことはあり得ないからである。
【0066】
基準レベルVrefの設定、保存処理が終了すると共に、一定長進んだところで紙送り停止処理となり、一連の処理が終了する(ステップ87)。
【0067】
なお、隣接するラベル間隔Wから得られるセンサ出力は、その都度相違することが考えられるが、基準レベルVrefの設定基準となる出現個数をNp/10以下のように設定することで、上述したセンサ出力のばらつきを吸収できる。したがって、図12の例は、最初に得られる最大出現個数Npに基づいて基準レベルVrefを決定した場合である。剥離紙の付いたラベル10のサイズが変わったり、メーカが違うラベル10を使用したり、同一メーカでも新しいラベル10を装填したようなときは、その都度この基準レベル設定処理を行うことで、印字精度をさらに向上させることができる。
【0068】
基準レベルVrefを設定したときの印字処理は図13のようになる。図13に示すフローチャートは図7のフローチャートを踏襲したものである。
【0069】
したがってその全体の説明は割愛するも、印字処理中は図13のフローチャートにも示すように、ステップ64とステップ65との間に、そのための判断処理ステップ70が加わる。このステップ70で測定ウインド中に保存されたセンサ出力のうち、Np/10以上の透過率に対応したセンサ出力の全てがこの基準レベルVref以上であるかどうかが判断される。該当するセンサ出力の全てがレベルVref以上であるときは、測定ウインド内に入っている単峰特性はラベル間隔Wに相当であるものとして次の処理ステップ65に遷移する。しかしそうでないときは、図8に示す単峰特性Sbによるセンサ出力であると判断してステップ65には遷移せず、センサ出力の取り込みを続行することになる(ステップ70,61,・・・)。
【0070】
上述した実施例では、ラベル検知手段30として透過型の検知手段を例示したが、使用するラベル10の材質などによってはラベル検知手段30として反射型の検知手段を使用することになる。
【0071】
ラベル間隔Wによってはこのラベル間隔W内に存在する測定点数(走査ライン数)が奇数個とはならず、偶数個となることがある。この場合にも上述した測定処理が実行されるも、ラベル間隔Wの中央点は先行するラベル側か後行するラベル側に1走査ライン分だけずれることになる。したがって、この場合には先行する側を1走査ライン分少なめを端面として設定することもできれば、1走査ライン分多めを端面として設定することでもよい。
【0072】
なお、上述した実施例はあくまでもこの発明の一例に過ぎないので、この発明の思想を逸脱することなく、種々の変形、変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0073】
この発明は、サイズが小さく剥離紙上に貼着されたラベルのラベル間隔を測定し、その測定結果を印字処理に生かす測定機能を有したラベルプリンタに適用できる。したがって、この発明は物流業界、製品メーカ、スーパーマーケット等使用環境に問わずに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】この発明に係るラベルプリンタの一例を示す要部の系統図である。
【図2】印字ヘッドとラベル検知手段との配置関係を示す側面図である。
【図3】印字ヘッドとラベル検知手段との配置関係を示す平面図である。
【図4】ラベル間隔とセンサ出力との関係を示す図である。
【図5】ラベル間隔とセンサ出力の極大点との関係を示す図である(その1)。
【図6】ラベル間隔とセンサ出力の極大点との関係を示す図である(その2)。
【図7】この発明に係る剥離紙付きラベル測定方法の一例を示すフローチャートである。
【図8】ラベルとセンサ出力との関係を示す図である。
【図9】センサ出力とヒストグラムの関係を示す図である。
【図10】透過率とヒストグラムの関係を示す図である。
【図11】センサ出力と基準レベルとの関係を示す図である。
【図12】基準レベル設定処理例を示すフローチャートである。
【図13】基準レベルを用いた剥離紙付きのラベル測定方法の一例を示すフローチャートである。
【図14】基準レベルを用いた剥離紙付きのラベル測定方法の一例を示す平面図である。
【図15】基準レベルを用いた剥離紙付きのラベル測定方法とセンサ出力との関係を示す図である。
【符号の説明】
【0075】
10・・・剥離紙付きラベル、12・・・剥離紙、14・・・ラベル、20・・・ラベルプリンタ、22・・・ステッピングモータ、26・・・印字ヘッド、30・・・ヘッド検出手段、40・・・データ処理部、42・・・CPU、W・・・ラベル間隔、S0・・・ラベル後端面の出力、S16・・・ラベル先端面の出力、Sa,Sb・・・単峰特性

【特許請求の範囲】
【請求項1】
剥離紙付きのラベル測定方法であって、
剥離紙付きのラベルを空送りすることで得られるラベル間隔に対応したセンサ出力情報からヒストグラムを生成するステップと、
このヒストグラムの情報からセンサ出力に対する基準レベルを生成するステップと、
上記剥離紙付きのラベルを走行させてセンサ出力を得るステップと、
ラベルの進行に合わせて、ラベル間隔に相当する測定ウインド内での最先のセンサ出力より単調増加を判定するステップと、
当該単調増加判定ステップを経て最先のセンサ出力より単調減少を判定するステップと、
上記測定ウインド内に存在する全てのセンサ出力が、上記基準レベル以上であるとき、上記測定ウインド内に存在する複数のセンサ出力からその極大点を求めるステップと、
当該極大点に対応したセンサ出力に基づいて上記ラベルの両端を検出するステップとからなる
ことを特徴とする剥離紙付きのラベル測定方法。
【請求項2】
上記基準レベル生成ステップは、
上記剥離紙付きのラベルを走行させてセンサ出力を得るステップに先行する
ことを特徴とする請求項1記載の剥離紙付きのラベル測定方法。
【請求項3】
上記基準レベル生成ステップは、
異なる剥離紙付きのラベルごとに実行される
ことを特徴とする請求項1記載の剥離紙付きのラベル測定方法。
【請求項4】
上記極大点を求めるステップには、
測定ウインド内の両端に存在するセンサ出力の大小を判別するステップを有し、
上記測定ウインド内に存在する最も新しいセンサ出力が、上記測定ウインド内に存在する最も古いセンサ出力よりも小さいとき、
上記最も古いセンサ出力を、上記ラベルの終端面に対応するセンサ出力として用いると共に、
上記最も新しいセンサ出力を、上記ラベルに先行するラベルの始端面に対応するセンサ出力として用いる
ことを特徴とする請求項1記載の剥離紙付きのラベル測定方法。
【請求項5】
上記単調増加判定ステップは、
少なくとも連続する3つの測定点からのセンサ出力を用いて測定し、
最新に測定したセンサ出力が何れも直前のセンサ出力のレベルよりも増加するとき、単調増加であると判定する
ことを特徴とする請求項1記載の剥離紙付きのラベル測定方法。
【請求項6】
上記単調減少判定ステップは、
少なくとも連続する3つの測定点からのセンサ出力を用いて測定し、
最新に測定したセンサ出力が何れも直前のセンサ出力のレベルよりも減少するとき、単調減少であると判定する
ことを特徴とする請求項1記載の剥離紙付きのラベル測定方法。
【請求項7】
剥離紙付きのラベルに対する検知手段と、
当該検知手段の出力をA/D変換するA/D変換手段と、
ラベル間隔に相当する測定ウインド内に存在する上記A/D変換手段のセンサ出力から、上記測定ウインド内に存在するセンサ出力の極大点を検出する極大点検出手段と、
検出された極大点に対応した測定点に基づいて上記ラベルの端面に対応したセンサ出力を検出する端面検出手段とからなる
ことを特徴とする剥離紙付きのラベル測定装置。
【請求項8】
上記検知手段は、透過型センサか反射型センサが使用される
ことを特徴とする請求項7記載の剥離紙付きのラベル測定装置。
【請求項9】
上記A/D変換手段、極大点検出手段および端面検出手段はCPUを有したマイコンで構成される
ことを特徴とする請求項7記載の剥離紙付きのラベル測定装置。
【請求項10】
上記極大点検出手段では、ラベルの進行に合わせて、ラベル間隔に相当する測定ウインド内に存在する複数の測定点に対応したセンサ出力を、1測定点ごとに順次更新すると共に、
上記測定ウインド内で、単調増加するセンサ出力と、単調減少するセンサ出力の双方を含むときであって、これらセンサ出力の全てが、上記ラベル間隔内でのセンサ出力判定用として用いる基準レベルを越える値であるとき、
上記測定ウインド内に存在する複数のセンサ出力に基づいてその極大点を検出する
ことを特徴とする請求項7記載の剥離紙付きのラベル測定装置。
【請求項11】
上記端面検出手段では、
測定ウインド内の両端に存在するセンサ出力の大小を判別する機能を有し、
上記測定ウインド内に存在する最も新しいセンサ出力が、上記測定ウインド内に存在する最も古いセンサ出力よりも小さいとき、
上記最も古いセンサ出力を、上記ラベルの終端面に対応するセンサ出力として用いると共に、
上記最も新しいセンサ出力を、上記ラベルに先行するラベルの始端面に対応するセンサ出力として用いる
ことを特徴とする請求項7記載の剥離紙付きのラベル測定装置。
【請求項12】
印字ヘッドと、
当該印字ヘッドより先行する位置に設けられた剥離紙付きのラベルの検知手段と、
当該検知手段の出力をA/D変換するA/D変換手段と、
ラベル間隔に相当する測定ウインド内に存在する上記A/D変換手段のセンサ出力から、上記測定ウインド内に存在するセンサ出力の極大点を検出する極大点検出手段と、
検出された極大点を基にして上記ラベルの端面に対応したセンサ出力を検出する端面検出手段とからなり、
上記端面検出手段の出力で、上記ラベルに対する印字状態が制御される
ことを特徴とするラベルプリンタ。
【請求項13】
上記印字ヘッドは、感熱ヘッドである
ことを特徴とする請求項13記載のラベルプリンタ。
【請求項14】
上記検知手段は、透過型センサか反射型センサが使用される
ことを特徴とする請求項13記載のラベルプリンタ。
【請求項15】
上記A/D変換手段、極大点検出手段および端面検出手段はCPUを有したマイコンで構成される
ことを特徴とする請求項13記載のラベルプリンタ。
【請求項16】
上記極大点検出手段では、ラベルの進行に合わせて、ラベル間隔に相当する測定ウインド内に存在する複数の測定点に対応したセンサ出力を、1測定点ごとに順次更新すると共に、
上記測定ウインド内で、単調増加するセンサ出力と、単調減少するセンサ出力の双方を含むときであって、これらセンサ出力の全てが、上記ラベル間隔内でのセンサ出力判定用として用いる基準レベルを越える値であるとき、
上記測定ウインド内に存在する複数のセンサ出力に基づいてその極大点を検出する
ことを特徴とする請求項13記載のラベルプリンタ。
【請求項17】
上記端面検出手段では、
測定ウインド内の両端に存在するセンサ出力の大小を判別し、
上記測定ウインド内に存在する最も新しいセンサ出力が、上記測定ウインド内に存在する最も古いセンサ出力よりも小さいとき、
上記最も古いセンサ出力を、上記ラベルの終端面に対応するセンサ出力として用いると共に、
上記最も新しいセンサ出力を、上記ラベルに先行するラベルの始端面に対応するセンサ出力として用いる
ことを特徴とする請求項13記載のラベルプリンタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2006−30092(P2006−30092A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−212274(P2004−212274)
【出願日】平成16年7月20日(2004.7.20)
【出願人】(000006301)マックス株式会社 (1,275)
【Fターム(参考)】