説明

圧電デバイス及びその製造方法

【課題】 ベース基板と蓋体との封止に表面活性化接合を用いた圧電デバイスにおいて、圧電振動片に形成された励振電極がイオンビーム等の照射によりスパッタエッチングされ生じる圧電振動片の周波数のシフトを防止する。
【解決手段】 圧電振動片12が搭載されたベース基板11に蓋体13が接合され、ベース基板11および蓋体13とにより形成された内部空間に圧電振動子12を収納した圧電デバイス10において、ベース基板11と蓋体13とは表面活性化接合により接合されており、前記内部空間内のベース基板11上には、圧電振動片12を覆い保護するための内蓋14を配置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は圧電デバイス及びその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
小型化された圧電デバイスが広く利用されている。小型化された圧電デバイスとしては、特許文献1に記載されたような圧電発振器が提案されている。図3に、従来の圧電発振器の説明図を示す。なお、図3(a)は図3(b)のB−B線における平面図であり、図3(b)は図3(a)のA−A線における側面断面図である。圧電発振器100は升状に形成したベース基板101に、表面に励振電極111が形成された圧電振動片102を実装して、上面の開口部にリッド103を装着したものである。
【0003】
ベース基板101は電気絶縁性材料からなる平板の上面に圧電振動片102を実装するキャビティ104を形成している。また、キャビティ104の内底面から回路パターン105にスルーホール106を形成し、スルーホール106のキャビティ104側開口部の周辺にマウント電極107を形成するとともに、スルーホール106の内周面に導電膜108を形成することにより、マウント電極107と回路パターン105の導通を確保している。そして、マウント電極107に導電性接着剤110を介して圧電振動片102を実装した。一方、ベース基板101のキャビティ104周縁部に低融点ガラス109を塗布し、ベース基板101の開口部にリッド103が装着され、キャビティ104の内部を気密封止している。
【0004】
また、他の従来の圧電デバイスの例として特許文献2に記載された表面弾性波デバイス(以下、SAWデバイスという。)がある。図4に、従来のSAWデバイスの説明図を示す。図4はSAWデバイスの側面断面図である。デバイス120の構成はSAW素子122が固定されたベース基板121とキャビティ124が設けられた蓋体123を有する。ベース基板121および蓋体123はシリコン基板を用いて作製されている。ベース基板121と蓋体123の接合は表面活性化接合が施されている。表面活性化接合の工程としては、蓋体123とベース基板121との接合部分面をRCA洗浄法等で洗浄し、これに真空中においてアルゴン等の不活性ガスもしくは酸素のイオンビーム、大気やそれに近い混合気体のプラズマ等を照射することで、接合面に残留した不純物を除去するとともに、表面を活性化させる。これにより、蓋体123とベース基板121との接合面に厚さ数ナノメートル程度のアモルファス層が形成される。その後、真空中で蓋体123とベース基板121を貼り合わせることで封止される。
【0005】
【特許文献1】特開2004−214787号公報
【特許文献2】特開2004−312474号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
圧電デバイスにおいてベース基板と蓋体との封止に表面活性化接合を用いる場合、接合直前に真空中にて不活性ガス等のイオンビームまたは中性子ビーム、あるいはプラズマ照射を行い、接合面に残留した不純物を除去するとともに、表面を活性化させる必要があり、ベース基板に搭載され圧電振動片に形成された励振電極も一緒にスパッタエッチングされ、圧電振動片の周波数のシフトを引き起こすという問題を有している。また、イオンビームまたは中性子ビーム、あるいはプラズマ照射を施すことで、表面活性化接合装置内の治具等がスパッタエッチングされコンタミネーションが発生し、このコンタミネーションが圧電振動片上に付着して周波数シフトを引き起こすという問題も有している。
【課題を解決するための手段】
【0007】
圧電振動片が搭載されたベース基板に蓋体が接合され、前記ベース基板および前記蓋体とにより形成された内部空間に前記圧電振動子を収納した圧電デバイスにおいて、
前記ベース基板と前記蓋体とは表面活性化接合により接合されており、
前記内部空間内の前記ベース基板上には、前記圧電振動片を覆い保護するための内蓋が配置されている圧電デバイスとする。
【0008】
さらに、前記内蓋は金属材料よりなる圧電デバイスとする。
【0009】
さらに、前記ベース基板および前記蓋体はシリコンよりなる圧電デバイスとする。
【0010】
さらに、前記ベース基板上には、前記内蓋の位置決めをするための突起、または溝が形成されている圧電デバイスとする。
【0011】
圧電振動片が搭載されたベース基板に蓋体が接合され、前記ベース基板および蓋体とにより形成された内部空間に前記圧電振動子を収納した圧電デバイスの製造方法において、
前記ベース基板上に圧電振動子を搭載する工程と、
前記ベース基板上に前記圧電振動子を覆い保護するための内蓋を配置する工程と、
前記ベース基板と前記蓋体の接合面を表面活性化処理する工程と、
前記ベース基板と前記蓋体とを接合する工程と、
を有する圧電デバイスの製造方法とする。
【0012】
前記ベース基板上に内蓋を配置する工程の前に、前記ベース基板上に搭載された前記圧電振動片の周波数を調整する工程を有する圧電デバイスの製造方法とする。
【0013】
前記ベース基板は前記圧電振動片を搭載するためのキャビティを有しており、前記表面活性化処理は前記接合面にイオンビームまたは中性子ビーム、あるいはプラズマを照射することにより行われる圧電デバイスの製造方法とする。
【0014】
前記ベース基板は平板形状であり、前記表面活性化処理は前記接合面にプラズマを照射することにより行われる圧電デバイスの製造方法とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ベース基板上に圧電振動片を覆い保護するための内蓋を配置することによって、ベース基板と蓋体の接合面の表面活性化処理(接合面へのイオンビームまたは中性子ビーム、あるいはプラズマ照射)の工程における、圧電振動片表面へのスッパタエッチングのダメージを防ぐことができる。同時に圧電振動片へのコンタミネーションの付着も防ぐことができる。
また、ベース基板及び蓋体はシリコンで構成した場合、シリコンは赤外線を透過してしまう性質があるため、圧電デバイス外部から圧電振動片への赤外線の照射によって圧電振動片の温度が上昇し圧電デバイスの特性が変化するといった問題が懸念される。しかし、内蓋を金属材料とすることで、圧電デバイスの外部から圧電振動片へ赤外線が照射されることを防止でき、圧電デバイスの特性の安定化を図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
圧電振動片が搭載されたベース基板に蓋体が接合され、前記ベース基板および前記蓋体とにより形成された内部空間に前記圧電振動子を収納した圧電デバイスにおいて、
前記ベース基板と前記蓋体とは表面活性化接合により接合されており、
前記内部空間内の前記ベース基板上には、前記圧電振動片を覆い保護するための内蓋が配置されている圧電デバイスとする。
【実施例1】
【0017】
図1に、図1(a)は、本発明の圧電デバイスを説明するための分解斜視図であり、図1(b)は図1(a)のA−A’線における側面断面図である。本実施形態に係わる圧電デバイス10は、圧電振動片12が搭載されたベース基板11に蓋体13が接合され、前記ベース基板11及び前記蓋体13とにより形成された内部空間に圧電振動片12を覆い保護するための内蓋14が配置されている。圧電振動片12の表面には、圧電振動片12を振動させるための励振電極(不図示)が形成されている。また、内蓋14は金属材料からなり、圧電振動片12に触れないように僅かな隙間を持たせて配置している。
前記ベース基板11はシリコン等の電気絶縁性材料からなり、前記ベース基板11の下面に圧電デバイス10を発振させるための発振回路や、温度補償するための温度補償回路からなる集積回路の回路パターン15を形成し、前記ベース基板11の上面に圧電振動片12を実装する空間を確保するためにキャビティ16を形成している。
ベース基板11のキャビティ16内底面には貫通電極17と一体となったマウント電極18があり、貫通電極17は集積回路の回路パターン15と電気的に接続している。励振電極が形成された圧電振動片12は導電性接着剤19によってマウント電極18と圧電振動片12を接着している。前記ベース基板11と前記蓋体13は表面活性化接合によって、ベース基板11と蓋体13との内部空間を真空に保って接合されている。
【0018】
本実施形態に係わる圧電デバイスの製造方法について説明する。本圧電デバイス10はシリコンからなるベース基板11の下面に集積回路素子の回路パターン15を形成し、前記ベース基板11の上面に圧電振動片12を実装するキャビティ16を形成する。
キャビティ16の形成は、キャビティ16以外の部分をホトレジストでマスキングして、フッ素系のガスを使いドライエッチングによって行う。圧電振動片12と回路パターン15との導通を確保するため、キャビティ16の内底面から回路パターン15にかけてスルーホール20を形成する。スルーホール20の形成もキャビティ16同様、スルーホール20以外の部分をホトレジストでマスキングして、ドライエッチングにより行う。スルーホール20形成後、ベース基板11の上面及びスルーホール20の内部に低温CVDによりSiO膜を形成し、更に、スパッタによりシード層(不図示)を形成する。シード層にはAu/Cr膜を用いる。その後、スルーホール20開口周辺部以外をホトレジストでマスキングして電解めっきにより、シード層を介してスルーホール20内部及びスルーホール20開口周辺部にAuの電極膜21の厚付けを行い、貫通電極17とマウント電極18を同時に一体で形成する。その後、レジストおよびシード層のAu/Cr膜をウエットエッチングにより剥離し、キャビティをホトレジストで保護してから、キャビティ16以外の部分のSiO膜をウエットエッチングにより剥離する。
【0019】
次に励振電極を形成した圧電振動片12をマウント電極18に導電性接着剤19を用いて接着する。次いで圧電振動片12を所定の周波数にするために、圧電振動片12に形成された励振電極をイオンビームでスパッタエッチングし、周波数調整を行う。圧電振動片12の周波数調整が終わった後、圧電振動片12を実装したベース基板11のキャビティ16部には、キャビティ16の内径寸法にあった、例えばコの字型の金属板でできた内蓋14を覆い被せる。金属板からなる内蓋14は、成型可能な厚さで例えば100μm厚のコバール材にニッケルめっきを施したものを用いる。
【0020】
その後、シリコンからなる平板を蓋体13とし、表面活性化接合により真空中にて接合する。表面活性化接合では接合の前処理として、接合装置の真空槽内にて接合面を不活性ガス等のイオンビームまたは中性子ビーム、あるいはプラズマを照射し表面活性化処理を行う工程が必要であるが、その工程の前に内蓋14を圧電振動片12に覆い被せておくことにより、圧電振動片12表面のスパッタエッチングや、表面活性化接合装置内の治具等から発生したコンタミネーションの圧電振動片への付着を防ぐことができる。また、内蓋14をキャビティ16の内径に合わせて配置する作用として、シリコンからなるパッケージ11のねじれ強度補強ができるとともに圧電デバイス外部からの赤外線の透過を遮断する効果があり、圧電デバイスの特性の安定化を図れる。
【実施例2】
【0021】
次に、本発明の圧電デバイスの別の実施形態を説明する。図2(a)は、本発明の圧電デバイスを説明するための分解斜視図であり、図2(b)は図2(a)のB−B’線における側面断面図である。本実施形態に係わる圧電デバイス30は、圧電振動片32が搭載されたベース基板31に蓋体33が接合され、前記ベース基板31及び前記蓋体33とにより形成された内部空間に圧電振動片32を覆い保護するための内蓋34が配置されている。圧電振動片32の表面には、圧電振動片32を振動させるための励振電極(不図示)が形成されている。また、内蓋34は金属材料からなり、圧電振動片32に触れないように僅かな隙間を持たせて配置している。
前記ベース基板31はシリコンの平板からなり、前記ベース基板31の上面に圧電振動片32が実装できるマウント電極38を形成している。ベース基板31の上面には、内蓋34の位置決め用として溝40を設けている。ここで溝40は、圧電デバイス30を引っ繰り返した場合等に内蓋34が圧電デバイス30の内部空間内で溝40から外れないように、その深さを内蓋34の天面と蓋体33下面との隙間より大きく設定しておく。
マウント電極38は貫通電極37と一体であり、貫通電極37は、圧電デバイス30を発振させるための発振回路や、温度補償するための温度補償回路からなる集積回路の回路パターン35と電気的に接続している。励振電極(不図示)が形成された圧電振動片32は導電性接着剤39によってマウント電極38と接着している。前記ベース基板31と前記蓋体33は表面活性化接合によって、ベース基板31と蓋体33との内部空間を真空に保って接合されている。
【0022】
本実施形態に係わる圧電デバイスの製造方法について説明する。本圧電デバイス30はシリコンからなるベース基板31の下面に集積回路素子の回路パターン35を形成し、前記ベース基板31の上面に内蓋34を配置するための溝40を形成する。
溝40の形成は、溝40以外の部分をホトレジストでマスキングして、フッ素系のガスを使いドライエッチングによって行う。圧電振動片32と回路パターン35との導通を確保するため、ベース基板31の上面から回路パターン35にかけてスルーホール41を形成する。スルーホール41の形成から貫通電極37の形成、ホトレジストおよびシード層の剥離方法は実施形態1と同様である。その後、ベース基板31と蓋体33の接合面以外をホトレジストで保護してから、接合面に残ったSiO膜をウエットエッチングにより剥離する。
【0023】
次に励振電極を設けた圧電振動片32をマウント電極38に導電性接着剤39を用いて接着する。次いで圧電振動片12を所定の周波数にするために、圧電振動片12に形成された励振電極をイオンビームでスパッタエッチングし、周波数調整を行う。圧電振動片12の周波数調整が終わった後、圧電振動片32を実装したベース基板31の溝40に合わせて、コの字型の金属板でできた内蓋34を配置する。内蓋34は圧電振動片32全体を覆うように配置される。その後、キャビティ36を形成したシリコンからなる蓋体33とベース基板31を表面活性化接合により真空中にて接合する。この場合、表面活性化処理としては、ベース基板31と蓋体33の接合面に不活性ガス等のプラズマ照射で行うことが好ましい。その理由は、イオンビームまたは中性子ビームを照射する方式は、表面活性化接合装置の構成上、イオンビームまたは中性子ビームが前記接合面に対し斜めに照射されるため、ベース基板31が平板形状の場合、イオンビームまたは中性子ビームが内蓋34に遮断されてイオンビームまたは中性子ビームが照射されない接合面が発生する場合がある。それに対しプラズマ照射する方式は、プラズマ発生源である一対の平行電極間にプラズマを発生させその一対の平行電極間に被照射物を配置して行うため、前記接合面の全面に対してプラズマを垂直に照射することが可能であり、接合面の表面活性化処理を良好に行える。ところで、キャビティを有するベース基板に蓋体を接合する実施形態1の場合は、キャビティ内に内蓋を配置することができ、イオンビームや中性子ビームを照射する方式により表面活性化処理を行ってもイオンビームや中性子ビームが内蓋により遮断されずに接合面を良好に処理することが可能である。
【0024】
以上、本実施形態では、内蓋34をコの字型で説明したが、本実施形態のように平板のベース基板31に内蓋34を配置した場合は、内蓋34のコの字型断面を有する側方開口部からコンタミネーション等が侵入し圧電振動片32に付着したり、圧電振動片32がスパッタエッチングされる可能性もあるので、内蓋34の形状をキャビティが形成された箱型としても良い。また、内蓋34の位置決めを溝40を形成して実施する説明をしたが、溝40ではなく突起状の構造物であってもよい。
【0025】
パッケージ内部に内蓋34を配置する効果としては、接合前の表面活性化処理により圧電振動片32表面をスパッタエッチングして、周波数がシフトしてしまうことを防ぐことができる。また、赤外線の透過を遮断する効果があり、圧電デバイス外部からの赤外線の透過を遮断する効果があり、特性の安定化を図れる。

【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1(a)】本発明の圧電デバイスを説明するための分解斜視図。(実施例1)
【図1(b)】図1(a)のA−A’線における側面断面図。(実施例1)
【図2(a)】本発明の圧電デバイスを説明するための分解斜視図。(実施例2)
【図2(b)】図2(a)のB−B’線における側面断面図。(実施例2)
【図3】従来の圧電発振器の説明図。
【図4】SAWデバイスの側面断面図。
【符号の説明】
【0027】
10 圧電デバイス
11 ベース基板
12 圧電振動片
13 蓋体
14 内蓋
15 回路パターン
16 キャビティ
17 貫通電極
18 マウント電極
19 導電性接着剤
20 スルーホール
21 電極膜
30 圧電デバイス
31 ベース基板
32 圧電振動片
33 蓋体
34 内蓋
35 回路パターン
36 キャビティ
37 貫通電極
38 マウント電極
39 導電性接着剤
40 溝
41 スルーホール
100 圧電デバイス
101 ベース基板
102 圧電振動片
103 蓋体
104 キャビティ
105 回路パターン
106 スルーホール
107 マウント電極
108 導電膜
109 低融点ガラス
110 導電性接着剤
111 励振電極
120 圧電デバイス
121 ベース基板
122 SAW素子
123 蓋体
124 キャビティ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧電振動片が搭載されたベース基板に蓋体が接合され、前記ベース基板および前記蓋体とにより形成された内部空間に前記圧電振動子を収納した圧電デバイスにおいて、
前記ベース基板と前記蓋体とは表面活性化接合により接合されており、
前記内部空間内の前記ベース基板上には、前記圧電振動片を覆い保護するための内蓋が配置されていることを特徴とする圧電デバイス。
【請求項2】
前記内蓋は金属材料よりなることを特徴とする請求項1に記載の圧電デバイス。
【請求項3】
前記ベース基板および前記蓋体はシリコンよりなることを特徴とする請求項1または2に記載の圧電デバイス。
【請求項4】
前記ベース基板上には、前記内蓋の位置決めをするための突起、または溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜3に記載の圧電デバイス。
【請求項5】
圧電振動片が搭載されたベース基板に蓋体が接合され、前記ベース基板および前記蓋体とにより形成された内部空間に前記圧電振動子を収納した圧電デバイスの製造方法において、
前記ベース基板上に圧電振動子を搭載する工程と、
前記ベース基板上に前記圧電振動子を覆い保護するための内蓋を配置する工程と、
前記ベース基板と前記蓋体の接合面を表面活性化処理する工程と、
前記ベース基板と前記蓋体とを接合する工程と、
を有することを特徴とする圧電デバイスの製造方法。
【請求項6】
前記ベース基板上に内蓋を配置する工程の前に、前記ベース基板上に搭載された前記圧電振動片の周波数を調整する工程を有することを特徴とする請求項5に記載の圧電デバイスの製造方法。
【請求項7】
前記ベース基板は前記圧電振動片を搭載するためのキャビティを有しており、前記表面活性化処理は前記接合面にイオンビームまたは中性子ビーム、あるいはプラズマを照射することにより行われることを特徴とする請求項5または6に記載の圧電デバイスの製造方法。
【請求項8】
前記ベース基板は平板形状であり、前記表面活性化処理は前記接合面にプラズマを照射することにより行われることを特徴とする請求項5または6に記載の圧電デバイスの製造方法。

【図1(a)】
image rotate

【図1(b)】
image rotate

【図2(a)】
image rotate

【図2(b)】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2009−16894(P2009−16894A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−172908(P2007−172908)
【出願日】平成19年6月29日(2007.6.29)
【出願人】(000166948)シチズンファインテックミヨタ株式会社 (438)
【Fターム(参考)】