説明

地図情報サービス方法、地図情報提供装置、及び地図情報提供プログラム

【課題】GPS衛星電波を利用して得られる位置情報を使用しないで、携帯端末周辺の地図情報を提供する地図情報提供装置及び方法を提供すること。
【解決手段】携帯端末使用者が携帯端末200を用いて、自分の近くにある店舗の壁、及び物に書かれてある固有の「記号、数字あるいは文字」などを撮影し、撮影した写真をサーバー300に送信する。サーバー300が携帯端末200からの「記号、数字あるいは文字」などの画像を受信し、その画像情報に基づいて地図情報を検索し、撮影位置を中心とした地図を取得し、携帯端末200に送信する。携帯端末200がサーバー300からの地図情報を受信した後、その受信した地図情報を記憶して表示し、携帯端末使用者に地図情報を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末等に地図情報を提供する地図情報サービス方法、地図情報提供装置、及び地図情報提供プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話等の携帯端末を所持する携帯端末使用者に情報を提供する様々なサービスが行われている。携帯端末の表示部に自端末機周辺の地図画像を表示させる等、地図情報を提供する地図情報提供サービスもそのサービスの一種である。例えば、GPS衛星電波を利用して得られる携帯端末の位置情報を用いて、携帯端末の存在する位置周辺の地図情報を携帯端末使用者に提供するサービスがある。
【0003】
しかしながら、上記のような地図情報提供サービスは、GPS衛星電波を利用して得られる携帯端末の位置情報をもとに、前記位置情報に対応する地図情報を検索し取得し、送信元の携帯端末に前記地図情報を送信するのが一般的である。このサービスはGPS衛星電波を受信できない地下街等の領域では使用できない。また、GPS装置を有しない携帯端末には適用できないサービスである。また、GPS衛星電波を利用して得られる位置情報は、緯度経度等の平面に関する位置情報のみであり、高さに関する位置情報は得られない。上記サービス利用時に、平面上の位置情報は同じであるが高さが異なり、そのことにより表示すべき地図が異なる場合がある。例えば屋外、ビル等の屋内、地下街等に携帯端末使用者がいる場合は、平面上の位置情報では同じ位置であっても表示すべき地図は異なる。これによって、使用者の存在位置に対応した地図情報を提供することは困難である。
【0004】
地下街の地図を検索するものとしては、例えば、特許文献1に開示された地下地図検索方法がある。この地下地図検索方法では、地下地図の画像情報をメモリカード、メディアカード又はフラッシュROM等の電子媒体に記憶し、当該電子媒体をメール送受信端末器、スケジュール管理端末器、携帯用パソコン、デジタルカメラ又は、携帯電話等の携帯端末にインストールし、地下地図の画像を前記携帯端末の表示部に表示させる。しかし、この方法は自端末機の位置情報の取得手段が講じられていないため、単に地下街の地図を表示させるだけであり、自端末機の位置に応じた地図を表示させることができない。
【0005】
【特許文献1】特開2002−244549号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、GPS衛星電波を利用して得られる位置情報を使用しないで、携帯端末周辺の地図情報を提供する地図情報提供装置及び方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の地図情報サービス方法は、ネットワークを利用して地図画像データの提供を行う地図情報サービス方法であって、画像データを含む地図情報サービス要求を受信するサービス要求受信ステップと、前記サービス要求受信ステップで受信した前記地図情報サービス要求に含まれる前記画像データに基づき、その画像データの撮影位置を特定する撮影位置特定情報を求める撮影位置特定ステップと、前記撮影位置特定ステップで求められた前記撮影位置特定情報に基づいて、当該撮影位置を含む所定範囲の地図画像データと、地図情報データベースから取得する地図画像取得ステップと、前記地図画像取得ステップで取得された前記地図画像データを、前記受信した地図情報サービス要求の送信元に送信する地図画像送信ステップとを備えるものである。
【0008】
本発明の地図情報サービス方法は、前記撮影位置特定ステップが、前記受信した画像データに含まれる文字を抽出し、抽出した前記文字に基づいて前記撮影位置を特定するものを含む。
【0009】
本発明の地図情報サービス方法は、前記地図画像送信ステップが、前記地図画像取得ステップで取得された前記地図画像データに前記撮影位置を示す画像データを重畳して送信するものを含む。
【0010】
本発明の地図情報提供装置は、ネットワークを利用して地図画像データの提供を行う地図情報提供装置であって、画像データを含む地図情報サービス要求を受信する画像情報受信部と、前記画像情報受信部で受信した前記地図情報サービス要求に含まれる前記画像データに基づき、その画像データの撮影位置を特定する撮影位置特定情報を求め、前記撮影位置特定情報に基づいて、当該撮影位置を含む所定範囲の地図画像データを地図情報データベースから取得する地図情報取得部と、前記地図情報取得部で取得された前記地図画像データを、前記受信した地図情報サービス要求の送信元に送信する地図情報送信部とを備えるものである。
【0011】
本発明の地図情報提供装置は、前記地図情報取得部が、前記受信した画像データに含まれる文字を抽出し、抽出した前記文字に基づいて前記撮影位置を特定するものを含む。
【0012】
本発明の地図情報提供装置は、前記地図情報送信部が、前記地図情報取得部で取得された前記地図画像データに前記撮影位置を示す画像データを重畳して送信するものを含む。
【0013】
本発明の地図情報提供プログラムは、前記地図情報サービス方法における各ステップをコンピュータを用いて実行するものである。
【0014】
本発明の地図情報提供プログラムは、前記地図情報提供装置をコンピュータを用いて実現するためのものである。
【0015】
上記構成によれば、地下街等の不感地帯でGPS衛星電波を用いて自位置情報を取得できない場合でも、定着物に付与されている記号等を撮影し画像情報を送信することで、送信元周辺の地図情報を取得することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、地下街等の不感地帯でGPS衛星電波を用いて自位置情報を取得できない場合でも、定着物に付与されている記号等を撮影し画像情報を送信することで、送信元周辺の地図情報を取得することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を説明するための地図案内システムについて、図面を用いて説明する。図1は地図案内システムの概略構成を示す図である。
【0018】
図1において、地図案内システム100は、携帯端末の使用者が所持する携帯端末200と、携帯端末200に地図情報を提供する地図情報提供装置としてのサーバー300とを有する。
【0019】
携帯端末200は、例えば撮影機能を有するものであり、携帯端末使用者が通話不能な地下街などを歩いているとき、自分の近くにある店舗の壁、及び物等の定着物に予め付与された固有の「記号、数字あるいは文字」などを撮影し、その「記号、数字あるいは文字」などの写真を携帯端末を用いて画像情報として送信する。また、この携帯端末200は、後述するサーバー300から地図情報が送られるとき、その地図情報を受信して表示するものである。
【0020】
サーバー300は、地下街等の地図情報を格納するものであり、携帯端末200から画像情報が送られてきたとき、その画像情報に基づいて地図情報を検索し、携帯端末使用者の現在位置を中心とした地図を取得し、携帯端末200に送信する。これらの機能は、所定のプログラムを実行することによりよって実現される。
【0021】
地図案内システム100において、携帯端末使用者が、自分の現在位置を中心とした地図を取得するため、携帯端末200を用いて、自分の近くにある店舗の壁、及び物に予め付与された固有の「記号、数字あるいは文字」などを撮影し、ネットワークを介して撮影した写真をサーバー300に送信する。サーバー300が携帯端末200からの「記号、数字あるいは文字」などの画像情報を受信し、その画像情報に基づいて地図情報を検索し、前述位置を中心とした地図を取得し、携帯端末200に送信する。携帯端末200がサーバー300からの地図情報を受信した後、その受信した地図情報を記憶して、携帯端末200の表示画面に表示し、携帯端末使用者に地図情報を提供する。
【0022】
次に、携帯端末200及びサーバー300の詳細について説明する。
図2は、地図案内システムにおける携帯端末200の詳細構成を示す図である。図2において、携帯端末200は、店舗の壁、及び物等の定着物に予め付与された固有の記号等を画像情報として撮影する画像情報撮影部201と、撮影された画像情報をサーバー300に送信する画像情報送信部202と、サーバー300からの地図情報を受信する地図情報受信部203と、受信した地図情報を記憶する地図情報記憶部204と、記憶した地図情報を表示する地図情報表示部205とを備えて構成される。
【0023】
画像情報撮影部201は、店舗の壁、及び物に予め付与された固有の記号を撮影するものである。ここで、携帯端末200は撮影部を持っている場合、その撮影部を用いて画像情報撮影部201として画像情報を撮影する。また本実施形態では、例えば地下街の各店舗の壁に、それぞれ固有の「記号、数字あるいは文字」が付与されている。その付与された固有の「記号、数字あるいは文字」は、画像情報撮影部201によって撮影される。例えば、飲食店の記号は「○xx」、服屋は「△xx」というように、記号の頭文字は、取り扱っている商品によって区別されている記号を画像情報として撮影する。
【0024】
画像情報送信部202は、画像情報撮影部201によって撮影された画像情報をサーバー300に送信するものである。地図情報受信部203は、サーバー300からの地図情報を受信するものである。地図情報記憶部204は、地図情報受信部203で受信した地図情報を記憶するものである。地図情報表示部205は、地図情報を表示するものである。ここで、携帯端末使用者が携帯している携帯端末200が液晶部を持つ場合、その携帯端末200の液晶部を表示部205とし、携帯端末使用者に地図情報を表示する。
【0025】
図3は、地図案内システムにおけるサーバー300の詳細構成を示す図である。図3において、サーバー300は、携帯端末200からの画像情報を受信する画像情報受信部301と、地図情報を格納する地図情報データベース302と、画像情報受信部301によって受信された画像情報に基づいて、地図情報データベース302から前記画像情報が撮影された位置を中心とした地図を取得する地図情報取得部303と、取得した地図情報を携帯端末200に送信する地図情報送信部304と、を備えて構成される。画像情報受信部301は、不感地帯に構築されたネットワークを介して携帯端末200からの画像情報を受信するものである。
【0026】
地図情報取得部303は、画像情報受信部301によって受信された画像情報に基づいて、地図情報データベース302に格納されている地図情報を検索し、前記画像情報が撮影された位置を中心とした地図を取得するものである。ここで、地図情報取得部303は受信した画像情報から記号等を抽出し、前記記号等から撮影位置を特定し、前記撮影位置情報に基づき撮影位置を中心とした地図情報を検索し取得する。なお、記号等は予め定着物に付与されるものであるから、記号等の位置情報は予め地図情報取得部303に備えられている。
【0027】
地図情報送信部304は、ネットワークを介して、取得した地図情報を携帯端末200に送信するものである。なお、送信する地図情報には、撮影位置を示す画像データが重畳されていても良い。
【0028】
以上のような携帯端末200及びサーバー300により構成された地図案内システムについて、図4を用いてその動作を説明する。
【0029】
まず、処理が開始する(ステップ401)と、地下街を歩いている携帯端末使用者が、自分がどこにいるのか分からなくなった場合、所持している携帯端末200を用いて、自分の近くの店舗、あるいは物に付与されてある固有の「記号、数字あるいは文字」を撮影し、画像情報とする(ステップ402)。
画像情報送信部202が不感地帯に構築されたネットワークを介して撮影した写真を画像情報として添付して地図情報サービス要求をサーバー300に送信する(ステップ403)。
サーバー300の画像情報受信部301が、携帯端末200から送られてきた前記画像情報を含む前記地図情報サービス要求を受信する(ステップ404)。
地図情報取得部303が携帯端末200から送られてきた前記画像情報に基づいて地図情報を取得する(ステップ405)。
地図情報送信部304が携帯端末200に対してステップ405で取得した地図情報を送信する(ステップ406)。
携帯端末200の地図情報受信部203がサーバー300からの地図情報を受信する(ステップ407)。
地図情報記憶部204が、受信したサーバー300からの地図情報を記憶し、保存する(ステップ408)。
地図情報表示部205が地図情報記憶部204によって記憶された携帯端末使用者の現在位置周辺の地図情報を表示し(ステップ409)、処理が終了する。
【0030】
このような本発明の実施形態の地図案内システムによれば、携帯端末で通話不能な地下街等に於いて、地下街にある店舗、あるいは物に付与されてある「記号、数字あるいは文字」を携帯端末で写真撮影し、その画像をサーバーに送信することで、サーバーは送られてきた画像に基づき地下街のどこの場所かを検索し、携帯端末利用者に地図情報を送りかえす。その地図情報は、携帯端末利用者の携帯端末の表示部に表示され、携帯端末利用者は自分のいる場所を詳細に把握することができる。
【0031】
ところで、従来の不感地帯の地図提供方法においては、携帯情報端末器が汎用のメール送受信端末器、スケジュール管理端末器、携帯用パソコン、デジタルカメラや携帯電話を利用して地下マップを検索する目的を達成することができるが、地下マップの画像をメディアカードやフラッシュROMなどの電子媒体に記憶することから、記憶媒体の容量が限られており、電子媒体の容量以上の規模になるような地図を記憶することができない。かつ行く先々の不感地帯に対応する地図情報を記憶した記憶媒体を持ち歩かなければならず、これは利用者に負担をかけるという問題があった。
また、地下街の工事や店舗の変更などといった最新情報をすぐに記憶媒体に反映することができず、記憶媒体に記憶されている地下街地図の更新を別途行わなければならず、不便であるという問題があった。
【0032】
本実施形態では、ネットワークを介してサーバーから地図情報を取得するという手法をとる。その手法では地図情報をサーバーに格納しておくので、予め携帯端末の記憶媒体に行く先々の地下街の地図情報を記憶しておく必要は生じない。よって携帯端末の記憶媒体の容量が限られていることは問題とならない。また、サーバーの地図情報を更新することで、利用者は常に最新の地図を利用することができる。
【0033】
また、従来のGPSを用いた地図情報提供サービスにおいては高さに関する位置情報が得られなかった。そのため、屋外、ビル等の屋内、地下街等に携帯端末使用者がいる場合は、平面上の位置情報では同じ位置であっても表示すべき地図は異なるのであるが、使用者の存在位置に対応した地図情報を提供することは困難であった。本実施形態では、携帯端末の撮影機能を用いて、地下街にある店舗、あるいは物に付与されてある「記号、数字あるいは文字」を携帯端末で写真撮影し、その写真を画像情報としてサーバーに送信するという構成をとり、平面上の位置情報に限られないので上記の問題は解決される。
【0034】
なお、本実施形態では、画像情報撮影部の例について、携帯端末の撮影機能を用いて、地下街にある店舗、あるいは物に付与されてある「記号、数字あるいは文字」を携帯端末で写真撮影し、その写真を画像情報としてサーバーに送信する場合を説明したが、本発明は何らこれに限定されたものではなく、例えば携帯端末の押下ボタンで各地下街の各店舗の壁、及び物に付与された「記号、数字あるいは文字」を入力し、画像情報に代わる情報としてサーバーに送信してもよい。
【0035】
また、本実施形態では、携帯端末からサーバーに画像情報を送信する例については、種々の態様で実施し得るものである。例えば、赤外線で通信する通信インターフェースやインターネットなどにより、サーバーに画像情報を送信してもよい。
【0036】
また、本実施形態で、サーバーに送信する画像情報としては、店舗の壁、及び物などに予め付与された記号等を例として挙げたが、本発明は何らこれに限定されるものではない。例えば各地下街の各店舗の壁、看板などに元々書かれてある住所等を撮影して画像情報として用いてもよい。
【0037】
また、本実施形態では、サーバーから携帯端末に地図情報が送信される例について説明したが、サーバーから送信される情報は、携帯端末使用者の位置を特定する情報(位置情報)としても良い。この場合、予め携帯端末側に多数の地図情報を記憶させておく。サーバーは、携帯端末から送られてきた画像情報を基に撮影位置を特定し、その撮影位置情報を携帯端末に送信する。携帯端末側では、受信した前記位置情報を基にして、携帯端末に記録された地図情報から携帯端末使用者の撮影位置を中心とした地図情報を特定し、表示部に表示させる。この構成によれば、携帯端末使用者は容量の多い地図情報を携帯端末に受信しなくて良いので、地図情報受信時にかかる時間が短くなり便利である。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明の地図情報提供装置及び方法は、地下街等の不感地帯でGPS衛星電波を用いて自位置情報を取得できない場合でも、定着物に付与されている記号等を撮影し画像情報を送信することで、送信元周辺の地図情報を取得することができるという効果を有し、携帯端末等に地図情報を提供する地図情報提供技術等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施の形態を説明するための地図案内システムの概略構成を示す図
【図2】地図案内システムにおける携帯端末の詳細構成を示す図
【図3】地図案内システムにおけるサーバーの構成を示す図
【図4】地図案内システムの動作フローを示す図
【符号の説明】
【0040】
100 地図案内システム
200 携帯端末
201 画像情報撮影部
202 画像情報送信部
203 地図情報受信部
204 地図情報記憶部
205 地図情報表示部
300 サーバー
301 画像情報受信部
302 地図情報データベース
303 地図情報取得部
304 地図情報送信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを利用して地図画像データの提供を行う地図情報サービス方法であって、
画像データを含む地図情報サービス要求を受信するサービス要求受信ステップと、
前記サービス要求受信ステップで受信した前記地図情報サービス要求に含まれる前記画像データに基づき、その画像データの撮影位置を特定する撮影位置特定情報を求める撮影位置特定ステップと、
前記撮影位置特定ステップで求められた前記撮影位置特定情報に基づいて、当該撮影位置を含む所定範囲の地図画像データを、地図情報データベースから取得する地図画像取得ステップと、
前記地図画像取得ステップで取得された前記地図画像データを、前記受信した地図情報サービス要求の送信元に送信する地図画像送信ステップとを備える地図情報サービス方法。
【請求項2】
請求項1記載の地図情報サービス方法であって、
前記撮影位置特定ステップは、前記受信した画像データに含まれる文字を抽出し、抽出した前記文字に基づいて前記撮影位置を特定する地図情報サービス方法。
【請求項3】
請求項1又は2記載の地図情報サービス方法であって、
前記地図画像送信ステップは、前記地図画像取得ステップで取得された前記地図画像データに前記撮影位置を示す画像データを重畳して送信する地図情報サービス方法。
【請求項4】
ネットワークを利用して地図画像データの提供を行う地図情報提供装置であって、
画像データを含む地図情報サービス要求を受信する画像情報受信部と、
前記画像情報受信部で受信した前記地図情報サービス要求に含まれる前記画像データに基づき、その画像データの撮影位置を特定する撮影位置特定情報を求め、前記撮影位置特定情報に基づいて、当該撮影位置を含む所定範囲の地図画像データを地図情報データベースから取得する地図情報取得部と、
前記地図情報取得部で取得された前記地図画像データを、前記受信した地図情報サービス要求の送信元に送信する地図情報送信部と、
を備える地図情報提供装置。
【請求項5】
請求項4記載の地図情報提供装置であって、
前記地図情報取得部は、前記受信した画像データに含まれる文字を抽出し、抽出した前記文字に基づいて前記撮影位置を特定する地図情報提供装置。
【請求項6】
請求項4又は5記載の地図情報提供装置であって、
前記地図情報送信部は、前記地図情報取得部で取得された前記地図画像データに前記撮影位置を示す画像データを重畳して送信する地図情報提供装置。
【請求項7】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の地図情報サービス方法における各ステップをコンピュータを用いて実行させるための地図情報提供プログラム。
【請求項8】
請求項4ないし請求項6いずれか一項に記載の地図情報提供装置をコンピュータを用いて実現するための地図情報提供プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−31529(P2006−31529A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−211491(P2004−211491)
【出願日】平成16年7月20日(2004.7.20)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】