説明

多環式インダゾール誘導体および癌の治療のためのERK阻害剤としてのそれらの使用

式1.0:(書面中の要約に現れるように、化学式が、ここに挿入されるべきである)のERK阻害剤およびその製薬上許容される塩、エステルおよび溶媒和物が開示される。Qは、架橋または縮合環を有し得るピペリジンまたはピペラジン環である。ピペリジン環は、環中に二重結合を有し得る。すべてのその他の置換基は、本明細書に定義されるとおりである。式1.0の化合物を用いて、癌を治療する方法も開示される。本発明はまた、少なくとも1種(例えば、1、2または3種、1または2種、通常、1種)の式1.0の化合物(例えば、実施形態番号1〜143のいずれか1つに記載されるような)の有効量と、製薬上許容される担体とを含む医薬組成物も提供する。



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次式1.0:
【化367】

[式中:
、YおよびYは、各々独立に、−CH=、−N=および−CR=からなる群から選択され;
zは、1〜3であり;
Qは、以下からなる群から選択される置換基であり:
【化368】

【化369】


各Qは、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールおよび置換へテロアリールからなる群から独立に選択される環を表し、ここで、前記置換環は、ハロおよびR10部分からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており、ただし、Qがアリール、ヘテロアリール、置換アリールまたは置換へテロアリールである場合は、環接合部の炭素原子は置換されておらず;
は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルおよび置換ヘテロシクロアルキルからなる群から選択される環を表し、ここで、前記置換環は、R10部分からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており;
は、−(C(R24w−を表し、ここで、各R24は、H、アルキルおよびFからなる群から独立に選択され、wは、1、2または3であり;
は、−N(R44)−、−O−および−C(R46−からなる群から選択され;
mは、1〜6であり;
nは、1〜6であり;
pは、0〜6であり;
tは、0、1または2であり;
は、以下からなる群から選択され:
(1)−CN、
(2)−NO
(3)−OR10
(4)−SR10
(5)−N(R10
(6)R10
(7)−C(O)R10
(8)−(C(R30−NR32−C(O)−R10
(9)−(C(R30−NR32−S(O)−R10
(10)−(C(R30−NR32−C(O)−N(R32)−R10
(11)
【化370】

(12)−CF
(13)−C(O)OR10
(14)−(C(R3013(例えば、−(CH13)、
(15)アルケニル、
(16)−NR32−C(O)−R14
(17)
【化371】

(式中、各R10は、独立に選択される)、
(18)
【化372】

(式中、各R10は、独立に選択される)
(19)
【化373】

(20)−C(O)−NR32−(C(R30−OR10
(21)−C(O)N(R10(式中、各R10は、独立に選択される)、
(22)−C(O)−NR32−C(R18
(23)−C(O)−NR32−(C(R30−C(O)−N(R10
(24)ヘテロシクロアルケニル、
(25)
【化374】

(26)アリールアルケニル−;
は、以下からなる群から選択され:
(1)H、
(2)−CN、
(3)ハロ、
(4)アルキル、
(5)(a)−OH、(b)−O−アルキル(例えば、−O−(C〜Cアルキル)、(c)1〜3個のF原子で置換された−O−アルキルおよび(d)−N(R40(式中、各R40は、(i)H、(ii)C〜Cアルキル、(iii)−CFからなる群から独立に選択される)および(e)ハロからなる群から選択される1〜3個の置換基で置換されている置換アルキル、
(6)アルキニル、
(7)アルケニル、
(8)−(CH11
(9)−N(R26
(10)−OR23
(11)−N(R26)C(O)R42
(12)シクロアルキル、
(13)シクロアルキルアルキル、
(14)
【化375】

(15)−O−(置換アルキル)(式中、置換アルキルは、1〜3個のF原子で置換されている)
(16)−S(O)−アルキル、
(17)−C(O)−アルキル、
(18)
【化376】

(19)
【化377】

(式中、各アルキルは、独立に選択される)、
(20)
【化378】

(式中、各アルキルは、独立に選択される)、
(21)
【化379】

(式中、各アルキルは、独立に選択される)、
(22)−N(R48)−C(O)−R48(式中、各R48は、Hおよびアルキルからなる群から独立に選択される)および
(23)−C(O)−アルキル、例えば、−C(O)−(C〜Cアルキル)など、例えば、−C(O)CHなど;
、R、R、RおよびRは各々、以下からなる群から独立に選択され:
(1)H、
(2)アルケニル、
(3)置換アルケニル、
(4)アルキル、
(5)置換アルキル、
(6)シクロアルキル、
(7)置換シクロアルキル、
(8)シクロアルキルアルキル−、
(9)置換シクロアルキルアルキル−、
(10)ヘテロシクロアルキル、
(11)置換ヘテロシクロアルキル、
(12)ヘテロシクロアルキルアルキル−、
(13)置換ヘテロシクロアルキルアルキル−、
(14)−C(O)R10
(15)アリールヘテロアリール−、
(16)置換アリールヘテロアリール−、
(17)ヘテロアリールアリール−、
(18)置換ヘテロアリールアリール−、
(19)アリール、
(20)置換アリール、
(21)ヘテロアリール、
(22)置換へテロアリール、
(23)ヘテロアリールヘテロアリール−、
(24)置換ヘテロアリールヘテロアリール−、
(25)アリールアミノヘテロアリール−、
(26)置換アリールアミノヘテロアリール−、
(27)アリールアルキニル−、
(28)置換アリールアルキニル−、
(29)へテロアリールアルキニル−、
(30)置換へテロアリールアルキニル−、および
(31)ベンゾヘテロアリール、
ここで、前記R、R、R、RおよびR置換基(7)、(9)、(11)、(13)、(16)、(18)、(20)、(22)、(24)、(26)、(28)および(30)は、−NH、−NHR20、−N(R20(各R20は独立に選択される)、アルキル、アルケニル、ハロ、−C(O)−NH−R28、−C(O)OR28、−C(O)R28および−OR20からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換され、
前記R、R、R、RおよびR置換基(3)および(5)は、−NH、ハロ(例えば、F、ClおよびBrならびに別の例では、F)、−C(O)−NH−R28(例えば、−C(O)−NH−CH)、−C(O)OR28(例えば、−C(O)OC)および−C(O)R28(例えば、−C(O)CH)からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており;
5Aは、ハロ、−OH、アルキルおよび−O−アルキルからなる群から選択され;
は、H、−OH、−N(R10、−NR10C(O)R12およびアルキルからなる群から選択され;
各Rは、ハロゲン、−CN、−NO、−OR10、−SR10、−N(R10およびR10からなる群から独立に選択され;
各R10は、H、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルキルヘテロアリール−、アルキルアリール−、置換アルキル、置換アリール、置換アリールアルキル、置換へテロアリール、置換へテロアリールアルキル、置換シクロアルキル、置換シクロアルキルアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキルアルキル、置換アルキルヘテロアリール−、置換アルキルアリール−、ヘテロシクロアルケニルおよび置換ヘテロシクロアルケニルからなる群から独立に選択され、ここで、
前記R10置換アルキルは、−NH、−NHR20、−NO、−CN、−OR26、ハロ、−C(O)−NH−R26、−C(O)OR26および−C(O)R26からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており、
前記R10置換アリール、置換アリールアルキル、置換へテロアリール、置換へテロアリールアルキル、置換シクロアルキル、置換シクロアルキルアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキルアルキル、置換アルキルヘテロアリール−および置換アルキルアリール−は、(1)−NH、(2)−NO、(3)−CN、(4)−OH、(5)−OR20、(6)−OCF、(7)1〜3個の独立に選択されるハロ原子で置換されたアルキル、(8)−C(O)R38、(9)アルキル、(10)アルケニル、(11)ハロ、(12)−C(O)−NH−R26、(13)−C(O)OR38、(14)−C(O)−NR32−(C(R30−N(R38、(15)−S(O)38、(16)−C(O)−NR32−R38、(17)−NR32−C(O)−R38、(18)
【化380】

(19)−NHR20、(20)シクロアルキル、(21)−O−アルキル−O−R20、(22)ヒドロキシアルキル、(23)−N(R20(式中、各R20は独立に選択される)、(24)−アルキル−OR20、(25)−O−アルキル−OH、(26)−NH(ヒドロキシアルキル)および(27)オキサゾリジノンからなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており;
11は、F、−OH、−CN、−OR10、−NHNR10、−SR10およびヘテロアリールからなる群から選択され;
12は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルアルキルからなる群から選択され;
14は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル−、アルキルヘテロアリール−およびアルキルアリール−からなる群から選択され;
15は、H、−OH、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルアルキル−、アルキルヘテロアリール−およびアルキルアリール−からなる群から選択され;
20は、アルキルを表し;
23は、H、アルキル、アリール、シクロアルキルおよびシクロアルキルアルキル−からなる群から選択され;
各R26は、Hおよびアルキルからなる群から独立に選択され;
28は、アルキルであり;
各R30は、H、アルキルおよびFからなる群から独立に選択され;
各R32は、Hおよびアルキルからなる群から独立に選択され、各R32は、通常、Hであり;
各R35は、HおよびC〜Cアルキルからなる群から独立に選択され;
各R36は、H、アルキルおよび−O−アルキルからなる群から選択され;
各R38は、H、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルキルヘテロアリール−、アルキルアリール−、置換アルキル、置換アリール、置換アリールアルキル、置換へテロアリール、置換へテロアリールアルキル、置換シクロアルキル、置換シクロアルキルアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキルアルキル、置換アルキルヘテロアリール−および置換アルキルアリールからなる群から独立に選択され、ここで、
前記R38置換アルキルは、−NH、−NO、−CN、−OR26、ハロ、−C(O)−NH−R28、−C(O)OR28および−C(O)R28からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており、
前記R38置換アリール、置換アリールアルキル、置換へテロアリール、置換へテロアリールアルキル、置換シクロアルキル、置換シクロアルキルアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキルアルキル、置換アルキルヘテロアリール−および置換アルキルアリール−は、(1)−NH、(2)−NO、(3)−CN、(4)−OH、(5)−OR20、(6)−OCF、(7)−CF、(8)−C(O)R26、(9)アルキル、(10)アルケニル、(11)ハロ、(12)−C(O)−NH−R26、(13)−C(O)OR26、(14)−C(O)−NR32−(C(R30−N(R26、(15)−S(O)26、(16)−C(O)N(R32)(R26)、(17)−NR32C(O)R26、(18)
【化381】

および(19)−NHR20からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており;
42は、アルキル、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群から選択され;
44は、H、アルキル、シクロアルキルおよびシクロアルキルアルキルからなる群から選択され;
各R46は、H、アルキル、シクロアルキルおよびシクロアルキルアルキルからなる群から独立に選択され;
ただし、
(1)Qは、少なくとも1個の置換基がハロである置換環であり、ならびに/または、
(2)Rは、置換基が−OCHである置換アルキルであるか、もしくは、Rは、−CHOHおよび−CHOCHからなる群から選択され;ならびに/または
(3)R、R、R、RおよびRのうち少なくとも1つは、
(i)オキサジアゾリルフェニル−、ピリダジニルフェニル−、ピリミジニルピラジニル−、置換オキサジアゾリルフェニル−、置換ピリダジニルフェニル−、置換ピリミジニルピラジニル−およびベンゾヘテロアリールからなる群から選択されるか、もしくは
(ii)以下からなる群から選択され、
(a)置換シクロアルキル、
(b)置換シクロアルキルアルキル−、
(c)置換ヘテロシクロアルキル、
(d)置換ヘテロシクロアルキルアルキル−、
(e)置換アリールヘテロアリール、
(f)置換ヘテロアリールアリール−、
(g)置換アリール、
(h)置換へテロアリール、
(i)置換ヘテロアリールヘテロアリール−、
(j)置換アリールアミノヘテロアリール−、
(k)置換アリールアルキニル−および
(l)置換へテロアリールアルキニル−、
ここで、前記(ii)(a)〜(ii)(l)R、R、R、RまたはR基の少なくとも1種の少なくとも1つ上の少なくとも1個の置換基は、−NHR20、−N(R20(式中、各R20は独立に選択される)および−OR20からなる群から選択され;ならびに/または
(4)R5Aは、アルキルであり;ならびに/または
(5)R10は、置換アリールであり、少なくとも1個の置換基が、以下からなる群から選択され:
(a)−S(O)38(式中、R38はイソプロピルである)、
(b)−O−アルキル−O−R20
(c)ヒドロキシアルキル、
(d)−N(R20
(e)−アルキル−OR20
(f)−O−アルキル−OH、
(g)−NH(ヒドロキシアルキル)および
(h)オキサゾリジノン;ならびに/または
(6)R20は、イソプロピルである]
で示される化合物またはその製薬上許容される塩、エステルおよび溶媒和物。
【請求項2】
(1)Qが、少なくとも1個の置換基がハロである置換環であり;ならびに/または
(2)Rが、置換基が−OCHである置換アルキルであるか、もしくは、Rが、−CHOHおよび−CHOCHからなる群から選択され;ならびに/または
(3)Rが、
(i)オキサジアゾリルフェニル−、ピリダジニルフェニル−、ピリミジニルピラジニル−、置換オキサジアゾリルフェニル−、置換ピリダジニルフェニル−、置換ピリミジニルピラジニル−およびベンゾヘテロアリールからなる群から選択され;もしくは
(ii)以下からなる群から選択され:
(a)置換シクロアルキル、
(b)置換シクロアルキルアルキル−、
(c)置換ヘテロシクロアルキル、
(d)置換ヘテロシクロアルキルアルキル−、
(e)置換アリールヘテロアリール−、
(f)置換ヘテロアリールアリール−、
(g)置換アリール、
(h)置換へテロアリール、
(i)置換ヘテロアリールヘテロアリール−、
(j)置換アリールアミノヘテロアリール−、
(k)置換アリールアルキニル−、および
(l)置換へテロアリールアルキニル−、
ここで、前記(ii)(a)〜(ii)(l)R、R、R、RもしくはR基の少なくとも1種の少なくとも1つ上の少なくとも1個の置換基は、−NHR20(例えば、−NHCHCHおよび−NHCH)、−N(R20(式中、各R20は独立に選択される)および−OR20(例えば、−OCH)からなる群から選択され;ならびに/または、
(4)R5Aが、アルキル(例えば、C〜Cアルキル、例えば、−CHなど)であり;ならびに/または、
(5)R10が、置換アリールであり、少なくとも1個の置換基が、以下からなる群から選択され:
(a)−O−アルキル−O−R20
(b)ヒドロキシアルキル、
(c)−N(R20
(d)−アルキル−OR20
(e)−O−アルキル−OH、
(f)−NH(ヒドロキシアルキル)、および
(g)オキサゾリジノン;ならびに/または
(6)R20が、イソプロピルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、置換基が−OCHである置換アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
が、−CHOHおよび−CHOCHからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
次式:
【化382】

を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
次式:
【化383】

を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
Qが、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.17、2.18、2.19、2.20、2.21および2.22からなる群から選択される、請求項3に記載の化合物。
【請求項8】
が、−CH−であり、R、R、RおよびRが各々、Hおよびメチルからなる群から独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
Qが、部分2.1、2.2および2.3からなる群から選択され、2.3が、以下からなる群から選択され:
【化384】

、R、RおよびRが各々、Hおよびメチルからなる群から独立に選択される、請求項7に記載の化合物。
【請求項10】
、R、RおよびRが各々、Hであり、かつ、Qが、2.1および2.3Bからなる群から選択される、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
Qが、部分2.6および2.7からなる群から選択され、2.7が、以下からなる群から選択され:
【化385】

、R、RおよびRが各々、Hおよびメチルからなる群から独立に選択される、請求項7に記載の化合物。
【請求項12】
、R、RおよびRが各々、Hであり、Qが、2.6、2.7Aおよび2.7Bからなる群から選択される、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
Qが2.17であり、R、R、RおよびRが各々、Hおよびメチルからなる群から独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
、R、RおよびRが各々、Hである、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
式1.0で示される化合物が:
【化386】

である、請求項10に記載の化合物。
【請求項16】
式1.0で示される化合物が:
【化387】

である、請求項12に記載の化合物。
【請求項17】
Qが、2.1であり、R、R、RおよびRが各々、Hである、請求項10に記載の化合物。
【請求項18】
Qが2.6である、請求項12に記載の化合物
【請求項19】
Qが、2.7Aおよび2.7Bからなる群から選択される、請求項12に記載の化合物。
【請求項20】
Qが、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
(1)
【化388】

(2)
基からなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換された
【化389】

(ただし、前記の1または2個の置換基は、Hではない);
(3)
1または2個のアルキル基で置換された
【化390】

(4)
1または2個のメチル基で置換された
【化391】

(5)
1個のメチル基で置換された
【化392】

;および
(6)
【化393】


【請求項21】
Qが以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
(1)
基からなる群から独立に選択される1または2個の置換基で置換された
【化394】

(ただし、前記の1または2個の置換基は、Hではない);
(2)
1または2個のアルキル基で置換された
【化395】

(3)
1または2個のメチル基で置換された
【化396】

;および
(4)
1個のメチル基で置換された
【化397】


【請求項22】
が、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
【化398】

【化399】

【化400】

【化401】

【化402】

【化403】

【化404】

【化405】

【化406】


【請求項23】
がアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
が、ヘテロアリールまたは置換へテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
が、以下からなる群から選択される、請求項64に記載の化合物:
【化407】


【請求項26】
が、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
【化408】


【請求項27】
が、(1)置換基が−OCHである置換アルキル、(2)−CHOHおよび(3)−CHOCHからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項28】
Qが、2.1、2.2および2.3からなる群から選択され、2.3が、以下からなる群から選択され:
【化409】

、R、RおよびRが各々、Hおよびアルキルからなる群から独立に選択される、請求項22に記載の化合物。
【請求項29】
、R、RおよびRが各々、Hであり、Qが21である、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
Qが、2.6および2.7からなる群から選択され、2.7が以下からなる群から選択され:
【化410】

、R、RおよびRが各々、Hおよびアルキルからなる群から独立に選択される、請求項22に記載の化合物。
【請求項31】
、R、RおよびRが各々、Hであり、Qが、2.6および2.7Bからなる群から選択される、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
Qが、
【化411】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
Qが、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
【化412】

【化413】


【請求項34】
Qが、
【化414】

であり、R5Aが、ハロ、−OH、アルコキシおよびアルキルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項35】
Qが、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
【化415】


【請求項36】
Qが、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
【化416】

【化417】

【化418】


【請求項37】
式1.0の化合物である、請求項1に記載の化合物。
【請求項38】
式1.0の化合物の塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項39】
式1.0の化合物のエステルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項40】
式1.0の化合物の溶媒和物である、請求項1に記載の化合物。
【請求項41】
実施例612〜827の最終化合物からなる群から選択される、化合物。
【請求項42】
次式:
【化419】

を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項43】
次式:
【化420】

を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項44】
次式:
【化421】

を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項45】
次式:
【化422】

を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項46】
請求項1から45のいずれかに記載の少なくとも1種の化合物および製薬上許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項47】
(1)癌を治療するための医薬の製造のための;または
(2)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、癌を治療するための医薬の製造のための;または
(3)少なくとも1種の化学療法薬および放射線療法と併用される、癌を治療するための医薬の製造のための;または
(4)(1)タキサン、(2)白金配位化合物、(3)抗体である、上皮成長因子(EGF)阻害剤、(4)小分子である、EGF阻害剤、(5)抗体である、血管内皮増殖因子(VEGF)阻害剤、(6)小分子である、VEGFキナーゼ阻害剤、(7)エストロゲン受容体アンタゴニストまたは選択的エストロゲン受容体調節物質(SERM)、(8)抗腫瘍ヌクレオシド誘導体、(9)エポチロン、(10)トポイソメラーゼ阻害剤、(11)ビンカアルカロイド、(12)αVβ3インテグリンの阻害剤である抗体、(13)葉酸アンタゴニスト、(14)リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤、(15)アントラサイクリン、(16)生物製剤、(17)血管新生の阻害剤および/またはサリドマイド(または関連イミッド)などの腫瘍壊死因子α(TNF−α)の抑制因子、(18)Bcr/ablキナーゼ阻害剤、(19)小分子である、MEK1および/またはMEK2阻害剤、(20)小分子である、IGF−1およびIGF−2阻害剤、(21)RAFおよびBRAFキナーゼの小分子阻害剤、(22)CDK1、CDK2、CDK4およびCDK6などの細胞周期依存性キナーゼの小分子阻害剤、(23)アルキル化剤および(24)ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害剤からなる群から選択される、少なくとも1種の化学療法薬と併用される、癌を治療するための医薬の製造のための;または
(5)少なくとも1種のシグナル伝達阻害剤とともに投与される、癌を治療するための医薬の製造のための;または
(6)肺癌、膵臓癌、結腸癌、骨髄性白血病、甲状腺癌、骨髄異形成症候群、膀胱癌、表皮癌、黒色腫、乳癌、前立腺癌、頭頸部癌、卵巣癌、脳腫瘍、間葉起源の癌、肉腫、奇形癌腫、神経芽細胞腫、腎臓癌、肝細胞癌、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫および組織非形成性甲状腺癌からなる群から選択される癌を治療するための医薬の製造のための;または
(7)黒色腫、膵臓癌、甲状腺癌、結腸直腸癌、肺癌、乳癌および卵巣癌からなる群から選択される癌を治療するための医薬の製造のための;または
(8)有効量の少なくとも1種の化学療法薬と併用される、黒色腫、膵臓癌、甲状腺癌、結腸直腸癌、肺癌、乳癌および卵巣癌からなる群から選択される癌を治療するための医薬の製造のための;または
(9)黒色腫を治療するための医薬の製造のための;または
(10)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、黒色腫を治療するための医薬の製造のための;または
(11)膵臓癌を治療するための医薬の製造のための;または
(12)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、膵臓癌を治療するための医薬の製造のための;または、
(13)甲状腺癌を治療するための医薬の製造のための;または
(14)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、甲状腺癌を治療するための医薬の製造のための;または、
(15)結腸直腸癌を治療するための医薬の製造のための;または
(16)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、結腸直腸癌を治療するための医薬の製造のための;または
(17)肺癌を治療するための医薬の製造のための;または
(18)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、肺癌を治療するための医薬の製造のための;または
(19)乳癌を治療するための医薬の製造のための;または
(20)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、乳癌を治療するための医薬の製造のための;または
(21)卵巣癌を治療するための医薬の製造のための;または
(22)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、卵巣癌を治療するための医薬の製造のための;または
(23)抗ホルモン薬と併用される、ホルモン依存性乳癌を治療するための医薬の製造のための;または
(24)抗ホルモン薬および少なくとも1種の化学療法薬と併用される、ホルモン依存性乳癌を治療するための医薬の製造のための;または
(25)抗ホルモン薬と併用される、ホルモン依存性乳癌を予防するための医薬の製造のための;または
(26)抗ホルモン薬および少なくとも1種の化学療法薬と併用される、ホルモン依存性乳癌を予防するための医薬の製造のための;または
(27)脳腫瘍を治療するための医薬の製造のための;または
(28)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、脳腫瘍を治療するための医薬の製造のための;または
(29)テモゾロミドである化学療法薬と併用される、脳腫瘍を治療するための医薬の製造のための;または
(30)前立腺癌を治療するための医薬の製造のための;または
(31)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、前立腺癌を治療するための医薬の製造のための;または
(32)骨髄異形成症候群を治療するための医薬の製造のための;または
(33)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、骨髄異形成症候群を治療するための医薬の製造のための;または
(34)骨髄性白血病を治療するための医薬の製造のための;または
(35)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、骨髄性白血病を治療するための医薬の製造のための;または
(36)急性骨髄性白血病を治療するための医薬の製造のための;または
(37)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、急性骨髄性白血病を治療するための医薬の製造のための;または
(38)慢性骨髄単球性白血病を治療するための医薬の製造のための;または
(39)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、慢性骨髄単球性白血病を治療するための医薬の製造のための;または
(40)慢性骨髄性白血病を治療するための医薬の製造のための;または
(41)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、慢性骨髄性白血病を治療するための医薬の製造のための;または
(42)膀胱癌を治療するための医薬の製造のための;または
(43)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、膀胱癌を治療するための医薬の製造のための;または
(44)非ホジキンリンパ腫を治療するための医薬の製造のための;または
(45)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、非ホジキンリンパ腫を治療するための医薬の製造のための;または
(46)多発性骨髄腫を治療するための医薬の製造のための;または
(47)少なくとも1種の化学療法薬と併用される、多発性骨髄腫を治療するための医薬の製造のための、請求項1から45のいずれかに記載の少なくとも1種の化合物の使用。

【公表番号】特表2010−529122(P2010−529122A)
【公表日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−511172(P2010−511172)
【出願日】平成20年6月4日(2008.6.4)
【国際出願番号】PCT/US2008/006979
【国際公開番号】WO2008/153858
【国際公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】