説明

捜索支援システム

【課題】ペット、児童、老人等の位置を割り出し、探し出し、保護することを支援するシステムを提供する。
【解決手段】位置情報検出機能を備えた携帯端末2と、この携帯端末の所持者についての情報が登録されたサーバー3とを備え、サーバー3は、会員データベース31と、インターネット経由で接続された会員の端末から迷子信号を受信する受信機構32と、インターネット経由で接続された会員の端末へ前記携帯端末の所持者についての信号を発信する発信機構32とを有する捜索支援システムを構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペット、児童、老人等が迷子・行方不明になった場合にこの捜索を支援するシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、人やペットの現在位置をセンターに通知する位置情報送信装置が利用されている。特に、子供や老人の現在位置を把握するために、GPSを利用した位置情報送信装置を子供や老人に携帯させて、位置情報、移動状況を管理することが行われている。また、GPSではなくPHS等の電波を利用した位置確認手段も利用されている。具体的には、識別情報を発信する発信装置を携帯機器に搭載し、所定の位置に設置された受信装置と発信装置とが無線通信を行うようにする。受信装置が取得した識別情報は、ネットワークを介してコンピュータへ送信され集中管理される。これにより、携帯機器を携帯した人が通過した地点の情報がコンピュータに蓄積される。以下、GPS等を利用した位置情報送信装置の従来例をいくつか挙げる。
【0003】
特許文献1に開示された「位置検出システム」は、痴呆症老人、子供、ペット等の迷子を防止するものである。選択呼出受信機と、送信機と、人工衛星からの電波を受信して地球上の位置を検出するGPS受信装置とを含む。移動子局は、選択呼出受信機が呼ばれた際、GPS受信機によって検出した位置情報を送信機によって送信する。公衆通信回線の端末電話機に接続された表示装置は、移動子局から送信される位置情報を、公衆通信回線を介して受信して、位置情報を表示する。
【0004】
特許文献2に開示された「位置検出方法およびその装置」は、介護者が要介護老人の現在の心身状況、位置等を遠隔で把握して対応できるようにするものである。GPSとPHSとを備えた老人用端末に、捜索者から電話をかける。電話をかけられた老人用端末は、GPSにより位置情報を検出し、PHS側に送り、PHSが、捜索者に老人の位置を送信する。
【0005】
以上のようなGPSやPHSを利用した位置検出システムによれば、ペット、児童、老人等に端末を携帯させることにより、迷子・行方不明になった場合にもその位置を検出することができる。しかしながら、以上のシステムでは位置の検出には効果があるものの、その後の保護については特に開示されていない。すなわち、位置が判明した場合にはすぐに保護することが望ましいが、保護者がすぐに現場へ行くことができない場合があるし、警備会社などを利用する場合にも、常備する人員にはコスト面などから限界があるため、位置が判明したにもかかわらずすぐに保護することができないという状況が発生していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平6-188819号公報
【特許文献2】特開平9-247730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、ペット、児童、老人等の位置を割り出し、探し出し、保護することを支援するシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の捜索支援システムは、上記目的を達するため、位置情報検出機能を備えた携帯端末と、この携帯端末の所持者についての情報が登録されたサーバーとを備え、
前記サーバーは、会員データベースと、インターネット経由で接続された会員の端末から迷子信号を受信する受信機構と、インターネット経由で接続された会員の端末へ前記携帯端末の所持者についての信号を発信する発信機構とを有し、
前記サーバーは、受信機構により会員の端末からの迷子信号を受信した場合には、会員データベースにおけるこの会員のデータを参照することでこの会員に紐づけられた携帯端末を特定し、この携帯端末の位置情報を前記位置情報検出装置により取得し、得られた位置の近くに位置する他の会員の端末に対し発信機構を通じてこの携帯端末の所持者についての情報を発信する。
【0009】
また、前記サーバーは、前記他の会員の端末のうちいずれかから発見信号を受信した場合には、この発見信号を発信した会員の端末の位置情報に基づいて位置推定情報を算出し、この位置推定情報を迷子信号を発信した会員の端末に対し発信する。
【0010】
前記捜索支援システムは、会員の端末を含んでもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の捜索支援システムによれば、ペット、児童、老人等に携帯端末を携帯させ、迷子・行方不明になった場合には会員の端末から迷子信号を発信することで、この迷子信号を受信したサーバーがこの会員のデータを参照してこの会員に紐づけられた携帯端末を特定し、この携帯端末の位置情報を位置情報検出機能により取得し、得られた位置の近くに位置する他の会員の端末に対しこの携帯端末の所持者についての情報を発信するから、得られた位置の近くに位置する他の会員はこの携帯端末の所持者についての情報を得ることができ、この携帯端末の所持者を探し出し、保護することができる。
【0012】
また、サーバーが、前記他の会員の端末のうちいずれかから発見信号を受信した場合に、この発見信号を発信した会員の端末の位置情報に基づいて位置推定情報を算出し、この位置推定情報を迷子信号を発信した会員の端末に対し発信する場合には、位置情報のほかに位置推定情報を得ることができるから、携帯端末の電源が切れてしまったような場合にも携帯端末の所持者を捜索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態の捜索支援システムを示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の捜索支援システムの利用手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態の捜索支援システムにおけるサーバーの処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態の捜索支援システムにおける会員端末に表示される画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施形態の捜索支援システム1は、図1に示すように構成され、位置情報検出装置21を搭載した携帯端末2と、この携帯端末2の所持者についての情報が登録されたサーバー3とを備えている。また、サーバー3は、携帯端末2にインターネット5経由で接続されると共に、会員データベース31と、インターネット経由で接続された会員の端末6から迷子信号を受信する受信機構と、インターネット経由で接続された会員の端末6へ携帯端末2の所持者についての信号を発信する発信機構とを有している。サーバー3は一台であってもよいし、複数台であってもよく、機能が分散されて存在していても、複数のサーバー同士がインターネット経由で接続された形態であってもよい。
【0015】
ここで、位置情報検出装置21はGPS受信機やPHS端末など、現在位置を割り出すことのできる装置であればよい。この場合、図示しないGPS衛星やPHS基地局アンテナとの関係により現在位置を割り出す。携帯端末2は、携帯電話、PHS、ペンダント型発信装置など、少なくとも検出した位置情報を発信することができるものであればよい。携帯端末2の所持者とは例えばペット、児童、老人等、迷子になる可能性のある者である。携帯端末2には、所持者の名前、保護者の電話番号等が記載されていてもよい。
【0016】
サーバー3はインターネット5に接続されており、携帯端末2とサーバー3の間には図示省略する携帯キャリアが存在してもよい。また、携帯端末2は一つしか図示しないが、少なくとも会員の数分存在する。携帯端末2の位置情報検出機能としては、携帯端末2が位置情報検出装置21を備えるほかに、携帯端末2は電波を発信するのみで、この電波を受信した基地局の位置により位置情報を検出するという機構を利用してもよい。
【0017】
受信機構及び発信機構は通常ネットワークインターフェイスと呼ばれるものであって、他の情報も含めて受信及び発信するものであってよい。また、図1に示すように受信機構及び発信機構が同一の通信機構、すなわち受信機構と発信機構とを兼ねるLANカード32であってもよい。サーバー3はほかにCPUや入出力装置等を適宜有するが、ここでは説明及び図示を省略する。会員の端末6はインターネットに接続できるパソコンや携帯電話、ゲーム機器などの通信可能な端末である。特に会員の端末6が携帯電話等の移動端末の場合は、現在位置を割り出す機能を備えていてもよい。会員の端末6は四つしか図示しないが、少なくとも会員の数分存在する。
【0018】
会員は例えば保護者であり、本発明の実施形態の実施形態の捜索支援システム1によれば、会員端末6に紐づけられる携帯端末2の所有者、すなわち自分のペット、児童、老人等が迷子になった場合には、他の会員に協力を要請できるというメリットを享受する。逆に、他の会員のペット、児童、老人等が迷子になった場合であって自分がその迷子の近くにいる場合には迷子情報をもとに迷子を探すことに協力をすることで、他の会員と相互扶助関係を築くことができる。
【0019】
事前の準備として、会員は、サーバー3へアクセスし、会員情報を登録する。会員情報とは、会員番号、氏名、住所、電話番号、紐づけられる携帯端末2の固有の情報、会員端末6の固有の情報、携帯端末2を所持するペット、児童、老人等の名前、生年月日、写真、特徴などである。この登録は通常、会員端末6からサーバー3へアクセスして行われるが、他の端末から行われてもよい。すなわち、登録はパソコンで、実際の利用は携帯電話でという態様が可能である。会員情報はサーバー3内の会員データベース31に格納される。
【0020】
次に、実施形態の捜索支援システム1において、実際に迷子が発生した場合の手順について、図1から図3を参照して説明する。括弧内のステップ番号は図2のものである。また、図2は会員の操作を含めたフローであり、図3はサーバーの処理を示す。ここでは、会員端末61を所持する会員のペットが迷子になった場合を例として説明する。ペットは携帯端末2を所持、すなわち例えば首輪に携帯端末2をつけている。
【0021】
ペットが迷子になった場合、これに気づいた飼い主は、自分の会員端末61において、図4(a)に示すように画面上に表示されたヘルプボタン61aをクリックする(ステップs1)。このヘルプボタン61aは、会員端末61からサーバー3にアクセスすることで表示されるようなサーバーサイドのプログラムであってもよいし、いわゆる待ち受け画面やデスクトップに常に表示されているなどのクライアントサイドのプログラムであってもよい。
【0022】
ヘルプボタン61aをクリックすると、会員端末61からサーバー3へインターネット経由で迷子信号が発信される(ステップs2)。サーバー3は、データベース31を参照し、会員端末61の固有の情報をキーとして、会員端末61に紐づけられた携帯端末2を特定する(ステップs3)。続いて、携帯端末2に対して位置情報を送出するようリクエストする(ステップs4)。携帯端末2は位置情報検出装置21から図示しないGPS衛星等にアクセスすることで位置情報を割り出し、サーバー3へ送る(ステップs5)。この手順において、携帯端末2は常に位置情報をサーバー3へ送り続けていてヘルプボタン61aがクリックされた際にその時点の位置情報を同定するのでもよい。
【0023】
サーバー3は、携帯端末2の位置情報を得ると、この位置情報を会員端末61に送り、飼い主にペットの大体の居場所を知らせる(ステップs6)。次に、他の会員の端末62,63,64等の中から、この位置に近い他の会員の端末を選出する(ステップs7)。会員端末の位置は、データベース31に登録された会員情報のうち住所から割り出してもよいし、会員端末が携帯電話のような携帯端末である場合は、その携帯端末の有する位置情報検出機能を利用して割り出してもよい。携帯端末2と会員端末6との距離を割り出したら、携帯端末2から一定の距離範囲内に位置する会員端末を絞り込むか、携帯端末2から近い順に一定の数の会員端末を絞り込むなどして、携帯端末2の位置に近い他の会員の端末を選出する。ここでは、他の会員の端末63,64が選出されたものとする。
【0024】
続いて、サーバー3は、他の会員の端末63,64に対して、インターネット5を通じて携帯端末2の所持者についての情報を発信する。ここで発信される情報は、会員端末61を所有する会員の氏名、電話番号、携帯端末2を所持するペットの名前、生年月日、写真、特徴、携帯端末2の位置情報などである。他の会員は、端末63,64を通じてこのような情報を得ることで、具体的には例えば図4(b)に示すように携帯電話63の画面にこのような情報が表示されることにより、携帯端末2を所持するペットが迷子になっていること、近くにいること、そのペットの特徴などを知ることができ、このペットを探すことができる。
【0025】
迷子のペットを発見した会員は、可能であればペットを保護し、会員端末に表示された所有会員、すなわちペットの飼い主の電話番号に電話をし、ペットを引き渡すなどの適切な処置をすることができる。例えば端末63の所有者がペットを保護することができた場合には、端末63の所有者は端末61の所有者に連絡をしてペットを引き渡し、端末63または端末61の所有者は、問題が解決したことを表す信号をサーバー3へ送信する(ステップs9,10)。すると、サーバー3から、先に迷子の情報が届けられた他の会員端末64に対し、問題が解決したことを表す情報が発信され、端末64の所有者も捜索を終了することができる。
【0026】
例えば会員端末63の所有者が迷子のペットを発見したけれどもペットを保護することができなかったという場合には、会員端末63の所有者は、図4(b)に示すように会員端末63に表示された通報ボタン63aをクリックする(ステップs11)。すると、サーバー3へ発見信号が送信される(ステップs12)。発見信号は、この会員端末63の位置情報を含む。そのため、サーバー3は、迷子のペットがこの会員端末63の近くにいると推定することができ、すなわち会員端末63の位置情報から位置推定情報を算出することができる(ステップs13)。
【0027】
また、複数の会員端末から発見信号が送信された場合には、これらの位置情報を平均した位置を位置推定情報とすることができるし、複数の発見信号に時間差がある場合には、位置推定情報からペットの移動軌跡を割り出すことができる。このようにして割り出されたペットの位置推定情報や移動軌跡は、飼い主の会員端末61に送信される(ステップs14)。位置推定情報や移動軌跡は、会員端末からの情報により算出することができるから、ペットの首輪につけた携帯端末2の電池が切れてしまい、携帯端末2の位置情報検出機能による位置の割り出しができなくなってしまったような場合であっても、ペットの位置を知ることができる。さらに、位置情報や位置推定情報の移動軌跡からペットが移動していると推定される場合には、他の会員の端末選出をやり直し、再度、近くにいる他の会員に対して捜索を依頼するための情報を送信してもよい。
【0028】
以上のようにして、飼い主は、携帯端末2の位置情報検出機能によりペットの位置情報を得ることができると共に、他の会員から提供された発見信号から算出される位置推定情報をも得ることができる。もちろん、位置情報と位置推定情報をもとにさらに正確な位置情報を算出してもよいし、位置情報と位置推定情報とに食い違いがある場合には、首輪がはずれてしまったのではないかといった推測を行うこともできる。
【0029】
次に、図3のフローチャートについて説明する。まず、サーバーは迷子信号を待機する(ステップs11)。迷子信号があった場合は、データベース31を参照し、その信号の発信元会員に紐付いた携帯端末を特定する(ステップs12)。続いて、その携帯端末に対し位置情報をリクエストする(ステップs13)。位置情報を待機し(ステップs14)、位置情報が得られた場合は、その位置情報を会員端末へ発信する(ステップs15)。さらに、位置情報に基づいて、その位置に近い他の会員を選出する(ステップs16)。選出された人数が規定の値に達するまでこれを繰り返す(ステップs17)。続いて、選出された端末に対し、携帯端末2の所持者についての情報を発信する(ステップs18)。その後、ペットの保護情報を待機する(ステップs19)。保護が確認されたら、問題が解決したことを表す信号を各会員に発信する(ステップs20)。保護が確認されていない段階で、発見信号を待機する(ステップs21)。発見信号があれば、位置推定情報や移動軌跡を算出し(ステップs22)、さらに、位置推定情報や移動軌跡を会員端末61へ送る(ステップs23)。移動している場合には再度その位置に近い他の会員を選出する(ステップs16)。
【0030】
以上のように、本発明の実施形態の捜索支援システム1によれば、飼い主がペットの位置を知ることができるのみならず、他の会員からの情報により位置推定情報をも得ることができるから、ペットの携帯端末2の電池が切れてしまったような場合にもペットを捜索することができる。さらに、他の会員に捜索、保護を協力してもらうことができるから、自分で位置情報を得て捜索する場合に比べて格段に早期にペットを保護することができる。
【0031】
また、捜索支援システム1はペットの場合を例にしたが、当然ながら児童、老人の迷子対策としても同様のシステムを適用することができる。この場合、児童、老人は自らの意志で携帯端末2を操作することができるので、保護者が携帯端末2としての携帯電話に電話をかけることもできるし、携帯端末2に非常ボタンを設け、この非常ボタンが押された際にはサーバー3へその情報が発信され、上述のフローに従って近くの会員及び保護者に知らせが行くとか、警報が鳴るといった態様での応用も可能である。また、会員端末は、保護者のような一般会員のみならず、警備会社、学校、自治体の拠点等に設置することができる。この場合、一般会員の端末は、自分の児童などが迷子になった場合の発信、他人の児童などが迷子になった場合の受信及び発見信号の発信に用いられ、警備会社、学校、自治体の拠点等に設置された端末は受信及び発見信号の発信のみに用いられるようにしてもよい。
【0032】
本発明の捜索支援システムは、上記実施形態のものに限られず、少なくとも、位置情報検出機能を備えた携帯端末と、この携帯端末の所持者についての情報が登録されたサーバーとを備え、サーバーが、会員データベースと、インターネット経由で接続された会員の端末から迷子信号を受信する受信機構と、インターネット経由で接続された会員の端末へ前記携帯端末の所持者についての信号を発信する発信機構とを有し、受信機構により会員の端末からの迷子信号を受信した場合には、会員データベースにおけるこの会員のデータを参照することでこの会員に紐づけられた携帯端末を特定し、この携帯端末の位置情報を前記位置情報検出装置により取得し、得られた位置の近くに位置する他の会員の端末に対し発信機構を通じてこの携帯端末の所持者についての情報を発信するものであればよく、様々な応用が可能である。
【符号の説明】
【0033】
1 捜索支援システム

2 携帯端末

3 サーバー

5 インターネット

6,61,62,63,64 会員端末

21 位置情報検出装置

31 会員データベース

32 LANカード

61a ヘルプボタン

63a 通報ボタン


【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置情報検出機能を備えた携帯端末と、この携帯端末の所持者についての情報が登録されたサーバーとを備え、
前記サーバーは、会員データベースと、インターネット経由で接続された会員の端末から迷子信号を受信する受信機構と、インターネット経由で接続された会員の端末へ前記携帯端末の所持者についての信号を発信する発信機構とを有し、
前記サーバーは、受信機構により会員の端末からの迷子信号を受信した場合には、会員データベースにおけるこの会員のデータを参照することでこの会員に紐づけられた携帯端末を特定し、この携帯端末の位置情報を前記位置情報検出装置により取得し、得られた位置の近くに位置する他の会員の端末に対し発信機構を通じてこの携帯端末の所持者についての情報を発信する、捜索支援システム。
【請求項2】
前記サーバーは、前記他の会員の端末のうちいずれかから発見信号を受信した場合には、この発見信号を発信した会員の端末の位置情報に基づいて位置推定情報を算出し、この位置推定情報を迷子信号を発信した会員の端末に対し発信する、請求項1に記載の捜索支援システム。
【請求項3】
会員の端末を含む、請求項1または2に記載の捜索支援システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−60065(P2011−60065A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−210012(P2009−210012)
【出願日】平成21年9月11日(2009.9.11)
【出願人】(509256104)株式会社マール・コミュニケーションズ (1)
【Fターム(参考)】