説明

水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板およびその製造方法

【課題】局所的に腐食し難い水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板およびその製造方法を提供する。
【解決手段】内部にセラミックス基板18を配置した鋳型内にアルミニウムまたはアルミニウム合金の溶湯を注湯して冷却することによって、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる回路用金属板20を形成してセラミックス基板18の一方の面に直接接合させるとともに、互いに所定の間隔で離間して配置された複数のフィンまたは柱状突起部を備えたアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるベース板12を形成してセラミックス基板18の他方の面に直接接合させた後、セラミックス基板18を鋳型から取り出して、ベース板12の表面(水冷式放熱器16の内面に対応する部分)のダブルジンケート処理を行い、その後、ベース板12のフィンまたは柱状突起部を取り囲むように蓋体14を取り付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板およびその製造方法に関し、特に、セラミックス基板にアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる水冷式放熱器が取り付けられた水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パワーモジュール用絶縁基板として使用されている金属−セラミックス接合基板では、セラミックス基板の一方の面に金属回路板が接合するとともに他方の面に放熱用金属ベース板が接合し、金属回路板上に半導体チップなどが搭載されている。このような半導体チップなどの発熱素子からの熱を外部に放熱するために、放熱用金属ベース板の裏面に放熱グリースを介して放熱フィンを取り付ける方法が知られている。また、半導体装置実装用基板にろう材を介して放熱フィンを接合する方法も知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、特許文献1に開示された方法では、空冷の放熱フィンを使用しているため、一般に水冷の冷却装置と比べて冷却能力が低く、性能を安定させ難いという問題がある。
【0004】
また、発熱体からの熱を水などの冷却剤に放熱するための様々な水冷用放熱器が提案されている(例えば、特許文献2〜5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平4−363052号公報(段落番号0006)
【特許文献2】特開昭62−52945号公報(第1頁)
【特許文献3】特開平1−63142号公報(第1頁)
【特許文献4】特開2004−247684号公報(段落番号0011−0017)
【特許文献5】特開2007−294891号公報(段落番号0007−0009)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、セラミックス基板に水冷式放熱器が取り付けられた水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板を製造する場合、例えば、鋳型内にセラミックス基板を設置した後に溶湯を注入して金属板を形成する際にその金属板をセラミックス基板に接合する所謂溶湯接合法によって、底面に多数のフィンまたは柱状部が互いに離間して形成されたアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるベース板をセラミックス基板に接合し、そのベース板にアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる蓋体(天板)を取り付けて、内部に多数のフィンまたは柱状部が配置された水冷式放熱器を備えた水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板を製造する場合には、水冷式放熱器の内面(フィンまたは柱状部の表面や蓋体の内面)が水に侵されて腐食が起こり易いという問題がある。また、所謂溶湯接合法によってセラミックス基板に接合したアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるベース板は、加圧成型などの他の方法によって得られるアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる板材と比べて結晶粒径が大きく、特に粒界部分では局所的に腐食されて冷却液の漏れを生じさせる可能性もある。
【0007】
したがって、本発明は、このような従来の問題点に鑑み、局所的に腐食し難い水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、セラミックス基板に水冷式放熱器が取り付けられた水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板において、水冷式放熱器の内面をダブルジンケート処理することにより、局所的に腐食し難い水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板を製造することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明による水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板の製造方法は、内部にセラミックス基板を配置した鋳型内にアルミニウムまたはアルミニウム合金の溶湯を注湯して冷却することによって、互いに所定の間隔で離間して配置された複数のフィンまたは柱状突起部を備えたアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるベース板を形成してセラミックス基板に直接接合させた後、セラミックス基板に直接接合したベース板を鋳型から取り出して、ベース板の表面のダブルジンケート処理を行い、その後、ベース板のフィンまたは柱状突起部を取り囲むように蓋体を取り付けることを特徴とする。
【0010】
この水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板の製造方法において、ダブルジンケート処理が、ベース板を亜鉛置換液に浸漬してベース板の表面に亜鉛置換膜を形成した後に、薬液により亜鉛置換膜を溶解除去し、再びベース板の表面に亜鉛置換膜を形成する処理であるのが好ましく、亜鉛置換膜の厚さが1μm未満であるのが好ましい。また、亜鉛置換液が、亜鉛化合物を添加した酸性またはアルカリ性の水溶液であるのが好ましい。さらに、ダブルジンケート処理を2回繰り返すのが好ましい。また、蓋体がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなり、蓋体を取り付ける前に、蓋体の表面のダブルジンケート処理を行うのが好ましい。また、鋳型内にアルミニウムまたはアルミニウム合金の溶湯を注湯して冷却することによって、ベース板を形成してセラミックス基板に直接接合させる際に、回路用金属板を形成してセラミックス基板のベース板と反対の面に直接接合させるのが好ましい。また、アルミニウム合金がAl−Si系合金であるのが好ましい。
【0011】
また、本発明による水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板は、互いに所定の間隔で離間して配置された複数のフィンまたは柱状突起部を備えたアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるベース板がセラミックス基板に直接接合し、このベース板のフィンまたは柱状突起部を取り囲むように蓋体が取り付けられて水冷式放熱器が形成された水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板において、ベース板の表面に厚さ1μm未満の亜鉛置換膜が形成されていることを特徴とする。
【0012】
この水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板において、蓋体がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなり、蓋体の表面に厚さ1μm未満の亜鉛置換膜が形成されているのが好ましい。また、セラミックス基板のベース板と反対の面に回路用金属板が直接接合しているのが好ましい。また、アルミニウム合金がAl−Si系合金であるのが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、局所的に腐食し難い水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明による水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板の製造方法の実施の形態によって製造する水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板の断面図である。
【図2】実施例および比較例の耐食性試験において孔深さの変化を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明による水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板の製造方法の実施の形態では、例えば、図1に示すような形状の水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板を製造することができる。図1に示す水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板10は、アルミニウムやアルミニウム合金などの金属材料からなる略矩形の平面形状を有する平板状のベース板12と、このベース板12に取り付けられて内部に冷却剤を収容する空間を形成するアルミニウムやアルミニウム合金などの金属材料からなる略矩形の平面形状を有する平板状の蓋体(天板)14とから構成された水冷式放熱器16を備えている。ベース板12の上面は平坦な面になっており、この上面にはセラミックス基板18が接合され、このセラミックス基板18の上面には金属回路板を形成するための回路用金属板20が接合されている。この回路用金属板20の上面には、半導体チップなどのような発熱体からの熱を放熱する必要がある部品が載置されるようになっている。ベース板12の裏面の略中央部には、略矩形の凹部が形成されており、この凹部の底面には、互いに所定の間隔で離間して配置された多数のフィンまたは柱状突起部が形成されている。
【0016】
本発明による水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板の製造方法の実施の形態では、内部にセラミックス基板18を配置した(図示しない)鋳型内にアルミニウムまたはアルミニウム合金の溶湯を注湯して冷却することによって、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる回路用金属板20を形成してセラミックス基板18の一方の面に直接接合させるとともに、互いに所定の間隔で離間して配置された複数のフィンまたは柱状突起部を備えたアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるベース板12を形成してセラミックス基板18の他方の面に直接接合させた後、回路用金属板20およびベース板12が直接接合したセラミックス基板18を鋳型から取り出して、ベース板12の表面(水冷式放熱器16の内面に対応する部分)のダブルジンケート処理を行い、その後、ベース板12のフィンまたは柱状突起部を取り囲むように、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる蓋体14を取り付ける。
【0017】
ダブルジンケート処理は、ベース板12を亜鉛置換液に浸漬して(置換反応により)ベース板12の表面に亜鉛置換膜を形成した後に、希硝酸などの薬液により亜鉛置換膜を溶解除去し、再びベース板12の表面に亜鉛置換膜を形成する処理であり、亜鉛置換膜の厚さが1μm未満であるのが好ましい。亜鉛置換液としては、亜鉛化合物を添加した酸性またはアルカリ性の水溶液を使用することができる。また、蓋体14を取り付ける前に、蓋体14の表面(少なくとも水冷式放熱器16の内面に対応する部分)のダブルジンケート処理を行うのが好ましい。このダブルジンケート処理は、2回繰り返すのが好ましい。このように、水冷式放熱器16の内面のダブルジンケート処理を行うことにより、アルミニウムまたはアルミニウム合金の結晶粒界における局所的な溶解による腐食を防止して、孔食による冷却液の漏れを防止することができる。
【0018】
なお、ベース板12および回路用金属板20がアルミニウム合金からなる場合には、セラミックス基板18との接合を良好にするとともに、アルミニウム合金の溶湯の酸化の影響を抑制するために、アルミニウム合金としてAl−Si系合金を使用するのが好ましい。また、アルミニウム合金としてBやFeを添加したAl−Si系合金を使用してもよい。
【実施例】
【0019】
以下、本発明による水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板およびその製造方法の実施例について詳細に説明する。
【0020】
[実施例1]
まず、99.9%のアルミニウムと残部の不可避不純物からなる20mm×80mm×1.2mmのアルミニウム板を、(硫酸61質量%と燐酸38質量%を含む)市販のアルミニウム用の化学研磨液を10倍に希釈した70℃の水溶液に30秒間浸漬して化学研磨処理した後、水洗した。
【0021】
次いで、化学研磨したアルミニウム板を、22℃の酸性の(フッ化アンモニウムと5質量%の硫酸亜鉛7水和物を含む)市販の亜鉛置換液に30秒間浸漬して亜鉛置換を行い、水洗し、4質量%の硝酸水溶液に室温で30秒間浸漬して酸洗し、水洗し、上記と同じ亜鉛置換液(22℃)に30秒間浸漬して2回目の亜鉛置換を行った後、水洗することにより、アルミニウム板のダブルジンケート処理(2回亜鉛置換)を行った。なお、この処理後のアルミニウム板を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、アルミニウム板の表面に形成された亜鉛置換膜の厚さが1μm未満であることが確認された。
【0022】
このように処理したアルミニウム板を試験片として使用し、OY水と同様の組成の4Lの腐食液を模擬冷却液としてビーカーに入れ、この腐食液に試験片を浸漬して、腐食液を75℃で80時間加熱した後に16時間放冷することを繰り返し、所定時間経過後にアルミニウム板を切断して断面を観察して孔深さを測定する耐食性試験を行った。その結果、300時間後のアルミニウム板の断面の孔深さは約85μmであった。
【0023】
[実施例2]
実施例1のダブルジンケート処理を2回繰り返した以外は、実施例1と同様の方法により作製した試験片について、実施例1と同様の方法により耐食性試験を行ったところ、300時間後の孔深さは約72μmであった。なお、本実施例で作製した試験片をSEMで観察したところ、アルミニウム板の表面に形成された亜鉛置換膜の厚さが1μm未満であることが確認された。
【0024】
[比較例1]
実施例1の処理を行わなかった以外は、実施例1と同様の試験片について、実施例1と同様の方法により耐食性試験を行ったところ、300時間後の孔深さは約102μmであった。
【0025】
[実施例3]
実施例1のアルミニウム板の代わりに、0.4質量%のSiと0.04質量%のBと0.01質量%のFeを含み、残部がAlと不可避不純物からなるAl−Si−B系合金からなるアルミニウム合金板を使用した以外は、実施例1と同様の方法により作製した試験片について、実施例1と同様の方法により耐食性試験を行ったところ、300時間後の孔深さは約38μm、500時間後の孔深さは約22μm、1000時間後の孔深さは約28μmであった。なお、本実施例で作製した試験片をSEMで観察したところ、アルミニウム合金板の表面に形成された亜鉛置換膜の厚さが1μm未満であることが確認された。
【0026】
[実施例4]
実施例3のダブルジンケート処理を2回繰り返した以外は、実施例3と同様の方法により作製した試験片について、実施例1と同様の方法により耐食性試験を行ったところ、300時間後の孔深さは約22μm、約28μm、1000時間後の孔深さは約38μmであった。なお、本実施例で作製した試験片をSEMで観察したところ、アルミニウム合金板の表面に形成された亜鉛置換膜の厚さが1μm未満であることが確認された。
【0027】
[比較例2]
実施例3の処理を行わなかった以外は、実施例3と同様の試験片について、実施例1と同様の方法により耐食性試験を行ったところ、300時間後の孔深さは約52μm、500時間後の孔深さは約56μm、1000時間後の孔深さは約80μmであった。
【0028】
実施例1〜4および比較例1〜2の孔深さの変化を図2に示す。これらの結果から、本発明による水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板の製造方法によって、水冷式放熱器の内面がダブルジンケート処理した水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板では、水冷式放熱器の内面が局所的に腐食し難くなるのがわかる。
【符号の説明】
【0029】
10 水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板
12 (フィンまたは柱状部付き)ベース板
14 蓋体(天板)
16 水冷式放熱器
18 セラミックス基板
20 回路用金属板


【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部にセラミックス基板を配置した鋳型内にアルミニウムまたはアルミニウム合金の溶湯を注湯して冷却することによって、互いに所定の間隔で離間して配置された複数のフィンまたは柱状突起部を備えたアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるベース板を形成してセラミックス基板に直接接合させた後、セラミックス基板に直接接合したベース板を鋳型から取り出して、ベース板の表面のダブルジンケート処理を行い、その後、ベース板のフィンまたは柱状突起部を取り囲むように蓋体を取り付けることを特徴とする、水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板の製造方法。
【請求項2】
前記ダブルジンケート処理が、ベース板を亜鉛置換液に浸漬してベース板の表面に亜鉛置換膜を形成した後に、薬液により亜鉛置換膜を溶解除去し、再びベース板の表面に亜鉛置換膜を形成する処理であることを特徴とする、請求項1に記載の水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板の製造方法。
【請求項3】
前記亜鉛置換膜の厚さが1μm未満であることを特徴とする、請求項1または2に記載の水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板の製造方法。
【請求項4】
前記亜鉛置換液が、亜鉛化合物を添加した酸性またはアルカリ性の水溶液であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板の製造方法。
【請求項5】
前記ダブルジンケート処理を2回繰り返すことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板の製造方法。
【請求項6】
前記蓋体がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなり、前記蓋体を取り付ける前に、前記蓋体の表面のダブルジンケート処理を行うことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板の製造方法。
【請求項7】
前記鋳型内にアルミニウムまたはアルミニウム合金の溶湯を注湯して冷却することによって、前記ベース板を形成してセラミックス基板に直接接合させる際に、回路用金属板を形成して前記セラミックス基板の前記ベース板と反対の面に直接接合させることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載の水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板の製造方法。
【請求項8】
前記アルミニウム合金がAl−Si系合金であることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれかに記載の水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板の製造方法。
【請求項9】
互いに所定の間隔で離間して配置された複数のフィンまたは柱状突起部を備えたアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるベース板がセラミックス基板に直接接合し、このベース板のフィンまたは柱状突起部を取り囲むように蓋体が取り付けられて水冷式放熱器が形成された水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板において、ベース板の表面に厚さ1μm未満の亜鉛置換膜が形成されていることを特徴とする、水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板。
【請求項10】
前記蓋体がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなり、前記蓋体の表面に厚さ1μm未満の亜鉛置換膜が形成されていることを特徴とする、請求項9に記載の水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板。
【請求項11】
前記セラミックス基板の前記ベース板と反対の面に回路用金属板が直接接合していることを特徴とする、請求項9または10に記載の水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板。
【請求項12】
前記アルミニウム合金がAl−Si系合金であることを特徴とする、請求項9乃至11のいずれかに記載の水冷式放熱器付き金属−セラミックス接合基板。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2012−74531(P2012−74531A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−218035(P2010−218035)
【出願日】平成22年9月29日(2010.9.29)
【出願人】(506365131)DOWAメタルテック株式会社 (109)
【Fターム(参考)】