説明

混合型ハイブリッド

【課題】 シリアルハイブリッドをパラレルハイブリッドと組み合わせた、構造が簡単で汎用的に使用できる駆動列を提供する。
【解決手段】 車両の少なくとも1つのアクスルを駆動するために、互いに機械的に連結された内燃機関、2つの電気機械、およびトランスミッションを含む、車両用のハイブリッド駆動列は、内燃機関(1)および第1の電気機械(2)が、トランスミッション(3)の入力シャフトに設けられ、第2の電気機械(4)が、トランスミッションの出力シャフト(6)に設けられるか、または車両のアクスルに作用するように設けられ、内燃機関の最大出力および/または最大トルクが、トランスミッションが伝動できる出力またはトルクよりもかなり大きいことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パラレルハイブリッド型部分駆動系およびシリアルハイブリッド型部分駆動系を含むハイブリッド車用の駆動列(ドライブトレイン)に関する。
【背景技術】
【0002】
ハイブリッド車用の駆動列は様々な実施形態で公知である。例えば、いわゆるパラレルハイブリッドの場合、内燃機関および電気機械は、ハイブリッド車を駆動するのに、単独でまたは共同して駆動列に出力またはトルクを加えることができるように配置される。これは、電気機械が内燃機関を補助することを可能にする。さらに、シリアルハイブリッドと呼ばれるものは、発電機として動作する電気機械を内燃機関が駆動するとして公知である。このような関係において発生した電流は、例えば、バッテリなどの蓄電池に送られる、かつ/またはモータとして動作する電気機械に電力を供給するのに使用される。これは、内燃機関が最良点で燃料消費上最適に動作することを可能にする。
【0003】
さらに、シリアルハイブリッド駆動をパラレルハイブリッド駆動と組み合わせることも公知である。そのような併用型駆動列は、その種類の概念を形成する下記特許文献1に提示されている。この場合に、内燃機関、2つの電気機械、およびトランスミッションのトルクをつなぐために、遊星歯車機構が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】独国特許出願公開第10 2007 002 734号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、シリアルハイブリッドをパラレルハイブリッドと組み合わせた、構造が簡単で汎用的に使用できる駆動列を提案することである。本発明の目的はまた、対応する駆動列を動作させる方法を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
その目的は、装置に関しては請求項1の特徴によって達成される。その目的は、方法に関しては請求項6および請求項10の特徴によって達成される。
【0007】
本発明は、内燃機関が最大限に供給できるよりもかなり小さい最大出力またはかなり小さい最大トルクを伝動するように構成されたトランスミッションを、混合型ハイブリッド式の駆動列に装備するという概念に基づく。これに関連して、かなり小さいとは、例えば、半分または1/3だけ小さいことを意味する。このために、内燃機関は、トランスミッションの入力シャフト上の第1の電気機械と一緒に配置される。第2の電気機械は、トランスミッションの出力シャフトに設けられるか、または車両のアクスル(車軸)に作用するように設けられるかのいずれかである。これに関連して、第2の電気機械という用語は、1つの電気機械の代わりに2つ以上の電気機械を有する構造を含めたものと解釈することもできる。
【0008】
伝動されなければならない最大トルクが小さいので、上記の「トランスミッションの小型化」により、例えば、ディスクがより少ないトランスミッション内部クラッチを使用することが可能になり、その結果、トランスミッションで発生する損失もより小さくなる。さらに、例えば、変速段数、間隔および/またはステップ(spacing and/or stepping)を低減することにより、トランスミッションの構造を単純化することができる。したがって、例えば、変速段をより少なくするか、または様々な最大トルクに対応する変速段を構成することが可能である。
【0009】
この特有の構成は多数の利点をもたらす。ハイブリッド駆動列は、この場合には混合型ハイブリッドとして、シリアルハイブリッドおよびパラレルハイブリッドの両方の態様で動作する。この場合に、車両の少なくとも1つのアクスルを機械的に駆動するために、トランスミッションが伝動できる最大出力レベルのみ、または、伝動され得る内燃機関の最大トルクを利用する。これを超える内燃機関の出力レベルは、第1の電気機械を発電機として動作させることで電流に変換される。したがって、有利にも、効率のレベルが比較的高い、小型で軽量のトランスミッションが使用可能になる。さらに、例えば、過給などの内燃機関の動力性能を強化する手段の代わりに、ここでは、相当するトルク性能を備えた電気機械を使用することが可能である。さらなる利点は、内燃機関に近接して配置された電気機械、および車両のアクスルに近接して配置された電気機械の両方が存在することである。これに関連して、内燃機関に近接して配置された電気機械は、内燃機関の出力シフトに特に適している。アクスルに近接して配置された電気機械は、電気走行または回生(regeneration)に特に適している。
【0010】
したがって、トランスミッション入力シャフトに設けられるこの第1の電気機械を相応した容量にすることができる。つまり、第1の電気機械が発電機として動作中に、最大限で、内燃機関の最大出力レベルまたはトルクとトランスミッションが伝動できる最大出力レベルまたはトルクとの間の差分に相当する、内燃機関の出力レベルまたはトルクを電流に変換するように、前記第1の電気機械を構成することが可能である。
【0011】
好ましい一実施形態では、トランスミッションは、入力シャフトおよび出力シャフトを有し、内燃機関および第1の電気機械は入力シャフトに配置され、第2の電気機械は、トランスミッションの出力シャフトに配置される。これは、発明概念に対する単純構造の問題解決手段となる。もちろん、入力シャフトが2つ以上あるトランスミッションを使用することもできる。トランスミッションシャフトと電気機械との間を、例えば、直接的に、ベルトを介して、またはギヤホイールを介してなど、様々な方法で連結することができる。
【0012】
トランスミッションと第2の電気機械との間にクラッチ、例えば、湿式クラッチまたは乾式クラッチとして具現化されるクラッチを配置することを提案するのは有益である。このクラッチを切る(開く)ことで、駆動列をシリアルハイブリッドとして容易に動作させることができる。この場合に、内燃機関は、発電機として動作する第1の電気機械に動力を供給する。発生した電流は、モータとして動作する第2の電気機械に電力を供給する働きをするか、または、例えば、高電圧バッテリなどの蓄電池に蓄積される。これにより、シリアルハイブリッドを形成することができる。
【0013】
トランスミッションが、車両の別のアクスルを駆動するためのもう1つのシャフト(追加のシャフト)を有することによって、機械式全輪駆動を容易に実現することができる。この場合に、第2の電気機械が配置されるトランスミッションの出力シャフトのほかの、このもう1つのシャフトが、車両の別のアクスルを駆動することができる。
【0014】
もう1つのシャフト、またはもう1つのシャフトによって駆動されるアクスルのホイールは、切り離すことができるように設けられるのが好ましい。これは、このクラッチまたはこれらのクラッチが切られた(開かれた)場合に車両の完全な電気駆動を可能にする。
【0015】
そのようなハイブリッド駆動列の動作中に、トランスミッション入力シャフトに設けられた第1の電気機械を発電機として動作させるのが好ましい。これは、この第1の電気機械が内燃機関に近接して配置されることから、特に、内燃機関の出力シフト時に有益である。
【0016】
本発明によるハイブリッド駆動列を搭載した車両を駆動するために、トランスミッションの最大許容出力レベルまたはトルクまで、内燃機関が、その出力またはトルクをトランスミッションに機械的に加えるのが好ましい。その場合に、これを超える内燃機関の出力レベルまたはトルクは、発電機として動作する第1の電気機械に加えられ、電流に変換される。これは、高効率の電気モータをコンパクトな構造のトランスミッションと共に使用することを可能にする。本発明によるハイブリッド駆動列では、第2の電気機械をモータとして動作させるのが好ましい。この第2の電気機械は、アクスルに近接して設けられ、したがって、電気走行またはハイブリッド車の動力を増強するのに有利なように配置される。
【0017】
第2の電気機械は、その位置がアクスルに近いために回生に特に適していることから、本発明によるハイブリッド駆動列での回生をこの第2の電気機械を使用して行うことも好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明によるハイブリッド駆動列の可能な実施形態を示している。
【図2】本発明によるハイブリッド駆動列の可能な実施形態を示している。
【図3】本発明によるハイブリッド駆動列の可能な実施形態を示している。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明が、図面を参照して以下にさらに詳細に提示される。ここで、図1〜3は、本発明によるハイブリッド駆動列の3つの可能な実施形態を示している。これに関連して、同じ参照符号はそれぞれ、3つの図すべての中の同じ要素に使用される。
【0020】
図1による第1の実施形態では、トランスミッション3の入力シャフトに配置された内燃機関1が提示されている。トランスミッション3は、例えば、オートマチックトランスミッションとして具現化することができる。第1の電気機械2もトランスミッション3の入力シャフトに配置されている。この電気機械は、例えば、トランスミッション入力シャフトに直接連結される3相非同期電流機械として具現化される。トランスミッション3が伝動することができ、トランスミッション出力シャフト6に伝動することができる最大出力レベルまたはトルクは、この場合、内燃機関1が生成できる最大出力レベルまたはトルクよりもかなり小さい。これに関連して、かなり小さいとは、例えば、半分または1/3だけ小さいことを意味する。例えば、内燃機関1は、最大トルクが700Nmであり、一方、トランスミッション3は、最大トルク400Nmを伝動することができる。この場合に、第1の電気機械2は、動作時のトルク約300Nmに対する発電機として構成することができる。したがって、内燃機関1が生成できる最大トルク700Nmは、発電機として動作する電気機械2が取り込むことができる最大トルク300Nmと、トランスミッション3が伝動できるトルク400Nmとの合計に正確に一致する。
【0021】
さらに、第2の電気機械4がトランスミッション出力シャフト6に配置されている。別のトランスミッションも、オプションとして、第2の電気機械4とトランスミッション出力シャフト6との間に設けられる。トランスミッション出力シャフト6は、車両のアクスル8を駆動するために差動装置7まで延びる。あるいは、2つの第2の電気機械4が、車両のアクスル8を駆動するために差動装置7の出力部に設けられ、適切な場合、やはりトランスミッションがいずれの場合にも設けられる。さらに、トランスミッション出力シャフト6は、第2の電気機械4とトランスミッション3との間にオプションのクラッチ9を有する。このクラッチ9がつながった(閉じた)場合、内燃機関1は、差動装置7によりトランスミッション3を介してアクスル8を機械的に駆動することができる。クラッチ9が切られた(開いた)場合、アクスル8は、差動装置7によって電気機械4にのみ機械的に連結される。このオプションのクラッチ9がない場合、トランスミッション3はニュートラル位置にシフトされて、アクスル8は、電気機械4にのみ機械的に連結される。
【0022】
さらに、例えば、高電圧バッテリとして具現化できる蓄電池5が設けられている。蓄電池5は、対応する高電圧用リード線を介して第1の電気機械2および第2の電気機械4に接続されていて、対応する制御装置または電力用電子回路は、簡潔にするために図示されていない。
【0023】
さらに、駆動列は内燃機関1によって従来の方法で駆動することができる。このため、この例では、差動装置7を用いて最大トルク400Nmを内燃機関1からトランスミッション3を経てアクスル8に伝動することができる。
【0024】
蓄電池5を充電する、かつ/または、例えば、第2の電気機械4などの車両のさらなる電気負荷に給電するために、第1の電気機械2は発電機として動作することができる。この場合に、アクスル8を駆動するのに、内燃機関1に加えて、第2の電気機械4を使用することもできる。そのような高負荷運転では、内燃機関1の最大出力は、機械部分と電気部分とに分割される。この場合に、機械部分は400Nmであり、トランスミッション3を介して出力シャフト6に加えられる。電気部分は、発電機として動作する第1の電気機械2および/または蓄電池5からの電流によって提供され、この電流は、モータとして動作する第2の電気機械4に電力を供給する。その結果、電気部分はまた、第2の電気機械4のトルクとしてトランスミッション出力シャフト6に加えられる。
【0025】
シリアルハイブリッド運転は、クラッチ9が切られ(開かれ)、あるいは、トランスミッション3がニュートラル位置にシフトされて、第1の電気機械2が発電機として動作することにより可能になる。第1の電気機械2は、内燃機関1によって駆動されて電流を生成する。電流は蓄電池5に蓄積される、かつ/または第2の電気機械4に電力を供給するのに使用される。これにより、第2の電気機械4は差動装置7を介してアクスル8を駆動する。このようなシリアルハイブリッド運転は、連続的にあるいは間欠的に行うことができる。これは、例えば、触媒コンバータの加熱を最適化し、したがって、内燃機関の排気ガスを改善するために、車両の速度から切り離した方法で内燃機関が触媒コンバータを加熱するのを可能にする。
【0026】
回生は、第2の電気機械を用いて行われるのが好ましい。これに関連して、内燃機関1は停止され、クラッチ9は切られる(開かれる)。回生中に、いっそう強力な制動が必要とされる場合、クラッチ9をつなげる(閉じる)ことができ、したがって、トランスミッション出力シャフト6を介して、この場合に発電機として補助的に動作する電気機械2に運動エネルギを伝動することができる。
【0027】
ハイブリッド駆動列のコールドスタート時に、内燃機関1の熱が十分に分散されてトランスミッション3のオイルを温めるのに利用できるまで、シリアルハイブリッド運転を行うのが好ましい。したがって、車両が内燃機関1によって駆動される場合に、最小限の損失で従来の運転を行うことができる。
【0028】
図2による第2の実施形態では、車両の第2のアクスル8’を駆動するために、トランスミッション3のもう1つのシャフト10(追加シャフト)が設けられている。したがって、この場合、この駆動列の従来の運転時に、アクスル8およびアクスル8’の両方が、内燃機関1によってトランスミッション3を介して駆動される。さらに、第2のアクスル8’のホイールをもう1つのシャフト10から切り離すために、2つのクラッチ11が設けられている。クラッチ11が切られる(開く)と、それにより、完全な電気走行が可能になる。これに関連して、アクスル8のみが駆動される。あるいは、2つのクラッチ11の代わりに、もう1つのシャフト10内の単一クラッチもあり得る。他の動作状態は、図1に示した第1の実施形態と同様である。
【0029】
第3の実施形態が図3に示されている。この実施形態は、第2の電気機械4がトランスミッション出力シャフト6に設けられるのではなくて、別のアクスル8”に作用するように設けられている点で前述の実施形態とは異なっている。したがって、別のアクスル8”は、実際上電気アクスルとして具現化される。従来の運転では、アクスル8は、内燃機関1によってトランスミッション出力シャフト6を介して駆動される。別のアクスル8”を駆動するのに、第2の電気機械4をモータとして動作させることで完全な電気走行が行われる。これに関連して、クラッチ12がアクスル8またはアクスル8のホイールを切り離すために設けられている。さらに、内燃機関1が停止されると、アクスル8を第1の電気機械2によってのみ駆動することができる。
【0030】
第1の電気機械2が発電機として動作し、第2の電気機械4がモータとして同時に動作する場合に、シリアルハイブリッド運転が可能である。また、これに関連して、この場合にも連続的なシリアルハイブリッド運転または間欠的なシリアルハイブリッド運転を行うことが可能である。それにより、高負荷用運転手段として全輪駆動が可能になる。これに関連して、内燃機関1の出力は、従来の構成要素に割り当てられ、トランスミッション3を介して車両のアクスル8に機械的に加えられる。さらに、シリアル構成要素は、発電機として動作する第1の電気機械2を介し、適切な場合は、さらに蓄電池5から電流を第2の電気機械4に供給するように構成されている。さらには、アクスルに近接し、発電機として動作する第2の電気機械4を用いて回生が行われる。また、これに関連して、制動を強化するために、第1の電気機械2を発電機として動作させることがさらに可能である。
【0031】
要約すると、本発明は、トランスミッションを小型化した混合型ハイブリッドを提供する。これに関連して、駆動列は、パラレルハイブリッド型部分駆動列およびシリアルハイブリッド型部分駆動列を含む。内燃機関のトルクまたは出力レベルは、車両を駆動するために、パラレルハイブリッド型部分駆動列を通じて、トランスミッションにとって許容できる入力トルクまでのみ適用される。これを超えるトルクまたは出力レベルは、車両を駆動するためにシリアルハイブリッドの形態で実現される。駆動列は、内燃機関のトルクまたは出力レベルが、電気機械およびトランスミッションの出力レベルまたはトルクの合計として設定されるように構成されるのが好ましい。混合型ハイブリッドは、プラグインハイブリッドと呼ばれるものと同様に、外部蓄電池で外部から蓄電池を充電するように構成することもできる。
【符号の説明】
【0032】
1 内燃機関
2 第1の電気機械
3 トランスミッション
4 第2の電気機械
6 トランスミッション出力シャフト
8 アクスル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両用のハイブリッド駆動列であって、前記車両の少なくとも1つのアクスルを駆動するために、互いに機械的に連結された内燃機関、2つの電気機械、およびトランスミッションを含むハイブリッド駆動列において、前記内燃機関(1)および第1の電気機械(2)は、前記トランスミッション(3)の入力シャフトに設けられ、第2の電気機械(4)は、前記トランミッションの出力シャフト(6)に設けられるか、または前記車両のアクスルに作用するように設けられ、前記内燃機関の最大出力および/または最大トルクは、前記トランスミッションが伝動できる出力またはトルクよりもかなり大きい、ハイブリッド駆動列。
【請求項2】
前記トランスミッションは、入力シャフトおよび出力シャフトを有し、前記内燃機関および第1の電気機械は、前記入力シャフトに配置され、第2の電気機械は、前記トランスミッションの前記出力シャフトに配置され、前記トランスミッションの前記出力シャフトは、前記車両のアクスル(8)を駆動するように設けられる、請求項1に記載のハイブリッド駆動列。
【請求項3】
クラッチ(9)が、前記トランスミッションと前記第2の電気機械との間に設けられる、請求項2に記載のハイブリッド駆動列。
【請求項4】
前記トランスミッションは、前記車両の別のアクスル(8’)を駆動するための追加シャフト(10)を有する、請求項3に記載のハイブリッド駆動列。
【請求項5】
前記追加シャフト、または前記追加シャフトによって駆動される前記別のアクスルのホイールは、それらを切り離すことができるように設けられる、請求項4に記載のハイブリッド駆動列。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載のハイブリッド駆動列を動作させる方法であって、前記第1の電気機械は発電機として動作する、方法。
【請求項7】
前記内燃機関の前記出力は、前記トランスミッションが伝動できる出力レベルまでトランスミッションに加えられ、これを超える前記内燃機関の出力レベルは、発電機として動作する前記第1の電気機械に加えられる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第2の電気機械はモータとして動作する、請求項6または請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記トランスミッションを前記被動アクスルから切り離すためにクラッチが設けられ、前記クラッチが切られた場合に、前記内燃機関は、発電機として動作する前記第1の電気機械だけを駆動する、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
請求項1〜5のいずれか一項に記載のハイブリッド駆動列の回生方法であって、前記第2の電気機械は発電機として動作する、方法。
【請求項11】
請求項1〜5のいずれか一項に記載のハイブリッド駆動列のコールドスタート方法であって、前記内燃機関の熱が十分に分散されて、前記トランスミッションのオイルを温めるのに利用できるまでシリアルハイブリッド運転を行う、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−93520(P2011−93520A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−234352(P2010−234352)
【出願日】平成22年10月19日(2010.10.19)
【出願人】(508174975)ドクトル イング ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフト (134)
【氏名又は名称原語表記】Dr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】Porscheplatz 1, D−70435 Stuttgart, Germany
【Fターム(参考)】