説明

温水器又は蒸気発生器

本発明の水加熱器または蒸気発生器(2)は、打ち抜きにより形成された2個の部分容器(5、6)からなる容器(4)を有する。この容器(4)の内部には加熱素子(8)が配置される。加熱素子(8)は、らせん形状の主部分(10)と、容器の2個の円形開口を貫通する2個の端部部分(11、12)とを有する。この2個の端部部分(11、12)は、容器にレーザビームで溶接される。この溶接は、連続し、加熱素子の良好な機械的構造を確保して、水加熱器または蒸気発生器に十分な強固さを与える。さらに、容器の2つの部分容器は、広がったエッジ(28)を有するため、この2つの部分容器を効率的にレーザ溶接で結合できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱するあるいは蒸気にする液体を収納する容器と加熱素子とを有する温水(水加熱)器または蒸気発生器に関する。特に、本発明は、容器内に収納される液体を直接加熱するために、容器内に収納される加熱素子を有する装置に関する。
【0002】
特に、本発明は、コーヒー・メーカ等に搭載される温水器または蒸気発生器に関する。本発明は、温水あるいは蒸気を生成する、特に急速にミルクを加熱するような類似の装置にも適用可能である。
【0003】
本発明は、より大きな容積の装置、特に洗濯機または食器洗浄機にも採用される温水器にも適用可能である。
【0004】
温水器とは、液体、特に水あるいは他の液体を加熱する装置である。
【背景技術】
【0005】
温水器と蒸気発生器は、コーヒー・メーカに搭載されるものとして公知である。通常コーヒー・メーカは、金属、特にアルミを鋳造することにより形成される剛性のある容器を有する。容器は、加熱すべき流体が入れられる容器の外側に加熱素子を配置するためのリセス(凹部)を有する。容器を形成する2つのメインセクションが互いに数本のネジで結合され、流体を入れたり注いだりする部品が、この剛性のあるケースにネジ止めされる。このケースは、これらの場所においては、比較的厚い壁で形成されており、これらの要素を保持するために、ネジ孔が機械加工できる程度十分厚い。このような温水器または蒸気発生器は、特に高価である。流体への加熱は、容器の壁を介して行われる。この壁は、加熱素子から、加熱するあるいは蒸気にする流体への熱の移送に対し、ある種の蓄熱体を形成し、このため、大きな熱損失が発生する。
【0006】
加熱すべき流体が入る容器内に加熱素子を入れる温水器は、特許文献1で公知である。この特許文献1は、加熱素子を、容器内に、容器の上部平面壁に形成された開口を介して入れる方式を開示している。加熱素子は、溶接または「はんだ」により上部壁に固定される。特許文献2は、温水器の閉鎖プレートを開示し、この閉鎖プレートを貫通して、加熱素子がこの閉鎖プレートに溶接される。加熱素子が通るようプレートに形成された開口は、平面プレートの1つの開口から構成される。この特許文献2は、強固な溶接は、レーザ溶接で得られることを開示している。
【特許文献1】英国特許第2290601号明細書
【特許文献2】ドイツ国特許第19741093号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、低コストで信頼性が高く、特に流体を加熱する強固な容器を具備する温水器または蒸気発生器を提供することである。
【0008】
製造コストを下げるために、薄い金属プレートを打ち抜くことにより、容器を形成することが提案されている。特に、平面状で薄肉のカバー板(容器)の場合には、前記の2つの特許文献に開示されたように、加熱素子をこのカバーにレーザ溶接で確実に取り付けることは、特に加熱素子が貫通する通路が平坦なカバー板に形成された1個の孔の場合には、困難である。実際に、機械加工の許容差により、円筒形状の加熱素子と加熱用の容器の壁に形成された孔との間に溝(すきま)が生成される。それ故に、加熱素子をレーザビームの手段により板に溶接するためには、プレートが薄いために、この溝をしっかりと充填するために、材料を少し溶融する必要がある。それ故に、溶接領域はもろくなり、温水器または蒸気発生器の製造中あるいは使用中のいずれかで、この領域の堅牢さが確保できなくなる(壊れやすくなる)。
【0009】
加熱素子は、種々の機械的あるいは熱的ストレスに耐えなければならない。前記の従来技術においては、加熱素子は、平坦なカバー(板)に直交して配置される。それ故に、溶接がレーザビームで行われる時には、加熱素子は、カバーの厚さにほぼ対応する非常に短い距離しか保持されていない。それ故に、固定場所は、このような場合、比較的もろくなる。
【0010】
それ故に、本発明の目的は、蒸気の従来技術の欠点を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によれば、容器と加熱素子とを有する温水器または蒸気発生器において、前記加熱素子は、前記容器内に配置される主部分と、前記容器から突出する少なくとも1個の端部部分とを有する。前記端部部分は、前記容器の壁に形成された開口を介して、前記容器内を通る。前記容器は、フランジを有する。前記フランジは、前記開口の周囲に配置され、前記容器の壁の主表面から、この開口のレベルで、前記端部部分の軸方向に突起する。前記加熱素子は、前記容器に、レーザ溶接で固定される。前記レーザ溶接は、前記フランジの上部のレベルで、前記軸方向に対し斜めに向けてレーザビームを当てることにより、行われる。
【0012】
レーザビームの手段により行われる溶接によって、加熱素子に損傷を与えないように制御される熱源により、完全な溶接が得られる。特に、外側チューブと、この加熱素子を形成する内側の導電体との間の電気的短絡を防止する。
【0013】
本発明の特徴により、加熱素子は、効率的且つ再現可能な方法で、レーザ溶接により容器に固定することができる。これにより、溶接場所の良好な取り付けと確実な固定が可能となる。フランジは、加熱素子の端部セクション用のガイドとして機能する。かくして、正確な側面方向からの保持と連続的な溶接を形成するのに必要な材料の供給が確保できる。これにより、容器の壁をもろくなったり、薄くなったりすることはなく、端部セクションとフランジとの間の溝を充填することができる。
【0014】
かくして、フランジを、レーザ溶接の品質を確保しながら、薄くすることができる。さらに、このフランジは、容器が開口周辺で変形するのを阻止し、熱応力が容器の周辺領域に伝わるのを押さえることができる。この理由は、溶接を行うために供給されるエネルギー量を減らすことができるからである。
【0015】
本発明は、少なくとも2個のセクションにより形成される容器を含む温水器または蒸気発生器に関する。本発明によれば、これら2つのセクションは、レーザビームにより溶接され、これらの2つのセクションの内の少なくとも一方は、前記容器の主表面から突出した突起部を形成するエッジを有する。これらの2つのセクションの溶接は、突起したエッジのレベルで行われる。
【0016】
本発明の第1の主題に関し述べた利点は、加熱素子が通過できるような端部セクションの開口を規定するフランジを具備することである。これは、本発明の第2の主題にも適用可能である。すなわち、容器の良好な堅固さを確保する良質の連続的溶接を生成するための材料の供給場所にも適用される。これは、溶接領域をもろくしたり、あるいは溶接領域の厚さを増加させることなく、行うことができる。
【0017】
本発明は、導管が容器に組み込まれるような他のさまざまなアプリケーションにも使用できる。特に、容器が、温度あるいは圧力の上昇に耐えなければならないような場合、およびこれらの状況下において堅固さを確保しなければならない場合に適用できる。導管は、剛性導管あるいは柔軟性導管のいずれでもよい。特に、導管は、容器の内容物を加熱したり冷却したりするために電流を流したり電源に接続される。これにより、容器内にあるいは容器外、例えば真空技術の分野においては粒子の通路あるいは分子の通路用の容器を形成する。
【実施例】
【0018】
本発明の温水器を、図1−3を参照して以下説明する。この温水器2は、容器4を有する。この容器4は、2個の部分容器5、6により形成される。温水器2は、さらに加熱素子8を有する。この加熱素子8は、容器4内に具備されたラセン形状の主部分10と、容器4から出る2個の端部分11、12とを有する。この2個の端部分11、12は、円筒形状をし直線状に伸びる。その端面16上に、容器の上部分容器5は、2個の円形状の開口13、14を有する。これらの開口13,14の直径は、加熱素子の端部分11、12の直径に対応する。これらの端部分11、12は、上部分容器5の内部から開口13、14内に挿入される。これらの端部分11,12は、容器4の壁を貫通する。この端面16は、若干湾曲し、2個のフランジ18が、それぞれ開口13、14を規定する。本発明によれば、これらのフランジ18は、この端面16のメイン表面からフランジの開口の対応する端部分11,12の軸方向に沿って突出する。フランジ18は、各開口のエッジが温水器2の縦軸19に直交する面に配置されるよう、形成される。フランジ18のエッジは、円を規定する。
【0019】
温水器の製造過程において、2個の端部分11、12は、2個のそれぞれ対応する開口13、14内に挿入される。その結果、主部分10は、閉鎖後は容器4内に配置される。加熱素子8は、容器4の上部分容器5に固定される。この固定は、2個の端部分11、12が挿入された2個の開口13、14の位置にレーザビーム溶接することにより、行われる。このレーザビームにより、開口13、14における堅固さが確保できる。加熱素子8は、上部分容器5に対し、加熱素子を容器の中心に配置するような配置ツールにより、配置される。この配置ツールを図10、11に示す。
【0020】
重要なことは、加熱素子を容器に溶接で固定する時には、加熱素子が容器の壁に近すぎないよう、容器の中心に配置することである。製造の好ましい方法においては、加熱素子を容器の上部分容器5に溶接した後、下部分容器6を用意し、これら2個の部分容器5,6を組み立てることにより、容器4を閉鎖構成する。加熱素子を溶接するためには、図10、11に示すツール170を用いる。正確な溶接を行うために、加熱素子を上部分容器5に対し正しく且つ安定して配置することは難しい。加熱素子がラセン形状をしていること、およびその直径が部品ごとに異なるためである。このような部品の製造許容差は、通常±1mm以上、特に±1.5mm以上である。
【0021】
図13,14に示すように、本発明を実行するために開発されたツール170は、レーザ溶接装置に固定されるベース172から形成される。把持用アゴ部174、176、178は、同軸に配置され、このベース172上を半径方向に移動する。このベース172上には、上部セクション180が搭載される。この上部セクション180は、把持用アゴ部174、176、178の取り付け場所と、加熱素子の挿入を行うためのチャネル182を形成する。凹部186は、各アゴ部の外側側壁184の外側に形成される。スプリング188が、そこに挿入されて、上部セクション180の内壁190に当たる。図から明らかなように、凹部186は、把持用アゴ部から外れた位置にある。さらに、凹部194は、内壁190に形成される。スプリング196が、その中に配置されて、外側側壁184に当たる。各スプリング196により付勢される力は、スプリング188により付勢される力よりも、小さいかあるいは大きい。
【0022】
その上部セクション180上で、アゴ部は、傾斜面200を有する。この傾斜面200が、加熱素子のラセン形状がアゴ部の間に挿入される時にガイドの役目をする。アゴ部の間の直径は、前記ラセンの最小直径よりも最初は若干小さい。かくして、その挿入時には、加熱素子はアゴ部を広げる。その結果、このアゴ部が加熱素子を正しく中心に来るよう把持する。容器4の上部分容器5が、上部セクション180上に配置され、チャネル182の壁202が、ガイドを形成し、加熱素子の端部分11、12が、容器の開口13、14に対し正しく配置されるようになる。壁202が、レーザ溶接作業中に容器の上部分容器5の位置決めを行う。
【0023】
端部分11、12は、中央導体20により形成される。この中央導体20は、金属製外側管22により包囲される。この金属製外側管22は、中央導体20から一定距離離間して配置される。セラミック製絶縁部24は、金属製外側管22の端部に配置される。このセラミック製絶縁部24は、開口13、14と同程度に長く伸びる。フランジ18のエッジは、レーザビームにより金属製外側管22に溶接される。かくして、この溶接部は、金属製外側管22の縦軸25に中心がある円を規定する。この溶接は、パルスレーザビームにより行うのが好ましい。このレーザビームにより、部分的に重なり合う一連の溶接ポイントを形成する。かくして、堅固な連続溶接が、フランジ18のエッジにより規定された全円周にわたって行われる。以下に説明するように、レーザビームは、縦軸25の周囲を回転して、環状溶接部26を形成する。溶接用のレーザ・パルスの形状を、図4A、4Bに示す。図4A、4Bは、レーザ溶接装置により供給されるパルスを形成する2つの電力カーブ40、42をそれぞれ示す。これらのレーザ・パルスのプロファイルは、第1期間P1により特徴付けられる。この第1期間P1においては、瞬時パワーは、第1期間P1の後の第2期間P2の瞬時パワーよりも大きい。さらに、第2期間P2のパワーは、全体的に減少カーブを描く。
【0024】
一例として、次のような作業条件を考える。ステンレス製外側壁と容器の温水器にたいし、レーザ・パルスの周波数を30Hzと100Hzの間に設定する。第1期間P1のパワーを1kWと2kWの間に設定する。パルスの持続時間Tは、4ミリ秒と10ミリ秒の間である。好ましくは、各パルスのエネルギーは、3−8ジュールであり、その平均パワーは、150Wと500Wの間にある。上記の条件で、レーザビームの移動速度を毎分400mmと1000mmとして試験を行った。
【0025】
パルスのパワー・プロファイルは、温水器または蒸気発生器に必要とされる機械的構造物とその堅固さを確保しながら、溶接に必要とされるエネルギー量を減らすよう選択した。さらに、パルスの形状により、環状溶接部26の光学品質の改善と、第2期間P2のパワー・プロファイルから得られる長期の冷却期間による熱応力の低減を行えるようにした。
【0026】
容器4の部分容器5、6を打ち抜きで形成し、薄い壁に構成した。レーザ溶接は、厚い壁を必要としない。それ故に、容器4は、低コストで打ち抜きにより製造することができる。加熱素子のラセン形状部分10を容器内に配置し、それをその中心に保持するために、構造体7が、弾性ラグ9を有する容器の下部分容器6のベースに配置される。この弾性ラグ9に、ラセン10が、容器が閉じられた時に、当たる。
【0027】
温水器2は、加熱すべき流体の循環に関連するコネクタの取付口30、31を有する。この取付口30、31は、それぞれ2つの開口32に配置され、レーザビームで、きっちりと溶接される。加熱素子の溶接の場合と同様に、この溶接も、環状で連続している。これらの取り付け口の溶接のプロセスは、容器に加熱素子を溶接する上記のプロセスに類似する。さらに、温水器は、接地端子34を有する。この接地端子34は、容器の接触領域36にレーザビームで溶接される。それ故に、容器4に組み込まれる全ての構成要素は、その場所にレーザ溶接により固定される。これにより、温水器の製造が合理化され、温水器の製造時間とコストも削減される。温度センサを容器4にレーザ溶接により取り付けることもできる。しかし、このようなセンサの他の取り付け手段も当業者には容易に想到し得る。
【0028】
最後に、加熱素子8を金属製上部分容器5に溶接した後、部分容器5、6もレーザ溶接により組み立てられる。容器4の薄い壁を確実に溶接するために、その開放端の側に、部分容器5、6は、広がった端部である突起部28を有する。この突起部28は、容器4の部分容器5、6の側壁により規定された円筒表面から伸びる。
【0029】
2つの部分容器5、6の広がった端部が、互いに適合されて容器の突起セクションを形成する。この突起セクションが、容器の壁が薄い場合でも、厚く堅固な溶接ができるような材料の貯蔵場所を提供する。この溶接は、結合された2つの広がったセクションの頂点で行われるが、2つの広がったセクションの間で、1つの広がったセクションに渡る溶接により、実行することもできる。これは、特に広がった領域が、容器の主表面に、少なくとも部分的に直行する方向を向いている場合である。
【0030】
加熱素子は、加熱すべき流体を収納する容器の壁を貫通する1個の端部部分を有する。
【0031】
図5、6は、本発明の蒸気発生器を示す。上記で既に説明したことは、詳細な説明は割愛する。
【0032】
蒸気発生器52は、第1上部分容器55、第2下部分容器56により形成される容器4を有する。これらの2つの部分容器は、特にステンレススチールを打ち抜いて形成される。その上部エッジ上で、第2下部分容器56は、若干開いて突起部28を形成する。これは、図1の温水器の容器の部分容器6と同様である。蒸気発生器は、メイン部分58と2個の端部分11、12により形成される加熱素子8を有する。この端部分11、12は、第1上部分容器55内に形成された開口13、14を貫通する2つの円筒部分を規定する。温水器について説明したのと同様に、端部分11、12は、容器4に、フランジ18Aに規定される開口13、14のレベルで溶接される。この溶接は、開口13、14のエッジと端部分11、12の金属壁22の間の接合部で、溶接領域が形成されるように方向付けられたレーザビームによる強固さが得られるように行われる。この溶接は、下の部分の上に配置された上の部分容器の上で、部分的に重なり合う一連の溶接ポイントにより形成される。これにより、容器4内の圧力が上昇した時でも、堅固さが確保できるような連続的溶接が得られる。
【0033】
水の注入口用の取付口30と、生成された蒸気の放出口となる取付口31とは、第1上部分容器55に、2個のそれぞれの開口32のエッジのレベルで溶接される。3個の温度センサを含む温度測定モジュール60が、第1上部分容器55に搭載される。
【0034】
容器4と、加熱素子8を形成する外側チューブ22は、ステンレススチール製であるのが好ましい。しかし、他の材料も当業者には公知である。好ましくは、容器4の2つの部分容器55、56は、互いにレーザ溶接により固定される。容器4の壁は薄いが、フランジ18Aと、容器の第2下部分容器56のエッジを形成する突起部28に起因して、レーザ溶接によりさまざまなセクションの堅固な組み立てが可能となる。さらに、レーザ溶接により、機械的応力、特に容器内の圧力上昇に対する堅固さと強度が確保できる。その結果、容器を製造する材料費は最小となり、蒸気発生器の製造コストも下がる。
【0035】
図7は、加熱素子が通過する開口を具備した、図6の蒸気発生器の第1上部分容器55の領域を示す。開口は、第1上部分容器55の主表面から突出したフランジ18Aにより規定される。この変形例として、フランジ18Aは、その上部に円筒形セクション18Bを具備する湾曲下部セクション18Cを有する。円筒形セクション18Bの壁は、加熱素子の端部分11、12の挿入方向25に平行である。円筒形セクション18Bが、フランジ18Aに挿入される端部分11、12のガイドの役目をする。これにより、加熱素子を容器に固定する剛性が増す。
【0036】
図7は、端部分11、12がフランジ18Aにレーザ溶接される3個の場所を表すレーザビーム118A、118B、118Cを示す。縦軸25から角度αだけ傾斜して入射するレーザビーム118Bにより、端部分11、12とフランジ18Aの上部管状表面により形成される角度で溶接を行うことができる。好ましくは、上記の所定角度は10°と45°の間の値を採る。フランジ18Aが、第1上部分容器55の主表面からそれに直交する方向に突出しているために、フランジは、溶接用の材料貯蔵領域を形成する。特に、フランジ118Aとそこを通る端部分11,12との間の溝を充填する材料の貯蔵場所を提供する。溶接用の材料が不足することが防止されて、レーザ溶接領域が脆くなることはない。かくして、フランジは、容器の壁に熱的あるいは機械的な応力を生成することなく、結合され得るまたは変形し得る。その結果、フランジが溶接材料の貯蔵場所を構成するために、フランジの壁は、フランジの領域にある容器の壁と同様に、薄くてよい。これにより、薄い壁の容器が低コストで製造できる。さらに、薄肉のフランジにより、溶接をするための熱量を低減でき、レーザ溶接の熱応力を吸収でき、容器のカバーあるいは壁は、溶接領域で変形することはない。かくして、このフランジにより、レーザ溶接が効率的に実行され、加熱素子を容器に堅固で且つ剛性をもって、取り付けることができる。これは厚く且つ連続的な溶接が可能なためである。
【0037】
図7はレーザビーム118Aも示す。これは、レーザビーム118Bの溶接に対する別の方法、あるいは円筒形セクション18Bに行われる補充的な溶接の一例である。内側からレーザビーム118Cで溶接を行い、円筒状セクション18Bと加熱素子の端部分11、12との間の内側溝を溶接で閉じる。この内側(内部)溶接は、レーザビーム118Aまたはレーザビーム118Bで溶接することに加えて、行うのが好ましいが、それ単独で行うこともできる。
【0038】
図8は、図2の温水器のフランジとと類似するフランジの変形例を示す。フランジ18Dは、容器の内側方向に向いて開いた形状のベース18Eと、若干切頭コーン形状と円筒形状の上部セクション18Fとを有する。この上部セクション18Fの形状により、開口の機械製作公差を小さくできるが。その理由は、端部分11、12が広くなったベース18E側からフランジ内に挿入できるからである。かくして、フランジ18Dは、上部セクション18Fのトップを若干広げるような端部分11,12をガイドし、レーザ溶接の前に溝をなくす。このレーザ溶接は、その後、上部セクション18Fの上部のレベルで行われ、溶接部26Aを形成する。
【0039】
図9は、本発明のフランジの他の変形例を示す。このフランジ18Gは、弾性特性を有する下部セクション18Hを有する。この下部セクション18Hにより、加熱素子の端部分11、12の挿入方向を規定する縦軸25を傾斜させるフランジのある程度の変形が可能となる。かくして、加熱素子の挿入方向を変化させて、この加熱素子を温水器または蒸気発生器の容器内に正確に配置できるようになる。さらに、この特徴の利点は、加熱素子が、上記の実施例と同様に、2個の端部分11、12を有する時、およびこの2個の端部分11、12の最初の「ひらき」(組み立て前の)が、容器の壁内に形成された2個の開口の間の距離に、正確に対応していない時である。レーザ溶接を良好に行うために、フランジ18Gは、円筒形セクション18Bを有する。図9は、円筒形セクション18Bと端部分11、12の間の溶接部26Bを示す。、この溶接部26Bは、図7のレーザビーム118Aと同様に方向付けられたレーザビームの手段により得られる。フランジ18Gの上部セクションは、図8と同様な切頭形のコーン形状をしている。
【0040】
図示されたフランジは、容器の本体と一体物として形成され、特に打ち抜きにより形成される。しかし、これは限定的に解釈すべきではなく、他の変形例においては、フランジは、容器の本体上に搭載される別部品の形態で構成することもできる。
【0041】
本発明のレーザ溶接装置を、図10、11を参照して以下説明する。レーザ溶接装置は、本発明の温水器または蒸気発生器に関連した水/蒸気の導管のコネクタ取り付け部と加熱素子の溶接を行うために開発されたものである。
【0042】
このレーザ溶接装置は、パルス状のレーザビームを出力するレーザ・ソース(図示せず)を有する。レーザビームは、光ファイバ70により溶接装置72に向けられる。この溶接装置72は、光ファイバに接続される固定上部セクション74を有する。レーザビーム76は、コリメート手段78によりコリメートされる。溶接装置72は、回転ヘッド80を有する。回転ヘッド80は、回転軸82の周囲に旋回可能に設置されるよう、溶接装置72に搭載される。溶接装置72は、レーザビーム76用の光学パス84を規定するさまざまな光学要素を有する。第1ミラー86は、レーザビーム76の方向を変えるために配置される。第1ミラー86からの光学パスは、回転軸82に合流する。光学パスが回転軸82に沿って伝搬すると、レーザビーム76は回転ヘッド80に入り、そこで第2ミラー88により回転軸82に直交する方向に曲がる。この第2ミラー88は、回転ヘッド80の第1セクション90に配置される。第1セクション90は、駆動手段94により回転するよう設定される。この駆動手段94は、第1セクション90を回転するよう設定された回転モジュール96に結合される。かくして、この第1セクション90と回転モジュール96を回転するよう結合する手段が具備される。
【0043】
固定上部セクション74と回転ヘッド80の間に作業ガスを移送するガス移送装置100が、回転モジュール96の下に、配置される。この手段100を、図11を参照して詳述する。回転ヘッド80は、さらにミラー104を有する部分102を有する。このミラー104は、第2ミラー88からのレーザビーム76を、回転軸82に対し斜めに走る光学軸に沿って曲げる。レーザビームの伝搬方向を回転軸82の方向に対し傾ける。この端部領域において、第2部分102は、ノズル106を有し、このノズル106を介してレーザビーム76と作業ガスが出る。この作業ガスは、ノズル106のレベルに、導管108の手段を介して向けられる。最後に、集光手段110が第2部分102に配置される。
【0044】
回転ヘッド80の第1部分90と第2部分102は、補足手段105(図示せず)を有する。この補足手段105により、第2部分102は、第1部分90に対し回転軸82に直交する方向にずれる、すなわちスライドする。第2部分102の位置は、溶接されるべき部分の直径に応じて調整される。この位置が決まると、第2部分102は、第1部分90に確実に保持される。それ故に、これらは、回転ヘッド80が回転設定されている時には、焦点により決まる円の半径を制御する手段である。溶接装置72が動作すると、部分90、102は、一体となる。
【0045】
図1−3に記載した容器2の加熱素子の端部分11、12を溶接するために、光学軸112は、光学軸112と回転軸82との間の角度が、約20°となるよう配置される。45°未満の角度が特に好ましい。その理由は、光学路が取付口30があるためである。かくして、溶接装置72を用いて、端部分11、12を容器2に、集光したレーザビームと作業ガスとを形成されるべき溶接部に近くに排出することにより、溶接することができる。実際に、回転ヘッド80を配置することにより、ノズル106を溶接領域近傍に持っていくことができる。このノズル106は、レーザ溶接作業中に、加熱素子の端部分11、12の周囲で、回転する。
【0046】
回転ヘッド80が回転するよう設定されている時には、光学軸112と台形円錐状の回転表面を規定し、焦点が、回転軸82を中心にした円を規定する。かくして、レーザ溶接を実行する際は、端部分11、12の縦軸25は、回転軸82に一致する。第2部分102は、焦点が容器2の孔の端部の領域内にあるように、調整/配置される。容器2を介して加熱素子の端部分11、12が通過する。かくして、加熱素子を容器に正確且つ高速に溶接することができる。
【0047】
焦点が光学軸112に沿って配置され、この光学軸112が回転軸82と交差する。かくして、レーザビームは、回転ヘッド80が回転中には、ミラー104により反射された後、切頭コーン形状の回転表面を規定する。回転ヘッド80が回転した時に、焦点は円を描くために、連続的な環状溶接が、レーザビームのパルスの周波数に対し、回転速度を制御することにより、得られる。その結果、好ましい堅固さが確保できる。
【0048】
図11は、溶接装置72の固定上部セクション74と回転ヘッド80との間に作業ガスを移送するガス移送装置100の詳細図である。このガス移送装置100は、外部にある円筒リング120を有し、この円筒リング120は、固定上部セクション74と一体に形成される。その周囲に、円筒リング120は、ガス供給パイプ122に接続される接続手段124を有する。この接続手段124の後ろに、円筒リング120は、通路126を有する。ガス移送装置100のメインセクション130は、レーザビームの通路用の開口132とその周辺に凹部134とを有する。この凹部134は、環状で、メインセクション130の外側壁の方を向いて開いている。円筒リング120内の開口である通路126は、この凹部134内に開くために、凹部134に整合するよう配置される。その後、垂直方向開口138が、凹部134を接続手段140にリンクして、ノズル106を接続し、作業ガスをノズル106のレベルに搬送する。
【0049】
メインセクション130は、回転ヘッド80に回転可能に一体に形成される。シーリング手段が、円筒リング120とメインセクション130の間に具備され、その結果、溶接ヘッドがどの角度位置にある場合でも、凹部134に入るガスは、強制的に凹部134から垂直開口138を介して、溶接ヘッドのノズルの方向に放出されるようになる。
【0050】
上記した加工装置により、環状溶接が加熱素子の周囲に正確に行われ、且つ作業ガスが集中的に供給され、圧力を十分注意することにより、本発明のレーザ溶接が可能となる。
【0051】
図12は、本発明のレーザ溶接装置の第2実施例を示す。既に記載した構成要素については再度詳述しない。この第2実施例が第1実施例と異なる点は、回転溶接ヘッド150の下部セクション152の構成である。回転溶接ヘッド150の第1セクション90は、第1実施例の回転ヘッド80のそれに類似する。下部セクション152が、その位置が回転軸82に直交するよう、第1セクション90に搭載される。90°未満、特に67.5°の角度でレーザビームの方向を変える第1ミラー154が、この下部セクション152に配置される。中間領域において、下部セクション152は、曲がり部を有し、そこに別のミラー104が配置されて、レーザビームの光学パスを67.5°の角度で曲げる。かくして、ミラー104の下流側のレーザビームの光学軸112は、回転軸82に対し45°の角度を有する。この配列により、第1セクション90に対する円筒状空間156が自由空間となる。この空間は、回転溶接ヘッド150が回転中には、レーザビームの焦点により規定される円158を断面として、有する。
【0052】
この第2実施例は、光軸は回転軸に対し約45°の角度で開いた開口を有し、これは、このヘッドの第1セクション90の延長を必要としないために、利点がある。それ故に、このヘッドはコンパクトとなり、その回転慣性モーメントは、回転軸82と光学軸112の間で45°の開口を有するよう配置されている第1実施例のヘッドのそれよりも小さい。円158の半径は、下部セクション152の位置を第1セクション90に対し、回転軸82に直交する方向に調整することにより、容易に調整可能である。このような調整は、さまざまなミラーの方向の修正を必要としないために、単純である。
【0053】
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。特許請求の範囲の構成要素の後に記載した括弧内の番号は、図面の部品番号に対応し、発明の容易なる理解の為に付したものであり、発明を限定的に解釈するために用いてはならない。また、同一番号でも明細書と特許請求の範囲の部品名は必ずしも同一ではない。これは上記した理由による。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の一実施例による温水器の部品展開斜視図。
【図2】容器が閉鎖され、その一部が切り取られた図1の温水器の斜視図。
【図3】加熱素子の端部が、図2の温水器の容器に溶接される状態の断面図。
【図4A】図3の溶接を実行するのに用いられたレーザビームのパルスのパワー・プロファイルを表す図。
【図4B】図3の溶接を実行するのに用いられたレーザビームのパルスのパワー・プロファイルを表す図。
【図5】本発明の一実施例による蒸気発生器の部品展開斜視図。
【図6】図5の容器が閉鎖された蒸気発生器の斜視図。
【図7】加熱素子の通過場所における容器の構成を示す図6の部分拡大図。
【図8】加熱素子の通過位置を包囲するフランジの一実施例を表す図。
【図9】加熱素子の通過位置を包囲するフランジの他の実施例を表す図。
【図10】本発明の第1実施例のレーザ溶接装置を表す図。
【図11】作業ガスを回転溶接ヘッドに供給する図10のレーザ溶接装置の断面図。
【図12】本発明の第2実施例のレーザ溶接装置を表す図。
【図13】加熱素子を温水器の容器に溶接するため、図1の温水器の加熱素子を保持する保持ツールの水平方向断面図。
【図14】切断面XI−XIに沿った図10の保持ツールの垂直方向断面図。
【符号の説明】
【0055】
2 温水器
4 容器
5,6 セクション
7 構造体
8 加熱素子
9 弾性ラグ
10 ラセン
11,12 端部セクション
13,14 開口
16 端面
18 フランジ
18A フランジ
18B 円筒形セクション
18C 湾曲下部セクション
18D フランジ
18E ベース
18F 上部セクション
18G フランジ
18H 下部セクション
19 縦軸
20 中央導管
22 金属製外側管
24 セラミック製断熱壁
25 縦軸
26 環状溶接部
26A、26B 溶接部
28 突起部
30,31 取付口
32 開口
34 接地端子
36 接触領域
40,42 電力カーブ
P1 第1期間
P2 第2期間
52 蒸気発生器
55 第1上部セクション
56 第2下部セクション
58 メインセクション
60 温度計モジュール
70 光ファイバ
72 溶接装置
74 固定上部セクション
76 レーザビーム
78 コリメート手段
80 回転ヘッド
82 回転軸
84 光学パス
86 第1ミラー
88 第2ミラー
90 第1セクション
94 駆動手段
96 回転モジュール
100 ガス移送装置
102 第2セクション
104 ミラー
105 補正手段
106 ノズル
108 導管
110 集光手段
112 光学軸
120 円筒リング
122 ガス供給パイプ
124 接続手段
126 通路
130 メインセクション
132 開口
134 凹部
138 垂直開口
140 接続手段
150 回転溶接ヘッド
152 下部セクション
154 第1ミラー
156 円筒状空間
158 円
170 ツール
172 ベース
174,176,178 把持用アゴ部
118A,118B,118C レーザビーム
180 上部セクション
182 チャネル
184 外側側壁
186 凹部
188 スプリング
190 内壁
194 凹部
196 スプリング
200 傾斜面
202 壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器(4)と加熱素子(8)とを有する温水器(2)または蒸気発生器(52)において、
前記加熱素子(8)は、前記容器(4)内に配置される主部分(10、58)と、前記容器(4)から突出する少なくとも1個の端部部分(11、12)とを有し、
前記端部部分(11、12)は、前記容器の壁(16、55)に形成された開口(13、14)を介して、前記容器内を通り、
前記容器(4)は、フランジ(18、18A、18D、18G)を有し、
前記フランジは、前記開口の周囲に配置され、前記容器の壁の主表面から、この開口のレベルで、前記端部部分の軸方向(25)に突起し、
前記加熱素子は、前記容器(4)に、レーザ溶接で固定され、
前記レーザ溶接は、前記フランジの上部のレベルで、前記軸方向に対し斜めに向けてレーザビームを当てることにより、行われる
ことを特徴とする温水器/蒸気発生器。
【請求項2】
前記レーザビームを、前記フランジの上部環状表面上に向け、前記端部部分を、前記上部環状表面と前記端部部分により規定される前記フランジのコーナーに溶接する
ことを特徴とする請求項1記載の温水器/蒸気発生器。
【請求項3】
前記レーザビームと前記軸方向とのなす角度は、10°と45°の間である
ことを特徴とする請求項1または2記載の温水器/蒸気発生器。
【請求項4】
前記フランジ(18、18D)は、前記容器の内側を向いた拡張した形状を有する
ことを特徴とする請求項1−3のいずれか記載の温水器/蒸気発生器。
【請求項5】
前記フランジ(18A、18G)は、前記端部部分の軸方向に平行な壁を有するセクション(18B)を有し、
前記セクション(18B)が、前記端部部分をガイドする
ことを特徴とする請求項1−4のいずれか記載の温水器/蒸気発生器。
【請求項6】
前記フランジ(18G)は、前記フランジのレベルで、前記端部部分の軸方向の変動を許容できる程度の弾性変形あるいは塑性変形をする
ことを特徴とする請求項1−5のいずれか記載の温水器/蒸気発生器。
【請求項7】
前記容器は、ステンレス・スチール製である
ことを特徴とする請求項1−6のいずれか記載の温水器/蒸気発生器。
【請求項8】
前記レーザ溶接は、互いに部分的に重なり合う一連の溶接ポイントを生成する一連のレーザ・パルスにより行われる
ことを特徴とする請求項1−7のいずれか記載の温水器/蒸気発生器。
【請求項9】
前記各レーザパルスの、第1期間(P1)のパワーは、第1期間に続く第2期間(P2)のパワーよりも高く、前記第2期間(P2)のパワーは、時間と共に低下する
ことを特徴とする請求項8記載の温水器/蒸気発生器。
【請求項10】
レーザ溶接により組み立てられた少なくとも2個の部分容器(5、6:55、56)により形成された容器(4)を有する温水器/蒸気発生器において、
前記2個の部分容器は、前記容器の主表面から突出する突起エッジ(28)を有し、
前記一方の部分容器の突起エッジ(28)を、他方の部分容器の突起エッジに当てて、前記2個の部分容器の突起エッジがあたる頂点のレベルで、前記2個の部分容器をレーザビームで溶接して、容器を形成する
ことを特徴とする温水器/蒸気発生器。
【請求項11】
前記突起エッジの少なくとも一方は、拡張した端部セクションを形成する
ことを特徴とする請求項10記載の温水器/蒸気発生器。
【請求項12】
前記レーザ溶接は、互いに部分的に重なり合う一連の溶接ポイントを生成する一連のレーザ・パルスにより行う
ことを特徴とする請求項10または11記載の温水器/蒸気発生器。
【請求項13】
前記各レーザパルスの、第1期間(P1)のパワーは、前記第1期間に続く第2期間(P2)のパワーよりも高い
ことを特徴とする請求項12記載の温水器/蒸気発生器。
【請求項14】
前記第2期間(P2)のパワーは、時間と共に低下する
ことを特徴とする請求項13記載の温水器/蒸気発生器。
【請求項15】
前記容器は、薄い壁を有し、
前記容器を形成する2つの部分容器は、金属製で、打ち抜きで形成される
ことを特徴とする請求項10−14いずれか記載の温水器/蒸気発生器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2008−505298(P2008−505298A)
【公表日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−518553(P2007−518553)
【出願日】平成17年7月4日(2005.7.4)
【国際出願番号】PCT/EP2005/007189
【国際公開番号】WO2006/002965
【国際公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【出願人】(505353537)
【Fターム(参考)】