説明

無線通信装置

【課題】無線通信装置の変調精度の低下を抑制しつつ、スプリアスによる受信特性の低下を抑制する。
【解決手段】デジタル部2は、アナログ部1にて周波数変換された受信信号の復調処理を行う。PLL回路25は、前記デジタル部のクロックを発生する。PLL設定変更部24は、現在の通信状態が受信状態であり、チャネル周波数内にスプリアスが存在し、受信電力が閾値に満たない場合、クロックCKのジッタを増加させ、それ以外の場合、クロックCKのジッタを通常設定にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は無線通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
M−WiMAX、WLANおよびLTEなどの無線システムでは、広い通信エリアを確保するため、無線端末に高い受信感度が要求される。一方、無線端末は小型化が求められており、無線通信システムのアナログ部とデジタル部が混載された1チップLSIの要求が高まっている。この1チップLSIでは、デジタル部で発生するクロックのN倍高調波によるスプリアスがアナログ部に洩れ込み、受信特性を低下させる可能性があるため、アナログ部にスプリアスが乗らないような対策が施されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−143572号公報
【特許文献2】特開平10−93432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一つの実施形態の目的は、変調精度の低下を抑制しつつ、スプリアスによる受信特性の低下を抑制することが可能な無線通信装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の無線通信装置によれば、アナログ部と、デジタル部と、PLL回路と、PLL設定変更部とが設けられている。アナログ部は、受信信号の周波数変換を行う。デジタル部は、前記アナログ部にて周波数変換された受信信号の復調処理を行う。PLL回路は、前記デジタル部のクロックを発生する。PLL設定変更部は、前記受信信号に基づいて前記PLL回路のパラメータの設定変更を行うことにより、前記クロックのジッタを制御する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1は、一実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1のPLL回路の概略構成を示すブロック図である。
【図3】図3(a)は、スプリアスが受信チャネルに重ならない場合を示す図、図3(b)は、スプリアスが受信チャネルに重なる場合を示す図である。
【図4】図4は、図1の無線通信装置の受信電力と変調精度との関係を示す図である。
【図5】図5は、図1の無線通信装置のPLL設定変更方法の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態に係る無線通信装置について図面を参照しながら説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0008】
図1は、一実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、無線通信装置には、受信信号および送信信号の周波数変換を行うアナログ部1、受信信号のデジタル復調処理および送信信号のデジタル変調処理を行うデジタル部2、アナログ部1から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部21およびデジタル部2から出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換部22が設けられている。なお、アナログ部1、デジタル部2、A/D変換部21およびD/A変換部22は1チップ上に混載することができる。
【0009】
また、無線通信装置には、デジタル部のクロックCKを発生するPLL回路25、PLL回路25のパラメータの設定変更を行うことにより、クロックCKのジッタを制御するPLL設定変更部24およびPLL回路25の基準周波数となる基準信号FBを発生する基準周波数発振器23が設けられている。なお、クロックCKのジッタとは、クロックCKの周波数の時間的な揺らぎを言う。
【0010】
アナログ部1には、無線周波数帯の受信信号を受信するRF受信部11、局部発振信号を生成するローカル発振器12、無線周波数帯の受信信号をベースバンド帯にダウンコンバートする直交変調部13、受信信号または送信信号をベースバンド帯でアナログ処理するアナログBB部14、ベースバンド帯の送信信号を無線周波数帯にアップコンバートする直交復調部15および無線周波数帯の送信信号を送信するRF送信部16が設けられている。
【0011】
デジタル部2には、受信信号のデジタル復調処理を行うデジタル復調部31、送信信号のデジタル変調処理を行うデジタル変調部32、デジタル部2の制御を行うデジタル制御部3が設けられている。
【0012】
デジタル制御部3には、受信信号の信号レベルに基づいてアナログ部1の利得を制御するACG部4、受信信号を受信可能なチャネル周波数を設定するチャネル周波数設定部36、現在の通信状態が受信状態か送信状態かを管理する通信状態管理部37が設けられている。信号レベルとは、A/D変換後の受信信号の振幅レベルを指す。
【0013】
ACG部4には、受信信号の信号レベルを測定する信号レベル測定部33、受信信号の信号レベルに基づいてアナログ部1の利得を設定する利得設定部34、受信信号の信号レベルに基づいて受信電力を測定する受信電力測定部35が設けられている。
【0014】
そして、RF受信部11にて受信された受信信号は直交変調部13に出力される。そして、直交変調部13において、ローカル発振器12にて発生された局部発振信号と混合されることにより、無線周波数帯からベースバンド帯に周波数変換され、アナログBB部14に出力される。そして、アナログBB部14にてアナログ処理された後、A/D変換部21にてデジタル信号に変換され、デジタル復調部31にてデジタル復調処理が行われる。
【0015】
一方、デジタル変調部32にてデジタル復調された送信信号はD/A変換部22にてアナログ信号に変換された後、アナログBB部14にてアナログ処理され、直交変調部15に出力される。そして、直交変調部15において、ローカル発振器12にて発生された局部発振信号と混合されることにより、ベースバンド帯から無線周波数帯に周波数変換され、RF送信部16を介して送信される。
【0016】
また、基準周波数発振器23からは基準信号FBがPLL回路25に出力される。そして、PLL回路25において、基準信号FBに位相がロックされるように周波数制御されたクロックCKが生成され、A/D変換部21、D/A変換部22およびデジタル部2に出力される。
【0017】
また、信号レベル測定部33において、A/D変換部21にてデジタル化された受信信号に基づいて、受信信号の信号レベルが測定され、利得設定部34および受信電力測定部35に出力される。そして、利得設定部34において、受信信号の信号レベルに基づいてアナログ部1の利得が設定される。
【0018】
また、受信電力測定部35において、受信信号の信号レベルに基づいて受信電力が測定され、PLL設定変更部24に出力される。なお、受信電力は、例えば、A/D変換後の受信信号の振幅レベルと利得設定値との加算にて求めることができる。また、チャネル周波数設定部36からはチャネル周波数設定情報がアナログ部1およびPLL設定変更部24に出力される。通信状態管理部37からは、通信状態情報がアナログ部1、PLL設定変更部24、デジタル復調部31およびデジタル変調部32に出力される。
【0019】
そして、アナログ部1において、チャネル周波数設定情報に基づいて局部発振信号の周波数が制御され、受信チャネルおよび送信チャネルが選択される。また、アナログ部1において、通信状態情報に基づいて送信および受信の切り替えが行われる。
【0020】
また、PLL設定変更部24において、受信電力、チャネル周波数設定情報および通信状態情報に基づいて、PLL回路25のパラメータの設定変更を行う設定制御信号SBが生成される。そして、PLL回路25において、設定制御信号SBに基づいてPLL回路25のパラメータの設定変更が行われることにより、クロックCKのジッタが制御される。
【0021】
これにより、信号レベルが大きく、受信信号に対するスプリアスの影響が小さい場合には、クロックCKのジッタを低減させることができ、変調精度を良好に維持することが可能となる。一方、信号レベルが小さく、受信信号に対するスプリアスの影響が大きい場合には、クロックCKのジッタを増加させることで、スプリアスを低減させることができ、変調精度の低下を抑制しつつ、スプリアスによる受信特性の低下を抑制することが可能となる。
【0022】
なお、クロックCKのジッタを制御する場合に設定変更されるPLL回路25のパラメータとしては、PLL回路25のチャージポンプ回路の電流設定値またはループフィルタの帯域幅設定値を挙げることができる。
【0023】
図2は、図1のPLL回路の概略構成を示すブロック図である。
図2において、PLL回路25には、クロックCKの発振周波数を制御する電圧制御発振器44、クロックCKを分周する分周器45、クロックCKの位相と基準信号FBの位相とを比較する位相比較器41、クロックCKと基準信号FBとの位相誤差に応じた電圧を発生するチャージポンプ回路42、チャージポンプ回路42にて発生された電圧に含まれる高域成分を低減するループフィルタ43が設けられている。
【0024】
また、PLL回路25には、チャージポンプ回路42の電流設定値46、ループフィルタ43の帯域幅設定値47、電流設定値46を切り替えるセレクタ48および帯域幅設定値47を切り替えるセレクタ49が設けられている。
【0025】
そして、電圧制御発振器44にて生成されたクロックCKは、分周器45にて分周された後、位相比較器41に入力される。そして、位相比較器41において、分周器45にて分周されたクロックCKの位相は、基準信号FBの位相と比較され、それらの位相誤差がチャージポンプ回路42に出力される。そして、チャージポンプ回路42において、それらの位相誤差に対応した電圧が生成され、ループフィルタ43にてリップルが低減された後、電圧制御発振器44に出力される。そして、電圧制御発振器44において、基準信号FBに位相がロックされるようにクロックCKの周波数が制御される。
【0026】
ここで、セレクタ48には、図1のPLL設定変更部24から設定制御信号SBが出力される。そして、セレクタ48において、設定制御信号SBに基づいて、チャージポンプ回路42の電流設定値46が切り替えられ、チャージポンプ回路42のゲインが変更される。ここで、チャージポンプ回路42のゲインが変更されると、位相誤差に対する感度が増減され、クロックCKのジッタを増減させることができる。
【0027】
また、セレクタ49には、図1のPLL設定変更部24から設定制御信号SBが出力される。そして、セレクタ49において、設定制御信号SBに基づいて、ループフィルタ43の帯域幅設定値47が切り替えられ、ループフィルタ43の帯域幅が増減される。ここで、ループフィルタ43の帯域幅が増減されると、位相誤差に対する電圧制御発振器44の発振周波数の追従性が増減され、クロックCKのジッタを増減させることができる。
【0028】
なお、設定制御信号SBは、現在の通信状態が受信状態の場合、クロックCKのジッタが増加するように、電流設定値46または帯域幅設定値47を切り替え、現在の通信状態が送信状態の場合、クロックCKのジッタが減少するように、電流設定値46または帯域幅設定値47を切り替えるようにしてもよい。
【0029】
あるいは、設定制御信号SBは、現在のチャネル周波数内にスプリアスが存在する場合、クロックCKのジッタが増加するように、電流設定値46または帯域幅設定値47を切り替え、現在のチャネル周波数内にスプリアスが存在しない場合、クロックCKのジッタが減少するように、電流設定値46または帯域幅設定値47を切り替えるようにしてもよい。
【0030】
あるいは、設定制御信号SBは、受信電力が閾値に満たない場合、クロックCKのジッタが増加するように、電流設定値46または帯域幅設定値47を切り替え、受信電力が閾値以上の場合、クロックCKのジッタが減少するように、電流設定値46または帯域幅設定値47を切り替えるようにしてもよい。
【0031】
図3(a)は、スプリアスが受信チャネルに重ならない場合を示す図、図3(b)は、スプリアスが受信チャネルに重なる場合を示す図である。
図3(a)において、クロックCKの周波数がfcであるものとすると、スプリアスSPの周波数はfc×N(Nは2以上の整数)となる。ここで、現在の受信チャネルCFの周波数帯がスプリアスSPの周波数に重ならない場合、クロックCKのジッタが減少するように、電流設定値46または帯域幅設定値47を切り替えることができる。
【0032】
この場合、スプリアスSPのレベルは増大するが、現在の受信チャネルCFの周波数帯がスプリアスSPの周波数に重ならないため、受信信号に対するスプリアスSPの影響を抑えることができる。
【0033】
一方、図3(b)において、現在の受信チャネルCFの周波数帯がスプリアスSPの周波数に重なる場合、クロックCKのジッタが増加するように、電流設定値46または帯域幅設定値47を切り替えることができる。
【0034】
この場合、スプリアスSPのレベルは減少するため、現在の受信チャネルCFの周波数帯がスプリアスSPの周波数に重なる場合においても、受信信号に対するスプリアスSPの影響を抑えることができる。
【0035】
図4は、図1の無線通信装置の受信電力と変調精度との関係を示す図である。
図4において、現在の受信チャネルCFの周波数帯がスプリアスSPの周波数に重なる場合、受信電力が小さくなると、変調精度が著しく低下する(L3)。
【0036】
一方、スプリアスSPのレベルを下げるために、受信電力の大小にかかわらず、クロックCKのジッタを増大させると、受信電力が小さい時の変調精度を改善することができるが、受信電力が大きい時の変調精度が低下する(L2)。
【0037】
これに対して、受信電力が閾値VTHに満たない場合、クロックCKのジッタを増大させ、受信電力が閾値VTH以上の場合、クロックCKのジッタを減少させることにより、受信電力が小さい時の変調精度を改善しつつ、受信電力が大きい時の変調精度の低下を抑えることができる(L1)。
【0038】
図5は、図1の無線通信装置のPLL設定変更方法の一例を示す図である。
図5において、図1のPLL設定変更部24は、現在の通信状態が受信状態であり(ステップS1)、チャネル周波数内にスプリアスが存在し(ステップS2)、受信電力が閾値に満たない場合(ステップS3)、クロックCKのジッタを増加させる(ステップS4)。
【0039】
一方、現在の通信状態が送信状態であるか(ステップS1)あるいはチャネル周波数内にスプリアスが存在しないか(ステップS2)あるいは受信電力が閾値以上の場合(ステップS3)、クロックCKのジッタを通常設定にする(ステップS5)。
【0040】
なお、図5の例では、通信状態、チャネル周波数および受信電力の3つの条件に基づいてクロックCKのジッタを制御する方法について説明したが、これらの全ての条件を用いる必要はなく、いずれか1つの条件に基づいてクロックCKのジッタを制御するようにしてもよい。
【0041】
また、PLL回路25のパラメータ設定が受信特性以外の特性に影響を与える場合には、この特性に影響を与える条件を追加してPLL回路25のパラメータ設定を行うようにしてもよい。
【0042】
また、上述した実施形態では、クロックCKのジッタを制御するために、通信状態、チャネル周波数および受信電力の3つの条件を用いる方法について説明したが、これ以外の条件を用いるようにしてもよい。
【0043】
例えば、BPSK、QPSK、16QAMまたは64QAMなどの変調方式に基づいてクロックCKのジッタを制御するようにしてもよい。具体的には、BPSKおよびQPSKなどの変調度の低い変調方式では、受信信号レベルが低いと考えられることから、クロックCKのジッタを増加させ、16QAMおよび64QAM、BPSKおよびQPSKなどの変調度の高い変調方式では、受信信号レベルが高いと考えられることから、クロックCKのジッタを減少させるようにすることができる。
【0044】
また、上述した実施形態では、受信電力に基づいてクロックCKのジッタを制御する方法について説明したが、受信電力の代わりに変調指数または符号化率を用いるようにしてもよい。
【0045】
また、上述した実施形態では、受信電力に基づいてクロックCKのジッタを制御する方法について説明したが、受信レベル、利得設定値および受信電力のいずれかに基づいてクロックCKのジッタを制御するようにしてもよい。
【0046】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0047】
1 アナログ部、2 デジタル部、3 デジタル制御部、4 ACG部、11 RF受信部、12 ローカル発振器、13 直交変調部、14 アナログBB部、15 直交復調部、21 A/D変換部、22 D/A変換部、23 基準周波数発振器、24 PLL設定変更部、25 PLL回路、31 デジタル復調部、32 デジタル変調部、33 信号レベル測定部、34 利得設定部、35 受信電力測定部、36 チャネル周波数設定部、37 通信状態管理部、41 位相比較器、42 チャージポンプ回路、43 ループフィルタ、44 電圧制御発振器、45 分周器、46 電流設定値、47 帯域幅設定値、48、49 セレクタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信信号の周波数変換を行うアナログ部と、
前記アナログ部にて周波数変換された受信信号の復調処理を行うデジタル部と、
前記デジタル部のクロックを発生するPLL回路と、
前記受信信号に基づいて前記PLL回路のパラメータの設定変更を行うことにより、前記クロックのジッタを制御するPLL設定変更部とを備えることを特徴とする無線通信装置。
【請求項2】
前記PLL設定変更部は、前記受信信号のA/D変換後の振幅レベル、受信利得設定値および受信電力のいずれかが閾値に満たない場合は前記閾値以上の場合に比べて前記クロックのジッタを増加させることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記PLL設定変更部は、スプリアスがチャンネル周波数に重なっている場合は前記スプリアスがチャンネル周波数に重なっていない場合に比べて前記クロックのジッタを増加させることを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
【請求項4】
前記PLL回路は、
電圧制御に基づいてクロックの発振周波数を制御する電圧制御発振器と、
前記電圧制御発振器にて発生されたクロックを分周する分周器と、
前記分周器にて分周されたクロックの位相と基準信号の位相とを比較する位相比較器と、
前記クロックと前記基準信号との位相誤差に応じた電圧を発生するチャージポンプ回路と、
前記チャージポンプ回路にて発生された電圧に含まれる高域成分を低減するループフィルタとを備え、
前記PLL設定変更部は、前記受信信号に基づいて前記チャージポンプ回路の電流設定値または前記ループフィルタの帯域幅設定値の設定変更を行うことにより、前記クロックのジッタを制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の無線通信装置。
【請求項5】
前記デジタル部は、
前記受信信号のA/D変換後の受信信号の振幅レベルに基づいて受信電力を測定する受信電力測定部と、
前記受信信号を受信可能なチャネル周波数を設定するチャネル周波数設定部と、
現在の通信状態が受信状態か送信状態かを管理する通信状態管理部とを備え、
前記PLL設定変更部は、現在の通信状態が受信状態であり、チャネル周波数内にスプリアスが存在し、受信電力が閾値に満たない場合は、それ以外の場合に比べて前記クロックのジッタを増加させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の無線通信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−119737(P2012−119737A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−264889(P2010−264889)
【出願日】平成22年11月29日(2010.11.29)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】