説明

物品位置管理システム

【課題】所定の空間内に配置されている物品の位置を、高い精度で個別に把握できる物品位置管理システムを提供する。
【解決手段】可視光通信タグ2が、LEDによって、メモリに記憶されている識別番号と荷物1の属性データとを送信すると、可視光通信機器3は、2次元イメージセンサにより受信された信号情報に基づき、可視光通信タグ2の位置を、2次元イメージセンサが捉えた画像に重畳して表示するための画像データを生成する。また、受信信号より可視光通信タグ2が送信した被変調信号を復調し、画像データにおける各可視光通信タグ2の位置に、復調された信号に基づき対応する識別番号を付して表示器に表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可視光通信機器が、物品に貼付された可視光通信タグより送信される光信号を受信して前記物品の位置を把握する物品位置管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
空間内に複数の物品が存在する場合、それらの位置(ロケーション)を把握するシステムを想定すると、例えば各物品にRFIDタグを貼付しておき、空間内に1つ以上のアンテナを配置してタグリーダがそれらのデータを読み取ることが考えられる。しかし、電波信号の場合、アンテナによる信号の読み取り範囲が広くなるため、物品個々の位置を特定することは困難である。
また、商品サイズが小さい宝石等を商品ケースに複数配置して陳列する場合に、同様のシステムを適用することを想定すると、全体の規模がより小さくなるため、より小さな読み取り用アンテナを、読み取り対象のタグ数と同程度に高密度で配置する必要があり、システムが複雑となってしまい実現が一層困難となる。
【0003】
例えば特許文献1には、X軸方向とY軸方向とにアンテナコイルを多数並べ、X軸のアンテナとY軸のアンテナとにより時間をずらしてRFIDタグをスキャンすることで、タグのマッピング−商品位置の把握を可能としたシステムが開示されている。しかし、この場合も、タグの読み取り面全体にアンテナを配置する必要があり、システム構成が複雑化することは避けられない。
また、広い範囲に床置きされた状態の荷物について位置を把握するには、例えばアクティブ方式のRFIDタグを用い、3か所の基地局でそれらが発する電波を受信し、各受信強度の差に基づいて位置を特定することも考えられるが、十分な位置精度を得ることはできないと思われる。
【0004】
特許文献2には、天井に光通信によりID信号を送信する機能を持たせたLED照明と、人やロボットが携帯するID通信装置より光通信で送信されるID信号を受信するフォトセンサとを配置し、上記照明の下を通過した人を把握するシステムが開示されている。
また、特許文献3には、光通信機能付きRFIDタグを使用し、無線通信により特定のIDを有するタグを認識するとLEDを発光させて報知する機能と、指向性がある光通信により近傍に位置する1つのタグと通信する荷物管理装置が開示されている。
【特許文献1】特開平10−336071号公報
【特許文献2】特開2005−061934号公報
【特許文献3】特開2006−206262号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献2に開示されている技術では、特定の照明位置の下を人やロボットが通過したことは把握できるが、1つの照明下に複数のID通信装置やタグが位置している場合に、それらの各位置を個別に判断することはできず、複数の物品位置を管理するシステムに適用することはできない。また、特許文献3に開示されている技術も、基本的に1つのタグと通信することを想定したものであるため、やはり複数の物品位置を管理するシステムには適用できない。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、所定の空間内に配置されている物品の位置を、高い精度で個別に把握できる物品位置管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信タグが、光通信手段によって、記憶手段に記憶されている識別番号と前記属性データとを送信すると、可視光通信機器は、2次元イメージセンサにより受信された信号情報に基づき、可視光通信タグの位置を、イメージセンサが捉えた画像に重畳して表示するための画像データを生成する。また、イメージセンサにより受信された信号より可視光通信タグが送信した被変調信号を復調し、画像データにおける各可視光通信タグの位置に、復調された信号に基づき対応する識別番号を付して表示手段に表示させる。
したがって、複数の物品が配置されている場合に、可視光通信機器は、各物品に貼付されている可視光通信タグが送信する光信号に基づき、それらの2次元的な位置を識別番号と共に表示手段に表示させるので、各識別番号に対応する物品の位置を容易に把握することが可能となる。
【0008】
請求項2記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信タグは、可視光通信機器より送信される識別番号返信コマンドを受信した場合に識別番号を送信するので、可視光通信機器からの要求があったタイミングで送信を行うことで、電源の消耗を抑制できる。
【0009】
請求項3記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信機器には、イメージセンサの前面に凸レンズを配置するので、複数の物品−可視光通信タグが広い範囲に分布している場合でも、それらの位置を捉えることができる。
【0010】
請求項4記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信タグは、光通信手段を、全方位に対して光信号を放出可能であると共に、全方位からの光信号を受信可能な光電素子で構成するので、可視光通信機器との光通信を広範囲で行うことができる。尚、ここで言う「全方位」とは、少なくとも、光電素子の接地面を基準とする半球をカバーする方位を意味する。
【0011】
請求項5記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信タグは、光電素子を複数備えるので、光信号強度を高めて通信距離を延ばすことができる。または、周囲の明るさがより強い場合でも、光通信を確実に行うことができる。
【0012】
請求項6記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信機器は、光通信手段に、全方位に対して光信号を放出可能な光電素子を備えるので、可視光通信タグとの光通信を広範囲で行うことができる。
【0013】
請求項7記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信機器は、光電素子を複数備えるので、光信号強度を高めて通信距離を延ばすことができる。または、周囲の明るさがより強い場合でも、光通信を確実に行うことができる。
【0014】
請求項8記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信タグは、電源に電池を備えるので、電源を安定的に供給して動作させることができる。
請求項9記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信タグは、電源として、光発電素子を備えるので、例えば物品が配置されている部屋に照明による光が照射されている場合には、光発電素子が発電した電力で動作することができる。
【0015】
請求項10記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信タグを、アンテナを介して受信した電波信号により電源生成手段が電源を生成するように構成し、前記アンテナに、物品の下方に配置されている送信アンテナより送信された電波信号を受信させる。したがって、可視光通信タグは、電波信号により生成される電源供給を受けて動作することができる。
【0016】
請求項11記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信タグの表面に、光学的情報記録媒体を貼付するので、前記記録媒体に可視光通信タグが保持している情報を記憶させておけば、必要に応じて光学的情報読み取り手段を用いることで、情報を読み取ることができる。
【0017】
請求項12記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信機器は、読取り手段を備えることで、可視光通信タグの表面に貼付された光学的情報記録媒体に記録された情報を読取ることができる。
【0018】
請求項13記載の物品位置管理システムによれば、ホストは、複数の可視光通信機器のイメージセンサより得られる画像を合成し、前記画像内における各物品の位置を、対応する識別番号に基づき補正して自身の表示手段に表示させるので、物品がより広い範囲に分布している場合でも、それらの2次元的な位置を1枚の画像で表示することができる。
【0019】
請求項14記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信タグが、光通信手段によって、記憶手段に記憶されている識別番号と属性データとを送信すると、可視光通信タグからの光信号を3次元的な位置関係で捕捉するため少なくとも2つ配置される可視光通信機器は、2次元イメージセンサにより受信された信号情報に基づき、可視光通信タグの位置を、イメージセンサが捉えた画像に重畳して表示するための画像データを生成する。また、イメージセンサにより受信された信号より可視光通信タグが送信した被変調信号を復調し、画像データにおける各可視光通信タグの位置に、復調された信号に基づき対応する識別番号を付して表示手段に表示させる。
したがって、複数の物品が配置されている場合に、少なくとも2つの可視光通信機器は、各物品に貼付されている可視光通信タグが送信する光信号に基づき、それらの2次元的な位置を識別番号と共に表示手段に表示させるので、各表示を対照することで、各識別番号に対応する物品の3次元的な位置を把握することが可能となる。
【0020】
請求項15記載の物品位置管理システムによれば、ホストは、複数の可視光通信機器のイメージセンサより得られる画像を合成し、前記画像内における各物品の位置を、対応する識別番号に基づき補正して自身の表示手段に3次元的に表示させる。従って、ホストの表示手段を参照すれば、各物品の3次元的な位置を直ちに把握することができる。
【0021】
請求項16記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信タグに電波信号を用いて通信を行う電波通信手段を備え、可視光通信タグは、識別番号及び属性データを電波通信手段を用いても送信する。また、電波通信器並びに可視光通信機器と通信する制御器は、情報紐付け手段により、物品の入荷時において可視光通信タグより電波通信手段を用いて送信された識別番号及び属性データと、光通信手段を用いて送信された識別番号とを紐付けする。そして、情報書き込み手段は、識別番号を電波通信器が受信した日時と場所,及び識別番号を可視光通信機器の光通信手段が受信した日時と場所の少なくとも一部を、自身の記憶手段に書き込んで記憶させる。
従って、物品の入荷時に、制御器が電波通信器を介して把握した可視光通信タグ−物品が、例えば倉庫のような一時保管場所に搬入されているか否かを、情報紐付け手段により確認することができる。また、情報書き込み手段が、可視光通信タグより受信した日時や場所等の情報を記憶手段に書き込むことで、例えば入荷情報等の管理を制御器側で行うことができる。
【0022】
請求項17記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信タグは、可視光通信機器より送信される切替えコマンドにより、光通信手段と電波通信手段との何れを用いて通信を行うかを切替えるので、可視光通信機器側が、何れの通信手段を用いて通信するかを制御できる。
【0023】
請求項18記載の物品位置管理システムによれば、可視光通信タグは、電源を、光通信手段側の構成と電波通信手段側の構成との何れに対しても供給するので、共通の電源より供給される電力によって何れの通信手段も動作させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
(第1実施例)
以下、本発明を、床置きされた荷物の位置(ロケーション)を把握するシステム(物品位置管理システム)に適用した場合の第1実施例について図1乃至図6を参照して説明する。図1は、システム全体の構成を示すものである。例えば倉庫などの床に複数の荷物(物品)1が適当に並べて配置されており、概ね直方体状である各荷物1の上面には、可視光通信タグ2が貼付されている。可視光通信タグ2は、可視光を用いた光通信機能を備えたもので、天井に配置されている可視光通信機器3に対し、保持しているデータを送信する。
【0025】
図2は、可視光通信タグ2の内部構成を示す機能ブロック図である。可視光通信タグ2は、電源(バッテリ)4,CPU5,メモリ(記憶手段)6,送信器7,LED(光通信手段,光電素子)8等を備えている。メモリ6には、固有の識別番号(ID情報)や荷物1の種類等を示す属性データ等が記憶されている。LED8は、無指向性であり、全方位(少なくとも、LED8の接地面を基準とする半球をカバーする方位)に対して光信号を照射可能となっている。
【0026】
また、図3は、可視光通信機器3も併せて、可視光通信の原理を概略的に説明するものである。可視光通信タグ2のCPU5は、メモリ6より読み出したそれらのデータに応じて、送信器7内部の変調回路7aにより光信号を変調し、駆動回路(アンプ)7bを介してLED8より可視光の光信号を間欠的に送信する。可視光通信機器3は、送信された光信号を、光電素子−2次元イメージセンサ(エリアセンサ)9により受信すると、増幅回路10を介して復調回路11に与えて復調し、受信データを得る。
【0027】
図4は、複数の可視光通信タグ2A,2Bが送信した光信号を、可視光通信機器3が受信する状態を、より具体的なイメージで示すものである。可視光通信機器3は、受光レンズ(凸レンズ)12を介して受信した光信号を、2次元イメージセンサ9上に結像させるようになっており、可視光通信タグ2A,2Bが貼付されている荷物1(A,B)の2次元的な位置に応じて可視光通信タグ2A,2Bが送信した光の位置が、2次元イメージセンサ9上に投射される。すなわち、原理的にはデジタルカメラが行う撮像と同様であり、図5に示すようなイメージで、床置きされた各荷物1A,1Bと、タグ2A,2Bなどの画像が捉えられる。
【0028】
また、可視光通信機器3は、タグ2と同様に光信号を送信するために送信器13及びLED14を備えているが、これらは本実施例では使用しない。更に、可視光通信機器3は表示器(表示手段)15を備えており、その表示器15は、人が視認できる位置(例えば図1に示す空間−倉庫の外壁など)に設置されている。そして、図5に示すような画像イメージを表示器15により表示可能となっている。
【0029】
次に、本実施例の作用について図6も参照して説明する。図6は、可視光通信タグ2,可視光通信機器3の間で行われる処理内容を示すフローチャートであり、両者の処理を統合して示している。可視光通信タグ2が、メモリ6に保持しているデータで変調した光信号を間欠的に送信しており(ステップS1)、可視光通信機器3は、2次元イメージセンサ9により下方の全景画像と共にタグ2が送信した被変調信号を受信する(ステップS2)。この時、光信号の時間的な変化を記録するため、受信信号を時系列的に順次メモリに記憶させる。
【0030】
続いて、可視光通信機器3は、その光信号を受信すると、可視光通信タグ2が変調をかけて送信した信号部分を抽出して復調し、タグ2の識別番号を取得する(ステップS3)。それから、ステップS2で捉えた全景画像に、取得した各タグ2の位置を重畳するように画像処理し(画像処理手段)、各タグ2の位置に対応する識別番号を付して(図5に示すように)表示器15に表示させる(ステップS4)。
【0031】
以上のように本実施例によれば、可視光通信タグ2が、LED8によって、メモリ6に記憶されている識別番号と荷物1の属性データとを送信すると、可視光通信機器3は、2次元イメージセンサ9により受信された信号情報に基づき、可視光通信タグ2の位置を、イメージセンサ9が捉えた画像に重畳して表示するための画像データを生成する。また、受信した光信号より可視光通信タグ2が送信した被変調信号を復調し、画像データにおける各可視光通信タグ2の位置に、復調された信号に基づき対応する識別番号を付して表示器15に表示させるようにした。したがって、倉庫などに複数の荷物1が配置されている場合でも、表示器15の表示を参照すれば、各識別番号に対応する荷物1の位置を容易に把握することが可能となる。
【0032】
また、可視光通信タグ2並び可視光通信機器3は、全方位に対して光信号を放出可能なLED8を備えるので、互いに光通信を広範囲で行うことができる。そして、可視光通信機器3は、イメージセンサ9の前面に凸レンズ12を配置するので、複数の荷物1−可視光通信タグ2が広い範囲に分布している場合でも、それらの位置を捉えることができる。
更に、可視光通信タグ2は、電源4として電池を備えるので、電力を安定的に供給して動作させることができる。
【0033】
(第2実施例)
図7乃至図9は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。図7に示すように、第2実施例の可視光通信タグ21は、光信号の受信機能も備えている。すなわち、フォトトランジスタ等の光電素子22により受信した信号を受信器23により復調し、復調したデータはCPU24に与えられるようになっている。尚、光電素子22は、光信号の受信特性について指向性がなく、全方位(少なくとも、電素子22の接地面を基準とする半球をカバーする方位)について光信号を受信可能となっている。
【0034】
図8は、第1実施例のようにして可視光通信タグ21A,21Bの各識別番号を取得した後、可視光通信機器3が、それらのタグ21A,21Bに同じコマンド(識別番号返信コマンド),データを同時に送信する場合を示す。また、図9は、可視光通信機器3が、(a)タグ21Aを選択してデータを送信する場合,(b)タグ21Bを選択してデータを送信する場合を示す。
すなわち、図8に示すケースでは、タグ21A,21Bの識別番号を指定することなくデータを送信し、タグ21A,21Bでは、送信されたデータを同時に取得する。この場合、タグ21側では、必要に応じて上記データをメモリ6に書き込んで記憶させるようにしても良い。
【0035】
図9(a)に示すケースでは、タグ21Aの識別番号を指定してデータを送信し、タグ21Aは、自身宛の送信データであることを認識して送信されたデータを取得する。前記送信データはタグ21Bにも同時受信されるが、復調した識別番号が自身宛でないことを認識すると、以降のデータは復調しない。また、図9(b)に示すケースでは、タグ21Bの識別番号を指定してデータを送信し、タグ21Bは、自身宛の送信データであることを認識して送信されたデータを取得する。
以上のように第2実施例によれば、可視光通信タグ2は、可視光通信機器3より送信される識別番号返信コマンドを受信した場合に識別番号を送信するので、可視光通信機器3からの要求があったタイミングで送信でき、電源4の消耗を抑制できる。
【0036】
(第3実施例)
図10及び図11は本発明の第3実施例を示すものである。第3実施例では、可視光通信タグ31に、RFIDタグと同様の電波通信機能を付加して構成している。図10(a)に示すタグ31Aは、第1実施例のタグ2に電波通信用の送信器(電波通信手段)32,受信器(電波通信手段)33,アンテナ(電波通信手段)34を加えたもので、図10(b)に示すタグ31Bは、第2実施例のタグ21にタグ31A側と同じ構成を付加したものである。この場合、電源4は、電波通信手段側にも動作用電力を供給する。
【0037】
可視光通信タグ31Aは、基本的には第1実施例のタグ2と同様に、LED8により光信号を間欠的に送信するが、アンテナ34が電波信号を受信すると、自動的に電波通信側に切り替えて通信を行うように構成されている。また、その状態から、電波信号の受信が一定間隔を超えて途絶えた場合には、再び光通信を行う状態に戻るようになっている。
また、可視光通信タグ31Bは、初期状態では自発的に通信を行わず、光信号を受信すると起動して光通信(送信)を開始するが、その状態からアンテナ34が電波信号を受信すると、タグ31Aと同様に自動的に電波通信側に切り替えて通信を行う。そして、電波通信を行っている状態でも、可視光通信機器3より送信される切替えコマンドを受信すると、光通信を行う状態に戻るようになっている。
【0038】
図11は、システム全体の構成を示すものである。また、第3実施例では、RFID用のタグリーダ(電波通信器)35,並びに可視光通信機器3との間で通信可能に構成されている制御器36が用意されている。制御器36は、その他、例えばマイクロコンピュータのソフトウエア機能により実現される識別番号解決部(情報紐付け手段)37,画像処理部(画像処理手段)38や、メモリ(記憶手段)39,ディスプレイ(表示手段)40等を備えている。尚、画像処理部38は、可視光通信機器3が第1実施例において行う画像処理機能と同様の機能をなすものであり、ディスプレイ40は表示器15に対応する。
【0039】
次に、第3実施例の作用について説明する。荷物1に可視光通信タグ31が貼付されて入荷する際に、タグリーダ(リーダライタでも良い)35が可視光通信タグ31とRF通信を行い、当該タグ31の識別番号を取得すると、その情報は制御器36に送信されてメモリ39に記憶される(情報書き込み手段)。この時、制御器36は、識別番号を取得した年月日及び時刻の情報も併せてメモリ39に記憶させる。
【0040】
その後、荷物1が第1実施例のように倉庫などに保管されると、可視光通信機器3が光信号を送信することで可視光通信タグ31が起動し、両者間で光通信が行われる。この段階でも、可視光通信タグ31の識別番号が可視光通信機器3により取得され、その情報は制御器36に送信されてメモリ39に記憶される。この時も、制御器36は、識別番号を取得した年月日及び時刻の情報,並びに情報を取得した場所の情報(それらの全てまたは一部)を、併せてメモリ39に記憶させる。
【0041】
更にこの時、制御器36は、識別番号解決部37により、メモリ39に記憶されている、入荷時に取得された可視光通信タグ31−荷物1の識別番号との「紐付け」(照合)を行うと共に、画像処理部38が第1実施例のステップS4と同様の処理を行うことで、図5と同様の形態により、各可視光通信タグ31−各荷物1の2次元的な位置をディスプレイ40に表示させる。
そして、荷物1の出荷時には、タグリーダ35が可視光通信タグ31の識別番号を取得すると、その情報は制御器36に送信される。この時、制御器36は、画像処理部38により出荷された可視光通信タグ31−荷物1の画像を、ディスプレイ40より消去するように処理する。
【0042】
以上のように第3実施例によれば、可視光通信タグ31に電波信号を用いて通信を行うための送信器32,受信器33,アンテナ34を備え、可視光通信タグ31は、識別番号や荷物1の属性データを電波信号を用いても送信する。そして、制御器36は、識別番号解決部37により、荷物1の入荷時において可視光通信タグ31より電波通信で送信された識別番号及び属性データと、光通信により送信された識別番号とを紐付けするので、物品の入荷時に、制御器36が電波通信器を介して把握した可視光通信タグ31−荷物1が、倉庫のような一時保管場所に搬入されているか否かを、ディスプレイ40の表示を参照することで確認できる。
【0043】
また、制御器36は、識別番号をタグリーダ35が受信した日時と場所,及び識別番号を可視光通信機器3が受信した日時と場所の少なくとも一部をメモリ39に書き込むので、入荷情報等の管理を制御器36側で行うことができる。
更に、可視光通信タグ31Bは、可視光通信機器3より送信される切替えコマンドにより、光通信,電波通信の何れを行うかを切替えるので、可視光通信機器3側で、何れの通信手段を用いて通信するかを制御できる。加えて、可視光通信タグ31は、電源4を、電波通信手段側の構成に対しても供給するので、共通の電源4より供給される電力によって何れの通信手段も動作させることができる。
【0044】
(第4実施例)
図12は本発明の第4実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分について説明する。図12(a)は可視光通信タグ41の外観を示す正面図,同図(b)は縦断側面図であり、タグ41が有するLED8の情報には、例えばQRコード(2次元コード,登録商標)のような光学コード(光学的情報記録媒体)42が貼付されている。この光学コード42には、タグ41のメモリ6(図12では図示せず)に記憶されている情報と同じ情報が光学的に記録されている。また、LED8の前面には、凸レンズ43が配置されており、LED8が発した光は、凸レンズ43により凝集されて送信されることで、光信号強度を高めて通信距離を延ばすと共に、光学コード42をコードリーダ(光学的情報読み取り手段)等で読み取る場合の妨げとならないようにしている。
【0045】
以上のように構成される第4実施例によれば、可視光通信タグ41の表面に、光学コード42を貼付したので、例えば可視光通信タグ41の光通信機能が何らか理由で損なわれたり、或いは電源4が消耗してしまった場合でも、コードリーダによってメモリ6に記憶されている情報と同じものを読み取ることができる。また、凸レンズ43を配置することで、可視光通信タグ41の外形サイズを小型にすることができる。
【0046】
(第5実施例)
図13は本発明の第5実施例を示すものである。第5実施例は、本発明を、宝石や貴金属等の宝飾品や高級腕時計などを展示して販売するための展示台に適用した場合を示す。矩形板状の展示台51には、例えば複数の宝石(物品)52が載置されており、各宝石52には、例えば第1実施例の可視光通信タグ2が添付されている。この場合、可視光通信タグ2は、それ自体を各宝石52の近傍に配置しても良い。また、通常各宝石52には、商品名や販売価格等が記載されている紙製のタグが、紐で結び付けられているか又は宝石52の近傍に配置されている。したがって、その紙製のタグに可視光通信タグ2を貼付しても良い(但し、LED8が上方を向くように配置する必要がある)。
【0047】
そして、展示台51は、透明なガラス製やアクリル製の展示ケース53により覆われるが、その展示ケース53の天板部53aに対し、その内側に可視光通信機器3を配置する。斯様に構成すれば、展示台51上における各宝石52の位置管理を、可視光通信機器3により行うことができ、表示器15(図13では図示せず)の表示を参照することで、盗難等の発生に対する監視を行うことも可能となる。
【0048】
(第6実施例)
図14は本発明の第6実施例を示すものである。第6実施例は、本発明を、複数の荷物が棚板を有する倉庫などに配置される場合に適用する。倉庫61は、床62と、棚板(中天井)63とに複数の荷物1a〜1dを配置するようになっており、各荷物1a〜1dの上面には、可視光通信タグ2a〜2dがそれぞれ貼付されている。荷物1a,1bは床62に配置され、荷物1c,1dは棚板63に配置されている。
【0049】
棚板63の裏側と、天井64とには、可視光通信機器3D,3Uがそれぞれ配置されており、可視光通信機器3Dは荷物1a,1bの位置を把握し、可視光通信機器3Uは荷物1c,1dの位置を把握する。この場合、床62上の荷物1a,1bの位置管理と、棚板63上の荷物1c,1dの位置管理とは、可視光通信機器3D,3Uにより個別に行っても良いが、例えば可視光通信機器3D,3Uが共通のホストに対してそれぞれの画像データを送信することで、ホスト側でそれぞれの管理状況を表示して一括管理するようにしても良い。
【0050】
(第7実施例)
図15及び図16は本発明の第7実施例を示すものであり、第5実施例と異なる部分について説明する。第7実施例は、第5実施例を変形したものである。図16に示すように、第7実施例の可視光通信タグ71は、図10に示すタグ31と同様に、電波通信用のアンテナ34を備えているが、電波信号を用いた送受信は行わず、アンテナ34により受信した電波信号から動作用電力を生成するためのエネルギー変換器(電源生成手段)72を備えている。
【0051】
すなわち、エネルギー変換器72は、パッシブタイプのRFIDタグが受信したキャリアより動作用電力を生成する機構と同じものであり、アンテナ3より受信した電波信号を整流・平滑化して、CPU5やその他の電気的構成要素に電力を供給する。つまり、エネルギー変換器72は、電源4の替わりに用意されている。尚、図16(a),(b)は、図10(a),(b)に対応している。
【0052】
そして、図15に示すように、第7実施例では、宝石52の近傍に、可視光通信タグ71が配置されている。また、展示台51には、可視光通信タグ71に電波信号を送信するための誘導コイル(送信アンテナ)54が埋設されており、図示しない送信器によって電波信号が常時送信されている。したがって、各可視光通信タグ71は、誘導コイル54を介して送信される電波信号により電力供給を受けるため、電池のような電源4を内蔵せずとも、動作することができる。
【0053】
本発明は、上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形または拡張が可能である。
可視光通信タグや可視光通信機器に、光通信用のLEDを複数備えても良い。その場合、光信号強度を高めて通信距離を延ばすことができる。または、周囲の明るさがより強い場合でも、光通信を確実に行うことができる。
また、可視光通信タグに、電源として、例えば太陽電池のような光発電素子を備えても良い。この場合、例えば物品が配置されている部屋に照明による光が照射されている場合には、光発電素子が発電した電力で動作することができる。そしてこの場合、光発電素子のみを備えて受光可能な期間のみ動作可能としても良いし、キャパシタや2次電池を組み合わせることでそれらを充電させて、受光不能な状態でもある程度動作可能となるように構成しても良い。
【0054】
第6実施例の構成を、2次元的に適用しても良い。すなわち、床面積が広い倉庫に多くの荷物1が配置されている場合、その天井に可視光通信機器3を複数配置する。そして、ホストは、複数の可視光通信機器3のイメージセンサ9より得られる画像を合成し、前記画像内における各荷物1の位置を、対応する識別番号に基づき補正して自身の表示器に表示させるようにすれば、荷物1がより広い範囲に分布している場合でも、それらの2次元的な位置を1枚の画像で表示することができる。
【0055】
また、例えば倉庫内において、可視光通信機器3を天井に配置すると共に、もう1つの可視光通信機器3を側壁に配置することで、倉庫内に配置されている荷物1の位置を3次元的に把握するようにシステムを構成しても良い。その場合、1つの荷物1に対して可視光通信タグ2を貼付する条件をどのように設定するかにより、側壁に配置する可視光通信機器3の数は1〜4に異なる。
そして、例えば各可視光通信機器3に接続されている表示器15を並置することで荷物の位置管理を行っても良い。その場合、各表示を対照することで各識別番号に対応する荷物1の3次元的な位置を把握できる。また、例えば第6実施例のように共通のホストに画像データを送信し、ホストがそれらの画像データを合成して、1つの3次元画像を表示させるようにしても良い。その場合、荷物1の3次元的な位置を一括で把握できる。
【0056】
受光レンズ12は、必要に応じて配置すれば良い。
第4実施例における光学コードはQRコード以外の2次元コードでも良く、記憶させる情報量によってはバーコードでも良い。
第4実施例における光学コード42に記録されている情報を読み取るコードリーダの機能を、可視光通信機器3に持たせても良い。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の第1実施例であり、荷物位置把握システムの全体構成を示す図
【図2】可視光通信タグの内部構成を示す機能ブロック図
【図3】可視光通信機器も併せて、可視光通信の原理を概略的に説明する図
【図4】複数の可視光通信タグ送信した光信号を、可視光通信機器が受信する状態をより具体的なイメージで示す図
【図5】表示器により表示される画像例を示す図
【図6】可視光通信タグ,可視光通信機器間で行われる処理内容を示すフローチャート
【図7】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図8】図4相当図(その1)
【図9】図4相当図(その2)
【図10】本発明の第3実施例を示す図2相当図
【図11】図1相当図
【図12】本発明の第4実施例であり、(a)は可視光通信タグの外観を示す正面図、(b)は縦断側面図
【図13】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【図14】本発明の第6実施例を示す図1相当図
【図15】本発明の第7実施例を示す図13相当図
【図16】図10相当図
【符号の説明】
【0058】
図面中、1は荷物(物品)、2は可視光通信タグ、3は可視光通信機器、4電源、6はメモリ(記憶手段)、8はLED(光通信手段,光電素子)、9は2次元イメージセンサ、12は受光レンズ(凸レンズ)、15は表示器(表示手段)、21は可視光通信タグ、22は光電素子、31は可視光通信タグ、32は送信器(電波通信手段)、33は受信器(電波通信手段)、34はアンテナ(電波通信手段)、35はタグリーダ(電波通信器)、36は制御器(情報書き込み手段)、37は識別番号解決部(情報紐付け手段)、38は画像処理部(画像処理手段)、39はメモリ(記憶手段)、40はディスプレイ(表示手段)、41は可視光通信タグ、42は光学コード(光学的情報記録媒体)、52は宝石(物品)、54は誘導コイル(送信アンテナ)、71は可視光通信タグ、72はエネルギー変換器(電源生成手段)を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可視光通信機器が、物品に貼付された可視光通信タグより送信される光信号を受信して前記物品の位置を2次元的に把握する物品位置管理システムにおいて、
前記可視光通信タグは、電源と、前記光信号を送受信する光通信手段と、固有の識別番号及び物品の属性データが記憶される記憶手段とを備え、前記光通信手段により、前記光信号を変調することで前記識別番号と前記属性データとを送信し、
前記可視光通信機器は、
前記光信号を送信する機能と、前記光信号を受信する2次元イメージセンサとを有する光通信手段と、
前記イメージセンサにより受信された信号情報に基づいて、前記可視光通信タグの位置を、前記イメージセンサが捉えた画像に重畳して表示手段に表示するための画像データを生成する画像処理手段と、
前記イメージセンサにより受信された信号より、前記可視光通信タグが送信した被変調信号を復調する復調手段と、
前記画像データにおける各可視光通信タグの位置に、前記復調手段により復調された信号に基づき対応する識別番号を付して前記表示手段に表示させる制御手段とを備えたことを特徴とする物品位置管理システム。
【請求項2】
前記可視光通信タグは、前記可視光通信機器より送信される識別番号返信コマンドを受信した場合に、前記識別番号を送信することを特徴とする請求項1記載の物品位置管理システム。
【請求項3】
前記可視光通信機器は、前記イメージセンサの前面に凸レンズが配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の物品位置管理システム。
【請求項4】
前記可視光通信タグは、前記光通信手段として、全方位に対して光信号を放出可能であると共に、全方位からの光信号を受信可能な光電素子で構成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の物品位置管理システム。
【請求項5】
前記可視光通信タグは、前記光電素子を複数備えることを特徴とする請求項4記載の物品位置管理システム。
【請求項6】
前記可視光通信機器は、前記光通信手段として、全方位に対して光信号を放出可能な光電素子を備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の物品位置管理システム。
【請求項7】
前記可視光通信機器は、前記光電素子を複数備えることを特徴とする請求項6記載の物品位置管理システム。
【請求項8】
前記可視光通信タグは、前記電源として、電池を備えることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の物品位置管理システム。
【請求項9】
前記可視光通信タグは、前記電源として、光発電素子を備えることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の物品位置管理システム。
【請求項10】
前記可視光通信タグは、アンテナと、このアンテナを介して受信した電波信号により電源を生成する電源生成手段を備え、
前記アンテナは、前記物品の下方に配置されている送信アンテナより送信された電波信号を受信することを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の物品位置管理システム。
【請求項11】
前記可視光通信タグは、表面に、光学的情報記録媒体が貼付されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の物品位置管理システム。
【請求項12】
前記可視光通信機器は、光学的情報記録媒体に記録されている情報を光学的に読み取る読取り手段を備えることを特徴とする請求項11記載の物品位置管理システム。
【請求項13】
前記可視光通信機器が複数設置される場合、前記複数の可視光通信機器と通信を行うホストを備え、
前記ホストは、各通信機器のイメージセンサより得られる画像を合成し、前記画像内における各物品の位置を、対応する識別番号に基づき補正して自身の表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載の物品位置管理システム。
【請求項14】
可視光通信機器が、物品に貼付された可視光通信タグより送信される光信号を受信して前記物品の位置を3次元的に把握する物品位置管理システムにおいて、
前記可視光通信タグは、電源と、前記光信号を送受信する光通信手段と、固有の識別番号及び物品の属性データが記憶される記憶手段とを備え、前記光通信手段により、前記光信号を変調することで前記識別番号と前記属性データとを送信し、
前記可視光通信機器は、
前記可視光通信タグからの光信号を3次元的な位置関係で捕捉するため少なくとも2つ配置されており、
前記光信号を送信する機能と、前記光信号を受信する2次元イメージセンサとを有する光通信手段と、
前記イメージセンサにより受信された信号情報に基づいて、前記可視光通信タグの3次元的な位置を、前記イメージセンサが捉えた画像に重畳して表示手段に表示するための画像データを生成する画像処理手段と、
前記イメージセンサにより受信された信号より、前記可視光通信タグが送信した被変調信号を復調する復調手段と、
前記画像データにおける各可視光通信タグの位置に、前記復調手段により復調された信号に基づき対応する識別番号を付して前記表示手段に表示させる制御手段とを備えたことを特徴とする物品位置管理システム。
【請求項15】
前記複数の可視光通信機器と通信を行うホストを備え、
前記ホストは、各通信機器のイメージセンサより得られる画像を合成し、前記画像内における各物品の位置を、対応する識別番号に基づき補正して自身の表示手段に3次元的に表示させることを特徴とする請求項14記載の物品位置管理システム。
【請求項16】
前記可視光通信タグは、電波信号を用いて通信を行う電波通信手段を備え、前記識別番号及び属性データを前記電波通信手段を用いても送信し、
前記電波通信手段と通信を行う電波通信器,並びに前記可視光通信機器と通信可能に構成される制御器を備え、
前記制御器は、
物品の入荷時において前記可視光通信タグより前記電波通信手段を用いて送信された前記識別番号及び属性データと、前記光通信手段を用いて送信された前記識別番号とを紐付けする情報紐付け手段と、
前記識別番号を前記電波通信器が受信した日時と場所,及び前記識別番号を前記可視光通信機器が光通信手段を介して受信した日時と場所の少なくとも一部を、記憶手段に書き込んで記憶させる情報書き込み手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至15の何れかに記載の物品位置管理システム。
【請求項17】
前記可視光通信タグは、前記可視光通信機器より送信される切替えコマンドにより、前記光通信手段と前記電波通信手段との何れを用いて通信を行うかを、切替える切替え手段を備えることを特徴とする請求項16記載の物品位置管理システム。
【請求項18】
前記可視光通信タグは、前記電源を、前記光通信手段側の構成と前記電波通信手段側の構成との何れに対しても供給することを特徴とする請求項16又は17記載の物品位置管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2009−139317(P2009−139317A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−318393(P2007−318393)
【出願日】平成19年12月10日(2007.12.10)
【出願人】(501428545)株式会社デンソーウェーブ (1,155)
【Fターム(参考)】