説明

画像形成装置

【課題】被転写材の厚さが所定の厚さであるか判断可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、転写部50よりも被転写材の搬送方向の上流側に配置されるレジストローラ301と、レジストローラ301よりも被転写材の搬送方向の上流側に配置され、レジストローラ301と共に被転写材に撓みを形成する中間ローラ302と、レジストローラ301と中間ローラ302との間に配置され、搬送される被転写材を検知する検知部303と、レジストローラ301と中間ローラ302とにより形成される被転写材の撓みの量を測定する撓み量測定部304と、検知部303によって被転写材が検知されてから所定の時間を経過するまで中間ローラ302を回転させることによりレジストローラ301と中間ローラ302との間において形成される被転写材の撓みの量に基づいて、被転写材の厚さが所定の厚さであるのかを判断する厚み判断部91とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙等の被転写材に画像を形成する画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置には、用紙の種類に応じて、画像形成装置内部の種々の設定を変えるものがある。例えば、画像形成装置は、用紙の厚さに応じて、用紙の搬送速度、トナー画像を用紙に転写するときの転写条件、用紙に転写されたトナー画像を用紙に定着させるときの定着条件等を変更する。また、特許文献1に記載された画像形成装置は、用紙が上質紙か再生紙かの違いに応じて、レジストローラのニップ部に用紙が突き当てられることにより形成されるループの量を変更する。上述した各画像形成装置では、画像形成装置に対する用紙の種類の設定がユーザによって行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平4−64553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、画像形成装置では、用紙の種類(特に、用紙の厚さ)の設定がユーザによって行われる場合には、ユーザによって設定された用紙の厚さと、実際に画像形成が行われる用紙の厚さとが異なる場合がある。例えば、ユーザが用紙の厚さを間違って設定した場合である。このような場合、画像形成装置は、ユーザによって設定された用紙の厚さに基づいて用紙の搬送速度や転写条件や定着条件等を設定するため、転写不良や定着不良等の画像不良が発生する可能性がある。
【0005】
本発明は、被転写材の厚さが所定の厚さであるか判断可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トナー画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部において形成されたトナー画像を被転写材に転写させる転写部と、被転写材を加熱及び加圧することにより、被転写材に転写されたトナー画像を定着させる定着部と、前記転写部よりも被転写材の搬送方向の上流側に配置されるレジストローラと、前記レジストローラよりも被転写材の搬送方向の上流側に配置され、レジストローラと共に被転写材に撓みを形成する中間ローラと、前記レジストローラと前記中間ローラとの間に配置され、搬送される被転写材を検知する検知部と、前記レジストローラと前記中間ローラとにより形成される被転写材の撓みの量を測定する撓み量測定部と、前記検知部によって被転写材が検知されてから所定の時間を経過するまで前記中間ローラを回転させることにより前記レジストローラと前記中間ローラとの間において形成される被転写材の撓みの量に基づいて、被転写材の厚さが所定の厚さであるのかを判断する厚み判断部と、を備える画像形成装置に関する。
【0007】
また、前記画像形成装置は、前記厚み判断部によって被転写材の厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、前記定着部における被転写材を加熱する温度を変更する定着制御部をさらに備えることが好ましい。
【0008】
また、前記画像形成装置は、前記厚み判断部によって被転写材の厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、搬送される被転写材の搬送速度及び搬送される複数の被転写材の間隔のうち少なくとも一方を変更する搬送制御部をさらに備えることが好ましい。
【0009】
また、前記画像形成装置は、前記厚み判断部によって被転写材の厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、前記転写部において被転写材に加える圧力を変更する転写制御部をさらに備えることが好ましい。
【0010】
また、前記画像形成装置は、前記厚み判断部によって被転写材の厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、被転写材にトナー画像を転写させずに、被転写材が前記転写部を通過するよう前記転写部を制御する転写制御部をさらに備えることが好ましい。
【0011】
また、前記画像形成装置は、所定の報知を行う報知部と、前記厚み判断部によって被転写材の厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、所定の報知を行うよう前記報知部を制御する報知制御部と、をさらに備えることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、画像形成装置は、被転写材の厚さが所定の厚さであるか判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】画像形成装置の一実施形態に係るコピー機の全体構成を説明するための図である。
【図2】コピー機の機能構成を示すブロック図である。
【図3】レジストローラと、中間ローラと、撓み量測定部とが配置された箇所の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明の画像形成装置の一実施形態に係るコピー機について説明する。まず、コピー機1の全体構成について説明する。図1は、画像形成装置の一実施形態に係るコピー機1の全体構成を説明するための図である。
【0015】
コピー機1は、原稿搬送部10と、原稿読取部20と、用紙搬送部30と、画像形成部40と、転写部50と、定着部60とを備える。
原稿搬送部10は、ADF(Auto Document Feeder)であり、原稿載置部11と、第1送りローラ12と、ガイド13と、タイミングローラ対14と、原稿排出部15とを備える。第1送りローラ12は、原稿載置部11に載置された原稿Gを1枚ずつ順にタイミングローラ対14に供給する。タイミングローラ対14は、原稿読取部20が原稿Gを読み取るタイミングと、原稿Gが原稿読取部20によって読み取られる位置(ガイド13が配置されている位置)に原稿Gを供給するタイミングとを合わせるために、原稿Gの搬送又は原稿Gの搬送停止を行う。ガイド13は、搬送された原稿Gを後述する第1読取面21aに導く。原稿排出部15は、原稿読取部20によって読み取られた(ガイド13を通過した)原稿Gをコピー機本体2の外部に排出する。
原稿排出部15におけるコピー機本体2の外側には、原稿集積部16が形成される。原稿集積部16には、原稿排出部15から排出された原稿Gが積層して集積される。
【0016】
原稿読取部20は、第1読取面21aと、第2読取面22aとを備える。第1読取面21aは、ガイド13に対向して配置された第1コンタクトガラス21の上面に沿って形成され、原稿Gを読み取る面となる。第2読取面22aは、第1読取面21aに隣接して(図1に示す場合では、第1読取面21aの右側の大部分に亘って)配置される。第2読取面22aは、原稿搬送部10を用いずに原稿Gを読み取る場合に用いられる。第2読取面22aは、原稿Gが載置される第2コンタクトガラス22の上面に沿って形成され、原稿Gを読み取る面となる。
【0017】
また、原稿読取部20は、照明部23と、第1ミラー24と、第2ミラー25と、第3ミラー26と、結像レンズ27と、撮像部28とをコピー機本体2の内部に備える。照明部23と第1ミラー24とは、それぞれ副走査方向Xに移動する。第2ミラー25と第3ミラー26とは、図1において照明部23及び第1ミラー24の左側に配置される。さらに、第2ミラー25及び第3ミラー26は、第1ミラー24と、第2ミラー25と、第3ミラー26と、結像レンズ27とを介した第1読取面21a又は第2読取面22aから撮像部28までの距離(光路長)を一定に保ちつつ、それぞれ副走査方向Xに移動する。
【0018】
照明部23は、原稿Gに光を照射する光源である。第1ミラー24、第2ミラー25及び第3ミラー26は、光路長を一定に保ちつつ、原稿Gによって反射された光を結像レンズ27に導くためのミラーである。結像レンズ27は、第3ミラー26から入射した光を撮像部28に結像させる。撮像部28は、主走査方向(副走査方向Xに直交する方向)に沿って並べられた複数の撮像素子を備える。撮像素子は、入射された光を電気信号に変換することにより、結像された光像に基づいて画像データを得るための素子であり、例えば、電荷結合素子(CCD)等である。
【0019】
用紙搬送部30は、第2送りローラ31と、第3送りローラ32と、用紙排出部34とを備える。また、用紙Tを搬送する搬送路Lは、第2送りローラ31から後述する中間ローラ302までの第1搬送路L1と、第3送りローラ32から後述する中間ローラ302までの第2搬送路L2と、中間ローラ302から用紙排出部34までの第3搬送路L3とを備える。
第2送りローラ31は、給紙カセット36に収容される用紙T(被転写材)を第1搬送路L1に供給する。第3送りローラ32は、手差しトレイ37に載置される用紙T(被転写材)を第2搬送路L2に供給する。用紙排出部34は、トナー画像が定着された用紙Tをコピー機本体2の外部に排出する。用紙排出部34におけるコピー機本体2の外側には、排紙集積部35が形成される。排紙集積部35には、用紙排出部34から排出された用紙Tが積層して集積される。
【0020】
画像形成部40は、トナー画像を形成するために、感光体ドラム41と、帯電部42と、レーザスキャナユニット43と、現像器44と、クリーニング部45と、トナーカートリッジ46と、1次転写ローラ47と、中間転写ベルト48と、対向ローラ49とを備える。
感光体ドラム41(41a,41b,41c,41d)は、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローそれぞれのトナー画像を形成するために、感光体又は像担持体として機能する。各感光体ドラム41a,41b,41c,41dの周囲には、感光体ドラム41の回転方向に沿って上流側から下流側へ順に、帯電部42と、レーザスキャナユニット43と、現像器44と、クリーニング部45とが配置される。帯電部42は、感光体ドラム41の表面を帯電させる。レーザスキャナユニット43は、感光体ドラム41の表面から離れて配置され、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに関する画像データに基づいて感光体ドラム41の表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム41の表面には、露光された部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。現像器44は、感光体ドラム41の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する。クリーニング部45は、除電器(図示せず)によって感光体ドラム41の表面が除電された後のその表面に残るトナー等を除去する。
トナーカートリッジ46は、現像器44に供給される各色のトナーを収容する。トナーカートリッジ46と現像器44とは、トナー供給路(図示せず)により接続されている。
【0021】
1次転写ローラ47(47a,47b,47c,47d)は、中間転写ベルト48における各感光体ドラム41a,41b,41c,41dとは反対側にそれぞれ配置される。中間転写ベルト48は、画像形成部40及び転写部50を通過するベルトである。中間転写ベルト48の一部分は、各感光体ドラム41a,41b,41c,41dと各1次転写ローラ47a,47b,47c,47dとの間に挟み込まれ、各感光体ドラム41a,41b,41c,41dの表面に形成されたトナー画像が1次転写される。対向ローラ49は、環状形状の中間転写ベルト48の内側に配置され、中間転写ベルト48を図1に示す矢印A方向に進行させるための駆動ローラである。
【0022】
転写部50は、2次転写ローラ51を備える。2次転写ローラ51は、中間転写ベルト48における対向ローラ49とは反対側に配置され、中間転写ベルト48の一部分を対向ローラ49との間に挟みこむ。さらに、2次転写ローラ51は、中間転写ベルト48に1次転写されたトナー画像を用紙Tに2次転写させる。したがって、転写部50は、画像形成部40において形成されたトナー画像を用紙Tに転写させる。
【0023】
定着部60は、加熱回転体61と、加圧回転体62とを備える。加熱回転体61と加圧回転体62とは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込んで、トナーを溶融及び加圧し、そのトナーを用紙Tに定着させる。すなわち、定着部60は、用紙Tを加熱及び加圧することにより、用紙Tに転写されたトナー画像を定着させる。
【0024】
次に、コピー機1の機能構成について説明する。図2は、コピー機1の機能構成を示すブロック図である。
コピー機1は、上述した構成要素(原稿搬送部10、原稿読取部20、用紙搬送部30、画像形成部40、転写部50及び定着部60)を備える。なお、図1を用いて説明した構成要素については、その説明を省略する。さらに、コピー機1は、上述した機能構成に加えて、操作部70と、記憶部80と、制御部90とを備える。
【0025】
操作部70は、タッチパネル71、テンキー(図示せず)及びスタートキー(図示せず)等を備える。タッチパネル71は、種々の機能(一例として、印刷倍率の設定機能や、複数のページを1枚の用紙Tに割り付ける機能(2in1等))が割り当てられた複数のキー等を表示する。タッチパネル71に表示されたキーは、種々の機能のうちのいずれかをコピー機1に実行させるために操作(タッチ)される。スタートキーは、印刷を実行させるために操作される。また、タッチパネル71は、所定の画像を表示することにより所定の報知を行う。したがって、タッチパネル71は、報知部としての機能をも有する。テンキーは、印刷部数等の数字を入力するために操作される。
【0026】
記憶部80は、ハードディスク又は半導体メモリ等から構成される。記憶部80は、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに基づく画像データを記憶する。また、記憶部80は、コピー機1において利用される制御プログラム、及びこの制御プログラムによって利用されるデータ等を記憶する。
【0027】
制御部90は、原稿搬送部10と、原稿読取部20と、操作部70を構成する上述したタッチパネルとを制御する。
原稿載置部11に載置された原稿Gをコピーする場合を示して、制御部90の機能(動作)の一例を説明する。まず、制御部90は、操作部70を構成する上記のスタートキーが操作されたことを示す信号が供給されることにより、スタートキーが操作されたことを検知する。次に、制御部90は、原稿搬送部10の第1送りローラ12を駆動させて原稿Gを第1読取面21aに供給する。制御部90は、原稿読取部20により第1読取面21aに供給された原稿Gに基づく画像データを生成させ、その画像データを記憶部80に一時記憶する。制御部90は、記憶部80に一時記憶された画像データに基づいて用紙Tにトナー画像を形成するために、用紙搬送部30と、画像形成部40と、転写部50と、定着部60とをそれぞれ制御する。すなわち、制御部90は、第2送りローラ31又は第3送りローラ32を駆動させて、用紙Tを転写部50に搬送させる。また、制御部90は、画像データに基づいて色毎に生成された色画像データをそれぞれレーザスキャナユニット43に供給し、レーザスキャナユニット43から照射されるレーザ光により感光体ドラム41に静電潜像を形成させる。制御部90は、現像器44により感光体ドラム41にトナー画像を形成させ、このトナー画像を中間転写ベルト48に1次転写させる。制御部90は、中間転写ベルト48に1次転写されたトナー画像を2次転写ローラ51によって用紙Tに2次転写させる。制御部90は、加熱回転体61が所定の温度に加熱されるよう制御して、その加熱回転体61により用紙Tに2次転写されたトナー画像のトナーを溶融させると共に、加熱回転体61に圧接される加圧回転体62よりトナーを用紙Tに定着させる。さらに、制御部90は、トナー画像が定着された用紙Tを用紙搬送部30により用紙排出部34から排出させる。
【0028】
以下、図面を参照して、本実施形態に係るコピー機1の特徴部分について説明する。
コピー機1は、レジストローラ301と、中間ローラ302と、検知部303と、撓み量測定部304と、厚み判断部91と、定着制御部92と、搬送制御部93と、転写制御部94と、報知制御部95とをさらに備える。厚み判断部91と、定着制御部92と、搬送制御部93と、転写制御部94と、報知制御部95とは、制御部90に備えられる。
【0029】
レジストローラ301は、転写部50よりも用紙Tの搬送方向の上流側に配置される。レジストローラ301は、転写部50にトナー画像が形成されるタイミングと、転写部50に用紙Tを供給するタイミングとを合わせるために、用紙Tの搬送又は用紙Tの搬送停止を行う。また、レジストローラ301は、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正を行う。レジストローラ301は、不図示の駆動部によって駆動される駆動ローラである。
【0030】
中間ローラ302は、レジストローラ301よりも用紙Tの搬送方向の上流側に配置され、レジストローラ301と共に用紙Tに撓みを形成する。中間ローラ302は、不図示の駆動部によって駆動される駆動ローラである。
【0031】
検知部303は、レジストローラ301と中間ローラ302との間に配置され、搬送路Lを搬送される用紙Tを検知する。検知部303は、例えば、発光素子と、この発光素子から出射され、その後に搬送路L又は用紙Tによって反射された光を受光する受光素子とを備える光学式センサである。光学式センサ(検知部303)は、搬送路Lによって反射された光と、光学式センサを通過する用紙Tによって反射された光との強度等の違いを利用して、用紙Tを検知するセンサである。
【0032】
撓み量測定部304は、レジストローラ301と中間ローラ302とにより形成される用紙Tの撓みの量を測定する。撓み量測定部304は、搬送路Lを搬送されている用紙Tに接触する接触部を備えた接触式センサ、及び用紙Tに接触しない非接触式センサのうちのいずれであってもよいが、好ましくは接触式センサであればよい。
【0033】
接触式センサ(撓み量測定部304)は、例えば、図3に示す構成になっている。図3は、レジストローラ301と、中間ローラ302と、撓み量測定部304とが配置された箇所の拡大図である。
図3に示す接触式センサ(撓み量測定部304)は、搬送路Lにおけるレジストローラ301と中間ローラ302との間において用紙Tが撓む方向に配置される。撓み量測定部304は、接触部としての接触アーム304aと、測定アーム304bと、支点部304cと、光学式センサ304dとを備える。
【0034】
接触アーム304aは、第3搬送路L3の内部に一部が配置されることにより、第3搬送路L3を搬送される用紙Tに接触可能とされる。測定アーム304bは、例えば、対向して配置される光学式センサ304dによって移動量が測定される。支点部304cは、コピー機本体2に結合されると共に、接触アーム304a及び測定アーム304bのそれぞれの一端が接続される。支点部304cは、接触アーム304aを図3に示す矢印A1、A2方向に移動させることが可能であると共に、測定アーム304bを図3に示す矢印B1、B2方向に移動させることが可能である。すなわち、撓み量測定部304は、支点部304cを支点として、接触アーム304aが矢印A1方向に移動する場合に、測定アーム304bが矢印B1方向に移動する。一方、撓み量測定部304は、支点部304cを支点として、接触アーム304aが矢印A2に移動する場合に、測定アーム304bが矢印B2方向に移動する。撓み量測定部304は、光学式センサ304dの測定結果に基づいて用紙Tの撓み量を得る。
【0035】
次に、図3を参照して、撓み量測定部304の動作について説明する。
まず、レジストローラ301の回転が停止している場合に、中間ローラ302によって用紙Tが搬送路Lの下流側に送られることにより、用紙Tの先端がレジストローラ301に接触したときには、用紙Tにおけるレジストローラ301と中間ローラ302との間の部分は、図3のP1のように、直線状になる。用紙TがP1に示すようになる場合、撓み量測定部304は、支点部304cを支点として、二点差線で示すように、接触アーム304aが矢印A2方向に移動して用紙Tに接触すると共に、測定アーム304bが矢印B2方向に移動する。この場合、光学式センサ304dにより測定アーム304bまでの距離が測定されることに基づいて、撓み量測定部304により測定される用紙Tの撓み量は、0となる。
【0036】
次に、用紙Tの先端がレジストローラ301に接触した状態から、レジストローラ301の回転が停止する一方、中間ローラ302が回転した場合、用紙Tにおけるレジストローラ301と中間ローラ302との間の部分には、図3のP2のように撓みが生じる。用紙TがP2に示すようになる場合、撓み量測定部304は、支点部304cを支点として、実線で示すように、接触アーム304aが矢印A1方向に移動すると共に、測定アーム304bが矢印B1方向に移動する。
【0037】
次に、図3における用紙TがP2となる場合から、レジストローラ301の回転が停止する一方、中間ローラ302が回転した場合、用紙Tにおけるレジストローラ301と中間ローラ302との間の部分には、図3のP3のようにさらに撓みが生じる。用紙TがP3に示すようになる場合、撓み量測定部304は、二点差線で示すように、接触アーム304aが矢印A1方向に移動すると共に、測定アーム304bが矢印B1方向に移動する。
【0038】
このように撓み量測定部304は、支点部304cを支点として接触アーム304a及び測定アーム304bが移動して、光学式センサ304dにより測定アーム304bまでの距離が測定されることに基づいて、用紙Tの撓み量を測定する。
【0039】
また、不図示の非接触式センサ(撓み量測定部)は、例えば、用紙Tに向けて光を出射する発光素子と、用紙Tによって反射された光を受光する2つの受光素子(第1受光素子及び第2受光素子)とを備える。撓み量測定部は、第1受光素子によって受光された受光量と、第2受光素子によって受光された受光量との比に基づいて用紙Tが撓む部分の傾斜角度を検出し、検出された傾斜角度に基づいて用紙Tの撓み量を得る。
【0040】
厚み判断部91は、検知部303によって用紙Tが検知されてから所定の時間を経過するまで中間ローラ302を回転させることによりレジストローラ301と中間ローラ302との間において形成される用紙Tの撓みの量に基づいて、用紙Tの厚さが所定の厚さであるのかを判断する。
【0041】
所定の厚さとは、ユーザによって設定された用紙Tの厚さのことである。また、検知部303によって用紙Tが検知されてから所定の時間を経過するまで中間ローラ302を回転させた場合に、用紙Tにおけるレジストローラ301と中間ローラ302との間の部分に形成される撓みの量は、用紙Tの厚さに応じて変化する。そして、ユーザによって用紙Tの厚さが設定されている場合おいて、検知部303によって用紙Tが検知されてから所定の時間を経過するまで中間ローラ302を回転させたときに、設定された厚さ(所定の厚さ)の用紙Tにおけるレジストローラ301と中間ローラ302との間の部分に形成される撓みの量は、予め測定されている。一方、用紙Tにおけるレジストローラ301と中間ローラ302との間の部分に撓みが形成された場合、撓み量は、撓み量測定部304によって測定される。
【0042】
厚み判断部91は、撓み量測定部304によって測定された撓み量が予め測定された撓み量よりも少ない場合には、撓みが形成された用紙Tの厚さが予め測定された撓み量に対応する用紙Tの厚さ(所定の厚さ)よりも厚いと判断する。すなわち、用紙Tが厚くなるにしたがって、用紙Tが撓み難くなるため、厚み判断部91は、ユーザによって所定の厚さが設定された用紙Tの撓み量よりも撓み量測定部304によって測定された用紙Tの撓み量が少ない場合には、所定の厚さよりも厚いと判断する。
また、厚み判断部91は、撓み量測定部304によって測定された撓み量が予め測定された撓み量と同じ又は同程度の場合には、撓みが形成された用紙Tの厚さが用紙Tの所定の厚さと同じであると判断する。
また、厚み判断部91は、撓み量測定部304によって測定された撓み量が予め測定された撓み量よりも多い場合には、撓みが形成された用紙Tの厚さが用紙Tの所定の厚さよりも薄いと判断する。
【0043】
定着制御部92は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、定着部60における用紙Tを加熱する温度を変更する。すなわち、定着制御部92は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さよりも厚いと判断された場合には、加熱回転体61を構成するヒータ(図示せず)の温度を上昇させるよう制御して、所定の厚さの用紙Tにトナー画像を定着させる場合に比べて加熱回転体61の温度を上昇させる。これにより、コピー機1は、用紙Tに転写されたトナー画像を定着させる温度が上昇するため、所定の厚さよりも厚い用紙Tが定着部60に搬送された場合でも、トナー画像を用紙Tに確実に定着させることが可能になる。
【0044】
また、定着制御部92は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さよりも薄いと判断された場合には、加熱回転体61を構成するヒータ(図示せず)の温度を下降させるよう制御して、所定の厚さの用紙Tにトナー画像を定着させる場合に比べて加熱回転体61の温度を下降させる。なお、定着制御部92は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さよりも薄いと判断された場合には、加熱回転体61を構成するヒータ(図示せず)の温度を維持するよう制御して、加熱回転体61の温度を維持させてもよい。
【0045】
また、定着制御部92は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さと同じ又は同程度と判断された場合には、加熱回転体61を構成するヒータ(図示せず)の温度を維持するよう制御して、加熱回転体61の温度を維持する。
【0046】
搬送制御部93は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、搬送路Lを搬送される用紙Tの搬送速度及び搬送路Lを搬送される複数の用紙Tの間隔のうち少なくとも一方を変更する。
【0047】
すなわち、搬送制御部93は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さよりも厚いと判断された場合には、所定の厚さの用紙Tを搬送する場合に比べて搬送路Lを搬送される用紙Tの搬送速度が遅くなるよう用紙搬送部30を制御する、及び/又は、所定の厚さの用紙Tを搬送する場合に比べて搬送路Lを搬送される用紙Tの間隔(紙間)が広がるよう用紙搬送部30を制御する。ここで、用紙Tの搬送速度を遅くする場合には、搬送制御部93は、搬送路Lに配置される駆動ローラ(例えば、第2送りローラ31や第3送りローラ32等)の回転速度が遅くなるよう制御する。また、用紙Tの紙間を広げる場合には、搬送制御部93は、第2送りローラ31又は第3送りローラ32によって搬送路Lに用紙Tを搬入させる間隔を広げるよう制御する(用紙Tが搬送路Lに搬入された後、次の用紙Tを搬送路Lに搬入するタイミングを遅くする)。
【0048】
厚い用紙を定着部に搬入させた場合には、定着部における定着のための熱量が用紙の通過によって低下する(用紙の通過によって定着部の温度が低下する)。そして、定着部に用紙が通紙されることにより定着部における定着の熱量が下がり、その後、定着の熱量が回復しないうちにさらに定着部に用紙が通紙された場合には、定着不良が発生する。本実施形態のコピー機1では、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さよりも厚いと判断された場合には、用紙Tの搬送速度を遅くすること及び紙間を広げることのうち少なくとも一方を行うので、定着部60に用紙Tが通紙された後、次の用紙Tが定着部60に通紙されるまでの間に、定着部60における定着の熱量を回復させることが可能になる。
【0049】
また、搬送制御部93は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さよりも薄いと判断された場合には、用紙の搬送速度を速める又は紙間を狭めるよう制御する。さらに、搬送制御部93は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さよりも薄いと判断された場合には、用紙Tの搬送速度及び紙間を維持するよう制御してもよい。
【0050】
また、搬送制御部93は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さと同じ又は同程度と判断された場合には、用紙Tの搬送速度及び紙間を維持するよう制御する。
【0051】
転写制御部94は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、用紙Tにトナー画像を転写させずに、用紙Tが転写部50を通過するよう転写部50を制御する。すなわち、転写制御部94は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さよりも厚いと判断された場合、又は用紙Tの厚さが所定の厚さよりも薄いと判断された場合には、2次転写ローラ51が中間転写ベルト48から離れるよう2次転写ローラ51の位置を制御する。厚い用紙を定着部に搬入させた場合には、定着部における定着のための熱量がより低くなり、定着不良が発生する可能性があるため、転写制御部94は、用紙Tにトナー画像を転写させずに、用紙Tが転写部50を通過するよう転写部50を制御する。これより、コピー機1は、定着不良が発生することを防いでいる。
【0052】
なお、転写制御部94は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さよりも薄いと判断された場合には、用紙Tをそのまま通過させることなく、画像形成部40において形成されたトナー画像を用紙Tに転写させるよう転写部50を制御してもよい。
【0053】
また、転写制御部94は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さと同じ又は同程度と判断された場合には、画像形成部40において形成されたトナー画像を用紙Tに転写させるよう転写部50を制御する。
【0054】
また、転写制御部94は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、転写部50において用紙Tに加える圧力を変更する。すなわち、転写制御部94は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さよりも厚いと判断された場合には、所定の厚さの用紙Tに対してトナー画像を転写させる場合に比べて加圧回転体62が加熱回転体61に加える押圧力を上げるよう加圧回転体62を制御する。
【0055】
また、転写制御部94は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さよりも薄いと判断された場合には、所定の厚さの用紙Tに対してトナー画像を転写させる場合に比べて加圧回転体62が加熱回転体61に加える押圧力を下げるよう加圧回転体62を制御する。なお、転写制御部94は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さよりも薄いと判断された場合には、加圧回転体62が加熱回転体61に加える押圧力を維持するよう加圧回転体62を制御してもよい。
【0056】
また、転写制御部94は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さと同じ又は同程度と判断された場合には、加圧回転体62が加熱回転体61に接触する圧力を維持するよう加圧回転体62を制御する。
【0057】
報知制御部95は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、所定の報知を行うよう報知部を制御する。すなわち、報知制御部95は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さよりも厚いと判断された場合には、所定の報知を行うよう報知部を制御する。
また、報知制御部95は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さよりも薄いと判断された場合には、所定の報知を行うよう報知部を制御してもよく、又は所定の報知を行うよう報知部を制御しなくてもよい。
また、報知制御部95は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さと同じ又は同程度と判断された場合には、所定の報知を行うよう報知部を制御しない。
ここで、報知部は、上述したようにタッチパネル71である。したがって、所定の報知とは、例えば、厚み判断部91によって判断された用紙Tの厚さに応じて、用紙Tの厚さが所定の厚さよりも厚いこと、又は用紙Tの厚さが所定の厚さよりも薄いことを示す所定の画像をタッチパネル71に表示させることである。
【0058】
以上説明したように、本実施形態のコピー機1によれば、以下の効果が奏される。
すなわち、本実施形態のコピー機1は、検知部303によって用紙Tが検知されてから所定の時間を経過するまで中間ローラ302を回転させることによりレジストローラ301と中間ローラ302との間において形成される用紙Tの撓みの量に基づいて、用紙Tの厚さが所定の厚さであるのかを判断する。したがって、コピー機1は、ユーザによって設定された用紙Tの厚さとは異なる厚さの用紙Tが搬送されたか否かを判断することができる。
【0059】
また、用紙Tの撓み量は、例えば、超音波を利用することにより測定することもできるが、本実施形態の場合には、接触部(接触アーム304a)を備える接触式センサや光を利用する非接触式センサによって測定している。したがって、本実施形態のコピー機1では、撓み量測定部304を安価な構成にすることができる。
【0060】
また、コピー機1は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さではないと判断された場合(用紙Tの厚さが所定の厚さよりも厚いと判断された場合)に、定着部60において用紙Tを加熱する温度を変更するので、例えば、所定の厚さよりも厚いと判断された用紙Tに形成されたトナー画像を確実に定着させることができ、画像不良が発生することを防ぐことができる。
【0061】
また、コピー機1は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さではないと判断された場合(用紙Tの厚さが所定の厚さよりも厚いと判断された場合)に、搬送路Lを搬送される用紙Tの搬送速度及び搬送路Lを搬送される複数の用紙Tの間隔のうち少なくとも一方を変更するので、例えば、所定の厚さの用紙Tが定着部60に通紙された場合に比べて定着部60における定着の熱量が低下した場合でも、次の用紙Tが定着部60に通紙されるまでに、定着部60における定着の熱量を回復させることができる。したがって、コピー機1は、画像不良が発生することを防ぐことができる。
【0062】
また、コピー機1は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さではないと判断された場合(用紙Tの厚さが所定の厚さよりも厚いと判断された場合)に、用紙Tにトナー画像を転写させずに、用紙Tが転写部50を通過するよう転写部50を制御するので、例えば、定着部60において定着不良が発生することを防ぐことができる。したがって、コピー機1は、画像不良が発生することを防ぐことができる。
【0063】
また、コピー機1は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さではないと判断された場合(用紙Tの厚さが所定の厚さよりも厚いと判断された場合)に、転写部50において用紙Tに加える圧力を変更するので、用紙Tの厚さに応じた圧力に設定することができる。したがって、コピー機1は、画像不良が発生することを防ぐことができる。
【0064】
また、コピー機1は、厚み判断部91によって用紙Tの厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、所定の報知を行うので、ユーザによって設定された用紙Tの厚さとは異なる厚さの用紙Tが搬送されていることをユーザに知らせることができる。
【0065】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、種々の形態で実施することができる。
本実施形態のコピー機1は、カラーコピー機であるが、この形態に限定されることはなく、モノクロコピー機であってもよい。
また、本実施形態のコピー機1は、中間転写ベルト48を介して用紙Tにトナー画像を転写している(間接転写方式)が、この形態に限定されることはなく、感光体ドラムに形成されたトナー画像を直接に用紙Tに転写してもよい(直接転写方式)。
また、本実施形態のコピー機1は、用紙Tの片面を印刷する構成であるが、これに限定されることはなく、用紙の両面を印刷する構成であってもよい。
【0066】
また、本発明の画像形成装置は、上述したコピー機1に限定されることはない。すなわち、本発明の画像形成装置は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能及びスキャナ機能を備える複合機であってもよく、ファクシミリやプリンタであってもよい。
また、本発明の画像形成装置によってトナー画像が定着される被転写材は用紙Tに限定されることはなく、例えば、OHP(オーバヘッドプロジェクタ)シート等のフィルムシートであってもよい。
【符号の説明】
【0067】
1…コピー機(画像形成装置)、40…画像形成部、50…転写部、60…定着部、90…制御部、91…厚み判断部、92…定着制御部、93…搬送制御部、94…転写制御部、95…報知制御部、301…レジストローラ、302…中間ローラ、303…検知部、304…撓み量測定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トナー画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部において形成されたトナー画像を被転写材に転写させる転写部と、
被転写材を加熱及び加圧することにより、被転写材に転写されたトナー画像を定着させる定着部と、
前記転写部よりも被転写材の搬送方向の上流側に配置されるレジストローラと、
前記レジストローラよりも被転写材の搬送方向の上流側に配置され、レジストローラと共に被転写材に撓みを形成する中間ローラと、
前記レジストローラと前記中間ローラとの間に配置され、搬送される被転写材を検知する検知部と、
前記レジストローラと前記中間ローラとにより形成される被転写材の撓みの量を測定する撓み量測定部と、
前記検知部によって被転写材が検知されてから所定の時間を経過するまで前記中間ローラを回転させることにより前記レジストローラと前記中間ローラとの間において形成される被転写材の撓みの量に基づいて、被転写材の厚さが所定の厚さであるのかを判断する厚み判断部と、
を備える画像形成装置。
【請求項2】
前記厚み判断部によって被転写材の厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、前記定着部における被転写材を加熱する温度を変更する定着制御部をさらに備える
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記厚み判断部によって被転写材の厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、搬送される被転写材の搬送速度及び搬送される複数の被転写材の間隔のうち少なくとも一方を変更する搬送制御部をさらに備える
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記厚み判断部によって被転写材の厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、前記転写部において被転写材に加える圧力を変更する転写制御部をさらに備える
請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記厚み判断部によって被転写材の厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、被転写材にトナー画像を転写させずに、被転写材が前記転写部を通過するよう前記転写部を制御する転写制御部をさらに備える
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
所定の報知を行う報知部と、
前記厚み判断部によって被転写材の厚さが所定の厚さではないと判断された場合に、所定の報知を行うよう前記報知部を制御する報知制御部と、
をさらに備える請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−209544(P2011−209544A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−77802(P2010−77802)
【出願日】平成22年3月30日(2010.3.30)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】