説明

画像形成装置

【課題】 クリーニング手段とトナー回収容器を近づけて装置の小型化を図ると共に、トナー回収容器の転写ユニットに対する着脱を容易にし、接続部からトナーが漏れることを抑制することが難しかった。
【解決手段】 トナー回収容器は、装着時にクリーニング手段と係合するものであり、クリーニング手段は、トナー回収容器にトナーを排出する排出口を備え、排出口はトナー回収容器に向って突出しており、排出口の突出方向とトナー回収容器の着脱方向が実質的に水平である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式で画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、及び複合機等の画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の複数色またはフルカラーの画像形成装置として、各色に応じて感光ドラムを一列に複数配列し、各感光体上に形成された各色のトナー像を中間転写体に順次重ね合わせてカラー画像を形成するインライン型の画像形成装置が実用化されている。
【0003】
特許文献1では、一次転写部から二次転写部までの中間転写体の距離を短くして転写材が画像形成装置から排出されるまでの時間を短くする為に、複数の感光体を中間転写体の下方に配置して中間転写体の一次転写面を傾斜配置する構成が提案されている。又、中間転写体を傾斜配置することで、画像形成装置横方向及び高さ方向のサイズをバランスよく低減させ、画像形成装置内部の空間を効率的に利用している。
【0004】
中間転写体から転写材に二次転写されず残留した残留トナーは、クリーニング手段によって中間転写体から回収される。クリーニング手段としては、中間転写体に圧接された清掃部材であるクリーニングブレードで中間転写体上のトナーを掻き取る構成が従来から知られている。掻き取ったトナーは、画像形成装置内部に設けているトナー回収容器に回収される。
【0005】
特許文献2には、中間転写体とクリーニング手段を転写ユニットとして一体化し、転写ユニットを装置本体に着脱可能にする構成が開示されている。さらに、特許文献3には、トナー回収容器をクリーニング手段と分離可能に設けて、トナー回収容器を単独で画像形成装置に着脱可能にする構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−29057号公報
【特許文献2】特開2009−145623号公報
【特許文献3】特開2002−196644号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
トナー回収容器の交換を容易にするためには画像形成装置の前面、あるいは側面に配置することが望ましい。しかしながら、画像形成装置前面で大きな容積を確保しようとすると、トナー回収容器の占有スペースが増加し、画像形成装置のサイズが増加してしまう。また、十分な容積を具備している空間がクリーニング手段の近傍に確保できない場合は、画像形成装置内の余剰空間が存在する場所にトナー回収容器を配置し、トナー搬送路をクリーニング手段からトナー回収容器まで這い回してトナー搬送を行う必要がある。
【0008】
しかしながら、トナー回収容器までの距離が長い場合、搬送路内でトナー詰まりや、搬送路間のトナー受け渡し部からのトナー漏れ出しを対策するために、追加部品が必要となっていた。そのため、クリーニング手段とトナー回収容器とは可能な限り近接していることが望ましい。
【0009】
また、特許文献2のように、クリーニング手段を備える転写ユニットを装置本体に着脱可能な構成にすると、転写ユニットを着脱させる際に、転写ユニットのクリーニング手段とトナー回収容器の接続を解除する必要がある。転写ユニットのクリーニング手段とトナー回収容器の接続の解除が煩雑であると、クリーニング手段とトナー回収容器の接続を解除する際に接続部からトナーが漏れてしまう場合がある。
【0010】
そこで本発明は、従来技術における上記課題を鑑みてなされたものであり、クリーニング手段とトナー回収容器を近づけて装置の小型化を図ると共に、トナー回収容器の転写ユニットに対する着脱を容易にし、接続部からトナーが漏れることを抑制する画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するため、本願発明は、トナー像を担持する複数の像担持体と、前記複数の像担持体上のトナー像を転写材に転写するためのベルトと前記ベルトに付着したトナーを回収するためのクリーニング手段とを備える転写ユニットと、前記クリーニング手段が回収したトナーを収容するトナー回収容器と、を有し、前記トナー回収容器は装置本体に対して着脱可能である画像形成装置において、前記トナー回収容器は、装着時に前記クリーニング手段と係合するものであり、前記クリーニング手段は、前記トナー回収容器にトナーを排出する排出口を備え、前記排出口は前記トナー回収容器に向って突出しており、前記排出口の突出方向と前記トナー回収容器の着脱方向が実質的に水平であることを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決するために、本願発明の他の構成は、回転可能な中間転写体を備える中間転写ユニットと、前記中間転写体の下方に配置された複数の画像形成部と、前記複数の画像形成部から一次転写されたトナー像を転写材に二次転写する二次転写部を形成するための二次転写部材と、前記中間転写体の回転方向において前記二次転写部よりも下流側で前記複数の画像形成部よりも上流側で前記中間転写体に対向して配置され、前記中間転写体に付着したトナーを回収するためのクリーニング手段と、前記クリーニング手段が回収したトナーを収容するトナー回収容器と、を有し、前記トナー回収容器は装置本体に対して着脱可能である画像形成装置において、前記中間転写ユニットは、前記複数の画像形成部と前記中間転写体が接触する一次転写面を、前記クリーニング手段側を上方且つ前記二次転写部材側を下方にして傾斜配置されており、前記トナー回収容器は、前記クリーニング手段の下方と、前記中間転写体の回転方向において最上流に配置される画像形成部の側壁斜面の上方とで構成される空間に少なくとも一部が配置されており、前記トナー回収容器は、装着時に前記クリーニング手段と係合するものであり、前記クリーニング手段は、前記トナー回収容器にトナーを排出する排出口を備え、前記排出口は前記トナー回収容器に向って突出しており、前記排出口の突出方向と前記トナー回収容器の着脱方向が実質的に水平であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように、本発明の構成によれば、画像形成装置の小型化を図ると共に、クリーニング手段に対するトナー回収容器の着脱を容易にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】第1の実施例の画像形成装置の断面図
【図2】第1の実施例のクリーニング手段30の斜視図
【図3】第1の実施例のクリーニング手段30の斜視図
【図4】第1の実施例のクリーニング手段30の断面図
【図5】第1の実施例のクリーニング手段30の斜視図
【図6】第1の実施例のトナー排出スクリュー37の駆動接続説明図
【図7】第1の実施例のトナー回収容器40が画像形成装置から取り外された時の状態図
【図8】第1の実施例のトナー回収容器40が画像形成装置の所定位置に配置している時の状態図
【図9】第1の実施例のトナー回収容器40とクリーニング手段30を図8のCC方向から見た断面図
【図10】第1の実施例のトナー回収容器40の着脱方向とクリーニング手段30の着脱方向を説明する断面図
【図11】第1の実施例の転写ユニットを装置本体に対して着脱させる状態を説明する断面図
【図12】第1の実施例のトナー回収容器40を装置本体に対して着脱させる状態を説明する断面図
【図13】第1の実施例のカバー17と一体化したトナー回収容器40を装置本体に対して着脱させる状態を説明する断面図
【図14】第1の実施例における断面略三角形状の空間を説明する図
【図15】第2の実施例のクリーニング手段60、トナー回収容器40の構成説明図
【図16】第2の実施例のシャッタ62の開閉説明図
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0016】
(実施例1)
本発明の実施例1を、電子写真方式で4連ドラム方式のカラー画像形成装置を用いて説明する。図1は、フルカラーレーザービームプリンタ1(以後、プリンタ1)の全体構成を示す断面図である。
【0017】
プリンタ1の下方には、カセット2が引き出し可能に収納されている。そして、図1における右側には手差し給送部3が配設されている。カセット2、手差し給送部3にそれぞれ転写材を積載収容し転写材を1枚毎に分離し、給送するようになっている。プリンタ1は、一列に並設してなる複数の画像形成部として、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応するプロセスカートリッジ4y、4m、4c、4k(プロセスカートリッジ4)を備えている。プロセスカートリッジ4には、像担持体である感光体ドラム5y、5m、5c、5k、感光体ドラム5の表面を均一にマイナス帯電する帯電部材6y、6m、6c、6k、が内設されている。プロセスカートリッジ4には、静電潜像をトナー像として現像する現像ローラ7y、7m、7c、7k、感光体ドラム5に残留した残留トナーを除去する感光体クリーニングブレード8y、8m、8c、8k(感光体クリーニングブレード8)が内設されている。現像ローラ7は感光体ドラム5に対して当接離間可能な構成になっている。静電潜像された画像に合わせて現像ローラ7の当接及び離間を行うことで、現像ローラ7の寿命を向上させている。プロセスカートリッジ4y、4m、4c、4k(プロセスカートリッジ4)は、画像形成装置に対して着脱可能な構成になっている。ここで画像形成部は、画像形成に関する部材が一体的に装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジとして説明したが、それぞれ別々に着脱できる構成であっても良い。
【0018】
そして、画像情報に基づいてレーザービームを照射して感光体ドラム5上に静電潜像を形成するスキャナユニット9(帯電手段)がプロセスカートリッジ4の下方に設けられている。さらに、転写ユニットがプロセスカートリッジ4の上方に設けられている。
【0019】
本実施例の転写ユニットは、一次転写ローラ10y、10m、10c、10k、中間転写ベルト11、駆動ローラ12、テンションローラ13、二次転写対向ローラ14a、を備える中間転写ユニット10である。中間転写ベルト11は無端状で、感光体ドラム5上のトナー像を転写材に転写するためのベルトであり、駆動ローラ12、テンションローラ13、二次転写対向ローラ14aに張架されている。テンションローラ13は、図1の示す矢印D方向に付勢手段(不図示)により付勢され、中間転写ベルト11に所定の張力を付与している。そして、駆動ローラ12が、モータ(不図示)などにより回転駆動することで、中間転写ベルト11は、図1の矢印に示すA方向に所定の速度で回転する。
【0020】
さらに本実施例の中間転写ユニット10は、中間転写ベルト11に付着したトナーを除去するクリーニング手段30を備える。クリーニング手段30は、中間転写ベルト11の回転方向(図1の矢印に示すA方向)に関して、感光体ドラム5yと一次転写ローラ10yとで形成される一次転写部よりも上流に配置されている。さらに、二次転写対向ローラ14aと二次転写部材である二次転写ローラ14bとで形成される二次転写部よりも下流に配置されている。テンションローラ13に対向してクリーニング手段30を設けることで、クリーニング手段30を中間転写ユニット30の高さ内に収まるように配置している。
【0021】
そして、装置の小型化のために、中間転写ユニット10は、感光体ドラム5との対向面側に形成された一次転写面15を、傾斜するように配置されている。中間転写ユニット10の一次転写面15を、クリーニング手段30側を上方、且つ、二次転写部14側(二次転写部材側)を下方にして傾斜配置している。また、中間転写ベルト11が消耗品であるため、中間転写ユニット10は装置本体に着脱可能となっている。中間転写ベルト11は、図1のB方向から着脱可能である。着脱作業は、第1の開閉部材であるドア16を開き中間転写ユニット10を図1の矢印に示すB方向に抜きだし、新しい中間転写ユニット10に交換した後にドア16を閉じて完了となる。本実施例のトナー回収容器40は、満杯検知手段で満杯を検知したら、操作パネルに表示してユーザーまたはサービスマンが交換作業を行う。また、トナー回収容器40は、それ単体で画像形成装置から着脱可能である。作業は、第2の開閉部材であるカバー17を開き、トナー回収容器40を図1の矢印に示すC方向に抜きだし、新しいトナー回収容器40に交換した後にカバー17を閉じて完了となる。中間転写ユニット10と、トナー回収容器40の着脱構成については、後述する。
【0022】
現像ローラ7によって現像された各感光体ドラム5のトナー像は、中間転写ベルト11に一次転写される。一次転写は、一次転写ローラ10y、10m、10c、10kと感光体ドラム5とで形成される一次転写部で行われる。一次転写部では、一次転写ローラ10y、10m、10c、10kにプラスのバイアス電圧を印加して、マイナス帯電された感光体ドラム5表面との電位差を利用することで中間転写ベルト11上へのトナー転写を行っている。
【0023】
一次転写された中間転写ベルト11上のトナー像は、二次転写対向ローラ14aと二次転ローラ14bとで形成される二次転写部で転写材に転写される。その後に、転写材は定着を行う定着手段18を通過する。その後、転写材は、両面フラッパ19によって搬送路が切り替えられ、排出ローラ対20、スイッチバックローラ対21のどちらかに搬送される。スイッチバックローラ対21側に搬送された転写材は、スイッチバックローラ対21部で反転搬送して、再度二次転写部14、定着装置18を通過した後、排出ローラ対20側に搬送される。排出ローラ対20を通過後、転写材は転写材積載部22に排出される。また、給紙搬送手段23が、中間転写ベルト11とプロセスカートリッジ4kの二次転写部側の側壁斜面下方に配置されている。この配置によって、画像形成装置の小型化に貢献している。
【0024】
クリーニング手段30の詳細な説明を図2、図3、図4、図5に基づいて行う。図2は、図1の表側から装置を見た時のクリーニング手段30と中間転写ベルト11を示す斜視図である。図3は、図2と反対側、即ち、図1の裏側から装置を見た時のクリーニング手段30と中間転写ベルト11の斜視図である。図4は、図2のAA方向から見たクリーニング手段30を説明する断面図、図5は、図2のBB方向から見たクリーニング手段30を説明する拡大斜視図である。図6はトナー排出スクリュー37の駆動接続を説明する図である。
【0025】
図2に示すように、クリーニング手段30は、一端側に突出した突出口38と突出口を覆うシャッタ39を備える。
【0026】
また図3、図4に示すように、クリーニング手段30は、クリーニング容器31、トップカバー32、クリーニングブレード33、ブレード保持板金34、トナー搬送壁35を有する。さらに、クリーニング手段30の内部は、トナー搬送スクリュー36、トナー排出スクリュー37、トナー排出口38、シャッタ39を有する。図2、図3に示すように、クリーニング手段30は、中間転写ベルト11の回転方向と直交する方向(中間転写体の幅方向)に渡って、クリーニングブレード33が中間転写ベルト11に接触するように設けられている。
【0027】
クリーニングブレード33は、変形可能な弾性ゴムを材料に使用しており、ブレード保持板金34に接着されている。そして、長手方向で画像形成装置が画像形成を可能な最大サイズ以上の幅を有しており、中間転写ベルト11に圧接することで中間転写ベルト11上のトナーを除去している。また、トナーを除去可能な所望の線圧を得るために、中間転写ベルト11内側に設けられている各種ローラに対してクリーニングブレード33を押圧するのが一般的であり、本実施例ではテンションローラ13に対してクリーニングブレード33を押圧している。ブレード保持板金34にはプラスチック製のトナー搬送壁35が取り付けられている。そして、クリーニングブレード33、ブレード保持板金34、トナー搬送壁35、トップカバー32とで形成される空間Sに、トナー搬送スクリュー36が配置されている。トナー搬送スクリュー36は、クリーニング容器31に、その両端を回転可能に保持されている。そして、トナー搬送スクリュー36の端部に設けている駆動ギア(不図示)により駆動がトナー搬送スクリュー36に伝達されて、トナー搬送方向(図3の矢印に示すE方向)に回転する。
【0028】
中間転写ベルト11からクリーニングブレード33によって掻き取られたトナーは、クリーニングブレード33上に堆積し始め、次第にブレード保持板金34の上方にも堆積し始める。そして、トナー搬送スクリュー36に接触したトナーは、羽根36aによって長手方向端部(トナー排出スクリュー37)側に搬送される。
【0029】
図5に示すように、トナー搬送スクリュー36から受け渡されたトナーは、トナー排出スクリュー37によってトナー排出口38側に搬送される。また、中間転写ユニット10の交換作業等で着脱した時に、トナー排出口38がむきだし状態であると、トナーが漏れ落ち画像形成装置内を汚してしまう。それを防止するために、トナー排出口38を開閉する開閉部材であるシャッタ39をクリーニング手段30は装備している。そして、トナー排出スクリュー37は、トナー搬送スクリュー36の真下で、且つトナー搬送スクリュー36に対して略直交して配置されている。
【0030】
次に、トナー搬送スクリュー36とトナー排出スクリュー37との駆動接続構成について、図6に基づいて説明する。トナー排出スクリュー37のトナー搬送方向上流側端には、先端が球形状しているボス37a、ボス37b、ボス37c、ボス37dが、それぞれ90°の角度を成して設けられている。トナー搬送スクリュー36が回転すると、羽根36aは螺旋形状で形成されているため、図6に示す矢印F方向に移動する(図6内のa)。そして、羽根36aがボス37aに接触すると、トナー排出スクリュー37は図5で示す矢印G方向に回転し始める(図6内のb)。トナー搬送スクリュー36がさらに回転すると、羽根36aはボス37aから離れ、ボス37bと接触し始める(図6内のc)。その後、羽根36aは継続的にボス37c、ボス37d、そして再度ボス37aに接触することで、トナー排出スクリュー37は一回転する。この一連の動作を連続的に繰り返すことで、トナー排出スクリュー37は滑らかに回転する。羽根36aと、ボス37a、ボス37b、ボス37c、ボス37dとの隙間を大きく確保することで、紙繊維が複雑に絡まりあって凝集したトナーでスクリュー同士がロックしてしまうことを防止し、良好な駆動伝達を行っている。また、トナーの受け渡し部で、トナー搬送スクリュー36とトナー排出スクリュー37とを直接接触させて駆動伝達しているため、接続部におけるトナーの埋まりや詰まりを確実に防止している。
【0031】
なお、本発明におけるトナー排出スクリュー37の駆動伝達は、羽根36aでボス37aから37dを移動させることで行っているが、その他の駆動伝達機構でもよい。例えばスクリューの羽根をねじ歯車(ねじれ角45°のはすば歯車)と見立てて羽根同士を直接接続することで駆動伝達を行ってもよく、トナー受け渡し部での駆動接続手段が異なったとしても本発明における効果は変わらない。また、ボス37aからボス37dまで4個ボスを設けているが、ボスの数を変えることでトナーの搬送量を調節してもよく、排出スクリュー37に設けるボスの数が変わっても本発明における効果は変わらない。
【0032】
トナー回収容器40の詳細な説明を図7、図8に基づいて行う。図7は、トナー回収容器40が画像形成装置から取り外された時の状態図、図8は、トナー回収容器40とクリーニング手段30が接続された時の状態図であり、図3のBB方向から見た断面図である。
図7に示すように、トナー回収容器40は、トナー流入口41、蓋42、シール部材43、トナー崩しスクリュー44、満杯検知窓45を設けている。トナー回収容器40は、中間転写ユニット10の幅方向の寸法と同程度の寸法を有している。そして、画像形成装置本体に対し単独で図7の矢印に示すC方向に着脱自在にしているため、サービスマンやユーザーは容易にトナー回収容器40を交換できる。
【0033】
このように、中間転写ユニット10は装置本体に対して着脱可能であり、中間転写ユニット10の装着方向はトナー排出口38の突出方向と反対方向である。トナー流入口41は、トナー回収容器40の側壁面40Wの上端部に設けられている。そして、トナー流入口41の周囲をシール部材43で覆い囲っている。
【0034】
図8に示すように、クリ―ニング手段30のトナー排出口38が、トナー回収容器40に対して嵌合して接続されると、シール部材43はクリーニング装置30とトナー回収容器40とに挟まれ圧縮する。シール部材43によって、トナー排出口38とトナー流入口41との隙間Tを完全に塞ぐことで、トナーが漏れ出すのを防止している。図9は、図8をCCの方向から見た場合、拡大図である。図9に示すように、トナー回収容器40のトナー流入口41に接続されたトナー排出口38は、トナー流入口41との間に発生する隙間Tを小さい。
【0035】
図10に示すように、本実施形態では、トナー回収容器40の着脱方向Cはクリーニング手段30の移動・着脱方向B、およびテンションローラ13の付勢方向Dと実質的に水平であり、かつ、中間転写ユニット10の着脱方向と反対方向である。よって、トナー回収容器40とクリーニング装置30の着脱軌跡やテンションローラ13の位置変動を加味しても両者の接続部分での隙間Tは図8、9に示すように最小化(本実施形態では1.5mm以下)することができる。
【0036】
図8、図10に示すようにクリーニング手段30とトナー回収容器40が接続されると、クリーニング手段30のシャッタ39は開口し、トナー排出口38とトナー流入口41とが接続する。トナー排出口38は、トナー流入口41からトナー回収容器40内部に入り込んでおり、オーバーラップして接続されている。また、シール部材43はポリウレタン製の弾性部材を使用している。なお、トナー回収容器40が画像形成装置内にある状態で、中間転写ユニット10を画像形成装置に装着した場合も、シャッタ39は同様に開口する。
【0037】
また、トナー排出口38はプロセスカートリッジ4の側壁面4Wの上部に配置されている。トナー排出口38からトナー回収容器40内に流入したトナーは、トナー排出口38の下部周辺からトナー回収容器40の底部に堆積し始める。トナー排出口38の直下にはトナー崩しスクリュー44が設けられている。トナー搬送スクリュー36から、画像形成装置内に配備したアイドラギア(不図示)を介して、トナー回収容器40の外壁面に設けている駆動ギア(不図示)に駆動が伝達され、トナー崩しスクリュー44はトナー搬送方向(図7の矢印に示すI方向)に回転する。トナーの堆積が進行して、トナー崩しスクリュー44にトナーが接触し始めると、トナー流入口41と反対端側(図7の矢印に示すJ方向)にトナーを搬送する。トナー回収容器40の内部にトナー崩しスクリュー44を設けているため、トナー回収容器40へのトナーの充填効率を高めることができ、トナー回収容器40の交換頻度を低減させることが可能である。また、トナー崩しスクリュー44は、トナー搬送スクリュー36から駆動を伝達されているため、駆動伝達部材を削減することができ、画像形成装置の小型化及び低コスト化、駆動伝達構成の簡素化が可能である。
【0038】
トナー回収容器40には、中間転写ベルト11幅方向の反対側端の上部に、透明プラスチック製の満杯検知窓45を設けている(図7参照)。画像形成装置側には検知センサ(不図示)を設けている。満杯検知窓45がトナーで埋まるとセンサは遮光され、満杯を検知する。そして、操作パネルに満杯表示を行い、ユーザーやサービスマンにトナー回収容器40が満杯になった旨を知らせる。また、トナー回収容器40の有無を検知するセンサ(不図示)も設けられており、トナー回収容器40の装着忘れを操作パネルでユーザーやサービスマンに知らせることができる。カバー17を開き、トナー回収容器40を図10で示すように矢印C方向に抜き出し、空のトナー回収容器40を所定の位置に設置した後にカバー17を閉じると、画像形成装置の継続使用が可能となる。
【0039】
図11を用い中間転写ユニット10の着脱方法を詳細に説明する。図11は、図1の画像形成装置を正面方向からみた断面図である。まず、プリンタ1の右面に設けたドア16を開く。このとき、二次転写ローラ14bを保持している二次転写ユニット24も一体となって開く構成になっており中間転写ユニット10の右側面が完全に解放される。この状態で中間転写ユニット10を右方向(図中B方向)に簡単に引き出すことができる。ここで、二次転写ユニット24は必ずしも右ドア16と一体である必要はなく、それぞれが独立して開閉可能な構成であっても本発明の効果には何ら影響しない。中間転写ユニット10を装置本体から引き出すと、クリーニング手段30とトナー回収容器40の係合が解除され、図8のようにシャッタ39が閉まる。装着時は、中間転写ユニット10を、装着方向である左方向(図中C方向)に移動させる。中間転写ユニット10の移動によって、クリーニング手段30とトナー回収容器40が接続されると、クリーニング手段30のシャッタ39は開口し、トナー排出口38とトナー流入口41とが接続する。
【0040】
図12を用いトナー回収容器40の着脱方法を詳細に説明する。図12は、図1の画像形成装置を正面方向からみた断面図である。プリンタ1の左面にもうけたドア17を開く。この状態で、トナー回収容器40を左方向(図中C方向)に簡単に引き出すことが可能である。中間転写ユニット10の着脱と同様に、トナー回収容器40引き出すことで、中間転写ユニット10のクリーニング手段30が備えるシャッタ39が閉まる。装着時は、トナー回収容器40を装着方向である右方向(図中B方向)に移動させる。トナー回収容器40の移動によって、クリーニング手段30とトナー回収容器40が接続されると、クリーニング手段30のシャッタ39は開口し、トナー排出口38とトナー流入口41とが接続する。
【0041】
図10に示すように、クリーニング手段30のトナー排出口38の突出方向と、トナー回収容器40の着脱方向(図中C方向)が実質的に同一方向である。そのため、図8、図9にトナー流入口41とトナー排出口38の隙間Tが最小化されていても抜くことができる。当然のことだが、反対に問題なく挿入することも可能である。
【0042】
また、上記構成により、トナー搬送経路の短縮化や接続部に必要な隙間Tを最小化でき、シール部材を含めた構成の簡素化、低コスト化ができる。また、トナー排出口38とトナー回収容器40に設けたトナー流入口41とが直接、オーバーラップ接続しているので、画像形成装置に振動や衝撃が与えられても、画像形成装置内へのトナーの漏れだしを防止することが可能である。この構成によって、トナー搬送経路の短縮化、簡素化、低コスト化ができると同時に、画像形成装置に振動や衝撃が与えられてもトナー排出口38とトナー流入口41とに隙間が発生することは無く、画像形成装置内へのトナーの漏れだしを防止することが可能である。
【0043】
また、トナー回収容器40は、カバー17を開閉することで、図1の矢印に示すC方向からの着脱が可能になっている。トナー回収容器40は、クリーニング装置30すなわち中間転写体ユニット10に対して反対方向に画像形成装置から単独で着脱可能なので、簡単な手順でトナー回収容器40の交換作業を行うことが可能である。カバー17はトナー回収容器40のみを着脱するカバーであり、トナー回収容器40の交換は画像形成にも転写材搬送にも関係が無い。そのため、画像形成や転写材搬送に無関係な方向に着脱可能にすることで、トナー回収容器40の着脱の度に印刷可能状態にする前の準備動作を行う必要が無く、不必要な電力使用やダウンタイムを無くすことが可能となる。
【0044】
また、図13に示すように、トナー回収容器40とカバー17を一体化しても良い。一体化することで、交換作業時にカバーを開閉させる必要がなく、交換作業効率を向上させることが可能である。
【0045】
また、本実施例に係る画像形成装置では、中間転写ユニット10の一次転写面15を、二次転写部14側を下方にして、クリーニング手段30を上方にするように傾斜配置する。プロセスカートリッジ4y、4m、4c、4kを中間転写ベルト11の回転方向で上流側にシフトさせるので、中間転写ベルト11とプロセスカートリッジ4kの二次転写部側の側壁斜面下部(最下流側で中間ベルト11下部)に余剰空間が発生する。この余剰空間に、給紙搬送手段23を配置することで、画像形成装置の小型化が可能となる。
【0046】
また、クリーニング手段30は、装置全体の高さを抑制するために、テンションローラ13とほぼ装置内の高さ方向が同じ位置になるように設置されている。
【0047】
このようにトナー回収容器40は、クリーニング手段30の下方と、中間転写体の回転方向において最上流に配置される画像形成部4yの側壁斜面4wの上方とで構成される空間に少なくとも一部が配置されている。具体的には、図14に示すように、クリーニング手段30の下部に水平な線な仮想線L1と、プロセスカートリッジ4yの側壁斜面4wと平行な仮想線L2とで構成される断面略三角形状の空間SSにトナー回収容器40の少なくとも一部を配置している。この配置によって、画像形成装置を大きくすることなく、クリーニング手段と、着脱可能なトナー回収容器を可能な限り近接させることが可能である。
【0048】
また、プロセスカートリッジ4yに対向するトナー回収容器の対向面を、側壁斜面4wと平行な斜面とすることで、トナー回収容器40をプロセスカートリッジ4yにより近接させることが可能である。トナー排出口31は、最上流に位置する画像形成部であるプロセスカートリッジ4yの側壁斜面4wの4waと4wbの間に存在するように配置しているため、断面略三角形状の空間にトナーを直接落下させることが可能である。それによって、トナー回収容器40内に効率良くトナーを収納することが可能である。また、トナー回収容器40内のトナーが着地する面も斜面にできるため、滑らかにトナーを着地させることができる。そのため、トナー回収容器40内のトナー飛散を最小限に抑えることができ、トナー飛散に影響を受けない安定した満杯検知を行うことが可能となる。
【0049】
また、トナー回収容器40は、断面略三角形状の空間に中間転写ベルト11の幅方向の長い領域に渡って設けられているため、十分なトナー収納容量を確保でき、トナー回収容器40の交換頻度を低減させることが可能である。
【0050】
(実施例2)
本発明の第2の実施例におけるフルカラーレーザービームプリンタ1(以後、プリンタ1)は、クリーニング手段の構成以外は実施例1と同じであるため説明を割愛する。クリーニング手段の配置構成に関して実施例1と異なる特徴的な部分を図15、図16に基づいて説明していく。
【0051】
図15はクリーニング手段60、トナー回収容器40の構成説明図、図16はシャッタ62の開閉説明図である。図15に示すように、クリーニング手段60とトナー回収容器40はそれぞれ独立して構成されており、カバー17を開閉することで、双方共図15の矢印に示すC方向に着脱可能となっている。
【0052】
クリーニング手段60の内部構成は実施形態1と同じであるため説明を割愛し、実施例1と異なる特徴的な部分のみ説明を行う。クリーニング手段60には、クリーニング容器61、シャッタ62が具備されている。シャッタ62はクリーニング手段60の長手寸法と同程度の寸法を有しており、クリーニング手段60を着脱する際に開口部を塞ぐため装備されている。
【0053】
図16に示すように、シャッタ62の両端にはボス62a、突き当て部62bがそれぞれ設けられている。ボス62aがクリーニング容器61に設けた穴61aに嵌合されて、シャッタ62が回動可能に支持されている。そして、シャッタ62の端部にはバネ(不図示)が設けられており、シャッタ62を閉じる方向に常に付勢している。図16内のaに示すように、クリーニング手段60を装着している途中、画像形成装置内に設けたボス63に、突き当て部62bが突き当たり、シャッタ62は回動し始める。
【0054】
そして、クリーニング手段60が所定の位置に配置されるまでに、シャッタ62は全開した状態となり、画像形成装置の使用が可能となる(図16内のb)。画像形成装置は中間転写ベルト11の走行時間を測定しており、走行時間が所定の時間に到達すると、クリーニング手段60の寿命が報知されるようになっている。クリーニング手段60が寿命に到達すると、画像形成装置本体に具備している操作パネル(不図示)に寿命を表示し、ユーザーまたはサービスマンが交換作業を行う。まず、カバー17を開き、トナー回収容器40を図15の矢印に示すC方向に抜きだす。その後、クリーニング手段60を同方向に抜き出す。抜き出している最中に、突き当て部62bと、ボス63とが離れてシャッタ62が閉口する。そして、新しいクリーニング手段60に交換し、抜きだしたトナー回収容器40を装着し、カバー17を閉じて交換作業が完了となる。
【0055】
なお、本実施例では、クリーニング手段60を、図15の矢印に示すC方向に対して平行に着脱する構成を有した画像形成装置における説明を行ったがそれ以外の構成であっても良い。例えば、トナー回収容器40を着脱する際のトナー漏れをより減少させるために、クリーニング手段60の開口部を上に傾けながら着脱するような構成を有した画像形成装置を提供することも可能である。
【0056】
本実施例によれば、クリーニング手段60と中間転写ユニット10とが独立している。そのため、クリーニング手段60と中間転写ユニット10がそれぞれ最適なタイミングで装置本体に対して着脱することが可能になる。
【符号の説明】
【0057】
1 プリンタ
4 プロセスカートリッジ
10 転写ユニット
11 中間転写ベルト
30 クリーニング手段
36 トナー搬送スクリュー
37 トナー排出スクリュー
38 排出口
40 トナー回収容器
60 クリーニング手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トナー像を担持する複数の像担持体と、前記複数の像担持体上のトナー像を転写材に転写するためのベルトと前記ベルトに付着したトナーを回収するためのクリーニング手段とを備える転写ユニットと、前記クリーニング手段が回収したトナーを収容するトナー回収容器と、を有し、前記トナー回収容器は装置本体に対して着脱可能である画像形成装置において、
前記トナー回収容器は、装着時に前記クリーニング手段と係合するものであり、
前記クリーニング手段は、前記トナー回収容器にトナーを排出する排出口を備え、前記排出口は前記トナー回収容器に向って突出しており、前記排出口の突出方向と前記トナー回収容器の着脱方向が実質的に水平であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記転写ユニットは装置本体に対して着脱可能であり、前記転写ユニットの装着方向は前記排出口の突出方向と反対方向であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記転写ユニットは装置本体に対して着脱可能であり、前記転写ユニットの着脱方向と前記トナー回収容器の着脱方向は、実質的に水平で、且つ、反対方向であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記トナー回収容器は、前記排出口から排出されたトナーが流入する流入口を有し、前記クリーニング手段と前記トナー回収容器が互いに装着された状態は、前記排出口が前記流入口に入り込む状態であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記クリーニング手段は、前記排出口に対して開閉する開閉部材を備え、前記開閉部材は、前記クリーニング手段と前記トナー回収容器が互いに装着することで開くことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記トナー回収容器は、装置本体を構成するカバーの一部と一体化されており、装置本体に対して、前記カバーと一体的に着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
回転可能な中間転写体を備える中間転写ユニットと、前記中間転写体の下方に配置された複数の画像形成部と、前記複数の画像形成部から一次転写されたトナー像を転写材に二次転写する二次転写部を形成するための二次転写部材と、前記中間転写体の回転方向において前記二次転写部よりも下流側で前記複数の画像形成部よりも上流側で前記中間転写体に対向して配置され、前記中間転写体に付着したトナーを回収するためのクリーニング手段と、前記クリーニング手段が回収したトナーを収容するトナー回収容器と、を有し、前記トナー回収容器は装置本体に対して着脱可能である画像形成装置において、
前記中間転写ユニットは、前記複数の画像形成部と前記中間転写体が接触する一次転写面を、前記クリーニング手段側を上方且つ前記二次転写部材側を下方にして傾斜配置されており、
前記トナー回収容器は、前記クリーニング手段の下方と、前記中間転写体の回転方向において最上流に配置される画像形成部の側壁斜面の上方とで構成される空間に少なくとも一部が配置されており、
前記トナー回収容器は、装着時に前記クリーニング手段と係合するものであり、
前記クリーニング手段は、前記トナー回収容器にトナーを排出する排出口を備え、前記排出口は前記トナー回収容器に向って突出しており、前記排出口の突出方向と前記トナー回収容器の着脱方向が実質的に水平であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
前記トナー回収容器の前記最上流に配置される画像形成部に対向する面は、前記最上流に配置される画像形成部の前記側壁斜面に平行な斜面であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記排出口の位置は、前記トナー回収容器の前記斜面の上方に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記クリーニング手段は、前記クリーニング手段で前記中間転写体から回収したトナーを前記中間転写体の幅方向に搬送するトナー搬送手段と、前記トナー搬送手段と略直交して、前記排出口にトナーを搬送するトナー排出手段と、を有することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記トナー回収容器は、前記中間転写体の幅方向に渡って設けられていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項12】
前記トナー回収容器は、内部に堆積したトナーを崩すためのトナー崩し手段を備えていること請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項13】
前記中間転写ユニットは装置本体に対して着脱可能であり、前記中間転写ユニットの装着方向は前記排出口の突出方向と反対方向であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項14】
前記中間転写ユニットは装置本体に対して着脱可能であり、前記中間転写ユニットの着脱方向と前記トナー回収容器の着脱方向は、実質的に水平で、且つ、反対方向であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項15】
前記トナー回収容器は、前記排出口から排出されたトナーが流入する流入口を有し、前記クリーニング手段と前記トナー回収容器が互いに装着された状態は、前記排出口が前記流入口に入り込む状態であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項16】
前記クリーニング手段は、前記排出口に対して開閉する開閉部材を備え、前記開閉部材は、前記クリーニング手段と前記トナー回収容器が装着することで開くことを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
【請求項17】
前記トナー回収容器は、装置本体を構成するカバーの一部と一体化されており、装置本体に対して、前記カバーと一体的に着脱可能であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2013−29824(P2013−29824A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−135975(P2012−135975)
【出願日】平成24年6月15日(2012.6.15)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】