説明

皮膚潰瘍の治療方法

【解決手段】 皮膚潰瘍を発症しているか、または発症するリスクのある患者対象に、Lp−PLAタンパク質の活性または発現の阻害薬を含む薬学的組成物の投与することを特徴とする、皮膚潰瘍を治療および/または予防するための方法が提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象における皮膚潰瘍を治療および/または予防する方法であって、前記対象が、皮膚潰瘍を有しているか、または皮膚潰瘍を有するリスクがあるか否かを判定する工程と、皮膚潰瘍を有するか、または皮膚潰瘍を発症するリスクのある対象に、Lp−PLAタンパク質の活性および/または発現を阻害する薬剤を含む薬学的組成物を投与する工程とを有する、方法。
【請求項2】
前記対象が、哺乳動物である、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記哺乳動物が、ヒトである、請求項2記載の方法。
【請求項4】
危険因子が、以前に皮膚潰瘍の症状を発症したこと、糖尿病を有すること、寝たきりであるか、または車椅子生活であること、及び血管炎に罹患していること、からなる群から選択されるものである、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記薬剤が、小分子、核酸、タンパク質、抗体またはその抗原結合フラグメントである、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記核酸が、RNAi薬剤である、請求項5記載の方法。
【請求項7】
前記RNAi薬剤が、siRNA、shRNA、miRNA、dsRNA、若しくはリボザイムまたはそれらの変異体である、請求項6記載の方法。
【請求項8】
前記小分子が、1−(N−(2−(ジエチルアミノ)エチル)−N−(4−(4−トリフルオロメチルフェニル)ベンジル)−アミノカルボニルメチル)−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5,6−トリメチレンピリミジン−4−オン、若しくはSB480848またはそれらの薬学的に許容可能な塩若しくはエステルである、請求項5記載の方法。
【請求項9】
前記小分子が、N−(2−ジエチルアミノエチル)−2−[2−(2−(2,3−ジフルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロ−シクロペンタピリミジン−1−イル]−N−(4’−トリフルオロメチル−ビフェニル−4−イルメチル)アセトアミド、またはその薬学的に許容可能な塩もしくはエステルである、請求項5記載の方法。
【請求項10】
前記小分子が、N−(1−(2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イル)−2−[2−(2,3−ジフルオロベンジルチオ)−4−オキソ−4H−キノリン−1−イル]−N−(4’−トリフルオロメチルビフェニル−4−イルメチル)−アセトアミド、またはその薬学的に許容可能な塩若しくはエステルある、請求項5記載の方法。
【請求項11】
前記小分子が、メチル2−[4−({[2−[2−(2,3−ジフルオロフェニル)エチル]−4−オキソピリド[2,3−d]ピリミジン−1(4H)−イル]アセチル}{[4’−(トリフルオロメチル)−4−ビフェニリル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]−2−メチルプロパノエート、またはそれらの薬学的に許容可能な塩若しくはエステルである、請求項5記載の方法。
【請求項12】
前記対象に、追加の治療薬を投与する工程をさらに有する、請求項1記載の方法。
【請求項13】
前記追加の治療薬が、抗菌治療、抗寄生虫治療、抗肥満症治療、糖尿病治療、循環器疾患治療、腎不全治療、血管炎治療、静脈不全治療、動脈不全治療、癌治療、免疫抑制剤治療、免疫不全治療、ステロイド治療および熱傷治療からなる群から選択されるものである、請求項12記載の方法。
【請求項14】
前記対象に、標準的な創傷ケア管理を適用する工程をさらに有する、請求項1記載の方法。
【請求項15】
前記対象に、生物工学によって作られた皮膚代替物を適用する工程をさらに有する、請求項1記載の方法。

【図1】
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【公表番号】特表2010−526883(P2010−526883A)
【公表日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−508514(P2010−508514)
【出願日】平成20年5月9日(2008.5.9)
【国際出願番号】PCT/US2008/063239
【国際公開番号】WO2008/141176
【国際公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【出願人】(500429103)ザ・トラスティーズ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・ペンシルバニア (102)
【Fターム(参考)】