説明

薄膜キャパシタ

【課題】MIM構造の薄膜キャパシタにおいて、Ptに代わる上部電極を用いた場合であっても、IV特性や信頼性を維持する。
【解決手段】薄膜キャパシタ10は、基板12上に、下部電極14,誘電体層16,上部電極18を順次形成したMIM構造であり、上下の電極のうち、少なくとも上部電極18が、窒化物と金属を積層した積層電極となっている。窒化物としては、Ta,Tiなどの高融点金属を含むことが好ましく、また、窒化物と積層される金属が、前記窒化物に含まれる金属と同じであることが好ましい。更に、窒化物がSiを含んでいてもよい。少なくとも上部電極18に窒化物を含む積層電極を用いることで、Pt電極を用いる場合に必要だった特性回復のアニール処理の必要なく、同等のIV特性を得られるとともに信頼性も向上する。また、誘電体層16と上部電極18の密着性が改善され、剥離が生じない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板上に、下部電極,誘電体層,上部電極が順次形成されたMIM構造の薄膜キャパシタに関し、更に具体的には、Ptに代わる電極を用いた場合のIV特性と信頼性の維持に関するものである。
【背景技術】
【0002】
BaSrTiO(以下、BSTもしくはBSTOと記す)などを誘電体層とする薄膜キャパシタは、その低背の特徴を活かし、SiP(System In Package),部品埋め込みにおけるデカップリング用途での使用が期待できる。図7には、従来のMIM構造の薄膜キャパシタが示されている。同図に示す薄膜キャパシタ100は、基板102上に、下部電極104,誘電体層106,上部電極108が順次積層された構造となっている。
【0003】
このような構造の薄膜キャパシタ100において、下部電極104及び上部電極108をPtとし、誘電体層106をBSTにした場合、その製作工程で水素が素子中に蓄積し、IV特性及び容量特性が劣化する。これらの特性の回復には、低水素分圧下で400℃以上の熱処理を加えることが有効である。また、Pt/BST界面の密着力は、その結合が鏡像力によるものとされ、強い結合を得るのは困難である。このため、Pt/BST界面の密着力は弱く、高温バイアス試験やヒートサイクル試験によって剥離が生じ、実用に耐える信頼性を得るのが困難である。このような特性劣化に対し、誘電体材料は異なるものの、下記特許文献1及び2に示すように、電極/誘電体層の界面に、導電性酸化物電極などを挿入することが試みられている。
【0004】
前記特許文献1は、FeRAMに用いられるPt/PZT/Ptキャパシタの疲労特性改善に関するものである。当該技術によれば、低リーク電流化によるヒステリシス特性保持には、Pt/PZT界面にSRO膜(同公報の第1図の符号5及び符号7参照)を挿入し、Pb等の拡散バリア性を確保して酸素欠陥生成を防止することが有効である。前記SRO膜は、低温でアモルファスSRO膜を成膜し、熱処理により多結晶化することにより得られる。また、前記特許文献2には、強誘電体PZT薄膜キャパシタに関し、Al/PZT界面にAl,SiOなどの酸化物や、Siなどの窒化物を緩衝膜(同公報の第1図の符号7参照)として挿入することが開示されている。該緩衝膜の挿入により、高温処理を行っても低融点金属のAlの拡散抑制が可能になり、メモリ特性劣化を抑えることが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−195768号公報(第1図)
【特許文献2】特開平5−110009号公報(第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したPt電極は、耐酸化性や誘電体BSTOとのショットキー特性の面で優れる反面、他の汎用的な金属に比べると、価格が著しく高いほか、水素劣化を示すことが知られている。これに対し、前記背景技術で示したようにアニール処理による特性回復が行われるが、Ptは水素を容易にひきつけるため、前記アニール処理に加えて、作成後に外から侵入する水素に対するバリア膜でPt/BST/Ptを被膜することが必要となる。しかしながら、このようなアニール処理及びバリア膜を適用しても良好な信頼性が得られるわけではない。また、前記特許文献1に記載の技術では、電極と誘電体層の界面に挿入するSRO膜の特性が、Sr,Ruの組成によって容易に変わってしまうほか、抵抗率が高く、ESRが高くなるという不都合がある。更に、前記特許文献2に記載の技術では、緩衝層として、Al,SiO,Siなどを用いるが、これらは低誘電率材料であり、容量低下を余議なくされるという不都合がある。
【0007】
本発明は、以上のような点に着目したもので、MIM構造の薄膜キャパシタにおいて、Ptに代わる上部電極を用いた場合であっても、IV特性や信頼性の維持が可能な薄膜キャパシタを提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、基板上に、下部電極,誘電体層,上部電極が順次形成された薄膜キャパシタにおいて、前記下部電極又は上部電極のうち、少なくとも上部電極を、窒化物と金属からなる積層電極としたことを特徴とする。主要な形態の一つは、前記窒化物が、高融点金属を含むことを特徴とする。他の形態は、前記窒化物と積層する金属が、前記窒化物に含まれる高融点金属と同じであることを特徴とする。更に他の形態は、前記高融点金属が、Ta又はTiであることを特徴とする。更に他の形態は、前記窒化物が、Siを含むことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、基板上に下部電極,誘電体層,上部電極が順次形成されたMIM構造の薄膜キャパシタにおいて、上下の電極のうち、少なくとも上部電極を、窒化物と金属を積層した積層電極としたので、MIMキャパシタ加工後のアニール処理なくして良好なIV特性が得られるとともに、信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施例1の薄膜キャパシタの積層構造を示す断面図である。
【図2】前記実施例1の製造工程の一例を示す図である。
【図3】前記実施例1の製造工程の一例を示す図である。
【図4】前記実施例1の薄膜キャパシタのIV特性を示す図である。
【図5】比較例の薄膜キャパシタのIV特性を示す図である。
【図6】前記実施例1及び比較例の薄膜キャパシタの信頼性試験後の超音波顕微鏡での観察画像を示す図である。
【図7】従来のPt/BSTO/Pt薄膜キャパシタの積層構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
【実施例1】
【0012】
最初に、図1〜図6を参照しながら本発明の実施例1を説明する。通常、MIM構造の薄膜キャパシタでは、電極として仕事関数の大きな金属が用いられる。Ptは、最も仕事関数の大きな金属であるが、上述したようにMIMキャパシタ特性を劣化させる水素を蓄積しやすい特性を有することから、Ptを用いずに薄膜キャパシタを形成することが本質的解決につながると考えられる。仕事関数の小さな金属を電極として用いるためには、誘電体との見かけのショットキー障壁を高くする必要がある。そこで、本発明では、誘電体層と接する上下の電極のうち、少なくとも上部電極を、窒化物と金属を積層した積層電極とすることで、誘電体のバンド構造を制御することとした。
【0013】
まず、図1を参照して、本実施例の薄膜キャパシタの構造を説明する。図1は、本実施例の薄膜キャパシタの積層構造を示す断面図である。図1に示すように、薄膜キャパシタ10は、基板12上に、下部電極14,誘電体層16,上部電極18が順次形成されたMIM構造となっている。前記上部電極18の上面は、端子取出口36A,36Bを除く適宜部分が、保護膜20及び感光性樹脂22によって被覆されている。前記下部電極14及び上部電極18は、前記端子取出口36A,36Bに接続された埋め込み導体26A,26Bによって、外部電極28A,28Bに接続されている。また、前記埋め込み導体26A,26Bの周囲には、バリア膜24が設けられており、該バリア膜24と埋め込み導体26A,26Bとの界面には、めっきシード膜(図示せず)が設けられている。
【0014】
前記基板12としては、例えば、熱酸化膜付きのSi基板が利用され、下部電極14としては、例えば、Ptが利用され、誘電体層16としては、例えば,BSTOが用いられる。また、上部電極18としては、窒化物と金属を積層した積層電極が利用される。前記窒化物としては、TaやTiなどの高融点金属を含むものであることが好ましく、更に、Siを含むものであることが好ましい。Siを含む高融点金属窒化物(例えば、TaSiN)の成膜は、Siを含まないもの(例えば、TaN)に比べて、膜応力を低くすることができる。その結果、MIMにかかる応力を低減でき、MIM特性の劣化を抑制することが可能となる。また、前記窒化物と積層する金属としては、例えば、前記窒化物に含まれる高融点金属と同じものが利用される。窒化物に含まれる高融点金属と同じ金属を積層することにより、電極成膜を連続的に行うことができるため、成膜室間の移動を省略して成膜工程の短縮が可能になるとともに、窒化物と金属の密着力の低下を防止することができる。本実施例では、前記上部電極18として、窒化物であるTaSiNと金属であるTaが積層したTaSiN/Ta積層電極を利用することとした。また、前記保護膜20としては、例えば、TiO/Al膜が利用され、感光性樹脂22としては、例えば、BCB樹脂が利用される。埋め込み導体26A,26Bとしては、例えば、Cuが利用され、バリア膜24としては、例えば、TaN/Taが用いられる。また、バリア膜24の表面に設けられる図示しないめっきシード膜としては、例えば、Cuが用いられる。更に、外部電極28A,28Bとしては、例えば、Ni/Auの積層電極が利用される。
【0015】
次に、図2及び図3を参照して、本実施例の薄膜キャパシタ10の製造方法の一例を説明する。まず、図2(A)に示すように、熱酸化膜付きSiからなる基板12を用意し、該基板12上に、図2(B)に示すように、下部電極14としてPtを250nm,誘電体層16としてBSTOを150nm,上部電極としてTaSiN/Ta積層膜を40nm/100nmの厚さとなるように、順次、スパッタ成膜する。前記上部電極(窒化物電極)18の抵抗率は、例えば、0.01Ωcmとした。
【0016】
次に、前記上部電極18上に、レジスト30を塗布し、フォトリソグラフィとドライエッチングによって、上部電極18及び誘電体層16を加工し、図2(C)に示すように所望の形状の加工部32A,32Bを形成する。続いて、前記加工部32A,32Bも含めて再びレジスト30を塗布し、上述した手順と同様にフォトリソグラフィとドライエッチングによって、下部電極14を加工して図2(D)に示す所望形状の加工部(ダイシングライン部)34を形成したあと、レジスト30を除去する。そして、図2(E)に示すように、前記レジスト30を除去した後に露出する表面全体を覆うように、保護膜20として、TiO/Alを、2nm/80nmの厚さで成膜する。前記保護膜20には、図2(F)に示すように、フォトリソグフィとドライエッチングにより、端子取出口36A,36Bを形成する。図示の例では、一方の端子取出口36Aは、下部電極14に接しており、他方の端子取出口36Bは、上部電極18に接している。
【0017】
以上の工程によって形成された積層物の表面を、感光性樹脂22であるBCB樹脂によって被覆し、フォトリソグラフィにより、図3(A)に示すように、前記端子取出口36A,36Bに相当する位置に単端子形成のための孔を形成する。なお、前記感光性樹脂22の厚さは、上部電極18上に形成された部分において3μm程度となるようにする。次に、前記図3(A)の工程で形成した孔の底面及び側面と、感光性樹脂22の表面を被覆するように、バリア膜24として、TaN/Ta膜を、例えば、20nm/20nmの厚さとなるようにスパッタ成膜し(図3(B)参照)、更に、めっきシード膜として、Cu膜を、例えば、100nmの厚さとなるようにスパッタ成膜し(図示せず)、200℃で30分のCuアニールを加える。
【0018】
次に、図3(C)に示すように、Cu電解メッキによって、めっき導体26としてCuの埋め込みを行う。そして、図3(D)に示すように、CMPなどによって余分なめっき導体26を除去し、埋め込み導体26A,26Bを形成する。続いて、前記埋め込み導体26A,26Bに接続する外部電極28A,28Bを形成するためのリフトオフレジストパターニングを行い(図示せず)、EB蒸着などの手法により、外部電極28A,28Bとして、Ni/Au膜を例えば、10nm/100nmの厚さで成膜する(図2(E))。その後、必要に応じて、所望の素子形状に分割(ダイシング)し、図1に示す薄膜キャパシタ10を得る。
【0019】
図4には、本実施例の薄膜キャパシタ10の電気特性(IV特性)が示されており、図5には、比較例として、従来構造の薄膜キャパシタの電気特性が示されている。なお、比較例の薄膜キャパシタの構造は、本実施例の薄膜キャパシタ10の上部電極18をPtに置き換えた構造であって、それ以外の部位の材料や素子の寸法は同じであるものとする。図4及び図5には、それぞれ、図2(C)に示す工程のMIM形成後、図3(D)の工程の埋め込み導体形成後(Cu−CMP後)、図2(E)に示す工程の後の図示しないダイシング後における特性がそれぞれ示されている。また、これらの図において、横軸は電圧[V]を表し、縦軸は電流[A]を表している。図5からは、比較例の薄膜キャパシタにおいては、Cu−CMP後、リーク電流の増大が見られることが分かる。一方、本実施例の薄膜キャパシタ10では、上部電極18と下部電極14の組成の差異が、IV特性に非対称性として現れているが、加工に伴う劣化は観測されなかった。また、本実施例の薄膜キャパシタ10では、加工に伴う容量の低下も見られなかった。
【0020】
下記表1には、本実施例と前記比較例について行った高温バイアス試験及びヒートサイクル試験の結果が示されている。高温バイアス試験は、125℃,±6Vの条件で行い、ヒートサイクル試験は、−55℃〜125℃,±6Vの条件で行った。
【表1】

前記表1の結果から、高温バイアス試験及びヒートサイクル試験ともに、従来構造の比較例に対して、本実施例の薄膜キャパシタ10は、長い寿命を有することが分かる。
【0021】
以上のような信頼性試験(高温バイアス試験及びヒートサイクル試験)後の試料を、超音波顕微鏡で観察した画像が、図6に示されている。図6中、「Pt電極」が比較例の画像であり、「TaSiN/Ta電極」が本実施例の画像である。同図に示すように、比較例の試料では、左下の図に矢印で示すように剥離が確認されたのに対し、本実施例の試料には、剥離が見られないことが確認された。
【0022】
このように、実施例1によれば、基板12上に、下部電極14,誘電体層16,上部電極18が順次形成されたMIM構造の薄膜キャパシタ10において、前記上部電極18を、窒化物と金属を積層した積層電極としたので、次のような効果がある。
(1)上部電極18にPtを用いた場合に必要だった特性回復のアニール処理なく、同等の特性を得ることができる。また、誘電体層16を成膜した以降の工程を低温プロセスにすることが可能となる。
(2)誘電体層16と上部電極18の界面の密着性が改善され、剥離が生じない。
(3)高温バイアス試験、ヒートサイクル試験に対して、従来構造の数百倍以上の寿命を得ることができ、信頼性が大幅に向上する。
(4)窒化物を利用した上部電極18が、水素バリア性を有するため、Alなどの保護膜20を必ずしも設けなくても、水素劣化の抑制が可能である。
【0023】
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例で示した形状,寸法は一例であり、必要に応じて適宜変更してよい。
(2)前記実施例で示した材料も一例であり、同様の効果を奏する範囲内で適宜変更可能である。例えば、前記実施例では、上部電極18を構成する窒化物としてTaSiNを利用したが、これも一例であり、Ta以外の高融点金属(例えば、Tiなど)を含むものであってもよい。また、Siも必要に応じて含むようにすればよい。更に、前記実施例では、前記窒化物と積層される金属として、前記窒化物に含まれる高融点金属と同じ金属を用いることとしたが、これも一例であり、窒化物に含まれる金属とは異なる金属を利用してもよい。
【0024】
(3)前記窒化物の組成は一定である必要はなく、厚さ方向に組成を傾斜させてもよい。例えば、組成を傾斜させることにより、電極の抵抗,ひいてはMIMキャパシタのESRを制御することが可能となる。また、窒化物組成をその上の金属に向かって同じになるように変化させることで、応力低減と共に連続成膜が可能になるという利点がある。
(4)前記実施例では、上部電極18に窒化物と金属の積層電極を用いることとしたが、下部電極14にも窒化物と金属の積層電極を利用してもよい。
(5)前記実施例では、TiO/Alなどの絶縁性の水素バリア膜(保護膜20)を設けることとしたが、上部電極18に用いる窒化物自体が水素バリア膜としても機能し、素子形成後において外部からの水素拡散に対する耐性を付与することができるため、保護膜20は必要に応じて設ければよい。
(6)前記窒化物は、絶縁性であってもよいし、導電性を有していてもよい。その抵抗率は、素子に必要なESRに応じて膜組成による制御が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明によれば、基板上に下部電極,誘電体層,上部電極が順次形成されたMIM構造において、前記下部電極又は上部電極のうち、少なくとも上部電極を、窒化物と金属を積層した積層電極とすることで、MIM構造形成後のアニール処理なくして良好なIV特性と信頼性が得られるため、薄膜キャパシタの用途に適用できる。特に、高容量のデカップリング用途の薄膜キャパシタとして好適である。
【符号の説明】
【0026】
10:薄膜キャパシタ
12:基板
14:下部電極
16:誘電体層
18:上部電極
20:保護膜
22:感光性樹脂
24:バリア膜
26:めっき導体
26A,26B:埋め込み導体
28A,28A:外部電極
30:レジスト
32A,32B,34:加工部
36A,36B:端子取出口
100:薄膜キャパシタ
102:基板
104:下部電極
106:誘電体層
108:上部電極

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に、下部電極,誘電体層,上部電極が順次形成された薄膜キャパシタにおいて、
前記下部電極又は上部電極のうち、少なくとも上部電極を、窒化物と金属からなる積層電極としたことを特徴とする薄膜キャパシタ。
【請求項2】
前記窒化物が、高融点金属を含むことを特徴とする請求項1記載の薄膜キャパシタ。
【請求項3】
前記窒化物と積層する金属が、前記窒化物に含まれる高融点金属と同じであることを特徴とする請求項2記載の薄膜キャパシタ。
【請求項4】
前記高融点金属が、Ta又はTiであることを特徴とする請求項2又は3記載の薄膜キャパシタ。
【請求項5】
前記窒化物が、Siを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の薄膜キャパシタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−228462(P2011−228462A)
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−96521(P2010−96521)
【出願日】平成22年4月19日(2010.4.19)
【出願人】(000204284)太陽誘電株式会社 (964)
【Fターム(参考)】