説明

透明導電膜の製造方法

【課題】MOCVD装置の噴射孔の閉塞を防ぎ、酸化亜鉛(ZnO)系透明導電膜の連続的な製膜を可能とする方法を提供する。
【解決手段】有機金属化学気相蒸着法に基づき、基板上に製膜原料を噴射する噴射孔25aを備えたMOCVD装置2を用いて、一定量の不純物を含有するジエチル亜鉛(Zn(C)と、ジボラン(B)と、水(HO)とからなる製膜原料を、気相で反応させると共に、上記噴射孔25aから基板に向けて噴射させることにより、n型の酸化亜鉛(ZnO)系透明導電膜を上記基板上に製膜する透明導電膜の製造方法であって、上記不純物として含まれるアルミニウム(Al)の含有量が、10wtppm未満であるジエチル亜鉛(Zn(C)により製膜する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、透明導電膜の製造方法にかかり、特に、有機金属化学気相蒸着法(MOCVD法)による酸化亜鉛(ZnO)系透明導電膜の製膜技術に関する。
【背景技術】
【0002】
透明導電膜は、可視光域で高い透過率と高い導電性とを併せ持つものであり、液晶ディスプレイや太陽電池の透明電極として用いられている。
従来、透明導電膜としては、ガラス基板上に堆積したアンチモンやフッ素をドーパントとして含む酸化錫(SnO)や錫をドーパントとして含む酸化インジウム(In)等が知られており、特に錫を添加した酸化インジウム膜(ITO)は、低抵抗膜が容易に得られることから広く用いられている。
【0003】
しかしながら、ITOは、希少金属であるインジウムを用いることから、低コストで安定供給が可能な亜鉛を主原料として、酸化亜鉛(ZnO)膜を主成分とする酸化亜鉛(ZnO)系透明導電膜が利用されている。
【0004】
この点、酸化亜鉛(ZnO)系透明導電膜を利用した技術として、特許文献1では、MOCVD法による酸化亜鉛(ZnO)系透明導電膜の製造方法であって、低純度のジエチル亜鉛(Zn(C)を原材料として用い、MOCVD法により酸化亜鉛(ZnO)系透明導電膜を作製する酸化亜鉛(ZnO)系透明導電膜の製造方法であって、90〜99.9%のジエチル亜鉛を原材料とし、酸化剤としての水蒸気(HO)と前記ジエチル亜鉛中に不純物として含有する0.01〜10%のトリエチルアルミニウム(Al(C)をIII族元素添加剤として転用すると共に、III族元素添加剤としてジボラン(B)を添加し、前記ジエチル亜鉛と、前記水蒸気(HO)と、トリエチルアルミニウムと、ジボランとを気相反応させることによりMOCVD法により酸化亜鉛(ZnO)系透明導電膜を作製する方法が提案されている。
【0005】
【特許文献1】特開2006−183117号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、MOCVD法による製膜においては、MOCVD装置が備える微小な噴射孔から、製膜原料ガスを基板に吹き付けて製膜するが、低純度のジエチル亜鉛(Zn(C)を原材料として製膜を連続的に実施した場合に、当該噴射孔が目詰まりし、閉塞することが、本発明者らにより確認された。
そこで、本発明は、MOCVD装置の噴射孔の閉塞を防ぎ、酸化亜鉛(ZnO)系透明導電膜の連続的な製膜を可能とする方法を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る透明導電膜の製造方法は、有機金属化学気相蒸着法に基づき、基板上に製膜原料を噴射する噴射孔を備えたMOCVD装置を用いて、一定量の不純物を含有するジエチル亜鉛(Zn(C)と、ジボラン(B)と、水(HO)とからなる製膜原料を、気相で反応させると共に、上記噴射孔から基板に向けて噴射させることにより、n型の酸化亜鉛(ZnO)系透明導電膜を上記基板上に製膜する透明導電膜の製造方法であって、上記不純物として含まれるアルミニウム(Al)の含有量が10wtppm未満であるジエチル亜鉛(Zn(C)により製膜することを特徴とする。
【0008】
また、上記不純物として更に含まれる塩素(Cl)の含有量が、60wtppm未満であるジエチル亜鉛(Zn(C)により製膜するものとしてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、MOCVD装置の噴射孔の閉塞を防ぎ、酸化亜鉛(ZnO)系透明導電膜の連続的な製膜を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
次に、本発明の実施形態について説明する。
図1は、酸化亜鉛(ZnO)膜を主成分とするn型透明導電膜11Dを積層した太陽電池サブモジュール1を示しており、このn型透明導電膜11Dは、本発明の実施形態に係る透明導電膜の製造方法を用いて製膜されている。
【0011】
太陽電池サブモジュール1は、図1に示されるように、青板ガラス等のガラス基板10上に、太陽光等を受光して発電する太陽電池セル11を形成してなる。
この太陽電池セル11は、いわゆるCIS系薄膜太陽電池セルであって、モリブデン(Mo)等の金属からなる裏面電極層11A、p型CIS系光吸収層11B、高抵抗バッファ層11C、n型透明導電膜11Dを順次積層したサブストレート構造からなる。
【0012】
ここで、p型CIS系光吸収層11Bは、p型の導電性を有するI−III−VI族カルコパイライト構造の厚さ1〜3μmの薄膜であり、例えば、CuInSe、Cu(InGa)Se、Cu(InGa)(SSe)等の多元化合物半導体薄膜である。p型CIS系光吸収層としては、その他、セレン化合物系CIS系光吸収層、硫化物系CIS系光吸収層及びセレン化・硫化物系CIS系光吸収層があり、前記セレン化合物系CIS系光吸収層は、CuInSe、Cu(InGa)Se又はCuGaSeからなり、前記硫化物系CIS系光吸収層は、CuInS、Cu(InGa)S、CuGaSからなり、前記セレン化・硫化物系CIS系光吸収層は、CuIn(SSe)、Cu(InGa)(SSe)、CuGa(SSe)からなり、また、表面層を有するものとしては、CuIn(SSe)を表面層として持つCuInSe、CuIn(SSe)を表面層として持つCu(InGa)Se、CuIn(SSe)を表面層として持つCu(InGa)(SSe)、CuIn(SSe)を表面層として持つCuGaSe、Cu(InGa)(SSe)を表面層として持つCu(InGa)Se、Cu(InGa)(SSe)を表面層として持つCuGaSe、CuGa(SSe)を表面層として持つCu(InGa)Se又はCuGa(SSe)を表面層として持つCuGaSeがある。
このp型CIS系光吸収層11Bは、セレン化/硫化法や多元同時蒸着法により製膜される。
【0013】
酸化亜鉛(ZnO)を主成分とするn型透明導電膜11Dは、高抵抗バッファ層11C上に製膜される。そして、このn型透明導電膜11Dの製膜処理は、MOCVD法に基づき、図2に示されるMOCVD装置2によって行われる。
MOCVD装置2は、図2に示されるように、有機金属材料のジエチル亜鉛(Zn(C、以下、「DEZ」という)、及び水(HO)と、キャリアガスとをバブリングして混合ガスを生成するバブラー21a、21b、アルゴン(Ar)等の不活性なキャリアガスを供給するキャリアガス供給源22a、n型ドーピングガスのジボラン(B)を供給するドーピングガス供給源22b、キャリアガスの流量を制御するマスフローコントローラ23a、23b、ドーピングガスの流量を制御するマスフローコントローラ23c、DEZ、水(HO)、及びジボラン(B)からなる製膜原料をバブラー21a、21bないしはドーピングガス供給源22bから真空チャンバ26内へ供給する供給管24a、24b、製膜原料を基板に噴射するノズル25、製膜処理の処理炉となる真空チャンバ26、基板を載置するホットプレート27等から構成される。
なお、図3に示すように、ノズル25には、製膜原料を基板に向けて噴射する噴射孔25aが複数設けられている。
【0014】
続いて、MOCVD法によるn型透明導電膜11Dの製膜処理の流れについて、図2を参照して説明する。
まず、ガラス基板10上に金属裏面電極層11A、p型CIS系光吸収層11B、及び高抵抗バッファ層11Cを順次積層した基板(以下、「太陽電池半製品基板12」という)を、所定の予熱室において、真空雰囲気で、150〜250℃の温度範囲、好ましくは、160〜190℃に予め加熱する。そして、当該温度に到達後直ちに、160〜190℃の温度範囲に保持された真空チャンバ26内のホットプレート27上に太陽電池半製品基板12を設置する。
【0015】
一方、キャリアガス供給源22aからキャリアガスをバブラー21a、21b内に供給し、水(HO)、及び有機金属材料のジエチル亜鉛(Zn(C、以下、「DEZ」という)をバブリングして混合ガスを生成する。
そして、生成した混合ガスを、供給管24a、24bを介して、減圧した真空チャンバ26内に供給する。
【0016】
また同時に、ヘリウム(He)等の不活性ガスで希釈したジボラン(B)をボロン(B)のn型ドーピングガスとして、ドーピングガス供給源22bから供給管24aを介して、真空チャンバ26内に供給する。なお、ボロン(B)は、抵抗率を調整するためのドーパントであり、このドーパントには、他に、アルミニウム(Al)、インジウム(In)、ガリウム(Ga)のいずれか1つ又はこれらの組合せを用いることができる。
【0017】
真空チャンバ26内へ供給されたDEZ、水(HO)、及びジボラン(B)からなる製膜原料は、ノズル25の噴射孔25aから太陽電池半製品基板12表面に吹き付けられる。
これにより、透明で低抵抗の酸化亜鉛(ZnO)からなるn型透明導電膜1Dが形成され、太陽電池サブモジュール1が作成される。
【0018】
以上の通り、n型透明導電膜1Dの主成分である酸化亜鉛(ZnO)の有機金属材料には、DEZを用いているところ、このDEZは下記の合成経路を経て合成される。
2Al(C2H5)3+3ZnCl2→AlCl2(C2H5)+AlCl(C2H5)2+Zn(C2H5)2+ZnCl(C2H5)+ZnCl2
→AlCl3+AlCl2(C2H5)+2Zn(C2H5)2+ZnCl(C2H5)
→2AlCl3+3Zn(C2H5)2
【0019】
DEZが上記の合成経路を経て合成される結果、DEZはその蒸留精度によって、AlCl2(C2H5)やAlCl(C2H5)2といった少量の不純物を含有する。
そして、MOCVD装置2において、このDEZを含む製膜原料が、ノズル25に設けられている複数の噴射孔25aから太陽電池半製品基板12に向けて吹き付けられる。
【0020】
ここで、前述したように、本発明者らによる実験の結果、この噴射孔25aから上記製膜材料を噴射させて製膜を連続的に実施した場合に、噴射孔25aが目詰まりし、閉塞することが確認されている。
そして更に、性状の異なるDEZを用いて製膜を行った結果、この閉塞がDEZに含まれる不純物濃度、及び製膜条件に起因するものと推測された。
【0021】
そこで、MOCVD装置2の噴射孔25aの閉塞の原因となる物質を特定するため、DEZ中の不純物の成分量を変えてMOCVD装置2を運転した。
ここで、MOCVD装置2の運転条件は、下表1の通りである。なお、予熱室は、n型透明導電膜1Dの製膜工程前に、太陽電池半製品基板12を予め加熱しておく処理室であり、太陽電池半製品基板12は、予熱室で加熱された後、真空チャンバ26内のホットプレート27上に載置される。
【0022】
【表1】

【0023】
一方、DEZの供給条件は、下表2の通りである。
【0024】
【表2】

【0025】
また、使用したMOCVD装置2の噴射孔25aの直径は0.3〜1.0mmに設定され、ホットプレート27上に載置された太陽電池半製品基板12の製膜面と噴射孔25aとの間隔は20〜100mmに設定される。
【0026】
<実験1>
まず、実験1として、下表3に示す成分を含有するDEZによりn型透明導電膜1Dの製膜を行った。
【0027】
【表3】

【0028】
製膜前においては、噴射孔25aはきれいに開放されている。
これに対し、製膜後においては、一部の噴射孔25aが閉塞していることが確認された。
【0029】
図4に、噴射孔25aが閉塞することなく製膜された場合におけるシート抵抗分布(60×120cm、Ω/□)を示す。また、図5に、実験1の条件下での製膜により噴射孔25aが閉塞した状態から、連続的に製膜した場合におけるシート抵抗分布(60×120cm、Ω/□)を示す。
図4に示されるように、噴射孔25aが閉塞することなく製膜された場合には、シート抵抗は、偏ることなく、どの部分をとっても5〜15Ω/□の範囲の抵抗値を示す。
【0030】
これに対し、図5に示されるように、噴射孔25aが閉塞してしまった状態から、連続的に製膜がなされた場合には、閉塞した噴射孔25aから製膜原料が噴射されないと共に、閉塞していない噴射孔25aから通常より多い量の製膜原料が噴射されるため、シート抵抗の分布は大きく偏ってしまう。
この結果得られた太陽電池サブモジュール1は、n型透明導電膜層1Dのシート抵抗の分布が大きく偏っているために、安定した光電変換を行うことができない。
【0031】
<実験2>
次に、実験2として、下表4に示す成分を含有するDEZによりn型透明導電膜1Dの製膜を行った。
【0032】
【表4】

【0033】
製膜前のMOCVD装置2のノズル25は、全ての噴射孔25aが開放された状態にある。
実験1と異なり、実験2では、製膜後においても、噴射孔25aはきれいに開放されており、噴射孔25aの閉塞は確認されなかった。
【0034】
図6に、実験2の条件下での製膜を行った状態のノズルから、連続的に製膜した場合におけるシート抵抗分布(60×120cm、Ω/□)を示す。なお、噴射孔25aが全て開放された状態で製膜した場合におけるシート抵抗分布(60×120cm、Ω/□)は、図4におけるのと同じである。
図6に示されるように、実験2を行った後に連続的に製膜を行った場合には、シート抵抗は、偏ることなく、どの部分をとっても5〜15Ω/□の範囲の抵抗値を示している。この分布は、図4におけるのと同様であり、実験2における製膜によっては噴射孔25aが閉塞することなく、連続的に製膜を行うことができることが検証された。
この結果得られた太陽電池サブモジュール1は、n型透明導電膜層1Dのシート抵抗の分布が偏ることなく、安定した光電変換を行うことができる。
【0035】
続いて、実験1において噴射孔25aを閉塞させた閉塞物を採取し、金属成分分析を行った。この結果を下表5に示す。
【0036】
【表5】

【0037】
表5に示すように、閉塞物には、アルミニウム(Al)が67wtppm、亜鉛(Zn)が98wtppm含まれ、これらを主とするものであることが確認された。
【0038】
このうち、亜鉛(Zn)については、実験1及び実験2のいずれに用いたDEZ中にも同量だけ含まれていることから、実験1と実験2において含有量を異にしたアルミニウム(Al)が閉塞の原因であることが明らかとなった。
【0039】
一方、実験1で用いたDEZについて、全供給量のうちの約80%を製膜のために真空チャンバ26内へ供給し、残余の約20%について成分分析を行った。
その結果、DEZの供給前後で、アルミニウム(Al)と塩素(Cl)について、濃度に大きな変化が見られた。この濃度の変化を下表6に示す。
【0040】
【表6】

【0041】
表6に示されるように、DEZの供給に伴って、アルミニウム(Al)と塩素(Cl)が濃縮されることが分かった。
このことから、DEZ中に含まれるアルミニウムは、合成経路に存在するAlCl2(C2H5)やAlCl(C2H5)2からなる塩素化合物として存在することが分かった。
そして、実験1及び実験2により、DEZ中に含まれる不純物について、噴射孔を閉塞させることなく、MOCVD装置を連続的に動作させることのできる許容量は、アルミニウム(Al)が10wtppm未満、塩素(Cl)が60wtppm未満であることが分かった。
【0042】
これにより、MOCVD装置による透明導電膜層の安定的な製膜に要求されるDEZの蒸留精度に基づいてDEZを用意すればよいため、製膜原料の調達コストの軽減を図ることが出来る。また、上記蒸留精度に基づいたDEZを用いることで安定的な製膜を行うことができることから、歩留まりを向上させることができる。
【0043】
なお、本実施形態においては、本発明に係る透明導電膜の製造方法を、太陽電池の製造工程に応用した例により説明したが、これに限らず、本発明は、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、面発熱体、タッチパネル電極等における透明導電膜の製造に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の実施形態に係る組成からなるDEZにより製膜されたn型透明導電膜を備えた太陽電池サブモジュールを示した模式図である。
【図2】本実施形態において、n型透明導電膜を製膜するMOCVD装置の機構を示した模式図である。
【図3】本実施形態において、n型透明導電膜を製膜するMOCVD装置の噴射孔を示した平面図である。
【図4】通常条件において、n型透明導電膜を製膜した場合のシート抵抗の分布を示した図である。
【図5】本実施形態における実験1において、n型透明導電膜を製膜した場合のシート抵抗の分布を示した図である。
【図6】本実施形態における実験2において、n型透明導電膜を製膜した場合のシート抵抗の分布を示した図である。
【符号の説明】
【0045】
1 太陽電池サブモジュール
10 ガラス基板
11 太陽電池セル
11A 裏面電極層
11B p型CIS系光吸収層
11C 高抵抗バッファ層
11D n型透明導電膜
12 太陽電池半製品基板
2 MOCVD装置
21a バブラー
21b バブラー
22a キャリアガス供給源
22b ドーピングガス供給源
23a マスフローコントローラ
23b マスフローコントローラ
23c マスフローコントローラ
24a 供給管
24b 供給管
25 ノズル
25a 噴射孔
26 真空チャンバ
27 ホットプレート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
有機金属化学気相蒸着法に基づき、基板上に製膜原料を噴射する噴射孔を備えたMOCVD装置を用いて、一定量の不純物を含有するジエチル亜鉛(Zn(C)と、ジボラン(B)と、水(HO)とからなる製膜原料を、気相で反応させると共に、上記噴射孔から基板に向けて噴射させることにより、n型の酸化亜鉛(ZnO)系透明導電膜を上記基板上に製膜する透明導電膜の製造方法であって、
上記不純物として含まれるアルミニウム(Al)の含有量が10wtppm未満であるジエチル亜鉛(Zn(C)により製膜する、
ことを特徴とする透明導電膜の製造方法。
【請求項2】
上記不純物として更に含まれる塩素(Cl)の含有量が、60wtppm未満であるジエチル亜鉛(Zn(C)により製膜する、
請求項1記載の透明導電膜の製造方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−43294(P2010−43294A)
【公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−206078(P2008−206078)
【出願日】平成20年8月8日(2008.8.8)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成19年度独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構「太陽光発電システム未来技術研究開発」委託研究、産業技術力強化法第19条の適用を受ける特許出願
【出願人】(000186913)昭和シェル石油株式会社 (322)
【Fターム(参考)】