説明

過剰増殖性障害の処置に有用なベンゾフランおよびベンゾチオフェン誘導体

【課題】過剰増殖性障害の処置に有用なベンゾフランおよびベンゾチオフェン誘導体の提供。
【解決手段】


一般式(1)で表される新規ベンゾフランおよびベンゾチオフェン誘導体の過剰増殖性障害処置のための使用。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

{式中、
XはOおよびSから選択され、
はH、(C−C)アルキル、C(O)(C−C)アルキルおよびベンゾイルから選択され、
は、
OH、CN、NO、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、ハロ(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルコキシ、C(O)R、C(O)NR、NR、NH[(C−C)アルキル]0−1S(O)、NH[(C−C)アルキル]0−1C(O)RおよびNH[(C−C)アルキル]0−1C(O)ORからそれぞれ独立に選択される1、2もしくは3個の置換基でそれぞれ場合により置換されたフェニルおよびナフチル、
それぞれの複素環がOH、CN、NO、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、ハロ(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルコキシ、C(O)R、C(O)NR、NR、NH[(C−C)アルキル]0−1S(O)、NH[(C−C)アルキル]0−1C(O)RおよびNH[(C−C)アルキル]0−1C(O)ORからそれぞれ独立に選択される1、2もしくは3個の置換基で場合により置換された6員複素環、5員複素環および縮合2環式複素環から選択される複素環、
から選択され、
は各々の場合において、独立にH、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、NRもしくは(C−C)アルキルであり、ここで前記アルキルは場合によりOH、C(O)R、ハロ、(C−C)アルコキシおよびNRで置換されており、
は各々の場合において独立に、H、(C−C)シクロアルキルおよび(C−C)アルキルであり、ここで前記アルキルは場合によりOH、=O、ハロ、(C−C)アルコキシ、NH(C−C)アルキル、N[(C−C)アルキル]およびNC(O)(C−C)アルキルで置換されており、
そしてここでRがN原子に結合されている時、各々の場合においてRは(C−C)アルキルであり、その場合2つの(C−C)アルキル基が一緒に、それらが結合しているN原子と一緒になって飽和環を形成することができ、そして
ここでRとRはそれらが結合しているNと一緒に、場合により、利用可能なN原子上で(C−C)アルキルで置換されたピペラジニル環もしくはモルホリニル環を形成することができ、ここで前記アルキルはOH、=O、NH、(C−C)アルコキシ、NH(C−C)アルキルもしくはN[(C−C)アルキル]で場合により置換されており、
そしてただし、RがS(O)もしくはS(O)に結合されている時は、それはHであることはできず、
はH、OH、CN、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、
ハロ(C−C)アルキルおよびハロ(C−C)アルコキシから選択され、
は、
ピペロニル、
Y[ここでYは、=O、N−オキシド、H、CN、NO、ハロ、ハロ(C−C)アルキル、OH、ハロ(C−C)アルコキシ、C(O)OR、C(NH)NR、NR、S(O)0−2、S(O)NR、(C−C)アルコキシ(前記アルコキシはOH、NRおよび(C−C)アルコキシから選択される1もしくは2個の置換基で場合により置換されている)、NR(ここでRはR、C(O)RおよびS(O)から選択される)、C(O)R[ここでRはR、(C−C)シクロアルキル、ZおよびN[(C−C)アルキル]Zから選択され、ここでZは各々の場合において、CN、=O、OH、N−オキシド、NO、ハロ、(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルキル、S(O)、S(O)NR、NR、C(O)Rおよび(C−C)アルキルで場合により独立に置換された複素環であり、ここで前記アルキルはOH、C(O)R、(C−C)アルコキシおよびNRで場合により置換されている]、NR[ここでRはC(O)R、C(O)R、S(O)、S(O)NRおよびC(O)[(C−C)アルキル]Zから選択され、ここでZは場合により前記のとおりに置換されている]、(C−C)アルキル[ここで前記アルキルはCN、OH、=O、ハロ、(C−C)アルコキシ、C(O)R、NR、NR、NR,C(NH)NR、S(O)0−2、S(O)NR、C(O)R、C(O)OR、Z、C(O)ZおよびC(O)N[(C−C)アルキル]Zで場合により置換されており、ここでZは各々の場合において、独立に場合により前記のように置換されている]、
からそれぞれ独立に選択される1、2もしくは3個の置換基で場合により置換された複素環である]、
OH、CN、NO、ハロ、ハロ(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルコキシ、C(O)OR、C(NH)NR、NR、S(O)0−2、S(O)NR、Z、C(O)Z(ここでZは各々の場合において、場合により前記のとおりに置換されている)、(C−C)アルコキシ(ここで前記アルコキシはOH、NRおよび(C−C)アルコキシから選択される1もしくは2個の置換基で場合により置換されている)、NR(ここでRはR、C(O)RおよびS(O)から選択される)、C(O)R[ここでRはR、(C−C)シクロアルキルおよびN[(C−C)アルキル]Zから選択され、ここでZは場合により前記のとおりに置換されている]、NR[ここでRはC(O)R、C(O)R、S(O)、S(O)NRおよびC(O)[(C−C)アルキル]Zから選択され、ここでZは場合により前記のとおりに置換されている]、(C−C)アルキル[ここで前記アルキルはCN、OH、=O、ハロ、(C−C)アルコキシ、C(O)R、NR、NR、C(NH)NR、S(O)0−2、S(O)NR、C(O)RC(O)OR、Z、C(O)ZおよびC(O)N[(C−C)アルキル]Zで場合により置換されており、ここでZは各々の場合において、場合により独立に前記のとおりに置換されている]、からそれぞれ独立に選択される1、2もしくは3個の置換基でそれぞれ場合により置換されたフェニルおよびナフチル、から選択され、
およびRはそれぞれ独立に、H、OH、CN、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、ハロ(C−C)アルキルおよびハロ(C−C)アルコキシから選択される}
の化合物または医薬として許容できるその塩もしくはエステル。
【請求項2】
XがOである請求項1の化合物。
【請求項3】
XがSである請求項1の化合物。
【請求項4】
がそれぞれ、場合により置換されているフェニル、6員複素環および5員複素環から選択される、請求項2の化合物。
【請求項5】
がそれぞれ場合により置換されているYおよびフェニルから選択される請求項2の化合物。
【請求項6】
がそれぞれ場合により置換されたフェニル、6員複素環および5員複素環から選択され、かつRがそれぞれ場合により置換されたYおよびフェニルから選択される請求項2の化合物。
【請求項7】
がフェニルおよびYから選択され、ここでYは5員複素環およびピリジンから選択され、ここで各環状部分が場合により置換されている請求項5の化合物。
【請求項8】
およびRがそれぞれ独立に場合により1もしくは2個の置換基で置換され、かつR、RおよびRがそれぞれ独立にH、OH、Cl、F、CN、CH、OCH、CFおよびOCFから選択される請求項6の化合物。
【請求項9】
がHおよび(C−C)アルキルから選択される請求項8の化合物。
【請求項10】
がそれぞれ場合により置換されているフェニル、6員複素環および5員複素環から選択される請求項3の化合物。
【請求項11】
がそれぞれ場合により置換されたYおよびフェニルから選択される請求項3の化合物。
【請求項12】
がそれぞれ場合に置換されたフェニル、6員複素環および5員複素環から選択され、かつRがそれぞれ場合により置換されたYおよびフェニルから選択される請求項3の化合物。
【請求項13】
が、環部分がそれぞれ場合により置換された、フェニルおよびYから選択され、ここでYが5員複素環およびピリジンから選択される請求項11の化合物。
【請求項14】
およびRがそれぞれ独立に場合により1もしくは2個の置換基で置換され、かつR、RおよびRがそれぞれ独立にH、OH、Cl、F、CN、CH、OCH、CFおよびOCFから選択される請求項12の化合物。
【請求項15】
がHおよび(C−C)アルキルから選択される請求項14の化合物。
【請求項16】
(3−アミノ−6−フェニル−ベンゾフラン−2−イル)−(2,4−ジクロロ−フェニル)−メタノン、
(3−アミノ−6−ピリジン−3−イル−ベンゾフラン−2−イル)−(2,4−ジクロロ−フェニル)−メタノン、
[3−アミノ−6−(3−ニトロ−フェニル)−ベンゾフラン−2−イル]−(2,4−ジクロロ−フェニル)−メタノン、
[3−アミノ−6−(3−アミノ−フェニル)−ベンゾフラン−2−イル]−(2,4−ジクロロ−フェニル)−メタノン、
3−[3−アミノ−2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−ベンゾフラン−6−イル]−ベンゾニトリル、
N−{3−[3−アミノ−2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−ベンゾフラン−6−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド、
N−{3−[3−アミノ−2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−ベンゾフラン−6−イル]−フェニル}−アセトアミド、
[3−アミノ−6−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−ベンゾフラン−2−イル]−(2,4−ジクロロ−フェニル)−メタノン、
5−[3−アミノ−2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−ベンゾフラン−6−イル]−ニコチンアミド、
3−[3−アミノ−2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−ベンゾフラン−6−イル]−ベンゼンスルホンアミド、
(3−アミノ−5−フルオロ−6−ピリジン−3−イル−ベンゾフラン−2−イル)−(2,4−ジクロロ−フェニル)−メタノン、
{3−アミノ−6−[3−((S)−2,3−ジヒドロキシ−プロピルアミノ)−フェニル]−ベンゾフラン−2−イル}−(2,4−ジクロロ−フェニル)−メタノン、
3−[3−アミノ−2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−ベンゾフラン−6−イル]−N−メチル−ベンズアミド、
[3−アミノ−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ベンゾフラン−2−イル]−(2,4−ジクロロ−フェニル)−メタノン、
3−[3−アミノ−2−(2−クロロ−4−フルオロ−ベンゾイル)−ベンゾフラン−6−イル]−ベンズアミド、
2−{3−[3−アミノ−2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−ベンゾフラン−6−イル]−フェニル}−アセトアミド、
[3−アミノ−6−(2−メチル−チアゾール−4−イル)−ベンゾフラン−2−イル]−(2,4−ジクロロ−フェニル)−メタノン、
N−{3−[3−アミノ−2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−ベンゾフラン−6−イル]−ベンジル}−メタンスルホンアミド、
N−{3−[3−アミノ−2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−ベンゾフラン−6−イル]−ベンジル}−アセトアミド、
[3−アミノ−6−(2−メチル−オキサゾール−4−イル)−ベンゾフラン−2−イル]−(2−メトキシ−フェニル)−メタノン、
[3−アミノ−6−(3−フルオロ−5−ニトロ−フェニル)−ベンゾフラン−2−イル]−(2,4−ジクロロ−フェニル)−メタノン、
[3−アミノ−6−(3−メタンスルホニル−フェニル)−ベンゾフラン−2−イル]−(2,4−ジクロロ−フェニル)−メタノン、
[3−アミノ−6−(2−フルオロ−ピリジン−3−イル)−ベンゾフラン−2−イル]−(2,4−ジクロロ−フェニル)−メタノン、および
[3−アミノ−6−(2−メチルアミノ−ピリジン−3−イル)−ベンゾフラン−2−イル]−(2,4−ジクロロ−フェニル)−メタノン、
から選択される化合物。
【請求項17】
式Iの化合物を含んで成る組成物。
【請求項18】
XがOである請求項17記載の組成物。
【請求項19】
XがSである請求項17記載の組成物。
【請求項20】
がそれぞれ場合により置換されたフェニル、6員複素環および5員複素環から選択され、かつRがそれぞれ場合により置換されたYおよびフェニルから選択される請求項18記載の組成物。
【請求項21】
がそれぞれ場合により置換されたフェニル、6員複素環および5員複素環から選択され、かつRがそれぞれ場合により置換されたYおよびフェニルから選択される請求項19記載の組成物。
【請求項22】
過剰増殖性障害の処置若しくは予防を要する患者に対する有効量の式Iの化合物の投与を含んで成る、過剰増殖性障害を処置もしくは予防する方法。
【請求項23】
XがOである請求項22記載の方法。
【請求項24】
XがSである請求項22記載の方法。
【請求項25】
がそれぞれ場合により置換されたフェニル、6員複素環および5員複素環から選択され、かつRがそれぞれ場合により置換されたYおよびフェニルから選択される請求項23記載の方法。
【請求項26】
がそれぞれ場合により置換されたフェニル、6員複素環および5員複素環から選択され、かつRがそれぞれ場合により置換されたYおよびフェニルから選択される請求項24記載の組成物。

【公開番号】特開2010−229152(P2010−229152A)
【公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−138437(P2010−138437)
【出願日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【分割の表示】特願2003−571267(P2003−571267)の分割
【原出願日】平成15年2月21日(2003.2.21)
【出願人】(509135751)ニツポネツクス・インコーポレーテツド (3)
【Fターム(参考)】