説明

駐車支援システム

【課題】運転手にとって駐車しやすい走行軌跡を運転手に提示することができる駐車支援システムを提供する。
【解決手段】車両2に搭載される車載装置3と、駐車領域4に駐車するための走行軌跡を車載装置3に提示することによって車両2の駐車を支援する駐車支援装置5とを備えた駐車支援システム1において、駐車支援装置5は、駐車領域4に駐車した車両の走行軌跡の中で最適に駐車した車両の走行軌跡を表す駐車支援情報を車載装置3に送信し、車載装置3は、駐車支援情報に基づいて、駐車領域4に車両2を駐車するための案内を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の駐車を支援する駐車支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の駐車支援システムとしては、駐車場に設置されて駐車場全体を上方から撮像するカメラから得られる映像に基づいて、駐車領域内へ車両を導くための走行軌跡を算出して車載装置のモニタ画面に表示することによって、車両の駐車を支援するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−182504号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の駐車支援システムは、駐車領域に車両を駐車するための走行軌跡を車両と駐車領域との位置関係に基づいて算出するため、算出した走行軌跡が運転手にとって駐車しやすい走行軌跡になるとは限らないといった課題があった。
【0004】
本発明は、従来の課題を解決するためになされたもので、運転手にとって駐車しやすい走行軌跡を運転手に提示することができる駐車支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の駐車支援システムは、車両に搭載される車載装置と、駐車領域に駐車するための走行軌跡を前記車載装置に提示することによって前記車両の駐車を支援する駐車支援装置とを備えた駐車支援システムにおいて、前記駐車支援装置は、前記駐車領域に駐車した車両の走行軌跡の中で最適に駐車した車両の走行軌跡を表す駐車支援情報を前記車載装置に送信し、前記車載装置は、前記駐車支援情報に基づいて、前記駐車領域に前記車両を駐車するための案内を行うように構成されている。
【0006】
この構成により、本発明の駐車支援システムは、駐車領域に駐車した車両の走行軌跡の中で最適に駐車した車両の走行軌跡を車載装置に提示するため、運転手にとって駐車しやすい走行軌跡を運転手に提示することができる。
【0007】
なお、前記駐車支援装置は、前記駐車領域を含む領域を撮影する撮影装置によって撮影された映像に基づいて、前記駐車領域に駐車した車両の走行軌跡を取得するようにしてもよく、測位装置によって測位された自車の位置を表す位置情報を前記駐車支援装置に送信し、前記駐車支援装置は、前記位置情報に基づいて、前記駐車領域に駐車した車両の走行軌跡を取得するようにしてもよい。
【0008】
この構成により、本発明の駐車支援システムは、駐車領域に駐車した車両の走行軌跡を取得することができる。
【0009】
また、前記駐車支援装置は、前記走行軌跡のふらつき度に基づいて、前記駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を選択するようにしてもよく、前記走行軌跡の切返し回数に基づいて、前記駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を選択するようにしてもよい。
【0010】
この構成により、本発明の駐車支援システムは、駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を選択することができる。
【0011】
また、前記駐車支援装置は、前記駐車領域に駐車する車両の車種に応じて、前記駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を選択するようにしてもよい。
【0012】
この構成により、本発明の駐車支援システムは、駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を車種に応じて選択することができる。
【0013】
また、前記車載装置は、前記駐車支援情報が表す走行軌跡に自車が沿うための車両の操作を案内するようにしてもよい。
【0014】
この構成により、本発明の駐車支援システムは、運転手にとって駐車しやすい走行軌跡で駐車を案内することができる。
【0015】
また、前記車載装置は、前記駐車支援情報が表す走行軌跡に自車が沿うための車両の操作と異なる操作に警告を発するようにしてもよい。
【0016】
この構成により、本発明の駐車支援システムは、運転手にとって駐車しやすい走行軌跡に自車が沿うための車両の操作と異なる操作をしたことを運転手に報知することができる。
【0017】
また、本発明の駐車支援装置は、駐車領域に駐車するための走行軌跡を車両に搭載された車載装置に提示することによって前記車両の駐車を支援する駐車支援装置において、前記駐車領域に駐車した車両の走行軌跡の中で最適に駐車した車両の走行軌跡を表す駐車支援情報を前記車載装置に送信する駐車支援情報送信手段を備えた構成を有している。
【0018】
この構成により、本発明の駐車支援装置は、駐車領域に駐車した車両の走行軌跡の中で最適に駐車した車両の走行軌跡を車載装置に提示するため、運転手にとって駐車しやすい走行軌跡を運転手に提示することができる。
【0019】
なお、前記駐車支援情報送信手段は、前記駐車領域を含む領域を撮影する撮影装置によって撮影された映像に基づいて、前記駐車領域に駐車した車両の走行軌跡を取得するようにしてもよく、前記車載装置から送信された前記車両の位置を表す位置情報に基づいて、前記駐車領域に駐車した車両の走行軌跡を取得するようにしてもよい。
【0020】
この構成により、本発明の駐車支援装置は、駐車領域に駐車した車両の走行軌跡を取得することができる。
【0021】
また、前記駐車支援情報送信手段は、前記走行軌跡のふらつき度に基づいて、前記駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を選択するようにしてもよく、前記走行軌跡の切返し回数に基づいて、前記駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を選択するようにしてもよい。
【0022】
この構成により、本発明の駐車支援装置は、駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を選択することができる。
【0023】
また、前記駐車支援情報送信手段は、前記駐車領域に駐車する車両の車種に応じて、前記駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を選択するようにしてもよい。
【0024】
この構成により、本発明の駐車支援装置は、駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を車種に応じて選択することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明は、運転手にとって駐車しやすい走行軌跡を運転手に提示することができるという効果を有する駐車支援システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0027】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態の駐車支援システムを図1に示す。
【0028】
図1において、駐車支援システム1は、車両2に搭載される車載装置3と、駐車領域4に駐車するための走行軌跡を車載装置3に提示することによって車両2の駐車を支援する駐車支援装置5と、駐車領域4を含む領域を撮影する撮影装置としてのカメラ6とを備えている。
【0029】
車載装置3は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10と、RAM(Random Access Memory)11と、ROM(Read Only Memory)12と、ハードディスク13と、表示装置としての液晶ディスプレイ14と、液晶ディスプレイ14に一体に設けられたタッチパネルやリモコン等の入力装置15と、駐車支援装置5と無線通信するための無線通信モジュール16とを備えている。
【0030】
CPU10は、ROM12およびハードディスク13に記憶されたプログラムをRAM11に読み込んで、RAM11に読み込んだプログラムを実行することによって、無線通信モジュール16による通信の制御、および、液晶ディスプレイ14に対する表示制御を行う等、各部を制御するようになっている。
【0031】
駐車支援装置5は、図3に示すように、CPU20と、RAM21と、ROM22と、ハードディスク23と、車載装置3と無線通信するための無線通信モジュール26と、カメラ6と通信するためのカメラ通信モジュール27とを備えている。
【0032】
CPU20は、ROM22およびハードディスク23に記憶されたプログラムをRAM21に読み込んで、RAM21に読み込んだプログラムを実行することによって、無線通信モジュール26やカメラ通信モジュール27による通信の制御を行う等、各部を制御するようになっている。なお、プログラムを実行するCPU20は、本発明における駐車支援情報送信手段を構成する。
【0033】
ハードディスク23には、CPU20に実行させるためのプログラムに加えて、カメラ6の緯度、経度、高さ、撮影方向および視野を表すカメラ情報が予め格納されている。また、ハードディスク23には、駐車領域4および検知領域7を表す情報が格納されている。
【0034】
ここで、検知領域7は、駐車領域4に駐車しようとする車両2を検知する領域であって、駐車領域4に対して予め定められている。本実施の形態において、検知領域7は、駐車領域4に隣接した8mの幅Wを有する領域とする。
【0035】
なお、CPU20は、カメラ6によって撮影された映像に基づいて駐車領域4を認識して、認識した駐車領域4および検知領域7を表す情報をハードディスク23に格納するようにしてもよい。
【0036】
以上のように構成された駐車支援システム1について図4乃至図10を用いてその動作を説明する。
【0037】
図4は、駐車支援装置5のCPU20による走行軌跡登録動作を説明するためのフロー図である。
【0038】
まず、CPU20は、カメラ6によって撮影された映像に基づいて検知領域7に進入した車両2を検知すると(S1)、この映像とハードディスク23が表すカメラ情報とに基づいて車両2の位置を検出し(S2)、検出した車両2の位置からなる走行軌跡を表す走行軌跡情報を図5に示すようにRAM11に格納する(S3)。
【0039】
ここで、CPU20は、検出した車両2の位置と、ハードディスク23に格納された検知領域7を表す情報とに基づいて、車両2が検知領域7から外れたことを検知すると(S4)、走行軌跡登録動作を終了する。
【0040】
また、CPU20は、検出した車両2の位置と、ハードディスク23に格納された駐車領域4を表す情報とに基づいて、車両2の駐車が完了したか否かを判断する(S5)。ここで、CPU20は、駐車領域4内に車両2が停止したことを、カメラ6によって撮影された映像が表している状態が所定時間、例えば10秒以上経過した場合には、車両2の駐車が完了したと判断する。
【0041】
車両2の駐車が完了していないと判断した場合には、CPU20は、車両2の位置を再び検出して(S2)、RAM11に格納した走行軌跡情報を更新する(S3)。
【0042】
一方、車両2の駐車が完了したと判断した場合には、CPU20は、RAM11に格納した走行軌跡情報が表す走行軌跡のふらつき度や切返し回数を算出することによって、車両2の走行軌跡の評価値を算出する(S6)。
【0043】
例えば、図6(a)に示すように、CPU20は、走行軌跡を構成する車両2の各位置e1乃至e4から走行軌跡の近似曲線Fを算出し、算出した近似曲線Fと車両2の各位置e1乃至e4との距離ln1乃至ln4をそれぞれ算出し、算出した距離ln1乃至ln4を加算することによってふらつき度K1を算出する。
【0044】
また、図6(b)に示すように、CPU20は、走行軌跡の近似曲線Fの特異点p1乃至p3を数えることによって切返し回数K2を算出する。
【0045】
ここで、CPU20は、算出したふらつき度K1および切返し回数K2にそれぞれ重みα、βを与えて加算することによって、車両2の走行軌跡の評価値K(=α×K1+β×K2)を算出する。ここで、αおよびβは、ふらつき度K1および切返し回数K2を換算するための固定値である。本実施の形態においては、α=1.0とし、β=50(cm)とする。このように算出された評価値Kが小さいほど、車両2が最適に駐車したと判断される。
【0046】
図4において、次に、CPU20は、駐車領域4に最適に駐車した車両の走行軌跡を表す最適走行軌跡情報がハードディスク23に格納されているか否かを判断し(S7)、最適走行軌跡情報がハードディスク23に格納されていないと判断した場合には、RAM11に格納した走行軌跡情報を評価値Kと対応させて最適走行軌跡情報としてハードディスク23に格納する(S8)。
【0047】
なお、CPU20は、走行軌跡情報を最適走行軌跡情報としてハードディスク23に格納する場合には、カメラ6によって撮影された映像を表す映像情報を最適走行軌跡情報と対応させてハードディスク23に格納するようにしてもよい。
【0048】
CPU20は、図7(a)に示すように、最適走行軌跡情報を車種毎に格納する。ここで、車種とは、車両の大きさに段階的に対応する区分のことをいい、例えば、普通乗用車、小型乗用車および軽四輪乗用車等がある。
【0049】
なお、CPU20は、カメラ6によって撮影された映像から認識される車両2のナンバープレートに記載された情報から車種を識別するようにしてもよく、カメラ6によって撮影された映像から認識される車両2のホイールベースから車種を識別するようにしてもよい。また、車載装置3によって車種を表す情報が送信される場合には、CPU20は、この情報に基づいて車種を識別するようにしてもよい。
【0050】
また、CPU20は、図7(b)に示すように、検知領域7に対する車両2の進入方向毎に最適走行軌跡情報をハードディスク23に格納するようにしてもよい。なお、図7(b)においては、検知領域7に対する車両2の進入方向として、左右の2つの方向に分類されている例が示されているが、さらに詳細に分類されていてもよい。
【0051】
ステップS7において、最適走行軌跡情報がハードディスク23に格納されていると判断した場合には、CPU20は、最適走行軌跡情報と対応する評価値と、算出した車両2の走行軌跡の評価値Kとを比較することによって車両2が最適に駐車したか否かを判断する(S9)。
【0052】
車両2が最適に駐車したと判断した場合には、CPU20は、RAM11に格納した走行軌跡情報および評価値Kでハードディスク23に格納されている最適走行軌跡情報および評価値を更新する(S10)。一方、車両2が最適に駐車しなかったと判断した場合には、CPU20は、走行軌跡登録動作を終了する。
【0053】
図8は、駐車支援装置5のCPU20による駐車支援動作を説明するためのフロー図である。
【0054】
まず、CPU20は、カメラ6によって撮影された映像に基づいて、検知領域7に進入した車両2を検知すると(S21)、車両2の車種を識別する(S22)。なお、CPU20は、カメラ6によって撮影された映像から認識される車両2のナンバープレートに記載された情報から車種を識別するようにしてもよく、カメラ6によって撮影された映像から認識される車両2のホイールベースから車種を識別するようにしてもよい。また、車載装置3によって車種を表す情報が送信される場合には、CPU20は、この情報に基づいて車種を識別するようにしてもよい。
【0055】
次に、CPU20は、識別した車種の最適走行軌跡情報をハードディスク23から取得し(S23)、取得した最適走行軌跡情報と、カメラ6によって撮影された映像に基づいて検出される車両2の位置とに基づいて車両2の駐車を支援するための駐車支援情報を生成する(S24)。ここで、駐車支援情報は、図9および図10に示すように、駐車領域4を表す映像90、車両2を表す映像91、および最適走行軌跡情報が表す走行軌跡を表す映像92が合成された映像93を表している。なお、CPU20は、ハードディスク23に最適走行軌跡情報と対応して映像情報が格納されている場合には、この映像情報に基づいて、これらの各映像90乃至92を生成するようにしてもよい。
【0056】
図8において、次に、CPU20は、生成した駐車支援情報を車載装置3に無線通信モジュール26を介して送信する(S25)。なお、CPU20が各映像90乃至92を合成した映像93を表す駐車支援情報を車載装置3に送信する代わりに、CPU20が各映像90乃至92を表す駐車支援情報を車載装置3に送信し、車載装置3が各映像90乃至92を合成するようにしてもよい。この場合には、CPU20が車載装置3に2回目以降に送信する駐車支援情報には、車両2を表す映像91だけが表されていればよい。
【0057】
ここで、CPU20は、カメラ6によって撮影された映像に基づいて検出される車両2の位置と、ハードディスク23に格納された検知領域7を表す情報とに基づいて、車両2が検知領域7から外れたことを検知すると(S26)、駐車支援動作を終了する。
【0058】
また、CPU20は、カメラ6によって撮影された映像に基づいて検出される車両2の位置と、ハードディスク23に格納した駐車領域4を表す情報とに基づいて、車両2の駐車が完了したか否かを判断する(S27)。ここで、CPU20は、駐車領域4内に車両2が停止したことを、カメラ6によって撮影された映像が表している状態が所定時間、例えば10秒以上経過した場合には、車両2の駐車が完了したと判断する。
【0059】
車両2の駐車が完了していないと判断した場合には、CPU20は、次の駐車支援情報を生成し(S24)、車載装置3に送信する(S25)。一方、車両2の駐車が完了したと判断した場合には、CPU20は、駐車支援動作を終了する。
【0060】
このように駐車支援装置5のCPU20によって送信された駐車支援情報を受信した車載装置3は、液晶ディスプレイ14に駐車支援情報が表す映像を表示することによって車両2の駐車を案内する。
【0061】
このような本発明の第1の実施の形態の駐車支援システム1は、駐車領域4に駐車した車両の走行軌跡の中で最適に駐車した車両の走行軌跡を車載装置3に提示するため、運転手にとって駐車しやすい走行軌跡を運転手に提示することができる。
【0062】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態の駐車支援システムを図11に示す。
【0063】
図11において、駐車支援システム51は、車両2に搭載される車載装置53と、駐車領域4に駐車するための走行軌跡を車載装置53に提示することによって車両2の駐車を支援する駐車支援装置55とを備えている。
【0064】
車載装置53は、図12に示すように、CPU10と、RAM11と、ROM12と、ハードディスク13と、表示装置としての液晶ディスプレイ14と、液晶ディスプレイ14に一体に設けられたタッチパネルやリモコン等の入力装置15と、駐車支援装置5と無線通信するための無線通信モジュール16と、GPS(Global Positioning System)アンテナで受信した複数の衛星から送出された電波に基づいて現在位置の緯度および経度を測る測位装置としてのGPS受信機57と、自車の進行方位を検出するジャイロ58と、自車の車輪の回転数に基づいて車速を検知する車速センサ59と、車両2の各装置と通信するための車両通信モジュール60とを備えている。
【0065】
なお、車載装置53の各構成において、本発明の第1の実施の形態で説明した車載装置3の各構成と同一に構成されるものについては同一の符号を付してある。
【0066】
CPU10は、ROM12およびハードディスク13に記憶されたプログラムをRAM11に読み込んで、RAM11に読み込んだプログラムを実行することによって、無線通信モジュール16や車両通信モジュール60による通信の制御、および、液晶ディスプレイ14に対する表示制御を行う等、各部を制御するようになっている。
【0067】
また、ハードディスク13には、CPU10に実行させるためのプログラムに加えて、車両2の車種を表す車種情報が予め格納されている。
【0068】
駐車支援装置55は、図13に示すように、CPU20と、RAM21と、ROM22と、ハードディスク23と、車載装置3と無線通信するための無線通信モジュール26とを備えている。なお、駐車支援装置55の各構成において、本発明の第1の実施の形態で説明した駐車支援装置5の各構成と同一に構成されるものについては同一の符号を付してある。
【0069】
CPU20は、ROM22およびハードディスク23に記憶されたプログラムをRAM21に読み込んで、RAM21に読み込んだプログラムを実行することによって、無線通信モジュール26による通信の制御を行う等、各部を制御するようになっている。なお、プログラムを実行するCPU20は、本発明における駐車支援情報送信手段を構成する。
【0070】
また、ハードディスク23には、CPU20に実行させるためのプログラムに加えて、駐車領域4および検知領域7を表す情報が予め格納されている。
【0071】
以上のように構成された駐車支援システム51について図14乃至図16を用いてその動作を説明する。なお、以下に説明する各動作において、車載装置53のCPU10は、GPS受信機57によって測られた緯度および経度と、ジャイロ58によって検出された進行方位と、車速センサ59によって検知された車速とに基づいて算出した現在位置を表す位置情報に加えて、ハードディスク13に格納された車種情報を無線通信モジュール16を介して逐次送信する。
【0072】
図14は、駐車支援装置55のCPU20による走行軌跡登録動作を説明するためのフロー図である。
【0073】
まず、CPU20は、無線通信モジュール26に受信された位置情報と、ハードディスク23に格納された検知領域7を表す情報とに基づいて、検知領域7に進入した車両2を検知すると(S41)、受信された位置情報が表す車両2の位置からなる走行軌跡を表す走行軌跡情報を、例えば、図5に示したようにRAM11に格納する(S42)。
【0074】
ここで、CPU20は、無線通信モジュール26に受信された位置情報と、ハードディスク23に格納された検知領域7を表す情報とに基づいて、車両2が検知領域7から外れたことを検知すると(S43)、走行軌跡登録動作を終了する。
【0075】
また、CPU20は、無線通信モジュール26に受信された位置情報と、ハードディスク23に格納された駐車領域4を表す情報とに基づいて、車両2の駐車が完了したか否かを判断する(S44)。ここで、CPU20は、駐車領域4内に車両2が停止したことを位置情報が表している状態が所定時間、例えば10秒以上経過した場合には、車両2の駐車が完了したと判断する。
【0076】
車両2の駐車が完了していないと判断した場合には、CPU20は、次の位置情報の受信を待ち、受信された位置情報に基づいて、RAM11に格納した走行軌跡情報を更新する(S42)。一方、車両2の駐車が完了したと判断した場合には、CPU20は、車両2の走行軌跡の評価値Kを算出する(S45)。ここで、CPU20による評価値Kの算出については、本発明の第1の実施の形態で説明したため、説明を省略する。
【0077】
次に、CPU20は、駐車領域4に最適に駐車した車両の走行軌跡を表す最適走行軌跡情報がハードディスク23に格納されているか否かを判断し(S46)、最適走行軌跡情報がハードディスク23に格納されていないと判断した場合には、RAM11に格納した走行軌跡情報を評価値Kと対応させて最適走行軌跡情報としてハードディスク23に格納する(S47)。
【0078】
ここで、CPU20は、無線通信モジュール26に受信された車種情報に基づいて車種を識別し、図7(a)に示したように、識別した車種毎に最適走行軌跡情報を格納する。なお、CPU20は、図7(b)に示したように、検知領域7に対する車両2の進入方向毎に最適走行軌跡情報をハードディスク23に格納するようにしてもよい。
【0079】
ステップS46において、最適走行軌跡情報がハードディスク23に格納されていると判断した場合には、CPU20は、最適走行軌跡情報と対応する評価値と、算出した車両2の走行軌跡の評価値Kとを比較することによって車両2が最適に駐車したか否かを判断する(S48)。
【0080】
車両2が最適に駐車したと判断した場合には、CPU20は、RAM11に格納した走行軌跡情報および評価値Kでハードディスク23に格納されている最適走行軌跡情報および評価値を更新する(S49)。一方、車両2が最適に駐車しなかったと判断した場合には、CPU20は、走行軌跡登録動作を終了する。
【0081】
図15は、駐車支援装置55のCPU20による駐車支援動作を説明するためのフロー図である。
【0082】
まず、無線通信モジュール26に受信された位置情報と、ハードディスク23に格納された検知領域7を表す情報とに基づいて、検知領域7に進入した車両2を検知すると(S61)、CPU20は、無線通信モジュール26に受信された車種情報に基づいて車両2の車種を識別する(S62)。
【0083】
次に、CPU20は、識別した車種の最適走行軌跡情報をハードディスク23から取得し(S63)、取得した最適走行軌跡情報と、駐車領域4および検知領域7を表す情報とを含む駐車支援情報を生成し(S64)、生成した駐車支援情報を車載装置3に無線通信モジュール26を介して送信する(S65)。
【0084】
図16は、車載装置53のCPU10による駐車案内動作を説明するためのフロー図である。
【0085】
まず、CPU10は、GPS受信機57によって測られた緯度および経度、ジャイロ58によって検出された進行方位および車速センサ59によって検知された車速に基づいてCPU10によって現在位置を算出し、算出した現在位置を表す位置情報と、ハードディスク13に格納された車種情報とを無線通信モジュール16を介して駐車支援装置55に送信する(S81)。ここで、CPU10は、この位置情報の送信に応じて駐車支援装置55によって送信された駐車支援情報が無線通信モジュール16に受信されるまで、位置情報と車種情報とを駐車支援装置55に送信し続ける。
【0086】
駐車支援装置55によって送信された駐車支援情報が無線通信モジュール16に受信されると(S82)、CPU10は、算出した現在位置と、駐車支援情報が表す最適走行軌跡情報および駐車領域4を表す情報に基づいた駐車案内を表す映像(例えば、図10における映像93)を液晶ディスプレイ14に表示する(S83)。
【0087】
ここで、CPU10は、現在位置を算出しながら(S84)、最適走行軌跡情報が表す走行軌跡を車両2がたどるよう、車両2のステアリングの操作量を液晶ディスプレイ14に表示する(S85)。
【0088】
なお、車両2は、アッカーマン・ジャントウの操舵機構によって構成されているものとする。これにより、CPU10は、車両2の現在位置、進行方位、車速、旋回半径およびホイールベース等に基づいて、最適走行軌跡情報が表す走行軌跡を車両2がたどるためのステアリングの操作量を算出することができる。
【0089】
また、CPU10は、算出したステアリングの操作量と、車両通信モジュール60を介して得られる実際のステアリングの操作量とを比較し、ステアリングの操作量が適切であるか否かを判断する(S86)。
【0090】
ステアリングの操作量が適切でないと判断した場合には、CPU10は、液晶ディスプレイ14に警告を表示させたり、警告音声を図示しないスピーカから出力させたりして運転手に警告を発する(S87)。
【0091】
ここで、CPU10は、算出した現在位置と、駐車支援情報が表す検知領域7を表す情報に基づいて、現在位置が検知領域7から外れたことを検知すると(S88)、駐車支援動作を終了する。
【0092】
また、CPU10は、算出した現在位置と、駐車支援情報が表す駐車領域4を表す情報に基づいて、車両2の駐車が完了したか否かを判断する(S89)。ここで、CPU10は、算出した現在位置が駐車領域4内にある状態が所定時間、例えば10秒以上経過した場合には、車両2の駐車が完了したと判断する。
【0093】
車両2の駐車が完了していないと判断した場合には、CPU10は、現在位置を再び算出する(S84)。一方、車両2の駐車が完了したと判断した場合には、CPU10は、駐車案内動作を終了する。
【0094】
このような本発明の第2の実施の形態の駐車支援システム51は、駐車領域4に駐車した車両の走行軌跡の中で最適に駐車した車両の走行軌跡を車載装置53に提示するため、運転手にとって駐車しやすい走行軌跡を運転手に提示することができる。
【0095】
なお、本発明の第1の実施の形態の駐車支援システム1は、カメラ6によって撮影された映像に基づいて車両2の駐車を支援し、本発明の第2の実施の形態の駐車支援システム51は、車載装置53によって算出された車両2の現在位置に基づいて車両2の駐車を支援するものとしてそれぞれ説明したが、本発明においては、これらを組み合わせて、カメラ6によって撮影された映像および車載装置53によって算出された車両2の現在位置に基づいて車両2の駐車を支援するようにしてもよい。
【0096】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態の駐車支援システムを図17に示す。なお、本実施の形態においては、本発明の第1の実施の形態の駐車支援システム1を複数の駐車領域4a乃至4lを有する駐車場に適用した例について説明する。
【0097】
このため、駐車支援システム71の各構成は、車載装置3のCPU10および駐車支援装置5のCPU20にそれぞれ実行させるプログラム、ならびに、車載装置3のハードディスク13および駐車支援装置5のハードディスク23にそれぞれ格納される情報を除いて、本発明の第1の実施の形態の駐車支援システム1の各構成と同一である。
【0098】
駐車支援装置5のハードディスク23には、CPU20に実行させるためのプログラムおよびカメラ情報に加えて、駐車領域4a乃至4lおよび各駐車領域4a乃至4lに対応する検知領域を表す情報が格納されている。
【0099】
なお、図17においては、駐車領域4dおよび駐車領域4jに対応する検知領域7dと、駐車領域4eおよび駐車領域4kに対応する検知領域7eとが図示されており、他の駐車領域4a乃至4c、4f乃至4iおよび4lに対応する検知領域の図示は、省略されている。
【0100】
以上のように構成された駐車支援システム71において、駐車支援装置5のCPU20による走行軌跡登録動作は、各駐車領域4a乃至4lに対して実行される。これによって、各駐車領域4a乃至4l毎に最適走行軌跡情報がハードディスク23に格納される。
【0101】
また、駐車支援装置5のCPU20による駐車支援動作も、各駐車領域4a乃至4l毎に実行される。
【0102】
例えば、図17において、車両2が検知領域7dに進入すると、車両2を駐車領域4dおよび駐車領域4jに駐車するための各駐車支援情報が、駐車支援装置5から車載装置3に送信される。ここで、車載装置3では、車両2を駐車領域4dおよび4jに駐車するための各駐車支援情報が表す映像が液晶ディスプレイ14に表示される。
【0103】
なお、車載装置3のCPU10は、複数の駐車支援情報が表す映像を液晶ディスプレイ14に表示させる場合には、駐車支援情報毎に配色を変えたり、駐車支援情報毎に表示領域を割り当てたりすることによって、駐車領域と駐車支援情報が表す映像との対応を利用者が認識できるようにすることが望ましい。
【0104】
また、車載装置3の入力装置15を介して利用者に車両2をどの駐車領域に駐車しようとしているかを選択させて、車載装置3のCPU10は、選択された駐車領域に対する駐車支援情報が表す映像を液晶ディスプレイ14に表示させるようにしてもよい。
【0105】
次いで、車両2が検知領域7eに進入すると、車両2を駐車領域4eおよび4kに駐車するための各駐車支援情報が、駐車支援装置5から車載装置3に送信される。ここで、車載装置3では、車両2を駐車領域4d、4e、4jおよび4kに駐車するための各駐車支援情報が表す映像が液晶ディスプレイ14に表示される。
【0106】
次いで、車両2が検知領域7dから外れると、車載装置3では、液晶ディスプレイ14に表示された映像から、車両2を駐車領域4dおよび4jに駐車するための各駐車支援情報が表す映像が除かれる。
【0107】
このような本発明の第3の実施の形態の駐車支援システム71は、各駐車領域4a乃至4lに駐車した車両の走行軌跡の中で最適に駐車した車両の走行軌跡を駐車領域毎に車載装置3に提示するため、運転手にとって駐車しやすい走行軌跡を運転手に提示することができる。
【0108】
なお、本実施の形態においては、駐車支援装置5のCPU20は、各駐車領域4a乃至4l毎に最適走行軌跡情報をハードディスク23に格納するものと説明したが、図17に示したように、「小型車区分A」、「普通車区分B」および「普通車区分C」等といったように、最適走行軌跡情報を共有できるグループに各駐車領域4a乃至4lを分類し、このグループ毎に最適走行軌跡情報をハードディスク23に格納するようにしてもよい。この場合には、CPU20は、各駐車領域4a乃至4lに対する相対的な座標で最適走行軌跡情報を表すようにする。
【0109】
このように構成することによって、同じグループに分類された駐車領域間で最適走行軌跡情報を共用することができる。
【0110】
また、本実施の形態においては、本発明の第1の実施の形態の駐車支援システム1を複数の駐車領域を有する駐車場に適用した例について説明したが、本発明においては、本発明の第2の実施の形態の駐車支援システム51を複数の駐車領域を有する駐車場に適用することもできる。本発明の第2の実施の形態の駐車支援システム51を複数の駐車領域を有する駐車場に適用する場合については、本発明の第3の実施の形態に基づいて容易に実施することができるため、説明を省略する。
【産業上の利用可能性】
【0111】
以上のように、本発明にかかる駐車支援システムは、運転手にとって駐車しやすい走行軌跡を運転手に提示することができるという効果を有し、例えば、車両の駐車を支援する駐車支援システム等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0112】
【図1】本発明の第1の実施の形態における駐車支援システムのブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態における車載装置のブロック図
【図3】本発明の第1の実施の形態における駐車支援装置のブロック図
【図4】本発明の第1の実施の形態における駐車支援装置の走行軌跡登録動作を説明するためのフロー図
【図5】本発明の第1の実施の形態における駐車支援装置に格納される走行軌跡情報を示すテーブル
【図6】本発明の第1の実施の形態における駐車支援装置によるふらつき度および切返し回数の算出を説明するための概念図
【図7】本発明の第1の実施の形態における駐車支援装置に格納される最適走行軌跡情報を示すテーブル
【図8】本発明の第1の実施の形態における駐車支援装置の駐車支援動作を説明するためのフロー図
【図9】本発明の第1の実施の形態における駐車支援装置によって生成される駐車支援情報のイメージ
【図10】図9に続くイメージ
【図11】本発明の第2の実施の形態における駐車支援システムのブロック図
【図12】本発明の第2の実施の形態における車載装置のブロック図
【図13】本発明の第2の実施の形態における駐車支援装置のブロック図
【図14】本発明の第2の実施の形態における駐車支援装置の走行軌跡登録動作を説明するためのフロー図
【図15】本発明の第2の実施の形態における駐車支援装置の駐車支援動作を説明するためのフロー図
【図16】本発明の第2の実施の形態における車載装置の駐車案内動作を説明するためのフロー図
【図17】本発明の第3の実施の形態における駐車支援システムのブロック図
【符号の説明】
【0113】
1、51、71 駐車支援システム
3、53 車載装置
5、55 駐車支援装置
6 カメラ
10、20 CPU
11、21 RAM
12、22 ROM
13、23 ハードディスク
14 液晶ディスプレイ
15 入力装置
16、26 無線通信モジュール
27 カメラ通信モジュール
57 GPS受信機
58 ジャイロ
59 車速センサ
60 車両通信モジュール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載される車載装置と、駐車領域に駐車するための走行軌跡を前記車載装置に提示することによって前記車両の駐車を支援する駐車支援装置とを備えた駐車支援システムにおいて、
前記駐車支援装置は、前記駐車領域に駐車した車両の走行軌跡の中で最適に駐車した車両の走行軌跡を表す駐車支援情報を前記車載装置に送信し、
前記車載装置は、前記駐車支援情報に基づいて、前記駐車領域に前記車両を駐車するための案内を行うことを特徴とする駐車支援システム。
【請求項2】
前記駐車支援装置は、前記駐車領域を含む領域を撮影する撮影装置によって撮影された映像に基づいて、前記駐車領域に駐車した車両の走行軌跡を取得することを特徴とする請求項1に記載の駐車支援システム。
【請求項3】
前記車載装置は、測位装置によって測位された自車の位置を表す位置情報を前記駐車支援装置に送信し、
前記駐車支援装置は、前記位置情報に基づいて、前記駐車領域に駐車した車両の走行軌跡を取得することを特徴とする請求項1に記載の駐車支援システム。
【請求項4】
前記駐車支援装置は、前記走行軌跡のふらつき度に基づいて、前記駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を選択することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の駐車支援システム。
【請求項5】
前記駐車支援装置は、前記走行軌跡の切返し回数に基づいて、前記駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を選択することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の駐車支援システム。
【請求項6】
前記駐車支援装置は、前記駐車領域に駐車する車両の車種に応じて、前記駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を選択することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の駐車支援システム。
【請求項7】
前記車載装置は、前記駐車支援情報が表す走行軌跡に自車が沿うための車両の操作を案内することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の駐車支援システム。
【請求項8】
前記車載装置は、前記駐車支援情報が表す走行軌跡に自車が沿うための車両の操作と異なる操作に警告を発することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の駐車支援システム。
【請求項9】
駐車領域に駐車するための走行軌跡を車両に搭載された車載装置に提示することによって前記車両の駐車を支援する駐車支援装置において、
前記駐車領域に駐車した車両の走行軌跡の中で最適に駐車した車両の走行軌跡を表す駐車支援情報を前記車載装置に送信する駐車支援情報送信手段を備えたことを特徴とする駐車支援装置。
【請求項10】
前記駐車支援情報送信手段は、前記駐車領域を含む領域を撮影する撮影装置によって撮影された映像に基づいて、前記駐車領域に駐車した車両の走行軌跡を取得することを特徴とする請求項9に記載の駐車支援装置。
【請求項11】
前記駐車支援情報送信手段は、前記車載装置から送信された前記車両の位置を表す位置情報に基づいて、前記駐車領域に駐車した車両の走行軌跡を取得することを特徴とする請求項9に記載の駐車支援装置。
【請求項12】
前記駐車支援情報送信手段は、前記走行軌跡のふらつき度に基づいて、前記駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を選択することを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れかに記載の駐車支援装置。
【請求項13】
前記駐車支援情報送信手段は、前記走行軌跡の切返し回数に基づいて、前記駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を選択することを特徴とする請求項9乃至請求項12の何れかに記載の駐車支援装置。
【請求項14】
前記駐車支援情報送信手段は、前記駐車領域に駐車する車両の車種に応じて、前記駐車領域に最適に駐車した車両の走行軌跡を選択することを特徴とする請求項9乃至請求項13の何れかに記載の駐車支援装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2007−170906(P2007−170906A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−366307(P2005−366307)
【出願日】平成17年12月20日(2005.12.20)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】