説明

コードレスイヤホン及びコードレスイヤホン付き携帯電話装置

【課題】従来のイヤホン付き携帯電話装置は、イヤホンのコードが煩わしく、イヤホンを使わないときに携帯電話装置本体と別に持ち歩くと、コードがからまりやすく、使う時にコードのからまりをほぐして取り付けるという煩わしさがあった。
【解決手段】イヤホン端子付き携帯電話装置に短距離無線通信用の親機を設け、ストラップを用いてイヤホン端子付き携帯電話装置に短距離無線通信用の子機を着脱可能に保持する保持装置を設け、イヤホン端子付き携帯電話装置に親機と子機を一体にして携行できるようにした。また、保持装置に保持状態検出手段を設け、子機が保持装置から離れた状態において、携帯電話装置で出力する信号を親機から子機に送信するよう構成した。更に、保持装置に子機の充電電池の充電制御手段を設け、携帯電話装置側の電源を用いて子機の充電電池を充電するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、短距離無線通信を利用したコードレスイヤホン及びコードレスイヤホン付き携帯電話装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、携帯電話装置にはイヤホン端子が付いており、携帯電話装置のイヤホン端子に有線式のイヤホンを装着して携帯電話装置の音声が聞けるように、あるいは有線式のイヤホンマイクを装着して音声通話ができるように構成されている。
【0003】
しかし、有線式のイヤホンおよびイヤホンマイクは使用の際にコードが煩わしく感じられ、またイヤホンを使わないときには携帯電話装置から取り外して持ち歩くためイヤホンのコードがからまりやすく、いざ取り出して使おうとしたときには、コードのからまりをほぐしてから携帯電話装置に取り付けなければならないという煩わしさがあった。
【0004】
そこで最近、赤外線通信やFM通信、あるいはブルートゥース(登録商標)等の短距離無線通信を利用してイヤホンのコード部分を無くした、いわゆるコードレスイヤホン付き携帯電話装置が提案され、一部が実用化されている(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。これらコードレスイヤホン付き携帯電話装置では、イヤホンのコードが無いため、コードが邪魔にならず、収納時にコードがからまらず、コードレスイヤホンを携帯電話装置のイヤホン端子にいちいち接続したり外したりせず、直ぐに使えるという利点がある。
【0005】
しかし、上記のコードレスイヤホンであっても、使わないときは携帯電話装置と別にして持ち運ぶため、コードレスイヤホンを携行するのを忘れたり、落としたり、無くしたりしてしまうという問題があった。またコードレスイヤホンは、携帯電話装置とは別の専用電池を必要とするため、コードレスイヤホンを使わないときに専用電池が消耗しないようにスイッチを切ったり、消耗した専用電池を新しいものと交換したり、専用電池を携帯電話装置とは別に充電したりしなければならないという問題を生じていた。
【特許文献1】特開平11−41133号公報(第3頁、図1)
【特許文献2】実用新案登録第3067317号公報(第2頁、図1から図4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記従来のコードレスイヤホン付き携帯電話装置の持つ問題点を解決することを目的とし、特に、コードレスイヤホンを携帯電話装置と一体にして持ち歩くことができ、コードレスイヤホンの充電電池が携帯電話装置本体から充電されていて個別に充電する必要がなく、着信時にコードレスイヤホンを耳につければ通信が始まり、通信中にコードレスイヤホンを耳から外して携帯電話装置に一体にすれば通信が終了するように、使いたいときに直ぐ使え、万一、着信待ち受け時にコードレスイヤホンを誤って落としたとしても、報知音が鳴って落としたことを知らせるという使い勝手のよいコードレスイヤホン及びコードレスイヤホン付き携帯電話装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記従来の課題を解決するために、本発明のコードレスイヤホン付き携帯電話装置では、イヤホン端子付き携帯電話装置に短距離無線通信用の親機を設け、ストラップを用いてイヤホン端子付き携帯電話装置に短距離無線通信用の子機を着脱可能に保持する保持装置を設け、保持装置に子機を保持することにより、イヤホン端子付き携帯電話装置に親機と
子機を一体にして携行できるようにするとともに、保持装置に子機の保持状態を検出する保持状態検出手段を設け、子機が保持装置から離れた状態において携帯電話装置で出力する信号を親機から子機に送信するよう構成している。
【0008】
この構成により、イヤホン端子付き携帯電話装置にストラップを用いて子機を親機ともども一体に携行することができることはもちろん、子機を保持装置から取り出すことによりコードレスイヤホンによる通信を行うことができる。
【0009】
そして本発明は、子機に充電電池を設けるとともに、保持装置に子機の充電電池を充電するための充電制御手段を備え、保持装置をイヤホン端子付き携帯電話装置のイヤホン端子に接続し、保持装置の充電制御手段により、携帯電話装置からイヤホン端子を介して電力を供給して子機の充電電池を充電するよう構成している。この構成により、子機の充電電池を充電するための充電制御手段を持たない携帯電話装置から子機の充電電池を充電することができる。
【0010】
なお、イヤホン端子付き携帯電話装置に短距離無線通信用の親機を設けるに際して、親機はイヤホン端子付き携帯電話装置の内部、外部、あるいは子機の保持装置のいずれかに設けるようにしている。すなわち、親機をイヤホン端子付き携帯電話装置の内部に設けたときは、親機をイヤホン端子付き携帯電話装置に外付けする必要がない。親機をイヤホン端子付き携帯電話装置の外部に着脱可能に接続して設けたときは、親機を後からイヤホン端子付き携帯電話装置に追加接続して使用することができる。また、親機を子機の保持装置に設けたときは、親機と子機をワンセットとしてイヤホン端子付き携帯電話装置とともに携行することができる。
【0011】
そして本発明は、保持装置に、保持装置と携帯電話装置のイヤホン端子の間を結ぶ接続コードの一部を保持装置の筐体内に引き入れる接続コードのたるみ吸収手段を設けている。接続コードのたるみ吸収手段は、保持装置とイヤホン端子の間に生じる接続コードのたるみを吸収するので、保持装置とイヤホン端子の間の接続コードがたるみのない姿で使用することができる。そして、ストラップの長さを保持装置とイヤホン端子の間を結ぶ接続コードの長さより短くすることにより、接続コードより長さの短いストラップが携帯電話装置の自重を支え、携帯電話装置の自重による張力が接続コードに作用しないようにしている。
【0012】
また、本発明は、子機の筐体にくびれ部分を設け、保持装置に子機の筐体のくびれ部分を保持する保持手段を設け、子機を保持装置の保持手段に着脱自在に構成している。また、子機のくびれ部分を耳にかけることができる大きさにしている。この構成により、子機を保持装置に簡単に着脱することができることはもちろん、耳にかけやすいコードレスイヤホンが得られる。
【0013】
また、本発明は、保持装置に子機の保持状態を検出する保持状態検出手段を設け、着信時において、保持装置の保持状態検出手段が、保持装置に保持していた子機が取り出されたことを検出すると、通信を開始するよう構成している。この構成により、保持装置から子機を取り出すだけで、携帯電話装置の音声通話等の通信を開始することができる。
【0014】
また、本発明は、保持装置に子機の保持状態を検出する保持状態検出手段を設け、通信時において、保持装置に保持していなかった子機が保持されたことを検出すると、通信を終了するよう構成している。この構成により、保持装置に子機を戻すだけで、通信を終了することができる。
【0015】
また、本発明は、保持装置に子機の保持状態を検出する保持状態検出手段を設け、着信
待ち受け状態において、保持装置に保持していた子機が取り外されたことを検出すると、報知音を発するよう構成している。この構成により、着信時、通話時以外の着信待ち受け状態で、保持装置に保持されていた子機が保持装置から外れたことを携帯電話装置の使用者に知らせることが可能となる。
【0016】
本発明は、短距離無線通信用の親機と、短距離無線通信用の子機と、ストラップ取り付け手段を設けた子機の保持装置とからなり、保持装置に子機を保持した状態で、親機と子機を携帯電話装置と一体に携行できるようにするとともに、保持装置に子機の保持状態を検出する保持状態検出手段を設け、子機が保持装置から外れた状態において、親機と子機間で短距離無線通信を行うようコードレスイヤホンを構成している。
【0017】
この構成により、子機を保持装置に保持した状態で携帯電話装置とともに携行することができる。また、イヤホン端子付き携帯電話装置にストラップで取り付けた保持装置から、随時、子機を取り出して耳に付けることによりコードレスイヤホンとして使用することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明のコードレスイヤホン付き携帯電話装置では、短距離無線通信用の親機を設けたイヤホン端子付き携帯電話装置に、ストラップを用いて設けた子機を保持する保持装置により、子機を親機ともどもイヤホン端子付き携帯電話装置と一体に携行することができる。
【0019】
また、子機の充電電池を充電するための充電制御手段を持たない携帯電話装置から子機の充電電池を充電することができる。
【0020】
なお、イヤホン端子付き携帯電話装置に短距離無線通信用の親機を設けるに際して、親機をイヤホン端子付き携帯電話装置の内部、外部、あるいは子機の保持装置のいずれかに設けるようにしているため、親機をイヤホン端子付き携帯電話装置の内部に設けたときは、親機をイヤホン端子付き携帯電話装置に外付けする必要がない。親機をイヤホン端子付き携帯電話装置の外部に着脱可能に接続して設けたときは、親機の付いていない携帯電話装置に親機を追加接続して使用することができる。また、親機を子機の保持装置に設けたときは、親機と子機をワンセットとして携帯電話装置とともに携行することができるという効果が得られる。
【0021】
そして、着信時に、コードレスイヤホンの子機を保持装置から取り出して耳につければ通信が始まり、通信中に保持装置から外れていた子機を保持装置と一体にすれば通信が終了する。そして、着信待ち受け時にコードレスイヤホンの子機が保持装置から外れたとしても、外れたことを知らせる報知音が鳴るという使い勝手のよいコードレスイヤホン付き携帯電話装置が得られる。また、報知音を止め、保持装置から子機が外れた状態で着信待ち受け状態にすることもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0023】
(実施の形態1)
図1に本発明のコードレスイヤホン付き携帯電話装置の外観を示す。図1は、携帯電話装置1の充電電池10の付いている裏面側を上にして机の上に置いた状態を示している。携帯電話装置1には、筐体にストラップ取り付け穴2を設け、側面にイヤホン接続端子3を設けている。そして、携帯電話装置1のストラップ取り付け穴2には、保持装置4から出ている取り付け用ストラップ5を通して機械的に連結している。そして、同じく保持装
置4から出ている接続コード6の先端にあるイヤホン接続プラグ7を携帯電話装置1のイヤホン接続端子3に嵌めて電気的に接続している。なお、図1では、保持装置4に短距離無線通信用の子機9を一体的に保持した状態を示したが、保持装置4には子機9を着脱自在に保持する保持手段を設けているので、子機9だけを保持装置4の保持手段から取り出して携帯電話装置1の使用者の耳に装着できるようにしている。なお図1には図示していないが、保持装置4の中に短距離無線通信用の親機を組み込んでいる。
【0024】
図2に本発明のコードレスイヤホンの保持装置4と子機9の外観図を示す。図2(a)に、保持装置4に子機9を一体的に保持したときの外観図を、図2(b)に保持装置4から子機9をA矢印方向に外したときの外観図をそれぞれ示している。図2(b)に示すように、保持装置4の筐体はほぼU字状の形をしている。U字状の筐体の下側面には、保持装置4を携帯電話装置1に機械的に取り付けるための取り付け用ストラップ5をネジ又は圧入その他の固定方法により固定している。U字状の筐体の上側面には、人が手で持ち運ぶための携行用ストラップ8をネジ又は圧入その他の固定方法により固定している。特に、取り付け用ストラップ5や携行用ストラップ8のそれぞれの先端にネジ部を設け、ネジにより保持装置4に着脱自在に固定すると使い勝手が良い。すなわち、取り付け用ストラップ5を保持装置4から外して、取り付け用ストラップ5だけを先に携帯電話装置1に取り付け、その後、取り付け用ストラップ5のネジ部に保持装置4を簡単に固定することができる。また、携行用ストラップ8についても、必要によりまた気分により他の携行用ストラップ8を簡単に付け替えることができる。また、保持装置4のU字状の筐体の左側面の穴45から、先端にイヤホン接続プラグ7を付けた接続コード6を出している。保持装置4の筐体のU字状の部分の内面には、一対の充電端子42a、42bを弾性的に出し入れ自在に、かつ、突出するように設けている。
【0025】
図3に本発明の第一の実施の形態に係るコードレスイヤホンの保持装置4の一部を断面にした外観図を示す。保持装置4の筐体には、接続コード6を筐体内に引き込むための空間40を設けている。接続コード6は空間40の中の筐体に一端が固定され、図3に示すように上方に向かった後下方に折れ曲がって、他端を筐体の穴45から外に出すように構成している。そして、空間40の中の接続コード6の屈曲部の内側に円筒状のスポンジなどからなる弾性手段41を当てている。弾性手段41は接続コード6を押し広げ、接続コード6に筐体内に引き込む力を与えている。本発明の第一の実施の形態では、このように保持装置4の筐体内の空間40と、接続コード6の屈曲部と、弾性手段41の組合せにより接続コードのたるみ吸収手段を形成している。接続コード6に張力がかかっていないときには、空間40の中の弾性手段41の力で接続コード6の屈曲部が空間40で押し広がり、接続コード6は保持装置4の筐体内に引き込まれ、接続コードに生じるたるみが吸収される。
【0026】
ちなみに、既に示した図1では取り付け用ストラップ5はたるんでいるのに、接続コード6はピンと引っ張られた姿をしている。なお図1の状態で、携行用ストラップ8を携帯電話装置1の使用者が手で持てば、携帯電話装置1の自重により、接続コード6と取り付け用ストラップ5が引っ張られる。接続コード6は、前記接続コードのたるみ吸収手段によって吸収されていたたるみ部分が引っ張られ、接続コード6の長さが延びることになるが、接続コード6より長さの短い取り付け用ストラップ5が先に延びきり、接続コード6がたるみ部分を残した状態で、携帯電話装置1が、携行用ストラップ8と取り付け用ストラップ5により吊り下げられることになる。
【0027】
なお、ここでは弾性手段41として、一定の厚みを持つ円筒状をしたスポンジのかたまりを用いた例を示したが、弾性手段41としては、コイル状に形成した弾性手段を用いてもよいし、伸縮する棒状に形成した弾性手段を用いてもよい。
【0028】
図4に本発明の第一の実施の形態に係るコードレスイヤホンの子機9の外観図を示す。図4(a)はコードレスイヤホンの子機9の正面図を、図4(b)はコードレスイヤホンの子機9の右側面図を、図4(c)はコードレスイヤホンの子機9の平面図を示す。子機9の筐体は、ほぼ円筒状をしていて、アンテナを内蔵したほぼ直方体の部分96が円筒部分から突出した形状をしている。なお、円筒部分の中央に円筒の直径を小さくした、くびれ部分9aを形成して、くびれ部分9aが既に図2と図3で示した保持装置4の筐体のU字状の部分に嵌り込むようにしている。
【0029】
子機9のくびれ部分9aが、保持装置4の筐体のU字状の部分に嵌り込むと、保持装置4の筐体のU字状の部分に弾性的に出し入れ自在に突出している充電端子42a、42bが子機9を保持する。すなわち、保持装置4の筐体のU字状の部分と一対の充電端子42a、42bが子機9の保持手段を形成している。そのため、既に図2(b)で示したA矢印の方向に、子機9を保持装置4の充電端子42a、42bの力に抗して押し込み、あるいは引き抜くことにより、保持装置4の筐体のU字状の部分に着脱することができる。
【0030】
子機9のくびれ部分9aには、子機9の充電電池を充電するための充電端子92a、92bを設けていて、子機9を保持装置4のU字状の部分で保持したときに、子機9の充電端子92a、92bが保持装置4の充電端子42a、42bと接触し、充電電流が流れるようにしている。なお図4で、97aはマイクロフォン用の音孔、98aはスピーカー用の音孔であり、99はスイッチ手段である。
【0031】
図5に、本発明のコードレスイヤホン付き携帯電話装置のブロック図を示す。図5は携帯電話装置1と保持装置4と子機9のそれぞれの構成と対応関係が理解しやすいように、それぞれを隣接した状態に離して示している。左から、図5(a)に携帯電話装置1のブロック図を、図5(b)に保持装置4のブロック図を、図5(c)に子機9のブロック図をそれぞれ示している。ここで、図5(b)には、保持装置4の中に短距離無線通信用の親機を組み込んだ構成を示している。なお、図5では説明を簡単にするため、主として、充電制御に関する回路ブロックと、音声制御に関する回路ブロックと、保持装置4の中に設けた短距離無線通信用の親機と子機9間の短距離無線通信の回路ブロックを示し、その他、電話通信のための無線通信手段やテンキー操作等の各種電話操作に関する回路ブロックについては記載および説明を省略している。
【0032】
まず、図5(a)の携帯電話装置1のブロックを説明する。図5(a)では、携帯電話装置1の左側に充電端子11aと11bを設けている。充電端子11aには、携帯電話装置1の充電電池10を充電するための充電回路12を接続し、充電回路12に充電電池10を接続している。また、充電回路12からレギュレータ13を経てイヤホン接続端子3に電源を供給するように構成している。また、携帯電話装置1には、携帯電話装置の制御部14を設け、イヤホン接続端子3に向けて音声信号を送出し、あるいは受信するように制御している。また、制御部14は、イヤホン接続端子3にイヤホン接続プラグ7が接続されているか否かのイヤホン接続プラグ7の有無検出信号を受け取るようにしている。また、コードレスイヤホンを制御するための制御信号も下りシリアル信号あるいは上りシリアル信号として送受信するように構成している。
【0033】
次に、図5(b)の保持装置4のブロックを説明する。図5(b)では、保持装置4の左側に、携帯電話装置1のイヤホン接続端子3に接続するイヤホン接続プラグ7を設けている。イヤホン接続プラグ7はイヤホン接続端子3から電源供給を受ける。イヤホン接続プラグ7から供給された電源は、保持装置4に設けた充電制御手段47の制御の下、充電端子42a、42bに供給する。充電端子42aには、子機9の装着状態を検出する装着検出部44を接続し、充電端子42a、42bに子機の充電端子が接触しているかどうかを検出するようにしている。そして、短距離無線通信用の親機の音声信号処理や動作制御
を行う制御部43が子機9の装着状態に応じた制御を行う。制御部43は、イヤホン接続プラグ7を介して携帯電話装置1からの音声信号を受信し、あるいは子機9からの音声信号を送信するようにしている。また制御部43は、イヤホン接続プラグ7がイヤホン接続端子3に接続されているか否かを知らせるイヤホン接続プラグ7の有無検出信号を送るようにしている。また、携帯電話装置1の制御部14との間で制御信号を下りシリアル信号あるいは上りシリアル信号として送受信するように構成している。また、保持装置4には、短距離無線通信用の親機の主要部として機能する赤外線無線通信、FM通信、ブルートゥース(登録商標)等の短距離無線通信の無線送受信部45と、通信方式に応じて必要なアンテナ46を設け、子機9と短距離無線通信するようにしている。
【0034】
図5(c)の子機9のブロックを説明する。図5(c)では、子機9の左側に、保持装置4の中の親機の部分と短距離無線通信するための無線送受信部95と通信方式に応じて必要なアンテナ96と制御部93、そしてマイクロフォン97とスピーカー98を接続している。なお、図5(c)ではスピーカー98だけを接続した形態を示したが、スピーカー98を音声出力専用として、スピーカー98とは別に着信音出力用のリンガーを並列的に接続するようにしてもよい。
【0035】
また子機9には、充電電池90と充電端子92a、92bを設けて、保持装置4の充電端子42a、42bから電力供給を受けて充電されるように構成している。子機9には装着検出部94があり、制御部93は保持装置4との装着状態に応じて子機9の制御を行う。例えば、着信待ち受け状態で、子機9が保持装置4の保持手段から外れたことを装着検出部94が検出すると、制御部93は、スピーカー98に報知音を出力させる。このことにより、子機9が保持装置から外れたことを携帯電話装置の使用者に知らせることが可能となる。そして、子機9にはスイッチ手段99を設けていて、例えば着信待ち受け状態で子機9が保持装置4から外れて報知音が出力されているときに、スイッチ手段99をオンすると制御部93の制御により報知音が止まるようにしている。
【0036】
また、スイッチ手段99をオンしたことにより報知音が止まった後を、子機9が保持装置4から外れた状態で着信を待つ着信待ち受け状態となるようにしてもよい。すなわち、子機9が保持装置4から外れた状態で着信があると、保持装置4の中の親機は子機9を呼び出し、着信信号を送って、子機のスピーカー98に保持装置4で保持しているときより小さい着信音を出力する。子機9のスピーカー98に着信音が出力され着信を知らせているときにスイッチ手段99が押されると、子機9の制御部93は無線送受信部95とアンテナ96を用いて保持装置4の中の親機の部分に通話開始信号を送信し、保持装置4は、携帯電話装置1の制御部14に通話動作を開始させるよう構成する。このことにより、子機9を保持装置4と離した状態で、オフフックスイッチ付きのコードレスイヤホン付き携帯電話装置として使用することができる。
【0037】
なお、上記のように意図的に子機9を保持装置4から外して使用するとき、子機9を保持装置4から外す都度、スピーカー98から報知音が出力されるのは煩わしい。そのため、子機9が外れたことを検出した後、例えば1秒から2秒程度の所定時間の後に報知音を出力させてもよい。この場合、子機9を外してから所定時間内にスイッチ手段99をオンすることにより、報知音を出力させなくてすむという効果がある。また、子機9を外す前に、スイッチ手段99を押し、スイッチ手段99をオンにした状態で子機9を外せば、報知音を出力しないようにしてもよい。
【0038】
なお、保持装置4の装着検出部44が着信時に子機9が保持装置4の保持手段から外れたことを検出すると、保持装置4の制御部43は、着信に対して通話を開始するための動作がされた、つまり通話開始ボタンが押されたのと同じ通信開始の動作がされたとみなして、携帯電話回線を接続するとともに、保持装置4と子機9間を短距離無線通信接続して
、音声信号や制御信号を相互に送受信させるようにしている。
【0039】
また、保持装置4の装着検出部44が通話等の通信中に、保持装置4から外れていた子機9が保持装置4の保持手段に保持されたことを検出すると、保持装置4の制御部43は、携帯電話回線等の通信を終了させる。そして、保持装置4と子機9間の短距離無線通信も終了させるようにしている。
【0040】
以上のように構成した携帯電話装置1と保持装置4と子機9について、子機9の充電電池90を充電する仕組みを説明する。携帯電話装置1を図示しない充電台に置くと、充電台から充電端子11aと11bに電源が供給される。充電回路12は携帯電話装置1に内蔵した充電電池10を充電するとともに、充電台から供給された電源をレギュレータ13により電源を安定化した後、イヤホン接続端子3とイヤホン接続プラグ7を介して保持装置4に供給する。保持装置4に供給された電源は、保持装置4の制御部43と充電制御手段47にそれぞれ供給される。充電制御手段47は、保持装置4の充電端子42a、42bに、子機9の充電端子92a、92bが接続されているか否か子機9の装着状態を検出する装着検出部44の働きにより、子機9が装着されていれば、保持装置4の充電端子42a、42bと、子機9の充電端子92a、92bを介して、子機9の充電電池90を充電する。なお、携帯電話装置1が図示しない充電台に置かれていないときであっても、保持装置4の充電制御手段47は、子機9の充電電池90の電圧を監視していて、所定の電圧が保たれるよう、携帯電話装置1の充電電池10を用いて、子機9の充電電池90を充電するようにしている。
【0041】
このようにして、充電電池90を充電された子機9は、保持装置4から取り外したときに充電電池90により、制御部93と無線送受信部95を動作させ、保持装置4の親機の部分と子機9の短距離無線通信を行い、マイクロフォン97とスピーカー98により、送話と受話の音声信号を保持装置4の親機の部分と送受信するイヤホンマイクとして動作する。
【0042】
図6に、本発明のコードレスイヤホン付き携帯電話装置の使用状態の概念図を示す。コードレスイヤホン付き携帯電話装置の使用者11は、イヤホン端子付き携帯電話装置1を右手で持ち、子機9を保持装置4から取り外して、耳に嵌めている。携帯電話装置1のイヤホン端子3に出力される音声信号は、接続プラグ7と接続コード6を経て保持装置4の親機の部分から、短距離無線通信で子機9に送信され、音声として出力される。携帯電話装置の使用者11は、耳に嵌めた子機9から、携帯電話装置1のイヤホン端子3に出力される音声信号を聞くことができる。
【0043】
(実施の形態2)
次に、本発明の第二の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置について説明する。既に説明した本発明の第一の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置では、子機9の構成として、子機の筐体内にスピーカーを一つだけ設けた構成を示したが、子機9にステレオヘッドホーンを接続する端子21を設け、子機9にステレオヘッドホーン20を接続するよう構成しても良い。このことにより、子機9にステレオヘッドホーン20を接続して左右の耳で携帯電話装置で発する音声を聞くことができる。子機9にステレオヘッドホーン20を接続した本発明の第二の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置の使用状態図を図7に示す。コードレスイヤホン付き携帯電話装置の使用者11は、イヤホン端子付き携帯電話装置1を右手で持ち、子機9を保持装置4から取り外して子機9にステレオヘッドホーン20を接続端子21で接続して左右の耳に嵌めている。
【0044】
(実施の形態3)
次に、本発明の第三の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置について説明する。本発明の第三の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置では、当初から子機9を二つのスピーカーを搭載したコードレスのステレオイヤホンとして構成している。図8に示すように、子機9には元々設けてある第一のスピーカー98の他に、子機9から延ばしたコード91の先に第二のスピーカー98‘を設け、保持装置4に二つのU字状の保持部を設け、それぞれのスピーカー98、98‘を着脱自在に保持するように構成している。なお、コード91はストラップとしての役目も果たす。なお、子機9の保持装置の二つのU字状部の内側にそれぞれ一対の充電端子42a、42bを設けておくとにより、子機9をどちらのU字状の保持部に嵌めても充電できるという効果がある。
【0045】
また、図示はしていないが、上記のように一つの子機9に2つのスピーカー98、98‘を付けるのではなく、右耳用子機と左耳用子機の二つの子機を2つのU字状の保持部に嵌めるよう構成してもよい。
【0046】
(実施の形態4)
次に、本発明の第四の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置について説明する。本発明の第四の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置では、子機の保持装置に短距離無線通信用の親機の部分を設けず、親機の部分をイヤホン端子付き携帯電話装置の内部に設けている。
【0047】
図9に、本発明の第四の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置のブロック図を示す。図9では、短距離無線通信の親機の部分18を携帯電話装置100の内部に設けている。すなわち、図9(a)の携帯電話装置100のブロックには、第一の実施の形態として示した図5になかった無線送受信部15とアンテナ16を設け、制御部140には、携帯電話装置100の制御に加えて、短距離無線通信の親機の制御も行わせている。そして、図9(b)の保持装置400には短距離無線通信の親機の部分を設けず、充電制御手段47と装着検出部44と制御部430を設けた構成にしている。図9(c)の子機9の構成は、第一の実施の形態として示した図5(c)と同じである。
【0048】
本発明の第四の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置では、携帯電話装置100に親機の部分18が搭載されているので、保持装置400を軽くすることができる。また、携帯電話装置100の外部に親機の部分18を取り付ける後付け作業がないという効果がある。
【0049】
(実施の形態5)
上記本発明の第四の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置では、親機の部分18を携帯電話装置100の内部に設けた形を示したが、親機の部分18を携帯電話装置100の外部に着脱式に設けても良い。本発明の第五の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置として、親機の部分18を携帯電話装置110の筐体の下にコネクタを介して親機の部分を着脱式に取り付けたときの外観図を図10に示す。この構成によれば、親機の部分18を内蔵していない携帯電話装置であっても、既に説明した第一の実施の形態から第三の実施の形態と同様の使い方のできるコードレスイヤホン付き携帯電話装置を得ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置は、短距離無線通信手段を内蔵しているものはもちろん、内蔵していない携帯電話装置であっても、親機と一体にかつ着脱自在に保持される短距離無線通信用の子機を同時に携行して、コードレスイヤホンとして使うことができる。一般の携帯電話装置をコードレスイヤホン付き携帯電話装置として使う場合はもちろん、自動車内で携帯電話装置をハンズフリー通話用携帯電話装置として使用
する場合にも適用できる。また、テレビ電話機能やテレビ放送受信機能を有する携帯電話装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置の外観図
【図2】(a)本発明の第一の実施の形態に係るコードレスイヤホンの外観図(b)本発明の第一の実施の形態に係るコードレスイヤホンの親機と子機を分離した状態の外観図
【図3】本発明の第一の実施の形態に係るコードレスイヤホンの保持装置の一部を断面とした外観図
【図4】(a)本発明の第一の実施の形態に係るコードレスイヤホンの子機の正面図(b)本発明の第一の実施の形態に係るコードレスイヤホンの子機の右側面図(c)本発明の第一の実施の形態に係るコードレスイヤホンの子機の平面図
【図5】(a)本発明の第一の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置のブロック図(b)本発明の第一の実施の形態に係るコードレスイヤホンの保持装置のブロック図(c)本発明の第一の実施の形態に係るコードレスイヤホンの子機のブロック図
【図6】本発明の第一の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置の使用状態を示す図
【図7】本発明の第二の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置の使用状態を示す図
【図8】本発明の第三の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置の子機と保持装置の外観図
【図9】(a)本発明の第四の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置のブロック図(b)本発明の第四の実施の形態に係るコードレスイヤホンの保持装置のブロック図(c)本発明の第四の実施の形態に係るコードレスイヤホンの子機のブロック図
【図10】本発明の第五の実施の形態に係るコードレスイヤホン付き携帯電話装置の外観図
【符号の説明】
【0052】
1 携帯電話装置
2 ストラップ取り付け用穴
3 イヤホン端子
4 保持装置
5 取り付け用ストラップ
6 接続コード
7 接続プラグ
9 子機
10 携帯電話装置の充電電池
41 弾性手段
44 装着検出部
45 無線送受信部
46 アンテナ
47 充電制御手段
90 子機の充電電池
97 マイクロフォン
98 スピーカー
99 スイッチ手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
イヤホン端子付き携帯電話装置に短距離無線通信用の親機を設け、
前記イヤホン端子付き携帯電話装置にストラップを用いて短距離無線通信用の子機を着脱可能に保持する保持装置を設け、
前記保持装置に前記子機を保持することにより、
前記イヤホン端子付き携帯電話装置に前記親機と前記子機を一体にして携行できるようにするとともに、
前記保持装置に子機の保持状態を検出する保持状態検出手段を設け、
前記子機が前記保持装置から離れた状態において、前記携帯電話装置で出力する信号を前記親機から前記子機に送信するよう構成したことを特徴とするコードレスイヤホン付き携帯電話装置。
【請求項2】
イヤホン端子付き携帯電話装置に短距離無線通信用の親機を設け、
前記イヤホン端子付き携帯電話装置にストラップを用いて短距離無線通信用の子機を着脱可能に保持する保持装置を設け、
前記保持装置に前記子機を保持することにより、
前記イヤホン端子付き携帯電話装置に前記親機と前記子機を一体にして携行できるようにするとともに、
前記子機に充電電池を設け、
前記保持装置に前記子機の充電電池を充電するための充電制御手段を設け、
前記保持装置を前記イヤホン端子付き携帯電話装置のイヤホン端子に接続し、
前記保持装置の充電制御手段により、前記イヤホン端子付き携帯電話装置からイヤホン端子を介して電力を供給して子機の充電電池を充電するよう構成したことを特徴とするコードレスイヤホン付き携帯電話装置。
【請求項3】
前記短距離無線通信用の親機を前記イヤホン端子付き携帯電話装置の内部に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコードレスイヤホン付き携帯電話装置。
【請求項4】
前記短距離無線通信用の親機を前記イヤホン端子付き携帯電話装置の外部に着脱可能に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコードレスイヤホン付き携帯電話装置。
【請求項5】
前記短距離無線通信用の親機を前記子機の保持装置に設けたことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項4のいずれかに記載のコードレスイヤホン付き携帯電話装置。
【請求項6】
前記保持装置に、前記保持装置と携帯電話装置のイヤホン端子の間を結ぶ接続コードの一部を前記保持装置の筐体内に引き入れる接続コードのたるみ吸収手段を設け、
前記接続コードのたるみ吸収手段により、前記保持装置とイヤホン端子の間に生じる接続コードのたるみを吸収するよう構成したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のコードレスイヤホン付き携帯電話装置。
【請求項7】
前記子機の筐体にくびれ部分を設け、前記保持装置に前記子機の筐体のくびれ部分を保持する保持手段を設け、前記子機を前記保持手段に着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のコードレスイヤホン付き携帯電話装置。
【請求項8】
前記子機のくびれ部分を耳にかけることができる大きさに形成したことを特徴とする請求項7に記載のコードレスイヤホン付き携帯電話装置。
【請求項9】
前記保持装置に子機の保持状態を検出する保持状態検出手段を設け、
着信時において、前記保持状態検出手段が、前記保持装置に保持していた子機が前記保持装置から取り出されたことを検出すると、通信を開始するように構成したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のコードレスイヤホン付き携帯電話装置。
【請求項10】
前記保持装置に子機の保持状態を検出する保持状態検出手段を設け、
通信時において、前記保持状態検出手段が、前記保持装置に保持していなかった子機が前記保持装置に保持されたことを検出すると、通信を終了するよう構成したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のコードレスイヤホン付き携帯電話装置。
【請求項11】
前記保持装置に子機の保持状態を検出する保持状態検出手段を設け、
着信待ち受け状態において、前記保持状態検出手段が、前記保持装置に保持していた子機が取り外されたことを検出すると、報知音を発するよう構成したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のコードレスイヤホン付き携帯電話装置。
【請求項12】
前記保持装置に子機の保持状態を検出する保持状態検出手段を設け、
前記子機にスイッチ手段を設け、
着信待ち受け状態において、前記保持状態検出手段が、前記保持装置に保持していた子機が取り外されたことを検出すると報知音を発するよう構成するとともに、前記報知音が発せられているときに、前記子機のスイッチ手段が操作されると前記報知音を停止し、前記子機が前記保持手段から外れた状態で着信待ち受け状態となるよう制御するよう構成したことを特徴とする請求項11に記載のコードレスイヤホン付き携帯電話装置。
【請求項13】
短距離無線通信用の親機と、
短距離無線通信用の子機と、
ストラップ取り付け手段を設けた前記子機の保持装置とからなり、
前記保持装置に前記子機を保持した状態で、前記親機と前記子機を携帯電話装置と一体に携行できるようにするとともに、
前記保持装置に子機の保持状態を検出する保持状態検出手段を設け、
前記子機が前記保持装置から外れた状態において、前記親機と前記子機間で短距離無線通信を行うよう構成したことを特徴とするコードレスイヤホン。
【請求項14】
前記短距離無線通信用の親機を前記子機の保持装置に設けたことを特徴とする請求項13に記載のコードレスイヤホン。
【請求項15】
短距離無線通信用の親機と、
短距離無線通信用の子機と、
ストラップ取り付け手段を設けた前記子機の保持装置とからなり、
前記保持装置に前記子機を保持した状態で、前記親機と前記子機を携帯電話装置と一体に携行できるようにするとともに、
前記短距離無線通信用の子機に充電電池を設け、
前記保持装置を前記イヤホン端子付き携帯電話装置のイヤホン端子に接続し、
前記保持装置の充電制御手段により、前記イヤホン端子付き携帯電話装置からイヤホン端子を介して電力を供給して子機の充電電池を充電するよう構成したことを特徴とするコードレスイヤホン。
【請求項16】
ストラップを保持装置に取り付ける手段として、ストラップの一端にネジ部を設け、ネジにより保持装置に固定するよう構成したことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載のコードレスイヤホン付き携帯電話装置。
【請求項17】
ストラップを保持装置に取り付ける手段として、ストラップの一端にネジ部を設け、ネジ
により保持装置に固定するよう構成したことを特徴とする請求項13から請求項15のいずれかに記載のコードレスイヤホン。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−50058(P2006−50058A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−225378(P2004−225378)
【出願日】平成16年8月2日(2004.8.2)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】