説明

ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ阻害剤

本願で提供されるのは、一般式(I)(式中、R1はフェニルであり;R2は水素、ハロゲン、または低級アルキルであり;Xは炭素または窒素であり;R3はイソキノリン、−アミノ、または4〜6員のヘテロシクロアルキル環である)の化合物およびその薬学的に許容される塩であり、これらは、DGAT阻害剤として活性であるため、トリグリセリドの異常代謝に関連する疾患、例えば、肥満症、2型糖尿病、および代謝症候群の処置に用途が見出される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化276】


[式中、
Xは、炭素または窒素であり;
R1は、
非置換であるか、またはハロゲン、低級アルキル、低級アルカン酸、低級アルカノイル、低級アルカン酸低級アルキル−エステル、ハロ低級アルキル、非置換フェニル、ハロフェニル、アルコキシフェニルもしくはハロ低級アルキル−フェニルで独立して一置換もしくは二置換されているフェニル、
1〜3個の環と5〜12個の炭素原子を含有するヘテロアリール置換基(ここで、少なくとも1個の環はO、NおよびSよりなる群から独立して選択される1〜3個の環へテロ原子を含み、前記ヘテロアリール環は、非置換であるかまたはフェニル、低級アルキル、ハロフェニル、低級アルキル−フェニル、エトキシカルボニル、低級アルコキシフェニル、N−低級アルコキシ低級アルキル−低級アルキルアミノ、ハロ低級アルキル−フェニルもしくはシクロプロピルメチルアミノで独立して一置換もしくは二置換されている)、
ナフト[1,2−d]チアゾール、
非置換であるか、または低級アルキルで一置換もしくは二置換されているインドール、
インダン、
ナフタレン、
ベンゾチオフェン、
非置換であるか、または低級アルキルもしくは低級アルコキシで独立して一置換もしくは二置換されているベンゾチアゾールであり;
R2は、H、ハロゲンまたは低級アルキルであり;
R3は、
イソキノリン、
アルキルまたはアルコキシで独立して二置換されているアミノ;および
OまたはNから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を含有する4〜6員のヘテロシクロアルキル環(ここで、前記環は、非置換であるか、または低級アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシ、フェニル、低級アルキルフェニル、ハロ低級アルキル−フェニル、ハロフェニル、安息香酸、安息香酸低級アルキルエステル、低級アルキルオキサジアゾール、フェニル−ピリジン、低級アルカノイル、低級アルカン酸、低級アルカン酸低級アルキルエステル、カルバミン酸tert−ブチルエステル、N−アルキルカルバミン酸tert−ブチルエステル、−CH−ハロフェニル、−SO−フェニル、アセチルアミノ、メチルトリアゾール、−C(O)NSO−C(CH、安息香酸ベンジルエステル、C(O)OHで置換されているピリジン、フェニル低級アルカン酸、フェニル低級アルカン酸低級アルキルエステル、ハロ安息香酸、低級アルキル安息香酸、ハロ安息香酸低級アルキルエステル、低級アルキル安息香酸低級アルキルエステル、低級アルコキシ安息香酸、低級アルコキシ安息香酸低級アルキルエステル、低級アルコキシフェニル、2,2−ジメチル−4−オキソ酪酸、2−オキソ−エチルシクロペンタンカルボン酸、3,3−ジメチル−5−オキソペンタン酸、カルボニル−シクロヘキサンカルボン酸メチルエステル、カルボニル−シクロプロパン、(2,4−ジオキソ−チアゾリジン−5−イル)−アセチル、カルボニル−エチル−(3−ヒドロキシ−イソオキサゾール−5−イル、カルボニル−シクロヘキサンカルボン酸、カルボニル−シクロペンタンカルボン酸、エタンスルホニルアミノカルボニル−シクロヘキサンカルボニル、カルボニル−アミノ−プロピオン酸エチルエステル、カルボン酸tert−ブチルアミド、カルボン酸エチルアミド、カルボニル−アミノ−酢酸エチルエステル、もしくは−C(O)CHC(CHで独立して一置換もしくは二置換されている)である]
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
R1が、非置換であるかまたは一置換もしくは二置換されているフェニル、またはヘテロアリールである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1が、ナフト[1,2−d]チアゾール、
非置換であるか、または低級アルキルで一置換もしくは二置換されているインドール、
インダン、
ナフタレン、
ベンゾチオフェン、
非置換であるか、または低級アルキルもしくはアルコキシで独立して一置換もしくは二置換されているベンゾチアゾールである、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
Xが、炭素である、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
R1が、5−メチル−4−フェニル−チアゾリル、3−メチルエステルフェニル、3−tert−ブチルフェニル、3−ヨード−4−メチル−フェニル、4−クロロ−3−ヨード−フェニル、1−エチル−1H−インドール−6−イル、3−クロロ−4−ヨード−フェニル、3−フルオロ−5−ヨードフェニル、3−メトキシフェニルまたは5−エチル−4−フェニルチアゾリルである、請求項1記載の化合物。
【請求項6】
R2が、水素である、請求項2記載の化合物。
【請求項7】
が、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、イソキノリン、アゼチジンおよびピロリジンよりなる群から選択される、置換または非置換ヘテロシクロアルキルである、請求項4記載の化合物。
【請求項8】
R3が、4−(ピペラジン−1−イル)−安息香酸、6−ピペラジン−1−イルニコチン酸、3−(4−ピペラジン−1−イル−フェニル)−プロピオン酸、4−ピペリジン−1−イル−安息香酸、2−クロロ−4−ピペリジン−1−イル−安息香酸、2−メチル−4−ピペリジン−1−イル−安息香酸、2−フルオロ−4−ピペリジン−1−イル−安息香酸、3−クロロ−4−ピペラジン−1−イル−安息香酸、3−フルオロ−4−ピペラジン−1−イル−安息香酸、3−メチル−4−ピペラジン−1−イル−安息香酸、4−(3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)−ピペリジン、または4−(3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)−ピペリジンである、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
前記化合物が、
4−{4−[5−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸;
4−{4−[5−(3−ヨード−4−メチル−フェニルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸;
4−{4−[4−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸;
4−{4−[5−(3−クロロ−4−ヨード−フェニルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸;
4−{4−[4−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−フェニル]−ピペリジン−1−イル}−2−メチル−安息香酸;
4−{4−[4−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−フェニル]−ピペリジン−1−イル}−2−フルオロ−安息香酸;
4−{4−[4−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−フェニル]−ピペリジン−1−イル}−2−クロロ−安息香酸;
4−{4−[4−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−フェニル]−ピペリジン−1−イル}−3−メチル−安息香酸;
4−{4−[5−(4−クロロ−3−ヨード−フェニルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸;
3−メチル−4−{4−[5−(1−エチル−1H−インドール−6−イルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸;
4−{4−[4−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−2−クロロ−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸;
3−クロロ−4−{4−[5−(1−エチル−1H−インドール−6−イルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸;
(4−{4−[5−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−フェニル)−プロピオン酸;
2−メチル−4−{4−[5−(1−エチル−1H−インドール−6−イルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸;
4−{4−[4−(5−エチル−4−フェニル−チアゾール−2−イルカルバモイル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸;
4−(3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(5−メチル−4−フェニル−チアゾール−2−イル)−アミド;
4−{4−[4−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−フェニル]−ピペリジン−1−イル}−安息香酸;
4−{4−[5−(1−エチル−1H−インドール−6−イルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸;
4−{4−[5−(4−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸;又は
4−ヒドロキシ−4−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(5−メチル−4−フェニル−チアゾール−2−イル)−アミド、またはその薬学的に許容される塩である、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
R1が、非置換または置換フェニルである、請求項7記載の化合物。
【請求項11】
R3が、安息香酸または安息香酸の低級アルキルエステルで置換されているヘテロシクロアルキルである、請求項7記載の化合物。
【請求項12】
前記化合物が、4−{4−[4−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項11記載の化合物。
【請求項13】
前記化合物が、4−{4−[4−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−2−クロロ−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項11記載の化合物。
【請求項14】
前記化合物が、4−{4−[4−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−フェニル]−ピペリジン−1−イル}−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項11記載の化合物。
【請求項15】
R3が、ハロ安息香酸、低級アルキル安息香酸またはその低級アルキルエステルで置換されているヘテロシクロアルキルである、請求項10記載の化合物。
【請求項16】
前記化合物が、4−{4−[4−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−フェニル]−ピペリジン−1−イル}−2−メチル−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項15記載の化合物。
【請求項17】
前記化合物が、4−{4−[4−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−フェニル]−ピペリジン−1−イル}−2−フルオロ−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項15記載の化合物。
【請求項18】
前記化合物が、4−{4−[4−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−フェニル]−ピペリジン−1−イル}−2−クロロ−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項15記載の化合物。
【請求項19】
前記化合物が、4−{4−[4−(3−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−フェニル]−ピペリジン−1−イル}−3−メチル−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項15記載の化合物。
【請求項20】
R1が、一置換もしくは二置換されているヘテロアリール環である、請求項7記載の化合物。
【請求項21】
前記化合物が、4−{4−[4−(5−エチル−4−フェニル−チアゾール−2−イルカルバモイル)−フェニル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸である、請求項19記載の化合物。
【請求項22】
Xが、窒素である、請求項1記載の化合物。
【請求項23】
R3が、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、イソキノリン、アゼチジンおよびピロリジンよりなる群から選択される、非置換または一置換もしくは二置換ヘテロシクロアルキルである、請求項22記載の化合物。
【請求項24】
前記ヘテロシクロアルキルR3が、ピペラジンである、請求項23記載の化合物。
【請求項25】
前記ピペラジンが、安息香酸または安息香酸のエステルで置換されている、請求項24記載の化合物。
【請求項26】
R1が、一置換もしくは二置換または非置換フェニルである、請求項25記載の化合物。
【請求項27】
前記化合物が、4−{4−[5−(4−tert−ブチル−フェニルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項26記載の化合物。
【請求項28】
前記化合物が、4−{4−[5−(3−ヨード−4−メチル−フェニルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項26記載の化合物。
【請求項29】
前記化合物が、4−{4−[5−(3−クロロ−4−ヨード−フェニルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項26記載の化合物。
【請求項30】
前記化合物が、4−{4−[5−(4−クロロ−3−ヨード−フェニルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項26記載の化合物。
【請求項31】
R1が、一置換もしくは二置換ヘテロアリール環である、請求項24記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項32】
前記化合物が、3−メチル−4−{4−[5−(1−エチル−1H−インドール−6−イルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項31記載の化合物。
【請求項33】
前記化合物が、3−クロロ−4−{4−[5−(1−エチル−1H−インドール−6−イルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項31記載の化合物。
【請求項34】
前記化合物が、4−{4−[5−(1−エチル−1H−インドール−6−イルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項31記載の化合物。
【請求項35】
前記化合物が、4−{4−[5−(1−エチル−1H−インドール−6−イルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項31記載の化合物。
【請求項36】
前記化合物が、2−メチル−4−{4−[5−(1−エチル−1H−インドール−6−イルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−安息香酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項31記載の化合物。
【請求項37】
前記ピペラジンが、フェニル、フェニル−低級アルカン酸またはフェニル低級アルカン酸低級アルキルエステルで置換されている、請求項23記載の化合物。
【請求項38】
前記化合物が、(4−{4−[5−(3−tertブチルフェニルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−イル}−フェニル)−プロピオン酸またはその薬学的に許容される塩である、請求項37記載の化合物。
【請求項39】
前記ピペラジニルが、ハロフェニルまたはハロ低級アルキルフェニルで置換されている、請求項23記載の化合物。
【請求項40】
前記化合物が、4−ヒドロキシ−4−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(5−メチル−4−フェニル−チアゾール−2−イル)−アミドまたはその薬学的に許容される塩である、請求項39記載の化合物。
【請求項41】
前記ピペラジニルが、低級アルキルオキサジアゾールで置換されている、請求項23記載の化合物。
【請求項42】
前記化合物が、4−(3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(5−メチル−4−フェニル−チアゾール−2−イル)−アミドまたはその薬学的に許容される塩である、請求項41記載の化合物。

【公表番号】特表2012−507542(P2012−507542A)
【公表日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−534668(P2011−534668)
【出願日】平成21年10月27日(2009.10.27)
【国際出願番号】PCT/US2009/062154
【国際公開番号】WO2010/056506
【国際公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【出願人】(509037640)ブイアイエイ・ファーマシューティカルズ・インコーポレーテッド (4)
【氏名又は名称原語表記】VIA PHARMACEUTICALS,INC.
【Fターム(参考)】