説明

ナビゲーション装置、経路探索方法及び記憶媒体

【課題】 未収録の電話番号が入力された場合でも容易に目的地を設定することができる「ナビゲーション装置」、「経路探索方法」および「記憶媒体」を提供する。
【解決手段】 経路探索処理部26は、入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が4地点以上ある場合には、前記入力された電話番号に近似する電話番号を4つ選択し、選択された電話番号に対応する位置のそれぞれを直線で結んだときの交点の地点を目的地として設定する。経路探索処理部は、車両位置計測部25で算出した自車位置から、目的地として設定された地点までの経路を探索する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置、経路探索方法及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
地図表示機能を搭載したナビゲーション装置は、現在位置から目的地までの最短距離の経路や、動的な交通情報を加味した最短時間の経路を探索する経路探索機能を備える。経路探索で最初に設定する目的地の設定方法には、複数の従来方法が存在する。
【0003】
第1の従来方法は、ディスプレイに表示した地図をユーザーが操作し、地図上で目的地の位置を直接指定する方法である。この方法はユーザーが目的地付近の地理をある程度理解している場合に有効である。しかし、ユーザーが目的地付近の地理に不案内であれば、目的地の詳細位置を探すために地図の拡大、縮小、スクロールを頻繁に繰り返す必要があり、目的地設定に多くの時間を費やしてしまうという欠点を有する。
【0004】
第2の従来方法は、直接的に目的地を設定する方法で、例えば目的地に設置された電話番号から目的地の位置を決定する(以降、この方法を電話番号入力方法と呼ぶ)。
【0005】
この電話番号入力方法において、ユーザーはナビゲーション装置に備えられたタッチパネル等の入力手段を介し電話番号を入力する。ナビゲーション装置に備えられたCD−ROMやDVD−ROM等の記憶装置には、電話番号とその電話が存在する位置情報や電話番号の属性情報である名称情報、施設情報、住所情報、メッセージ、イメージ等(以下、これら情報を案内情報と呼ぶ)、及び市外・市内局番とその局番がカバーする領域の代表位置情報の関係を記憶する。
【0006】
次に、ユーザーが入力した電話番号から前記案内情報を検索する。ここでユーザーが入力した電話番号に一致する電話番号が案内情報として記憶されている場合は、案内番号における位置情報を読み出すことで目的地の位置を決定する。
【0007】
一方、ユーザーが入力した電話番号に一致する電話番号が記憶されていない場合は、電話番号を構成する市外・市内局番からその局番がカバーする地域の代表位置情報を検索する。さらに前記代表位置を中心とする地図を画面に表示し、ユーザーが地図をスクロール操作することで目的地の位置を決定する。
【0008】
このような電話番号入力方法を用いることで、目的地の電話番号さえわかれば直接的に目的地の設定を行うことが可能になる。また、このようなナビゲーション装置としては、特許文献1に開示されているものがある。
【0009】
【特許文献1】特公平7−60479号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献1に開示されているナビゲーション装置では、入力された電話番号が収録されていない場合の対処法として、入力された局番(市外局番+市内局番)に代表される地点を提示するようにしていたので、必ずしも入力された電話番号の地点に近い地点が提示されるわけではなかった。そのため、ユーザーはリモコンを操作して提示された地点から地図スクロールして所望とする目的地と思われる地点を探さなければならず、目的地を設定するまでに時間がかかってしまうという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的は、入力された電話番号に対応する位置を有する地図データを記憶する記憶部と、前記入力された電話番号に対応する位置がなく、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置がある場合には、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号の中から、所定の電話番号を選択し、前記所定の電話番号に対応する位置から目的地を設定して経路を探索する経路探索処理部とを備えていることを特徴とするナビゲーション装置によって達成できる。
【0012】
この構成により、ユーザーが入力した電話番号に対応する位置が記憶部に収録されていない場合であっても、容易に目的地を設定することができる。
【0013】
また、前記経路探索処理部は、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が4地点以上ある場合には、前記所定の電話番号を4つ選択し、前記所定の電話番号に対応する位置のそれぞれを直線で結んだときの交点の地点を目的地として設定することを特徴とするナビゲーション装置であってもよい。
【0014】
また、前記経路探索処理部は、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が2地点以上4地点未満ある場合には、前記所定の電話番号を2つ選択し、前記所定の電話番号に対応する位置を直線で結んだときの中心の地点を目的地として設定することを特徴とするナビゲーション装置であってもよい。
【0015】
また、前記経路探索処理部は、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が1地点のみである場合は、該電話番号を選択し、該電話番号に対応する位置を目的地として設定することを特徴とするナビゲーション装置であってもよい。
【0016】
また、前記経路探索処理部により設定された目的地を含む所定の範囲を示すカーソルを前記地図データ上に表示する表示部を備えているナビゲーション装置であってもよい。
【0017】
また、前記所定の電話番号は、前記入力された電話番号に近似する電話番号であることを特徴とするナビゲーション装置であってもよい。
【0018】
また、前記経路探索処理部は、設定された目的地が所定の地点の場合には、前記目的地に近傍の陸地を目的地として再度設定することを特徴とするナビゲーション装置であってもよい。
【0019】
また、前記所定の地点の場合とは、設定された目的地が不適切な場合であることを特徴とするナビゲーション装置であってもよい。
【0020】
また、前記地域を表す番号は、局番であることを特徴とするナビゲーション装置であってもよい。
【0021】
また、上記目的は、入力された電話番号に対応する位置を有する地図データを記憶する記憶ステップと、前記入力された電話番号に対応する位置がなく、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置がある場合には、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号の中から、所定の電話番号を選択し、前記所定の電話番号に対応する位置から目的地を設定して経路を探索する経路探索ステップとを備えていることを特徴とする経路探索方法によっても達成できる。
【0022】
また、前記経路探索方法は、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が4地点以上ある場合には、前記所定の電話番号を4つ選択し、前記所定の電話番号に対応する位置のそれぞれを直線で結んだときの交点の地点を目的地として設定することを特徴とする経路探索方法であってもよい。
【0023】
また、前記経路探索方法は、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が2地点以上4地点未満ある場合には、前記所定の電話番号を2つ選択し、前記所定の電話番号に対応する位置を直線で結んだときの中心の地点を目的地として設定することを特徴とする経路探索方法であってもよい。
【0024】
また、前記経路探索方法は、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が1地点のみである場合は、該電話番号を選択し、該電話番号に対応する位置を目的地として設定することを特徴とする経路探索方法であってもよい。
【0025】
また、前記経路探索方法により設定された目的地を含む所定の範囲を示すカーソルを前記地図データ上に表示する表示ステップを備えていることを特徴とする経路探索方法であってもよい。
【0026】
また、前記所定の電話番号は、前記入力された電話番号に近似する電話番号であることを特徴とする経路探索方法であってもよい。
【0027】
また、前記経路探索方法は、設定された目的地が所定の地点の場合には、前記目的地に近傍の陸地を目的地として再度設定することを特徴とする経路探索方法であってもよい。
【0028】
また、前記所定の地点の場合とは、設定された目的地が不適切な場合であることを特徴とする経路探索方法であってもよい。
【0029】
また、前記地域を表す番号は、局番であることを特徴とする経路探索方法であってもよい。
【0030】
また、上記目的は、経路探索方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成できる。
【発明の効果】
【0031】
未収録の電話番号が入力された場合でも容易に目的地を設定することができるナビゲーション装置、経路探索方法及び記憶媒体を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
【0033】
図1は、ナビゲーション装置1を説明するためのブロック図である。図1に示すように、ナビゲーション装置1は、ナビゲーションコントローラ2、記憶装置3(記憶部)、ディスク読取装置4、リモコン5、GPS受信機6、自律航法センサ7、ディスプレイ装置8(表示部)を備える。ナビゲーション装置1は、設定された目的地に対して経路探索を行い、探索結果に応じた誘導経路を案内する機能を備えている。また、図2は、ナビゲーション装置1のハードウェアの構成図である。
【0034】
ナビゲーションコントローラ2は、CPU(Central Processing Unit)42、ROM(Read Only Memory)43、RAM(Random Access Memory)41、I/F(interface)44を用いて構成され、ナビゲーション装置1全体を制御するものである。
【0035】
記憶装置3は、HDD(hard disk)45により構成され、経路誘導に必要な、例えば地図情報を格納した地図データファイル、交差点に関する情報を格納した交差点データファイル、道路種別や各道路の始点・終点等の道路に関する情報を格納した道路データファイル、道路上の1地点における東経・北緯座標を格納したノードデータファイル、ガソリンスタンドやコンビニエンスストア等のジャンルに分類された利用目的に応じた施設等の特徴物の位置座標や特徴物に関する案内情報等を格納した案内地点データファイル等を記憶する。
【0036】
また、記憶装置3は、電話番号とその電話番号に対応する位置情報、名称、住所、施設種別、メッセージ、イメージデータなどを関連付けた案内情報と、市外・市内局番とその市外・市内局番の位置する地域の概略位置情報と都道府県や市町村を示す地域コードを関連付けた局番地域情報を格納する。尚、記憶装置3は、DVD−RW(DVD Rewritable)により構成されるものであってもよい。
【0037】
また、記憶装置3は、階層化構造の地図データに対応し、道路網の情報量の多い下位レベルから道路網の情報量の少ない上位レベルに階層化された経路探索用データを格納している。
【0038】
ディスク読取装置4は、記憶装置3に記録されたデータを読み出す。
【0039】
リモコン5は、利用者が各種の指示を入力するものであり、経路探索指示を与えるための探索キー、経路誘導モードの設定に用いる経路誘導モードキー、目的地入力キー、上下左右のカーソルキー、地図の縮小/拡大キー、表示画面上のカーソル位置にある項目の確定を行う設定キー等の各種操作キーを備える。ユーザーは、このリモコン5を操作して出発地、通過地点などの目的地設定に必要な情報を入力することができる。また、ユーザーは、リモコン5を用いて、住所、電話番号、座標等を入力することにより、出発地、通過地点などの目的地を設定することができる。
【0040】
GPS受信機6は、複数のGPS衛星から送られてくる電波を受信して、3次元測位処理あるいは2次元測位処理を行って車両の絶対位置および方位を計算し、これらを測位時刻とともに出力する。
【0041】
自律航法センサ7は、車両回転角度を相対方位として検出する振動ジャイロ等の角度センサと、所定走行距離毎に1個のパルスを出力する距離センサとを備え、車両の相対位置および方位を計算する。
【0042】
ディスプレイ装置8は、液晶表示器等により構成され、ナビゲーションコントローラ2から出力される描画データに基づいて、自車周辺の地図画像、車両位置マーク、出発地マーク、目的地マーク、誘導経路等、目的地設定画面等を表示する。また、ディスプレイ装置8には、機能キーの表示に対応してタッチスイッチが表示される。ユーザーはこのタッチスイッチを用いて目的地設定等を行うことができる。
【0043】
次に、ナビゲーションコントローラ2について説明する。図1に示すように、ナビゲーションコントローラ2は、データバッファ21、地図描画部22、VRAM(Video RAM)23、画像合成部24、車両位置計算部25、経路探索処理部26、誘導経路メモリ27、誘導経路描画部28、マーク画像描画部29、リモコン制御部30、カーソル位置計算部31、操作画像発生部32、探索条件・走行履歴メモリ33を備える。
【0044】
ナビゲーションコントローラ2は、上述したCPU42が所定のプログラムを所定の記憶装置からRAM41上に展開して、図1に示す各機能を実現する。なお、所定のプログラムには、特許請求の範囲におけるプログラムが含まれる。
【0045】
データバッファ21は、ディスク読取装置4によって記憶装置3から読み出された階層化構造の地図データを一時的に格納するものである。
【0046】
地図描画部22は、データバッファ21に格納された地図データに基づいて、表示に必要な地図描画データを作成する。
【0047】
画像合成部24は、VRAM23から読み出した地図描画データや、誘導経路描画部28、マーク画像描画部29、操作画像発生部32のそれぞれから出力される描画データを重ねて画像合成を行い、合成描画データをディスプレイ装置8に出力する。
【0048】
車両位置計算部25は、GPS受信機6および自律航法センサ7の各検出データに基づいて自車位置を計算する。また、車両位置計算部25は、自車位置を車両の走行履歴として時刻情報と対応付けて探索条件・走行履歴メモリ33に格納する。
【0049】
経路探索処理部26は、設定された目的地と出発地との間を所定の探索条件で経路を探索するものである。経路探索処理部26が、ナビゲーション装置1が推奨する探索条件で探索する場合、例えば、距離最短、時間最短等の設定条件で、コストが最小となる経路を探索する。
【0050】
また、経路探索処理部26は、入力した電話番号に対応する位置を目的地として経路探索を行い、探索結果に応じた誘導経路を案内する。詳しくは後述するが、経路探索処理部26は、入力された電話番号に対応する位置がない場合は、前記入力された電話番号と地域を表す番号が一致する電話番号に対応する位置から目的地を設定して経路を探索する。
【0051】
誘導経路メモリ27は、経路探索処理部26が探索した誘導経路のデータを記憶する。誘導経路描画部28は、誘導導経路メモリ27に記憶された誘導経路データの中から、その時点でVRAM23に描画された地図エリアに含まれるものを選び出し、誘導経路を地図画像上に重ねて表示するための誘導経路描画データを作成する。マーク画像描画部29は、自車位置に車両位置マークを発生したり、所定形状を有するカーソルマークを発生するための描画データを作成する。
【0052】
探索条件・走行履歴メモリ33は、車両位置計算部25からの車両の走行履歴、経路探索処理部26からの過去に設定された探索条件、ナビゲーション装置1の登録内容、自宅住所、オフルートした回数、マークリスト、走行軌跡の回数、目的地履歴、地図検索回数、高速道路、一般道路、距離、道幅等を時刻情報と対応付けられて所定の地域ごとに記憶する。ここで、所定の地域とは、行政区、観光コース等をいう。探索条件・走行履歴メモリ33に格納されるこれらの情報は、ナビゲーション装置1への登録内容、過去に設定された探索条件、車両の走行履歴等に基づき経路探索処理部26により算出される。
【0053】
次に、ユーザーにより入力された電話番号に対応する位置が記憶装置3にない場合に、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置から目的地を設定して経路を探索する処理について説明する。
【0054】
図3は、ユーザーが目的地の電話番号を入力した場合に、入力された電話番号に対応する位置がなく、入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が4地点以上ある場合の、目的地を設定して経路を探索する処理の説明図である。
【0055】
例えば、ユーザーはリモコン5を用いて電話番号XXXX5000番を入力した場合を考える。尚、XXXXは市内局番を表し、市外局番は省略してある。経路探索処理部26は、入力された電話番号に対応する位置を記憶装置3に格納されている地図データから探索する。記憶装置3に入力された電話番号に対応する位置がない場合は、図3に示すように、市内局番XXXXが一致する電話番号のうち、ユーザーが入力した電話番号に近似する4つの電話番号を選択する。例えば、ユーザーが入力した電話番号に近似する番号が、XXXX3333番と、XXXX4444番と、XXXX5555番と、XXXX6666番であると仮定する。
【0056】
経路探索処理部26は、選択された4つの電話番号に対応する位置を記憶装置3に格納されている地図データから探索する。次に、経路探索処理部26は、選択された4つの電話番号に対応する4地点からそれぞれ直線を引いた場合の交点の位置を地図上に目的地として設定する。経路探索処理部26は、車両位置計測部25で算出した自車位置から、目的地として設定された地点までの経路を探索する。
【0057】
図4は、経路探索処理部26により上述した処理によって、目的地が設定される場合のディスプレイ装置8に表示される例示図である。例えば、選択された4つの電話番号に対応する4地点が、それぞれ地点1a、1b、1c、1dであった場合、地点1aと1dを結ぶ直線と、地点1bと地点1cを結ぶ直線の交点に、カーソル1Aが表示される。このカーソル1Aで表示された地点が目的地として設定される。尚、地点1a〜1dと、カーソル1Aとを異なる表示色で表示したり、点滅表示や、3D表示等をしてユーザーが容易に識別できるように表示してもよい。このように、ユーザーが入力した電話番号に対応する位置がない場合には、入力した電話番号に近似する電話番号を4つ選択し、選択された電話番号に対応する位置のそれぞれを直線で結んだときの交点を目的地として設定する。従ってユーザーは、入力した電話番号に対応する位置がない場合であっても、容易に本来の目的地に近い地点を目的地として設定することができる。
【0058】
尚、経路探索処理部26は、選択された4つの電話番号に対応する4地点からそれぞれ直線を引いた場合の交点の位置を地図上に目的地として設定するが、交点を中心とした所定の範囲内の地点に目的地を設定するようにしてもよい。即ち、交点近傍の範囲内に目的地を設定するようにしてもよい。これにより、4地点からそれぞれ直線を引いた場合の交点が、目的地として不適切な場合であっても、交点近傍の地点を目的地として設定することが可能になるからである。この場合、ディスプレイ装置8に、4地点からそれぞれ直線を引いた場合の交点が目的地として不適切である旨を表示して、ユーザーにその旨を通知するようにしてもよい。ユーザーがリモコン5を用いて、交点近傍の地点を目的地に設定してもよいし、経路探索処理部26が交点近傍の地点で目的地として適切な地点を自動で設定するようにしてもよい。
【0059】
また、ユーザーが入力した電話番号に近似する電話番号は、ユーザーには通知をしない。また、地点1a〜1dをディスプレイ8に表示することなく、カーソル1Aのみを表示するようにしてもよい。
【0060】
次に、入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が2地点以上4地点未満ある場合の、目的地を設定して経路を探索する処理について説明する。図5は、その処理の説明図である。
【0061】
上述した場合と同様に、ユーザーはリモコン5を用いて電話番号XXXX5000番を入力した場合を考える。また、入力された電話番号の市外局番及び市内局番を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が3地点あった場合を考える。例えば、ユーザーが入力した電話番号に近似する電話番号として、XXXX4444番と、XXXX5555番と、XXXX6666番とがあると仮定する。尚、WWWW9999番は、ユーザーにより入力された電話番号XXXX5000番と市内局番が異なるため、目的地を設定する際のデータとしては使用されない。
【0062】
経路探索処理部26は、入力された電話番号に対応する位置を記憶装置3に格納されている地図データから探索する。記憶装置3に入力された電話番号に対応する位置がないので、図5に示すように、市内局番XXXXが一致する電話番号のうち、ユーザーが入力した電話番号に近似する電話番号を2つ選択する。この場合、入力した電話番号XXXX5000番に近似するXXXX4444番と、XXXX5555番とを選択する。
【0063】
経路探索処理部26は、選択された2つの電話番号に対応する位置を直線で結ぶときの中心点を目的地として設定する。尚、XXXX6666番に対応する位置はこの場合の処理には使用しない。即ち、入力された電話番号に最も近似する2つの電話番号を使用する。
【0064】
図6は、経路探索処理部26により上述した処理によって、目的地が設定される場合のディスプレイ装置8に表示される例示図である。例えば、選択された2つの電話番号に対応する位置が、地点2aと地点2bである場合には、地点2aと地点2bを結んだ直線上の中心に、カーソル1Aが表示され目的地が設定される。この際にも、地点2a、2bと、カーソル1Aとを異なる表示色で表示したり、点滅表示や、3D表示等をしてユーザーが容易に識別できるように表示してもよい。このように、ユーザーが入力した電話番号に対応する位置がなく、入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が2地点以上4地点未満の場合には、選択された電話番号に対応する位置を直線で結んだときの中心点を目的地として設定する。従ってユーザーは、入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が2地点以上4地点未満の場合にも、容易に本来の目的地に近い地点を目的地として設定することができる。
【0065】
尚、経路探索処理部26は、選択された2つの電話番号に対応する位置を直線で結ぶときの中心を目的地として設定するが、中心から所定の範囲内の地点に目的地を設定するようにしてもよい。即ち、中心近傍の範囲内に目的地を設定するようにしてもよい。これにより、2地点を直線で結んだ場合の中心の地点が、目的地として不適切な場合であっても、中心の地点近傍の地点を目的地として設定することが可能になるからである。この場合も、上述した場合と同様に、ディスプレイ装置8に、2地点を直線で結んだ場合の中心の地点が目的地として不適切である旨を表示して、ユーザーにその旨を通知するようにしてもよい。ユーザーがリモコン5を用いて、2地点を直線で結んだ中心の地点の、近傍の地点を目的地に設定してもよいし、経路探索処理部26が中心の地点の、近傍の地点で目的地として適切な地点を自動で設定するようにしてもよい。
【0066】
また、この際にも、ユーザーが入力した電話番号に近似する電話番号は、ユーザーには通知をしない。また、地点1a、1bをディスプレイ8に表示することなく、カーソル1Aのみを表示するようにしてもよい。
【0067】
次に、入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が1地点のみである場合の、目的地を設定して経路を探索する処理について説明する。
【0068】
図7は、入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が1地点のみである場合の説明図である。この場合も同様に、ユーザーはリモコン5を用いて電話番号XXXX5000番を入力した場合を考える。入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号が、XXXX5555番のみの場合、経路探索処理部26は、この番号に対応する位置を目的地として設定する。尚、WWWW9999番は、ユーザーにより入力された電話番号XXXX5000番と市内局番が異なるため、目的地を設定する際のデータとしては使用されない。また、市内局番XXXX番に対応する代表地点のデータも使用しない。
【0069】
図8は、上述の場合のディスプレイ装置8で表示される例示図である。このように、ユーザーが入力した電話番号に対応する位置がなく、入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が1地点のみの場合にも、その電話番号に対応する位置を目的地として設定する。従ってユーザーは、入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が1地点のみの場合にも、容易に本来の目的地に近い地点を目的地として設定することができる。
【0070】
ここで、図8に示すように、XXXX5555番に対応する位置を含む所定の範囲を、カーソルに含むようにディスプレイ装置8に表示する。即ち、入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が4地点以上ある場合や、2地点以上4地点未満の場合と異なり、カーソル1Aを拡大して表示することにより、設定された目的地を曖昧にして地図上に表示する。図8に示すように、地点3a〜3eを含むようにカーソル1Aを拡大して表示することにより、ユーザーが入力したXXXX5000番に近似する電話番号に対応する位置が個人宅である場合には、その個人宅が特定されることを防止することができる。
【0071】
次に、経路探索処理部26で設定された目的地が、不適切な場合の場合の処理について説明する。
【0072】
経路探索処理部26で設定された目的地が川や池、湖、海等の場合には、経路探索処理部26は、既に設定された目的地の近傍の陸地に目的地を再度設定する。即ち、経路探索処理部26は、設定された目的地が車両で到着することが物理的に困難である地点の場合には、その地点の近傍の地点を目的地として再度設定を行う。ユーザーにより入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置から目的地を設定する場合には、車両で到達することが困難な川や池、湖、海等に目的地が設定される場合がある。このような場合に、経路探索処理部26は、到着可能な陸地の地点に目的地を再度設定する。
【0073】
図9は、到着可能な陸地の地点に目的地を再度設定する際にディスプレイ装置8に表示される例示図である。図9は、4地点1a〜1dのそれぞれを直線で結んだときの交点の地点を目的地として設定する場合に、交点の地点が湖であった場合を示している。図9に示すように、カーソル1Aを湖の近傍の道路上に表示して、その地点を目的地に再度設定することにより、経路探索処理部26は、再度設定された目的地までの経路を探索することが可能となる。
【0074】
尚、経路探索処理部26が行う目的地の再度の設定は、ユーザーがリモコン5を用いて、再度の設定をすることができるようにしてもよいし、経路探索処理部26が自動で最初に設定された目的地の近傍で、かつ到着可能な陸地の地点を目的地に再度の設定するようにしてもよい。
【0075】
次に、ナビゲーション装置1の経路探索処理について説明する。図10は、ナビゲーション装置1の経路探索の処理フローチャートである。図10に示す処理は、電源投入によってスタートし、電源オフによって終了する。この電源投入及びオフは、ナビゲーション装置1の電源自体がオン・オフされるか、または車両のエンジンスタートキー(イグニッションスイッチ)のオン・オフで実行される。
【0076】
ユーザーは、リモコン5を用いて目的地の電話番号を入力する。電話番号が入力されると、経路探索処理部26は、記憶装置3から入力された電話番号に対応する位置を探索する(ステップS1)。入力された電話番号に対応する位置がある場合は(ステップS1でYes)、その地点を目的地として設定して(ステップS11)、車両位置計算部25で算出された現在位置から、設定された目的地までの経路を探索する(ステップS6)。経路の探索後は、ディスプレイ装置8にその経路を表示して、ユーザーに通知する。
【0077】
入力された電話番号に対応する位置がない場合は(ステップS1でNo)、経路探索処理部26は、記憶装置3に入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置があるか否かについて判定する(ステップS2)。入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置がない場合には(ステップS2でNo)、経路探索処理部26は目的地を設定することなく経路を探索せずに終了する。
【0078】
入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置がある場合には(ステップS2でYes)、経路探索処理部26は、その対応する位置が4地点以上あるか否かの判定を行う(ステップS31)。
【0079】
入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が、4地点以上ある場合には(ステップS31でYes)、経路探索処理部26は、入力された電話番号に近似する4つの電話番号を、入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号の中から選択する(ステップS311)。
【0080】
経路探索処理部26は、選択された4つの電話番号に対応する位置をそれぞれ直線で結んだときの交点を目的地に設定する(ステップS312)。次に、経路探索処理部26は、設定された目的地が目的地として不適切か否かを判定する(ステップS4)。即ち、経路探索処理部26は、設定された目的地が川や池、湖、海等であるか否かを判定する。
【0081】
設定された目的地が不適切ではない場合、即ち設定された目的地が川や池、湖、海等ではない場合は(ステップS4でNo)、経路探索処理部26は、現在位置から設定された目的地までの経路を探索して(ステップS6)、この処理を終える。
【0082】
設定された目的地が不適切な場合、即ち設定された目的地が川や池、湖、海等の場合は(ステップS4でYes)、経路探索処理部26は、既に設定された目的地の近傍の陸地に目的地を再度設定する(ステップS5)。この目的地の再設定は、ユーザーが直接リモコン5などを用いて設定してもよい。次に、経路探索処理部26は、現在位置から再度設定された目的地までの経路を探索する(ステップS6)。
【0083】
ユーザーにより入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が、4地点以上ない場合には(ステップS31でNo)、経路探索処理部26は、入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が、2地点以上4地点未満あるか否かを判定する(ステップS32)。
【0084】
入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が、2地点以上4地点未満ある場合(ステップS32でYes)、即ち入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が、2地点又は3地点ある場合には、経路探索処理部26は、入力された電話番号に近似する2つの電話番号を、入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号の中から選択する(ステップS321)。
【0085】
次に、経路探索処理部26は、選択された2つの電話番号に対応する位置を直線で結んだときの中心点を目的地に設定する(ステップS322)。その後は上述した場合と同様に、経路探索処理部26は、設定された目的地が目的地として不適切か否かを判定をする(ステップS4)。目的地として不適切ではない場合には(ステップS4でNo)、経路探索処理部26は、現在位置から設定された目的地までの経路を探索して(ステップS6)、この処理を終える。設定された目的地が不適切な場合は(ステップS4でYes)、経路探索処理部26は、既に設定された目的地の近傍の陸地に目的地を再度設定し(ステップS5)、現在位置から再度設定された目的地までの経路を探索して(ステップS6)、この処理を終える。
【0086】
入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が、2地点以上4地点未満ない場合(ステップS32でYes)、即ち入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が1地点のみである場合は、該電話番号を選択し、該電話番号に対応する位置を目的地として設定する(ステップS33)。この設定の際に、経路探索処理部26は、該電話番号に対応する位置を含む所定の範囲を、曖昧に地図上に表示する(ステップS331)。次に、経路探索処理部26は、現在位置から設定された目的地までの経路を探索して(ステップS6)、この処理を終える。
【0087】
なお、本発明による経路探索方法は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を用いて実現され、プログラムをハードディスク装置や、CD−ROM、DVDまたはフレキシブルディスクなどの可搬型記憶媒体等からインストールし、または通信回路からダウンロードし、CPUがこのプログラムを実行することで、各ステップが実現される。
【0088】
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】ナビゲーション装置1を説明するためのブロック図である。
【図2】ナビゲーション装置1のハードウェアの構成図である。
【図3】入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が4地点以上ある場合の、目的地を設定して経路を探索する処理の説明図である。
【図4】4地点から求めた交点の地点を目的地として設定する際にディスプレイ8に表示される例示図である。
【図5】入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が2地点以上4地点未満ある場合の、目的地を設定して経路を探索する処理の説明図である。
【図6】2地点を結ぶ直線の中心の地点を目的地として設定する際にディスプレイ8に表示される例示図である。
【図7】入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が1地点のみである場合の、目的地を設定して経路を探索する処理の説明図である。
【図8】1地点を目的地として設定する際にディスプレイ8に表示される例示図である。
【図9】到着可能な陸地の地点に目的地を再度設定する際にディスプレイ装置8に表示される例示図である。
【図10】ナビゲーション装置1の経路探索の処理フローチャートである。
【符号の説明】
【0090】
1 ナビゲーション装置
2 ナビゲーションコントローラ
3 記憶装置
4 ディスク読取装置
5 リモコン
6 GPS受信機
7 自律航法センサ
8 ディスプレイ装置
11 制御部
21 データバッファ
22 地図描画部
23 VRAM
24 画像合成部
25 車両位置計算部
26 経路探索処理部
27 誘導経路メモリ
28 誘導経路描画部
29 マーク描画部
30 リモコン制御部
31 カーソル位置計算部
32 操作画像発生部
33 探索条件・走行履歴メモリ
41 RAM
42 CPU
43 ROM
44 I/F
45 HDD

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力された電話番号に対応する位置を有する地図データを記憶する記憶部と、
前記入力された電話番号に対応する位置がなく、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置がある場合には、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号の中から、所定の電話番号を選択し、前記所定の電話番号に対応する位置から目的地を設定して経路を探索する経路探索処理部とを備えていることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記経路探索処理部は、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が4地点以上ある場合には、前記所定の電話番号を4つ選択し、
前記所定の電話番号に対応する位置のそれぞれを直線で結んだときの交点の地点を目的地として設定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記経路探索処理部は、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が2地点以上4地点未満ある場合には、前記所定の電話番号を2つ選択し、
前記所定の電話番号に対応する位置を直線で結んだときの中心の地点を目的地として設定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記経路探索処理部は、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が1地点のみである場合は、該電話番号を選択し、該電話番号に対応する位置を目的地として設定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記経路探索処理部により設定された目的地を含む所定の範囲を示すカーソルを前記地図データ上に表示する表示部を備えていることを特徴とする請求項4に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
前記所定の電話番号は、前記入力された電話番号に近似する電話番号であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
前記経路探索処理部は、設定された目的地が所定の地点の場合には、前記目的地に近傍の陸地を目的地として再度設定することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のナビゲーション装置。
【請求項8】
前記所定の地点の場合とは、設定された目的地が不適切な場合であることを特徴とする請求項7に記載のナビゲーション装置。
【請求項9】
前記地域を表す番号は、局番であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のナビゲーション装置。
【請求項10】
入力された電話番号に対応する位置を有する地図データを記憶する記憶ステップと、
前記入力された電話番号に対応する位置がなく、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置がある場合には、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号の中から、所定の電話番号を選択し、前記所定の電話番号に対応する位置から目的地を設定して経路を探索する経路探索ステップとを備えていることを特徴とする経路探索方法。
【請求項11】
前記経路探索方法は、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が4地点以上ある場合には、前記所定の電話番号を4つ選択し、
前記所定の電話番号に対応する位置のそれぞれを直線で結んだときの交点の地点を目的地として設定することを特徴とする請求項10に記載の経路探索方法。
【請求項12】
前記経路探索方法は、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が2地点以上4地点未満ある場合には、前記所定の電話番号を2つ選択し、
前記所定の電話番号に対応する位置を直線で結んだときの中心の地点を目的地として設定することを特徴とする請求項10に記載の経路探索方法。
【請求項13】
前記経路探索方法は、前記入力された電話番号の地域を表す番号と一致する電話番号に対応する位置が1地点のみである場合は、該電話番号を選択し、該電話番号に対応する位置を目的地として設定することを特徴とする請求項10に記載の経路探索方法。
【請求項14】
前記経路探索方法により設定された目的地を含む所定の範囲を示すカーソルを前記地図データ上に表示する表示ステップを備えていることを特徴とする請求項13に記載の経路探索方法。
【請求項15】
前記所定の電話番号は、前記入力された電話番号に近似する電話番号であることを特徴とする請求項10乃至12の何れかに記載の経路探索方法。
【請求項16】
前記経路探索方法は、設定された目的地が所定の地点の場合には、前記目的地に近傍の陸地を目的地として再度設定することを特徴とする請求項10乃至12の何れかに記載の経路探索方法。
【請求項17】
前記所定の地点の場合とは、設定された目的地が不適切な場合であることを特徴とする請求項16に記載の経路探索方法。
【請求項18】
前記地域を表す番号は、局番であることを特徴とする請求項10乃至13の何れかに記載の経路探索方法。
【請求項19】
請求項10乃至18の何れかに記載の経路探索方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。












【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−317367(P2006−317367A)
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−142128(P2005−142128)
【出願日】平成17年5月16日(2005.5.16)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】