説明

ナビゲーション装置及びその制御方法

【課題】所定の期間中、所定地点に関する事象や経路案内を含む情報をユーザに対して通知可能なナビゲーション装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】日時取得手段31は、現在の日時を取得する。通知期間判断手段32は、日時取得手段31を通じて取得した日時が予め記憶部11に記憶された所定地点情報である通知期間に含まれるか否かを判断する。所定地点情報抽出手段33は、取得した日時が記憶部11に記憶された所定地点情報である通知期間に含まれると判断される場合に、当該通知期間と関連付けて記憶された前所定地点情報を抽出する。表示・音声制御手段34は、所定地点情報抽出手段33により抽出された所定地点情報を当該地点情報を前記表示部7に出力し、また音声データが所定地点情報に含まれる場合には当該音声データを音声出力部13に出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、目的地まで車両を誘導するナビゲーション装置に係り、事前に登録した所定地点に関するイベント情報等を開催日時と共に所定の期間、ユーザに対して通知可能なナビゲーション装置及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報処理技術の発展に伴い、車両などの移動体に搭載して道案内を行うナビゲーション装置が普及している。このナビゲーション装置は、予め用意された地図データを利用し、GPSなどで測位する自車の現在位置情報を周辺地図上に表示したり、指定される目的地への経路を算出し、画面表示や合成音声などで経路を案内するものである。
【0003】
ここで、従来のナビゲーション装置では、目的地等に設定する場所や地図データ上のスクロール先である所定の地点及びエリアを予めHDD等に登録しておいたり、また単に検索した場所を登録しておくことが可能であり、この登録した位置情報に基づいて最適な経路の誘導案内を行っていた。そのため、経路案内に際し、ユーザが目的地や立ち寄り所定地点を入力する手間が省け、効率よく目的地への誘導が可能となり、スムーズかつ快適なナビゲーションを実現することができた。
【0004】
ところで、この登録地点に関連する情報、例えば当該地点を目的地とした経路情報や当該地点で発生する事象情報が予め表示画面を通じて提供されると、ユーザに対して当該情報に関する注意を喚起させることができ、また目的地へ出発する時刻判断においても非常に便利であることが伺える。そこで、上記登録地点を目的地とする経路案内情報を、予めユーザが希望する日時に通知する機能を備えたナビゲーション装置が提案されている(特許文献1参照)
【0005】
具体的には、目的地及び当該目的地までの経路案内情報を表示したい日付を予め設定し、制御装置が設定しておいた日付当日を判断すると、表示画面を介してユーザに対して予約していた目的地までの経路案内を行うか否かの判定画面を表示する。ユーザが当該目的地までの経路案内を指示すると経路探索を行い、その目的地まで探索された経路に基づいて案内される。
【0006】
また、通知表示に関する従来技術として、個人的な記念日や車両のメンテナンス情報等であるユーザ情報を予め登録しておくことにより、ナビゲーション起動時に表示画面や音声により通知する機能が開発されている。なお、通知する日時を上記特許文献1に係る発明のように、事前に特定しておくことも可能である。
【0007】
さらに、登録した地点等を目的地として経路探索を行う方法に関して、上記特許文献1に記載の通知機能のほか、所定の日時を想定して到着予想時間を計算するものや、到着日時を設定して計算するものが提案されていた。
【特許文献1】特開2001−296135
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、上記従来技術では、予め登録しておいた目的地や記念日等の情報を、所定の登録日時に通知することはできるが、所望の日時までの一定期間当該情報を表示するものではなかった。また、設定しておいた日時とはいえ、突如所定の登録地点までの経路案内情報が表示されても、希望する到着時刻に間に合わないケースや、また表示された日時において当該情報に気づいてもそれ以降にこの情報が必要であった場合には忘れてしまうケースもみられていた。
【0009】
つまり、登録日時を設定し、その日時に登録地点等の情報を表示する機能はあっても、それ以前に当該情報を予告する機能は開発されていなかった。そのため、ユーザには、自らの判断で到着、あるいは出発予定時刻に合わせた目的地設定を行うといった調整作業の手間が生じていた。
【0010】
本発明は、上記課題を解消するために提案されたものであり、その目的は、登録した所定地点におけるイベント等の事象情報である日時又は当該地点まで経路計算を行った予定出発日時までの一定期間中、この登録地点に関する事象情報や経路案内を含む情報を表示することが可能なナビゲーション装置及びその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の課題を本発明は以下の手段により解決する。
請求項1の発明は、所定地点を含む道路地図データを予め記憶する記憶部と、現在日時を取得する日時取得手段と、自車位置からユーザにより設定された目的地への経路を探索しナビゲーションを行うナビゲーション部と、情報を表示する表示部と、を備えたナビゲーション装置において、前記記憶部は、前記所定地点の名称、位置情報、当該所定地点におけるイベント開催日時を含む所定地点情報と、当該所定地点情報の前記表示部への通知期間を関連付けて記憶するものであって、前記日時取得手段により取得した現在日時が前記記憶部に記憶された前記所定地点情報の前記通知期間に含まれるかを判断する通知期間判断手段と、前記通知期間判断手段により前記現在日時が前記通知期間に含まれると判断される場合に、当該通知期間と関連付けて記憶された前記所定地点情報を抽出する所定地点情報抽出手段と、前記所定地点情報抽出手段により抽出された前記所定地点情報を当該通知期間中、前記表示部に出力する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項7の発明は、請求項1のナビゲーション装置を方法の観点から把握したもので、所定地点を含む道路地図データを予め記憶する記憶部と、情報を表示する表示部と、を備え、自車位置からユーザにより設定された目的地への経路を探索しナビゲーションを行うナビゲーションステップと、現在日時を取得する日時取得ステップとを実行するナビゲーション装置の制御方法において、前記記憶部は、前記所定地点の名称、位置情報、当該所定地点におけるイベント開催日時を含む所定地点情報と、当該所定地点情報の前記表示部への通知期間を関連付けて記憶するものであって、コンピュータは、前記日時取得ステップにより取得した現在日時が前記記憶部に記憶された前記所定地点情報の前記通知期間に含まれるかを判断する通知期間判断ステップと、前記通知期間判断ステップにより前記現在日時が前記通知期間に含まれると判断される場合に、当該通知期間と関連付けて記憶された前記所定地点情報を抽出する所定地点情報抽出ステップと、前記所定地点情報抽出ステップにより抽出された前記所定地点情報を当該通知期間中、前記表示部に出力する表示制御ステップと、を実行することを特徴とする。
【0013】
以上のような態様では、所定地点情報の通知期間が記憶部に記憶され、この通知期間中当該所定地点情報を通知することができるので、ユーザが操作により当該情報を取得する手間が省け、イベント開催日時までの一定期間でユーザに注意を喚起させることが可能となる。すなわち、所定地点に関する情報を当該地点におけるイベント等の開催日時にではなく、所定の間当該情報を予告通知し続けることができる。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、前記ナビゲーション部は、前記所定地点情報抽出手段により抽出した前記所定地点情報中の位置情報を目的地として設定することで自車位置からの経路を計算し、前記表示制御手段は、前記ナビゲーション部により計算された前記経路を前記表示部に出力することを特徴とする。
【0015】
請求項8の発明は、請求項2のナビゲーション装置を方法の観点から把握したもので、請求項7に記載のナビゲーション装置の制御方法において、前記ナビゲーションステップは、前記所定地点情報抽出ステップにより抽出した前記所定地点情報中の位置情報を目的地として設定することで自車位置からの経路を計算し、前記表示制御ステップは、前記ナビゲーションステップにより計算された前記経路を前記表示部に出力することを特徴とする。
【0016】
以上のような態様では、所定地点情報抽出手段により抽出した所定地点情報に加えて、当該所定地点までの経路情報を通知することができるので、ユーザが経路探索の際に行う設定操作の負担を減らし、当該経路情報を踏まえた上で目的地までの適切な誘導措置を実行することができる。つまり、所望の到着時刻に対応する経路情報に基づいて予定出発時刻を通知期間中提示することにより、ユーザに対し当該経路情報を確実に通知できる。
【0017】
請求項3の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、前記日時取得手段により取得された日時が前記イベント開催日時までの所定期間に含まれるかを判定する日時判定手段を備え、前記日時判定手段により取得した前記日時が前記イベント開催日時までの所定期間に含まれると判断される場合に、前記ナビゲーション部は、当該イベント開催日時を予定到着時刻とし、当該イベント開催日時を有する前記所定地点情報中の前記位置情報を目的地と設定して、前記自車位置からの経路を計算することにより当該目的地への予定出発時刻を算出し、前記表示制御手段は、前記ナビゲーション部により算出された前記予定出発時刻を前記表示部に出力することを特徴とする。
【0018】
請求項9の発明は、請求項3のナビゲーション装置を方法の観点から把握したもので、請求項7に記載のナビゲーション装置の制御方法において、コンピュータは、前記日時取得ステップにより取得された日時が前記イベント開催日時までの所定期間に含まれるかを判定する日時判定ステップを実行し、前記日時判定ステップにより取得した前記日時が前記イベント開催日時までの所定期間に含まれると判断される場合に、前記ナビゲーションステップは、当該イベント開催日時を予定到着時刻とし、当該イベント開催日時を有する前記所定地点情報中の前記位置情報を目的地と設定して、前記自車位置からの経路を計算することにより当該目的地への予定出発時刻を算出し、前記表示制御ステップは、前記ナビゲーションステップにより算出された前記予定出発時刻を前記表示部に出力することを特徴とする。
【0019】
以上のような態様では、日時取得手段により取得した現在日時が所定地点情報の一つであるイベント開催日時からの所定の期間に含まれると判定されると、当該地点までの経路情報が通知されるので、ユーザが目的地へ向かう当日や前日に改めて出発時刻を検索する手間が省け、また目的地へ所望の到着時刻に着くよう予定出発時刻を所定期間中提示することが可能となる。そのため、経路情報を提示する所定期間を出発の当日や前日に設定した場合には、通知期間中常時経路情報を提示する実施形態と比較して処理動作を削減することができる。
【0020】
請求項4の発明は、請求項3に記載のナビゲーション装置において、前記日時取得手段により取得した日時が前記ナビゲーション部により算出された前記予定出発時刻を経過しているかを判定する出発時刻経過判定手段を備え、前記ナビゲーション部は、前記出発時刻経過判定手段により取得した前記日時が前記予定出発時刻を経過していると判定された場合に、前記目的地までのナビゲーションを行うことを特徴とする。
【0021】
請求項10の発明は、請求項4のナビゲーション装置を方法の観点から把握したもので、請求項9に記載のナビゲーション装置の制御方法において、コンピュータは、前記日時取得ステップにより取得した日時が前記ナビゲーション部により算出された前記予定出発時刻を経過しているかを判定する出発時刻経過判定ステップを実行し、前記ナビゲーションステップは、前記出発時刻経過判定ステップにより取得した前記日時が前記予定出発時刻を経過していると判定された場合に、前記目的地までのナビゲーションを行うことを特徴とする。
【0022】
請求項5の発明は、請求項4に記載のナビゲーション装置において、前記表示制御手段は、前記出発時刻経過判定手段により取得した前記日時が前記予定出発時刻を経過していないと判定された場合に、当該予定出発時刻情報を前記表示部に出力することを特徴とする。
【0023】
請求項11の発明は、請求項5のナビゲーション装置を方法の観点から把握したもので、請求項10に記載のナビゲーション装置の制御方法において、前記表示制御ステップは、前記出発時刻経過判定ステップにより取得した前記日時が前記予定出発時刻を経過していないと判定された場合に、当該予定出発時刻情報を前記表示部に出力することを特徴とする。
【0024】
以上のような態様では、日時取得手段により取得した現在の日時が算出された予定出発時刻前である場合には、当該予定出発時刻を含む経路情報を通知することができ、一方で実際の時刻が予定出発時刻後である場合には、直ちに目的地までの誘導案内がされる。そのため、予定出発時刻前においては、ユーザに対して経路情報を適切に通知することができ、予定出発時刻後では迅速な経路案内が可能となる。
【0025】
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、音声データを再生する音声出力部と、前記所定地点情報に音声データが含まれているかを判断する音声データ判断手段と、前記音声データ判断手段により前記音声データが含まれていると判断される場合に、当該音声データを前記音声出力部に出力する音声制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0026】
請求項12の発明は、請求項6のナビゲーション装置を方法の観点から把握したもので、請求項7〜11のいずれか1項に記載のナビゲーション装置の制御方法において、音声データを再生する音声出力部を備え、コンピュータは、前記所定地点情報に音声データが含まれているかを判断する音声データ判断ステップと、前記音声データ判断ステップにより前記音声データが含まれていると判断される場合に、当該音声データを前記音声出力部に出力する音声制御ステップと、を実行することを特徴とする。
【0027】
以上のような態様では、所定地点情報に音声データが含まれている場合には、当該所定地点情報を表示部を通じて表示させる方式に加えて、音声出力によりユーザに対して通知する方式をとることも可能となる。
【発明の効果】
【0028】
以上のように、本発明によれば、ユーザが希望する地域情報や経路案内情報を予めデータベースに登録し、所望の日時までの一定期間自動的に表示させることができるので、ユーザが当該情報を検索する操作の手間が省け、当該日時まで注意を喚起させることが可能となる。また、希望する到着時刻に合わせた経路案内情報について、予定出発時刻を予め計算しておき、当該出発時刻までの一定期間中通知することができるので、ユーザの負担を減らし、さらに毎日車両に乗らないユーザに対しても適切に情報を通知することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
[1.本実施形態]
[1.1.構成]
本実施形態は、目的地への経路を案内するナビゲーション装置(以下「本装置」と呼ぶ)を説明するもので、その制御方法、制御プログラムとしても把握可能であり、本装置の構成を図1に示す。
【0030】
すなわち、1は、VICS情報を取得する為のFM多重受信及び処理部、2は、VICS情報を取得する為のビーコン受信及び処理部である。3は、システム全体の制御を司るメインCPU(中央演算装置)及びその周辺回路であり、本装置各部の制御を含む情報処理を行う制御部である。メインメモリMを構成する4は、メインプログラムをロードする為のダイナミックRAM(DRAM)、5は、メイン電源オフの間も設定などメモリ内容を保持するためのバッテリーバックアップ付スタティックRAM(SRAM)、6は、起動時等に制御部3よりアクセスされるROMである。
【0031】
7は、地図などの情報を描画及び表示する表示部で、液晶表示パネルなどの表示画面を持つ。8は、表示部7用に設けられたビデオRAM(VRAM)である。9は、TV(各種のテレビジョン放送)を受信する為のTV受信及び処理部、10は、イルミネーション(計器盤等の照明)・車速パルス・パーキング等の動作や状態を検出する車両情報取得部である。
【0032】
11は、HDD、DVD−ROM、CD−ROMなどのドライブを用いて、一般的なナビゲーション装置と同様、道路地図データ(典型的には、経路探索用データや地図表示用データ)・その他の検索データや地図関連データなどを記録する地図データの記憶部である。また、この記憶部11には本実施形態の特徴として、ユーザが後述する入力部12を通じて設定した所定地点情報が登録されている。なお、所定地点情報とは、所定の地点に関連する情報のことをいい、例えば、当該所定地点の名称、位置情報、日時(イベント開催日時等)、通知内容等が記憶部11に登録される。さらに、当該所定地点情報のユーザへの通知期間と、当該所定地点に関連する画像や音声も登録されている。
【0033】
ここで、ユーザが記憶部11に設定する所定地点情報例が図5に示されている。図5の通り、所定地点の名称として「○○百貨店」、位置情報として「北緯△△、東経□□」、日時(イベント開催日時等)として「2007年1月1日 10:00」、通知期間として「一週間」、通知内容として「初売りセール」、画像として「○○百貨店.bmp」、音声として「音声1」が設定されている。
【0034】
12は、情報や操作の入力を受け付ける入力部で、タッチキーなどからの入力を検出する制御装置であるが、入力部の構成や種類は自由で、表示部7周囲の操作スイッチ類のほか、リモコンユニット、表示パネルと一体のタッチセンサなどを単独、又は自由に組み合わせて用いている。
【0035】
13は、経路誘導案内出力や、ハードディスク、DVD−ROM、CD−ROMなどのドライブを再生、あるいはHDD内の音声データの再生を行う音声出力部である。14は、測位技術(例えば、GPS、ジャイロ、地磁気センサ、加速度センサ、車速パルスなど)により、現在位置、方位、速度など自車の挙動に関する航法情報を得る測位部である。
【0036】
また、制御部3は、所定の制御プログラムにより実行する次のような機能・作用を有する処理手段(図1に示す30、31、32…)を備えており、以下に当該各処理手段を説明する。ここで、本実施形態において、自車位置検出部30a、目的地受付部30b、経路計算部30c、案内部30dの基本的な機能は、本発明特有の要素ではなく従来と共通のナビゲーション処理を実行するものであるため、ナビゲーション部30として示し、詳細な説明は省略する。なお、経路計算部30cは、到着時刻、出発時刻を指定することにより自車位置から目的地までの経路計算を行い、予定出発時刻、予定到着時刻を算出できるものとする。
【0037】
31は、GPS等の測位技術14を介して現在の日時を取得する日時取得手段である。なお、この日時取得手段31は、一般的に外部から日時を取得するものであるが、ナビゲーション装置内にタイマを設け、日時を自ら計測する実施形態も含むものである。
【0038】
32は、日時取得手段31を通じて取得した日時が予め記憶部11に記憶された所定地点情報である通知期間に含まれるか否かを判断する通知期間判断手段である。この通知期間判断手段32が、取得した現在の日時が所定地点情報の通知期間に含まれると判断する場合には、後述する表示・音声制御手段33を通じて当該情報を表示部7や音声出力部13に出力する。一方、通知期間判断手段32が、現在の日時が当該所定地点情報の通知期間に含まれていないと判断する場合は、表示・音声制御手段33により当該所定地点情報を非表示とし、また音声データがある場合は音声出力を行わない。
【0039】
33は、日時取得手段31により取得した日時が記憶部11に記憶された所定地点情報である通知期間に含まれると判断される場合に、当該通知期間と関連付けて記憶された前所定地点情報を記憶部11から抽出する所定地点情報抽出手段である。すなわち、この所定地点情報抽出手段33は、通知期間判断手段32により現在通知期間中であると判断された所定地点情報を抽出する。
【0040】
34は、所定地点情報抽出手段33により抽出された所定地点情報を当該地点情報を前記表示部7に出力し、また音声データが所定地点情報に含まれる場合には当該音声データを音声出力部13に出力する表示・音声制御手段である。なお、この表示・音声制御手段34は、抽出した所定地点情報を記憶部11に記憶された通期期間中、表示部7や音声出力部13に出力するものである。
【0041】
35は、上記表示・音声制御手段34により音声出力部13を通じて音声データを出力する際に、所定地点情報抽出手段33が抽出した所定地点情報に音声データが含まれているかを判断する音声データ判断手段である。すなわち、上記表示・音声制御手段34は、この音声データ判断手段35により音声データが当該所定地点情報に含まれていると判断される場合のみ音声出力部13に出力される。
【0042】
また、処理手順の説明において後述するが、所定地点情報抽出手段33により抽出された所定地点情報である所定地点の位置情報を目的地としてナビゲーション部30中の目的地受付部30bが受け付け、経路計算部30cにより経路計算されたこの経路情報も当該表示・音声制御手段34を通じて通知期間中出力される。
【0043】
あるいは、後述する所定の処理により、当該表示・音声制御手段34は、この経路情報を所定地点情報であるイベント情報等の開催日時までの所定期間のみ出力することも可能である。例えば、所定地点情報であるイベント等の開催日時が2007年4月5日の17時である際に、所定地点情報の通知期間のうち経路情報のみの所定期間として予め当日の12時から17時までの時間帯が設定されている場合には、当該期間中のみ経路情報が通知される。
【0044】
36は、日時取得手段31により取得された日時が所定地点情報抽出手段33により抽出された所定地点情報であるイベント等の開催日時までの所定期間に含まれるかを判定する日時判定手段である。具体的には、この日時判定手段36は、閾値としてイベント等の開催日時まで所定期間を予め設定しておき、日時取得手段により取得した現在日時から当該開催日時までの期間が当該閾値を下回るか否かにより判定する。
【0045】
37は、経路計算部30cにより計算された所望の到着時刻の経路情報をもとに算出された予定出発時刻に対して、日時取得手段31により取得した現在日時が当該予定出発時刻を経過しているか否かを判定する出発時刻経過判定手段である。なお、この出発時刻経過判定手段37を通じて取得した日時が予定出発時刻を経過していると判定された場合には、ナビゲーション部30中の案内部30dを介して早急に所定地点までの誘導案内が開始される。
【0046】
[1.2.作用]
[1.2.1.実施例(1)]
次に、上記構成に基づいた本実施形態に係る所定地点情報(経路案内情報を除く)を通知する実施例(1)の処理手順を図2のフローチャートを参照して、以下に詳述する。
【0047】
まず、図2の通り、ナビゲーション装置が起動されると、日時取得手段31が現在の日時を測位技術14等を介して取得する(STEP201)。そして、通知期間判断手段32が、日時取得手段31により取得された日時が記憶部11に記憶されている所定地点情報である通知期間に含まれるか否かを判断する(STEP202)。
【0048】
通知期間判断手段32により取得した日時が記憶部11に記憶された通知期間に含まれると判断される場合は(YES)、所定地点情報抽出手段33が当該通知期間と関連付けて記憶された前所定地点情報を記憶部11から抽出する(STEP203)。一方で、通知期間判断手段32により取得した日時が記憶部11に記憶された通知期間に含まれないと判断される場合は(NO)、当該通知期間判断手段32が日時取得手段31により日時を取得すると、随時記憶部11に記憶された通知期間に含まれるかを判断する。
【0049】
そして、STEP203において、現在通知期間中の所定地点情報が抽出されると、表示・音声制御手段34により当該所定地点情報が表示部7に出力される(STEP204)。また、音声データ判断手段35は、所定地点情報抽出手段33により抽出された所定地点情報中に音声データが含まれているかを判断する(STEP205)。
【0050】
ここで、音声データ判断手段35により音声データが当該所定地点情報に含まれていると判断される場合には(YES)、表示・音声制御手段34がこの音声データを音声出力部13に出力する(STEP206)。一方、音声データ判断手段35により音声データが当該所定地点情報に含まれていないと判断される場合には(NO)、音声データが出力されることはない。
【0051】
なお、所定地点情報を表示部7に表示した画面例は図6の通りである。ここで、所定地点抽出手段33により現在通知期間中の所定地点情報が複数抽出される場合には、表示・音声制御手段34は各情報中のイベント等の開催日時が取得した現在の日時に近い順に表示させ、それ以降はユーザが入力部12(図6では「次へ」ボタン)を押下することにより表示することができる。
【0052】
[1.2.2.実施例(2)]
次に、上記構成に基づいた本実施形態に係り、所定地点抽出手段33により抽出された所定地点までの経路案内情報を所定地点情報と共に通知する実施例(2)の処理手順を図3のフローチャートを参照して、以下に詳述する。
【0053】
まず、図3の通り、上記実施例(1)と同様に、ナビゲーション装置が起動されると、日時取得手段31が現在の日時を測位技術14等を介して取得する(STEP301)。そして、通知期間判断手段32が、日時取得手段31により取得された日時が記憶部11に記憶されている所定地点情報である通知期間に含まれるか否かを判断する(STEP302)。
【0054】
通知期間判断手段32により取得した日時が記憶部11に記憶された通知期間に含まれると判断される場合は(YES)、所定地点情報抽出手段33が当該通知期間と関連付けて記憶された前所定地点情報を記憶部11から抽出する(STEP303)。一方で、通知期間判断手段32により取得した日時が記憶部11に記憶された通知期間に含まれないと判断される場合は(NO)、当該通知期間判断手段32が日時取得手段31により日時を取得すると、随時記憶部11に記憶された通知期間に含まれるかを判断する。
【0055】
そして、STEP303において、現在通知期間中の所定地点情報が抽出されると、当該所定地点情報である位置情報をナビゲーション部30の目的地受付部30bは目的地として受け付ける(STEP304)。目的地受付部30bが抽出した所定地点の位置情報を目的地として受け付けると、経路計算部30cが自車位置検出部30aにより検出した自車位置から当該目的地までの経路を計算する(STEP305)。
【0056】
経路計算部30cにより目的地とした所定地点までの経路が計算されると、表示・音声制御手段34は所定地点情報抽出手段33により抽出された当該所定地点情報と共に計算した経路情報を表示部7に出力する(STEP306)。
【0057】
また、音声データ判断手段35は、所定地点情報抽出手段33により抽出された所定地点情報中に音声データが含まれているかを判断し(STEP307)、音声データが当該所定地点情報に含まれていると判断する場合には(YES)、表示・音声制御手段34がこの音声データを音声出力部13に出力する(STEP308)。一方、音声データ判断手段35により音声データが当該所定地点情報に含まれていないと判断される場合には(NO)、音声データは出力されない。
【0058】
[1.2.3.実施例(3)]
次に、上記構成に基づいた本実施形態に係り、所定地点抽出手段33により抽出された所定地点までの経路情報を当該所定地点への予定出発時刻の所定期間前に通知する実施例(3)の処理手順を図4のフローチャートを参照して、以下に詳述する。
【0059】
まず、図4の通り、上記実施例(1)と同様に、ナビゲーション装置が起動されると、日時取得手段31が現在の日時を測位技術14等を介して取得する(STEP401)。そして、通知期間判断手段32が、日時取得手段31により取得された日時が記憶部11に記憶されている所定地点情報である通知期間に含まれるか否かを判断する(STEP402)。
【0060】
通知期間判断手段32により取得した日時が記憶部11に記憶された通知期間に含まれると判断される場合は(YES)、所定地点情報抽出手段33が当該通知期間と関連付けて記憶された前所定地点情報を記憶部11から抽出する(STEP403)。一方で、通知期間判断手段32により取得した日時が記憶部11に記憶された通知期間に含まれないと判断される場合は(NO)、当該通知期間判断手段32が日時取得手段31により日時を取得すると、随時記憶部11に記憶された通知期間に含まれるかを判断する。
【0061】
そして、STEP403において、現在通知期間中の所定地点情報が抽出されると、日時取得手段31を通じて取得した日時が所定地点情報抽出手段33により抽出された所定地点情報であるイベント等の開催日時までの所定期間に含まれるかを日時判定手段36により判定する(STEP404)。日時判定手段36により取得した日時が所定地点情報抽出手段33により抽出された所定地点情報であるイベント等の開催日時までの所定期間に含まれると判定されると(YES)、当該所定地点情報である所定地点の位置情報をナビゲーション部30の目的地受付部30bが目的地として受け付ける(STEP405)。
【0062】
一方、日時判定手段36により取得した日時が所定地点情報抽出手段33により抽出された所定地点情報であるイベント等の開催日時までの所定期間に含まれないと判定される場合には(NO)、随時日時取得手段31により日時を取得すると上記STEP402〜405までの処理が実行される。
【0063】
STEP405において、目的地受付部30bが抽出した所定地点の位置情報を目的地として受け付けると、経路計算部30cが自車位置検出部30aにより検出した自車位置から当該目的地までの経路を計算する(STEP406)。なお、具体的には、当該経路計算部30cは、抽出した所定地点情報であるイベント等の開催日時を予定到着時刻と仮定して、自車位置検出部30aにより検出した自車位置から所定地点までの経路を計算し、当該所定地点への予定出発時刻を算出している。
【0064】
そして、経路計算部30cにより所定地点への予定出発時刻が算出されると、出発時刻経過判定手段37は、日時取得手段31を通じて取得した日時が当該予定出発時刻を経過していないかを判定する(STEP407)。出発時刻経過判定手段37により現在の日時が予定出発時刻を経過していないと判定されると(YES)、表示・音声制御手段34は、表示部7に予定出発時刻を含む計算された経路情報を出力する(STEP408)。
【0065】
また、音声データ判断手段35は、計算された経路情報に音声データが含まれているかを判断し(STEP409)、音声データが含まれていると判断する場合には(YES)、表示・音声制御手段34がこの音声データを音声出力部13に出力する(STEP410)。一方、音声データ判断手段35により音声データが当該経路情報に含まれていないと判断される場合には(NO)、音声データは出力されない。
【0066】
なお、STEP407において、出発時刻経過判定手段37により取得した日時が予定出発時刻を経過していると判定されると(NO)、早急に目的地とした所定地点に誘導する必要があるため、ナビゲーション部30中の案内部30dが当該所定地点を目的地として経路計算部30cにより計算された経路情報に基づき誘導案内を開始する(STEP411)。
【0067】
また、上記STEP401〜411までの実施例(3)に係る処理手順では、所定地点情報抽出手段33により抽出された所定地点情報を表示部7や音声出力部13に出力していないが、本発明は当該所定地点情報を経路情報と共に出力する実施形態も包含する。
【0068】
以上のような本実施形態によれば、ユーザが希望する地域情報や経路案内情報を予めデータベースに登録し、所望の日時までの一定期間自動的に表示させることができるので、ユーザが当該情報を検索する操作の手間が省け、当該日時まで注意を喚起させることが可能となる。また、希望する到着時刻に合わせた経路案内情報について、予定出発時刻を予め計算しておき、当該出発時刻までの一定期間中通知することができるので、ユーザの負担を減らし、さらに毎日車両に乗らないユーザに対しても適切に情報を通知することができる。
【0069】
[2.他の実施形態]
なお、本発明は、予め記憶部11に記憶された所定地点情報として通知期間を有する場合の上記所定地点情報抽出処理に限定されず、ネットワークを通じてダウンロードした所定地点に関連する情報を抽出する実施形態も包含する。
【0070】
例えば、ネットワーク情報取得手段を設け、インターネット等によりユーザの所望の地点に関する情報を常時取得できるような状況下において、このネットワーク情報取得手段を通じて取得した当該情報を自動的に記憶部11に記憶する。それ以降の処理手順は上記実施形態と同様であり、所定地点情報抽出手段33を通じて記憶部11から取得した所定地点情報を抽出する。
【0071】
なお、ネットワーク情報取得手段を通じて取得した所望の地点に関する情報には、当該地点に関するイベント情報等の開催日時は通常含まれているが、当該情報の通知期間に関しては設定されていないため、上記ユーザによる所定地点情報の設定処理と同様に、ユーザ特有の通知期間を記憶部11に設定する必要がある。
【0072】
また、ネットワーク情報取得手段を通じて取得する情報に関して、ユーザは特定の地点に関連する情報を指定できるほか、希望する取得情報の分野を指定することで所望の所定地点情報を取得し自動的に記憶部11に記憶させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック図
【図2】本発明の実施例(1)の作用を示すフローチャート
【図3】本発明の実施例(2)の作用を示すフローチャート
【図4】本発明の実施例(3)の作用を示すフローチャート
【図5】本発明の実施形態に係る所定地点情報の設定画面例
【図6】本発明の実施形態に係る所定地点情報の表示画面例
【符号の説明】
【0074】
1…FM多重受信及び処理部
2…ビーコン受信及び処理部
3…制御部(メインCPU及びその周辺回路)
30…ナビゲーション部
30a…自車位置検出部
30b…目的地受付部
30c…経路計算部
30d…案内部
31…日時取得手段
32…通知期間判断手段
33…所定地点情報抽出手段
34…表示・音声制御手段
35…音声データ判断手段
36…日時判定手段
37…出発時刻経過判定手段
4…ダイナミックRAM(DRAM)
5…スタティックRAM(SRAM)
6…ROM
7…表示部
8…ビデオRAM(VRAM)
9…TV受信及び処理部
10…車両情報取得部
11…記憶部
12…入力部(タッチキー制御装置)
13…音声出力部
14…測位部
M…メインメモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定地点を含む道路地図データを予め記憶する記憶部と、現在日時を取得する日時取得手段と、自車位置からユーザにより設定された目的地への経路を探索しナビゲーションを行うナビゲーション部と、情報を表示する表示部と、を備えたナビゲーション装置において、
前記記憶部は、前記所定地点の名称、位置情報、当該所定地点におけるイベント開催日時を含む所定地点情報と、当該所定地点情報の前記表示部への通知期間を関連付けて記憶するものであって、
前記日時取得手段により取得した現在日時が前記記憶部に記憶された前記所定地点情報の前記通知期間に含まれるかを判断する通知期間判断手段と、
前記通知期間判断手段により前記現在日時が前記通知期間に含まれると判断される場合に、当該通知期間と関連付けて記憶された前記所定地点情報を抽出する所定地点情報抽出手段と、
前記所定地点情報抽出手段により抽出された前記所定地点情報を当該通知期間中、前記表示部に出力する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記ナビゲーション部は、前記所定地点情報抽出手段により抽出した前記所定地点情報中の位置情報を目的地として設定することで自車位置からの経路を計算し、
前記表示制御手段は、前記ナビゲーション部により計算された前記経路を前記表示部に出力することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記日時取得手段により取得された日時が前記イベント開催日時までの所定期間に含まれるかを判定する日時判定手段を備え、
前記日時判定手段により取得した前記日時が前記イベント開催日時までの所定期間に含まれると判断される場合に、
前記ナビゲーション部は、当該イベント開催日時を予定到着時刻とし、当該イベント開催日時を有する前記所定地点情報中の前記位置情報を目的地と設定して、前記自車位置からの経路を計算することにより当該目的地への予定出発時刻を算出し、
前記表示制御手段は、前記ナビゲーション部により算出された前記予定出発時刻を前記表示部に出力することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記日時取得手段により取得した日時が前記ナビゲーション部により算出された前記予定出発時刻を経過しているかを判定する出発時刻経過判定手段を備え、
前記ナビゲーション部は、前記出発時刻経過判定手段により取得した前記日時が前記予定出発時刻を経過していると判定された場合に、前記目的地までのナビゲーションを行うことを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記表示制御手段は、前記出発時刻経過判定手段により取得した前記日時が前記予定出発時刻を経過していないと判定された場合に、当該予定出発時刻情報を前記表示部に出力することを特徴とする請求項4に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
音声データを再生する音声出力部と、
前記所定地点情報に音声データが含まれているかを判断する音声データ判断手段と、
前記音声データ判断手段により前記音声データが含まれていると判断される場合に、当該音声データを前記音声出力部に出力する音声制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
所定地点を含む道路地図データを予め記憶する記憶部と、情報を表示する表示部と、を備え、自車位置からユーザにより設定された目的地への経路を探索しナビゲーションを行うナビゲーションステップと、現在日時を取得する日時取得ステップとを実行するナビゲーション装置の制御方法において、
前記記憶部は、前記所定地点の名称、位置情報、当該所定地点におけるイベント開催日時を含む所定地点情報と、当該所定地点情報の前記表示部への通知期間を関連付けて記憶するものであって、
コンピュータは、
前記日時取得ステップにより取得した現在日時が前記記憶部に記憶された前記所定地点情報の前記通知期間に含まれるかを判断する通知期間判断ステップと、
前記通知期間判断ステップにより前記現在日時が前記通知期間に含まれると判断される場合に、当該通知期間と関連付けて記憶された前記所定地点情報を抽出する所定地点情報抽出ステップと、
前記所定地点情報抽出ステップにより抽出された前記所定地点情報を当該通知期間中、前記表示部に出力する表示制御ステップと、
を実行することを特徴とするナビゲーション装置の制御方法。
【請求項8】
前記ナビゲーションステップは、前記所定地点情報抽出ステップにより抽出した前記所定地点情報中の位置情報を目的地として設定することで自車位置からの経路を計算し、
前記表示制御ステップは、前記ナビゲーションステップにより計算された前記経路を前記表示部に出力することを特徴とする請求項7に記載のナビゲーション装置の制御方法。
【請求項9】
コンピュータは、
前記日時取得ステップにより取得された日時が前記イベント開催日時までの所定期間に含まれるかを判定する日時判定ステップを実行し、
前記日時判定ステップにより取得した前記日時が前記イベント開催日時までの所定期間に含まれると判断される場合に、
前記ナビゲーションステップは、当該イベント開催日時を予定到着時刻とし、当該イベント開催日時を有する前記所定地点情報中の前記位置情報を目的地と設定して、前記自車位置からの経路を計算することにより当該目的地への予定出発時刻を算出し、
前記表示制御ステップは、前記ナビゲーションステップにより算出された前記予定出発時刻を前記表示部に出力することを特徴とする請求項7に記載のナビゲーション装置の制御方法。
【請求項10】
コンピュータは、
前記日時取得ステップにより取得した日時が前記ナビゲーション部により算出された前記予定出発時刻を経過しているかを判定する出発時刻経過判定ステップを実行し、
前記ナビゲーションステップは、前記出発時刻経過判定ステップにより取得した前記日時が前記予定出発時刻を経過していると判定された場合に、前記目的地までのナビゲーションを行うことを特徴とする請求項9に記載のナビゲーション装置の制御方法。
【請求項11】
前記表示制御ステップは、前記出発時刻経過判定ステップにより取得した前記日時が前記予定出発時刻を経過していないと判定された場合に、当該予定出発時刻情報を前記表示部に出力することを特徴とする請求項10に記載のナビゲーション装置の制御方法。
【請求項12】
音声データを再生する音声出力部を備え、
コンピュータは、
前記所定地点情報に音声データが含まれているかを判断する音声データ判断ステップと、
前記音声データ判断ステップにより前記音声データが含まれていると判断される場合に、当該音声データを前記音声出力部に出力する音声制御ステップと、
を実行することを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載のナビゲーション装置の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−249403(P2008−249403A)
【公開日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−88990(P2007−88990)
【出願日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】