説明

ナビゲーション装置及びサウンドサンプルを受信し、再生する方法

本発明は、プロセッサユニット(11)、メモリデバイス(12、13、14、15)及びスピーカ(29)を具備するナビゲーション装置(10)に関する。メモリデバイス(12、13、14、15)は複数のサウンドサンプルを含む。ナビゲーション装置(10)は、ナビゲーション指示を提供するためにスピーカ(29)を介してサウンドサンプルのうち選択されたサウンドサンプルを再生するように構成される。ナビゲーション装置(10)は、サウンドサンプルを受信する入力装置(24、25)を更に具備し、ナビゲーション指示を提供する目的でスピーカ(29)を介して後で再生するために、受信されたサウンドサンプルをメモリデバイス(12、13、14、15)に格納するように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロセッサユニット、複数のサウンドサンプルを含むメモリデバイス及びスピーカを具備し、ナビゲーション指示を提供するためにスピーカを介してサウンドサンプルのうち選択されたサウンドサンプルを再生するように構成されたナビゲーション装置に関する。
【0002】
また、本発明は、そのようなナビゲーション装置を具備する車両、サウンドサンプルのセットを記録する方法、ナビゲーション指示を提供する方法、コンピュータプログラム及びデータ記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
GPS(全地球測位システム)に基づく従来のナビゲーション装置は周知であり、車載ナビゲーションシステムとして広く採用されている。そのようなGPSに基づくナビゲーション装置は、外部(又は内部)GPS受信機と機能的に接続して地球上における位置を判定できる演算装置に関連する。更に、演算装置は出発地の住所と目的地の住所との間のルートを判定でき、演算装置のユーザがそれらの住所を入力できる。通常、演算装置は、出発地の住所の場所と目的地の住所の場所との間の「最良」又は「最適」のルートを地図データベースから計算するためのソフトウェアにより使用可能になる。「最良」又は「最適」のルートは所定の基準に基づいて判定され、必ずしも最速又は最短のルートではない。
【0004】
ナビゲーション装置は、通常、車両のダッシュボードに搭載されてもよいが、車両のオンボードコンピュータ又はカーラジオの一部として形成されてもよい。ナビゲーション装置は、PDAなどのハンドヘルドシステム(の一部)であってもよい。
【0005】
GPS受信機からの位置情報を使用することにより、演算装置は定期的に演算装置の位置を判定でき、車両の現在の位置をユーザに対して表示できる。ナビゲーション装置は、地図データを格納するメモリデバイスと、地図データの選択された一部分を表示するディスプレイとを更に具備してもよい。
【0006】
また、ナビゲーション装置は、ディスプレイに表示され且つ/又はスピーカから可聴信号(例えば、「100m先で左折」など)として生成される適切なナビゲーション指示又は運転指示により、判定されたルートをどのように走行すべきかに関する指示を提供できる。実行されるべき行動を示すグラフィックス(例えば、この先を左折することを示す左矢印)をステータスバーに表示でき、地図自体の適用可能な分岐点/曲がり角などにグラフィックスが重ね合わされてもよい。
【0007】
車載ナビゲーションシステムにより計算されたルートに沿って自動車を運転している間に、運転手がナビゲーションシステムにルートの再計算を開始させることができるのは周知である。これは、車両が道路工事又は激しい渋滞に遭遇した場合に有用である。
【0008】
また、ナビゲーション装置により利用されるルート計算アルゴリズムの種類を、例えば、「通常」モード及び「高速」モード(最短時間でルートを計算するが、通常モードほど多くの代替ルートを探索しない)からユーザが選択できることも周知である。
【0009】
更に、ユーザが定義した基準によってルートを計算できることも周知である。例えばユーザは、景色のよいルートが装置により計算されることを好む場合もある。その場合、装置のソフトウェア(ナビゲーションソフトウェア)は種々のルートを計算し、ルートの間に、例えば、風光明媚であると指定された地点情報(POIとして周知である)を最大数含むルートをより好ましいと評価するであろう。
【0010】
音声指示によってユーザを案内することは周知である。音声指示は「左折」などのあらかじめ記録された語句であってもよいが、地図及び/又はルート情報に基づき、テキスト音声装置を使用して動的に生成されてもよい。テキスト音声の場合、音声指示は表音データを有するテキスト音声データベースを使用して作成される。このデータベースは事前定義済みの短い部分音声、音などを更に含んでもよい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
目的は、追加の機能性を有するナビゲーション装置を提供すること及びユーザの好みに従ってナビゲーション装置を変形するためのオプションをユーザに提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
1つの面によれば、本発明は、プロセッサユニット、複数のサウンドサンプルを含むメモリデバイス及びスピーカを具備し、ナビゲーション指示を提供するために、スピーカを介してサウンドサンプルのうち選択されたサウンドサンプルを再生するように構成されたナビゲーション装置であって、ナビゲーション装置は、サウンドサンプルを受信する入力装置を更に具備し、ナビゲーション指示を提供する目的でスピーカを介して後で再生するために、受信されたサウンドサンプルをメモリデバイスに格納するように構成されることを特徴とするナビゲーション装置を提供する。これは、ユーザの好みに従ってナビゲーション装置を変形するためのオプションをユーザに提供する。
【0013】
一実施形態によれば、入力装置はマイクロホンを具備する。これは、ユーザが理解するのに容易であるボイスサンプルのような新たなサウンドサンプルをユーザが容易に入力できる方法を提供する。
【0014】
一実施形態によれば、選択されたサウンドサンプルはテキスト音声生成を使用してスピーカを介して再生され、ナビゲーション指示は受信されたサウンドサンプルからテキスト音声生成を使用して生成される。
【0015】
一実施形態によれば、全文が記録される必要はなく、いくつかの音が記録されるだけでよい。これは、ナビゲーション指示を再生する融通性に優れた方法を提供し、更に、記録の時点では知られていなかった新たなナビゲーション指示の再生を可能にする。
【0016】
一実施形態によれば、入力装置は、他のナビゲーション装置のような他の装置との間でサウンドサンプルを交換するように構成された入出力装置を具備する。これにより、異なる装置の間でサウンドサンプルを交換することが可能になる。
【0017】
一実施形態によれば、複数のサウンドサンプルは2つ以上のプロファイルに編成される。各プロファイルはいくつかのサウンドサンプルを含み、各サウンドサンプルにはサンプルIDが割当てられる。各サンプルIDは1つのナビゲーション指示又はナビゲーション指示の一部を表現する。
【0018】
一実施形態によれば、ナビゲーション装置は、入力装置から受信されたサウンドサンプルをメモリデバイスのプロファイルに格納し、そのサウンドサンプルにサンプルIDを割当てるように構成される。
【0019】
一実施形態によれば、ナビゲーション装置は新たなプロファイルを作成し、入力装置から受信されたサウンドサンプルをメモリデバイスの新たなプロファイルに格納し、そのサウンドサンプルにサンプルIDを割当てるように構成される。
【0020】
一実施形態によれば、ナビゲーション装置は、第1のプロファイルからナビゲーション指示を提供するために、スピーカを介して選択されたサウンドサンプルを再生するように構成され、サンプルIDを有する選択されたサウンドサンプルのうち1つのサウンドサンプルが第1のプロファイルにおいて利用不可能である場合、ナビゲーション装置は第2のプロファイルの類似のサウンドサンプルを再生する。これにより、ナビゲーション装置は、不完全なナビゲーション指示を与えるという危険を冒すことなく、完全ではないプロファイルを使用できる。類似のサウンドサンプルは、例えば、同一のサンプルIDを有するサウンドサンプルであってもよい。
【0021】
一実施形態によれば、ナビゲーション装置は、第1のプロファイルからナビゲーション指示を提供するために、スピーカを介して選択されたサウンドサンプルを再生するように構成され、サンプルIDを有する選択されたサウンドサンプルのうち少なくとも1つのサウンドサンプルが第1のプロファイルにおいて利用不可能である場合、ナビゲーション装置は、同一のサンプルIDを有する第2のプロファイルの選択されたサウンドサンプルの全てのサウンドサンプルを再生する。これは、ナビゲーション指示が2つ以上の異なる音声により発話されるのを防止する。サウンドサンプルは、例えば、類似するサンプルIDを有するサウンドサンプルであってもよい。
【0022】
一実施形態によれば、第1のプロファイル及び第2のプロファイルは互いに関して階層順序にある。これにより、ナビゲーション装置はプロファイルを有効に切替えることが可能である。
【0023】
1つの面によれば、本発明は、先の請求項のいずれか1項に記載のナビゲーション装置を具備する車両に関する。
【0024】
1つの面によれば、本発明は、
−サウンドサンプルを受信する入力装置を使用してサウンドサンプルを記録することと、
−ナビゲーション指示を提供する目的で後に再生するために、記録されたサウンドサンプルをメモリデバイスに格納することとを含む方法に関する。
【0025】
サウンドサンプルにサンプルIDが割当てられ、サンプルIDはナビゲーション指示又はナビゲーション指示の一部を表現する一実施形態によれば、方法は、サウンドサンプルを受信する入力装置を使用してサウンドサンプルを記録する前に、
−サンプルIDを有するサウンドサンプルの「例」をユーザに提供することと、
−記録されたサウンドサンプルを格納する場合、少なくともサンプルIDを含む独自の識別コードをそのサウンドサンプルに割当てることとを含む。
【0026】
一実施形態によれば、上記「例」はディスプレイ及びスピーカのうち少なくとも一方を介して提供される。これは、ユーザに例を提供するための容易且つ簡明な方法である。
【0027】
1つの面によれば、本発明は、スピーカを介して第1のプロファイルからの選択されたサウンドサンプルを再生することによりナビゲーション指示を提供する方法であって、
−選択されたサウンドサンプルに従ってメモリデバイスからサウンドサンプルを検索することと、
−選択されたサウンドサンプルのうち1つ以上のサウンドサンプルが第1のプロファイルにおいて利用不可能である場合、第1のプロファイルにおいて利用不可能である1つ以上のサウンドサンプルをメモリデバイスに格納された第2のプロファイルから検索することとから成る方法に関する。
【0028】
一実施形態によれば、選択されたサウンドサンプルのうち少なくとも1つのサウンドサンプルが第1のプロファイルにおいて利用不可能である場合、方法は、
−メモリデバイスに格納された第2のプロファイルから選択されたサウンドサンプルの全てのサウンドサンプルを検索することを含む。
【0029】
1つの面によれば、本発明は、コンピュータ構造にロードされた場合、上記に従った方法を実行するように構成されたコンピュータプログラムに関する。
【0030】
1つの面によれば、本発明は、上記に従ったコンピュータプログラムを具備するデータ記憶媒体に関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
次に、添付の概略図を参照して単なる例として本発明の実施形態を説明する。図中、対応する図中符号は対応する部分を示す。
【0032】
図1は、算術演算を実行するプロセッサユニット11を具備するナビゲーション装置10の一実施形態を示す概略ブロック図である。プロセッサユニット11は、命令及びデータを格納するハードディスク12、読出し専用メモリ(ROM)13、電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EEPROM)14及びランダムアクセスメモリ(RAM)15などのメモリユニットと通信するように構成される。メモリユニットは地図データ22を含んでもよい。この地図データは2次元地図データ(緯度及び経度)であってもよいが、第3の次元(海抜)を更に含んでもよい。地図データは、給油所/ガソリンスタンド、地点情報に関する情報などの追加情報を更に含んでもよい。地図データは、道路に沿った建物及び物体の形状に関する情報を更に含んでもよい。
【0033】
プロセッサユニット11は、キーボード16及びマウス17などの1つ以上の入力装置と通信するように更に構成されてもよい。キーボード16は、例えば、タッチスクリーンであるディスプレイ18に設けられた仮想キーボードであってもよい。プロセッサユニット11は、ディスプレイ18、スピーカ29及びフロッピー(登録商標)ディスク20又はCD ROM21などを読取るための1つ以上の読取り装置19のような1つ以上の出力装置と通信するように更に構成されてもよい。ディスプレイ18は従来のコンピュータディスプレイ(例えば、LCD)であってもよいが、自動車のフロントガラスに計測データを投影するために使用されるヘッドアップ型ディスプレイなどの投影型ディスプレイであってもよい。ディスプレイ18は、ユーザがディスプレイ18に手で触れることにより命令及び/又は情報を入力できるタッチスクリーンとして機能するように構成されたディスプレイであってもよい。
【0034】
スピーカ29は、ナビゲーション装置10の一部として形成されてもよい。ナビゲーション装置10が車載ナビゲーション装置として使用される場合、ナビゲーション装置10はカーラジオ、ボードコンピュータなどのスピーカを使用してもよい。ナビゲーション装置10は、例えばドッキングステーション、有線リンク又は無線リンクを介してスピーカ29に接続されてもよい。
【0035】
プロセッサユニット11は、ナビゲーション装置10の位置に関する情報を提供するGPS受信機などの測位装置23と通信するように更に構成されてもよい。本実施形態によれば、測位装置23はGPS利用測位装置23である。しかし、ナビゲーション装置10が任意の種類の位置感知技術を実現してもよく、GPSに限定されないことは理解されるであろう。従って、ナビゲーション装置は欧州のガリレオシステムなどの他の種類のGNSS(グローバルナビゲーションサテライトシステム)を使用して実現され得る。同様に、ナビゲーションシステムは衛星を利用する場所/速度システムに限定されず、地上ビーコン又はナビゲーション装置が地理的場所を判定することを可能にする他の任意の種類のシステムを使用しても同様に構成できる。
【0036】
しかし、当業者には周知である更に多くの及び/又は他のメモリユニット、入力装置及び読取り装置が設けられてもよいことを理解すべきである。更に、それらの装置のうち1つ以上は、必要に応じてプロセッサユニット11から物理的に離れた場所に配置されてもよい。プロセッサユニット11は1つのボックスとして示されるが、当業者には周知であるように、並列して機能するか又は1つの主プロセッサにより制御され、互いに離れた場所に配置されてもよいいくつかの処理装置を具備してもよい。
【0037】
ナビゲーション装置10はコンピュータシステムとして示されるが、本明細書中で説明される機能を実行するように構成されたアナログ技術及び/又はデジタル技術及び/又はソフトウェア技術による任意の信号処理システムであってもよい。図1には、ナビゲーション装置10は複数の構成要素として示されるが、ナビゲーション装置10が単一の装置として形成されてもよいことは理解されるであろう。
【0038】
ナビゲーション装置10は、ナビゲータと呼ばれるTomTom B. V.のナビゲーションソフトウェアなどのナビゲーションソフトウェアを使用してもよい。ナビゲーションソフトウェアは、Compaq iPaqなどのタッチスクリーン(すなわち、スタイラス制御)Pocket PC搭載給電PDA装置、並びに一体型GPS受信機23を有する装置で実行されてもよい。PDAとGPS受信機とを組合わせたシステムは、車載ナビゲーションシステムとして使用されるように設計される。一体型GPS受信機/コンピュータ/ディスプレイを有するナビゲーション装置、あるいは非車両用に設計された装置(例えば、歩行者向け)又は自動車以外の車両(例えば、航空機)用として設計された装置などの他の任意の構成のナビゲーション装置10において実施形態が実現されてもよい。
【0039】
図2は、以上で説明したようなナビゲーション装置10を示す。
【0040】
ナビゲーション装置10において実行された場合、ナビゲーションソフトウェアは、ナビゲーション装置10に図2に示されるような通常のナビゲーションモード画面をディスプレイ18に表示させる。この画面は、テキスト、記号、音声案内及び動く地図の組合せを使用してナビゲーション指示を提供することができる。重要なユーザインタフェース要素は、画面の大半を占める3D地図である。尚、地図は2D地図として示されてもよい。
【0041】
地図はナビゲーション装置10の位置及びすぐ隣接する周辺地域を示す。地図は、ナビゲーション装置10が動いている方向が常に「上」に来るように回転される。画面の下4分の1にはステータスバー2が示されてもよい。ナビゲーション装置10の現在の場所(ナビゲーション装置10自体が従来のGPS位置探索を使用して判定する)及びその向き(進行方向から推測される)は位置矢印3により示される。装置により(メモリデバイス12、13、14、15の地図データベースに格納された地図データに対して適用されるメモリデバイス12、13、14、15に格納されたルート計算アルゴリズムを使用して)計算されたルート4は、陰影付き経路として示される。ルート4上の主な動作(例えば、角、十字路、ロータリーなどを曲がる)の全ては、ルート4の上に重ね合わされる矢印5により概略的に示される。ステータスバー2は、左側に、次の動作6(この場合には右折)を示す概略アイコンを更に含む。ステータスバー2は、装置により計算されたルート全体のデータベース(すなわち、辿るべきルートを定義する全ての道路及び関連動作のリスト)から取出される次の動作(すなわち、右折)までの距離(この場合には距離は190mである)を更に示す。ステータスバー2は現在走行中の道路の名称8、到着までの推定時間9(この場合には35分)、実際の推定到着時刻29(4.50pm)及び目的地までの距離26(31.6Km)を更に示す。ステータスバー2は、GPS信号強度などの追加情報を移動電話型信号強度表示器で更に示してもよい。
【0042】
先に説明したように、ナビゲーション装置10は、ルートに沿ってユーザを案内するために音声案内を使用してもよい。従って、例えば、50個のボイスサンプルを1組として、ボイスサンプルがメモリデバイス12、13、14、15に格納されてもよい。それらのボイスサンプルは、例えば以下のものでもよい。
1)左折、
2)右折、
3)50m先、
4)100m先、
...
50)...
【0043】
また、メモリデバイス12、13、14、15に異なるボイスサンプルのセットが格納されてもよい。第1のセットは、例えば、女性の音声のボイスサンプルを含むようにし、第2のセットは、例えば、男性の音声のサンプルを含むようにすることができる。また、第3のセットは、例えば、著名人のボイスサンプルを含むようにすることができる。異なるボイスサンプルのセットは、例えば、「女性」、「男性」及び「著名人」などの異なるプロファイルによって示されてもよい。
【0044】
図3は、メモリデバイス12、13、14、15に2つのプロファイル、すなわち、女性プロファイル及び男性プロファイルから成る異なるプロファイルがどのように格納されるかを示す。各ボイスサンプルは女性プロファイル又は男性プロファイルのいずれかに属する。また、各ボイスサンプルには、そのボイスサンプルの意味を表現する番号が割当てられる。例えば、サンプルID1が割当てられた全てのボイスサンプルは「左折」という語句を含んでもよく、サンプルID2が割当てられた全てのボイスサンプルは「右折」という語句を含んでもよい。
【0045】
それらのパラメータに基づいて、各ボイスサンプルは独自の識別コードであるprofile.number、例えば、male.2を与えられてもよい。
【0046】
次のナビゲーション指示をユーザに通信する必要がある場合、ナビゲーション装置10は、ナビゲーションソフトウェアにより判定された選択されたプロファイル(例えば男性)及び1つ以上のサンプルID(例えば、4及び1)に基づいて、メモリデバイス12、13、14、15から適正な1つのボイスサンプル又は複数のボイスサンプルを検索し、スピーカ29を介してそれらのボイスサンプルを再生するように構成される。ナビゲーション装置10は、2つ以上のボイスサンプル、この場合にはmale.4及びmale.1を連続して再生するように構成される。提示される例においては、この結果、「100m先、左折」という語句が再生される。
【0047】
別の実施形態によれば、メモリデバイス12、13、14、15からボイスサンプルを検索する代わりに、テキスト音声技術が使用されてもよい。テキスト音声の場合、スピーカ29を介して再生されるべきナビゲーション指示は、表音データを有するテキスト音声データベースを使用して作成される。このデータベースは、事前定義済みの短いサウンドサンプル(部分音声、音など)のような表音データを含んでもよい。判定されたナビゲーション指示のテキストに基づいて、メモリデバイス12、13、14、15から対応するサウンドサンプルが検索され、対応するサウンドサンプルを一体化することによりナビゲーション指示がコンパイルされる。
【0048】
当業者には周知であるように、メモリデバイス12、13、14、15は、テキスト音声動作を実行するためにプロセッサユニット11により読取り可能及び実行可能であるプログラミング命令を含んでもよいことが理解されるであろう。ナビゲーション装置10は音声発生器を更に具備してもよい。
【0049】
また、ナビゲーション指示を生成し、スピーカ29を介して再生するために上述の2つの可能性の組合せ、すなわち、ボイスサンプルを格納する可能性とテキスト音声技術を使用する可能性との組合せが使用されてもよい。従って、ナビゲーション指示の一部はメモリから直接検索されてもよく、ナビゲーション指示の他の部分はテキスト音声技術を使用して生成される。
【0050】
先に既に述べた通り、ナビゲーション装置は、ユーザがナビゲーションメニュー(図示せず)を呼び出すことができるタッチスクリーンなどの入力装置を具備してもよい。このメニューから、他のナビゲーション機能を開始又は制御できる。それ自体が非常に容易に呼び出されるメニュー画面(例えば、地図表示からメニュー画面へ1ステップで移行できる)からナビゲーション機能を選択できるので、ユーザの対話は大幅に簡略化され、迅速且つ容易になる。ナビゲーションメニューは、ユーザが目的地を入力するためのオプションを含む。
【0051】
ナビゲーション装置10自体の実際の物理的構造は、基本的には一体型GPS受信機23又は外部GPS受信機からのGPSデータ供給以外は従来の任意のハンドヘルドコンピュータと異なっていなくてもよい。従って、メモリデバイス12、13、14、15はルート計算アルゴリズム、地図データベース及びユーザインタフェースソフトウェアを格納し、プロセッサユニット11はユーザ入力を解釈及び処理し(例えば、タッチスクリーンを使用して、出発地の住所及び目的地の住所、並びに他の全ての制御入力を入力する)、最適なルートを計算するためにルート計算アルゴリズムを利用する。「最適」とは、最短時間又は最短距離などの基準、あるいは他の何らかのユーザ関連要因を表してもよい。
【0052】
すなわち、ユーザは、タッチスクリーン18、キーボード16などの設けられた入力装置を使用して、ナビゲーション装置10で実行中のナビゲーションソフトウェアに出発位置及び必要な目的地を入力する。次に、ユーザは走行ルートが計算される方式を選択する。その場合、ルートを非常に迅速に計算するが、そのルートが最短であるとは限らない「高速」モードや、可能な全てのルートを検索し、最短のルートを判定するが、計算するのに高速モードより長い時間を要する「フル」モードなどの種々のモードが提供される。他のオプションも可能であり、ユーザは、風光明媚なルート、例えば、極めて美しい景色として挙げられたPOI(地点情報)を最大限通過するルート、あるいは子供の関心を引きそうなPOIを最大数通過するか又は利用する分岐点の数が最小であるルートなどを規定する。
【0053】
ナビゲーション装置10は、ナビゲーション装置がネットワーク27を介して他のナビゲーション装置10、パーソナルコンピュータ、サーバなどのリモートシステムと通信することを可能にする入出力装置25を更に具備してもよい。ネットワーク27は、LAN、WAN、Bluetooth、インターネット、イントラネットなどの任意の種類のネットワーク27であってもよい。通信は有線又は無線のいずれであってもよい。無線通信リンクは、例えば、RF信号(無線周波数)及びRFネットワークを使用してもよい。
【0054】
道路自体は、ナビゲーション装置10で実行されるナビゲーションソフトウェアの一部である(又はナビゲーションソフトウェアによりアクセスされる)地図データベースに線、すなわちベクトル(例えば、道路の出発点、終点、方向など、道路全体は数百のそのようなセクションから構成されており、各セクションは独自に出発点/終点/方向パラメータにより定義される)として記述される。従って、地図はそのような道路ベクトルの集合に、地点情報(POI)、道路の名称、公園の境界や川の境界などの他の地理的特徴などを加えたものであり、それらは全てベクトルによって定義される。地図の全ての特徴(例えば、道路ベクトル、POIなど)は、GPS座標系に対応又は関連する座標系において定義されるため、GPSシステムを介して判定される装置の位置を地図に示される関連道路の上で規定することができる。
【0055】
ルート計算は、ナビゲーションソフトウェアの一部である複雑なアルゴリズムを使用する。アルゴリズムは、多くの潜在的に異なるルートを採点するために適用される。そこで、ナビゲーションソフトウェアは、フルモードスキャン、景色のよいルート、美術館/博物館通過ルート及びスピード違反監視カメラなしなどのユーザが定義した基準(又は装置のデフォルト)に照らしてそれらのルートを評価する。定義された基準に最もよく適合するルートがプロセッサユニット11により計算され、次に、メモリデバイス12、13、14、15のデータベースにベクトルのシーケンス、道路の名称及びベクトル終点で実行されるべき動作(例えば、100m先で左折してx通りへなど、ルートの各道路に沿った所定の距離に対応する)として格納される。
【0056】
一実施形態によれば、図1に概略的に示されるように、ナビゲーション装置10はマイクロホン24を更に具備する。マイクロホン24は音(音波)、例えばユーザの音声を登録し、登録された音を電気的音声信号の形態で転送するように構成されてもよい。マイクロホンは、この電気的音声信号をアナログ電気音声信号又はデジタル電気音声信号の形態で出力する。この電気的音声信号はプロセッサユニット11により処理され、メモリデバイス12、13、14、15に格納されてもよい。
【0057】
マイクロホン24は登録された音をデジタル電気音声信号に直接変換してもよい。しかし、マイクロホン24がアナログ電気音声信号を出力する場合、ナビゲーション装置10はアナログ電気音声信号をデジタル電気音声信号に変換するように構成されてもよい。
【0058】
マイクロホン24はナビゲーション装置10の一部として形成されてもよいが、適切な接続(ワイヤ、プラグ及びソケット)を介してナビゲーション装置10に接続される外部マイクロホン24であってもよいことが理解されるであろう。ナビゲーション装置10は、ドッキングステーションを介してマイクロホンに接続されてもよい。
【0059】
マイクロホン24及びスピーカ29は、当業者には理解されるように、マイクロホン及びスピーカとして機能する単一の装置として形成されてもよい。マイクロホン24及びスピーカ29は電話のマイクロホン24及びスピーカ29であってもよく、電話は有線リンク又は無線リンク(Bluetooth)を介してナビゲーション装置に接続されるように構成される。
【0060】
一実施形態によれば、ナビゲーション装置10は、ナビゲーション指示を提供する目的でスピーカ(29)を介して後で再生するために、マイクロホン(24)を使用して新たなボイスサンプルのセットを記録するように構成される。これを実行するために、ナビゲーション装置10は、例えば、ディスプレイ18に「あなた自身の声を録音して下さい」というアイコンを表示することにより、マイクロホン24を使用して新たなボイスサンプルのセットを記録するためのオプションをユーザに提供するように構成されてもよい。ユーザがこのオプションを選択した場合、ユーザは、新たなボイスサンプルのセットを追加することを可能にする対話処理を経て案内される。ユーザは、キーボード16及びマウス17などの入力装置のうち1つを介してナビゲーション装置10に命令を与えてもよい。キーボード16は、例えば、タッチスクリーンであるディスプレイ18に提示される仮想キーボードであってもよい。ディスプレイがタッチスクリーンである場合、ナビゲーション装置10はスクリーン上に仮想ボタンを示してもよく、ユーザは適切な位置でディスプレイ18を押下することによりボタンを選択できる。
【0061】
対話処理の結果、新たなボイスサンプルのセットが自動記録される。新たなボイスサンプルのセットは、ナビゲーション指示を提供し、ユーザをルートに沿って案内するための音声案内を利用するためにナビゲーション装置10により使用されてもよい。
【0062】
ユーザが新たなボイスサンプルのセットを記録するためのオプションを選択した後、ナビゲーション装置10は対話プログラム又は対話処理を経てユーザを案内してもよい。第1の画面として、ナビゲーション装置10はディスプレイ18を介して以下のような導入メッセージを表示し且つ/又はスピーカ29を介して再生してもよい。
【0063】
「あなた自身のボイスサンプルを録音します。
録音されるサンプルは約50語です。
この処理は通常約15分を要します。
「鮮明な」な録音を行うために、静かな場所へ移動することをお勧めします。
注意:全てのボイスサンプルを録音する必要はありません。録音しなかったボイスサンプルは(必要に応じて)既存のボイスサンプルの1つにより発話されます。」
【0064】
ナビゲーション装置10は、新たなボイスサンプルのセットを記録するための対話処理を中止又は継続するためのオプションをユーザに更に提供する。
【0065】
一実施形態によれば、ナビゲーション装置10は、記録される新たなボイスサンプルのセットを表すプロファイル名を入力することをユーザに求めてもよい。ユーザはキーボード16を使用してそのようなプロファイル名を入力するか、ナビゲーション装置10がメモリデバイス12、13、14、15に格納しているプロファイル名のリストからプロファイル名を選択してもよい。
【0066】
別の実施形態によれば、新たなボイスサンプルのセットのプロファイル名はナビゲーション装置10により自動的に生成されてもよく、例えば、「独自録音プロファイル」又は「新プロファイル」と名づけられてもよい。
【0067】
この後、ナビゲーション装置10は、ユーザが実行及び/又は発言すべきことを報知する画面のシーケンスを通してユーザを案内する。ボイスサンプルの例がディスプレイ18に示され且つ/又はスピーカ29を介して再生される。ナビゲーション装置10がボイスサンプルの表示及びスピーカを介するボイスサンプルの再生の双方を実行する場合、ナビゲーション装置10は図4aに示されるような画面を示してもよい。
【0068】
ボタン100を押下すると、ナビゲーション装置10は、スピーカ29を介するボイスサンプルの例の再生を停止する。
【0069】
新たなボイスサンプルのセットを記録するための対話処理の間、ユーザは新たなボイスサンプルのセットを記録する機会を与えられる。この対話処理の間、ユーザは、戻るボタン101を押下することにより、以前のボイスサンプルに戻るオプションを与えられる。以前のボイスサンプルが存在しない場合(それが最初のボイスサンプルである場合)、戻るボタン101の光度が低下されてもよい。
【0070】
更に、ユーザは、「次へ」ボタン103を押下することにより、ボイスサンプルの記録をスキップし、次のボイスサンプルの記録に進むオプションを与えられる。次のボイスサンプルが存在しない場合(それが最後のボイスサンプルである場合)、「次へ」ボタン103の光度が低下されてもよい。
【0071】
ユーザは、中止ボタン102を押下することにより対話処理を中止してもよい。中止ボタン102を押下すると、ナビゲーション装置10は、はい/いいえボタンを含む確認の問い合わせ「あなた自身の声の録音を中止することを希望しますか?」を表示してもよい。
【0072】
所定の時間の後、又はボイスサンプルがスピーカ29を介して再生される場合には発話が終了した後、ナビゲーション装置10は、図4bに概略的に示されるような画面を示してもよい。
【0073】
ユーザが記録ボタン105を押下すると、ナビゲーション装置10は、マイクロホン24により出力された通りの電気的音声信号をメモリデバイス12、13、14、15に格納することにより、マイクロホン24により登録された音声の記録を開始する。ナビゲーション装置10は、記録ボタン105が押下されている間、マイクロホン24により登録された音声を記録してもよい。
【0074】
一実施形態によれば、ナビゲーション装置10は、マイクロホン24から受信された電気的音声信号をメモリデバイス12、13、14、15に格納する前に、まず、電気的音声信号を処理してもよい。電気的音声信号の処理は、例えば、フィルタリング、アナログからデジタル又はデジタルからアナログへの変換、雑音低減フィルタ、低域フィルタ、高周波数ブーストフィルタなどを含んでもよい。
【0075】
新たなボイスサンプルが記録され、メモリデバイス12、13、14、15に格納された後、ユーザが記録されたボイスサンプルを聞くことを望む場合もある。これは、ボタン104(現在の記録再生)を押下することにより実行されてもよい。ユーザがボタン104を押下すると、ナビゲーション装置10はメモリデバイス12、13、14、15から記録されたボイスサンプルを検索し、スピーカ29を介してそのボイスサンプルを再生する。この間、ナビゲーション装置10は図4cに従った画面を表示してもよい。記録がまだ格納されていなかった場合、ボタン104の光度が低下されてもよい。
【0076】
最後に、ナビゲーション装置10は、ボタン106を押下することにより語句例を再度聴取するためのオプションをユーザに提供してもよい。
【0077】
図5は、新たなボイスサンプルのセットを記録する対話処理が実行中である場合にナビゲーション装置10により実行されてもよい動作を概略的に示すフローチャートである。それらの動作はナビゲーション装置10のプロセッサユニット11により実行されてもよい。メモリデバイス12、13、14、15は、新たなボイスサンプルのセットを記録する対話処理又は図5に示されるフローチャートの動作をナビゲーション装置10に実行させるプログラム命令を含んでもよい。
【0078】
ユーザが新たなボイスサンプルのセットを記録することを希望すると示した後、対話処理が開始される(開始動作200)。ナビゲーション装置10は先に説明したような導入メッセージを示してもよい。
【0079】
動作201において、新たなプロファイルが作成され、メモリデバイス12、13、14、15に格納される。図5において、表のそれぞれの欄は異なるプロファイルを表現する。プロファイルには、先に説明したようにして決定されたプロファイル名(例えば、newprofile)が与えられる。
【0080】
次の動作202において、メモリデバイス12、13、14、15からボイスサンプル例iが検索され、ディスプレイ18を使用して表示され且つ/又はスピーカ29を使用して再生される。動作201において、iの値は1に設定されてもよい。ボイスサンプル例は、適切な番号iによってラベル付けされたメモリデバイス12、13、14、15に既に格納されている任意のボイスサンプルであってもよい。
【0081】
次の動作203において、ボタン105(記録)が押下されると、マイクロホン24を使用して新たなボイスサンプルが記録される。動作204において、記録されたボイスサンプルはメモリデバイス12、13、14、15に格納され、newprofile.iとラベル付けされる。この後、例えば、ボタン103(次へ)が押下されると、i=i+1として動作202、203、204が繰り返される。
【0082】
図5に示されるようなフローチャートの実行中にボタン101(戻る)が押下されると、iは減分され(i=i−1)、ナビゲーション装置10は動作202へ進む。
【0083】
図5に示されるようなフローチャートの実行中にボタン102(中止)が押下されると、ナビゲーション装置10は実行を停止し、動作205(終了)へ進む。
【0084】
図5に示されるようなフローチャートの実行中にボタン103(次へ)が押下されると、iは増分され(i=i+1)、ナビゲーション装置10は動作202へ進む。
【0085】
図5に示されるようなフローチャートの実行中にボタン104(現在の記録再生)が押下されると、ナビゲーション装置10は(利用可能であれば)メモリデバイス12、13、14、15からnewprofile.iを検索し、スピーカ29を使用してnewprofile.iを再生する。この後、ナビゲーション装置10は動作203へ進んでもよい。
【0086】
図5に示されるようなフローチャートの実行中にボタン106(語句例の繰り返し)が押下されると、ナビゲーション装置10は動作202に戻り(i=i)、適切な番号iによってラベル付けされたメモリデバイス12、13、14、15に格納されている適切なボイスサンプル例を検索し、スピーカ29を使用してこのボイスサンプルを再生する。この後、ナビゲーション装置は動作203へ進んでもよい。
【0087】
iが所定の最大値、例えば50に到達すると、対話処理は停止される(動作205:終了)。また、ボタン102(中止)が押下された場合にも、対話処理は停止される(動作205:終了)。
【0088】
図5に示されるようなフローチャートは単なる一例であり、多くの変形が考えられてよいことが理解されるであろう。
【0089】
この対話処理の結果、新たなプロファイル(例えば、newprofile)がメモリデバイス12、13、14、15に格納され、メモリデバイスは1つの追加プロファイルを含むことになる。図3に示される例に従えば、メモリデバイス12、13、14、15が2つのプロファイル(女性及び男性)を含む場合、この時点でメモリデバイス12、13、14、15は3つのプロファイル、すなわち女性、男性及びnewprofileを含む。newprofileの各ボイスサンプルには独自の識別コードが与えられる。このことは図6aに示される。
【0090】
ナビゲートのためにユーザがナビゲーション装置10を使用する場合、ユーザはnewprofileを選択してもよい。これにより、ナビゲーション装置10は、ユーザを案内するための音声案内を使用してナビゲーション指示を提供するために、このプロファイルに格納されたボイスサンプルを使用する。
【0091】
従って、先の例のようにmale.4及びmale.1を再生するのではなく、ナビゲーション装置10はnewprofile.4及びnewprofile.1を再生する。
【0092】
しかし、上記の説明に基づいて、動作205に到達した時点でnewprofileの全てのボイスサンプルが記録されている必要はないことが理解されるであろう。新たなボイスサンプルを記録する対話処理の間、ユーザは、ボタン103(次へ)を押下するか又はボタン102(中止)を押下することにより、1回以上の記録をスキップしてもよい。そのような場合、newprofileは図6bに概略的に示されるような空のボイスサンプルを含んでもよい。この場合、newprofile.2及びnewprofile.4は記録されていない。
【0093】
ユーザがナビゲーションのためにナビゲーション装置10を使用し、newprofileを選択した場合、ナビゲーション装置10はいくつかのナビゲーション指示を再生できない。
【0094】
例えば、図6bに示される例に従えば、ナビゲーション装置10は「50m先、左折」(newprofile.3及びnewprofile.1)を再生可能であるが、「50m先、右折」又は「100m先、右折」を再生できない。これは、メモリデバイス12、13、14、15に格納されていないnewprofileのボイスサンプル、すなわち、選択されたプロファイルにおいては利用不可能であるボイスサンプルが要求されるからである。
【0095】
その場合、ナビゲーション装置10は、異なるプロファイルから同一の番号を割当てられたボイスサンプルを検索するように構成されてもよい。例えば、ナビゲーション指示「50m先、右折」を再生する場合、ナビゲーション装置10はnewprofile.3及びnewprofile.2が利用可能であるか否かを検査する。newprofile.2は利用不可能であるので、ナビゲーション装置10は、異なるプロファイルから同一の番号のボイスサンプル、例えばmale.2を検索する。その結果、newprofile.3及びmale.2を再生することにより、ナビゲーション指示「50m先、右折」を再生できるようになる。
【0096】
一実施形態によれば、ナビゲーション装置10は、選択されたプロファイルにおいてボイスサンプルのシーケンスのボイスサンプルのうち少なくとも1つが利用不可能である場合、異なるプロファイルからボイスサンプルのシーケンスの全てのボイスサンプルを検索するように構成されてもよい。従って、上記の例に従えば、newprofile.3及びmale.2を再生する代わりに、ナビゲーション装置10はスピーカ29を介してmale.3及びmale.2を再生する。これにより、2つの異なる音声により発話されたナビゲーション指示にユーザが直面する事態を防止してもよい。
【0097】
上記の動作を実行するために、ナビゲーション装置10はプロファイルを階層順序で格納し、生成してもよい。ナビゲーション装置10は、プロファイルを、他のプロファイルから導出する手段をユーザに与えてもよい。テキスト音声を使用する場合、同一の又は類似する言語ID、あるいは動作主(男性又は女性)IDを有するプロファイルを互いに導出することが好ましい。
【0098】
選択された第1のプロファイルにおいて1つのボイスサンプルが利用不可能である場合、ナビゲーション装置10は第2の親プロファイルからそのボイスサンプルを探索するように構成されてもよい。第2の親プロファイルにおいてボイスサンプルが利用不可能である場合、ナビゲーション装置10は、第2のプロファイルの親プロファイルである第3のプロファイルにおいてボイスサンプルを探索するように構成されてもよい。サウンドサンプル探索動作は、階層の最高位にあるプロファイル、すなわちプロファイルツリー全体を導出させる元になったプロファイルに到達した時点で停止する。これは、ナビゲーション装置10にあらかじめインストールされたデフォルトプロファイルであってもよい。ナビゲーション装置10を使用する過程で、いずれかの中間プロファイル、更にはデフォルトプロファイルがユーザにより削除された可能性があるため、サウンドサンプル探索動作はそれらの欠落プロファイルをスキップすべきであるか、又は逆方向探索を実行する間に、サウンドサンプルを持たないプロファイルとしてそれらの欠落プロファイルを取扱うべきである。
【0099】
先に説明したような逆方向サウンドサンプル探索手順を適用した後になっても、ボイスサンプルを発見できない場合には、ナビゲーション装置10は、既存のデフォルトプロファイル、例えば、ナビゲーション装置10を選択された言語で動作させるためのデフォルトプロファイルの中でボイスサンプルを探索するように構成されてもよい。
【0100】
それでもボイスサンプルを発見できない場合、ナビゲーション装置10は、「同一言語であるが、動作主が異なる(女性の声ではなく、男性の声など)」、「同一言語グループ」のような基準に従って現在のプロファイルに整合する既存のデフォルトプロファイル又はユーザプロファイルにおいてボイスサンプルを探索するように構成されてもよい。この場合、サウンドサンプル探索手順において1つのプロファイル導出ツリーから別のプロファイル導出ツリーへの切換えが可能である。そのような切換えの場合、探索手順は先に説明されたステップを繰り返し適用できる。
【0101】
以上説明されたサウンドサンプル探索手順は、ナビゲーション装置の物理的限界に応じて、ユーザによりよい経験を提供するために、異なる順序で適用されるか、非反復方式で適用されるか、又はスキップされることも可能であろうということを当業者は理解すべきである。
【0102】
デフォルトプロファイル及び/又はデフォルト言語はナビゲーション装置10にあらかじめインストールされており、その内部コンテンツはユーザにより変更不可能であってもよい。例えば、新たな地図の媒体を格納するため又はデフォルトプロファイルをナビゲーション装置10のメーカーにより配布される最新バージョンに更新するために、ユーザはデフォルトプロファイルのうちいくつかを削除してナビゲーション装置10のメモリデバイス12、13、14、15のスペースを解放することのみ行ってもよい。現在のプロファイル及び現在の言語は変更されてもよい。
【0103】
このことは図7のフローチャートにより更に詳細に示される。まず、開始動作300の後、ナビゲーション装置10は使用されるプロファイルを決定する。これは、全ての利用可能プロファイルから選択するオプションをユーザに提供することにより実行されてもよい。ユーザからの入力は、キーボード16、マウス17又はタッチスクリーンであるディスプレイ18などの入力装置を使用して実行されてもよい。ユーザはnewprofileを選択してもよい。
【0104】
プロファイルが決定されたならば、ナビゲーション装置10は動作302へ進む。そこで、ナビゲーション装置は、どのボイスサンプルが再生されるかを判定する。これは、例えば、先に説明したようにナビゲーションソフトウェアにより生成されるナビゲーション指示に基づいて実行される。いつ、どのボイスサンプルを再生するかは、GPSなどの測位装置23からの入力を使用して決定されてもよい。
【0105】
次の動作303において、ナビゲーション装置10は、再生されるボイスサンプルが選択されたプロファイル、この例によればnewprofileで利用可能であるか否かを検査する。これを実行した後、動作304において、ナビゲーション装置10はメモリデバイス12、13、14、15から決定されたプロファイル(newprofile)からの利用可能なボイスサンプルを検索する。必要に応じて、ナビゲーション装置10は、選択されたプロファイル(newprofile)において利用不可能であるボイスサンプルを別のプロファイル、例えば「female」から検索してもよい。
【0106】
最後に、ナビゲーション装置10は動作306において検索されたボイスサンプルを再生する。この後、ナビゲーション装置は動作302に戻り、更なるナビゲーション指示を再生するためのナビゲーションソフトウェアからの別の入力を待つ。
【0107】
更なる実施形態によれば、選択されたプロファイルにおいてボイスサンプルが利用不可能である場合に別のプロファイルからボイスサンプルを検索するのではなく、ナビゲーション装置10は、別の完全なプロファイルからボイスサンプルを取出して不完全なプロファイルを完全にするように構成されてもよい。
【0108】
異なるプロファイルは、全てのボイスサンプルが利用可能であるプロファイルであってもよい。異なるプロファイルは所定のプロファイル又はユーザにより選択されたプロファイルであってもよい。
【0109】
ボイスサンプルは任意の適切なデータフォーマットで、例えば、MP3ファイル又はWAVファイルとして格納されてもよい。
【0110】
上記の説明において、「ボイスサンプル」という用語が使用される場合、原則として任意のサウンドサンプルが使用されてもよいことが理解されるであろう。サウンドサンプルは、例えば、異なるナビゲーション指示に対して明確に異なる音声、歌、楽曲などから成るサウンドサンプルであってもよい。
【0111】
上記の説明に基づいて、ユーザはただ1つのナビゲーション指示に対して1つの歌又は楽曲などの音を記録してもよい。例えば、ナビゲーション指示「目的地に到着」が1つの楽曲と置き換えられてもよく、他の全てのナビゲーション指示は既に生成されたプロファイルから取出される。
【0112】
更なる実施形態によれば、先に説明したように、ナビゲーション装置10はテキスト音声技術を具備してもよい。この実施形態によれば、対話処理は短いサウンドサンプル(部分音声、音など)の新たな表音データのセットを記録するために使用されてもよい。
【0113】
そのような実施形態によれば、対話処理は更に長い時間を要し、ユーザは語句全体を記録するばかりではなく、例えばいくつかの語句、音又は文字(a、e、ou)のような音も記録することを求められてもよい。
【0114】
ユーザにより(要求に応じて)入力される言語又はナビゲーション装置10の設定から読取られる言語(現在の選択言語)に基づいて、ナビゲーション装置10は異なる語句、音又は文字を記録することをユーザに求めるように構成されてもよい。
【0115】
更なる実施形態によれば、ナビゲーション装置10は、例えば、物理的記憶媒体を介して1つ以上のプロファイルをコピーすることにより、或いは、先に説明した入出力装置25を使用してネットワーク27を介して1つ以上のプロファイルを送信することにより、同一の種類の他のナビゲーション装置10又は同一の機能性を実質的に支援する他の装置のような他の装置との間でユーザプロファイル及び/又はサウンドサンプルを交換可能としてもよい。入出力装置25は、そのような他の装置との間に1つ又は2つの通信リンクをセットアップするために使用されてもよい。通信リンク及びネットワーク27は、Bluetooth、RFネットワークなどの任意の種類であってもよい。通信リンクは有線又は無線のいずれであってもよい。
【0116】
更なる実施形態によれば、ナビゲーション装置10は、メモリデバイス12、13、14、15からプロファイルを削除又は除去するように構成されてもよい。これは、ユーザの要求に応じて実行されてもよい。また、ナビゲーション装置10は、メモリデバイス12、13、14、15から全ての不完全なプロファイルを削除又は除去するように構成されてもよい。これにより、メモリデバイス12、13、14、15に格納されるデータ量を制限又は減少する容易なオプションがユーザに提供される。ナビゲーション装置10は先に説明したようなデフォルトプロファイルを削除するように構成されてもよい。また、ナビゲーション装置10はデフォルトプロファイル又はユーザプロファイルを最新のバージョンに更新するか、又は外部ソースからデータが提供されたと想定して、削除されたデフォルトプロファイルを復旧するように構成されてもよい。
【0117】
更なる実施形態によれば、ナビゲーション装置10は、(例えば、ボタン102(中止)を押下することにより)対話処理を途中で停止し、対話処理の現在の状態をメモリデバイス12、13、14、15に格納する(例えば、対話処理が中止された場合にIの値を格納する)ように構成される。これにより、後の時点でセーブされたポイントから対話処理を再開する可能性が提供される。これを装置10間でプロファイルを交換するオプションと組み合わせて使用することにより、ユーザは第1の装置で1つのプロファイルの一部を記録し、それを第2の装置へ送信し、第2の装置において記録を完了又は継続することが可能になる。
【0118】
以上、本発明の特定の実施形態を説明したが、説明した態様以外の態様で本発明が実施されてもよいことは理解されるであろう。例えば、本発明は、先に開示されたような方法を記述する機械可読命令の1つ以上のシーケンスを含むコンピュータプログラム、又はそのようなコンピュータプログラムが格納されたデータ記憶媒体(例えば、半導体メモリ、磁気ディスク又は光ディスク)の形態をとってもよい。全てのソフトウェアコンポーネントはハードウェアコンポーネントとして形成されてもよいことが当業者には理解されるであろう。
【0119】
以上の説明は例示であり、限定的な意味を持つことを意図しない。従って、以下の請求の範囲の範囲から逸脱せずに先に説明された発明に対して変形を実施してもよいことは当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】図1は、ナビゲーション装置を概略的に示す概略ブロック図である。
【図2】図2は、ナビゲーション装置を概略的に示す概略図である。
【図3】図3は、従来の技術に従ってメモリデバイスに格納された異なるプロファイルを概略的に示す図である。
【図4a】図4aは、一実施形態に従ってナビゲーション装置により表示される画像を概略的に示す図である。
【図4b】図4bは、一実施形態に従ってナビゲーション装置により表示される画像を概略的に示す図である。
【図4c】図4cは、一実施形態に従ってナビゲーション装置により表示される画像を概略的に示す図である。
【図5】図5は、一実施形態に従った概略的なフローチャートである。
【図6a】図6aは、一実施形態に従ってメモリデバイスに格納された異なるプロファイルを概略的に示す図である。
【図6b】図6bは、一実施形態に従ってメモリデバイスに格納された異なるプロファイルを概略的に示す図である。
【図7】図7は、一実施形態に従った概略的なフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサユニット(11)、複数のサウンドサンプルを含むメモリデバイス(12、13、14、15)及びスピーカ(29)を具備し、ナビゲーション指示を提供するために、前記スピーカ(29)を介して前記複数のサウンドサンプルのうち選択されたサウンドサンプルを再生するように構成されたナビゲーション装置(10)であって、前記ナビゲーション装置(10)は、サウンドサンプルを受信する入力装置(24、25)を更に具備し、ナビゲーション指示を提供する目的で前記スピーカ(29)を介して後で再生するために、前記受信されたサウンドサンプルを前記メモリデバイス(12、13、14、15)に格納するように構成されることを特徴とするナビゲーション装置(10)。
【請求項2】
前記入力装置はマイクロホン(24)を具備する請求項1記載のナビゲーション装置(10)。
【請求項3】
前記サウンドサンプルのうち少なくとも一部はボイスサンプルである請求項1又は2記載のナビゲーション装置(10)。
【請求項4】
前記選択されたサウンドサンプルは、テキスト音声生成を使用して前記スピーカ(29)を介して再生される請求項1から3のいずれか1項に記載のナビゲーション装置(10)。
【請求項5】
前記ナビゲーション指示は、前記受信されたサウンドサンプルからテキスト音声生成を使用して生成される請求項4記載のナビゲーション装置(10)。
【請求項6】
前記入力装置は、サウンドサンプルを他のナビゲーション装置のような他の装置との間で交換する入出力装置(25)を具備する請求項1から5のいずれか1項に記載のナビゲーション装置(10)。
【請求項7】
前記プロセッサユニット(11)がナビゲーション指示を計算するためのプログラムを実行できるようにするために、前記メモリデバイス(12、13、14、15)は、地図に関連するベクトルグラフィックスを含む命令及びデータを格納するように構成される請求項1から6のいずれか1項に記載のナビゲーション装置(10)。
【請求項8】
前記複数のサウンドサンプルは2つ以上のプロファイルに編成され、各プロファイルはいくつかのサウンドサンプルを含み、各サウンドサンプルは、そのサウンドサンプルに割当てられたサンプルIDを有し、各サンプルIDは1つのナビゲーション指示又はナビゲーション指示の一部を表現する請求項1から7のいずれか1項に記載のナビゲーション装置(10)。
【請求項9】
前記ナビゲーション装置(10)は、前記入力装置(24、25)から受信されたサウンドサンプルを前記メモリデバイス(12、13、14、15)の1つのプロファイルに格納し、前記サウンドサンプルにサンプルIDを割当てるように構成される請求項8記載のナビゲーション装置(10)。
【請求項10】
前記ナビゲーション装置(10)は新たなプロファイルを作成し、前記入力装置(19、24、25)から受信されたサウンドサンプルを前記メモリデバイス(12、13、14、15)の前記新たなプロファイルに格納し、前記サウンドサンプルにサンプルIDを割当てるように構成される請求項8又は9に記載のナビゲーション装置(10)。
【請求項11】
前記ナビゲーション装置(10)は、第1のプロファイルからナビゲーション指示を提供するために、前記スピーカ(29)を介して前記選択されたサウンドサンプルを再生するように構成され、サンプルIDを有する前記選択されたサウンドサンプルのうち1つのサウンドサンプルが第1のプロファイルにおいて利用不可能である場合、前記ナビゲーション装置(10)は第2のプロファイルの類似するサウンドサンプルを再生する請求項8から10のいずれか1項に記載のナビゲーション装置(10)。
【請求項12】
前記ナビゲーション装置(10)は、第1のプロファイルからナビゲーション指示を提供するために、前記スピーカ(29)を介して前記選択されたサウンドサンプルを再生するように構成され、サンプルIDを有する前記選択されたサウンドサンプルのうち少なくとも1つのサウンドサンプルが第1のプロファイルにおいて利用不可能である場合、前記ナビゲーション装置(10)は第2のプロファイルから前記選択されたサウンドサンプルの全てのサウンドサンプルを再生する請求項8から10のいずれか1項に記載のナビゲーション装置(10)。
【請求項13】
前記第1のプロファイル及び前記第2のプロファイルは、互いに関して階層順序にある請求項11又は12記載のナビゲーション装置(10)。
【請求項14】
請求項1から13のいずれか1項に記載のナビゲーション装置(10)を具備する車両。
【請求項15】
サウンドサンプルのセットを記録する方法であって、
−サウンドサンプルを受信する入力装置(24、25)を使用してサウンドサンプルを記録することと、
−ナビゲーション指示を提供する目的で後で再生するために、前記記録されたサウンドサンプルをメモリデバイス(12、13、14、15)に格納することを含む方法。
【請求項16】
サウンドサンプルにサンプルIDが割当てられ、前記サンプルIDはナビゲーション指示又はナビゲーション指示の一部を表現し、前記方法は、サウンドサンプルを受信する入力装置(24、25)を使用して前記サウンドサンプルを記録する前に、
−サンプルIDを有するサウンドサンプルの例をユーザに提供することと、
−前記記録されたサウンドサンプルを格納する場合、少なくとも前記サンプルIDを含む独自の識別コードをそのサウンドサンプルに割当てることとを含む請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記例はディスプレイ(18)及びスピーカ(29)のうち少なくとも一方を介して提供される請求項15又は16記載の方法。
【請求項18】
スピーカ(29)を介して第1のプロファイルからの選択されたサウンドサンプルを再生することによりナビゲーション指示を提供する方法であって、
−前記選択されたサウンドサンプルに従ってメモリデバイス(12、13、14、15)からサウンドサンプルを検索することと、
−前記選択されたサウンドサンプルのうち1つ以上のサウンドサンプルが前記第1のプロファイルにおいて利用不可能である場合、前記第1のプロファイルにおいて利用不可能である前記1つ以上のサウンドサンプルを前記メモリデバイス(12、13、14、15)に格納された第2のプロファイルから検索することとを含む方法。
【請求項19】
前記選択されたサウンドサンプルのうち少なくとも1つのサウンドサンプルが前記第1のプロファイルにおいて利用不可能である場合、
−前記メモリデバイス(12、13、14、15)に格納された前記第2のプロファイルから前記選択されたサウンドサンプルの全てのサウンドサンプルを検索することを含む請求項18記載の方法。
【請求項20】
コンピュータ構造にロードされた場合、請求項15から19のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されたコンピュータプログラム。
【請求項21】
請求項20記載のコンピュータプログラムを含むデータ記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図4c】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【図7】
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【公表番号】特表2009−527774(P2009−527774A)
【公表日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−555180(P2008−555180)
【出願日】平成19年2月19日(2007.2.19)
【国際出願番号】PCT/NL2007/050068
【国際公開番号】WO2007/097623
【国際公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(307043223)トムトム インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ (144)
【Fターム(参考)】