説明

ナビゲーション装置及び方法

【課題】ナビゲーション装置において、ユーザが保有する個々の車両に応じたより適切なナビゲーションを行うことができるようにする。
【解決手段】ナビゲーション装置が搭載された車両の現在位置及び地図データベースに基づき、該車両が走行する道路に関して各種案内を行うナビゲーション装置において、該車両の車幅の設定を受け入れる設定手段21を備え、地図データベース12には各道路の幅員に関する情報が含まれており、設定手段により設定された車幅、及び各道路の幅員を考慮して、車両が走行する道路に関する各種案内24、25を行うようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置が搭載された車両の現在位置及び地図データベースに基づき、該車両が走行する道路に関して各種案内を行うナビゲーション装置及びナビゲーション方法に関する。
【背景技術】
【0002】
図7は従来のナビゲーション装置において入出力される情報や行われる機能を示すブロック図である。同図に示すように、このナビゲーション装置においては、ナビゲーション機能70を実行するに際し、普通車、軽自動車、大型車、特殊車両等の車種又は車両ナンバに関する情報71の設定を受け入れ、この情報を利用して、道路データベース72含まれる大型車両通行禁止等の車種別規制情報や、VICS情報73に含まれる大型車オンランプ規制等の車種別の規制情報を考慮しながら、交通規制ガイダンス74や、ルート探索結果の表示75を行うようにしている。また、道路データベース72において、国道、県道、一般道等の道路種別毎に探索コストを設定しておき、ルート探索に際しては、比較的道幅が狭い道路種別の道路を避けるようなルート探索を行う技術も知られている。
【0003】
なお、特許文献1には、交差点に近づいたとき、地図データベースから該当する交差点へ流入する道路の車線数を抽出し、抽出した車線数に対応する道路幅表示データを道路幅表示データベースから抽出し、抽出された道路幅表示データに基づき、交差点の様子を表示するようにしたナビゲーション装置が記載されている。
【0004】
【特許文献1】再表99/064821号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述図7の従来技術によれば、交通規制ガイダンスやルート探索に際して車種は考慮されるものの、必ずしもユーザが保有する個々の車両に合致したガイダンスやルート探索が行われるわけではない。また、道路種別単位で一律に探索コストを付加してルート探索を行う方法によれば、ユーザが保有する車両の特性を活かしたルート探索を行うことはできない。
【0006】
具体的には、小回りが利く小型車は、普通車やそれ以上のクラスの車種の車両と比べ、多少狭い道路であっても通行に難はないため、普通車以上の大型車が避けるような道路を逆に積極的に利用したいのであるが、このような要請に対応したルート探索を行うことができない。また、ユーザが保有している車両の車幅では通行が不能又は困難な道路区間があることを事前にユーザに対して報知することができない。このため、選択されたルートに従って走行してきたのであるが、実際にその場所へ行って初めて、自分の車両では通行不能又は困難であることを認識したり、狭い道路で対向車が来たのでわざわざバックして道を譲ることになったりするような事態を回避することができない。また、ユーザがそのような道路区間を避けたルートを選択することができない。
【0007】
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、ナビゲーション装置において、ユーザが保有する個々の車両に応じたより適切なナビゲーションを行うことができるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的を達成するため、第1の発明に係るナビゲーション装置は、ナビゲーション装置が搭載された車両の現在位置及び地図データベースに基づき、該車両が走行する道路に関して各種案内を行うナビゲーション装置であって、該車両の車幅の設定を受け入れる設定手段を備え、前記地図データベースには各道路の幅員に関する情報が含まれており、前記設定手段により設定された車幅、及び前記各道路の幅員を考慮して、前記車両が走行する道路に関する各種案内を行うことを特徴とする。ここで、地図データベースとしては、たとえばKIWIによるデータ記述方式に従ったものが該当する。
【0009】
この構成において、設定手段により、ナビゲーション装置が搭載された車両の車幅が設定されると、ナビゲーション装置は、車両の現在位置及び地図データベースに基づき、車両が走行する道路に関して各種案内を行うに際し、設定された車幅、及び各道路の幅員を考慮して、車両が走行する道路に関する各種案内を行うことができる。
【0010】
第2の発明に係るナビゲーション装置は、第1発明において、前記車両が走行する道路に関する各種案内には、経路探索を行って探索結果を表示することが含まれることを特徴とする。
【0011】
第3の発明に係るナビゲーション装置は、第1又は第2発明において、前記車両が走行する道路に関する各種案内には、走行中又は走行する可能性が存在する道路について、前記車両の通行の困難性又は容易性に関する情報を提示することが含まれることを特徴とする。走行する可能性が存在する道路としては、たとえば、このまま直進すると通過する道路や、次の交差点を左折又は右折すると通過する道路が該当する。
【0012】
第4の発明に係るナビゲーション装置は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記設定手段は、車種又はナンバプレートの分類番号を特定させ、特定された車種又は分類番号に対して予め対応付けられた車幅を設定することにより、前記車幅の設定の受入れを行うものであることを特徴とする。
【0013】
第5の発明に係るナビゲーション装置は、第1〜第4のいずれかの発明において、前記各道路の幅員に関する情報は、各道路の道路種別情報及びその道路種別の道路に対して予め対応付けられた幅員であることを特徴とする。
【0014】
第6の発明に係るナビゲーション装置は、第1〜第4の発明において、前記各道路の幅員に関する情報は、各道路の国土交通省による走りやすさマップのランク及びそのランクの道路に対して予め対応付けられた幅員であることを特徴とする。
【0015】
第7の発明に係るナビゲーション方法は、ナビゲーション装置が搭載された車両の現在位置及び地図データベースに基づき、該車両が走行する道路に関して各種案内を行う前記ナビゲーション装置におけるナビゲーション方法であって、設定手段が該車両の車幅の設定を受け入れる設定工程を備え、前記地図データベースには各道路の幅員に関する情報が含まれており、ナビゲーション装置が、前記設定手段により設定された車幅、及び前記各道路の幅員を考慮して、前記車両が走行する道路に関する各種案内を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、設定された車幅、及び各道路の幅員を考慮して、車両が走行する道路に関する各種案内を行うようにしたため、車幅に適した幅員の道路を利用することができるように案内を行うことができる。
【0017】
また、車両が走行する道路に関する各種案内に、経路探索を行って探索結果を表示することが含まれる場合には、車幅に適した幅員の道路を利用する経路を推奨することができる。
【0018】
また、車両が走行する道路に関する各種案内に、走行中又は走行する可能性が存在する道路について、車両の通行の困難性又は容易性に関する情報を提示することが含まれる場合には、たとえば、このまま直進すると通過する道路や、次の交差点を左折又は右折すると通過する道路について、通行が困難であるとか、狭いが通過可能であるとかの情報を事前に提示することができる。
【0019】
また、車種又はナンバプレートの分類番号を特定させ、特定された車種又は分類番号に対して予め対応付けられた車幅を設定することにより、車幅の設定の受入れを行うようにしたため、ユーザは、車種又は分類番号を特定することにより、車幅の設定を行うことができる。
【0020】
また、各道路の幅員に関する情報を、各道路の道路種別情報及びその道路種別の道路に対して予め対応付けられた幅員としたため、地図データベースにおいて各道路の幅員が直接規定されていない場合でも、予め前記対応付けを行っておくことにより、本発明を適用することができる。
【0021】
また、各道路の幅員に関する情報を、各道路の国土交通省による走りやすさマップのランク及びそのランクの道路に対して予め対応付けられた幅員としたため、地図データベースにおいて各道路の幅員が直接規定されていない場合でも、予め前記対応付けを行っておくことにより、本発明を適用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
図1は本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。同図に示すようにこの装置は、GPS等を利用して現在位置を検出する位置検出部11、地図データベース等を記憶する記憶部12、位置検出部11からの現在位置や記憶部12のデータに基づいて装置各部を制御し、ナビゲーションを行う制御部13、制御部13に対してユーザが操作入力を行うための操作部14、制御部13がユーザに提示すべき情報の表示を行うための表示部15、及び制御部13がユーザに提示すべき情報の音声による出力を行うための音声出力部16を備える。
【0023】
記憶部12には地図データベース、及びナビゲーション装置が搭載された車両の車幅(以下、「自車幅」という。)の設定値が記憶される。地図データベースには道路データ、背景データ、道路ネットワークデータ、及び検索データが含まれる。道路データには各道路の幅員を示す幅員情報が含まれる。
【0024】
図2は図1のナビゲーション装置の機能を示すブロック図である。このナビゲーション装置は、自車幅、ルート探索における自車幅考慮の有無、及びガイダンスにおける自車幅考慮の有無の設定を受け入れる設定機能21を備える。また、設定機能21による設定内容、及び各道路の幅員情報を有する道路データ22に基づき、自車幅を考慮したナビゲーション機能23を行う。ナビゲーション機能23としては、自車幅を考慮した推奨ルートの表示機能24、及び自車幅を考慮したガイダンス機能25を行う。設定機能21による設定の受入れは、操作部14を介して行われる。道路データ22は記憶部12の地図データベースに含まれる。ルート表示機能24は表示部15を用いて実現され、ガイダンス機能25は、表示部15及び音声出力部16を用いて実現される。
【0025】
図3は設定機能21により設定された自車幅と、道路データ22における各道路の幅員との関係を示す。同図(a)は自車幅Cwと道路の幅員Rwとの比Cw/RwがN%未満の場合、同図(b)はN%以上、同図(c)は100%以上の場合を示している。N%としてはたとえば50%が該当する。同図(a)の場合は双方通行の場合でも、すれ違うことができる可能性があることを意味する。同図(b)の場合、双方通行であればすれ違うことができない可能性が高いことを意味する。同図(c)の場合、一方通行であっても通行不能であることを意味する。なお、各道路が双方通行であるか又は一方通行であるかについては、道路データ22により知ることができる。
【0026】
図4は制御部13により設定機能21を実施する際の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、操作部14によって、設定機能21による設定を行う旨の指示がなされた場合に開始する。処理を開始すると、まずステップ41において、自車幅の設定を受け入れる。次に、ステップ42において、自車幅の設定がなされたかどうかを判定する。設定がなされなかったと判定した場合には、そのまま図4の処理を終了する。自車幅の設定がなされなければ、自車幅を考慮した機能を行うことはできないので、ステップ43及び44の処理は不要だからである。
【0027】
ステップ42において自車幅の設定がなされたと判定した場合には、ステップ43へ進み、ルート探索を行う際に自車幅を考慮するか否かの設定を受け入れる。次に、ステップ43において、走行中のガイダンスに際し、自車幅を考慮するかどうかの設定を受け入れる。この後、図4の処理を終了する。
【0028】
図5は制御部13によるナビゲーション機能23におけるルート探索を実施し、ルート表示機能24を行う際の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、操作部14により目的地の設定がなされ、かつルート探索の指示があった場合に開始する。処理を開始すると、まず、ステップ51において、現在位置から目的地までの推奨ルートの算出を行う。次に、ステップ52において、ルート探索において自車幅を考慮する旨の設定がなされているかどうかの判定を行う。この設定がなされていないと判定した場合にはそのままステップ55へ進む。
【0029】
ステップ52において自車幅を考慮する旨の設定がなされていると判定した場合には、ステップ53へ進み、設定されている自車幅Cwと、算出した推奨ルート中の各道路の道路幅Rwとの比Cw/Rwに基づき、ルート中の各道路が支障なく通行できる推奨ルートのみを真の推奨ルートとして選定する。支障なく通行できるかどうかは、たとえば上述図3で示した自車幅Cwと道路の幅員Rwとの比Cw/Rwに基づいて判定することができる。たとえば、ルート中のすべての道路について、比Cw/Rwが50%未満の場合、その道路が双方通行の道路であっても、通行に支障はないと判定することができる。また、比Cw/Rwが100%以上である道路が1つでもルート中に存在すれば、そのルートは通行に支障があると判定することができる。
【0030】
次に、ステップ54において、真の推奨ルートとして選定された推奨ルートが存在するかどうかを判定する。選定された推奨ルートが存在しないと判定した場合には、ステップ51へ戻り、再度、推奨ルートの探索を実行する。ただし、推奨ルートとして既に探索されたルートは除外する。ステップ54において、選定された推奨ルートが存在すると判定した場合にはステップ55へ進む。
【0031】
ステップ55では、ステップ53で選定された推奨ルートの表示又はステップ51で探索された推奨ルートの表示を行い、図5の処理を終了する。この後、ユーザによる承認が得られた場合には、推奨ルートに基づくルート案内が行われることになる。
【0032】
図6は、制御部13によるナビゲーション機能23における車幅を考慮したガイダンス25を行う場合の処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、推奨ルートに従ってルート案内を行っている場合や、車両の現在位置を表示しながら車両が走行している場合において、各交差点から、その手前の所定の距離に至った時点で行われる。所定の距離に至った時点としては、たとえば、各交差点の1つ手前の交差点に至った時点が該当する。
【0033】
処理を開始すると、まずステップ61において、次の交差点を右折又は左折した場合、通行が困難となるかどうかを判断する。この判断は、設定されている自車幅Cwと、右折又は左折後に走行することになる道路の幅員Rwとの比Cw/Rwに基づき、上述のようにして行うことができる。次に、ステップ62において、判断結果に基づき、通行が困難となるかどうかを判定する。通行が困難になると判定しなかった場合にはそのまま図6の処理を終了する。通行が困難になると判定した場合には、ステップ63へ進み、次の交差点を右折又は左折した場合、道路の幅員との関係で、通行が困難になるおそれがある旨を表示し又は音声で報知し、図6の処理を終了する。
【0034】
本実施形態によれば、右折又は左折先の道路が、道路の幅員が足りないことに起因して通行が困難であることを事前に知ることができる。また、道路の幅員が足りないことに起因して通行に支障を来たす道路を含まない推奨ルートを選択することができる。また、大型車が用いられる業務車両等の場合、走行が困難とならないルートへ誘導するように案内を行うことができる。
【0035】
なお、本発明は上述実施形態に限定されることなく、適宜変形して実施することができる。たとえば、上述においては、車幅そのものの設定を受け入れるようにしているが(ステップ43)、この代わりに、車種やナンバプレートの分類番号の設定を受け入れ、受け入れた車種や分類番号を車幅に変換し、この車幅を、上述の車幅Cwとして用いるようにしてもよい。つまり、設定されたナンバプレートの分類番号に応じ、たとえば5ナンバ車は車幅を1.7[m]、3ナンバ車は車幅を2.0[m]とするといったようにして、車幅を設定するようにしてもよい。さらには、セダン、ミニバン、ワゴン、ワンボックス等の各タイプや、スカイライン、ステップワゴン等の各車名と、これらに適した車幅とを対応付けたテーブルを予め用意しておくとともに、これらのタイプや車名の指定を受け入れる手段を設け、指定されたタイプや車名を、当該テーブルに基づいて車幅に変換し、これを車幅Cwとして利用するようにしてもよい。
【0036】
また、上述においては、道路幅としては道路データに含まれる道路幅データを用いるようにしているが、この代わりに、国道、県道、一般道などの道路種別毎にそれぞれ所定の道路幅を対応付けておき、この値を上述の道路幅Rwとして用いるようにしてもよい。また、国土交通省による走りやすさマップのランクを道路幅に置き換えて、上述の道路幅Rwとして用いるようにしてもよい。
【0037】
また、上述においては、車幅と道路幅の比Cw/Rwに基づき、次の交差点を右折又は左折した場合に通行が困難となる場合にその旨をガイドするようにしているが、この代わりに、又はこれに加え、現在走行中の道路をこのまま所定距離進むと、道路の幅員との関係で通行が困難又は不能となるおそれがある場合、その旨をユーザに提示するようにしてもよい。また、あるいは、次の交差点を左折又は右折したほうが、道路の幅員との関係で通行がより容易である場合に、その旨を案内するようにしてもよい。さらには、現在走行中の道路をそのまま走行してゆく場合や、次の交差点を右折又は左折する場合において、進行方向の道路又は右折若しくは左折後の道路が先細りとなっていて通り抜けるのが困難であるときには、その旨を提示したり、その道路をどの程度の距離進むと通行困難になるかを提示したりするようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のナビゲーション装置の機能を示すブロック図である。
【図3】図1のナビゲーション装置において設定された自車幅と、道路の幅員との関係を示す図である。
【図4】図1のナビゲーション装置において設定機能を実施する際の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図1のナビゲーション装置においてナビゲーション機能におけるルート探索を実施し、ルート表示機能を行う際の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】図1のナビゲーション装置においてナビゲーション機能における車幅を考慮したガイダンスを行う場合の処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】従来のナビゲーション装置において入出力される情報や行われる機能を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0039】
11:位置検出部、12:記憶部、13:制御部、14:操作部、15:表示部、16:音声出力部、21:設定機能、22:道路データ、23:ナビゲーション機能、24:ルート表示機能、25:ガイダンス機能、70:ナビゲーション機能、71:設定機能、72:道路データベース、73:VICS情報、74:ガイダンス機能、75:ルート表示機能。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナビゲーション装置が搭載された車両の現在位置及び地図データベースに基づき、該車両が走行する道路に関して各種案内を行うナビゲーション装置において、
該車両の車幅の設定を受け入れる設定手段を備え、
前記地図データベースには各道路の幅員に関する情報が含まれており、
前記設定手段により設定された車幅、及び前記各道路の幅員を考慮して、前記車両が走行する道路に関する各種案内を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記車両が走行する道路に関する各種案内には、経路探索を行って探索結果を表示することが含まれることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記車両が走行する道路に関する各種案内には、走行中又は走行する可能性が存在する道路について、前記車両の通行の困難性又は容易性に関する情報を提示することが含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記設定手段は、車種又はナンバプレートの分類番号を特定させ、特定された車種又は分類番号に対して予め対応付けられた車幅を設定することにより、前記車幅の設定の受入れを行うものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記各道路の幅員に関する情報は、各道路の道路種別情報及びその道路種別の道路に対して予め対応付けられた幅員であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
前記各道路の幅員に関する情報は、各道路の国土交通省による走りやすさマップのランク及びそのランクの道路に対して予め対応付けられた幅員であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
ナビゲーション装置が搭載された車両の現在位置及び地図データベースに基づき、該車両が走行する道路に関して各種案内を行う前記ナビゲーション装置におけるナビゲーション方法において、
設定手段が、該車両の車幅の設定を受け入れる設定工程を備え、
前記地図データベースには各道路の幅員に関する情報が含まれており、
ナビゲーション装置が、前記設定手段により設定された車幅、及び前記各道路の幅員を考慮して前記車両が走行する道路に関する各種案内を行うことを特徴とするナビゲーション方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−203167(P2008−203167A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−41584(P2007−41584)
【出願日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000003595)株式会社ケンウッド (1,981)
【Fターム(参考)】