説明

ナビゲーション装置

【課題】給油タンク内の燃料残量を検出しなくても、適切な給油タイミングを報知することができるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置1において、ナビゲーション装置1が設置されている車両の現在位置Pの位置座標の変化に基づいて、直近の給油からの当該車両の走行距離を算出する算出プログラム17b4を実行したCPU11と、設定プログラム17b3を実行したCPU11により設定された当該車両の燃費と、当該算出された当該車両の走行距離と、に基づいて、当該車両の燃料残量を推定する推定プログラム17b5を実行したCPU11と、当該推定された当該車両の燃料残量が、所定の閾値を下回った場合に、所定の給油情報を表示部14に表示させて、給油タイミングを運転手等(ユーザ)に報知する報知プログラム17b6を実行したCPU11と、を備えるよう構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)や自律航法により車両の現在位置を検出し、当該検出した車両の現在位置を地図情報とともに、表示画面上に表示するナビゲーション装置が知られている。
【0003】
さらに、上記ナビゲーション装置においては、例えば、各事業者の位置情報と関連付けられた広告情報を受信し、各広告情報に対応したアイコンを、それぞれの位置情報に従って地図情報上に配置して、表示画面上に表示するとともに、当該表示されたアイコンが選択された場合には、当該アイコンに対応した広告情報を表示画面上に表示することができるナビゲーション装置(例えば、特許文献1参照)、燃料タンク内の燃料残量を検出し、当該検出された燃料残量に応じて、ガソリンスタンドの地図を表示画面上に表示することができるナビゲーション装置(例えば、特許文献2参照)、燃料タンク内の燃料残量を検出し、当該検出された燃料残量が所定値以下であった場合には、ガソリンスタンドでの給油の指示を表示画面上に表示することができるナビゲーション装置(例えば、特許文献3参照)、等が提案されている。
【特許文献1】特開2002−350153号公報
【特許文献2】特開平10−260050号公報
【特許文献3】特開平05−071974号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献2や3のナビゲーション装置は、給油タイミングを報知するために、給油タンク内の燃料残量を検出する必要があるため、給油タンク内に取り付けられた燃料残量検出センサ等と接続しているが、例えば、ナビゲーション装置を車両に後付けした場合等に、ナビゲーション装置と、給油タンク内の燃料残量検出センサ等とを接続するのは困難である。
また、特許文献1のナビゲーション装置では、給油タイミングは報知してくれない。
【0005】
本発明の課題は、給油タンク内の燃料残量を検出しなくても、適切な給油タイミングを報知することができるナビゲーション装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
現在位置を検出する検出手段と、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、当該検出手段により検出された現在位置を、当該地図情報記憶手段に記憶された地図情報とともに表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えるナビゲーション装置において、
当該ナビゲーション装置が設置される複数の車両の燃費を設定する設定手段と、
前記検出手段により検出された現在位置の位置座標の変化に基づいて、直近の給油からの前記車両の走行距離を算出する算出手段と、
前記設定手段により設定された前記車両の燃費と、前記算出手段により算出された当該車両の走行距離と、に基づいて、当該車両の燃料残量を推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された前記車両の燃料残量が、所定の閾値を下回った場合に、ガソリンスタンドに関する広告情報を含む所定の給油情報を前記表示手段に表示させて、給油タイミングを報知する報知手段と、
前記報知手段により前記表示手段に表示された前記広告情報を指定する指定手段と、
前記指定手段により前記広告情報が指定された場合に、前記表示制御手段により表示された地図情報に、当該指定された広告情報のガソリンスタンドまでナビゲートするための走行案内表示を行う走行案内表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、
現在位置を検出する検出手段と、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、当該検出手段により検出された現在位置を、当該地図情報記憶手段に記憶された地図情報とともに表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えるナビゲーション装置において、
当該ナビゲーション装置が設置される車両の燃費を設定する設定手段と、
前記検出手段により検出された現在位置の位置座標の変化に基づいて、直近の給油からの前記車両の走行距離を算出する算出手段と、
前記設定手段により設定された前記車両の燃費と、前記算出手段により算出された当該車両の走行距離と、に基づいて、当該車両の燃料残量を推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された前記車両の燃料残量が、所定の閾値を下回った場合に、所定の給油情報を前記表示手段に表示させて、給油タイミングを報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載のナビゲーション装置において、
前記設定手段は、当該ナビゲーション装置が設置される複数の車両の燃費を設定可能に構成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、
現在位置を検出する検出手段と、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、当該検出手段により検出された現在位置を、当該地図情報記憶手段に記憶された地図情報とともに表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えるナビゲーション装置において、
前記検出手段により検出された現在位置の位置座標の変化に基づいて、直近の給油からの前記車両の走行距離を算出する算出手段と、
当該ナビゲーション装置が設置された車両における一の給油から次の給油までの間の走行距離に関する給油履歴を記憶する給油履歴記憶手段と、
前記給油履歴記憶手段に記憶された前記車両の給油履歴における走行距離に基づいて、所定の統計値を算定する算定手段と、
前記算出手段により算出された前記車両の走行距離が、前記算定手段により算定された所定の統計値を上回った場合に、所定の給油情報を前記表示手段に表示させて、給油タイミングを報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、
請求項4に記載のナビゲーション装置において、
前記給油履歴記憶手段は、当該ナビゲーション装置が設置された複数の車両の給油履歴を記憶可能に構成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、
請求項2〜5の何れか一項に記載のナビゲーション装置において、
前記報知手段は、前記表示手段の表示画面を、前記所定の給油情報を表示する画面と、前記表示制御手段により前記現在位置が前記地図情報とともに表示される画面と、に2分割することを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明は、
請求項2〜6の何れか一項に記載のナビゲーション装置において、
前記所定の給油情報は、ガソリンスタンドに関する広告情報を含むことを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の発明は、
請求項7に記載のナビゲーション装置において、
前記報知手段により前記表示手段に表示された前記広告情報を指定する指定手段と、
前記指定手段により前記広告情報が指定された場合に、前記表示制御手段により表示された地図情報に、当該指定された広告情報のガソリンスタンドまでナビゲートするための走行案内表示を行う走行案内表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、算出手段によって、検出手段により検出された現在位置の位置座標の変化に基づいて、直近の給油からの車両の走行距離を算出することができ、推定手段によって、設定手段により設定された車両の燃費と、算出手段により算出された当該車両の走行距離と、に基づいて、当該車両の燃料残量を推定することができ、報知手段によって、推定手段により推定された車両の燃料残量が、所定の閾値を下回った場合に、ガソリンスタンドに関する広告情報を含む所定の給油情報を表示手段に表示させて、給油タイミングを報知することができる。
すなわち、車両の燃料と走行距離とに基づいて推定された当該車両の燃料残量によって、給油タイミングの報知の時機を判定することができるため、後付け式のナビゲーション装置等のように、給油タンク内の燃料残量が検出できない場合であっても、適切な給油タイミングを報知することができる。
【0015】
また、設定手段は、ナビゲーション装置が設置される複数の車両の燃費を設定可能に構成されているため、例えば、後付け式のナビゲーション装置の場合は、一のナビゲーション装置を複数の車両に使い回す場合があるが、この場合であっても、ユーザ(各車両の運転手等)に対して適切な給油タイミングを報知することができる。
【0016】
また、所定の給油情報は、ガソリンスタンドに関する広告情報を含むため、例えば、ナビゲーション装置のメーカ等は、当該ガソリンスタンドを営む企業から広告収入等を得ることができる。さらに、その結果として、例えば、ナビゲーション装置の販売価格を抑えることができるため、ユーザにとっても好都合である。
【0017】
また、指定手段によって、報知手段により表示手段に表示された広告情報を指定することができ、走行案内表示制御手段によって、指定手段により広告情報が指定された場合に、表示制御手段により表示された地図情報に、当該指定された広告情報のガソリンスタンドまでナビゲートするための走行案内表示を行うことができる。
したがって、確実に、ユーザを広告情報のガソリンスタンドまで案内することができるため、当該広告情報は、広告効果を充分に発揮することができる。
【0018】
請求項2に記載の発明によれば、算出手段によって、検出手段により検出された現在位置の位置座標の変化に基づいて、直近の給油からの車両の走行距離を算出することができ、推定手段によって、設定手段により設定された車両の燃費と、算出手段により算出された当該車両の走行距離と、に基づいて、当該車両の燃料残量を推定することができ、報知手段によって、推定手段により推定された車両の燃料残量が、所定の閾値を下回った場合に、所定の給油情報を表示手段に表示させて、給油タイミングを報知することができる。
すなわち、車両の燃料と走行距離とに基づいて推定された当該車両の燃料残量によって、給油タイミングの報知の時機を判定することができるため、後付け式のナビゲーション装置等のように、給油タンク内の燃料残量が検出できない場合であっても、適切な給油タイミングを報知することができる。
【0019】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、設定手段は、ナビゲーション装置が設置される複数の車両の燃費を設定可能に構成されているため、例えば、後付け式のナビゲーション装置の場合は、一のナビゲーション装置を複数の車両に使い回す場合があるが、この場合であっても、ユーザ(各車両の運転手等)に対して適切な給油タイミングを報知することができる。
【0020】
請求項4に記載の発明によれば、算出手段によって、検出手段により検出された現在位置の位置座標の変化に基づいて、直近の給油からの車両の走行距離を算出することができ、給油履歴記憶手段によって、ナビゲーション装置が設置された車両における一の給油から次の給油までの間の走行距離に関する給油履歴を記憶することができ、算定手段によって、給油履歴記憶手段に記憶された車両の給油履歴における走行距離に基づいて、所定の統計値を算定することができ、報知手段によって、算出手段により算出された車両の走行距離が、算定手段により算定された所定の統計値を上回った場合に、所定の給油情報を表示手段に表示させて、給油タイミングを報知することができる。
すなわち、一の給油から次の給油までの間の走行距離の履歴、すなわち、ユーザ(ナビゲーション装置が設置されている車両の運転手等)の給油タイミングの傾向に基づいて、給油タイミングの報知の時機を判定することができるため、後付け式のナビゲーション装置等のように、給油タンク内の燃料残量が検出できない場合であっても、適切な給油タイミングを報知することができる。
【0021】
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、給油履歴記憶手段は、ナビゲーション装置が設置された複数の車両の給油履歴を記憶可能に構成されているため、例えば、後付け式のナビゲーション装置の場合は、一のナビゲーション装置を複数の車両に使い回す場合があるが、この場合であっても、ユーザ(各車両の運転手等)に対して適切な給油タイミングを報知することができる。
【0022】
請求項6に記載の発明によれば、請求項2〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、報知手段によって、表示手段の表示画面を、所定の給油情報を表示する画面と、表示制御手段により現在位置が地図情報とともに表示される画面と、に2分割することができる。
したがって、所定の給油情報が表示されている間であっても、ユーザは、ナビゲーション装置で現在位置を知ることができるため、使い勝手がよい。
【0023】
請求項7に記載の発明によれば、請求項2〜6の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、所定の給油情報は、ガソリンスタンドに関する広告情報を含むため、例えば、ナビゲーション装置のメーカ等は、当該ガソリンスタンドを営む企業から広告収入等を得ることができる。さらに、その結果として、例えば、ナビゲーション装置の販売価格等を抑えることができるため、ユーザにとっても好都合である。
【0024】
請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、指定手段によって、報知手段により表示手段に表示された広告情報を指定することができ、走行案内表示制御手段によって、指定手段により広告情報が指定された場合に、表示制御手段により表示された地図情報に、当該指定された広告情報のガソリンスタンドまでナビゲートするための走行案内表示を行うことができる。
したがって、確実に、ユーザを広告情報のガソリンスタンドまで案内することができるため、当該広告情報は、広告効果を充分に発揮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、図を参照して、本発明にかかるナビゲーション装置の最良の形態を詳細に説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0026】
[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態におけるナビゲーション装置1について説明する。
【0027】
<構成>
まず、ナビゲーション装置1の構成について、図1を参照して説明する。
ナビゲーション装置1は、例えば、1又は複数の車両に後付け可能に構成されたカーナビゲーション装置である。
具体的には、ナビゲーション装置1は、例えば、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)11と、GPSアンテナ12と、通信制御部13と、表示部14と、入力部15と、RAM(Random Access Memory)16と、ROM(Read Only Memory)17と、等を備えて構成される。各部は、バス10によって接続されている。
【0028】
CPU11は、ROM17に記憶されたナビゲーション装置1用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
【0029】
GPSアンテナ12は、例えば、地球低軌道に打ち上げられた複数のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信する。GPSアンテナ12は、例えば、少なくとも3個のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信し、当該受信したGPS信号をCPU11に出力する。
【0030】
通信制御部13は、例えば、通信ネットワークに接続され、当該通信ネットワーク上の外部機器と双方向通信を行って、当該外部機器との間で各種情報の送受信を行う。
具体的には、通信制御部13は、例えば、所定の企業が営むガソリンスタンドに関する広告情報等を受信する。
【0031】
ここで、所定の企業とは、例えば、ナビゲーション装置1のメーカとタイアップした石油販売事業者等である。
なお、広告情報は、例えば、静止画形式であってもよいし、動画形式であってもよい。
【0032】
表示部14は、例えば、液晶表示機器等から構成され、CPU11から入力される表示信号に従って所与の表示処理を行う。
具体的には、表示部14は、例えば、表示手段として、検出プログラム17b1を実行したCPU11(後述)により検出された現在位置Pを、地図情報データベース17a1(後述)に記憶された地図情報とともに表示する。
【0033】
入力部15は、例えば、文字/数字キー、各種機能キー、表示部14と一体的に構成されたタッチパネル等から構成され、ユーザによって操作されると、当該操作に伴う押下信号をCPU11に出力する。また、入力部15は、例えば、リモートコントローラ等を備える構成であってもよい。
具体的には、入力部15は、例えば、指定手段として、ユーザが報知プログラム17b6を実行したCPU11(後述)により表示部14に表示された広告情報を指定する際に操作される。
【0034】
RAM16は、例えば、CPU11によって実行される処理プログラム等を展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等を格納するデータ格納領域などを備える。
【0035】
ROM17は、例えば、ナビゲーション装置1で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU11によって演算処理された処理結果のデータ等を記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形でROM17に記憶されている。
【0036】
具体的には、ROM17は、例えば、図1に示すように、地図情報データベース17a1と、車種燃費情報データベース17a2と、車両情報データテーブル17a3と、検出プログラム17b1と、表示制御プログラム17b2と、設定プログラム17b3と、算出プログラム17b4と、推定プログラム17b5と、報知プログラム17b6と、走行案内表示制御プログラム17b7と、等を記憶している。
また、ROM17は、例えば、通信制御部13により受信された広告情報等を含む所定の給油情報を記憶している。
【0037】
地図情報データベース17a1は、例えば、地図情報記憶手段として、所定の地域内(例えば、日本全土)を表現したカーナビゲーション用の道路地図に関する地図情報を記憶する。
【0038】
車種燃費情報データベース17a2は、例えば、ナビゲーション装置1を設置可能な車両の車種や燃費に関する情報を記憶する。
具体的には、車種燃費情報データベース17a2は、例えば、ナビゲーション装置1を設置可能な車両の車種を記憶する「車種」記憶領域と、当該車両の燃費を記憶する「燃費」記憶領域と、等を有している。
【0039】
車両情報データテーブル17a3は、例えば、ナビゲーション装置1が設置される1又は複数の車両に関する情報を記憶する。
具体的には、車両情報データテーブル17a3は、例えば、図2に示すように、ナビゲーション装置1が設定される車両の車種を記憶する「車種」記憶領域と、当該車両の燃費を記憶する「燃費」記憶領域と、直近の給油から現時点までの間における当該車両の走行距離を記憶する「走行距離」記憶領域と、現時点での当該車両の燃料残量を記憶する「燃料残量」記憶領域と、等を有している。
例えば、図2に示す車両情報データテーブル17a3においては、3つの車両に関する情報を記憶している。
【0040】
検出プログラム17b1は、例えば、GPSアンテナ12から出力されたGPS信号に基づいて、ナビゲーション装置1が設置されている車両の絶対的な2次元の現在位置P(緯度、経度)を検出する機能を、CPU11に実現させる。
ここで、検出手段は、例えば、GPSアンテナ12と、検出プログラム17b1を実行したCPU11と、等から構成される。
【0041】
表示制御プログラム17b2は、例えば、検出プログラム17b1を実行したCPU11により検出された現在位置Pを、地図情報データベース17a1に記憶された地図情報とともに表示部14に表示させる機能を、CPU11に実現させる。
【0042】
さらに、表示制御プログラム17b2は、例えば、ユーザによる入力部15の操作によって、ユーザ所望の目的地が設定された場合には、現在位置Pから目的地までの走行案内表示Q1を行う機能を、CPU11に実現させる。
具体的には、CPU11は、例えば、図3に示すように、表示部14の表示画面14a上に、現在位置Pや走行案内表示Q1などを、地図情報とともに表示させる。
CPU11は、かかる表示制御プログラム17b2を実行することによって、表示制御手段として機能する。
【0043】
設定プログラム17b3は、例えば、ナビゲーション装置1が設置される1又は複数の車両の燃費を、車両情報データテーブル17a3に設定する機能を、CPU11に実現させる。
【0044】
具体的には、例えば、一の車両にナビゲーション装置1を初めて設置した場合等に、ユーザは、入力部15を操作して、CPU11に第1の車両情報設定処理を実行するよう指示するようになっている。
第1の車両情報設定処理においては、CPU11は、例えば、まず、ユーザによる入力部15の操作によって、当該車両の車種と、現時点での当該車両の燃料残量と、を入力させ、次いで、当該入力された車種に対応する燃費を、車種燃費情報データベース17a2から取得し、次いで、当該入力された車種と、当該取得した燃費と、当該入力された燃料残量と、を対応付けて、それぞれ車両情報データテーブル17a3の「車種」記憶領域と、「燃費」記憶領域と、「燃料残量」記憶領域と、に記憶させるとともに、対応する「走行距離」記憶領域に「0(ゼロ)」を記憶させるようになっている。
なお、第1の車両情報設定処理において、車種燃費情報データベース17a2に、ユーザによる入力部15の操作によって入力された車両の車種に対応する燃費が記憶されていない場合には、CPU11は、例えば、ユーザによる入力部15の操作によって、当該車両の燃費を入力させて、当該入力された燃費を、車両情報データテーブル17a3の「燃費」記憶領域に記憶させるようになっている。
CPU11は、かかる設定プログラム17b3を実行することによって、設定手段として機能する。
【0045】
算出プログラム17b4は、例えば、検出プログラム17b1を実行したCPU11により検出された現在位置Pの位置座標の変化に基づいて、直近の給油から現時点までの間における、ナビゲーション装置1が設置されている車両の走行距離を算出する機能を、CPU11に実現させる。
【0046】
具体的には、CPU11は、例えば、ナビゲーション装置1が設置されている車両の現在位置Pの位置座標の変化量(距離)を随時算出し、当該算出した変化量を、車両情報データテーブル17a3の「走行距離」記憶領域に記憶された当該車両の走行距離に加算していくことによって、当該「走行距離」記憶領域に、直近の給油からの当該車両の走行距離を記憶させていく。
【0047】
また、例えば、ナビゲーション装置1が設置されている車両の給油が完了した場合に、ユーザは、入力部15を操作して、所定の「給油量入力画面」を表示部14に表示するよう、CPU11に指示するようになっており、そして、例えば、ユーザは、入力部15を操作して、当該「給油量入力画面」において、当該給油での給油量を入力するようになっている。
そして、CPU11は、例えば、ユーザによる入力部15の操作によって給油量が入力されると、車両情報データテーブル17a3の「走行距離」記憶領域に記憶された当該車両の走行距離を「0(ゼロ)」にして、当該「走行距離」記憶領域を更新する。
CPU11は、かかる算出プログラム17b4を実行することによって、算出手段として機能する。
【0048】
推定プログラム17b5は、例えば、設定プログラム17b3を実行したCPU11により車両情報データテーブル17a3に設定された車両の燃費と、算出プログラム17b4を実行したCPU11により算出された当該車両の走行距離と、に基づいて、ナビゲーション装置1が設置されている車両の燃料残量を推定する機能を、CPU11に実現させる。
【0049】
具体的には、CPU11は、例えば、算出プログラム17b4を実行したCPU11により随時算出される変化量(距離)を、車両情報データテーブル17a3の「燃費」記憶領域に記憶されたナビゲーション装置1が設置されている車両の燃費で除することによって、当該車両の燃料消費量を随時算出し、当該算出した燃料消費量を、車両情報データテーブル17a3の「燃料残量」記憶領域に記憶された当該車両の燃料残量に減算していくことによって、当該「燃料残量」記憶領域に、現時点での当該車両の燃料残量を記憶させていく。
【0050】
また、例えば、ナビゲーション装置1が設置されている車両の給油が完了した場合に、ユーザは、入力部15を操作して、所定の「給油量入力画面」を表示部14に表示するよう、CPU11に指示するようになっており、そして、例えば、ユーザは、入力部15を操作して、当該「給油量入力画面」において、当該給油での給油量を入力するようになっている。
そして、CPU11は、例えば、ユーザによる入力部15の操作によって給油量が入力されると、当該入力された給油量を、車両情報データテーブル17a3の「燃料残量」記憶領域に記憶された当該車両の燃料残量に加算して、当該「燃料残量」記憶領域を更新する。
CPU11は、かかる推定プログラム17b5を実行することによって、推定手段として機能する。
【0051】
報知プログラム17b6は、例えば、推定プログラム17b5を実行したCPU11により推定されたナビゲーション装置1が設置されている車両の燃料残量が、所定の閾値(例えば、5L)を下回った場合に、ROM17に記憶されたガソリンスタンドに関する広告情報等を含む所定の給油情報を表示部14に表示させて、給油タイミングをユーザ(当該車両の運転手等)に報知する機能を、CPU11に実現させる。
【0052】
具体的には、CPU11は、例えば、図4に示すように、表示部14の表示画面14aを、広告情報等を含んだ所定の給油情報を表示する画面14a1と、表示制御プログラム17b2を実行したCPU11により現在位置Pが地図情報とともに表示される画面14a2と、に2分割することによって、所定の給油情報を表示する。
CPU11は、かかる報知プログラム17b6を実行することによって、報知手段として機能する。
【0053】
走行案内表示制御プログラム17b7は、例えば、ユーザによる入力部15の操作により広告情報が指定された場合に、すなわち、例えば、広告情報を含む所定の給油情報が表示された画面14a1上のタッチパネル(入力部15)がユーザによりタッチされた場合に、表示制御プログラム17b2を実行したCPU11により表示された地図情報に、当該指定された広告情報のガソリンスタンドまでナビゲートするための走行案内表示Q2を行う機能を、CPU11に実現させる。
【0054】
具体的には、表示制御プログラム17b2を実行したCPU11により現在位置Pから目的地までの走行案内表示Q1が行われていない場合、CPU11は、例えば、広告情報のガソリンスタンドのうちの現在位置Pから最も近いガソリンスタンドまでの走行案内表示Q2を行う。
一方、例えば、図3や4に示すように、表示制御プログラム17b2を実行したCPU11により現在位置Pから目的地までの走行案内表示Q1が行われている場合、CPU11は、例えば、燃料残量の範囲内で、表示制御プログラム17b2を実行したCPU11により行われている走行案内表示Q1の経路を、広告情報のガソリンスタンドを経由する経路に変更して、走行案内表示Q2を行う。より具体的には、CPU11は、例えば、広告情報のガソリンスタンドが表示制御プログラム17b2を実行したCPU11により行われている走行案内表示Q1の経路上にある場合には、当該ガソリンスタンドを経由するように走行案内表示Q2を行い、例えば、広告情報のガソリンスタンドが表示制御プログラム17b2を実行したCPU11により行われている走行案内表示Q1の経路上にない場合には、当該行われている走行案内表示Q1の経路を、例えば、図5に示すように、広告情報のガソリンスタンドのうちの現在位置Pから最も近いガソリンスタンドを経由する経路に変更して、走行案内表示Q2を行う。
CPU11は、かかる走行案内表示制御プログラム17b2を実行することによって、走行案内表示制御手段として機能する。
【0055】
<給油タイミング報知処理>
次に、ナビゲーション装置1による給油タイミングの報知に関する処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0056】
まず、ナビゲーション装置1の電源が投入されると、CPU11は、表示部14に、ナビゲーション装置1が設置されている車両(以下、「当該車両」という)の車種を選択させるための「車種選択画面」を表示させる(ステップS11)。
具体的には、「車種選択画面」には、例えば、車両情報データテーブル17a3の「車種」記憶領域に記憶された車種が列記されており、「車種選択画面」において、ユーザによる入力部15の操作によって、当該車両の車種を選択できるようになっている。
【0057】
ここで、「車種選択画面」に、当該車両の車種が列記されない場合は、例えば、当該車両にナビゲーション装置1を初めて設置した場合等であるため、ユーザは、入力部15を操作して、CPU11に上記第1の車両情報設定処理を実行するよう指示する。CPU11は、当該指示に従って、上記第1の車両情報設定処理を実行し、当該処理が終了すると、再度ステップS11の処理を行う。
【0058】
ステップS11にて表示された「車種選択画面」において、ユーザによる入力部15の操作によって、一の車種が選択されると(ステップS12)、CPU11は、検出プログラム17b1の実行を開始して、当該車両の現在位置Pの検出を開始し(ステップS13)、表示制御プログラム17b2の実行を開始して、ステップS13にて検出された現在位置Pの表示部14への表示を開始する(ステップS14)。
ここで、表示部14に表示された現在位置Pは、地図情報データベース17a1に記憶された地図情報とともに表示されている。
【0059】
次いで、CPU11は、算出プログラム17b4の実行を開始して、直近の給油からの当該車両の走行距離の算出を開始し(ステップS15)、推定プログラム17b5を実行して、当該車両の燃料残量の推定を開始する(ステップS16)。
【0060】
次いで、CPU11は、ステップS16にて推定された車両の燃料残量が、所定の閾値(例えば、5L)を下回ったか否かを判断する(ステップS17)。
【0061】
ステップS17で、ステップS16にて推定された車両の燃料残量が、所定の閾値を下回っていないと判断すると(ステップS17;No)、CPU11は、ステップS17の処理を繰り返して行う。
【0062】
一方、ステップS17で、ステップS16にて推定された車両の燃料残量が、所定の閾値を下回ったと判断すると(ステップS17;Yes)、CPU11は、報知プログラム17b6を実行して、広告情報を含む所定の給油情報を表示部14に表示させて、給油タイミングを報知する(ステップS18)。
【0063】
次いで、CPU11は、ユーザによる入力部15の操作によって、ステップS18にて表示された所定の給油情報に含まれる広告情報が指定されたか否かを判断する(ステップS19)。
【0064】
ステップS19で、ステップS18にて表示された所定の給油情報に含まれる広告情報が指定されたと判断すると(ステップS19;Yes)、CPU11は、走行案内表示制御プログラム17b7を実行して、表示部14に表示されている地図情報に、ステップS19にて指定された広告情報のガソリンスタンドまでナビゲートするための走行案内表示Q2を行う(ステップS20)。
【0065】
次いで、CPU11は、ユーザによる入力部15の操作によって、給油量が入力されたか否かを判断する(ステップS21)。
【0066】
ステップS21で、ユーザによる入力部15の操作によって、給油量が入力されていないと判断すると(ステップS21;No)、CPU11は、ステップS21の処理を繰り返して行う。
【0067】
一方、ステップS21で、ユーザにより入力部15の操作によって、給油量が入力されたと判断すると(ステップS21;Yes)、CPU11は、車両情報データテーブル17a3の「走行距離」記憶領域に記憶された当該車両の走行距離を「0(ゼロ)」にして、当該「走行距離」記憶領域を更新するとともに、ステップS22にて入力された給油量を、車両情報データテーブル17a3の「燃料残量」記憶領域に記憶された当該車両の燃料残量に加算して、当該「燃料残量」記憶領域を更新して(ステップS22)、ステップS17以降の処理を繰り返して行う。
【0068】
また、ステップS19で、ステップS18にて表示された所定の給油情報に含まれる広告情報が指定されていないと判断すると(ステップS19;No)、CPU11は、ユーザによる入力部15の操作によって、給油量が入力されたか否かを判断する(ステップS23)。
【0069】
ステップS23で、ユーザによる入力部15の操作によって、給油量が入力されていないと判断すると(ステップS23;No)、CPU11は、ステップS19以降の処理を繰り返して行う。
【0070】
一方、ステップS23で、ユーザにより入力部15の操作によって、給油量が入力されたと判断すると(ステップS23;Yes)、CPU11は、ステップS22の処理に移行する。
【0071】
以上説明した第1の実施の形態におけるナビゲーション装置1によれば、現在位置Pを検出することができるGPSアンテナ12及び検出プログラム17b1を実行したCPU11と、地図情報を記憶することができる地図情報データベース17a1と、GPSアンテナ12及び検出プログラム17b1を実行したCPU11により検出された現在位置Pを、地図情報データベース17a1に記憶された地図情報とともに表示部14に表示させることができる表示制御プログラム17b2を実行したCPU11と、を備えている。そして、設定プログラム17b3を実行したCPU11によって、ナビゲーション装置1が設置される車両の燃費を設定することができ、算出プログラム17b4を実行したCPU11によって、GPSアンテナ12及び検出プログラム17b1を実行したCPU11により検出された現在位置Pの位置座標の変化に基づいて、直近の給油からの当該車両の走行距離を算出することができ、推定プログラム17b5を実行したCPU11によって、設定プログラム17b3を実行したCPU11により設定された当該車両の燃費と、算出プログラム17b4を実行したCPU11により算出された当該車両の走行距離と、に基づいて、当該車両の燃料残量を推定することができ、報知プログラム17b6を実行したCPU11によって、推定プログラム17b5を実行したCPU11により推定された当該車両の燃料残量が、所定の閾値を下回った場合に、所定の給油情報を表示部14に表示させて、給油タイミングをユーザ(当該車両の運転手等)に報知することができる。
すなわち、車両の燃料と走行距離とに基づいて推定された当該車両の燃料残量によって、給油タイミングの報知の時機を判定することができるため、後付け式のナビゲーション装置1のように、給油タンク内の燃料残量が検出できない場合であっても、適切な給油タイミングを報知することができる。
【0072】
また、設定プログラム17b3を実行したCPU11は、ナビゲーション装置1が設置される複数の車両の燃費を設定可能に構成されているため、例えば、後付け式のナビゲーション装置1の場合は、一のナビゲーション装置1を複数の車両に使い回す場合があるが、この場合であっても、ユーザ(各車両の運転手等)に対して適切な給油タイミングを報知することができる。
【0073】
また、報知プログラム17b6を実行したCPU11は、表示部14の表示画面14aを、所定の給油情報を表示する画面14a1と、表示制御プログラム17b2を実行したCPU11により現在位置Pが地図情報とともに表示される画面14a2と、に2分割することができる。
したがって、所定の給油情報が表示されている間であっても、ユーザは、ナビゲーション装置1で現在位置を知ることができるため、使い勝手がよい。
【0074】
また、所定の給油情報は、ガソリンスタンドに関する広告情報を含むため、例えば、ナビゲーション装置1のメーカ等は、当該ガソリンスタンドを営む企業から広告収入等を得ることができる。さらに、その結果として、例えば、ナビゲーション装置1の販売価格等を抑えることができるため、ユーザにとっても好都合である。
【0075】
また、オペレータによる入力部15の操作によって、報知プログラム17b6を実行したCPU11により表示部14に表示された広告情報を指定することができ、走行案内表示制御プログラム17b7を実行したCPU11によって、オペレータによる入力部15の操作により広告情報が指定された場合に、表示制御プログラム17b2を実行したCPU11により表示された地図情報に、当該指定された広告情報のガソリンスタンドまでナビゲートするための走行案内表示Q2を行うことができる。
したがって、確実に、ユーザを広告情報のガソリンスタンドまで案内することができるため、当該広告情報は、広告効果を充分に発揮することができる。
【0076】
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態におけるナビゲーション装置1Aについて説明する。
【0077】
<構成>
まず、ナビゲーション装置1Aの構成について、図7を参照して説明する。
なお、第2の実施の形態のナビゲーション装置1Aは、給油タイミングを報知する時機の判定条件のみが第1の実施の形態のナビゲーション装置1(図1)と異なる。具体的には、ナビゲーション装置1(図1)におけるROM17の構成の一部が異なる。したがって、異なる箇所のみについて説明し、その他の共通する部分は同一符合を付して説明する。
【0078】
ナビゲーション装置1Aは、例えば、1又は複数の車両に後付け可能に構成されたカーナビゲーション装置である。
具体的には、ナビゲーション装置1Aは、例えば、図7に示すように、CPU11と、GPSアンテナ12と、通信制御部13と、表示部14と、入力部15と、RAM16と、ROM17Aと、等を備えて構成される。各部は、バス10Aによって接続されている。
【0079】
ROM17Aは、例えば、ナビゲーション装置1Aで実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU11によって演算処理された処理結果のデータ等を記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形でROM17Aに記憶されている。
【0080】
具体的には、ROM17Aは、例えば、図7に示すように、地図情報データベース17a1と、給油履歴データテーブル17a4Aと、検出プログラム17b1と、表示制御プログラム17b2と、算出プログラム17b4Aと、算定プログラム17b8Aと、報知プログラム17b6Aと、走行案内表示制御プログラム17b7と、等を記憶している。
また、ROM17Aは、例えば、通信制御部13により受信された広告情報等を含む所定の給油情報を記憶している。
【0081】
給油履歴データテーブル17a4Aは、例えば、給油履歴記憶手段として、ナビゲーション装置1Aが設置された1又は複数の車両における一の給油から次の給油までの間の走行距離に関する給油履歴を記憶する。
具体的には、給油履歴データテーブル17a4Aは、例えば、図8に示すように、ナビゲーション装置1Aが設置された車両の車種を記憶する「車種」記憶領域と、当該車両における一の給油から次の給油までの間の走行距離に関する給油履歴を記憶する「給油履歴」記憶領域と、当該車両の給油履歴における走行距離に基づいて算定された所定の統計値を記憶する「統計値」記憶領域と、直近の給油から現時点までの間における当該車両の走行距離を記憶する「走行距離」記憶領域と、等を有している。
例えば、図8に示す給油履歴データテーブル17a4Aにおいては、3つの車両に関する情報を記憶している。
【0082】
ここで、例えば、一の車両にナビゲーション装置1Aを初めて設置した場合等に、ユーザは、入力部15を操作して、CPU11に第2の車両情報設定処理を実行するよう指示する。
第2の車両情報設定処理においては、CPU11は、例えば、まず、ユーザによる入力部15の操作によって、当該車両の車種を入力させ、次いで、当該入力された車種を給油履歴データテーブル17a4Aの「車種」記憶領域に記憶させるとともに、対応する「走行距離」記憶領域に「0(ゼロ)」を記憶させるようになっている。
【0083】
算出プログラム17b4Aは、例えば、検出プログラム17b1を実行したCPU11により検出された現在位置Pの位置座標の変化に基づいて、直近の給油から現時点までの間における、ナビゲーション装置1Aが設置されている車両の走行距離を算出する機能を、CPU11に実現させる。
【0084】
具体的には、CPU11は、例えば、ナビゲーション装置1Aが設置されている車両の現在位置Pの変化量(距離)を随時算出し、当該算出した変化量を、給油履歴データテーブル17a4Aの「走行距離」記憶領域に記憶された当該車両の走行距離に加算していくことによって、当該「走行距離」記憶領域に、直近の給油からの当該車両の走行距離を記憶させていく。
【0085】
また、例えば、ナビゲーション装置1Aが設置されている車両の給油が完了した場合に、ユーザは、入力部15を操作して、所定の「給油量入力画面」を表示部14に表示するよう、CPU11に指示するようになっており、そして、例えば、ユーザは、入力部15を操作して、当該「給油量入力画面」において、当該給油での給油量を入力するようになっている。
そして、CPU11は、例えば、ユーザによる入力部15の操作によって給油量が入力されると、給油履歴データテーブル17a4Aの「走行距離」記憶領域に記憶された当該車両の走行距離を、給油履歴データテーブル17a4Aの「給油履歴」記憶領域に記憶させて、当該「給油履歴」記憶領域に当該車両における一の給油から次の給油までの間の走行距離を蓄積するとともに、当該「走行距離」記憶領域に記憶された当該車両の走行距離を「0(ゼロ)」にして、当該「走行距離」記憶領域を更新する。
CPU11は、かかる算出プログラム17b4Aを実行することによって、算出手段として機能する。
【0086】
算定プログラム17b8Aは、例えば、給油履歴データベース17a1に記憶されたナビゲーション装置1Aが設置されている車両の給油履歴における走行距離に基づいて、所定の統計値を算定する機能を、CPU11に実現させる。
ここで、所定の統計値は、ユーザ(ナビゲーション装置1Aが設置されている車両の運転手等)の給油タイミングの傾向を把握することができる値であれば任意であり、例えば、給油履歴データテーブル17a4Aの「給油履歴」記憶領域に記憶された全ての走行距離の平均値であってもよいし、給油履歴データテーブル17a4Aの「給油履歴」記憶領域に記憶された走行距離のうちの所定の範囲内(例えば、走行距離が多く分布している範囲内)にある走行距離の平均値であってもよい。
CPU11は、かかる算定プログラム17b8Aを実行することによって、算定手段として機能する。
【0087】
報知プログラム17b6Aは、例えば、算出プログラム17b4Aを実行したCPU11により算出されたナビゲーション装置1Aが設置されている車両の走行距離が、算定プログラム17b8Aを実行したCPU11により算定された所定の統計値を上回った場合に、所定の給油情報を表示14に表示させて、給油タイミングをユーザ(当該車両の運転手等)に報知する機能を、CPU11に実現させる。
【0088】
具体的には、CPU11は、例えば、図4に示すように、表示部14の表示画面14aを、広告情報等を含んだ所定の給油情報を表示する画面14a1と、表示制御プログラム17b2を実行したCPU11により現在位置Pが地図情報とともに表示される画面14a2と、に2分割することによって、所定の給油情報を表示する。
CPU11は、かかる報知プログラム17b6Aを実行することによって、報知手段として機能する。
【0089】
<給油タイミング放置処理>
次に、ナビゲーション装置1Aによる給油タイミングの報知に関する処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。
【0090】
まず、ナビゲーション装置1Aの電源が投入されると、CPU11は、表示部14に、ナビゲーション装置1Aが設置されている車両(以下、「当該車両」という)の車種を選択させるための「車種選択画面」を表示させる(ステップS31)。
具体的には、「車種選択画面」には、例えば、給油履歴データテーブル17a4Aの「車種」記憶領域に記憶された車種が列記されており、「車種選択画面」において、ユーザによる入力部15の操作によって、当該車両の車種を選択できるようになっている。
【0091】
ここで、「車種選択画面」に、当該車両の車種が列記されない場合は、例えば、当該車両にナビゲーション装置1Aを初めて設置した場合等であるため、ユーザは、入力部15を操作して、CPU11に上記第2の車両情報設定処理を実行するよう指示する。CPU11は、当該指示に従って、上記第2の車両情報設定処理を実行し、当該処理が終了すると、再度ステップS31の処理を行う。
【0092】
ステップS31にて表示された「車種選択画面」において、ユーザによる入力部15の操作によって、一の車種が選択されると(ステップS32)、CPU11は、検出プログラム17b1の実行を開始して、当該車両の現在位置Pの検出を開始し(ステップS33)、表示制御プログラム17b2の実行を開始して、ステップS33にて検出された現在位置Pの表示部14への表示を開始する(ステップS34)。
ここで、表示部14に表示された現在位置Pは、地図情報データベース17a1に記憶された地図情報とともに表示されている。
【0093】
次いで、CPU11は、算出プログラム17b4Aの実行を開始して、直近の給油からの当該車両の走行距離の算出を開始する(ステップS35)。
【0094】
次いで、CPU11は、ステップS35にて算出された当該車両の走行距離が、給油履歴データテーブル17a4Aの「統計値」記憶領域に記憶された当該車両の所定の統計値を上回ったか否かを判断する(ステップS36)。
【0095】
ステップS36で、ステップS35にて算出された当該車両の走行距離が、給油履歴データテーブル17a4Aの「統計値」記憶領域に記憶された当該車両の所定の統計値を上回っていないと判断すると(ステップS36;No)、CPU11は、ステップS36の処理を繰り返して行う。
【0096】
一方、ステップS36で、ステップS35にて算出された当該車両の走行距離が、給油履歴データテーブル17a4Aの「統計値」記憶領域に記憶された当該車両の所定の統計値を上回ったと判断すると(ステップS36;Yes)、CPU11は、報知プログラム17b6Aを実行して、広告情報を含む所定の給油情報を表示部14に表示させて、給油タイミングを報知する(ステップS37)。
【0097】
次いで、CPU11は、ユーザによる入力部15の操作によって、ステップS37にて表示された所定の給油情報に含まれる広告情報が指定されたか否かを判断する(ステップS38)。
【0098】
ステップS38で、ステップS37にて表示された所定の給油情報に含まれる広告情報が指定されたと判断すると(ステップS38;Yes)、CPU11は、走行案内表示制御プログラム17b7を実行して、表示部14に表示されている地図情報に、ステップS38にて指定された広告情報のガソリンスタンドまでナビゲートするための走行案内表示Q2を行う(ステップS39)。
【0099】
次いで、CPU11は、ユーザによる入力部15の操作によって、給油量が入力されたか否かを判断する(ステップS40)。
【0100】
ステップS40で、ユーザによる入力部15の操作によって、給油量が入力されていないと判断すると(ステップS40;No)、CPU11は、ステップS40の処理を繰り返して行う。
【0101】
一方、ステップS40で、ユーザにより入力部15の操作によって、給油量が入力されたと判断すると(ステップS40;Yes)、CPU11は、給油履歴データテーブル17a4Aの「走行距離」記憶領域に記憶された当該車両の走行距離を、給油履歴データテーブル17a4Aの「給油履歴」記憶領域に記憶させて、当該「給油履歴」記憶領域に当該車両における一の給油から次の給油までの間の走行距離を蓄積するとともに、当該「走行距離」記憶領域に記憶された当該車両の走行距離を「0(ゼロ)」にして、当該「走行距離」記憶領域を更新する(ステップS41)。
【0102】
次いで、CPU11は、算定プログラム17b8Aを実行して、給油履歴データテーブル17a4の「給油履歴」記憶領域に記憶された当該車両の給油履歴における走行距離に基づいて、所定の統計値を算定して(ステップS42)、当該算定した所定の統計値を給油履歴データテーブル17a4の「統計値」記憶領域に記憶させて、ステップS36以降の処理を繰り返して行う。
【0103】
また、ステップS38で、ステップS37にて表示された所定の給油情報に含まれる広告情報が指定されていないと判断すると(ステップS38;No)、CPU11は、ユーザによる入力部15の操作によって、給油量が入力されたか否かを判断する(ステップS43)。
【0104】
ステップS43で、ユーザによる入力部15の操作によって、給油量が入力されていないと判断すると(ステップS43;No)、CPU11は、ステップS38以降の処理を繰り返して行う。
【0105】
一方、ステップS43で、ユーザにより入力部15の操作によって、給油量が入力されたと判断すると(ステップS43;Yes)、CPU11は、ステップS41の処理に移行する。
【0106】
以上説明した第2の実施の形態におけるナビゲーション装置1Aによれば、算出プログラム17b4Aを実行したCPU11によって、検出プログラム17b1を実行したCPU11により検出された現在位置Pの位置座標の変化に基づいて、直近の給油からの車両の走行距離を算出することができ、給油履歴データテーブル17a4Aによって、ナビゲーション装置1Aが設置された車両における一の給油から次の給油までの間の走行距離に関する給油履歴を記憶することができ、算定プログラム17b8Aによって、給油履歴データテーブル17aAに記憶された当該車両の給油履歴における走行距離に基づいて、所定の統計値を算定することができ、報知プログラム17b6Aを実行したCPU11によって、算出プログラム17b4Aを実行したCPU11により算出された当該車両の走行距離が、算定プログラム17b8Aを実行したCPU11により算定された所定の統計値を上回った場合に、所定の給油情報を表示部14に表示させて、給油タイミングをユーザ(当該車両の運転手等)に報知することができる。
すなわち、一の給油から次の給油までの間の走行距離の履歴、すなわち、ユーザ(ナビゲーション装置1Aが設置されている車両の運転手等)の給油タイミングの傾向に基づいて、給油タイミングの報知の時機を判定することができるため、後付け式のナビゲーション装置1Aのように、給油タンク内の燃料残量が検出できない場合であっても、適切な給油タイミングを報知することができる。
【0107】
また、給油履歴データテーブル17a4Aは、ナビゲーション装置1Aが設置された複数の車両の給油履歴を記憶可能に構成されているため、例えば、後付け式のナビゲーション装置1Aの場合は、一のナビゲーション装置1Aを複数の車両に使い回す場合があるが、この場合であっても、ユーザ(各車両の運転手等)に対して適切な給油タイミングを報知することができる。
【0108】
なお、本発明は、上記した実施の形態のものに限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0109】
第1及び第2の実施の形態において、ROM17,17Aに記憶された所定の給油情報に含まれる広告情報は、通信制御部13により受信された広告情報でなくてもよく、例えば、予めROM17,17Aに記憶されていた広告情報であってもよい。この場合、ナビゲーション装置1,1Aに、通信制御部13を備える必要はない。
【0110】
また、第1及び第2の実施の形態において、所定の給油情報を表示する画面14a1が、表示部14の表示画面14aを占める割合は、任意であり、例えば、所定の給油情報を表示する画面14a1が、表示部14の表示画面14a全体に表示されていてもよい。
【0111】
また、第1及び第2の実施の形態において、広告情報等を含む所定の給油情報は、画像情報だけでなく、例えば、音声情報を含んでいてもよい。この場合、ナビゲーション装置1,1Aに、表示部14だけでなく、音声出力部等を備える必要がある。
【図面の簡単な説明】
【0112】
【図1】第1の実施の形態におけるナビゲーション装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】図1の車両情報データテーブルのデータ構造を示す図である。
【図3】図1の表示部に表示された、現在位置から目的地までの走行案内表示がなされた地図情報を示す図である。
【図4】図1の表示部に表示された、ガソリンスタンドに関する広告情報を含む所定の情報と、現在位置から目的地までの走行案内表示がなされた地図情報と、を示す図である。
【図5】図1の表示部に表示された、ガソリンスタンドを経由する経路で、現在位置から目的地までの走行案内表示がなされた地図情報を示す図である。
【図6】第1の実施の形態におけるナビゲーション装置による給油タイミングの報知に関する処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態におけるナビゲーション装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す給油履歴データテーブルのデータ構造を示す図である。
【図9】第2の実施の形態におけるナビゲーション装置による給油タイミングの報知に関する処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0113】
1,1A ナビゲーション装置
11 CPU(検出手段、表示制御手段、設定手段、算出手段、推定手段、報知手段、走行案内表示制御手段、算定手段)
12 GPSアンテナ(検出手段)
14 表示部(表示手段)
14a 表示画面
14a1 所定の給油情報を表示する画面
14a2 現在位置が地図情報とともに表示される画面
15 入力部(指定手段)
17a1 地図情報データベース(地図情報記憶手段)
17a4A 給油履歴データテーブル(給油履歴記憶手段)
17b1 検出プログラム(検出手段)
17b2 表示制御プログラム(表示制御手段)
17b3 設定プログラム(設定手段)
17b4,17b4A 算出プログラム(算出手段)
17b5 推定プログラム(推定手段)
17b6,17b6A 報知プログラム(報知手段)
17b7 走行案内表示制御プログラム(走行案内表示制御手段)
17b8A 算定プログラム(算定手段)
P 現在位置
Q2 広告情報のガソリンスタンドまでナビゲートするための走行案内表示

【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在位置を検出する検出手段と、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、当該検出手段により検出された現在位置を、当該地図情報記憶手段に記憶された地図情報とともに表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えるナビゲーション装置において、
当該ナビゲーション装置が設置される複数の車両の燃費を設定する設定手段と、
前記検出手段により検出された現在位置の位置座標の変化に基づいて、直近の給油からの前記車両の走行距離を算出する算出手段と、
前記設定手段により設定された前記車両の燃費と、前記算出手段により算出された当該車両の走行距離と、に基づいて、当該車両の燃料残量を推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された前記車両の燃料残量が、所定の閾値を下回った場合に、ガソリンスタンドに関する広告情報を含む所定の給油情報を前記表示手段に表示させて、給油タイミングを報知する報知手段と、
前記報知手段により前記表示手段に表示された前記広告情報を指定する指定手段と、
前記指定手段により前記広告情報が指定された場合に、前記表示制御手段により表示された地図情報に、当該指定された広告情報のガソリンスタンドまでナビゲートするための走行案内表示を行う走行案内表示制御手段と、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
現在位置を検出する検出手段と、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、当該検出手段により検出された現在位置を、当該地図情報記憶手段に記憶された地図情報とともに表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えるナビゲーション装置において、
当該ナビゲーション装置が設置される車両の燃費を設定する設定手段と、
前記検出手段により検出された現在位置の位置座標の変化に基づいて、直近の給油からの前記車両の走行距離を算出する算出手段と、
前記設定手段により設定された前記車両の燃費と、前記算出手段により算出された当該車両の走行距離と、に基づいて、当該車両の燃料残量を推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された前記車両の燃料残量が、所定の閾値を下回った場合に、所定の給油情報を前記表示手段に表示させて、給油タイミングを報知する報知手段と、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項2に記載のナビゲーション装置において、
前記設定手段は、当該ナビゲーション装置が設置される複数の車両の燃費を設定可能に構成されていることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
現在位置を検出する検出手段と、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、当該検出手段により検出された現在位置を、当該地図情報記憶手段に記憶された地図情報とともに表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えるナビゲーション装置において、
前記検出手段により検出された現在位置の位置座標の変化に基づいて、直近の給油からの前記車両の走行距離を算出する算出手段と、
当該ナビゲーション装置が設置された車両における一の給油から次の給油までの間の走行距離に関する給油履歴を記憶する給油履歴記憶手段と、
前記給油履歴記憶手段に記憶された前記車両の給油履歴における走行距離に基づいて、所定の統計値を算定する算定手段と、
前記算出手段により算出された前記車両の走行距離が、前記算定手段により算定された所定の統計値を上回った場合に、所定の給油情報を前記表示手段に表示させて、給油タイミングを報知する報知手段と、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
請求項4に記載のナビゲーション装置において、
前記給油履歴記憶手段は、当該ナビゲーション装置が設置された複数の車両の給油履歴を記憶可能に構成されていることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項6】
請求項2〜5の何れか一項に記載のナビゲーション装置において、
前記報知手段は、前記表示手段の表示画面を、前記所定の給油情報を表示する画面と、前記表示制御手段により前記現在位置が前記地図情報とともに表示される画面と、に2分割することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項7】
請求項2〜6の何れか一項に記載のナビゲーション装置において、
前記所定の給油情報は、ガソリンスタンドに関する広告情報を含むことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項8】
請求項7に記載のナビゲーション装置において、
前記報知手段により前記表示手段に表示された前記広告情報を指定する指定手段と、
前記指定手段により前記広告情報が指定された場合に、前記表示制御手段により表示された地図情報に、当該指定された広告情報のガソリンスタンドまでナビゲートするための走行案内表示を行う走行案内表示制御手段と、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−32472(P2008−32472A)
【公開日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−204831(P2006−204831)
【出願日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】