説明

ベンジルアミン、それらを生産するための方法及びそれらの抗炎症薬としての使用

本発明は、式(I)の化合物、それらの製造方法、及び抗炎症薬としての使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の一般式(I)の立体異性体:
【化1】

(式中、
1及びR2は、お互いに独立して、水素原子、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、所望により置換されている(C1〜C10)−アルキル基、所望により置換されている(C1〜C10)−アルコキシ基、(C1〜C10)−アルキルチオ基、(C1〜C5)−パーフルオロアルキル基、シアノ基、ニトロ基を意味するか、又はR1及びR2が一緒になって、基−O−(CH2P−O−、−O−(CH2P−CH2−、−O−CH=CH−、−(CH2p+2−、−NH−(CH2P+1、−N(C1〜C3−アルキル)−(CH2p+1及び−NH−N=CH−から選択される基(式中、p=1又は2であり、そして末端酸素原子及び/又は炭素原子及び/又は窒素原子は、隣接する環−炭素原子に直接連結されている)を意味し、又はNR78(式中、R7及びR8は、お互いに独立して、水素、C1〜C5−アルキル又は(CO)−(C1〜C5)−アルキルを意味する)であり、
3は、水素原子、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、所望により置換されている(C1〜C10)−アルキル基、(C1〜C10)−アルコキシ基、(C1〜C10)−アルキルチオ基、又は(C1〜C5)−パーフルオロアルキル基を意味し、
4は、単環式環系若しくは二環式環系、芳香環系、部分芳香環系、又は非芳香環系(1〜4個の窒素原子、1〜2個の酸素原子及び/又は1〜2個の硫黄原子を所望により含む)を意味し、そして基カルボニル、ハロゲン、ヒドロキシ、又は(C1〜C5)−アルキル(1〜3個のヒドロキシ基、1〜3個の(C1〜C5)アルコキシ基及び/又は1〜3個のCOOR6基により所望により置換されていてもよい)、(C1〜C5)アルコキシ、(C1〜C5)−アルキルチオ、(C1〜C5)−パーフルオロアルキル、シアノ、ニトロから選択される基により、1箇所又は2箇所以上の位置において、所望により置換され、又は2つの置換基が一緒になって、基−O−(CH2p−O−、−O−(CH2P−CH2−、−O−CH=CH−、−(CH2p+2−、−NH−(CH2p+1−、−N(C1〜C3−アルキル)−(CH2p+1−及び−NH−N=CH−から選択される基(式中、p=1又は2であり、そして末端酸素原子及び/又は炭素原子及び/又は窒素原子は、隣接する環−炭素原子に直接連結されている)を形成し、
NR78、ここで、R7及びR8は、お互いに独立して、水素、C1〜C5−アルキル又は(CO)−C1〜C5−アルキルであることができ、
(CO)NR1112、ここで、R11及びR12は、お互いに独立して、水素又はC1〜C5−アルキル基、又は(C1〜C5−アルキレン)−O−(CO)−(C1〜C5)アルキル基を意味し、
5は、一部又は完全フッ素化C1〜C3−アルキル基を意味し、
6は、下記;
−(C1〜C10)−アルキル(所望により、一部又は完全にハロゲン化されていることができる)
−(C2〜C10)−アルケニル、
−(C2〜C10)−アルキニル、
−(C1〜C8)アルキル(C3〜C7)シクロアルキル、
−(C2〜C8)アルケニル(C3〜C7)シクロアルキル、
−(C1〜C8)アルキルヘテロシクリル、
−(C2〜C8)−アルケニルヘテロシクリル、
−R9
−(C1〜C8)アルキル−R9
−(C2〜C8)アルケニル−R9
−(C2〜C8)アルキニル−R9
−CH2−S−(C1〜C10)−アルキル、
−CH2−S−R9
−CH2−SO2−R9
−(CH2n−R9
−CH2−SO2−(C1〜C10)−アルキル、
−(CH2n−CN
−(CH2n−Hal(式中、Halは、F、Cl又はIを意味する)、
−CH2−O−(C1〜C10)−アルキル、
−(CH2n−NR78(式中、R7、R8は、上述の意味を有する)
−CH2−O−R9
から選択される基を意味するが、ただし
−CH2−CH(CH32、−CH=C(CH32又は−CH2−C(CH3)=CH2を除き、
ここで、R9は、アリール(1〜3個のアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ又はC1〜C5−アルコキシ基で所望により置換されていてもよい)又はヘテロアリール基(ここで、当該ヘテロアリール基は、1〜3個のヘテロ原子(1〜3個のアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ又はC1〜C5−アルコキシ基で所望により置換されていてもよい)を含むことができる)を意味し、
nは、1、2、3、4、5から選択される整数である)。
【請求項2】
基R1〜R3の少なくとも1つが、基C1〜C5−アルキル、C1〜C5−アルコキシ、C1〜C5−アルキルチオ、C1〜C5−パーフルオロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−O−(CH2p−O−、−O−(CH2P−CH2−、−O−CH=CH−、−(CH2p+2−、−NH−(CH2P+1−、−N(C1〜C3−アルキル)−(CH2p+1−、又は−NH−N=CH−(式中、p=1又は2であり、そして末端酸素原子及び/又は炭素原子が、直接隣接する環炭素原子と連結されている)、又はNR78(式中、R7及びR8は、お互いに独立して、水素、C1〜C5−アルキル又は(CO)−C1〜C5−アルキルであることができる)から選択される、請求項1に記載の立体異性体。
【請求項3】
基R1〜R3の少なくとも1つが、基ヒドロキシ、メトキシ、フルオロ、クロロから選択されるか、又は2つの隣接する基R1〜R3が、−O−CH2−O−、−CH2−CH2−O−又は−CH2−C(CH32−O−基を形成する、請求項1に記載の立体異性体。
【請求項4】
4が、所望により置換されているフタリジル、インドリル、イソインドリル、ジヒドロインドリル、ジヒドロイソインドリル、ジヒドロイソキノリニル、ジヒドロキノリニル、チオフタリジル、ベンゾキサジノニル、フタラジノニル、キノリニル、イソキノリニル、キノロニル、イソキノロニル、インダゾリル、ベンゾチアゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、シンノリニル、フタラジニル、1,7−又は1,8−ナフチリジニル、インドロニル、イソインドロニル、ジヒドロインドロニル、ジヒドロイソインドロニル、ベンズイミダゾール、クマリニル、イソクマリニル、ピラゾロピリミジニル又はインドリル基(任意の位置を経由して連結されている)を意味する、請求項1に記載の立体異性体。
【請求項5】
4に含まれる環系が、基C1〜C3−アルキル、ヒドロキシ、カルボニル又はハロゲンからの同一又は異なる1〜3個の基で置換されている、請求項1に記載の立体異性体。
【請求項6】
4に含まれる環系が、メチル、塩素又はフッ素で置換されている、請求項5に記載の立体異性体。
【請求項7】
4が、フェニル、ナフチル、キノリン−5−イル、フタラジニル、キナゾリニル(基カルボニル、C1〜C3−アルキル、塩素又はフッ素から選択される1〜3個の基で、独立して、所望により置換されていてもよい)である、請求項5に記載の立体異性体。
【請求項8】
5が、−CF3及び−C25から選択される、請求項1に記載の立体異性体。
【請求項9】
6が、ベンジル、プロピル、クロロメチル、ブロモメチル、エチルスルファニルメチル、(イミダゾル−2−イル)−スルファニルメチル、(イミダゾル−2−イル)−スルホニルメチル、1,2,4−トリアゾル−3−イルスルファニルメチル、(1−メチル−イミダゾル−2−イル)−スルファニルメチル、(1H−イミダゾル−2−イル)−スルファニルメチル、ピリミジン−2−イル−スルファニルメチル、2−プロピルスルファニルメチル、シアノメチル、メチルスルファニルメチル、ジメチルアミノメチル、エトキシメチル−、ヒドロキシメチル、エトキシメチルから選択される、請求項1に記載の立体異性体。
【請求項10】
1、R2、R3の少なくとも1つが、メトキシ、ヒドロキシ、フルオロ、クロロ、メチルから選択されるか、又は
1及びR2が一緒になって、基−O−CH2−O−、−CH2−CH2−O−又は−CH2−C(CH32−O−(それらが結合しているフェニル基と一緒になって、5員環を形成する)を意味し、
4が、キノリン−5−イル、フタラジニル、キナゾリニル(カルボニル、メチル又はフッ素により、1回又は2回、独立して、置換されていてもよい)から選択され、
5が、−CF3であり、
6が、ベンジル、プロピル、クロロメチル、ブロモメチル、エチルスルファニルメチル、(イミダゾル−2−イル)−スルファニルメチル、(イミダゾル−2−イル)−スルホニルメチル、1,2,4−トリアゾル−3−イルスルファニルメチル、(1−メチル−イミダゾル−2−イル)−スルファニルメチル、(1H−イミダゾル−2−イル)−スルファニルメチル、ピリミジン−2−イル−スルファニルメチル、2−プロピルスルファニルメチル、シアノメチル、メチルスルファニルメチル、ジメチルアミノメチル、エトキシメチル、ヒドロキシメチル、エトキシメチルから選択される、請求項1に記載の立体異性体。
【請求項11】
純粋なエナンチオマー形態における、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
医薬品を製造するための、請求項1〜11のいずれか一項に記載の立体異性体の使用。
【請求項13】
炎症性疾患の治療のための医薬品を製造するための、請求項1〜11のいずれか一項に記載の立体異性体の使用。
【請求項14】
次の一般式(I)の化合物の製造方法であって、
次の一般式(V)のアミンを、芳香族アミノ化条件の下、式R4−Halのアリールハロゲンと反応させることを特徴とする方法:
【化2】

(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、請求項1に示される意味を有し、そして
Halは、塩素、臭素又はヨウ素の意味を有する)。
【請求項15】
一般式(I)の化合物を製造するための方法における、次の一般式(V)の中間体の製造方法であって、
次の式(II)のケトンを、LDA又は(L)若しくは(D)−プロリン触媒作用の使用の下、アザジカルボキシレートと、次の式(III)の化合物に反応させるステップ:
【化3】

式(III)の化合物を、式R6−Metのグリニャール、有機−リチウム−又は有機−インジウム試薬とさらに反応させ、次の式(IV)を生じさせるステップ:
【化4】

続いて、式(IV)の化合物を接触水素化させ、次の式(V)の化合物を生じさせるステップ:
【化5】

(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、請求項1に示される意味を有し、
Metは、Mg−Hal、Li、InR6Hal又はInHal2の意味を有し、
Halは、塩素、臭素又はヨウ素の意味を有し、そして
COCbzは、カルボキシベンジル基の意味を有する)
を特徴とする前記方法。
【請求項16】
次の一般式(I)の化合物の製造方法であって;
次の一般式(VII)のイミンを、触媒として、低原子価遷移金属塩を用いることにより、次の式(VIII)のケトンと反応させるステップ:
を特徴とする前記方法:
【化6】

(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、請求項1に示される意味を有する)。
【請求項17】
一般式(I)の化合物の製造方法における、一般式(VII)の中間体の製造方法であって;
次の一般式(VI)のベンズアルデヒドを、式R4−NH2のアミンと、次の一般式(VII)に反応させるステップ;
を特徴とする前記方法:
【化7】

(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、請求項1に示される意味を有する)。
【請求項18】
次の一般式(I*)の化合物の製造方法であって;
次の一般式(X)のエポキシドを、次の一般式R6’−Met’の化合物と反応させるステップ;
を特徴とする前記方法:
【化8】

(式中、R1、R2、R3、R4及びR5は、請求項1に示される意味を有し、そして
基R6’は、
水素、
−(C1〜C9)−アルキル(所望により一部又は完全にハロゲン化されていてもよい)
−(C2〜C9)−アルケニル、
−(C2〜C9)−アルキニル、
−(C1〜C7)アルキル(C3〜C7)シクロアルキル、
−(C2〜C7)アルケニル(C3〜C7)シクロアルキル、
−(C1〜C7)アルキルヘテロシクリル、
−(C2〜C7)−アルケニルヘテロシクリル、
−(C1〜C7)アルキル−R9
−(C2〜C7)アルケニル−R9
−(C2〜C7)アルキニル−R9
−S−(C1〜C10)−アルキル、
−S−R9
−SO2−R9
−R9
−(CH2n-1−R9
−SO2−(C1〜C10)−アルキル、
−(CH2n-1−CN、
−(CH2n-1−Hal(式中、Halは、F、Cl又はIを意味する)、
−O−(C1〜C10)−アルキル、
−(CH2n-1−NR78
−O−R9
から選択される基を意味し、
7、R8、R9及びnは、請求項1に示される意味を有し、そして
Met’は、アルキルクプラート、ビニルクプラート、チオール、アリルシラン、ビニルシラン、ビニルスタンナン又はグリニャール化合物の意味を有する)。
【請求項19】
一般式(I*)の化合物の製造方法における、次の一般式(X)の中間体の製造方法であって;
次の一般式(VII)のイミンを、−80℃未満の温度で、有機リチウム(R10−Li)化合物と反応する次の式(IX)のエポキシドと反応させ、次の式(X)のエポキシドを生成させるステップ;
を特徴とする前記方法:
【化9】

(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、請求項1に示される意味を有し、そして
10は、C1〜C4−アルキル基の意味を有する)。
【請求項20】
次の一般式(I)の化合物の製造方法であって;
次の式(XII)のα−ケト−リン酸エステルを、α−ヒドロキシケトンに開裂させるステップ;そして
チタネート及び酢酸の存在下で、イミンと縮合させるステップ;続いて
次の式(I)の化合物を供給する触媒条件の下でナトリウムボロハイドレート又は水素により還元するステップ;
を特徴とする前記方法:
【化10】

(式中、R1、R2、R3、R4及びR5は、請求項1に示される意味を有する)。
【請求項21】
一般式(I)の化合物の製造方法における、次の一般式(XII)の中間体の製造方法であって;
α−ケトホスホネート(XI)を、シアニド触媒作用の存在下で、次の式(VIII)のケトンと、次のα−ケト−リン酸エステル(XII)に縮合させるステップ;
を特徴とする前記方法:
【化11】

(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、請求項1に示される意味を有する)。
【請求項22】
次の一般式(V)、一般式(VII)、一般式(X)及び一般式(XII)の化合物:
【化12】

(式中、
1及びR2は、お互いに独立して、水素原子、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、所望により置換されている(C1〜C10)−アルキル基、所望により置換されている(C1〜C10)−アルコキシ基、(C1〜C10)−アルキルチオ基、(C1〜C5)−パーフルオロアルキル基、シアノ基、ニトロ基を意味するか、又はR1及びR2が一緒になって、基−O−(CH2p−O−、−O−(CH2P−CH2−、−O−CH=CH−、−(CH2p+2−、−NH−(CH2P+1−、−N(C1〜C3−アルキル)−(CH2p+1−及び−NH−N=CH−から選択される基(式中、p=1又は2であり、そして末端酸素原子及び/又は炭素原子及び/又は窒素原子は、直接隣接する環−炭素原子に連結され)を意味し、又はNR78(式中、R7及びR8は、お互いに独立して、水素、C1〜C5−アルキル又は(CO)−(C1〜C5)−アルキルを意味する)であり、
3は、水素原子、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、所望により置換されている(C1〜C10)−アルキル基、(C1〜C10)−アルコキシ基、(C1〜C10)−アルキルチオ基、又は(C1〜C5)−パーフルオロアルキル基を意味し、
4は、単環式環系若しくは二環式環系、芳香環系、部分芳香環系、又は非芳香環系(1〜4個の窒素原子、1〜2個の酸素原子及び/又は1〜2個の硫黄原子を所望により含む)を意味し、そして基カルボニル、ハロゲン、ヒドロキシ、又は(C1〜C5)−アルキル(1〜3個のヒドロキシ基、1〜3個の(C1〜C5)アルコキシ基及び/又は1〜3個のCOOR6基により所望により置換されていてもよい)、(C1〜C5)アルコキシ、(C1〜C5)−アルキルチオ、(C1〜C5)−パーフルオロアルキル、シアノ、ニトロから選択される基により、1箇所又は2箇所以上の位置において、所望により置換され、又は2つの置換基が一緒になって、基−O−(CH2P−O−、−O−(CH2P−CH2−、−O−CH=CH−、−(CH2p+2−、−NH−(CH2P+1−、−N(C1〜C3−アルキル)−(CH2P+1−、及び−NH−N=CH−から選択される基(式中、p=1又は2であり、そして末端酸素原子及び/又は炭素原子及び/又は窒素原子は、直接隣接する環−炭素原子に連結されている)を形成し、
NR78、ここで、R7及びR8は、お互いに独立して、水素、C1〜C5−アルキル又は(CO)−C1〜C5−アルキルであることができ、
(CO)NR1112、ここで、R11及びR12は、お互いに独立して、水素又はC1〜C5−アルキル基、又は(C1〜C5−アルキレン)−O−(CO)−(C1〜C5)アルキル基であり、
5は、一部又は完全フッ素化C1〜C3−アルキル基を意味し、
6は下記;
−(C1〜C10)−アルキル(所望により、一部又は完全にハロゲン化されていることができる)
−(C2〜C10)−アルケニル、
−(C2〜C10)−アルキニル、
−(C1〜C8)アルキル(C3〜C7)シクロアルキル、
−(C2〜C8)アルケニル(C3〜C7)シクロアルキル、
−(C1〜C8)アルキルヘテロシクリル、
−(C2〜C8)−アルケニルヘテロシクリル、
−R9
−(C1〜C8)アルキル−R9
−(C2〜C8)アルケニル−R9
−(C2〜C8)アルキニル−R9
−CH2−S−(C1〜C10)−アルキル、
−CH2−S−R9
−CH2−SO2−R9
−(CH2n−R9
−CH2−SO2−(C1〜C10)−アルキル、
−(CH2n−CN、
−(CH2n−Hal(式中、Halは、F、Cl又はIを意味する)、
−CH2−O−(C1〜C10)−アルキル、
−(CH2n−NR78(式中、R7、R8は、上述の意味を有する)
−CH2−O−R9
から選択される基を意味するが、ただし
−CH2−CH(CH32、−CH=C(CH32又は−CH2−C(CH3)=CH2を除き、
ここで、R9は、アリール(1〜3個のアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ又はC1〜C5−アルコキシ基で所望により置換されていてもよい)又はヘテロアリール基(ここで、当該ヘテロアリール基は、1〜3個のヘテロ原子(1〜3個のアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ又はC1〜C5−アルコキシ基で所望により置換されていてもよい)を含むことができる)を意味し、
nは、1、2、3、4、5から選択される整数である)。
【請求項23】
請求項22に記載の一般式(V)の化合物:
【化13】

(式中、
1、R2、R3の少なくとも1つが、メトキシ、ヒドロキシ、フルオロ、クロロ、メチルから選択されるか、又はR1及びR2が一緒になって、基−O−CH2−O−、−CH2−CH2−O−又は−CH2−C(CH32−O−(それらが結合しているフェニル基と一緒になって、5員環を形成する)を意味し、
5が−CF3であり、
6が、ベンジル、プロピル、クロロメチル、ブロモメチル、エチルスルファニルメチル、(イミダゾル−2−イル)−スルファニルメチル、(イミダゾル−2−イル)−スルホニルメチル、1,2,4−トリアゾル−3−イルスルファニルメチル、(1−メチル−イミダゾル−2−イル)−スルファニルメチル、(1H−イミダゾル−2−イル)−スルファニルメチル、ピリミジン−2−イル−スルファニルメチル、2−プロピルスルファニルメチル、シアノメチル、メチルスルファニルメチル、ジメチルアミノメチル、エトキシメチル、ヒドロキシメチル、エトキシメチルから選択される)。
【請求項24】
請求項22に記載の一般式(VII)の化合物:
【化14】

(式中、
1、R2、R3の少なくとも1つが、メトキシ、ヒドロキシ、フルオロ、クロロ、メチルから選択されるか、又はR1及びR2が一緒になって、基−O−CH2−O−、−CH2−CH2−O−又は−CH2−C(CH32−O−(それらが結合しているフェニル基と一緒になって、5員環を形成する)を意味し、
4が、キノリン−5−イル、フタラジニル、キナゾリニル(カルボニル、メチル又はフッ素により、1回又は2回、独立して、所望により置換されていてもよい)から選択される)。
【請求項25】
請求項22に記載の一般式(X)の化合物:
【化15】

(式中、
1、R2、R3の少なくとも1つは、メトキシ、ヒドロキシ、フルオロ、クロロ、メチルから選択されるか、又はR1及びR2が一緒になって、基−O−CH2−O−、−CH2−CH2−O−又は−CH2−C(CH32−O−(それらが結合しているフェニル基と一緒になって、5員環を形成する)を意味し、
4が、キノリン−5−イル、フタラジニル、キナゾリニル(カルボニル、メチル又はフッ素により、1回又は2回、独立して、所望により置換されていてもよい)から選択され、
5が−CF3である)。
【請求項26】
請求項22に記載の一般式(XII)の化合物:
【化16】

(式中、
1、R2、R3の少なくとも1つが、メトキシ、ヒドロキシ、フルオロ、クロロ、メチルから選択されるか、又はR1及びR2が一緒になって、基−O−CH2−O−、−CH2−CH2−O−又は−CH2−C(CH32−O−(それらが結合しているフェニル基と一緒になって、5員環を形成する)を意味し、
5が−CF3であり、
6が、ベンジル、プロピル、クロロメチル、ブロモメチル、エチルスルファニルメチル、(イミダゾル−2−イル)−スルファニルメチル、(イミダゾル−2−イル)−スルホニルメチル、1,2,4−トリアゾル−3−イルスルファニルメチル、(1−メチル−イミダゾル−2−イル)−スルファニルメチル、(1H−イミダゾル−2−イル)−スルファニルメチル、ピリミジン−2−イル−スルファニルメチル、2−プロピルスルファニルメチル、シアノメチル、メチルスルファニルメチル、ジメチルアミノメチル、エトキシメチル、ヒドロキシメチル、エトキシメチルから選択される)。
【請求項27】
一般式(I)の化合物を製造するための、請求項22〜26のいずれか一項に記載の一般式(V)、一般式(VII)、一般式(X)、一般式(XII)の化合物の使用。

【公表番号】特表2009−544593(P2009−544593A)
【公表日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−519875(P2009−519875)
【出願日】平成19年7月16日(2007.7.16)
【国際出願番号】PCT/EP2007/006472
【国際公開番号】WO2008/006627
【国際公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願人】(300049958)バイエル・シエーリング・ファーマ アクチエンゲゼルシャフト (357)
【出願人】(502377512)アストラゼネカ アクティエボラーグ (2)
【Fターム(参考)】