説明

事務機用転がり軸受及びその製造方法

【課題】安価であるとともに、優れた耐食性及び導電性を有する事務機用転がり軸受を提供する。
【解決手段】事務機用転がり軸受1は、内輪2と、外輪3と、内輪2及び外輪3の間に転動自在に配された複数の転動体4と、を備える。そして、内輪2及び外輪3の少なくとも一方は、その表面の少なくとも一部に、亜鉛粉末及びスズ粉末の少なくとも一方からなる投射材14の投射により形成された金属被膜5を備えている。投射を行う際には、多数の軌道輪10をバレルかご11に収容し、バレルかご11の中心軸を回転軸としてバレルかご11を回転させながら、噴射ノズル16の噴出口から投射材14を軌道輪10に吹き付けて、軌道輪10に投射材14からなる金属被膜を被覆する。そして、金属被膜が被覆された軌道輪10と転動体等の他の軸受部品とを組み立てて転がり軸受とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機,プリンタ等のような事務機に使用される転がり軸受及びその製造方法に係り、特に、事務機における光学部,給紙部,現像部,定着部,排紙部等の回転部の支持に好適な転がり軸受及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機等の事務機に使用される軸受には、耐食性及び導電性が求められる。その詳細は以下の通りである。
事務機に使用される軸受は、トナーを定着させる等の目的から高温高湿な環境で使用されるので、このような環境に対する耐食性が要求される。従来は、防錆油を軸受表面に塗付することによって耐食性を確保しており、防錆油としては錆の発生を防止する効果を有する合成炭化水素系オイル,鉱油等が使用される。このような方法は、軸受鋼を使用した従来の軸受においては一般的に採用される防錆技術である。
【0003】
また、複写機は、回転する感光ドラムを帯電させ、文字や画像の部分以外については軸部材側に除電した後、文字や画像の部分にトナーを吸着させ、さらに、そのトナーを紙に転写して現像を行っている。文字や画像を安定させるためには、前述したような感光ドラムの帯電及び除電が確実に行われる必要があるので、感光ドラムを支持する軸受には導電性が要求される。
【0004】
軸受に導電性を付与するために、従来は軸受を支持する軸部材と感光ドラムとをブラシを使用して通電させる方法が採用されていたが、この方法は製造コストが高いため、近年においては導電性グリースを用いて軸受転動部を通電し、外輪から通電及び除電する方法が採用されている。すなわち、軸受に導電性を付与するためには、従来にあっては導電性グリースが不可欠とされている。
【0005】
一方、事務機の軽量化及びコスト低減のため、軸受支持部に高分子材料を使用する場合が増加している。すなわち、事務機に使用される軸受支持部(感光ドラム,定着ローラなど)、特に外輪が固定されるハウジング部が高分子材料で構成される場合が増加している。使用される高分子材料としては、ポリスチレン(PS)、靱性を向上させるためにエチレンを共重合させたハイインパクトポリスチレン(HIPS)、外的環境に強いポリオキシメチレン(POM)、ポリカーボネート(PC)等があげられる。
【特許文献1】特開2002−139052号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述したように、軸受に耐食性を付与するためには従来においては防錆油の使用が不可欠であったが、防錆油は高分子材料の強度を低下させる作用を有するため(以降はケミカルアタックと称す)、連続した応力が負荷されると高分子材料製の軸受支持部が破壊するおそれがあった。これは高分子を構成するドメイン中に防錆油が侵入し、材料強度が低下することに起因する。
【0007】
また、防錆油を除去した軸受では耐食性が低下し、早期に錆が発生する問題点があった。防錆油を使用しない方法として、軸受鋼に代えて耐食性に優れるステンレス鋼を使用する方法があるが、加工の効率が低下する、製造コストが上昇し市場での競争力が低下するという問題点があった。
そこで、本発明は上記のような従来技術が有する問題点を解決し、安価であるとともに、優れた耐食性及び導電性を有する事務機用転がり軸受を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、本発明は次のような構成からなる。すなわち、本発明に係る請求項1の事務機用転がり軸受は、内輪と、外輪と、前記内輪及び前記外輪の間に転動自在に配された複数の転動体と、を備える事務機用転がり軸受において、前記内輪及び前記外輪の少なくとも一方は、その表面の少なくとも一部に、亜鉛粉末及びスズ粉末の少なくとも一方からなる投射材の投射により形成された金属被膜を備えていることを特徴とする。
【0009】
この金属被膜は耐食性及び導電性を有しているため、事務機用転がり軸受は優れた耐食性及び導電性を有している。耐食性が優れていることから、事務機用転がり軸受は防錆油等の油性成分を使用しなくても発錆が生じにくい。
ここで、金属被膜により優れた耐食性が付与される理由について説明する。内輪,外輪を構成する金属材料(以降は母材と記すこともある)の主成分である鉄よりも卑な金属である亜鉛からなる被膜を表面に被覆すれば、錆が発生しやすいような環境下でも亜鉛が優先的に溶け出すので(自己犠牲型防錆作用)、母材の鉄が溶出して錆となることが抑制される。また、母材の主成分である鉄よりも貴な金属であり錆びにくいスズからなる被膜を表面に被覆すれば、スズにより母材が保護されて発錆が抑制される。
【0010】
さらに、高価なステンレス鋼を母材として使用する必要がないことに加えて、投射は金属被膜を安価に形成できるので、この事務機用転がり軸受は安価である。
また、本発明に係る請求項2の事務機用転がり軸受の製造方法は、軌道輪の表面の少なくとも一部に、亜鉛粉末及びスズ粉末の少なくとも一方からなる投射材の投射により形成された金属被膜を備える事務機用転がり軸受を製造する方法であって、軌道輪を投射用容器に収容し、該投射用容器の中心軸を回転軸として該投射用容器を回転させながら、前記投射材を前記軌道輪に吹き付けて、前記軌道輪に前記金属被膜を被覆する投射工程と、前記金属被膜が被覆された前記軌道輪と転動体等の他の軸受部品とを組み立てて転がり軸受とする組み立て工程と、を備えることを特徴とする。
【0011】
このような製造方法は、一度に多数の軌道輪に投射を行うことができるので、軌道輪一つ一つに投射を行う場合と比較して作業効率が大幅に高い。よって、優れた耐食性及び導電性を有する事務機用転がり軸受を、安価に製造することができる。
さらに、本発明に係る請求項3の事務機用転がり軸受の製造方法は、軌道輪の表面の少なくとも一部に、亜鉛粉末及びスズ粉末の少なくとも一方からなる投射材の投射により形成された金属被膜を備える事務機用転がり軸受を製造する方法であって、組み立てた転がり軸受を投射用容器に収容し、該投射用容器の中心軸を回転軸として該投射用容器を回転させながら、前記投射材を前記転がり軸受に吹き付けて、前記転がり軸受の軌道輪に前記金属被膜を被覆する投射工程を備えることを特徴とする。
【0012】
このような製造方法であれば、多数の転がり軸受を組み立てた状態で一度に処理することができる。また、各軸受部品に個別に投射を行う場合と比べて、投射後の部品点数が少ないので、小ロットで多品種に対応する場合に管理費を少なくすることができ、転がり軸受の低コスト化が可能である。
さらに、本発明に係る請求項4の事務機用転がり軸受の製造方法は、請求項2又は請求項3に記載の事務機用転がり軸受の製造方法において、前記投射用容器は、多数の貫通孔を有する籠状容器であることを特徴とする。
【0013】
このような製造方法であれば、噴射された投射材のうち金属被膜の形成に使用されなかった余剰分が、貫通孔から投射用容器の外部に排出される。よって、外部に排出された投射材を、投射に再利用することができる。また、投射材とともに噴射された気体も、貫通孔を通って外部に排出されるので、投射が円滑且つ効率良く行われる。
さらに、本発明に係る請求項5の事務機用転がり軸受の製造方法は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の事務機用転がり軸受の製造方法において、前記投射用容器は、前記中心軸に垂直な平面で破断した断面が5角以上の多角形又は円形であることを特徴とする。
【0014】
このような製造方法であれば、軌道輪や転がり軸受が投射用容器の中で回転しやすいので、収容されている全てのものに対して均一にムラ無く投射を行うことができる。
さらに、本発明に係る請求項6の事務機用転がり軸受の製造方法は、請求項2〜5のいずれか一項に記載の事務機用転がり軸受の製造方法において、前記投射用容器は、前記投射材の噴出口を挿入するための開口部が円形であることを特徴とする。
【0015】
このような製造方法であれば、投射材の噴出口と投射用容器の開口部との干渉が生じにくい。また、軌道輪や転がり軸受は軽量であるので、投射材の吹き付けにより投射用容器の開口部から外部に放出されるおそれがあるが、この開口部を小さくすると、前記放出を防止することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の事務機用転がり軸受は、安価であるとともに、耐食性及び導電性に優れた転がり軸受である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明に係る事務機用転がり軸受の実施の形態を、図1の断面図を参照しながら詳細に説明する。
図1の事務機用転がり軸受1は、内輪2と外輪3との間に複数の転動体(玉)4が転動自在に介装されて構成されている。そして、内輪2の内径部が軸部材6に固定され、且つ、外輪3の外径部が回転ドラムの軸受支持部7に固定されることにより、該回転ドラムの軸受支持部7を回転可能に支持している。
【0018】
また、内輪2及び外輪3の少なくとも一方は、その表面の少なくとも一部に、亜鉛粉末及びスズ粉末の少なくとも一方からなる投射材の投射により形成された金属被膜5が形成されている。金属被膜5が形成される部位は特に限定されるものではないが、図1のように、軸部材6や軸受支持部7と接触する内輪2の内径面及び外輪3の外径面を含む表面のほぼ全体が好ましい。
【0019】
投射材として亜鉛粉末を使用した場合は、内輪2,外輪3の母材の主成分である鉄よりも卑な金属である亜鉛の被膜が表面に形成され、錆が発生しやすいような環境下(例えば高温高湿下)でも亜鉛が優先的に溶け出すので、母材の鉄が溶出して錆となることが抑制される。スズ粉末を使用した場合は、母材の主成分である鉄よりも貴な金属であり錆びにくいスズの被膜が表面に形成され、スズにより母材が保護されて発錆が抑制される。なお、投射材として亜鉛粉末とスズ粉末の両方を使用してもよい。
【0020】
よって、このような事務機用転がり軸受1は、優れた導電性を有するとともに、防錆油を塗布しなくても発錆が生じにくい。また、防錆油を使用する必要がないので、軸受支持部7等の事務機用転がり軸受1の周辺に配された部材が、軽量化等の目的で高分子材料で構成されていても、防錆油によるケミカルアタックの問題が生じることがない。
さらに、亜鉛粉末,スズ粉末の投射により金属被膜5を形成する防錆方法は、金属被膜5の形成過程において水素が発生することがないので、母材である鋼の水素脆化が生じるおそれがない。さらに、亜鉛粉末,スズ粉末の投射は金属被膜5を安価に形成することができるとともに、このような金属被膜5で被覆されていれば高価なステンレス鋼を母材として使用する必要がないので、事務機用転がり軸受1が安価である。
【0021】
この金属被膜5の厚さは、0.5μm以上5μm以下であることが好ましい。0.5μm未満であると、十分且つ持続的な防錆作用が得られないおそれがある。一方、5μm超過であると、軸受隙間が小さくなりすぎるおそれがある。
また、金属被膜5は、亜鉛粉末の投射に続いてスズ粉末を投射することにより形成されたものでもよい。このような投射によれば、亜鉛とスズの両方を含有する金属被膜が形成されるので、スズにより母材が保護されることに加えて、亜鉛が早期に溶出することが抑制され、防錆効果が長期にわたって維持される。亜鉛粉末を投射すると亜鉛被膜が形成されるが、そこにスズ粉末を投射すると、亜鉛スズ合金層の上にスズを主成分とする層が積層されてなる金属被膜が形成される。なお、亜鉛粉末とスズ粉末の混合粉末を投射すれば、亜鉛スズ合金からなる金属被膜を形成することが可能である。
【0022】
次に、投射の方法について、図2,3を参照しながら説明する。まず、投射に用いるショットピーニング装置の構造について説明する。このショットピーニング装置は、投射を施すワークを収容するバレルかご11(本発明の構成要件である投射用容器に相当する)と、投射材14を噴射する噴射部12とからなる。図3から分かるように、バレルかご11は多数の貫通孔を有する籠状容器であるとともに、中心軸を回転軸として回転可能となっている。このバレルかご11の形状は特に限定されるものではないが、中心軸に垂直な平面で破断した断面が5角以上の多角形又は円形であることが好ましい。例えば、図3の(a)のような5角形、(b)のような8角形、(c)のような円形が好ましい。
【0023】
また、噴射部12は、投射材14を収容する投射材タンク15と、圧縮空気とともに投射材14を噴射する噴出口を備える噴射ノズル16と、を備えている。
投射を行う際には、溶剤で脱脂洗浄した軌道輪10(内輪,外輪)の多数をバレルかご11に入れ、噴射ノズル16をバレルかご11の開口部11aから内部に挿入し、噴射ノズル16の噴出口を軌道輪10に向ける。そして、バレルかご11の中心軸を回転軸としてバレルかご11を回転させながら、投射材14を軌道輪10に吹き付けて、軌道輪10に投射材14からなる金属被膜を被覆する。
【0024】
吹き付けられた投射材14のうち金属被膜の形成に使用されなかった余剰分は、貫通孔からバレルかご11の外部に排出されるので、排出された投射材14は投射材タンク15に戻されて投射に再利用される。
投射材14である金属粉末としては、平均粒径45μm(JIS R6001の規定による)の亜鉛粉末やスズ粉末を使用し、噴射圧力は0.196〜0.882MPa、噴射時間は10〜20minとした。また、1回の処理に用いるワークの質量は1〜20kgとした。
【0025】
バレルかご11の開口部11aの形状は特に限定されるものではないが、バレルかご11の回転時に噴射ノズル16との干渉が生じにくくするためには、図3のように、開口部11aは円形であることが好ましい。また、軌道輪10等のワークは軽量であることが多く、投射材14の吹き付けによりバレルかご11の開口部11aから外部に放出されるおそれがあるので、開口部11aの大きさは、噴射ノズル16との干渉が生じないようにしつつ、できるだけ小さくすることが好ましい。
【0026】
軌道輪10に金属被膜を被覆したら、バレルかご11から軌道輪10を取り出し、転動体,保持器,シール等の他の軸受部品と組み立てて転がり軸受とする。このようにして転がり軸受を製造すれば、一度に多数の軌道輪に投射を行うことができるので、軌道輪一つ一つに投射を行う場合と比較して作業効率が大幅に高い。よって、優れた耐食性及び導電性を有する事務機用転がり軸受を、安価に製造することができる。
【0027】
なお、本実施形態においては、軌道輪をバレルかご11に収容して投射を行ったが、組み立てられた転がり軸受をバレルかご11に収容し、前述と同様に投射を行ってもよい。この場合には、金属被膜は、軸部材6や軸受支持部7と接触する内輪2の内径面及び外輪3の外径面と、内輪2及び外輪3の側面とに形成され、内輪2の外周面及び外輪3の内周面にはほとんど形成されない。このようにして転がり軸受を製造すれば、多数の転がり軸受を組み立てた状態で一度に処理することができる。また、各軸受部品に個別に投射を行う場合と比べて、投射後の部品点数が少ないので、小ロットで多品種に対応する場合に管理費を少なくすることができ、転がり軸受の低コスト化が可能である。
【0028】
また、本実施形態においては、事務機用転がり軸受の例として深溝玉軸受をあげて説明したが、転がり軸受の種類は深溝玉軸受に限定されるものではなく、本発明は様々な種類の転がり軸受に対して適用することが可能である。例えば、アンギュラ玉軸受,自動調心玉軸受,針状ころ軸受,円筒ころ軸受,円すいころ軸受,自動調心ころ軸受等のラジアル形の転がり軸受や、スラスト玉軸受,スラストころ軸受等のスラスト形の転がり軸受である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明に係る事務機用転がり軸受の一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】ショットピーニング装置の構造を説明する図である。
【図3】バレルかごの形状を説明する図である。
【符号の説明】
【0030】
1 事務機用転がり軸受
2 内輪
3 外輪
4 転動体
5 金属被膜
10 軌道輪
11 バレルかご
11a 開口部
14 投射材
16 噴射ノズル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内輪と、外輪と、前記内輪及び前記外輪の間に転動自在に配された複数の転動体と、を備える事務機用転がり軸受において、前記内輪及び前記外輪の少なくとも一方は、その表面の少なくとも一部に、亜鉛粉末及びスズ粉末の少なくとも一方からなる投射材の投射により形成された金属被膜を備えていることを特徴とする事務機用転がり軸受。
【請求項2】
軌道輪の表面の少なくとも一部に、亜鉛粉末及びスズ粉末の少なくとも一方からなる投射材の投射により形成された金属被膜を備える事務機用転がり軸受を製造する方法であって、
軌道輪を投射用容器に収容し、該投射用容器の中心軸を回転軸として該投射用容器を回転させながら、前記投射材を前記軌道輪に吹き付けて、前記軌道輪に前記金属被膜を被覆する投射工程と、
前記金属被膜が被覆された前記軌道輪と転動体等の他の軸受部品とを組み立てて転がり軸受とする組み立て工程と、
を備えることを特徴とする事務機用転がり軸受の製造方法。
【請求項3】
軌道輪の表面の少なくとも一部に、亜鉛粉末及びスズ粉末の少なくとも一方からなる投射材の投射により形成された金属被膜を備える事務機用転がり軸受を製造する方法であって、
組み立てた転がり軸受を投射用容器に収容し、該投射用容器の中心軸を回転軸として該投射用容器を回転させながら、前記投射材を前記転がり軸受に吹き付けて、前記転がり軸受の軌道輪に前記金属被膜を被覆する投射工程を備えることを特徴とする事務機用転がり軸受の製造方法。
【請求項4】
前記投射用容器は、多数の貫通孔を有する籠状容器であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の事務機用転がり軸受の製造方法。
【請求項5】
前記投射用容器は、前記中心軸に垂直な平面で破断した断面が5角以上の多角形又は円形であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の事務機用転がり軸受の製造方法。
【請求項6】
前記投射用容器は、前記投射材の噴出口を挿入するための開口部が円形であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の事務機用転がり軸受の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−256085(P2008−256085A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−98653(P2007−98653)
【出願日】平成19年4月4日(2007.4.4)
【出願人】(000004204)日本精工株式会社 (8,378)
【Fターム(参考)】