説明

内臓痛を治療するためのインドール化合物および方法

本発明は、処置を必要とする患者に対して、治療上有効量の式(I)のインドール化合物またはそれの製薬上許容される塩もしくはプロドラッグを投与することによる、一酸化窒素シンターゼ(NOS)の作用またはセロトニン5HT1D/1B受容体の作用によって生じる哺乳動物での内臓痛または状態の治療方法を特徴とする。本発明の方法はさらに、別の薬剤の投与を含んでいても良い。本発明は、式(I)の新規な化合物、それの医薬組成物およびエナンチオマー混合物の分割方法をも特徴とする。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
処置を必要とする患者に対して、治療上有効量の下記式(I)を有する化合物または該化合物の製薬上許容される塩もしくはプロドラッグを投与することを含む、内臓痛の治療方法。
【化1】

[式中、
は、H、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC1−4アルカリール、置換されていても良いC1−4アルク複素環または置換されていても良いC3−8シクロアルキルであり;
およびRのそれぞれは独立に、H、Hal、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC6−10アリール、置換されていても良いC1−4アルカリール、置換されていても良いC2−9架橋複素環、置換されていても良いC1−4架橋アルク複素環、置換されていても良いC2−9複素環または置換されていても良いC1−4アルク複素環であり;
およびRのそれぞれは独立に、H、F、C1−6アルキルまたはC1−6アルコキシであり;
はH、R5AC(NH)NH(CHr5またはR5BNHC(S)NH(CHr5であり、r5は0から2の整数であり、R5Aは置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC6−10アリール、置換されていても良いC1−4アルカリール、置換されていても良いC2−9複素環、置換されていても良いC1−4アルク複素環、置換されていても良いC1−6チオアルコキシ、置換されていても良いC1−4チオアルカリール、置換されていても良いアリーロイルまたは置換されていても良いC1−4チオアルク複素環であり;R5Bは置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC6−10アリール、置換されていても良いC1−4アルカリール、置換されていても良いC2−9複素環、置換されていても良いC1−4アルク複素環、置換されていても良いC1−6チオアルコキシ、置換されていても良いC1−4チオアルカリールまたは置換されていても良いアリーロイルであり;
は、H、F、R6AC(NH)NH(CHr6またはR6BNHC(S)NH(CHr6であり、r6は0から2の整数であり、R6Aは置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC6−10アリール、置換されていても良いC1−4アルカリール、置換されていても良いC2−9複素環、置換されていても良いC1−4アルク複素環、置換されていても良いC1−6チオアルコキシ、置換されていても良いC1−4チオアルカリール、置換されていても良いアリーロイルまたは置換されていても良いC1−4チオアルク複素環であり;R6Bは置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC6−10アリール、置換されていても良いC1−4アルカリール、置換されていても良いC2−9複素環、置換されていても良いC1−4アルク複素環、置換されていても良いC1−6チオアルコキシ、置換されていても良いC1−4チオアルカリールまたは置換されていても良いアリーロイルである。]
【請求項2】
がHである請求項1に記載の方法。
【請求項3】
がH、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC1−4アルカリールまたは置換されていても良いC1−4アルク複素環である請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記内臓痛が、過敏性腸症候群、炎症性腸症候群、膵炎、憩室炎、クローン病、腹膜炎、心外膜炎、肝炎、虫垂炎、結腸炎、胆嚢炎、胃腸炎、子宮内膜症、月経困難症、間質性膀胱炎、前立腺炎、胸膜炎、上部消化管消化不良、腎疝痛または胆石疝痛に続発するものである請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記内臓痛が腫瘍、感染または損傷から生じるものである請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記内臓痛が炎症性である請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記内臓痛が非炎症性である請求項1に記載の方法。
【請求項8】
5Aが、メチル、フルオロメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、チオメトキシ、チオエトキシ、チオ−n−プロピロキシ、チオ−i−プロピロキシ、チオ−n−ブチロキシ、チオ−i−ブチロキシ、チオ−t−ブチロキシ、フェニル、ベンジル、2−チエニル、3−チエニル、2−フラニル、3−フラニル、2−オキサゾール、4−オキサゾール、5−オキサゾール、2−チアゾール、4−チアゾール、5−チアゾール、2−イソオキサゾール、3−イソオキサゾール、4−イソオキサゾール、2−イソチアゾール、3−イソチアゾールおよび4−イソチアゾールである請求項1に記載の方法。
【請求項9】
、RおよびRのうちの1以上がH以外である請求項1に記載の方法。
【請求項10】
が(CHm1であり、Xが、
【化2】

からなる群から選択され;
1AおよびR1Bのそれぞれが独立に、H、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC3−8シクロアルキル、置換されていても良いC6−10アリール、置換されていても良いC1−4アルカリール、C2−9複素環または置換されていても良いC1−4アルク複素環であり;
1CおよびR1Dのそれぞれが独立に、H、F、OH、CO1EまたはNR1F1Gであり、R1E、R1FおよびR1Gのそれぞれが独立に、H、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC3−8シクロアルキル、置換されていても良いC6−10アリール、置換されていても良いC1−4アルカリール、C2−9複素環または置換されていても良いC1−4アルク複素環であるか、R1CとR1Dが、それらが結合している炭素と一体となってC=Oであり;
が、NR1H、NC(O)R1H、NC(O)OR1H、NC(O)NHR1H、NC(S)R1H、NC(S)NHR1H、NS(O)1H、O、S、S(O)またはS(O)であり、R1HはH、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC3−8シクロアルキル、置換されていても良いC6−10アリール、置換されていても良いC1−4アルカリール、C2−9複素環または置換されていても良いC1−4アルク複素環であり;
m1が0から6の整数であり;
n1が1から4の整数であり;
p1が0から2の整数であり;
q1が0から5の整数である請求項1に記載の方法。
【請求項11】

【化3】

である場合、X
【化4】

から選択される請求項10に記載の方法。
【請求項12】
が(CHであり、Xが、
【化5】

からなる群から選択され:
2AおよびR2Bのそれぞれが独立に、H、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC3−8シクロアルキル、置換されていても良いC6−10アリール、置換されていても良いC1−4アルカリール、C2−9複素環または置換されていても良いC1−4アルク複素環であり;
2CおよびR2Dのそれぞれが独立に、H、F、OH、CO2EまたはNR2F2Gであり、R2E、R2FおよびR2Gのそれぞれは独立に、H、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC3−8シクロアルキル、置換されていても良いC6−10アリール、置換されていても良いC1−4アルカリール、C2−9複素環または置換されていても良いC1−4アルク複素環であるか、R2CとR2Dが、それらが結合している炭素と一体となって、C=Oであり;
が、NR2H、NC(O)R2H、NC(O)OR2H、NC(O)NHR2H、NC(S)R2H、NC(S)NHR2H、NS(O)2H、O、S、S(O)またはS(O)であり、R2HはH、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC3−8シクロアルキル、置換されていても良いC6−10アリール、置換されていても良いC1−4アルカリール、C2−9複素環または置換されていても良いC1−4アルク複素環であり;
m2が0から6の整数であり;
n2が1から4の整数であり;
p2が0から2の整数であり;
q2が0から5の整数である請求項1に記載の方法。
【請求項13】

【化6】

である場合、Xが、
【化7】

から選択される請求項12に記載の方法。
【請求項14】
が、(CHであり、X
【化8】

からなる群から選択され、
3AおよびR3Bのそれぞれが独立に、H、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC3−8シクロアルキル、置換されていても良いC6−10アリール、置換されていても良いC1−4アルカリール、C2−9複素環または置換されていても良いC1−4アルク複素環であり;
3CおよびR3Dのそれぞれが独立に、H、F、OH、CO3EまたはNR3F3Gであり、R3E、R3FおよびR3Gのそれぞれが独立に、H、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC3−8シクロアルキル、置換されていても良いC6−10アリール、置換されていても良いC1−4アルカリール、C2−9複素環または置換されていても良いC1−4アルク複素環であるか、R3CとR3Dが、それらが結合している炭素と一体となってC=Oであり;
が、NR3H、NC(O)R3H、NC(O)OR3H、NC(O)NHR3H、NC(S)R3H、NC(S)NHR3H、NS(O)3H、O、S、S(O)またはS(O)であり、R3HがH、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC3−8シクロアルキル、置換されていても良いC6−10アリール、置換されていても良いC1−4アルカリール、C2−9複素環または置換されていても良いC1−4アルク複素環であり;
m3が0から6の整数であり;
n3が1から4の整数であり;
p3が0から2の整数であり;
q3が0から5の整数である請求項1に記載の方法。
【請求項15】

【化9】

である場合、X
【化10】

から選択される請求項14に記載の方法。
【請求項16】

【化11】

であり、R2J2、R2J3、R2J4、R2J5およびR2J6のそれぞれが独立に、H;C1−6アルキル;OH;C1−6アルコキシ;SH;C1−6チオアルコキシ;ハロ;NO;CN;CF;OCF;NR2Ja2Jb(R2JaおよびR2Jbのそれぞれは独立にHまたはC1−6アルキルである);C(O)R2Jc(R2JcはHまたはC1−6アルキルである);CO2Jd(R2JdはHまたはC1−6アルキルである);テトラゾリル;C(O)NR2Je2Jf(R2JeおよびR2Jfのそれぞれは独立に、HまたはC1−6アルキルである);OC(O)R2Jg(R2JgはC1−6アルキルである);NHC(O)R2Jh(R2JhはHまたはC1−6アルキルである);SOH;S(O)NR2Ji2Jj(R2JiおよびR2Jjのそれぞれは独立に、HまたはC1−6アルキルである);S(O)R2Jk(R2JkはC1−6アルキルである);およびS(O)2Jl(R2JlはC1−6アルキルである)である請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記化合物が、2−エチル−1−(1H−インドール−5−イル)−イソチオ尿素;N−(1H−インドール−5−イル)−チオフェン−2−カルボキシアミジン;N−[1−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1H−インドール−6−イル]−チオフェン−2−カルボキシアミジン;N−{1−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エチル]−1H−インドール−6−イル}−チオフェン−2−カルボキシアミジン;1−[1−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1H−インドール−6−イル]−2−エチル−イソチオ尿素;N−[1−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−1H−インドール−6−イル]−チオフェン−2−カルボキシアミジン;N−(1−フェネチル−1H−インドール−6−イル)−チオフェン−2−カルボキシアミジン;N−[3−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1H−インドール−5−イル]−チオフェン−2−カルボキシアミジン;N−(1−{2−[2−(4−ブロモ−フェニル)−エチルアミノ]−エチル}−1H−インドール−6−イル)−チオフェン−2−カルボキシアミジン;(+)−N−{1−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エチル]−1H−インドール−6−イル}−チオフェン−2−カルボキシアミジン;(−)−N−{1−[2−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−エチル]−1H−インドール−6−イル}−チオフェン−2−カルボキシアミジン;N−[1−(1−メチル−アゼパン−4−イル)−1H−インドール−6−イル]−チオフェン−2−カルボキシアミジン;およびN−[1−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−1H−インドール−6−イル]−チオフェン−2−カルボキシアミジンからなる群から選択される請求項1に記載の方法。
【請求項18】
またはR
【化12】

であり、ZがNRであり、oが0から3の整数であり、pが1から2の整数であり、qが0から2の整数であり、rが0から1の整数であり、sが1から3の整数であり、uが0から1の整数であり、tが3から7(例えば5から7)の整数であり、前記RまたはR置換基が0から6個の炭素−炭素二重結合または0個もしくは1個の炭素−窒素二重結合を含み、RがH、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC3−8シクロアルキル、置換されていても良いC6−10アリール、置換されていても良いC1−4アルカリール、C2−9複素環または置換されていても良いC1−4アルク複素環である請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記化合物が下記式を有する請求項1に記載の方法。
【化13】

[式中、XはOまたはSである。]
【請求項20】
前記化合物が下記のものから選択される請求項1に記載の方法。
【化14】




【請求項21】
前記化合物が下記式を有する請求項1に記載の方法。
【化15】

【請求項22】
前記化合物が下記式を有する請求項1に記載の方法。
【化16】

【請求項23】
前記化合物が下記式を有する請求項1に記載の方法。
【化17】

【請求項24】
前記化合物が下記式を有する請求項1に記載の方法。
【化18】


【請求項25】
前記化合物が下記式を有する請求項1に記載の方法。
【化19】

【請求項26】
5HT1Bまたは5HT1D受容体作働薬を投与することをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項27】
トリプタンを投与することをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記トリプタンがスマトリプタン、リザトリプタン、ナラトリプタン、ゾルミトリプタン、エレトリプタン、アルモトリプタンまたはフロバトリプタンである請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記患者に対して、鎮痛薬、抗鬱薬および抗痙攣薬からなる群から選択される1以上の薬剤を投与することをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項30】
前記内臓痛が、肝臓、腎臓、卵巣、子宮、膀胱、腸、胃、食道、十二指腸、小腸、結腸、脾臓、膵臓、虫垂、心臓または腹膜の疾患に続発する請求項1に記載の方法。
【請求項31】
下記構造を有する化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【化20】

【請求項32】
下記構造を有する化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【化21】

【請求項33】
下記のもの:
【化22】

および製薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項34】
下記のもの:
【化23】

および製薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項35】
下記構造を有する化合物または該化合物の塩。
【化24】

【請求項36】
下記構造を有する化合物または該化合物の塩。
【化25】

【請求項37】
下記構造を有する化合物または該化合物の塩。
【化26】

【請求項38】
下記構造を有する化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【化27】

【請求項39】
下記のもの:
【化28】

および製薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項40】
下記化合物:
【化29】

のエナンチオマーの合成方法であって、
a.3−(1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−インドール−5−アミンをクロルギ酸ベンジルと反応させて(±)ベンジル3−(1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−インドール−5−イルカーバメートを形成する段階;
b.(±)ベンジル3−(1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−インドール−5−イルカーバメートについてキラルHPLCまたはSFC(超臨界流体クロマトグラフィー)を行って、ベンジル3−(1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−インドール−5−イルカーバメートのエナンチオマーを分割する段階;
c.水素化によってベンジル3−(1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−インドール−5−イルカーバメートの一方のエナンチオマーを脱保護して、3−(1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−インドール−5−アミンの一つのエナンチオマーを得る段階;
d.3−(1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−インドール−5−アミンの一方のエナンチオマーをチオフェン−2−カルボイミドチオ酸メチルと反応させる段階
を有する方法。
【請求項41】
前記エナンチオマーが(+)エナンチオマーである請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記エナンチオマーが(−)エナンチオマーである請求項40に記載の方法。
【請求項43】
有効量の請求項1に記載の化合物を哺乳動物に投与することを含む、一酸化窒素シンターゼ(NOS)の作用によって生じる哺乳動物での状態の治療方法。
【請求項44】
前記哺乳動物がヒトである請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記状態が、片頭痛(前兆を伴うものまたは伴わないもの)、慢性緊張型頭痛(CTTH)、異痛を伴う片頭痛、神経障害性疼痛、卒中後疼痛、慢性頭痛、慢性疼痛、急性脊髄損傷、糖尿病性神経障害、三叉神経痛、糖尿病性神経障害、炎症性疾患、卒中、再潅流傷害、頭部外傷、心原性ショック、CABG関連神経損傷、HCA、AIDS関連認知症、神経毒性、パーキンソン病、アルツハイマー病、ALS、ハンチントン病、多発性硬化症、メタンフェタミン誘発神経毒性、薬物中毒、モルヒネ/オピオイド誘発耐性、依存、痛覚過敏もしくは離脱症状、エタノール耐性、依存もしくは離脱症状、癲癇、不安、鬱病、注意欠陥多動性障害または精神病である請求項43に記載の方法。
【請求項46】
前記状態が、卒中、再潅流傷害、神経変性、頭部外傷、CABG関連神経損傷、片頭痛(前兆を伴うものまたは伴わないもの)、異痛を伴う片頭痛、慢性緊張型頭痛、神経障害性疼痛、卒中後疼痛、オピオイド誘発痛覚過敏または慢性疼痛である請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記化合物が3,5−置換インドールであり、前記状態が片頭痛または慢性緊張型頭痛である請求項43に記載の方法。
【請求項48】
前記方法が、前記哺乳動物にオピオイドを投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項49】
前記オピオイドが、アルフェンタニル、ブトルファノール、ブプレノルフィン、デキストロモラミド、デゾシン、デキストロプロポキシフェン、コデイン、ジヒドロコデイン、ジフェノキシレート、エトルフィン、フェンタニル、ヒドロコドン、ヒドロモルホン、ケトベミドン、ロペラミド、レボルファノール、レボメサドン、メペリジン、メプタジノール、メサドン、モルヒネ、モルヒネ−6−グルクロニド、ナルブフィン、ナロキソン、オキシコドン、オキシモルホン、ペンタゾシン、ペチジン、ピリトラミド、プロポキシフェン、レミフェンタニル、スルフェンタニル、チリジンまたはトラマドールである請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記方法が、前記哺乳動物に対して抗鬱薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項51】
前記抗鬱薬が、選択的セロトニン再取込み阻害薬である請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記選択的セロトニン再取込み阻害薬が、シタロプラム、エスシタロプラム、フルオキセチン、フルボキサミン、パロキセチンまたはセルトラリンである請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記抗鬱薬が、ノルエピネフリン再取込み阻害剤である請求項50に記載の方法。
【請求項54】
前記ノルエピネフリン再取込み阻害剤が、アミトリプチリン、デスメチルアミトリプチリン、クロミプラミン、ドキセピン、イミプラミン、イミプラミンオキサイド、トリミプラミン、アジナゾラム、アミルトリプチリンオキサイド、アモキサピン、デシプラミン、マプロチリン、ノルトリプチリン、プロトリプチリン、アミネプチン、ブトリプチリン、デメキシプチリン、ジベンゼピン、ジメタクリン、ドチエピン、フルアシジン、イプリンドール、ロフェプラミン、メリトラセン、メタプラミン、ノルクロリプラミン、ノキシプチリン、オピプラモール、ペルラピン、ピゾチリン、プロピゼピン、キヌプラミン、レボキセチンまたはチアネプチンである請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記抗鬱薬が、選択的ノルアドレナリン/ノルエピネフリン再取込み阻害剤である請求項50に記載の方法。
【請求項56】
選択的ノルアドレナリン/ノルエピネフリン再取込み阻害剤が、アトモキセチン、ブプロピオン、レボキセチンまたはトモキセチンである請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記抗鬱薬が、2成分セロトニン/ノルエピネフリン再取込み阻害剤である請求項50に記載の方法。
【請求項58】
前記2成分セロトニン/ノルエピネフリン再取込み阻害剤が、デュロキセチン、ミルナシプラン、ミルタザピン、ネファゾドンまたはベンラファキシンである請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記抗鬱薬がモノアミン酸化酵素阻害剤である請求項50に記載の方法。
【請求項60】
前記モノアミン酸化酵素阻害剤が、アミフラミン、イプロニアジド、イソカルボキサジド、M−3−PPC(Draxis)、モクロベミド、パルギリン、フェネルジン、トラニルシプロミンまたはバノキセリンである請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記抗鬱薬が、可逆性モノアミン酸化酵素A型阻害剤である請求項50に記載の方法。
【請求項62】
前記可逆性モノアミン酸化酵素A型阻害剤が、バジナプリン、ベフロキサトン、ブロファロミン、シモキサトンまたはクロルギリンである請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記抗鬱薬が三環系である請求項50に記載の方法。
【請求項64】
前記三環系が、アミトリプチリン、クロミプラミン、デシプラミン、ドキセピン、イミプラミン、マプロチリン、ノルトリプチリン、プロトリプチリンまたはトリミプラミンである請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記抗鬱薬が、アジナゾラム、アラプロクラート、アミネプチン、アミトリプチリン/クロルジアゼポキシドの組合せ、アチパメゾール、アザミアンセリン、バジナプリン、ベフラリン、ビフェメラン、ビノダリン、ビペナモール、ブロファロミン、カロキサゾン、セリクラミン、シアノプラミン、シモキサトン、シタロプラム、クレメプロール、クロボキサミン、ダゼピニル、デアノール、デメキシプチリン、ジベンゼピン、ドチエピン、ドロキシドパ、エネフェキシン、エスタゾラム、エトペリドン、フェモキセチン、フェンガビン、フェゾラミン、フルオトラセン、イダゾキサン、インダルピン、インデロキサジン、イプリンドール、レボプロチリン、リチウム、リトキセチン、ロフェプラミン、メジホキサミン、メタプラミン、メトラリンドール、ミアンセリン、ミルナシプラン、ミナプリン、ミルタザピン、モンチレリン、ネブラセタム、ネフォパム、ニアラミド、ノミフェンシン、ノルフルオキセチン、オロチレリン、オキサフロザン、ピナゼパム、ピルリンドン、ピゾチリン、リタンセリン、ロリプラム、セルクロレミン、セチプチリン、シブトラミン、スルブチアミン、スルピリド、テニロキサジン、トザリノン、チモリべリン、チアネプチン、チフルカルビン、トラゾドン、トフェナシン、トフィソパム、トロキサトン、トモキセチン、ベラリプリド、ビロキサジン、ビクアリン、ジメリジンまたはオルゾメトラピン(orzometrapine)である請求項50に記載の方法。
【請求項66】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、抗癲癇薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項67】
前記抗癲癇薬が、カルバマゼピン、フルピルチン、ガバペンチン、ラモトリジン、オキシカルバゼピン、フェニトイン、レチガビン、トピラメートまたはバルプロエートである請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項69】
前記NSAIDが、アセメタシン、アスピリン、セレコキシブ、デラコキシブ、ジクロフェナク、ジフルニサル、エテンズアミド、エトフェナメート、エトリコキシブ、フェノプロフェン、フルフェナミン酸、フルルビプロフェン、ロナゾラク、ロルノキシカム、イブプロフェン、インドメタシン、イソキシカム、ケブゾン、ケトプロフェン、ケトロラク、ナプロキセン、ナブメトン、ニフルミン酸、スリンダク、トルメチン、ピロキシカム、メクロフェナミン酸、メフェナミン酸、メロキシカム、メタミゾール、モフェブタゾン、オキシフェンブタゾン、パレコキシブ、フェニジン、フェニルブタゾン、ピロキシカム、プロパセタモール、プロピフェナゾン、ロフェコキシブ、サリチルアミド、スプロフェン、チアプロフェン酸、テノキシカム、バルデコキシブ、4−(4−シクロヘキシル−2−メチルオキサゾール−5−イル)−2−フルオロベンゼンスルホンアミド、N−[2−(シクロヘキシルオキシ)−4−ニトロフェニル]メタンスルホンアミド、2−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−5−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−3(2H)−ピリダジノンおよび2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−2−シクロペンテン−1−オン)である請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、抗不整脈薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項71】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、GABA−B拮抗薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項72】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、α−2−アドレナリン受容体作働薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項73】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、セロトニン5HT1B/1D作働薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項74】
前記セロトニン5HT1B/1D作働薬がアルモトリプタン、エレトリプタン、フロバトリプタン、ナラトリプタン、リザトリプタン、スマトリプタンまたはゾルミトリプタンである請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、N−メチル−D−アスパラギン酸拮抗薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項76】
前記N−メチル−D−アスパラギン酸拮抗薬が、アマンタジン;アプチガネル;ベソンプロジル;ブジピン;コナントキンG;デルセミン;デキサナビノール;デキストロメトルファン;デキストロプロポキシフェン;フェルバメート;フルオロフェルバメート;ガシクリジン;グリシン;イペノキサゾン;カイトセファリン;ケタミン;ケトベミドン;ラニセミン;リコスチネル;ミダフォテル;メマンチン;D−メサドン;D−モルヒネ;ミルナシプラン;ネラメキサン;オルフェナドリン;レマセミド;スルファゾシン;FPL−12495(ラセミド代謝物);トピラメート;(αR)−α−アミノ−5−クロロ−1−(ホスホノメチル)−1H−ベンズイミダゾール−2−プロパン酸;1−アミノシクロペンタン−カルボン酸;[5−(アミノメチル)−2−[[[(5S)−9−クロロ−2,3,6,7−テトラヒドロ−2,3−ジオキソ−1H−,5H−ピリド[1,2,3−de]キノキザリン−5−イル]アセチル]アミノ]フェノキシ]酢酸;α−アミノ−2−(2−ホスホノエチル)−シクロヘキサンプロパン酸;α−アミノ−4−(ホスホノメチル)−ベンゼン酢酸;(3E)−2−アミノ−4−(ホスホノメチル)−3−へプテン酸;3−[(1E)−2−カルボキシ−2−フェニルエテニル]−4,6−ジクロロ−1H−インドール−2−カルボン酸;8−クロロ−2,3−ジヒドロピリダジノ[4,5−b]キノリン−1,4−ジオン5−オキシド塩と2−ヒドロキシ−N,N,N−トリメチル−エタンアミニウム;N′−[2−クロロ−5−(メチルチオ)フェニル]−N−メチル−N−[3−(メチルチオ)フェニル]−グアニジン;N′−[2−クロロ−5−(メチルチオ)フェニル]−N−メチル−N−[3−[(R)−メチルスルフィニル]フェニル]−グアニジン;6−クロロ−2,3,4,9−テトラヒドロ−9−メチル−2,3−ジオキソ−1H−インデノ[1,2−b]ピラジン−9−酢酸;7−クロロチオキヌレン酸;(3S,4aR,6S,8aR)−デカヒドロ−6−(ホスホノメチル)−3−イソキノリンカルボン酸;(−)−6,7−ジクロロ−1,4−ジヒドロ−5−[3−(メトキシメチル)−5−(3−ピリジニル)−4−H−1,2,4−トリアゾール−4−イル]−2,3−キノキサリンジオン;4,6−ジクロロ−3−[(E)−(2−オキソ−1−フェニル−3−ピロリジニリデン)メチル]−1H−インドール−2−カルボン酸;(2R,4S)−rel−5,7−ジクロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−4−[[(フェニルアミノ)カルボニル]アミノ]−2−キノリンカルボン酸;(3R,4S)−rel−3,4−ジヒドロ−3−[4−ヒドロキシ−4−(フェニルメチル)−1−ピペリジニル]−2H−1−ベンゾピラン−4,7−ジオール;2−[(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)アミノ]アセトアミド;1,4−ジヒドロ−6−メチル−5−[(メチルアミノ)メチル]−7−ニトロ−2,3−キノキサリンジオン;[2−(8,9−ジオキソ−2,6−ジアザビシクロ[5.2.0]ノン−1(7)−エン−2−イル)エチル]−ホスホン酸;(2R,6S)−1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ−3−[(2S)−2−メトキシプロピル]−6,11,11−トリメチル−2,6−メタノ−3−ベンザノシン−9−オール;2−ヒドロキシ−5−[[(ペンタフルオロフェニル)メチル]アミノ]−安息香酸;1−[2−(4−ヒドロキシフェノキシ)エチル]−4−[(4−メチルフェニル)メチル]−4−ピペリジノール;1−[4−(1H−イミダゾール−4−イル)−3−ブチニル]−4−(フェニルメチル)−ピペリジン;2−メチル−6−(フェニルエチニル)−ピリジン;3−(ホスホノメチル)−L−フェニルアラニン;または3,6,7−テトラヒドロ−2,3−ジオキソ−N−フェニル−1H,5H−ピリド[1,2,3−de]キノキザリン−5−アセトアミドである請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、コレシストキニンB拮抗薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項78】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、サブスタンスP拮抗薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項79】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、抗炎症化合物を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項80】
前記抗炎症化合物が、アスピリン、セレコキシブ、コルチゾン、テラコキシブ、ジフルニサル、エトリコキシブ、フェノプロフェン、イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセン、プレドニゾロン、スリンダク、トルメチン、ピロキシカム、メフェナミン酸、メロキシカム、フェニルブタゾン、ロフェコキシブ、スプロフェン、バルデコキシブ、4−(4−シクロヘキシル−2−メチルオキサゾール−5−イル)−2−フルオロベンゼンスルホンアミド、N−[2−(シクロヘキシルオキシ)−4−ニトロフェニル]メタンスルホンアミド、2−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−5−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−3(2H)−ピリダジノンまたは2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−2−シクロペンテン−1−オンである請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、DHP感受性L型カルシウムチャンネル拮抗薬、ω−コノトキシン感受性N型カルシウムチャンネル拮抗薬またはP/Q型カルシウムチャンネル拮抗薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項82】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、アデノシンキナーゼ拮抗薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項83】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、アデノシン受容体A作働薬、アデノシン受容体A2a拮抗薬またはアデノシン受容体A作働薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項84】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、アデノシンデアミナーゼ阻害薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項85】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、アデノシンヌクレオシド輸送阻害剤を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項86】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、バニロイドVR1受容体作働薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項87】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、カンナビノイドCB1/CB2作働薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項88】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、AMPA受容体拮抗薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項89】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、カイネート受容体拮抗薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項90】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、ナトリウムチャンネル遮断薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項91】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、ニコチン性アセチルコリン受容体作働薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項92】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、KATPカリウムチャンネル、Kv1.4カリウムチャンネル、Ca2+活性化カリウムチャンネル、SKカリウムチャンネル、BKカリウムチャンネル、IKカリウムチャンネルまたはKCNQ2/3カリウムチャンネル開口剤を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項93】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、ムスカリンM3拮抗薬、ムスカリンM1作働薬またはムスカリンM2/M3部分作働薬/拮抗薬を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項94】
前記方法が、前記哺乳動物に対して、抗酸化剤を投与することをさらに含む請求項43に記載の方法。
【請求項95】
下記化合物:
【化30】

および製薬上許容される担体を含む医薬組成物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2011−503120(P2011−503120A)
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−533403(P2010−533403)
【出願日】平成20年11月17日(2008.11.17)
【国際出願番号】PCT/CA2008/002047
【国際公開番号】WO2009/062319
【国際公開日】平成21年5月22日(2009.5.22)
【出願人】(507341921)ニューラクソン,インコーポレーテッド (4)
【Fターム(参考)】